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2023.11.09Thu
2023.11.08Wed
2023.11.10Fri
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る
photo©YASHIRO PHOTO OFFICE

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architecture|feature
建材(外装・屋根)菅組エス・ケイ設計AES設計BEYOND ENGINEERING下村正樹建築食堂八代写真事務所建材(外構・床)建材(外装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・壁)建材(内装・床)図面あり八代哲弥塩塚隆生大分コミュニティ施設
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る新築(チャレンジショップ)棟、外観 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る新築(チャレンジショップ)棟、スペース4からスペース5を見る。 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る改修(テレワーク)棟、1階、フリースペース photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る改修(テレワーク)棟、2階、オフィス4 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE

塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所が設計した、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」です。
歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設です。建築家は、エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計しました。また、新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造られました。施設の公式ページはこちら。

国東市は、神仏習合の地として歴史や文化の影響が残る国東半島の東部に位置する。
また、瀬戸内海に面した瀬戸内気候で、大分空港を有する玄関口でもある。その中心市街地である鶴川地区は、敷地の正面に位置する櫻八幡神社を中心に商店街として栄えていたが、近年の衰退に対しこれからのまちのあり方を模索する事業が進められている。

建築家によるテキストより

拠点施設は、その実践となるプロジェクトである。市が保有する旧診療所の古民家と隣接する休閑地を計画敷地としながら、石垣など歴史的な遺産が点在する周辺エリアとの連携を求められた。また、空港利用者を市内へ誘導するためのテレワーク機能や起業を支援するためのチャレンジショップ、敷地に隣接するアート作品*を核とした観光拠点としての交流スペースなど、これらを複合し相乗効果を図っていった。

建築家によるテキストより

敷地は、里道をはさんで新築(チャレンジショップ)棟と築120年の古民家を改装した改修(テレワーク)棟の2区画に分かれ、その間を屋根付きの歩廊でつなげている。配置は歩廊を参道に見立て、神社の配置を参照することで地域との親和性を持たせた。

新築棟は、2,730×2,730mmの格子状の空間で、出店の規模に合わせて区画が変更できるよう建具で仕切られている。改修棟は1階の床組を撤去し、構造補強を兼ねた土間コンクリートを新設した。また天井仕上げを無くすことで、吹き抜けを介した空気の循環や光の伝搬など建物全体の環境に流動性を持たせた。新築棟のプレカットと金物による現代的な木造と、改修棟の荒々しい丸太や角材による原初的な木造を同時に体験できるのは、地域の歴史を横断する建築ともいえる。

建築家によるテキストより

敷地の外から見た新築棟と改修棟

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塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る鳥瞰 photo©下村正樹建築設計事務所
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る敷地外から新築棟を見る。 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る敷地外から改修棟を見る。 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る敷地外から新築棟を見る。 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る駐車場からの外観 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE

新築(チャレンジショップ)棟

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塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造るアプローチ photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る屋外歩廊 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る新築(チャレンジショップ)棟、外観 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る外観 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造るスペース5 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る架構 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る新築(チャレンジショップ)棟、スペース4からスペース5を見る。 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造るスペース3とスペース4、使用時の様子 photo©塩塚隆生アトリエ
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造るスペース5、使用時の様子 photo©塩塚隆生アトリエ
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る外観 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る外観 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る屋外歩廊から改修棟を見る。 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る外観、夕景 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る外観、夜景 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE

改修(テレワーク)棟

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塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る外観、夕景 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る1階、交流スペースからデジタルギャラリーを見る。 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る1階、交流スペース photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る1階、交流スペース photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る1階、交流スペースから観光案内所を見る。 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る1階、フリースペース photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る改修(テレワーク)棟、1階、フリースペース photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る1階、フリースペース photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る2階、廊下 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る2階、廊下 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る2階、ホール photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る改修(テレワーク)棟、2階、オフィス4 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE

図面

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塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る広域配置図 image©塩塚隆生アトリエ+下村正樹建築設計事務所
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る配置図兼平面図 image©塩塚隆生アトリエ+下村正樹建築設計事務所
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る新築棟断面図 image©塩塚隆生アトリエ+下村正樹建築設計事務所
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る改修棟断面図 image©塩塚隆生アトリエ+下村正樹建築設計事務所
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る構造モデル図 image©塩塚隆生アトリエ+下村正樹建築設計事務所
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る部分断面詳細図 image©塩塚隆生アトリエ+下村正樹建築設計事務所

以下、建築家によるテキストです。


120年の歴史を横断しながら、完成を求めない成長していく建築へ

国東市は、神仏習合の地として歴史や文化の影響が残る国東半島の東部に位置する。
また、瀬戸内海に面した瀬戸内気候で、大分空港を有する玄関口でもある。その中心市街地である鶴川地区は、敷地の正面に位置する櫻八幡神社を中心に商店街として栄えていたが、近年の衰退に対しこれからのまちのあり方を模索する事業が進められている。

拠点施設は、その実践となるプロジェクトである。市が保有する旧診療所の古民家と隣接する休閑地を計画敷地としながら、石垣など歴史的な遺産が点在する周辺エリアとの連携を求められた。また、空港利用者を市内へ誘導するためのテレワーク機能や起業を支援するためのチャレンジショップ、敷地に隣接するアート作品*を核とした観光拠点としての交流スペースなど、これらを複合し相乗効果を図っていった。

敷地は、里道をはさんで新築(チャレンジショップ)棟と築120年の古民家を改装した改修(テレワーク)棟の2区画に分かれ、その間を屋根付きの歩廊でつなげている。配置は歩廊を参道に見立て、神社の配置を参照することで地域との親和性を持たせた。

新築棟は、2,730×2,730mmの格子状の空間で、出店の規模に合わせて区画が変更できるよう建具で仕切られている。改修棟は1階の床組を撤去し、構造補強を兼ねた土間コンクリートを新設した。また天井仕上げを無くすことで、吹き抜けを介した空気の循環や光の伝搬など建物全体の環境に流動性を持たせた。新築棟のプレカットと金物による現代的な木造と、改修棟の荒々しい丸太や角材による原初的な木造を同時に体験できるのは、地域の歴史を横断する建築ともいえる。

新築棟は、木造のスケルトンに建具を設けただけの極めて簡素な建築である。かつ、部材の取り換えや分解・将来的な解体可能性までを視野に入れている。これは事業の出発点が仮設的な建物であったことや、設計段階では利用形態が流動的で、あまり作り込まず可変性が必要だと考えたためである。

施設はこの3月に完成し運営は来年から始まる。その間に、使い方や運営の仕組みづくりをエリアコーディネーターが主導して、実際の建築空間でのワークショップや説明会、実験的な店舗や展示を行いながら、建築を育てていく試みがなされている。                           (塩塚隆生、下村正樹)

*国東半島全体にアート作品を点在させる国東半島カルチャーツーリズム推進事業の作品

■建築概要

題名:鶴川商店街周辺拠点施設
所在地:大分県国東市鶴川
主用途:事務所・店舗
設計・監理:
塩塚隆生アトリエ 担当:塩塚隆生、古庄恵子、村本有佳理、下村正樹建築設計事務所 担当:下村正樹
構造:BEYOND ENGINEERING 担当:木村洋介(新築棟)、建築食堂 担当:白橋祐二(改修棟)
電気設備:AES設計
機械設備:エス・ケイ設計
施工:菅組
敷地面積:3,671.91㎡
───
新築棟
構造:木造
階数:地上1階
建築面積:251.02㎡
延床面積:177.66㎡
───
改修棟
構造:木造
階数:地上2階
建築面積:352.01㎡
延床面積:478.14㎡
───
設計:2022年8月~2022年10月
工事:2022年11月~2023年3月
竣工:2022年3月
写真:YASHIRO PHOTO OFFICE

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・屋根新築棟 屋根

ガルバリウム鋼板縦ハゼ葺き

外装・屋根改修棟 屋根

既存瓦葺き

外装・壁新築棟 外壁

FRP波板(タキロンシーアイ)

外装・壁改修棟 外壁

ヒノキ縁甲板+木材保護塗装
ガルバリウム鋼板 小波板

内装・床新築棟 床

土間コンクリート金コテ+防塵塗装

内装・床改修棟 床

土間コンクリート金コテ+防塵塗装
ヒノキ無垢フローリング
ビニルタイル:ファブテックタイル(東リ)

内装・壁新築棟 壁

FRP波板(タキロンシーアイ)

内装・壁改修棟 壁

構造用合板t12+OS塗装
ラワン合板t5.5+OS塗装

内装・天井新築棟 天井

構造用合板現し

内装・天井改修棟 天井

既存小屋組現し

外構・床床

土間コンクリート洗い出し

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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サムネイル:塩塚隆生
塩塚隆生”森の週末住宅”
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2023.11.09 Thu 06:55
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    塩塚隆生アトリエの会場構成による、大分県美術館での「朝倉文夫生誕140周年記念展」。近代彫刻家の作品を中心とする展示。作品を引立てる“デザインの一歩手前”の状態を求め、床パネルの割付に着目して個々が隆起し“台座”になる空間を考案。街並を想起させる台座の配置は地域の作品との連携も意図
  • 2022.7.27Wed
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    塩塚隆生アトリエ+下村正樹建築設計事務所が、大分の「鶴川商店街周辺拠点施設」設計プロポで最優秀提案者に選定され、提案書も公開
  • 2021.5.07Fri
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    大分・豊後大野市の「多機能型関係人口拠点施設」設計プロポで最優秀提案者に選ばれた、塩塚隆生アトリエの提案書が公開
  • 2020.9.23Wed
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  • 2020.9.23Wed
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    塩塚隆生アトリエによる、大分の事務所「柳井電機工業中津オフィス」の写真と図面
  • 2020.7.20Mon
    塩塚隆生アトリエによる、福岡・福岡市の「dot.(大分県拠点施設)」
  • 2020.7.07Tue
    塩塚隆生アトリエによる、大分・竹田市の「竹田市立図書館」
  • 2020.6.19Fri
    塩塚隆生アトリエによる、大分の「SuiJinビル」
  • 2020.5.19Tue
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    塩塚隆生アトリエによる、福岡市の、大分県拠点施設「dot.」の写真と図面
  • 2018.10.07Sun
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    塩塚隆生アトリエによる、大分の、床面積1000m2のオフィスの改修計画「オフィスランドスケープ」の写真
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    【ap job更新】 大阪・関西万博のパヴィリオンから、様々な地域の公共建築までを手掛ける「NHA」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)とアルバイトを募集中

    ap job 【ap job更新】 大阪・関西万博のパヴィリオンから、様々な地域の公共建築までを手掛ける「NHA」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)とアルバイトを募集中

    architecture|job|promotion
    建築求人情報
    【ap job更新】 大阪・関西万博のパヴィリオンから、様々な地域の公共建築までを手掛ける「NHA」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)とアルバイトを募集中
    【ap job更新】 大阪・関西万博のパヴィリオンから、様々な地域の公共建築までを手掛ける「NHA」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)とアルバイトを募集中丹波山村新庁舎(仮称) 2022竣工
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
    job.architecturephoto.net

    大阪・関西万博のパヴィリオンから、様々な地域の公共建築までを手掛ける「NHA」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)とアルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    今年のはじめに山梨県の丹波山村で役場が竣工しました。
    2020年にプロポーザルで選定され、私たちにとってははじめての公共建築でした。人口減の渦中にある村民500人あまりの小さな村の存続をかけた一大事業。村が生き残るために建築に何が可能か、山積する問題を前に公共建築の可能性を深く考えさせられるプロジェクトでした。

    2025年には大阪関西万博のパビリオンのほか、京都の公民館など竣工が控えており、2024年は基本設計、実施設計、現場監理とさまざまフェーズが同時に進行していくことになります。事務所を立ち上げて5年。ようやく最初期に手掛けた建築が形になり、また新たな建築が動き出しているところです。

    人口500人の村役場も、万博のような祭典も、建築は等しく未来に向かって建てられます。たくましい想像力をはたらかせて、ともに心揺さぶる建築をつくりあげる意欲ある仲間を探しています。

    私たちの仕事に興味をもってくださった方、経験の有無は問いません。みなさんのご応募を心からお待ちしています。

    代表 橋本尚樹

    job.architecturephoto.net
    • ap job
    建築求人情報
    2023.11.09 Thu 15:55
    0
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    松葉邦彦 / TYRANTによる、東京・港区の飲食店「うずら」。住宅街の家屋を改修した店。周囲から切り離された存在とする為、境界部分に3m超の壁面を設置した上で階段状のアプローチも構築。内部ではグレーの空間の中に朱色の要素を散りばめて“上品さと華やかさ”を演出
    photo©広川智基

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    architecture|feature
    TYRANT建材(内装・床)建材(内装・照明)図面あり港区リノベーション店舗東京松葉邦彦広川智基
    松葉邦彦 / TYRANTによる、東京・港区の飲食店「うずら」。住宅街の家屋を改修した店。周囲から切り離された存在とする為、境界部分に3m超の壁面を設置した上で階段状のアプローチも構築。内部ではグレーの空間の中に朱色の要素を散りばめて“上品さと華やかさ”を演出外観 photo©広川智基
    松葉邦彦 / TYRANTによる、東京・港区の飲食店「うずら」。住宅街の家屋を改修した店。周囲から切り離された存在とする為、境界部分に3m超の壁面を設置した上で階段状のアプローチも構築。内部ではグレーの空間の中に朱色の要素を散りばめて“上品さと華やかさ”を演出1階、カウンター photo©広川智基
    松葉邦彦 / TYRANTによる、東京・港区の飲食店「うずら」。住宅街の家屋を改修した店。周囲から切り離された存在とする為、境界部分に3m超の壁面を設置した上で階段状のアプローチも構築。内部ではグレーの空間の中に朱色の要素を散りばめて“上品さと華やかさ”を演出2階、テーブル席からプライベートルーム側を見る。 photo©広川智基

    松葉邦彦 / TYRANTが設計した、東京・港区の飲食店「うずら」です。
    住宅街の家屋を改修した店です。建築家は、周囲から切り離された存在とする為、境界部分に3m超の壁面を設置した上で階段状のアプローチも構築しました。また、内部ではグレーの空間の中に朱色の要素を散りばめて“上品さと華やかさ”を演出しています。

    1973年創業のくじら料理専門店の移転計画です。
    白金高輪駅から徒歩数分の住宅街に建つ築37年の鉄骨造2階建ての狭小住宅を店舗にリノベーションしました。

    建築家によるテキストより

    リノベーションに際して、まず周囲の環境から切り離すために高さ3m超のモルタル仕上げを道路境界沿いに立てました。そして、壁面中央にはかつての店舗から引き継いだ木組の看板を設置しています。その壁面によって隔てられたかつての建物前面の駐車スペースには、入口までのアプローチとテラス席を配しています。また、店内は1階にカウンター席およびキッチン、2階にテーブル席と個室をそれぞれ配置しています。

    建築家によるテキストより

    細長い階段状のアプローチを進み店内に入ると、以前の狭小住宅とは全く異なる空間が広がっています。1階は既存の梁やブレース、ALCスラブは現しとすることで、制約のある店内に空間的な広がりを生み出しています。土間の既存レンガタイル貼りをあえて残したエントランスからは、ブレース越しにコンクリートブロックの上に合板とオーク材を重ねた天板を置いたカウンター席を望むことができます。頭上には天井ブレースに沿わせて設置した照明を配置しています。

    建築家によるテキストより
    • 残り24枚の写真と建築家によるテキスト
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    TYRANT建材(内装・床)建材(内装・照明)図面あり港区リノベーション店舗東京松葉邦彦広川智基
    2023.11.09 Thu 13:01
    0
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    2023.11.08Wed
    • 湯浅良介による建築展「Where The Wild Things Are」。文京区の“Plateau books”で開催。自身に影響を与えた絵本の“空間と想像力との結びつき”を参照し、“空想上の建築”として表現したドローイングを展示。『かいじゅうたちのいるところ』等を選定
    • テキスタイルデザイナー森山茜の作品制作に密着したドキュメンタリー動画。ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館での作品制作のプロセスやコメントを収録
    • 【ap job更新】 教育施設を主軸に、商業施設や住宅も手掛ける「ユニップデザイン」が、設計スタッフ(経験者)を募集中
    • 光浦高史 / DABURA.mによる、大分・豊後大野市の「鷹来屋ガーデンささら」。老舗造り酒屋が運営する体験型の施設。豊かな自然を享受する“集いの場”を求め、RC壁とCLT折版構造屋根を組合わせて外部と繋がる開放的な空間を構築。素材は土地の時間や環境を“肌で感じられる”ものを選定
    2023.11.10Fri
    • MADのマー・ヤンソンによる、建築展「Ma Yansong: Landscapes in Motion」。約20年の活動を通した研究と実践を回顧する展覧会。未来の生活や都市に対する想像の促進を意図し、4つのテーマに分けて模型や図面等を展示。建築を科学技術ではなく“人生が展開する現実の舞台”として捉える
    • 大室佑介アトリエ / atelier Ichikuによる、東京・練馬区の「Haus-012」。所有地の一部を売却して新しい家に建替える計画。生活変化や将来の可能性に応える建築を求め、諸空間を一列に並べた公から私へと“層”状に移り変わる構成を考案。ファサードを“黄金比”で整えて外部の美観も保持

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