石躍健志建築設計事務所が設計した、宮崎・日南市の住宅「Bruco」です。
1階の薄暗く長い廊下を経て2階へ上がると、明るく開放的なリビングが広がる。
リビングからテラスへ連なる壁には乱形石を貼り、屋外へと続く木製建具をフルオープンとして室内と屋外を一体の空間とすることで、どこまでも突き抜けるような青く広がる空と海をより深く感じることができる。
石躍健志建築設計事務所が設計した、宮崎・日南市の住宅「Bruco」です。
1階の薄暗く長い廊下を経て2階へ上がると、明るく開放的なリビングが広がる。
リビングからテラスへ連なる壁には乱形石を貼り、屋外へと続く木製建具をフルオープンとして室内と屋外を一体の空間とすることで、どこまでも突き抜けるような青く広がる空と海をより深く感じることができる。
小室舞 / KOMPASのウェブサイトに、大阪市の店舗「JINS なんばパークス店」の写真が12枚掲載されています。お店の公式ページはこちら。小室はヘルツォーグ&ド・ムーロン出身の建築家です。
有機的な建物形態や覆いかぶさるような緑が特徴的な大阪の商業施設、なんばパークス内のアイウエアブランドJINSの店舗内装プロジェクトです。すでに店舗数の多いブランドの中で他店舗との差異化を図るべく、緑豊かななんばパークスという商業施設、アイウエア業界における革新的なJINSというブランド、眼鏡という大きさ・形の限られた商品という、この場所この組み合わせならではの店舗デザインを目指しました。
広い間口からスムーズに人の流れを取り入れて回遊できるよう、従来の四角いモジュールに則った什器ではなく、柱も囲い込んだ円形什器を散りばめることを提案しました。全方向が正面となる円形形状により、以前よりディスプレイ量を増やしながらもより広々とした動線・待ち合いスペースが確保され、公園のような商業施設に相応しいおおらかで開放的な店舗空間が実現されています。
従来の平台や棚状ディスプレイよりも心地よい商品と顧客の関係性を模索し、眼鏡という小さくて数の多い商品群を、単体としてもシリーズ単位としても引き立てる立体的なディスプレイを考えました。眼鏡の大きさに合わせた襞状の段が大小さまざまに松ぼっくりの如く集積し、個々の眼鏡デザインが平面的にも立面的にも際立って現れてくるような円形什器を構成しています。上部の鏡と合わせてJINS特有の眼鏡16本ごとをまとめたディスプレイに対応しながらも、自由に群れをなすようなより柔軟なグルーピングや配置も展開可能です。CNC(コンピューター制御加工)で柔らかな曲線状に加工した飛騨産の広葉樹無垢材の塊が積層し、木ならではの質感・量感と混在した樹種からくる色味や木目の不均質さが、什器により自然らしい活き活きとした表情を与えています。
植物の茂る球根のような岩山のような大小の什器が点在し、そこに色とりどりの眼鏡の群れが集い、その中を人々が巡る、人工的な商業施設の中におけるモノと人が共生するランドスケープのような佇まい。緑の中を回遊・散策しながらさまざまな眼鏡と出会う「メガネの庭」として、単なる買い物以上の豊かな空間体験の場の創出を意図しました。
雨宮知彦 / ラーバンデザインオフィスが設計した、東京・文京区の、自社オフィス「R/URBAN DESIGN OFFICE 本社」です。
自社オフィスの内装プロジェクトである。旧街道である中山道と住宅地内の細路地。2つの対照的な道に二面接道する建物の1階が対象敷地である。元来、中山道に面した商業テナントスペースと路地に面した居住スペースに背割りで区画されていたものを、壁をぶち抜いて1区画に再編することで、風通しの良い空間にすることを考えた。
まず、幅3.5mの道状の空間(通り土間)を2つの道をつなぐように通した。家具の置き方によってフレキシブルに変化する執務空間であり、将来的な人数の増減にも対応しやすい。残りの空間は、通り土間に直交する6枚の壁で分節し、ミーティングスペース・倉庫・トイレ・キッチン・事務スペース・玄関といった比較的明快な用途に割り当てた。これらの空間へはそれぞれ通り土間からアクセスする。
私たちの事務所はこれまで雑居ビルの4階に入居していたが、通勤に時間を浪費したあげく地面から離れたユニバーサルスペースで働くことに違和感を感じていた。そこで、徒歩や自転車で通えるエリアの路面テナントに事務所を移し、従業員もなるべく自転車圏内に住むことにしてみた。地域コミュニティは、金銭的価値では測れない「貸し借り」「しがらみ」のようなものの無数の交換の束だと思う。こういった地域の生態系の只中に飛び込み、地域環境と地続きの執務空間で設計することの価値、事務所がそこに在ること自体が地域に及ぼす価値の可能性を探ってみることには意味があるのではないか。
佐久間悠 / 建築再構企画が、法適合調査・耐震補強・権利調整・設計を行った、東京・文京区の、既存銭湯の複合施設への改修プロジェクト「宮の湯」です。施設に入居しているギャラリーの公式サイトはこちら。
第二次世界大戦の、戦後復興の必要性から建てられた銭湯を複合施設に用途変更するプロジェクトです。その背景にあるのは、当時施工した工事会社の想いを継承すること建物を取り壊さずに事業性を確保すること、「銭湯らしさ」を残すことでした。
香取武則 / 香取建築デザイン事務所による、福岡市の、事務所・ショールーム「MARUHON FUKUOKA」です。ショールームの公式ページはこちら。香取は、宮崎浩 / プランツアソシエイツ出身の建築家です。
建設地は、緑溢れる豊かな自然が残る福岡市浄水通りに位置し、この周辺環境との親和性や、新しいビジネスを主張するランドマークにもなるように、建築デザインでマルホンのアイデンティティーを表現することを目指した。30坪程の敷地に、ワークスペース、400点余りの商品ストック、ライブデモスペースが求められ、これらを効率良く集約させるべく、構造・設備・インテリア・家具が各々の機能を担いながらコンパクトな空間を構築した。商品・素材・構造寸法を主軸に適切なモデュールを導き出し、煩雑になりがちな空間に統一感を与え、多種多様な表情や質感の商品と調和させた。
アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2020/6/22-6/28)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。
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