伊東豊雄に、愛媛県大三島での活動について聞いているインタビュー動画

伊東豊雄に、愛媛県大三島での活動について聞いているインタビュー動画です。

近年、日本の建築家たちは設計という仕事を再考すべく、非都市の可能性に注目しています。このドキュメンタリーシリーズでは、建築キュレーター・編集者の太田佳代子氏がそのような試みが実際に行われている農村部を訪ね、専門家たちとのインタビューを通してポスト都市化が示す新しい建築の在り方について迫ります。

建築家・伊東豊雄氏は2011年、愛媛県大三島に小さなミュージアムを建設して以来、都市から遠くはなれたこの島へ定期的に足を運んできました。その目的は、この地域で著しい高齢化や過疎化への対策となる、さまざまな改修プロジェクトを行うためです。インタビューで伊東氏は、都市の経済的な圧力から逃れて仕事ができる場所としてこの島に魅了されたこと、新たな生活様式を試すための場として非都市を考えていること、そしてこの島で体験したことがきっかけとなり参加型デザインを取り入れるようになったことなどについて語ります。

アトリエ・ワンの塚本由晴と貝島桃代に、東北・桃浦での活動について聞いているインタビュー動画

アトリエ・ワンの塚本由晴と貝島桃代に、東北・桃浦での活動について聞いているインタビュー動画です。アトリエ・ワンらが設計を手掛けた「もものうらビレッジ」などについても触れられています。

近年、日本の建築家たちは設計という仕事を再考すべく、非都市の可能性に注目しています。このドキュメンタリーシリーズでは、建築キュレーター・編集者の太田佳代子氏がそのような試みが実際に行われている農村部を訪ね、専門家たちとのインタビューを通してポスト都市化が示す新しい建築の在り方について迫ります。

アトリエ・ワン(塚本由晴、貝島桃代)は、歴史の研究や民族学といったものを建物の設計、施工に取り入れながら、建築的活動というものを広く大きく展開しています。彼らは近年、その手法を2011年の東北地方太平洋沖地震で被害を受けた小さな漁村、桃浦(もものうら)の復興プロジェクトに活用してきました。インタビューの中で塚本氏と貝島氏は、この村での調査研究のおかげで逆に自分たちの住む都市への関わり方を再考するような新しいモデルを見つけられたこと、そしてここで漁師学校の設立とその運営に携わった経験が、建築家という仕事とその役割に対する認識そのものを変えてくれたことなどについて語っています。

村山徹+加藤亜矢子 / ムトカ建築事務所による、東京のギャラリー「ファーガス・マカフリー東京」の写真

村山徹+加藤亜矢子 / ムトカ建築事務所のサイトに、東京のギャラリー「ファーガス・マカフリー東京」の写真が掲載されています

村山徹+加藤亜矢子 / ムトカ建築事務所のウェブサイトに、東京のギャラリー「ファーガス・マカフリー東京」の写真と図面が16枚掲載されています。

ニューヨークに拠点を置く現代美術ギャラリーの東京スペースのデザインである。具体やもの派といった日本戦後美術を取り扱い、多くの外国人コレクターが訪れるギャラリーに「日本らしさ」を感じる空間を提案した。 東京・表参道交差点のすぐ近く、青山通りから小さな路地に入る。ギャラリーへのアプローチはもうここから始まっている。飲食店が立ち並ぶ路地の一番奥にファサードを構える。数奇屋建築を多く手掛ける京都の中村外二工務店が施工した、墨色の浮造杉板張り、漆黒の縦胴縁で仕上げられた黒いファサードは、細い路地の奥で一際異彩を放つ。エントランスドアを開くと、柔らかな光に包まれた明るい展示室が現れる。正面の壁一面は天井までの高さの障子に覆われ、自然光が降り注ぐ。二つ設けられた展示室は、シンメトリーに配置され、鑑賞者は同じ二つの空間を行き来して、作品を鑑賞する。「続き間」から着想を得たその空間は、いつまでも完結しない。自然光の心地よさと相まって、美術鑑賞の悦びを享受できる空間である。コマーシャルギャラリーにとって重要な場所であるビューイングルームは、小さいながらも特別感のある「茶室」を思わせる空間になっている。バックスペースは、収納、キッチン、トイレなどの機能を壁面に納めた「通り庭」のような通路を抜けて、突き当たりにオフィスを配している。 表参道という狭い文脈ではなく、日本という文脈、あるいは、アジアという文脈の中で、その外から見て、ぜひ訪れたいと思えるギャラリーとはどのようなものか?という問いの答えとして、各所に日本建築の空間の質を定着させ、日本らしい居心地の良さと贅沢さを実現している。

ギャラ間での、建築展「平田晃久展 Discovering New」のメイキング動画

ギャラリー間で開催されている建築展「平田晃久展 Discovering New」のメイキング動画です。

以下は、展覧会公式の建築概要です。

TOTOギャラリー・間では、建築家・平田晃久氏の個展「平田晃久展 Discovering New」を開催します。本展では、建築を広義の生命活動として再発見することで新たな可能性を見出そうとする、平田晃久氏の試みを紹介いたします。

平田氏は建築を「生成する生命活動の一部」ととらえ、植物・生物・気象現象などの有機活動をつかさどる摂理を建築に取り込むことで、建築の本来のあり方を模索してきました。「建築とはからまりしろをつくることである」という平田氏のコンセプトは、建築が一個体としての役割を超えて、生きている世界の一部となる可能性を見出すものです。
氏の思想が公共建築として結実した「太田市美術館・図書館」(2017年)は、市民を巻き込んだ設計プロセスを経て、内と外が有機的に絡まり合う豊かな公共空間を実現し、街の新たなランドマークとして多様な活動の場を提供しています。また同年完成した「Tree-ness house」(2017年、住宅・ギャラリー)は、複雑に積層したボックスにひだ状の開口部と植物が絡まりあい、都市部における多層的な居住環境を生み出しています。

「平田晃久展 Discovering New」では、こうした平田氏の建築活動の現在の到達点を示すものです。過去約10年間に取り組んだ国内外の建築活動と進行中のプロジェクトを、コンセプト別に体系化し俯瞰することで、平田氏の建築哲学と世界観を体感いただきます。

中井基博 / アーキラボMOU建築設計による、富山の住宅「ソラノイエ」
中井基博 / アーキラボMOU建築設計による、富山の住宅「ソラノイエ」 photo©矢野紀行

中井基博 / アーキラボMOU建築設計が設計した、富山の住宅「ソラノイエ」です。

ソラノイエは田園に建つ2階にリビングがある住宅。 施主はコンパクトで圧迫感がなく、シンプルな2階リビングのお家を望まれた。 敷地は東南側に道路があり、天気の良い日は立山連峰が一望できた。 そこで東南側にベランダ付のLDKを設け、前面道路から人や車が通っても内部の人影が見えないよう、 ベランダの開口率とベランダの長さを厳密に調整した。 2階LDKからの眺望は人が立てば立山連峰や田園が見え、座れば空だけが見える。 LDKとベランダは木製窓で仕切られており、全開放すると建具がすべて壁の中に納まり、6m超えの大開口となる。建具をすべて開け放つことにより、内部だったLDKは外部空間へと変化し、プライバシーを保ちながら、 自然を生活に取り込むことができるよう計画した。

ピーター・ズントーに、ヴェネチア・ビエンナーレ開催にあたって行ったインタビューの動画 安藤忠雄と細川護熙がコラボして制作して、サザビーズに出品されるオブジェの写真

安藤忠雄と細川護熙がコラボして制作して、サザビーズに出品されるオブジェの写真が公開されています

安藤忠雄と細川護熙がコラボして制作して、サザビーズに出品されるオブジェの写真が公開されています。

6月27日にロンドンで開催されるサザビーズコンテンポラリーアートのオークションに世界的に著名な建築家である安藤忠雄氏と、元内閣総理大臣で現在はアーティストとして活動している細川護熙氏とのコラボレーションによるアート作品が出品されることがわかりました。この作品は、細川氏の陶芸工房からたくさんの陶器のかけらを集めて安藤氏が作り上げた立体作品で、安藤氏により「よみがえる」と箱書きされた木製の箱に収められています。

サザビーズがオークション前に発表している落札予想価格は、1万5,000 – 2万ポンド(日本円で約230~300万円)。この収益金は、細川氏が理事長を、安藤氏が顧問を務める「公益財団法人鎮守の森のプロジェクト」へ寄付されます。

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