SHARE 京都のradlab.で行われている「福島加津也展 / 空中の水平」の会場写真
以下、展覧会に関するテキストです。
rep.08|福島加津也展 / 空中の水平
会期:2012年02月24日(金) – 03月25日(日)
時間:金曜日 – 日曜日 13:00 – 20:00
主催:rep-radlab. exhibition project
会場:radlab. (京都市中京区恵比須町531-13-3F)
アクセス:京都市バス停「河原町三条」徒歩5分、京阪電鉄「三条」駅徒歩10分
インタビュー記事(http://radlab.info/2012/02/reprep081-2.html)
建築物を建築物として成立させる構造的な力の流れに着目する福島加津也にとって、最近関心があることは「空中に水平面をつくること」だと言う。柱を立てるという垂直性に対して、空中の水平性には力学的な「魔法」が必要とされる。ベランダに人が立っても大丈夫であること、橋が安定しているように見えることの不思議さは、私たちが普段見たり見過ごしたりしている力学的な「魔法」の一端だ。今回はこの「魔法」の日常的な素材による可視化を試みる。ところで、日常的な素材と建築とでは、当たり前だが、大きさに違いがある。力学的な「魔法」に関して言えば、小さいものを拡大すれば大きいものになるわけではない。また逆も然りだろう。「魔法」はそうしたスケールの違いにも存在する。