隈研吾建築都市設計事務所が最優秀者に選ばれた「新福岡県立美術館」設計プロポーザルの、二次審査参加者の提案書が公開されています。次点者は、青木淳と品川雅俊のASでした。
本プロポーザルの最優秀者及び次点者について、二次審査の結果のとおり、最優秀者を株式会社隈研吾建築都市設計事務所、次点者を株式会社ASに特定しました。
【最優秀者】隈研吾建築都市設計事務所
【次点者】AS
SUEP・昭和設計共同体
西澤・EIKA studio 設計共同体
審査講評
隈研吾建築都市設計事務所が最優秀者に選ばれた「新福岡県立美術館」設計プロポーザルの、二次審査参加者の提案書が公開されています。次点者は、青木淳と品川雅俊のASでした。
本プロポーザルの最優秀者及び次点者について、二次審査の結果のとおり、最優秀者を株式会社隈研吾建築都市設計事務所、次点者を株式会社ASに特定しました。
【最優秀者】隈研吾建築都市設計事務所
【次点者】AS
SUEP・昭和設計共同体
西澤・EIKA studio 設計共同体
審査講評
平田晃久建築設計事務所が、「練馬区立美術館・貫井図書館」改築プロポーザルで受託事業者に選定されています。
1次審査を通過していたのは、高橋一平建築事務所、山本理顕設計工場、阪根宏彦計画設計事務所、藤本壮介建築設計事務所、西澤・畝森設計共同体、平田晃久建築設計事務所でした。
本プロポーザルおいて、練馬区立美術館および練馬区立貫井図書館改築等基本設計候補者選定委員会による審査の結果、株式会社平田晃久建築設計事務所を設計候補者に選定し、受託事業者として決定しました。
以下の画像は拡大可能です
パラスポーツの競技場等に関わる複合施設の基本設計プロポーザルが、日本財団パラスポーツサポートセンターの主催で開催されます。実施要領書等の公開は2023年2月22日で、現在は同日に開催予定のオンライン説明会の案内申込を受付中です。
「(仮称)東八潮三丁目計画」について、基本設計者を公募型プロポーザルにより募集する予定です。
詳細については2月22日(水)に公開するとともに、同日11:00~12:30に説明会(ウェビナー形式)を実施する予定です。それ以前のお問い合わせは原則として受け付けることができませんのでご了承ください。本プロポーザルへの参加を希望される方には、「2月22日(水)11:00~12:30」実施予定の説明会に関するご案内と、別途追加資料を配布いたします。
参加資格
以下の①~③を満たすものを代表提案者とする。
① 年齢制限:生年月日が1973年1月1日以降生まれのもの
② 必要資格:一級建築士資格を有するもの
③ 経験:一級建築士事務所を開設しているもの(またはその予定のあるもの)、あるいは現在一級建築士事務所に在籍しているもの(またはその予定のあるもの)
平田晃久建築設計事務所のチームが、国立台湾大学の芸術文化施設の設計コンペに勝利しています。最終候補にはSANAAのチームやザハ事務所のチームが残っていました。各者の提案書もPDFで公開されています。
以下、提案書へのリンクです(Google driveでの公開)。
※2等は該当なし
OMA / デイビッド・ジャノッテンがコンペで勝利した、イタリア・トリノの、エジプト博物館の改修計画です。
世界最古の古代エジプト文化博物館を改修する計画です。建築家は、度重なる改築で閉ざされた建築の“公共性”の回復を目指し、誰もがアクセス可能な“屋根付きの中庭”空間等を考案しました。そして、地域の公共空間のネットワークへの再統合も意図しています。施設の公式サイトはこちら。
こちらはリリーステキストの翻訳です
OMA / デイビッド・ジャノッテンが、トリノのエジプト博物館の改修コンペに勝利
OMA / デイビッド・ジャノッテンとアンドレアス・カラバナスは、世界最古の古代エジプト文化博物館であるトリノのエジプト博物館の改築コンペに勝利しました。この設計では、既存の美術館の中に「エジプト広場」と呼ばれる屋根付きの中庭を新たに設け、一連の都市型ルームをつなげることで、文化空間をすべての人に開放しています。
1824年に設立されたエジプト博物館は、コレジオ・デイ・ノビーリ内にあります。そして、展示室、科学アカデミー、中庭からなる複合施設です。過去2世紀にわたる要求の変化により、美術館の建築は何度も変更され、公共エリアは街の他の部分から遮断されました。
OMAのマネージングパートナーである建築家のデイビッド・ジャノッテンは言います。
「中庭を持つエジプト博物館は、歴史的にトリノの主要な市民生活の場であした。私たちのチームは、博物館の公共性を回復し、トリノの公共空間のネットワークに再び統合することが重要であると考えています。現在の美術館のパブリックエリアを再編成し、エジプト博物館と街が共有するあらゆるアクティビティの場となるエジプト広場を実現したのです」
デザインは、それぞれ独自のスケール、機能、品質を持つ6つの特徴的な都市型ルームで定義されています。美術館の中心となる最も大きな都市の部屋は、エジプト広場です。中央の脊柱(スパイン)は、6つの都市型展示室と、アカデミア通りとドゥーゼ通りに面した美術館の両エントランスをつないでいます。ドゥーゼ通りに面した現在のファサードには新たな開口部が設けられ、美術館とエジプト広場に人々をさらに引き込んでいます。6つの都市型ルームは、美術館の展示品にインスパイアされた1階のパターンを共有し、視覚的な連続性を持たせています。
エジプト広場は2層の多機能な中庭で、美術館のオリジナル建築と時間をかけた介入の痕跡を展示しています。美術館の改築により閉鎖されていたレベル0の中庭の歴史的な複数の開口部が再び開かれ、公共空間と街とが再びつながりました。レベル-1には、エジプトの庭園とイベント・学習スペースがあります。ここでは、2010年の改修以来、隠されていたコレジオ・デイ・ノビーリのオリジナルファサードが公開されています。中庭の上部には、透明なキャノピーがあります。アルミニウムを張った鉄骨の構造グリッドは、雨水の収集、換気、照明のための装置であり、美術館のサステナビリティへの意欲に応えています。
OMAのプロジェクト・アーキテクトであるアンドレアス・カラバナスは言います。
「私たちは、エジプト広場を、美術館の歴史のさまざまな層を明らかにするパリンプセスト(※羊皮紙の写本)として構想しています。このアプローチにより、建築に一貫性を取り戻し、美術館に明晰なアイデンティティを与えるとともに、施設の新たなニーズを満たすことができるようになったのです」
MVRDVが設計している、中国の武漢図書館です。
伝統的な機能と最新の機能を併せ持つ施設として計画されました。建築家は、要望への応答と都市経済の工場を目指し、都市の“地形”を参照して“渓谷”の様な内部空間を考案しました。また、巨大な窓で内部の活動を視覚的に表現し好奇心を刺激する事も意図されました。
こちらはリリーステキストの翻訳
本の渓谷:MVRDVが、武漢図書館の勝利案を公開
MVRDVは、中国・武漢の新しい中央図書館の設計コンペを勝利しました。中国最大級の図書館となる予定のこのプロジェクトは、14万㎡の敷地に、書斎、リビングルーム、読書室、スタジオなどの多様なスペースを備え、伝統的な機能と非伝統的な機能を併せ持っています。この建物は、3つの大きな開口部を通して周囲とつながり、建物内の生活を視覚的に表現することで、好奇心を刺激することでしょう。この特徴的な3面体の流線型は、2つの川の合流地点にある「百湖の都市」の位置を祝しています。そして、武漢の新たなランドマークとなることでしょう。
武漢図書館は、武漢の中心街にある宝峰陸橋のすぐそばの視認性の高い場所に位置しています。武漢図書館は、文学、情報サービス、科学技術革新と研究資源を統合した図書館です。新図書館は、武漢の公共情報サービスシステムを改善し、読書、学習、コミュニケーション、イノベーションなどの機能的なニーズを満たすとともに、市の都市経済を向上させるものです。
建物のコンセプトは武漢の地形からヒントを得て、川の彫刻的な力をその形だけでなく、内部の特性、空間の質、素材に反映させています。周囲の建物の異なる高さを参考にしたフォルムで、3つのドラマチックなピクチャーウィンドウが、それぞれ異なる視点で都市に面しています。各開口部からは、それぞれ異なる景色を眺めることができます。3つの窓のうち最も高い窓は、CBDのスカイラインに面しています。低くて広い窓からは、向かいの公園のパノラマビューが楽しめます。そして、長くカーブした窓は隣接するプラザを取り囲み、通行人に内部の活気を垣間見せるようになっています。
インテリアのコンセプトは、武漢が川の合流地点に位置し、都市の景観に囲まれているという概念をさらに強めています。階段状の本のテラスは渓谷の彫刻的なラインを思わせます。そして、1階の広いパブリックスペースで一日中楽しむことができます。テラスにあるパヴィリオンのようなスペースには、図書館のさまざまなプログラムが収められ、渓谷は、静かな読書エリア、グループ作業エリア、本棚を地形の一部として、異なるゾーンとインテリア体験を形づくります。リーディングキャニオンは極めて重要な空間であり、建物内に集まる知の合流点を表現しています。
MVRDVの創設パートナーであるヤコブ・ファン・ライスは、言います。
「中に入ると、ある種の風景的な要素がまとまっています」「勉強に使える一連の台地があります。一番大きいのは、人気のあるエリアの為でしょう。上に行くほど静かな書斎や読書スペースがあり、来客のニーズに応えています。武漢の地形は、重要なインスピレーションの源でした。私たちは、湖に向かって水平に広がる景色を思い浮かべ、一方では、高層ビルが立ち並ぶ都市に向かって垂直に広がる景色を思い浮かべました。自然対都市ということで、そこに焦点を合わせた建物になっています。そのため、人が集まる場所として刺激的な場になると思います。
末光弘和+末光陽子 / SUEP.が、静岡の「下田市新庁舎」設計プロポーザルで最優秀者に選定されています。また、提案書も公開されています。
新庁舎建設にあたり実施した新庁舎建設設計業務プロポーザルの選定結果をお知らせします。
厳正な審査の結果、次のとおり選定しました。
最優秀者 株式会社 SUEP
次点者 畝森・teco設計共同体
末光弘和+末光陽子 / SUEP.による提案書
審査講評
遠藤克彦建築研究所が設計を進めている、大阪の「(仮称) 門真市立生涯学習複合施設」の基本設計概要書が公開されています。PDFです。プロジェクトの経緯が分かるページはこちら。
また、その他のパース画像も掲載します。
首都大学東京(現東京都立大学)名誉教授の深尾精一が審査委員長を務める「第26回木材活用コンクール」が応募作品を募集しています。木造及び混構造建築、木質空間(内装、エクステリア)、クリエイティブユースの作品を募集。選定作品には“農林水産大臣賞”や“国土交通大臣賞”等が贈呈されます。募集期間は2022年12月1日~2023年1月15日まで。
また、過去の木材活用コンクール受賞者がパネルディスカッションを行う「木材活用未来会議」がリアルとオンラインで開催されます。開催日は2022年11月27日。会場は埼玉の飯能商工会議所。参加費無料で、こちらからの要事前申込です。【ap・ad】
趣旨
日本は世界有数の森林国であり、国土の7割が森林です。そこから生み出される木材は、古の時代から四季の変化に富む日本の風土に適した材料として生活に密接しており、生活空間の中には常に木との触れ合いがありました。そして長い間木材を有効に活用してきたことで、我が国には多種多様な木の文化が育まれました。また森林には、渇水や洪水を緩和し良質な水を育む水源のかん養機能、山地災害の防止機能、二酸化炭素の吸収・貯蔵や騒音・飛砂防止などの生活環境保全機能等、多面的な機能があります。再生産可能な資源である木材を上手く利用し、森を循環させることで豊かな自然環境を守るという先人から受け継いだ伝統と文化を次世代に繋いでいくことが必要だと考えます。
当コンクールは木材の新たな利用、普及の可能性をさぐり、木材業界の活性化に寄与することを目的として平成9年に創設され、本年で第26回目を迎えます。
木材自給率の向上を目的とする「公共建築物等木材利用促進法」が施工されてから11年が経過し、全国各地で数多くの木造建築物が建てられるようになりました。新しい木質材料や技術工法も次々と開発され、また木造建築における法制度の緩和等が進み、さらなる普及が期待されています。
日本木材青壮年団体連合会は、令和4年度スローガンとして「ともに」 ~同志と共に築く未来へ繋ぐ木青連の輪~ を掲げ、様々な啓発活動を行っております。木の伝統と文化を次世代へ繋ぐため「木の良さ」を活かした作品や、従来にはない新しい木材の利用や見せ方、工法などを用いた「木材の新たな可能性」を追求する作品を、4つの部門を設けて募集し、木材の良さの普及と木材の利用用途の拡大に貢献する優秀な作品を表彰いたします。全国各地から沢山のご応募をお待ちしております。
以下に、前回(第25回)の受賞作品と、木材活用未来会議の情報を掲載します。
長野の「伊那新校」と「小諸新校」の設計プロポーザルで、暮らしと建築社・みかんぐみ共同企業体と西澤奥山小坂森中共同企業体が、それぞれ最適候補者に選定されています。提案書も公開されています。
令和4年11月6日(日曜日)の審査委員会(二次審査)において同委員会から推薦された者を、県が最適候補者等として特定しました。
【伊那新校】
■最適候補者
暮らしと建築社・みかんぐみ共同企業体
■候補者
SALHAUS
■準候補者
該当なし
【小諸新校】
■最適候補者
西澤奥山小坂森中共同企業体
■候補者
コンテンポラリーズ+第一設計共同企業体
■準候補者
齋藤和哉・YWA・ティーハウス設計共同体
長野の「松本養護学校」と「若槻養護学校」の設計プロポーザルで、SALHAUS・仲建築設計スタジオ設計共同体とCOAが、それぞれ最適候補者に選定されています。提案書も公開されています。
松本養護学校及び若槻養護学校やその周辺の整備の計画及び設計にあたっては、「新しい学び」や「これからの時代にふさわしい学習空間」に係る高度な専門知識と審美眼に加え、地域の特性や課題、施設整備への意見・要望を十分理解した上で、事業者と県がコミュニケーションを図りながら計画から設計まで継続的に共同して取り組んでいきます。
このことから、本事業に係る受託者に「高度な技術力」、「時代を超える学習空間デザインを生み出す力」、「将来を見越す力」、「県民や関係者などと一体となって設計を練り上げていく力量」を求め、本県とともに共同して進めるパートナーとして最も適した者を選考するため、公募型プロポーザルを実施しました。
令和4年10月16日(日曜日)の審査委員会(二次審査)において同委員会から推薦された者を、県が最適候補者等として特定しました。
【松本養護学校】
■最適候補者
SALHAUS・仲建築設計スタジオ共同企業体
■候補者
コンテンポラリーズ+第一設計共同企業体
■準候補者
古森弘一建築設計事務所
【若槻養護学校】
■最適候補者
COA
■候補者
NASCA+Eureka共同企業体
■準候補者
該当なし
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国の「杭州国際スポーツセンター」です。
サッカー場・屋内アリーナ・プール等を収容する建築です。建築家は、試合のない日にも活用される施設を目指し、プログラムの検討と共に敷地の約半分を公共空間として設計しました。また、換気や発電と排水に関しても環境への最適化を行う事も計画されています。
こちらはリリーステキストの翻訳
ザハ・ハディド・アーキテクツが杭州国際スポーツセンター建設へ
中国・杭州
ザハ・ハディド・アーキテクツ(ZHA)は、新しい杭州国際スポーツセンターの設計コンペに勝利しました。
杭州国際スポーツセンターは、6万人収容のサッカースタジアムと練習場、1万9000人収容の屋内競技場、50mプール2面を備えたアクアティクスセンターを含む設計となっています。杭州市の未来科学技術文化地区内に位置するこのスポーツセンターには、新しいリバーフロントパークと公共広場が設けられ、拡大する市内の地下鉄網の3号線と5号線に直接アクセスできるようになっています。
世界有数の電子商取引の中心地のひとつである杭州には、中国最大のテクノロジー企業が数多くあり、それらが、IT専門家や起業家を引き付け、全国から集まり、この街で生活や仕事をするようになりました。杭州の人口増加に対応するため、国際スポーツセンターは、草の根のプレーヤーからプロのアスリートまで、さまざまな施設を提供できるよう設計されています。各会場はコンパクトに設計され、その方向性や構成と共に、敷地のほぼ半分を街の新しい公共空間として生まれ変わらせることができます。街の都市計画や川沿いの自然景観と一体化したこのセンターには、イベントやレクリエーション、リラクゼーションのための新しい公園や集会場が組み込まれています。
センター内で最大の施設として、13万5,000㎡のサッカースタジアムが、新しい公園の東側に位置し、街に面しています。スタジアムの西側と南側には、インドアアリーナとアクアティクスセンターがあり、敷地内を縫うように配置された基壇によってスタジアムに接続されています。
杭州の丘陵地帯に広がる茶畑の段々畑をイメージした縞模様の45,000㎡の基壇には、トレーニング、フィットネスホール、ロッカールーム、オフィス、ショップ、レストラン、カフェなどのスポーツセンターの付帯設備があり、基壇の中庭とテラスを見渡すことができます。
多くのスタジアムの強固なファサードとは異なり、杭州国際スポーツセンターのスタジアムのファサードは、ルーバーで外部に開放されており、保護されたテラスには様々な飲食店が入っていて、街のパノラマビューを楽しむことができます。FFIFA規格に基づき設計されたスタジアムの客席は、観客がプレイフィールドとできるだけ近くなるように構成されており、どの席からも最高の眺望をもたらします。そして、スタジアム全体を通して、ピッチ上の選手とスタジアムの座席に座るファンのために、マッチデーの雰囲気を盛り上げます。これらのプログラム要件は、ルーバーのファサードの起伏として表現されるジオメトリを定義しています。
スタジアムのルーバーファサードは、内部と外部の境界を曖昧にしています。ルーバーの素材感やディテールは、近くから見ると、スタジアムが地層的な固まりであるかのように見えます。遠くから見ると、ルーバーのファサードは透明になり、スタジアムの客席の下にある公共空間と都市をつなぎます。
UID前田圭介・原浩二・山澤達義が審査する中国電力主催の建築アワード「エネルギア住宅作品コンテスト」が、新築住宅部門・リフォーム住宅部門・学生部門の応募作品を募集しています。賞金総額は約135万円です。応募締切は2022年11月30日(※当日消印有効)。
新築住宅部門・リフォーム住宅部門は、応募用紙に「作品の平面図と完成写真・カラープリント等」を貼り付けることで提出が可能。学生部門は、A2用紙(横)片面1枚に「配置図、平面図、断面図、その他設計意図を自由に表現した図面にコンセプト(主旨)を添えて提出(学生部門は全国からの応募が可能)。【ap・ad】
募集テーマ:自然素材を活かしたサステナブルな住まい
■審査委員
前田圭介 (UID主宰、近畿大学工学部 教授)
原浩二 (原浩二建築設計事務所 所長、広島工業大学 非常勤講師)
山澤達義 (テレビ朝日系「渡辺篤史の建もの探訪」元番組プロデューサー)
■各賞について
最優秀賞(新築住宅部門・リフォーム住宅部門)賞金30万円(各1点)
優秀賞(新築住宅部門・リフォーム住宅部門)賞金15万円(各1点)
佳作(新築住宅部門・リフォーム住宅部門)賞金10万円(各1点)
審査委員特別賞 賞金5万円最優秀賞(学生部門)賞金10万円
優秀賞(学生部門)賞金5万円
佳作(学生部門)賞金3万円
審査委員特別賞 賞金2万円※審査委員特別賞については、入賞者なしとなる場合があります。
現代美術作家の田村友一郎と建築家の藤原徹平と中山英之が審査する、日本ペイント主催の国際学生コンペ「AYDA2022」が開催されます。テーマは「空間のイマジナリーライン」です。最優秀賞はアジア学生サミットへの招待と賞金30万円が贈呈。登録締切は、2022年11月2日(水)提出期限は、2022年11月9日(水)です。【ap・ad】
※登録締切が、2022年11月16日(水)提出期限は、2022年11月23日(水)に延期されました
テーマ:空間のイマジナリーライン
映画の世界に、イマジナリーラインという言葉があります。
たとえばスクリーンいっぱいに2人の顔のアップが、交互に映し出されたとします。すると、ふたりを同時に撮ったシーンがなくても、誰もが見つめ合うふたりを思い浮かべるでしょう。この、観る側の頭の中にある視線の運動が、イマジナリーラインです。映画を観ることとは、断片的な映像を想像力で結び合わせることで、それぞれが頭の中に物語世界を立ち上げていくこと、と言えるのかもしれません。
色覚の世界にも、似たような作用があります。たとえば、ふたつの異なる色を同時に見たとき、実際にはそこにない色が頭の中に浮かぶことや、その色の組み合わせが持つ意味が、脳裏にイメージとして立ち上がってくることは、きっと想像しやすいでしょう。
そこに存在するものを使って、存在していないものまで生み出すこと。この課題では、そういった事柄をまとめて、「空間のイマジナリーライン」と呼んでみたいと思います。
イマジナリーラインは、頭の中に広がる世界です。だから、現実世界の境界線の制約を受けません。敷地境界線だけでなく、過去や未来を、国境や性別を、生や死を、ミクロとマクロを超えて、広がっていく可能性を秘めています。それは、小さな部屋で宇宙の蠢きを聴くことかもしれません。立ちはだかる障壁を越えて、誰かと手を取り合うようなことかもしれません。
現実世界のどこかに、かたちある設計物を計画することで、そこに存在しない「空間のイマジナリーライン」が浮かび上がる。そんな可能性、関係性を想像し、提案してください。
賞金
●アジア学生サミットでの最優秀賞(1名)
賞金 10,000 USドル
ハーバード大学での6週間のサマースクールへの招待(旅費滞在費を含む)●日本地区最優秀賞(1名)
賞金 30万円
アジア学生サミットへの招待(旅費滞在費含む)
日本地区審査員とのインターンシップツアーへの招待●日本地区インテリア部門優秀賞(2名)
賞金 各5万円
日本地区審査員とのインターンシップツアーへの招待●日本地区建築・ランドスケープ部門優秀賞(2名)
賞金 各5万円
日本地区審査員とのインターンシップツアーへの招待
募集概要等は以下からどうぞ。
熊谷・石上純也・IAO竹田・アクト環境・ピーエス三菱・野村建設JVが設計を進めている、徳島の「徳島文化芸術ホール(仮称)」の基本設計概要が公開されています。
花弁を想起させるテラスの連なりが特徴的な建築です。また、テラスからの新しい鑑賞体験や壁面を活用した映像発信も計画されています。加えて、“ホールの新たなあり方”や街に開き人を引き込む事も追求しています。。
令和4年6月に取りまとめた基本設計では、「花びら上のテラス」の効果的な配置による、構造上の強度と「デザイン性の高さ」の両立、最先端の舞台機構を備える「大ホール」と、テラス席からの新しい鑑賞体験の提供、大型壁面を活用した外部への「映像発信」をはじめとする「ホールの新たなあり方」などを盛り込み、街に開かれ、外から人を引き込む「新しい文化芸術施設」が具現化された内容となります。
以下に、公開されている画像と公開された基本設計へのリンクを掲載します。
若手建築家を対象とした、大阪・関西万博の休憩所等設計コンペの結果が発表されました。
平田晃久、藤本壮介、吉村靖孝が審査を務め、“1980年1月1日以降生まれの一級建築士事務所の開設者であり、建築士法に基づく一級建築士の資格取得者”を対象に行われました。大阪・関西万博は、2025年4月13日~10月13日の期間、大阪・夢洲で行われます。
選ばれた建築家と手掛ける施設
藤本壮介による講評を以下に掲載します。
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