SHARE 澤田航+橋村雄一 / Sawada Hashimuraによる、東京・渋谷の「奥渋のバー」
澤田航+橋村雄一 / Sawada Hashimuraによる、東京・渋谷の「奥渋のバー」です。
モルタルとラワン合板、スケルトン天井といった簡素な素材でまとめられたクラフトビアバーの中央に、空間を特徴づけるようにバーカウンターを配置した。その表面はアルミテープで被覆され、金属的な質感とクラフト感を纏っている。アルミテープは本来、設備ダクトなどに用いられるように、気密・水密・耐熱性になどに優れ、粘着力も強力である。経年により表面の傷みが著しくなった場合には、既存のテープの上に重ねて貼ることでクライアント自身によって容易に再生させることができる。
幾重にも重ねられた極薄のテープよるわずかな凹凸がフロッタージュのように表面に浮かび上がり、バーが生きた時間の厚みがテクスチャーとして記述されることとなる。
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■建築概要
Completion: 2016
Location: Shibuya, Tokyo
Design: Sawada Hashimura
Contractor: Tsukizo
Photography: Kenta Hasegawa