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アーティストの白髪一雄の、東京オペラシティアートギャラリーでの回顧展の会場動画

アーティストの白髪一雄の、東京オペラシティアートギャラリーでの回顧展の会場動画です。会期は2020年3月22日まで。

以下は展覧会公式の概要。

白髪一雄は、戦後日本の前衛芸術を牽引した具体美術協会の中心メンバーとして知られ、近年改めて国際的に熱い注目を集めています。兵庫県尼崎市に生まれた白髪は、具体美術協会に参加する前年の1954年より、床に広げた支持体に足で直接描く「フット・ペインティング」の制作を始め、その実践と探求により、未知の領域を切り拓いてゆきます。
従来は制作の手段にすぎなかった身体運動(アクション/パフォーマンス)をまさに画面の主役に据えるそのラディカルな方法は、既存の芸術的、社会的な常識を一気に飛び越え、人間がものを作る行為の原初にたち返る画期的なアイデアでした。
具体美術協会解散後も先鋭な制作原理を貫いた白髪の作品は、空間や時間、物質や運動のなかで人間存在のすべてを燃焼させる圧倒的な力をはらんでおり、同時に、絵具の滴り、滲み、粘性や流動性、堅牢さ、といった油彩画ならではの魅力を豊かに備えています。
白髪の探求は、人間の資質と感覚をいかに高めるかという問題や、宗教的な精神性の問題など、独自の人間学的アプローチを含んでおり、様々な視点からの検証を待っています。
白髪の没後10年以上を経て開催する本展は、東京で初の本格的な個展として、初期から晩年までの絵画約90点をはじめ、実験的な立体作品や伝説的パフォーマンスの映像、ドローイングや資料も加え、総数約130点で作家の活動の全容に迫ります。

ブレゲンツ美術館で行われている、アーティストのバニー・ロジャースのインスタレーション展「Kind Kingdom」の会場写真と動画
ブレゲンツ美術館で行われている、アーティストのバニー・ロジャースのインスタレーション展「Kind Kingdom」の会場写真と動画Bunny Rogers Memorial, 2020 Installation view, ground floor, Kunsthaus Bregenz, 2020 Photo: Markus Tretter Courtesy of the artist ©Kunsthaus Bregenz

ブレゲンツ美術館で行われている、アーティストのバニー・ロジャース(Bunny Rogers)のインスタレーション展「Kind Kingdom」の会場動画です。ブレゲンツ美術館はピーター・ズントーの設計でも知られています。展覧会の公式サイトはこちら

元木大輔 / DDAAによる、東京・渋谷区のユトレヒトでのデザイン展「FRUITS BOWL」の会場写真
元木大輔 / DDAAによる、東京・渋谷区のユトレヒトでのデザイン展「FRUITS BOWL」の会場写真 photo©architecturephoto

元木大輔 / DDAAによる、東京・渋谷区のユトレヒトでのデザイン展「FRUITS BOWL」の会場写真です。会期は2020年2月16日まで(※月曜日休)。展示の公式ページはこちら

建築家・元木大輔が代表をつとめるDDAAによる展覧会”FRUITS BOWL”を開催します。同名のZINEの販売のほか、会期中の2月8日にはフルーツサワーを出すイベントも。ぜひ足をお運びください。

ある日箱買いしたみかんを置く場所がなかったので、事務所に転がっている素材を使って簡単に作っていたみかん用のトレイ。
毎日少しづつ形を変えて記録していたら、100種類以上のフルーツボウルのようなものができたので、ZINEを作りました。
Illustration: Haruna Kawai

リリーステキストより

会場には元木が制作した112ものバリエーションのフルーツボウルの写真が並べられているほか、実際に訪問者が触って、自分なりのフルーツボウルを制作できるキットも用意されています。

実際に自分の手で形作ってみると、硬質スポンジ素材シート、ダブルクリップ、輪ゴムという限られた素材でも色々な創作が可能だということが実感できます。
そして何度も繰り返していると、元木によって創作のルール設定されているからこそ、誰しもが簡単にフルーツボウルをデザインできるのだということも分かってきます(それは、度々目にする、サッカーが足しか使えないルールを設定したためにテクニックが発展したという視点を思い出させてくれます)。

そして、壁面に展示された112枚の写真を眺めていると、それらが似たようなものでありながら全く違うものにも見えてきます。それは元木のデザインに対する解像度の高い視点を感じさせてくれると共に、鑑賞している自分の目も鍛えられているような感覚を覚えます。

また、会場では、この展示に合わせて制作された小冊子と、自宅でフルーツボウルが制作できるキット(1000円+税)も販売されています。


その他の会場写真は以下でどうぞ。

安藤忠雄が1989年に完成させた「光の教会」をテーマにし、安藤撮影の写真等も展示される展覧会が、銀座で開催中

安藤忠雄が1989年に完成させた「光の教会」をテーマにし、安藤撮影の写真等も展示される展覧会が、銀座のAkio Nagasawa Gallery Ginzaで開催されています。会期は2020年1月15日~4月11日(定休日:日曜、月曜、祝日)。

この度、Akio Nagasawa Gallery Ginzaでは、建築家・安藤忠雄による「光の教会」をテーマにした展覧会を開催致します。

Akio Nagasawa Gallery Ginzaにて三度目の開催となる本展では、安藤氏の代表作「光の教会」を、自身の撮影による写真作品をはじめ、ドローイングやマケット、版画など多様な方法で紹介致します。会場では、プロジェクトへの構想や建築思想についてのオリジナルインタビュー映像も上映の予定です。

皆様のお越しをお待ちしております。

『「子育て世帯に配慮した住宅の見学会」の参加者を募集します』(東京都)

『「子育て世帯に配慮した住宅の見学会」の参加者を募集します』というリリースを東京都が公開しています。開催日は2020年2月22日。要事前申し込み。

東京都では、住まいにおける子育て環境の向上に取り組んでおり、居住者の安全性や家事のしやすさなどに配慮された「東京都子育て支援住宅」の普及を促進しています。
このたび、建物所有者のご協力のもと、様々な子育て上の工夫がなされた実際の住宅において、見学会を実施します。
都民向けに開催する本見学会は、今回が初の試みとなりますので、奮ってご参加ください。

建築家不動産代表の久山敦と、京都工芸繊維大学・笠原一人によるトークイベント『「建築家住宅」と「住宅遺産」ーその継承を考えるー』が大阪で開催

建築家不動産代表の久山敦と、京都工芸繊維大学・笠原一人によるトークイベント『「建築家住宅」と「住宅遺産」ーその継承を考えるー』が大阪で開催されます。開催日は2020年2月21日(18:30ー20:30)。学生は参加無料。

建築家不動産については以下。

建築家不動産とは

株式会社建築家不動産は建築家(設計事務所)が共同出資運営する不動産会社です。

建築家が物件探しや設計建築の管理に積極的に関わることにより設計者クライアントの双方の利益につながります。

吉阪隆正の建築展が、2020年11月に東京都現代美術館で開催

吉阪隆正の建築展が、2020年11月に東京都現代美術館で開催

日程

吉阪隆正の建築展が、2020年11月に東京都現代美術館で開催されます。会期は2020年11月14日~2021年2月21日。

ル・コルビュジエの弟子の一人として、日本にモダニズム建築の思想を普及させた建築家・吉阪隆正(1917-1980)の回顧展。代表作に大学セミナーハウス、ヴェネチア・ビエンナーレ日本館などがあり、教育者、登山家、文明批評家として提唱した「有形学」や「不連続統一体」といった独自の理論は、未来を考えるための示唆に富んでいます。多面体な吉阪隆正の思想を、ことば・スケッチ・図面・模型・写真・映像等で構成・展示します。

MARU。architecture+鴻池組による、大阪・松原市の「松原市民松原図書館」
MARU。architecture+鴻池組による、大阪・松原市の「松原市民松原図書館」 photo©MARU。architecture

高野洋平+森田祥子 / MARU。architecture鴻池組が設計した、大阪・松原市の「松原市民松原図書館」です。また2020年2月20日に行われる見学会+シンポジウムの情報も末尾に掲載します。シンポジウムには、藤原徹平・畝森泰行・高野洋平・森田祥子・金田充弘・荻原廣高・李明喜が参加するとの事。

松原市は豊かな住民活動によって他には類を見ない密度で図書館公民館を有する街である。

人口減少や施設効率化によってそれらを統合するこの新図書館は、松原市の智の砦として時代を超えて建ち続ける存在であることが必要と考えた。地域に散在する古墳のように、建築のスケールを超えて土木的につくることで、人工物を超えた一種の自然物のような在り方を目指している。

計画敷地は溜池の一画という特殊な条件である。

市は当初池を埋立てて建てることを想定していた。提案にあたっては設計施工一体型プロポーザルという利点を生かして、実際的な施工検討を踏まえながら、水の中に建つというアイディアを実現へと導いた。
これは時代を超えて遺り続ける風景をつくるだけでなく、コストや工期の面でも、当初の市の計画に比べて大いに有利なものとなっている。

外壁は厚大な600mmのコンクリートの殻で覆われており、コンクリートの断熱性にも期待することで内外の仕上げを打放しとした。殻に守られた内部空間は軽やかな鉄骨フレームによって構成されており、1階から3階までの空間が吹抜けやスキップフロアで立体的につながっている。

人や空気や水が建築を巡ってスパイラル状に循環することで、お気に入りの本や心地よい居場所と出会う。
ひと続きの空間の中に、中間期には池を渡る風が柔らかく吹き渡り、夏冬には床中を這う水が輻射空調として居住域環境を最適化する。

東日本大震災を超えて従来の発注方式が課題となる中で、設計と施工の新しい協働のかたちを実現したい。

建築家によるテキストより
吉岡徳仁によるインスタレーション「Prismatic Cloud」が、東京・銀座の商業施設GINZA SIXの吹抜け空間で公開

吉岡徳仁によるインスタレーション「Prismatic Cloud」が、東京・銀座の商業施設GINZA SIXの吹抜け空間で公開されます。会期は2020年2月27日~10月下旬との事。リンク先に画像も掲載されています。

新作インスタレーション概要

自然の原理にインスピレーションを受けた全長10メートルの光の彫刻は、およそ1万本のプリズムロッドを積層させることで光を透過する透明のレイヤーを無数に創り出し、約400平米の中央吹き抜け空間に雲のような光の造形を生み出します。鑑賞する位置や目線の高さによって見え方が変化するため、感覚を超越したインスタレーションをお楽しみいただけます。

アーティスト・吉岡徳仁メッセージ

これまで様々な国で自然の壮大なエネルギーをテーマにインスタレーションを行なってきました。そしてそれは、自らのその作品を通して日本の自然観を考える機会となりました。今回設置される「Prismatic Cloud」は、かたちのない光を表現した作品です。それはまるで太陽の光を纏う大きな雲のように、人々の心を揺さぶる体験をもたらすことでしょう。

リリースより
ギャラリー・間での次回の展覧会「妹島和世+西沢立衛/SANAA展 環境と建築」の概要が公開

ギャラリー・間での次回の展覧会「妹島和世+西沢立衛/SANAA展 環境と建築」の概要が公開されています。会期は2020年5月14日~8月9日。

TOTOギャラリー・間では、妹島和世+西沢立衛/SANAA展「環境と建築」を開催いたします。
本展覧会は、妹島和世氏と西沢立衛氏が日本および世界各地で取り組んでいる最新プロジェクトを中心に構成いたします。
SANAAは、「環境と建築」というテーマに長年取り組んできました。建築を媒介として、人びとの生活と周辺地域が緩やかにつながってひとつの風景となり、訪れた人たちに生き生きとした活動を促すような建築の在り方を常に心がけてきました。たとえば、代表作である「金沢21世紀美術館」(石川県、2000年)では、建築を多方向に開いて内外への自由な交流と豊かな回遊性を実現したことで、新しい公共建築のあり方を示しています。こうした活動により、妹島氏と西沢氏はプリツカー賞(2010年)など、多くの賞を受賞しています。
本展覧会は、当ギャラリーでは2003年以来2回目の個展となり、その後のSANAAの設計思想を知ることができます。 常に進化し続けていくSANAAの進行形が見られる、貴重な機会となることでしょう。

また年度が替わりTOTOギャラリー・間運営委員会のメンバーも変わっているようです。

企画
TOTOギャラリー・間運営委員会
特別顧問=安藤忠雄、委員=千葉 学/塚本由晴/セン・クアン/田根 剛

乾久美子による、広島の「宮島口旅客ターミナル」の、乾自身による解説付き見学会が開催

乾久美子が設計した、広島の「宮島口旅客ターミナル」の、乾自身による解説付き見学会が開催されます。開催日は2020年2月29日。要事前申し込み、無料。主催は広島県土木建築局営繕課です。

森村泰昌の原美術館での展覧会「エゴオブスクラ東京2020 ― さまよえるニッポンの私」の会場動画

アーティストの森村泰昌の原美術館での展覧会「エゴオブスクラ東京2020 ― さまよえるニッポンの私」の会場動画です。会期は2020年4月12日まで。

以下は展覧会公式の概要。

名画や映画の登場人物あるいは歴史上の人物に自らが扮するセルフポートレイト作品で知られる森村泰昌は、巧みなメイクや衣装で、時代や人種、性別を超えて様々な人物に自らが成り代わり、制作を通して原作やその背景に独自の解釈を加えてきました。
本展では、自らが脚本を手がけ自演する映像作品「エゴオブスクラ」と、この映像を用いて会期中開催される作家自身によるレクチャーパフォーマンスを通じて、作家は日本近現代史、文化史に言及します。戦前の教えが否定され日本人に広がった「空虚」、そこは西洋の価値観で埋められていきました。1951年、大阪に生まれた森村は、その時代の日本で教育を受けた個人的経験から、やがて「真理や価値や思想というものは(中略)いくらでも自由に着替えることができるのだ。」(映像作品「エゴオブスクラ」より)という発想を導きます。森村は耳慣れない言葉「エゴオブスクラ(Ego Obscura)」に「闇に包まれた曖昧な自我」という意味を込めました。愛情のみでは語りつくせない母国への複雑な感情をにじませながら、森村は「さまよえるニッポンの私」とは何かを模索します。

鈴木亜生 / ASEI建築設計事務所による、神奈川の「三浦海岸のマンションリノベーション」の内覧会が開催
鈴木亜生 / ASEI建築設計事務所による、神奈川の「三浦海岸のマンションリノベーション」の内覧会が開催 image©ASEI建築設計事務所
鈴木亜生 / ASEI建築設計事務所による、神奈川の「三浦海岸のマンションリノベーション」の内覧会が開催 image©ASEI建築設計事務所

鈴木亜生 / ASEI建築設計事務所が設計した、神奈川の「三浦海岸のマンションリノベーション」の内覧会が開催されます。開催日は2020年1月25日。要事前申し込み。

三浦海岸にて設計監理を進めていたマンションリノベーションが竣工いたしました。
クライアントのご厚意により内覧会を開催させていただくこととなりましたので、ご案内申し上げます。
地域資源の関東ロームを活かして三浦の環境へ開かれた場を目指しています。
是非この機会にご覧いただき、貴重なご意見・ご批評を頂けますと幸いです。

※個人住宅のため事前予約制とさせていただきます。

元木大輔 / DDAAによるデザイン展「FRUITS BOWL」が、東京・渋谷区のユトレヒトで開催

元木大輔 / DDAAによるデザイン展「FRUITS BOWL」が、東京・渋谷区のユトレヒトで開催されます。会期は2020年2月4日~16日。

建築家・元木大輔が代表をつとめるDDAAによる展覧会”FRUITS BOWL”を開催します。同名のZINEの販売のほか、会期中の2月8日にはフルーツサワーを出すイベントも。ぜひ足をお運びください。

ある日箱買いしたみかんを置く場所がなかったので、事務所に転がっている素材を使って簡単に作っていたみかん用のトレイ。
毎日少しづつ形を変えて記録していたら、100種類以上のフルーツボウルのようなものができたので、ZINEを作りました。
Illustration: Haruna Kawai

DDAA (www.dskmtg.com)
建築、都市、ランドスケープ、インテリア、プロダクト、ブランディング、コンセプトメイクあるいはそれらの多分野にまたがるデザインファームです。DDAA LABは建築的な思考を軸に、実験的なデザインとリサーチを行う組織です。

元木大輔 / 建築家
DDAA/DDAA LAB代表。CEKAI所属。Mistletoe Community。シェアスペースhappa運営。武蔵野美術大学非常勤講師。

1981年埼玉県生まれ。2004年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業後、スキーマ建築計画勤務。2010年、建築、都市、ランドスケープ、インテリア、プロダクト、ブランディング、コンセプトメイクあるいはそれらの多分野にまたがるプロジェクトを建築的な思考を軸に活動するデザインスタジオDaisuke Motogi Architecture (現DDAA)設立。2019年、コレクティブ・インパクト・コミュニテイーを標榜し、スタートアップの支援を行うミスルトーと共に、実験的なデザインとリサーチのための組織DDAA LABを設立。2020年第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展出展。

ダムタイプの東京都現代美術館での展覧会「アクション+リフレクション」の会場動画

ダムタイプの東京都現代美術館での展覧会「アクション+リフレクション」の会場の様子を紹介する短い動画です。会期は2020年2月16日まで。

以下は展覧会公式の概要。

日本を代表するメディアアーティストグループ、ダムタイプによる個展を開催いたします。結成35周年にあたる2019年に開催する本展は、2018年にフランスのポンピドゥー・センター・メッス分館において開催された個展(キュレーション 長谷川祐子)の作品群や新作にパフォーマンスアーカイブなどを加え、よりバージョンアップした内容となります。
ダムタイプは、1984 年に京都市立芸術大学の学生を中心にマルチメディア・パフォーマンス・アーティスト集団として京都で結成され、中心的であった古橋悌二(1960-1995) をはじめとするメンバーが独自の表現活動を展開しつつコラボレーションを行う、ヒエラルキーのない集団として注目されました。
以降、日本の1980年代バブル経済における表層性の中にあった「情報過剰であるにもかかわらずこれを認識できていない(=ダム* )状態」を敏感にとらえ、誘惑と絶望が共存していた時代に、鋭い批評性をもって活動を展開しました。そして、多くの言葉を使う演劇集団の空疎さに対する抵抗として「ダム(セリフの排除)」という手法を選択し、装置、映像、音、これらに反応するパフォーマーの生の身体によって作品を構成しました。彼らは、デジタルと身体が新たな関係を持つことで生まれる「ポストヒューマン」のヴィジョンを、その革新的な視覚言語と思想によって、日本から世界に先駆けて表現したパイオニアといえるでしょう。本展は、大型インスタレーションによって構成される大規模個展であるとともに、古橋悌二の没後も独自のスタイルで若手アーティストに大きな影響を与える高谷史郎や池田亮司らに加え、若いメンバーを得て活動を続けるダムタイプの、まさに「ダムタイプ- タイプ」といえる卓越したあり方を包括的にみせる試みです。

*ダム dumb [英] :間抜け、ばかげた、口をきこうとしない、の意

川俣正による、東京・銀座のSHISEIDO THE STOREでのインスタレーション「箸コンストラクション」
川俣正による、東京・銀座のSHISEIDO THE STOREでのインスタレーション「箸コンストラクション」 photo©Nacasa & Partners Inc.

アーティストの川俣正による、東京・銀座のSHISEIDO THE STOREでのインスタレーション「箸コンストラクション」です。公開期間は2020年3月17日まで。場所はこちら(Google Map)

川俣氏が試みたのは、割り箸約24,000本を用いた「箸コンストラクション」。日本人にとって馴染み深い素材を使って、SHISEIDO THE STOREのエントランスとウィンドウに、中(プライベート)と外(パブリック)を繋ぐインスタレーションをつくり上げました。
作品に関し川俣氏は「無数の木片からなるインスタレーションは異質なものとして、見慣れた銀座の風景に入り込み、コミュニケーションを誘発する。そして、都市の多様なありようや変化と関わりながら街の文化や歴史、あるいは人々の記憶の精神の在り方までをも包括して、新たな可能性の萌芽を促す。」とコメントしています。

リリーステキストより

資生堂の総合美容施設「SHISEIDO THE STORE」(東京都中央区銀座7-8-10)は、東京が大きく変わる2020年、新たな試みに挑戦します。現代美術家とともに制作する1階ウィンドウギャラリーでは、2020年の幕開けを担う作家として、世界的に活躍する川俣正氏を起用しました。

リリーステキストより

パリやニューヨーク、東京などで公共空間に木材を張り巡らせた大胆なインスタレーションを創出し、見慣れた風景を異化してきた作家が、東京の目抜き通りである銀座中央通りの一角に建つ建物の”顔”を変容させます。

リリーステキストより

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