木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備
photo©アトリエあふろ 鈴木暁彦

木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備

木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備施設全体を見る。 photo©アトリエあふろ 鈴木暁彦
木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備手前:ミュージアム、奥:バウム工房 photo©アトリエあふろ 鈴木暁彦
木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備レストラン、2階、客席 photo©アトリエあふろ 鈴木暁彦
木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備仕込み蔵 photo©アトリエあふろ 鈴木暁彦

木元洋佑建築設計室が設計した、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」です。
老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画です。建築家は、客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案しました。また、製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備しました。施設の公式サイトはこちら

埼玉県の比企郡川島町にある創業230年の老舗醤油蔵「笛木醤油」の工場敷地内を一般に開放し、「しょうゆでつなぐみんなの笑顔」をキーワードに「食べる」「学ぶ」「買う」「遊ぶ」が体験できる施設を計画しました。

建築家によるテキストより

工場敷地内は工場の製造他本社機能としての事務所や、一部使われていないスペースなどがあり、既存建物を改修する事で一般のお客様を迎える為の整備を行う計画としました。

建築家によるテキストより

主には以下の4つの計画をベースに行いました。
1、事務所として利用していた建物を物販スペースとうどんをベースに醤油を使った創作料理が楽しめる飲食スペースに改装
2、トイレの改修
3、魅力ある工場見学ができる様、見学ルートの設えの整備。
4、新事業のバウムクーヘンの製造スペースの新設

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備施設全体を見る。 photo©アトリエあふろ 鈴木暁彦
木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備ミュージアム photo©アトリエあふろ 鈴木暁彦
木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備手前:ミュージアム、奥:バウム工房 photo©アトリエあふろ 鈴木暁彦
木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備左:バウム工房、右:ミュージアム photo©アトリエあふろ 鈴木暁彦
木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備バウム工房 photo©アトリエあふろ 鈴木暁彦
木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備レストラン、外観 photo©アトリエあふろ 鈴木暁彦
木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備レストラン、1階、物販スペース photo©アトリエあふろ 鈴木暁彦
木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備レストラン、1階、客席 photo©アトリエあふろ 鈴木暁彦
木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備レストラン、1階、客席 photo©アトリエあふろ 鈴木暁彦
木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備レストラン、1階、木桶壁 photo©アトリエあふろ 鈴木暁彦
木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備レストラン、2階、客席 photo©アトリエあふろ 鈴木暁彦
木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備レストラン、2階、客席 photo©アトリエあふろ 鈴木暁彦
木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備レストラン、2階、客席 photo©アトリエあふろ 鈴木暁彦
木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備前蔵 photo©アトリエあふろ 鈴木暁彦
木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備仕込み蔵 photo©アトリエあふろ 鈴木暁彦
木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備ミュージアム、外観、夜景 photo©アトリエあふろ 鈴木暁彦
木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備パークエントランス、夜景 photo©アトリエあふろ 鈴木暁彦
木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備俯瞰図 image©木元洋佑建築設計室
木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備レストラン、断面図 image©木元洋佑建築設計室
木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備レストラン、1階平面図 image©木元洋佑建築設計室
木元洋佑建築設計室による、埼玉・比企郡の「金笛しょうゆパーク」。老舗醤油蔵を開放して体験型施設とする計画。客人を迎え入れる場として、醤油造りに用いる“木桶”をモチーフにした飲食スペースを考案。製品について学ぶ為の“工場内の見学ルート”や“ショーウィンドウ”も整備レストラン、2階平面図 image©木元洋佑建築設計室

以下、建築家によるテキストです。


埼玉県の比企郡川島町にある創業230年の老舗醤油蔵「笛木醤油」の工場敷地内を一般に開放し、「しょうゆでつなぐみんなの笑顔」をキーワードに「食べる」「学ぶ」「買う」「遊ぶ」が体験できる施設を計画しました。

工場敷地内は工場の製造他本社機能としての事務所や、一部使われていないスペースなどがあり、既存建物を改修する事で一般のお客様を迎える為の整備を行う計画としました。

主には以下の4つの計画をベースに行いました。
1、事務所として利用していた建物を物販スペースとうどんをベースに醤油を使った創作料理が楽しめる飲食スペースに改装
2、トイレの改修
3、魅力ある工場見学ができる様、見学ルートの設えの整備。
4、新事業のバウムクーヘンの製造スペースの新設

醤油蔵のレストラン───客席を包む大きな木桶

既存事務所棟を飲食及び物販スペースとして改修を行いました。

威風堂々たる蔵造りの外観を尊重しつつ、蔵内に笛木醤油の醤油造りの一番の特徴である木桶をモチーフとした曲面壁で室内を包みました。曲面壁は1階では客席と物販スペースを分ける壁、物販スペースの棚としての役割を果たし、椅子としても機能します。2階では開口部からの光を包み込み、空間印象を決定づける壁と天井となります。

1階から吹抜けを通って2階に伸びる曲面壁が店内を連続的につなぎ一体感のある空間を作り出します。曲面壁は仕上げに杉の本実加工を採用しています。醤油作りに使われている桶の木の幅を参考に実幅を選定し、通常より広めの実加工を施した上で、収まる曲率に曲面を調整しました。

木桶に包まれた飲食スペース内は木の温もりが感じられおうどんの出汁の香りが包まれる空間を演出しました。

金笛しょうゆ楽校───教科書とサインと照明 最小限の設え

既存工場内を工場見学が可能な設えとして最小限の整備を行いました。

醤油の製造を学ぶ「金笛しょうゆ楽校」をコンセプトに工場内の見学ルートを整備しました。工場の製造ラインに直結するため、大幅な工事は行わず最小限の整備を行う事で魅力的な工場見学を設えました。

主にはグラフィックデザイナーの鈴木一太郎さんに入っていいただき、醤油の製造説明を行う「教科書」を制作。その教科書を軸にポイントとなる場所にサインを計画し照明にて演出を行いました。仕込み蔵の木桶が並ぶ風景は圧巻でより演出効果が高くなるように演出照明を行いました。

金笛醤油パークミュージアム───さまざまな機能を持った多目的ディスプレイ

新事業の醤油を使ったバウムクーヘン製造工房と共に屋外ディスプレイを計画しました。

工場見学は時間制のため訪れた全てのお客様に金笛醤油の魅力を説明ができていない状況から少しでも金笛醤油を知ってもらえるような看板を計画しました。

新事業であるバウム工房は建築条件からトレーラーハウスを採用しました。工場内の蔵づくりの全体景観を配慮して意匠を整えるための木格子のスクリーンを工房前に計画し、その内部に杉板で縁取られた笛木醤油を紹介するショーウインドウを設置しました。

さらに杉板の額縁が休憩ベンチになっていたり、投影用ディスプレイとなっています。平日はお客様と工場車両動線を分けるための境界として安全性を確保するための壁となり、休日はディスプレイを利用したイベントなどにも対応できる、多機能な看板計画としています。

■建築概要
題名:金笛しょうゆパーク
所在地:埼玉県比企郡川島町上井草660
工事:改修

用途:物販・飲食店舗

設計:木元洋佑建築設計室一級建築士事務所

担当:木元洋佑、柴野夏初

施工:松村工務店

構造:鉄骨造

階数:地上2階

建築面積:232.80㎡
1階床面積:219.02㎡(改修面積 105㎡)
2階床面積:185.44㎡(改修部分 74.5㎡)
設計:2019年5月~2019年8月

工事:2019年8月~2019年11月

竣工:2019年11月

写真:アトリエあふろ 鈴木暁彦

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
内装・床

ビニル床タイル:ピエスタLCT58東リ

内装・壁

PB EP塗装

内装・壁桶壁面

杉板本実加工 モーエンアクア塗装クリアキャピタルペイント

内装・天井天井

PB EP塗装

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※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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中村竜治建築設計事務所の会場構成による、21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「Material, or 」です。
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21_21 DESIGN SIGHTの企画展「Material, or 」の会場構成です。

本展では「マテリアル」と「素材」という言葉をあえて使い分けています。「マテリアル」が物質そのものだとすると、「素材」はそれを使おうとする者の意味が付与されたものです。そして、マテリアルが素材化される以前に焦点を当てることで、マテリアルについて改めて考えるという展覧会です。人や動物のマテリアルに対する向き合い方、意味付け、衝動に出会うことができます。

建築家によるテキストより

会場構成では、物や作品にできるだけ素の状態で向き合ってもらうために、展示っぽさというものを極力なくしていくということをやっています。例えば、「展示台やケースをつくらない」、「むやみに壁に展示しない」、「順路をつくらない」、「部屋単位で展示しない」などです。それらは、物や作品を観せられるのではなく、あたかも鑑賞者が散策しながらたまたま物や作品に出会うというような体験を生みます。

建築家によるテキストより

そして、会場である安藤忠雄さんの設計した21_21 DESIGN SIGHTからも馴染みのある展示施設としての意味を剥ぎ取り、洞窟や廃墟のような無意味な場所に戻すことを試みています。
具体的には、展示室だけでなくロビーや廊下を含めた空間全体に、高さ1.2mの壁を元々のプランを半ば無視しながらグリッド状に立てています。グリッド状の壁に切り取られた空間は、普段の使い勝手から切り離され、純粋な形として浮かび上がり、意味付けされる前のマテリアルに還元されるのではないかと考えました。

建築家によるテキストより

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