胡実建築設計事務所が設計した、東京・町田市の住宅「丹沢山を眺める家」です。木の塊から作品を作り出す施主への敬意を込め、外装に節材を使い様々なスケールで豊かな素材感を与える、木から削り出したようなヴォリュームの建築となっています。
丹沢連山を望む高台に立地する住宅。
木工アーティストである施主は、欅などの木の塊から生き生きとしたユーモラスな作品を作り出す。
そんな施主の作品へのリスペクトを込めて、削り出したような木の塊のようなボリュームとした。
外装材では、節のある木を使用したが、結果的に、外壁のスケールと素材のスケールの中間的なスケールの要素として存在することで、外壁が生き生きとしたものとなり、様々なスケールにおいて豊かな素材感を感じられる住宅となった。
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以下、建築家によるテキストです。
丹沢連山を望む高台に立地する住宅。
木工アーティストである施主は、欅などの木の塊から生き生きとしたユーモラスな作品を作り出す。
そんな施主の作品へのリスペクトを込めて、削り出したような木の塊のようなボリュームとした。
ボリュームから穿った凹凸がハイサイドライトなどの開口となり、刻々と変わる光を室内に差し込む。
一階リビング、二階風呂、屋上テラスを山の方向へ向け、雄大な山並みを望みながら生活を楽しめるようにした。
外装材では、節のある木を使用したが、結果的に、外壁のスケールと素材のスケールの中間的なスケールの要素として存在することで、外壁が生き生きとしたものとなり、様々なスケールにおいて豊かな素材感を感じられる住宅となった。
施主の作品のコンセプトとも呼応する空間となった。
■建築概要
丹沢山を眺める家
東京都町田市
用途:専用住宅
意匠設計:胡実建築設計事務所 胡実
構造設計:川田構造設計 川田知典
施工:有限会社クラフトハウス齊藤製材
建築面積:55.41㎡
延床面積:107.67㎡
竣工年月:2019年1月
写真:田中克昌