野老朝雄と豊田啓介が参加した、「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】」展のオープニングトークの動画

野老朝雄と豊田啓介が参加した、「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】」展のオープニングトークの動画です。愛知県常滑市のINAXライブミュージアムで開催されている展覧会の関連企画です。会期は2021年10月21日まで。

≪トーク内容≫
今展は、野老朝雄氏とnoizのコラボに加え、タイルを素材に加えたことによるリアルとデジタルの調和を活かした展覧会です。完成にいたるメーキングの過程を振り返りながら、同展タイトルの「DISCONNECT/CONNECT」を背景に、野老氏と豊田氏に、それぞれの役割や魅力、今展のねらい、制作思考中の紆余曲折などを熱く語っていただく予定です。

以下に、展覧会の概要等も紹介します。

中村創+中村弘美 / DAN設計室による、福岡市の「桜坂のオフィス」
中村創+中村弘美 / DAN設計室による、福岡市の「桜坂のオフィス」 photo©浜田 昌樹 / 川澄・小林研二写真事務所
中村創+中村弘美 / DAN設計室による、福岡市の「桜坂のオフィス」 photo©浜田 昌樹 / 川澄・小林研二写真事務所
中村創+中村弘美 / DAN設計室による、福岡市の「桜坂のオフィス」 photo©浜田 昌樹 / 川澄・小林研二写真事務所

中村創+中村弘美 / DAN設計室が設計した、福岡市の「桜坂のオフィス」です。

木をふんだんに使用して優しく暖かいオフィスをデザインした。
執務空間、セミナールームを併用した建物を「一枚の大屋根」の下に内外を繋ぎ、人々の集う建築を作った。
ボリューム間にヴォイドを挿入することにより、街に対する圧迫感を軽減し、自然を取り込んだ建築を目指した。ヴォイド空間にはトップライトを設けることで木漏れ日が差し込み、風の通り道とすることで、居心地の良い空間を生み出すことができた。

建築家によるテキストより

1階には2つのテラスを持ち、事務室、セミナールームの2つの用途により動線空間を分離している。人々が気軽に入りやすいよう、前面ストリートと繋がる深い軒をもつテラスを介して、ゲストを室内へと迎え入れるよう計画している。
執務空間は「吹き抜けを持つ開放的な事務室」と「木に包まれる暖かな事務室」の二つのキャラクターの異なるインテリアデザインとした。

建築家によるテキストより
ツバメアーキテクツ+バルーン+パナソニック ホームズによる、東京・墨田区の、シェア施設をもつ「押上のビル PLAT295」。ハウスメーカーの構法を前提に、施主・メーカー・建築家が協働
ツバメアーキテクツ+バルーン+パナソニック ホームズによる、東京・墨田区の、シェア施設をもつ「押上のビル PLAT295」。ハウスメーカーの構法を前提に、施主・メーカー・建築家が協働 photo©長谷川健太
ツバメアーキテクツ+バルーン+パナソニック ホームズによる、東京・墨田区の、シェア施設をもつ「押上のビル PLAT295」。ハウスメーカーの構法を前提に、施主・メーカー・建築家が協働 photo©長谷川健太
ツバメアーキテクツ+バルーン+パナソニック ホームズによる、東京・墨田区の、シェア施設をもつ「押上のビル PLAT295」。ハウスメーカーの構法を前提に、施主・メーカー・建築家が協働 photo©長谷川健太

ツバメアーキテクツ+バルーン+パナソニック ホームズが設計した、東京・墨田区の、シェア施設をもつ「押上のビル PLAT295」です。ハウスメーカーの構法を前提に、施主・メーカー・建築家が協働して完成した建築です。施設の公式サイトはこちら

本プロジェクトは、シェアオフィス・シェアキッチン・賃貸住戸・オーナー住戸が一体となった5階建てのビルである。
既存建築の建て替えが決まった時点で、ハウスメーカーが施工を担当することが決まっていた。下町の結節点となるシェアオフィスやシェアキッチンをつくりたいという施主の要望があり、建築に「ハウス」以外の用途が混ざることになった。ハウスメーカーの構法を使いながらも、職住近接を実現するために施主の翻訳者のような立ち位置としてツバメアーキテクツが伴走することになり、施主・ハウスメーカー・建築家の3者で協働を行いながらプロジェクトが進行した。

建築家によるテキストより

ツバメアーキテクツとしてはデザインの「調整役」としてではなく、ハウスメーカーの構法を駆使することによって、汎用性高くかつ場所に寄り添った使い方を可能にする新しいバランスのビルをつくることを目指した。

建築家によるテキストより

プロジェクトが開始して以降、幾度となく持っていく提案に、メーカーによる制約が立ち現われ、その特徴を理解することから始まり、無足場工法をはじめとした狭小・角地への敷地対応力などの強みが解明された。そのノウハウを最大限に活かしながら、ルールに則りながらも従来の商品化住宅の枠を越えた新たなプロトタイプとなるような職住一体の建築を実現した。産業的構法の中で、シェアスペースやバルコニーなどの都市に開いた「活動領域」と「住戸領域」を均衡させたことで、コロナのような予期せぬ状況にも柔軟に対応できるようなビルとなった。

建築家によるテキストより
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一

廣部剛司建築研究所が設計した、東京・三鷹市の住宅「U・T」です。

時間の流れかたは、その環境によって変化していく。
何かに熱中している時間は短く感じるし、無為に過ぎゆく時間を待つのは長く感じるもの。
行為と環境が結びつく場が建築なのだとすれば、設計でコントロールできる時の流れもあるのではないだろうか。
この住宅を設計しながら強く意識していたのは、それぞれの場を過ごすときの時間感覚に、どう寄り添うことができるか、ということだった。

建築家によるテキストより

都内にしては比較的ゆとりのある敷地環境で、まずは大きめの中庭的空間をつくることが求められた。それによって、余り近隣を意識しないで過ごせるように。
それから、すべてが大きなワンルームなのではなく、それぞれの場所が、ある程度独立していること。
そのため、特に1階廻りはそれぞれに必要十分なスペースを取りながら、室内動線にあえて距離(奥行)を取った。その上で、比較的ゆったりとしたスペースを確保した外部(中庭・テラス)を通じて視覚的な一体感を持てるように配慮している。

建築家によるテキストより

それぞれの居場所はその用途に応じて、尺寸モデュールから外した寸法の微調整を行っている。そのことによって、コージーなスケールを持たせ、それが繋がり・抜けていくための要素を外部空間と動線+αのスペースに委ねている。また、内外の境界にバッファーとなるような<スキマ>を取ろうとしている。納まり上の壁厚はほとんど変えないまま、サッシュやブラインドなどを(壁厚の中で)内部の壁から少しレイヤー状に切り離されて感じられるよう、ディテールを検討していった。

建築家によるテキストより

Subscribe and Follow

公式アカウントをフォローして、
見逃せない建築情報を受け取ろう。

「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

  • 情報募集建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
  • メールマガジン メールマガジンで最新の情報を配信しています。