石躍健志建築設計事務所が設計した、宮崎市の、飲食店兼住宅「anandah」です。
亜熱帯に近い気候の地域に計画されました。建築家は、心地よい環境の享受を求め、大屋根を架けて下の“4割”を外部空間とする構成を考案しました。そして、内と外が混ざり合う“おおらかな空間”を作る事も意図されました。店舗の公式サイトはこちら。
宮崎市青島に建つ、カフェとクライアントの住居からなる建築。
青島とは、亜熱帯植物が生い茂る島の中心に神社のある、太平洋に浮かぶ周囲1.5km程の小さな神秘の島のことで、周辺の地名にもなっている。
亜熱帯に近い心地よい気候を享受するために、大屋根の下の4割がテラスという、内と外が混ざり合ったおおらかな空間をつくりあげた。
テラスと内部は大屋根を活かした大きな吹抜けを設けた。
全開できる木製窓からは太平洋の風が通り抜け、吹抜けから下げられたモロッコの特注照明が風に揺れ、シーリングファンがゆるりと回る。海からの風と潮の香り、ヤシの木と青い空、山越しに差し込む陽光と線路が織りなす風景。
多様なシーンをもつ空間で、思い思いの時を過ごす。
以下の写真はクリックで拡大します
以下、建築家によるテキストです。
bliss
released from any restrictions.
anandah is in yourself
-instagram @anandah.inc より
宮崎市青島に建つ、カフェとクライアントの住居からなる建築。
青島とは、亜熱帯植物が生い茂る島の中心に神社のある、太平洋に浮かぶ周囲1.5km程の小さな神秘の島のことで、周辺の地名にもなっている。
亜熱帯に近い心地よい気候を享受するために、大屋根の下の4割がテラスという、内と外が混ざり合ったおおらかな空間をつくりあげた。
テラスと内部は大屋根を活かした大きな吹抜けを設けた。
全開できる木製窓からは太平洋の風が通り抜け、吹抜けから下げられたモロッコの特注照明が風に揺れ、シーリングファンがゆるりと回る。海からの風と潮の香り、ヤシの木と青い空、山越しに差し込む陽光と線路が織りなす風景。
多様なシーンをもつ空間で、思い思いの時を過ごす。
内と外の境界をなくした空間で過ごす時間が、“bliss, released from any restrictions.”のきっかけとなることを願っている。
■建築概要
題名:anandah
所在地:宮崎県宮崎市青島
主用途:飲食店+住宅
設計:石躍健志建築設計事務所
担当:石躍健志
施工:(有)松浦建設
造園:源香
構造:木造在来工法
階数:地上2階
敷地面積:448.76㎡
延床面積:225.52㎡
設計期間:2019年10月~2020年7月
工事期間:2020年7月~2021年1月
竣工:2021年1月
撮影:studio marsh 沼口紀男