
SHARE 若手建築家4人が既製品電材を“ハック”した作品を展示する「電材HACK展」が開催。パナソニックが運営する東京・新橋の“BRIDGEHEAD Shimbashi”が会場。スキーマ建築計画出身の西原将が企画監修。出展者の桝永絵理子・向山裕二・森田美紀も参加するギャラリートークも実施
- 日程
- 2025年3月13日(木)–3月19日(水)

若手建築家4人が既製品電材を“ハック”した作品を展示する「電材HACK展」が開催されます。
パナソニックが運営する東京・新橋の“BRIDGEHEAD Shimbashi”が会場です。スキーマ建築計画出身の西原将が企画監修しています。また、出展者の桝永絵理子・向山裕二・森田美紀が参加するトークも実施されます。
会期は、2025年3月13日(木)~3月19日(水)(※日曜日は休み)。観覧無料、事前申込不要です(※ギャラリートーク開催日のみ要予約)。会場の場所はこちら(Google Map)。ギャラリートークへの参加予約はこちらのページから(締切:2025年3月12日17時)。【ap・ad】
「現し」を考える。展とはパナソニックの電気、照明、空調換気の専門家のチームと、シンプルで美しく、快適な「現し」空間をどのように作っていくかと考えてきたことを公開する企画展示です。
その展示のイベントとして既製品HACKワークショップを行い、パナソニックのスイッチ、コンセント、ダウンライト、ライトバー(照明器具)を改造して、新しい表現を模索しました。そこでは製品の種類を絞って行っていた検討をパナソニックの電材に広げて、若手建築家4組にデザインをしてもらい、製作し展示を行います。
大量に生産する製品は、生産性、施工性が良く、その規格化の中で体系が出来上がっています。そのような在り方は改造する余地が残っていると考えました。
電材をHACKし、使い方の拡張を考えることは、建物に必要不可欠な電材の新たな在り方を模索することにつながるのではないかと考えています。
(スタジオパルマコン / 西原将)
以下に、展示作品の一部の写真と関連イベントの詳細を掲載します。
展示作品の一部
以下の写真はクリックで拡大します




作品リスト
スタジオパルマコン / 西原将
1)バネ付きソケット / socket with spring
2)粒々/ grains
3)MM光 / magic mirror light
4)スリムベースボード/ slim base board
5)パナフレランプ / pana flexible lamp
6)ヒモ付きソケット(PolyETシェード) / socket with string (PolyET shade)
7)ユニバーサルLBBL / universal LB bracket lamp
8)スイッチ溝 / switch crack
9)DCブロック / DC block
10)サイバーパンク蝋燭 / cyberpunk candle
11)キャップランプ / cap lamp
12)タケノコ / bamboo shoots
13)寸切 / threaded rodAATISMO / 桝永絵理子
14)Pedestal / ペデスタル
15)Tegula / テグラ
16)Fragment 01-05 / フラグメント01-05
17)Toggle flower / トグルフラワー
18)Pendant down light S4 / ペンダントダウンライト S4
19)Pendant down light C1 / ペンダントダウンライト C1
20)Switch bag / スイッチバッグ
21)Mirage / ミラージュ
22)Twilight / トワイライト
23)Hexagon / ヘキサゴン
24)Brico 01-02 / ブリコ 01-02
25)Control box / コントロールボックスULTRA STUDIO / 向山裕二
26)ウルトラ・ステッキ/ ULTRA STICK
27)ウルトラ・パイロット/ ULTRA PILOT
28)ウルトラ・パナ・ライト(10段)/ ULTRA PANA LIGHT (10 units)
29)ウルトラ・パナ・ライト(3段)/ ULTRA PANA LIGHT (3 units)mok architects / 森田美紀
30)おおげさなスイッチ / Wriggly Switch
31)カスタム電線管 / Valet El-pipe
32)さわりたいスイッチ / Fluffy Switch
33)かけたいスイッチ / Hook Switch
34)はじきたいスイッチ / Jiggly Switch
35)スイッチプレート仕上げ / Switch Plate Finish
2024年12月に、パナソニックが運営する“BRIDGEHEAD Shimbashi”で開催された「『現し』を考える。展 ver.1.0」のスピンオフ企画「電材HACK展」が開催されます。
スキーマ建築計画出身の西原将が本展示をプロデュースし、桝永絵理子・向山裕二・森田美紀と共に作品を展示しています。
開催日は、2025年3月13日(木)~19日(水)(日曜日は休み)。参加費無料です。出展者
スタジオパルマコン / 西原将
AATISMO / 桝永絵理子
ULTRA STUDIO / 向山裕二
mok architects / 森田美紀会場住所
東京都港区東新橋2-8-5 東京茶業会館1F開催時間
2025年3月13日(木)17:00~
以下日程は予約不要
2025年3月14日(金)15:00~19:00
2025年3月15日(土)10:00~17:00
2025年3月17日(月)15:00~19:00
2025年3月18日(火)15:00~19:00
2025年3月19日(水)15:00~19:00開催初日の13日(木)18:00から出展作品を解説する4名のギャラリートークが行われます。
お申込みはこちらのページから。(要事前申込 / 締切:2025年3月12日17時)。
https://forms.office.com/r/Zc0zgJcDvM
出展者のプロフィール

西原将(にしはらしょう)
1985年 愛媛県生まれ。
松山工業高校卒業後、小田急電鉄に整備士として勤務。
2012年 京都大学工学部建築学科卒業。
2016-2018年 スキーマ建築計画に勤務。
2020年 snaとして活動。
2024年 スタジオパルマコン一級建築士事務所開設受賞歴など
2012年 JIA全国学生卒業設計コンクール2012 金賞
2021年 Under 35 Architects exhibition 2021出展

桝永絵理子(ますながえりこ)
1988年 東京都生まれ
2013年 慶應義塾大学環境情報学部卒業
2015年 東京藝術大学大学院修了
2015年~2021年 伊東豊雄建築設計事務所勤務
2022年 AATISMO(アアティズモ)を主宰受賞歴など
2022年 SaloneSatellite2023, Euroluce 2022 Milan, Italy
2023年 Under 35 Architects exhibition 2023
2024年 Giorgetti Collection 2024 Milan, Italy
2024年 DESIGNTIDE TOKYO 2024

向山裕二(むかいやまゆうじ)
ウルトラスタジオ共同主宰
1985年 広島県生まれ
2008年 東京大学工学部建築学科卒業
2008年 渡邉健介建築設計事務所(kwas)に勤務
2011年 スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETHZ)に交換留学
2012年 クリスチャン・ケレツにてインターンシップ
2013年 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修了
2015年 ドレル・ゴットメ・タネ・アーキテクツに勤務
2018年 ウルトラスタジオ設立
2021年 東京大学大学院工学系研究科非常勤講師受賞歴
2024年 東京建築士会 住宅建築賞2024入賞
2022年 iF Design Award 2022 window display部門
2021年 Frame Awards 2021 Set Design of the Year

森田美紀(もりたみき)
1989年 京都府生まれ
2012年 大阪公立大学居住環境学科卒業
2016年 デンマーク王立芸術大学建築学校修士課程卒業
2017-2022年 Space Copenhagen勤務
2022年- mok architects共同主宰
BRIDGEHEAD Shimbashiについて

BRIDGEHEAD Shimbashiは、設計事務所との共創を目的としてパナソニックが運営するスペースです。
オフィスとしての用途だけでなく、さまざまな実証実験やイベントなども行っています。パナソニックでは意匠設計者の皆様への空調・換気・照明の機器選定や、配置提案等省エネを考慮した無料サポートを行う「設備設計サポートサービス」を開始しました。
ご興味のある方には、会場にて、本サービスの詳細をご説明致します。
設備設計サポートサービス:https://solution.hvac.panasonic.com/business_arch