山縣洋建築設計事務所による、千葉・流山市の住宅「NS」。車等複数台をリビングから眺めたいとの要望に、所有車の横長形状を参照し空間に取り入れる事を構想、建物を周囲に閉じつつ4つの中庭を設け“人と車と緑が混然一体”となる状況をつくる photo©Forward Stroke Inc.
山縣洋建築設計事務所による、千葉・流山市の住宅「NS」。車等複数台をリビングから眺めたいとの要望に、所有車の横長形状を参照し空間に取り入れる事を構想、建物を周囲に閉じつつ4つの中庭を設け“人と車と緑が混然一体”となる状況をつくる photo©Forward Stroke Inc.
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山縣洋建築設計事務所 が設計した、千葉・流山市の住宅「NS」です。車等複数台をリビングから眺めたいとの要望に、所有車の横長形状を参照し空間に取り入れる事を構想、建物を周囲に閉じつつ4つの中庭を設け“人と車と緑が混然一体”となる状況をつくる事が意図されました。
「車8台、バイク5台、自転車4台、平屋 リビングからも車を眺めたい」
建築主の現在の住まいの北側に広がる駐車場と畑をあわせた280坪の平坦な敷地に新しい住まいを計画した。
所有している車を見ると、どの車も美しく共通して車の幅が広く高さが低い。その横長の美しいプロポーションを建築の空間にも取り入れたいと直感的に思った。
プランニングは車のアプローチと8台分の駐車スペースをどのように配置するべきかをスタディーし、一番合理的な案を採用した。車の大きさ、回転軌跡などを考慮して平面的な寸法は6,000を基本単位としている。車のための一辺12mの正方形と人のための一辺21mの正方形を敷地内に並べた。
住宅部分は21m角の正方形平面で周辺に対しては閉ざしながら、内側に大きさや雰囲気の異なる4つの中庭を設けることにより快適な落ち着いた住環境を生み出している。
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山縣洋建築設計事務所による、千葉・流山市の住宅「NS」。車等複数台をリビングから眺めたいとの要望に、所有車の横長形状を参照し空間に取り入れる事を構想、建物を周囲に閉じつつ4つの中庭を設け“人と車と緑が混然一体”となる状況をつくる photo©Forward Stroke Inc.
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山縣洋建築設計事務所による、千葉・流山市の住宅「NS」。車等複数台をリビングから眺めたいとの要望に、所有車の横長形状を参照し空間に取り入れる事を構想、建物を周囲に閉じつつ4つの中庭を設け“人と車と緑が混然一体”となる状況をつくる photo©Forward Stroke Inc.
以下、建築家によるテキストです。
8台の車と5つの庭を眺める平屋の家
「車8台、バイク5台、自転車4台、平屋 リビングからも車を眺めたい」
建築主の現在の住まいの北側に広がる駐車場と畑をあわせた280坪の平坦な敷地に新しい住まいを計画した。
所有している車を見ると、どの車も美しく共通して車の幅が広く高さが低い。その横長の美しいプロポーションを建築の空間にも取り入れたいと直感的に思った。
プランニングは車のアプローチと8台分の駐車スペースをどのように配置するべきかをスタディーし、一番合理的な案を採用した。車の大きさ、回転軌跡などを考慮して平面的な寸法は6,000を基本単位としている。車のための一辺12mの正方形と人のための一辺21mの正方形を敷地内に並べた。
住宅部分は21m角の正方形平面で周辺に対しては閉ざしながら、内側に大きさや雰囲気の異なる4つの中庭を設けることにより快適な落ち着いた住環境を生み出している。
断面については床から1,900の高さの垂れ壁により空間が分節されている。水平方向にどこまでも伸びていく空間をこの低い垂れ壁が分節することにより住まいとしての落ち着きを生み出している。最終的に目指したイメージは人と車と緑が混然一体となって暮らせるような家、ガレージ・ガーデン・ハウスである。
■建築概要
用途:住宅
所在地:千葉県流山市
構造規模:木造 平屋建て
敷地面積:949.36㎡
建築面積:398.00㎡
延床面積:398.00㎡
竣工年月:2021年7月
写真:Forward Stroke Inc.