松島潤平建築設計事務所が設計した、東京の、ヴィンテージ・マンションの住戸の内装デザイン「Slash/Plush」です。
ケヤキ並木に面する著名なヴィンテージ・マンションの内装デザイン。
高額マンションにおける不易な贅沢さを考えたとき、
“華美な内装材”や“美しいおさまり”といった次元ではなく、
“不易な価値を持つ緑豊かな眺望を増幅して室内を彩ること”
の贅沢さへと思い至った。そこで窓面以外の三方に、斜めにガラスが嵌め込まれた
2200mm角 / 厚さ200mmの大きなスライディングドアを設置した。
個室やパントリーを仕切る建具やウォールキャビネットのカバーとしての役割だけでなく、
緑を映し込み部屋の隅々まで自然光を届けながら室のなかで自由に浮遊し、
状況に応じて空間を設えるアーキファニチャーとして機能する。