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トラフによる、大阪市の店舗「THE NORTH FACE FOOTWEAR SHINSAIBASHI」。フットウエアに特化したショップ。製品との関係を“身体的なスケール”に引寄せる為、石と木の角柱を井桁状に組んだ“展示台でありベンチにもなる”什器を考案。光膜天井や全面鏡の操作で空間に広がりも生み出す
トラフによる、大阪市の店舗「THE NORTH FACE FOOTWEAR SHINSAIBASHI」。フットウエアに特化したショップ。製品との関係を“身体的なスケール”に引寄せる為、石と木の角柱を井桁状に組んだ“展示台でありベンチにもなる”什器を考案。光膜天井や全面鏡の操作で空間に広がりも生み出す共用通路から空間全体を見る。 photo©阿野太一
トラフによる、大阪市の店舗「THE NORTH FACE FOOTWEAR SHINSAIBASHI」。フットウエアに特化したショップ。製品との関係を“身体的なスケール”に引寄せる為、石と木の角柱を井桁状に組んだ“展示台でありベンチにもなる”什器を考案。光膜天井や全面鏡の操作で空間に広がりも生み出す左奥:ポス&シュー・リペア・カウンター、中央:ディスプレイ&フィッティングエリア、右手前:シュー・テスティング・エリア photo©阿野太一
トラフによる、大阪市の店舗「THE NORTH FACE FOOTWEAR SHINSAIBASHI」。フットウエアに特化したショップ。製品との関係を“身体的なスケール”に引寄せる為、石と木の角柱を井桁状に組んだ“展示台でありベンチにもなる”什器を考案。光膜天井や全面鏡の操作で空間に広がりも生み出すディスプレイ&フィッティングエリア、什器の詳細 photo©阿野太一
トラフによる、大阪市の店舗「THE NORTH FACE FOOTWEAR SHINSAIBASHI」。フットウエアに特化したショップ。製品との関係を“身体的なスケール”に引寄せる為、石と木の角柱を井桁状に組んだ“展示台でありベンチにもなる”什器を考案。光膜天井や全面鏡の操作で空間に広がりも生み出すディスプレイ&フィッティングエリア、什器の詳細 photo©阿野太一

トラフ建築設計事務所による、大阪市の店舗「THE NORTH FACE FOOTWEAR SHINSAIBASHI」です。
フットウエアに特化したショップの計画です。建築家は、製品との関係を“身体的なスケール”に引寄せる為、石と木の角柱を井桁状に組んだ“展示台でありベンチにもなる”什器を考案しました。また、光膜天井や全面鏡の操作で空間に広がりも生み出しています。店舗の場所はこちら(Google Map)。

QUARTZ SHINSAIBASHIにて、フットウエアに特化したTHE NORTH FACEのコンセプトショップを設計した。

変化し続ける環境のなかで、人とギアがともに進化していく思想を、素材と体験を通して空間に落とし込んだ。

建築家によるテキストより

中央には余白を設け、290mm角の石と木の角柱を井桁状に構成。原石と縦継ぎ集成材という異なる成り立ちをもつ什器を並置し、展示台でありベンチとしても機能させることで、プロダクトとの関係を身体的なスケールへと引き寄せた。

庵治石の起伏を取り入れた体験コーナーでは、靴底を通して環境の変化を受け取ることができる。また軽やかな壁面と連続する光膜天井、全面ミラーが視線と奥行きを滑らかにつなぎ、空間に広がりをもたらしている。

建築家によるテキストより

木曽檜の樹皮ボードを用いたカウンターを中心に、計測やカスタマイズ、リペアといった機能を束ね、選ぶ・使う・更新するという一連の行為をひとつの流れとして再構成した。

ブランドの思いを空間にて体現し、力強さの中に細やかな配慮を重ねた店舗を目指した。

建築家によるテキストより
2026年5月にアーキテクチャーフォトで注目を集めた記事トップ40
2026年5月にアーキテクチャーフォトで注目を集めた記事トップ40

アーキテクチャーフォトで、2026年3月に注目を集めた記事をランキング形式でご紹介します。
(※広告とプレゼント企画の記事は除きます。また作品記事についてSNS広告を活用した再発信を行う場合がありますが、その流入はランキングに影響しないよう設定しています)


  1. 石上純也の「徳島文化芸術ホール」をテーマとした展覧会が開催予定。約2,000枚の実施設計が完了している建築の模型やドローイングを展示。ホール計画が混迷を極める中で様々な可能性を考える機会を提供。関連シンポジウムの企画も進行中
  2. 服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出
  3. ビオフォルム環境デザイン室による、東京・世田谷区の「三年鳴かず飛ばずプロジェクト 長屋棟」。場所が持つ“人々が集う記憶”を未来につなぐプロジェクトの一環。子育て世代が暮らす為の建築として、コモン的な空間を備えた“長屋形式の賃貸シェアハウス”を計画。交流の場から外への“賑わい”の表出も意図
  4. 石上純也の「徳島文化芸術ホール」をテーマとした展覧会が、2026年6月1日に開幕。開催場所は、徳島市万代町の“第一倉庫”。約2,000枚の実施設計が完了している建築の模型やドローイングを展示
  5. 佐野健太建築設計事務所による、豊島区の「東京のバレエハウス」。ご近所付き合いが今も残る古い住宅街での計画。“公に対し閉じがち”な用途に向合い、都市・住宅・スタジオの関係性を主題として“調停”する設計を志向。都市を劇場の客席に見立てたスタジオを備えた建築を考案
  6. SNARK Inc.による、埼玉の「川越の家」。田園が広がる美容室併設の住宅。地域の環境と呼応する存在を目指し、専門家の施主と共に“田んぼ・庭・建築”が“連続した風景”となるように計画。店舗と居住部分で仕上げを変えて“切り替え”も可能にする
  7. 山口貴司 / 三日月アーキテクツによる、千葉の「House Y」。“自然と人工物が混ざり合う”郊外に建つ設計者の自邸。この場所での暮らしの“豊かさ”に向き合い、街並みの“断片的な体験の余韻”を感じられる建築を志向。“風景のかけら”を“空間・設え・素材”に置き換える
  8. 德野由美子建築設計事務所による、西日本の「鳥の家」。三方を囲まれた間口4mの細長い敷地。“狭小住宅”という前提に対し、限られた中でも“自分の居場所を発見できる’余白’”を備えた建築を志向。住空間とテラス庭を混在させて“季節や時間”の感受も可能にする
  9. 青木淳と品川雅俊の建築設計事務所「AS」のウェブサイトがリニューアル。建築作品の写真に加えて、詳細図やドローイングなども多数掲載
  10. OHMURA NAKAMURA ATELIERによる、埼玉・日高市の「横手の家」。南から北に地盤レベルが段々と下がる造成地での計画。南の隣家から影が落ちる環境に対し、片寄棟屋根の2つの量塊をずらして重ね合わせる建築を考案。ズレから生まれる“スリット窓”から光を導くと共に眺望も確保
  11. 【ap編集長の建築探索】vol.18 B1D「402号室のこれから」
  12. 近藤弘起建築設計による、山梨の「都留の米庫」。米を蓄え農産物を加工する小屋。田畑の完全なグリッドでない“地形に合わせた微細なズレ”に着目し、幾何学として建築に取り入れる計画を志向。3段構成として目地を1/3ずつずらした割り付けとする立面を考案
  13. 長坂常 / スキーマ建築計画による、ニューヨークの「50 Norman」。日本発のブランド等が複数入る店舗。“日本的思考の輸出”という共通姿勢を起点とし、東京近郊の廃材で什器を作り“現地で10日間で設営”する手法を考案。商品・食材・什器が同じトーンで響き合う空間を生み出す
  14. 上島直樹 / KAMIJIMA Architectsによる、東京の「House M」。植栽関係の仕事をする施主の住まい。庭の植物が近隣との交流を生み出していた話から、新たな建築も“地域に馴染む”存在となるように意識。庇下や土間でコミュニティと生活空間を“段階的に繋ぐ”構成を考案
  15. ファラによる、ポルトガルの住戸改修「stepped apartment」。屋外のある区画での計画。段状の壁などでリビングをテラスへと繋がる空間として、外部スペースに“雲形の金属製の樹木”を据える計画を考案。キャノピーの形状は長谷川逸子の繊細なストラクチャーも想起させる
  16. 山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「新富士のホスピス」。末期癌患者のケアを行い家族と過ごす為の施設。病院と在宅の間の役割を求めて、日常と地続きの“住まい”の様な在り方を構想。木々の中を散策する様な連続性のある廊下が“居場所”としても機能
  17. 鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルで、日建設計が最優秀者に選定。コンセプトは「ひとつながりの未来の庁舎『鎌倉ONE』」。提案のイメージも公開
  18. 【ap編集長の建築探索】vol.019 GROUP「SHIBUYA PARCO 2F POP UP SPACE CRACK」
  19. 久米設計による、熊本の「八代市新庁舎」。震災復興の一環として計画。“災害への強さ”と“文脈と呼応”する建築を目指し、床と天井を地域産木材の“CLTトラスユニット”工法で造る建築を考案。城の石垣の再利用なども行い“土地の記憶を継承”も意図
  20. 水谷元建築都市設計室による、福岡市の「郊外の家 001」。工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修。“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向。解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加
  21. Kraft Architectsによる、岐阜・飛騨市の「神岡オフィス」。森林整備などを行う企業の為に既存住宅を転用。“物質感のある基礎”を設計の起点とし、“大地に近づくにつれて密度を増す”執務空間を中核とする構成を考案。支障木も建材として用いて“資源循環”にも取組む
  22. 加藤直樹 / N.A.Oによる、神奈川・秦野市の「加藤小屋増築工事」。“未完”を掲げた設計者の自邸の増築。子の成長などを背景として、外断熱や防火構造認定材の使用で壁や天井を張らない“未完の箱”としての居住空間を構築。変化に応じたカスタマイズを前提としてローコストで実現
  23. 吉岡徳仁による、東京・港区の店舗「BAO BAO ISSEY MIYAKE / AOYAMA」。ブランドの旗艦店の計画。自身が過去に手掛けた作品“Agravic”の概念を拡張し、空間スケールで“重力から解き放たれた様な浮遊感”を表現。アクリルで支えた10mのアルミテーブルを中央に配置
  24. 山﨑健太郎デザインワークショップによる、千葉・八千代市の「52間の縁側」。高齢者の為のデイサービス施設。問題を抱える人も“日常を送れる”環境を目指し、木架構の中に様々な“小さな居場所”のある建築を志向。一直線の床と構造体が作る“大きな構え”は地域の人々も迎え入れる
  25. IT’SとOMAが主導するチームによる「ローマ・コンティヌア」。今後25年に渡るローマの新ヴィジョンの提案。都市の特質を活かしつつ再創造を目指し、ウェルビーイング、美、知識、改革と拡張を中核原則とする計画を考案。拡張主導型の成長から再調整のモデルへの転換を促す
  26. KIAS イシダアーキテクツスタジオによる、東京・杉並区の「善福寺公園の住宅」。公園に面するギャラリー併設の住まい。彫刻のように空間をつくった後に構造を形成する設計で、豊かな空間につながる“心地よいずれ”を備えた建築を構築。外部では9mのベンチで地域に“ソーシャルな場”も提供
  27. フォスター+パートナーズによる、中国・上海のギャラリー「Jia Art」。同事務所が手掛ける都市計画の中心に位置する施設。開発を象徴する存在として、地域の花に着想を得て“四枚の花びら”を模した形態の建築を考案。光を反射するガラスリブで“動きと表情のある外観”も生み出す
  28. 村野藤吾設計の「旧横浜市庁舎行政棟」(1959年竣工) が、宿泊施設に転用され2026年4月にオープン。改修設計は竹中工務店。利用客使用部分のインテリアの基本設計と監修を成瀬・猪熊建築設計事務所が手掛ける
  29. 【ap編集長の建築探索】vol.020 廣瀬隆志建築設計事務所「DORM INOKASHIRA」
  30. CHArによる、東京・杉並区の「merry attic un」。様々な中高生が安心して“自分の時間”を過ごす為の施設。子どもが“無理なく存在できる”環境を求め、“安心感”や“さりげない見守り”を主題とした空間を志向。ライブラリーでは4つの什器を用いて距離感を調整
  31. 建築家の山﨑健太郎を、テレビ番組「情熱大陸」が特集。公式サイトで予告動画が公開。「52間の縁側」で、日本建築学会賞・JIA日本建築大賞・グッドデザイン大賞を受賞
  32. 真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京・品川区の「荏原の集合住宅」。住宅街の細長く不定形な敷地での計画。“閉鎖的になりがち”な環境に対して、光を効果的に取り入れる“明るい住空間”を志向。開口部の形状操作と様々な場所への配置で“光の通り道”をつくり出す
  33. 長坂常 / スキーマ建築計画による、香川・豊島の「Teshima Factory」。かつての鉄工所を食堂兼食糧工場として再生。既存の“シンメトリー”の大きなエントランスに着目し、計画の軸に据えて全体の構成を整理する設計を志向。内部では元の鉄骨の色味を基調として家具や造作を展開
  34. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  35. 藤田時彦 / atelier umiによる、兵庫・尼崎市の美容室「OUD」。公園に面するビルの地上階での計画。木々の借景化とイベント時の使用を考慮し、細フレームの“ガラス引戸”として内外を繋げられるファサードを考案。内部では時間を経て“味わい”を得た躯体を活かす設計を意識
  36. OMA / 重松象平が空間デザインを手掛けた、東京・墨田区の、江戸東京博物館のリニューアル。菊竹清訓設計の博物館の改修。公共体験の向上を目指し、“アイデンティティの明確化”や“再訪動機の創出”を実現する計画を志向。伝統的な文様や版画に加えて都市の情景などの映像を投影するピロティ空間を考案
  37. 山田紗子が、TOTOギャラリー・間での自身の展覧会を解説している動画。2026年5月に公開されたもの
  38. フォスター+パートナーズによる、ルーマニアでの建築展「フューチャー・プルーフ」。同事務所がプロジェクトを進める都市で開催。未来に向けた設計に対するアプローチを紹介する為に、“フューチャー・パスト”や“フューチャー・プレイス”などの4つのテーマで構成される展覧会を考案
  39. MADによる、中国の「海南サイエンスミュージアム」。ロケット発射場のある地域での計画。“市民インフラ”としての施設を目指し、人々が集える“街の広場”のようなアトリウムを備えた建築を考案。リング状の展示空間は“螺旋状のひとつの動線”で接続される
  40. 平田晃久建築設計事務所による、群馬・前橋市の「まえばしガレリア」。旧広場に建つ商業と居住の為の施設。街を盛り上げる“建築的な提案”との要望に、現地で感じた広場の“リアリティー”から着想して構想を開始。店舗と中庭からなる広場の上に“輪をなす住居群”が浮かぶ建築を造る

【ap job更新】 富山と東京を拠点とし、建築の“新しいふつう=NEW NORMAL”を目指す「dot studio」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2027年新卒)と 事務広報を募集中
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富山と東京を拠点とし、建築の“新しいふつう=NEW NORMAL”を目指す「dot studio」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2027年新卒)と 事務広報 募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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設計スタッフ募集

dot studioでは、業務拡張のため、「設計スタッフ」「事務・広報・新規事業立ち上げ補助」を募集します。

【dot studioについて】
dot studioは富山市を拠点とする設計事務所です。住宅・飲食店・商業施設・オフィス・クリニックなど、多様な用途の建築設計・監理を手がけています。2025年には東京事務所も開設し、富山と東京の二拠点で活動しています。

私たちは、その土地に根ざした暮らしや風景を大切にしながら、「新しいふつう=NEW NORMAL」:地域の中に自然と溶け込み、普通の風景として根付いていくような、空間や営みの在り方を建築を通じて提案することを目標としています。建物だけでなく、人や場所、周りの環境との関係性を見つめながら設計することで、空間そのものからそこで生まれるつながりや体験に広がっていき、完成した瞬間だけではなく、使われ続ける中で育っていく建築を目指しています。

また、スタッフひとりひとりの興味や関心を大切にし、担当プロジェクトや業務内容を通じて、それぞれが自分らしいキャリアを築ける環境を整えています。

OMAによる、トルコの百貨店「ベイメン・テルサーネ」。湾岸の旧帝国造船工場群を転用した施設。同事務所が関心を寄せる“商業”と“保存”を結ぶプロジェクトとして、既存躯体の中に複数の構造代を挿入する構成を考案。水平的な販売空間は通常生じる“階層性”を解消
OMAによる、トルコの百貨店「ベイメン・テルサーネ」。湾岸の旧帝国造船工場群を転用した施設。同事務所が関心を寄せる“商業”と“保存”を結ぶプロジェクトとして、既存躯体の中に複数の構造代を挿入する構成を考案。水平的な販売空間は通常生じる“階層性”を解消 photo by Marco Cappelletti, courtesy OMA and Beymen
OMAによる、トルコの百貨店「ベイメン・テルサーネ」。湾岸の旧帝国造船工場群を転用した施設。同事務所が関心を寄せる“商業”と“保存”を結ぶプロジェクトとして、既存躯体の中に複数の構造代を挿入する構成を考案。水平的な販売空間は通常生じる“階層性”を解消 photo by Marco Cappelletti, courtesy OMA and Beymen
OMAによる、トルコの百貨店「ベイメン・テルサーネ」。湾岸の旧帝国造船工場群を転用した施設。同事務所が関心を寄せる“商業”と“保存”を結ぶプロジェクトとして、既存躯体の中に複数の構造代を挿入する構成を考案。水平的な販売空間は通常生じる“階層性”を解消 photo by Marco Cappelletti, courtesy OMA and Beymen
OMAによる、トルコの百貨店「ベイメン・テルサーネ」。湾岸の旧帝国造船工場群を転用した施設。同事務所が関心を寄せる“商業”と“保存”を結ぶプロジェクトとして、既存躯体の中に複数の構造代を挿入する構成を考案。水平的な販売空間は通常生じる“階層性”を解消 photo by Marco Cappelletti, courtesy OMA and Beymen

OMA / エレン・ヴァン・ルーン+イヤド・アルサカによる、トルコの百貨店「ベイメン・テルサーネ」です。
湾岸の旧帝国造船工場群を転用した施設です。建築家は、同事務所が関心を寄せる“商業”と“保存”を結ぶプロジェクトとして、既存躯体の中に複数の構造代を挿入する構成を考案しました。また、水平的な販売空間は通常生じる“階層性”を解消しています。


OMAが設計したベイメン・テルサーネ(Beymen Tersane)が、イスタンブールの旧帝国造船所で完成

トルコの高級小売企業ベイメン・グループのためにOMAが設計した百貨店ベイメン・テルサーネが完成しました。イスタンブールのハリチ造船所地区にある旧造船工場群を利用したこのプロジェクトは、都市の歴史において重要な役割を果たしてきた長年放置されていた産業施設に新たな命を吹き込んでいます。

OMAの設計では、既存の工場棟内に独立した構造体を複数配置し、百貨店を、それぞれ異なる形状と素材を備えたギャラリーの連なりとして構成しています。これらのギャラリーは一体となって旧造船所内に新たなレイヤーを形成し、商品だけでなく現代アートのインスタレーションも展示するとともに、既存構造を見える状態に保っています。長手方向と横断方向の両方に通り抜けることができるこれらのギャラリーは、連続した水平的な販売空間を形成しており、複数階に売り場を分散配置することで通常生じる階層性を解消しています。

テルサーネ・イ・アミレ(Tersane-i Amire)はオスマン帝国の造船所であり、16世紀から1922年の帝国解体まで、帝国の海軍造船の中心を担っていました。この造船所群は、造船拠点が金角湾以外に移った1970年代まで稼働を続けていました。数十年にわたる放置を経て、この場所は現在、ホテルや文化施設、商業施設、公共空間からなる複合ウォーターフロント地区として再開発が進められており、その多くが依然としてアクセス困難なウォーターフロントである状況のなかで、都市と金角湾を結ぶ新たなつながりを生み出しています。

ベイメン・テルサーネは、OMAにとってトルコで初めて完成したプロジェクトです。ベイメン・テルサーネの設計チームには、OMAのパートナーであるイヤド・アルサカ(Iyad Alsaka)に加え、プロジェクト・アーキテクトのアニタ・エルノーディ(Anita Ernodi)とサスキア・シモン(Saskia Simon)が参加しました。

OMAのパートナー、イヤド・アルサカは次のように述べています。「ベイメン・テルサーネは、OMAが長年関心を寄せてきた2つのテーマである商業と保存を結び付けるプロジェクトです。このプロジェクトは、イスタンブールにとってヴェネツィアのアルセナーレ(Arsenale)に匹敵する重要性を持つ場所を再活性化し、長らく立ち入ることのできなかった都市の一部を公共に開放するものです」

【ap job更新】 意匠・構造・設備が社内に揃い、提案から竣工まで一貫して携わる「AIUEO STUDIO」が、意匠設計と設備設計のスタッフ(経験者・既卒・2027年新卒)を募集中
【ap job更新】 意匠・構造・設備が社内に揃い、提案から竣工まで一貫して携わる「AIUEO STUDIO」が、意匠設計と設備設計のスタッフ(経験者・既卒・2027年新卒)を募集中
【ap job更新】 意匠・構造・設備が社内に揃い、提案から竣工まで一貫して携わる「AIUEO STUDIO」が、意匠設計と設備設計のスタッフ(経験者・既卒・2027年新卒)を募集中2014’11 代々木のタウンハウス [REGNO COLLAGE] / グッドデザイン賞受賞

意匠・構造・設備が社内に揃い、提案から竣工まで一貫して携わる「AIUEO STUDIO」の、意匠設計と設備設計のスタッフ(経験者・既卒・2027年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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AIUEO STUDIO株式会社では『意匠設計』『設備設計』を募集しています。

【私たちについて】
弊社は東京都内の集合住宅を中心に、テナントビル・オフィスビルなどの設計・デザインを手がける総合設計事務所です。
意匠・構造・設備が社内に揃い、物件全体を見渡しながら提案から竣工まで一貫して携わることができます。

業務の一環として建築や図面について学ぶ時間を定期的に設けており、仕事のためだけでなく、建築そのものを学び直せる環境です。
・意匠勉強会/構造勉強会/各プロジェクトの設計レビュー
・社内全体ミーティング(月2回)
・社員旅行/海外研修旅行(各年1回)

少数精鋭の設計事務所だからこそ、1年目でもデザイン提案や図面の作図、打ち合わせ参加など、挑戦の機会が豊富にあります。
・社員数20名(意匠7名/構造6名/設備1名/CG1名/監理4名/構造品質管理部1名)
・女性社員5名
・20~30代が12名で若手も活躍中

MVRDVによる、フランス・ボルドーの集合住宅「ラ・ヴァレ・ヴェルト」。現地の言葉で“緑の谷”と名付けられた建築。“親密さ”の実現を目指し、3つの棟をくり抜いて“緑豊かな円形の中庭”を形成する構成を考案。様々な樹種を収めた植木鉢の維持管理の為に庭師のアクセス経路も用意
MVRDVによる、フランス・ボルドーの集合住宅「ラ・ヴァレ・ヴェルト」。現地の言葉で“緑の谷”と名付けられた建築。“親密さ”の実現を目指し、3つの棟をくり抜いて“緑豊かな円形の中庭”を形成する構成を考案。様々な樹種を収めた植木鉢の維持管理の為に庭師のアクセス経路も用意 photo©Matthieu Lecouvey
MVRDVによる、フランス・ボルドーの集合住宅「ラ・ヴァレ・ヴェルト」。現地の言葉で“緑の谷”と名付けられた建築。“親密さ”の実現を目指し、3つの棟をくり抜いて“緑豊かな円形の中庭”を形成する構成を考案。様々な樹種を収めた植木鉢の維持管理の為に庭師のアクセス経路も用意 photo©Paul Lefevre
MVRDVによる、フランス・ボルドーの集合住宅「ラ・ヴァレ・ヴェルト」。現地の言葉で“緑の谷”と名付けられた建築。“親密さ”の実現を目指し、3つの棟をくり抜いて“緑豊かな円形の中庭”を形成する構成を考案。様々な樹種を収めた植木鉢の維持管理の為に庭師のアクセス経路も用意 photo©Paul Lefevre
MVRDVによる、フランス・ボルドーの集合住宅「ラ・ヴァレ・ヴェルト」。現地の言葉で“緑の谷”と名付けられた建築。“親密さ”の実現を目指し、3つの棟をくり抜いて“緑豊かな円形の中庭”を形成する構成を考案。様々な樹種を収めた植木鉢の維持管理の為に庭師のアクセス経路も用意 photo©Paul Lefevre

MVRDVが設計した、フランス・ボルドーの集合住宅「ラ・ヴァレ・ヴェルト」です。
現地の言葉で“緑の谷”と名付けられた建築です。建築家は、“親密さ”の実現を目指し、3つの棟をくり抜いて“緑豊かな円形の中庭”を形成する構成を考案しました。また、様々な樹種を収めた植木鉢の維持管理の為に庭師のアクセス経路も用意されています。


こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)

MVRDVがラ・ヴァレ・ヴェルトを完成、バスティード・ニエル地区にひっそりとした緑の隠れ家を創出

MVRDVは、ボルドーのバスティード・ニエル地区における住宅プロジェクト、ラ・ヴァレ・ヴェルト(*La Vallée Verte、フランス語で「緑の谷」の意)の建設を完了しました。MVRDV自身のバスティード・ニエル・マスタープランの日陰のある街路と旧鉄道線路の間に位置するこのプロジェクトは、マスタープランの「サンカット」による角度の付いた形態と、緑豊かな「クレーター」、すなわち、ゆとりあるテラスを彩る豊富な植栽を備えた円形の中庭を組み合わせています。人生のあらゆる段階にある居住者を惹きつけるため、さまざまな規模の70戸の新しい住戸を提供するこのプロジェクトの洗練された白い外観は、この新しく革新的な都市地区の一部として溶け込んでいます。一方で、中庭は、居住者や来訪者がくつろげる、特徴的で人目につきにくい公園のような空間を提供しています。

MVRDVのバスティード・ニエル・マスタープランは、かつての工業地区と軍の兵営を再開発し、ボルドーのガロンヌ川右岸に新たな地区を創出します。この計画は、地区の歴史的な建造物と街区構成を保持し、それらの要素を日陰と親密さをもたらす狭い街路で取り囲んでいます。建物の独特な傾斜と角度の付いた形状は、「サンカット(suncuts)」として知られるパラメトリックな手法によって決定されました。この手法は、すべての建物が年間を通じて最低限の直射日光を受けられることを保証するもので、どの建物も隣接する建物によって日陰になることがありません。144の区画が地域、国内、そして国際的な多様な設計者によって開発されることで、その結果として、持続可能性、居住性、そして歴史的な個性に焦点を当てた地区となっています。それは、ヨーロッパ都市の都市的伝統に対する活気あるアップデートです。

バスティード・ニエルの北西端のケ・デ・ケリー通り沿いに位置するラ・ヴァレ・ヴェルトは、マスタープランの原則に従った模範的なプロジェクトとなっています。三角形の敷地に建つ3棟の建物で構成され、その街路側のファサードと屋根は滑らかな形状となっており、マスタープランの形態およびその採光要件に従っています。また、都市ヒートアイランド現象の低減を目指すマスタープランの方針に従い、淡いグレーのタイルで覆われています。

対照的に、敷地の中央では、3つの棟が円形の中庭となるようにくり抜かれており、その中庭は地上から最上階まで緑に覆われています。外側に面するファサードが閉鎖的で平坦であるのに対し、中庭に面するファサードには、プライベートロッジアに面した床から天井までの開口部が設けられています。さまざまな大きさの植木鉢がこれらのロッジアの端に沿って並び、花を咲かせる低木から小さな樹木まで、また常緑植物から落葉植物まで、あらゆる種類の植物を支えています。このプロジェクトは、種の多様性を可能にするため、異なる高さに異なる植物を配置し、自然の谷の景観を再現しています。

このプロジェクトの植栽の健全な状態を継続的に維持するため、この設計では、専門の庭師がバルコニー全体にアクセスし、定期的な維持管理を行うための経路を設けています。そのため、構造壁には開口部が設けられ、異なる住戸のバルコニーを隔てるスチール製の扉が設けられています。その用途を遊び心をもって示すものとして、これらの開口部と扉は人の形をしています。さらに、つばの広い帽子によって、庭師のシルエットであることが明確に示唆されています。

「私たちのバスティード・ニエル・マスタープランにおける重要な動機の一つは、この都市の新たな一画に親密さの感覚を与えることでした。歴史的な痕跡を中心に地区を形成することで、親しみやすい街路による意外性のあるネットワークを生み出す一方、建物は日照を確保するために切り取られています。これにより、旧市街に呼応する氷山のような屋根景観がもたらされています。各建築家は、ルールの範囲内にとどまりながら、それぞれ独自の解釈を加えるべきです」と、MVRDV創設パートナーのウィニー・マースは述べています。「ラ・ヴァレ・ヴェルトでは、私たちは3つの棟を切り取り、緑の爆発を加えることで、別の方法で親密さを実現しました。緑豊かな中庭は、この地区の他の部分からほとんど切り離された秘密の世界のようなものであり、そこにいること自体が、来訪者と居住者の間で共有されるひとときとなります」

OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンの会場構成による、オランダの「State of Fashion Biennale 2026」。ファッションを社会的な存在として捉える展覧会。“視覚的スペクタクル”と“隠れた物語”の両面の理解を促す為、表が金属仕上げで裏を木造露出とした展示パネルを考案。表側で完成品を見せて裏側で舞台裏を明かす
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンの会場構成による、オランダの「State of Fashion Biennale 2026」。ファッションを社会的な存在として捉える展覧会。“視覚的スペクタクル”と“隠れた物語”の両面の理解を促す為、表が金属仕上げで裏を木造露出とした展示パネルを考案。表側で完成品を見せて裏側で舞台裏を明かす photo © Eva Broekema for State of Fashion
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンの会場構成による、オランダの「State of Fashion Biennale 2026」。ファッションを社会的な存在として捉える展覧会。“視覚的スペクタクル”と“隠れた物語”の両面の理解を促す為、表が金属仕上げで裏を木造露出とした展示パネルを考案。表側で完成品を見せて裏側で舞台裏を明かす photo © Eva Broekema for State of Fashion
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンの会場構成による、オランダの「State of Fashion Biennale 2026」。ファッションを社会的な存在として捉える展覧会。“視覚的スペクタクル”と“隠れた物語”の両面の理解を促す為、表が金属仕上げで裏を木造露出とした展示パネルを考案。表側で完成品を見せて裏側で舞台裏を明かす photo © Eva Broekema for State of Fashion
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンの会場構成による、オランダの「State of Fashion Biennale 2026」。ファッションを社会的な存在として捉える展覧会。“視覚的スペクタクル”と“隠れた物語”の両面の理解を促す為、表が金属仕上げで裏を木造露出とした展示パネルを考案。表側で完成品を見せて裏側で舞台裏を明かす photo © Eva Broekema for State of Fashion

OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンの会場構成による、オランダの「State of Fashion Biennale 2026」です。
ファッションを社会的な存在として捉える展覧会です。建築家は、“視覚的スペクタクル”と“隠れた物語”の両面の理解を促す為、表が金属仕上げで裏を木造露出とした展示パネルを考案しました。そして、表側で完成品を見せて裏側で舞台裏を明かします。
展覧会の会期は、2026年6月28日まで。公式サイトはこちら


こちらは建築家によるテキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)

ステート・オブ・ファッション・ビエンナーレ2026

アルンヘムの聖エウセビウス教会と隣接する広場で開催されるステート・オブ・ファッション・ビエンナーレ2026は、ファッションを単なる完成品の集合としてではなく、ファッション文化を形成し社会に影響を与える、より広範でしばしば目に見えないエコシステムとして考察します。

サプライチェーン・ロジスティクスに由来する用語「Available to Promise(アベイラブル・トゥ・プロミス)」をタイトルとする本展覧会は、ファッションアイテムの背後にある物語を明らかにし、照らし出すことを目的としています。OMA*AMO/デイヴィッド・ジャーノッテンによる会場構成は、これらのキュレーション上の目的との緊密な対話を通じて展開されています。このデザインは、展覧会を体験する二つの異なる方法を提供する重層的なアプローチを採用しています。すなわち、ファッションアイテムの視覚的スペクタクルと、それらに内包された隠れた物語の深い読解です。

祭壇に合わせた中央軸線が展示内の主要な動線を規定しており、その周囲に展示内容が構成されています。この軸線の両側にはパネルの列があり、それぞれが反射性のある金属仕上げの表面と、背面に露出した木構造を備えています。洗練された表面は、完成されたファッションアイテムを展示するための背景となっています。木製の背面は、その構造フレームを露出させるとともに教会のゴシック構造に呼応し、比喩的な「舞台裏」として機能しています。そこでは、天然資源、労働、物流に関する物語が紹介されています。来場者はこの軸線に沿って移動し、表面が生み出すスペクタクルに注目するか、あるいはパネルの背後に回り込んでその背後にある物語を発見するかを選ぶことができます。金属面に設けられた開口部からは、木構造を垣間見ることができます。

パネルは、develop(開発)、distribute(流通)、hype(話題化)、experience(体験)、transform(変容)という展示テーマに対応した5本の平行する帯状に配置されています。ナルテックス(前室)の近くには、一段高く設けられたトリビューンとライブラリーがあり、ラウンジやワークショップのための空間を構成しています。トリビューンからは、来場者は「ショー」を思索的な態度で鑑賞することができます。

屋外の教会に隣接する市民広場では、金属製の外装と木造の内部構造をもつパヴィリオンが、公開されたサテライトスペースとして機能しています。五角形のパヴィリオンには、それぞれ5つのテーマの柱に関連するコンテンツを紹介する、5つの異なるスクリーンが設けられています。可動式のベンチが、この空間をトークイベント、映画上映、ファッションショーなどに柔軟に利用することを可能にしています。その扉は教会の中央軸線に合わせられており、展示の空間的かつ概念的な連続的延長を生み出しています。

【ap編集長の建築探索】vol.021 妹島和世建築設計事務所「すみだ北斎美術館」
【ap編集長の建築探索】vol.021 妹島和世建築設計事務所「すみだ北斎美術館」外観、北側の公園から見る。(※諸事情により筆者撮影ではない写真を使用しています) 撮影:尾鷲陽介

「ap編集長の建築探索」は、23年の歴史ある建築ウェブメディア「アーキテクチャーフォト」の編集長である後藤連平が、訪問した建築を紹介する連載シリーズです。論考のようなかっちりとした形式ではなく、現地で感じた雰囲気や空気感が伝わるような“ライブ感”のある文体で綴ります。読者の皆様も自身が建築を体験するように読んでいただければ幸いです。


妹島和世建築設計事務所「すみだ北斎美術館」

TEXT:後藤連平

 
妹島和世建築設計事務所による「すみだ北斎美術館」を訪問した。2016年に竣工した建築であるが、タイミングが合わず訪問できていなかったのだけれど、ついに訪問が叶った、、、!

地元の人たちが集まる公園と高架線路の挟まれていて、美術館としてはそれほど大きくない敷地に建っている。また、公園ではない三方には公道があり、全方位からアクセスがあるという条件。

雑誌やSNSの投稿などの写真で建物の様子はもちろん見ていて、アルミパネルで覆われた鈍いシルバーの外観と、そこにザクっと入るスリットの特徴的な造形が印象的で、こういう形態をつくりたかったのかな?と思っていたところもあった。

しかし、実際に訪問してみて、あらゆる所や、この建築での体験が、この場所にある建築として、美術館として、無意識に思う「こうだったら良いな」が、先回りして高度に実現されている感覚があって、本当に驚いた、、、、、!

「先回り」と書いたのは、説明が難しいのだけれど、例えば、iPhoneは、ユーザーインターフェースが、高度に人の動きや直感を考慮されていて、行動の先に回って全てが作られている。それ故に、使っている時がスムーズすぎて快楽すら感じてしまう側面があると思う。そのような感覚が、この建築では機能のみならず、こういう空間だったら良いなという感覚レベルでも実現されているというか。

【ap job更新】 デベロッパーアーキテクトとして建築設計事務所の新しい役割を模索する「らいおん建築事務所」が、スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)を募集中
【ap job更新】 デベロッパーアーキテクトとして建築設計事務所の新しい役割を模索する「らいおん建築事務所」が、スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)を募集中
【ap job更新】 デベロッパーアーキテクトとして建築設計事務所の新しい役割を模索する「らいおん建築事務所」が、スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)を募集中

デベロッパーアーキテクトとして建築設計事務所の新しい役割を模索する「らいおん建築事務所」の、スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

【デベロッパーアーキテクトとして活躍できる人を募集しています】
私たちは建築設計者という枠を越えて、自らの投資によって事業を企画し、デザインを行い、作り、運営までの一貫した事業プロデュースを行う新しいタイプの建築家として「デベロッパーアーキテクト」という職能を実践し、開拓しています。

らいおん建築事務所は、クライアントワークで培った設計・監理の経験を土台に、自社で不動産を取得・再生し、ホテル、民泊、まちの拠点などを企画・設計しながら、事業者として運営にもコミットするチームです。

そのノウハウを活かし、全国各地でエリア再生やまちづくりも手がけています。

今回募集するのは、そのような「事業」と「空間」を同時に考えながら、建築とまちを作るデベロッパーアーキテクト 1~2名です。
建築の設計・監理やリノベーション設計、施工・現場監督などの実務経験をお持ちで、モノのデザインだけでなく、企画や運営、まちづくりにも楽しく踏み込んでいきたい方を歓迎します。

フランク・ゲーリーの、アメリカのガゴシアンでの展覧会「FRANK GEHRY」。2025年の逝去した建築家が手掛けた“彫刻”の展示。魚を主題とした作品群は、一連の建築作品にも繰り返し現れる“波打つような輪郭”を表現。会場構成はゲーリー・スタジオが手掛ける
フランク・ゲーリーの、アメリカのガゴシアンでの展覧会「FRANK GEHRY」。2025年の逝去した建築家が手掛けた“彫刻”の展示。魚を主題とした作品群は、一連の建築作品にも繰り返し現れる“波打つような輪郭”を表現。会場構成はゲーリー・スタジオが手掛けるFrank Gehry, 2026, installation view © Frank O. Gehry Photo: Josh White Courtesy Gagosian
フランク・ゲーリーの、アメリカのガゴシアンでの展覧会「FRANK GEHRY」。2025年の逝去した建築家が手掛けた“彫刻”の展示。魚を主題とした作品群は、一連の建築作品にも繰り返し現れる“波打つような輪郭”を表現。会場構成はゲーリー・スタジオが手掛けるFrank Gehry, 2026, installation view © Frank O. Gehry Photo: Josh White Courtesy Gagosian
フランク・ゲーリーの、アメリカのガゴシアンでの展覧会「FRANK GEHRY」。2025年の逝去した建築家が手掛けた“彫刻”の展示。魚を主題とした作品群は、一連の建築作品にも繰り返し現れる“波打つような輪郭”を表現。会場構成はゲーリー・スタジオが手掛けるFrank Gehry, 2026, installation view © Frank O. Gehry Photo: Josh White Courtesy Gagosian
フランク・ゲーリーの、アメリカのガゴシアンでの展覧会「FRANK GEHRY」。2025年の逝去した建築家が手掛けた“彫刻”の展示。魚を主題とした作品群は、一連の建築作品にも繰り返し現れる“波打つような輪郭”を表現。会場構成はゲーリー・スタジオが手掛けるFrank Gehry, 2026, installation view © Frank O. Gehry Photo: Josh White Courtesy Gagosian

フランク・ゲーリーの、アメリカ・ビバリーヒルズのガゴシアンでの展覧会「FRANK GEHRY」です。
2025年の逝去した建築家が手掛けた“彫刻”の展示です。魚を主題とした作品群は、一連の建築作品にも繰り返し現れる“波打つような輪郭”を表現。会場構成はゲーリー・スタジオが手掛ける。会期は、2026年6月27日まで。展覧会の公式ページはこちら。また、こちらの動画でも会場の様子を見ることが可能です。


こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)

ガゴシアンは、2025年の逝去後初となるフランク・ゲーリー作品展の開催を発表できることを嬉しく思います。本展は5月14日にビバリーヒルズのギャラリーで開幕し、アーティストの遺族との協力のもと実現され、ゲーリー・スタジオによって会場構成が手がけられました。展示される動物をテーマとした作品には、遺族所蔵の等身大彫刻「Bear with Us」(2014年)、ColorCore Formicaとシリコーンを素材として制作された「Untitled (Black Crocodile New York)」(2023年)、そしてゲーリーによる魚の彫刻シリーズとして最後に銅で制作された「Fish on Fire」(2023年)が含まれます。

「Bear with Us」は、その名が示すクマを輝く316Lステンレススチールで表現しており、磨き上げられた金属表面の複雑な起伏によって、しわくちゃにした金属箔のような外観を帯びています。(この彫刻は、アーティストが2023年にルイ・ヴィトンのためにデザインしたクラッチバッグの原型にもなりました)また、「A Pair of Snake Lamps」(1989年)では、ゲーリーはガッシュで彩色した張り子を用い、作品を発光させることで、その蛇のような形態を、装飾性と機能性を兼ね備えたオブジェへと変容させています。

高い評価を受けている魚の彫刻群は――そのうち数点が展示されていますが――それ自体で完結した作品である一方、それらが表現する太古の生物の「完璧なフォルム」は、ゲーリーの建築作品全体を通じて繰り返し現れており、そのことはロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサートホール(2003年)やグッゲンハイム・アブダビ(今年開館)に見られる波打つような輪郭にも表れています。また本展では、黒い線の網目と色彩の雲によって魚の躍動的な動きを表現した、インク、水彩、アクリルによる紙作品10点も展示されます。

【ap job更新】 吉祥寺を拠点とし、コミュニケーションを大切にして多様な活動を行う「佐久間徹設計事務所」が、建築設計のスタッフ(経験者・既卒)と 施工管理経験者を募集中
【ap job更新】 吉祥寺を拠点とし、コミュニケーションを大切にして多様な活動を行う「佐久間徹設計事務所」が、建築設計のスタッフ(経験者・既卒)と 施工管理経験者を募集中
【ap job更新】 吉祥寺を拠点とし、コミュニケーションを大切にして多様な活動を行う「佐久間徹設計事務所」が、建築設計のスタッフ(経験者・既卒)と 施工管理経験者を募集中グランスクエア大口

吉祥寺を拠点とし、コミュニケーションを大切にして多様な活動を行う「佐久間徹設計事務所」の、建築設計のスタッフ(経験者・既卒)と 施工管理経験者 募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

事業拡大を目指す「佐久間徹設計事務所」が設計スタッフ(経験者・第二新卒)と施工管理経験者を大募集!

「コミュニケーションを大切に」
気持ちよく暮らすことを考えています。

設立から20年を迎えた現在、設計スタッフ/総務スタッフ/業務委託スタッフあわせて23名の体制で活動しています。

集合住宅や宿泊施設など、アトリエ事務所としては比較的規模が大きく、事業性の高いプロジェクトをはじめ、個人邸や本のための庵、温泉地の別邸など、クリエイティブで上質な空間を求められるプロジェクトなど、多種多様な案件が進行中です。

近年は、福祉のまちづくりのプロジェクトやまちの公共的な施設、都内山間部での旅館改修など、地域に寄り添う建築にも取り組んでいます。

スタッフの経歴も幅広く、アトリエ事務所出身者はもちろん、より丁寧でクリエイティブな環境を求め、組織設計事務所やハウスメーカーなどから転職してきたメンバーも多く在籍しています。

今回はじめて、施工管理経験のある方を募集することになりました。
施工者・設計者、双方の役割を理解できるからこそのマネジメント能力のある方と一緒にプロジェクトを進めることで設計事務所全体の総合力を上げることを目指しています。

そんなわたしたちと共に、今後の事業拡大を支えてくださる設計スタッフ(経験者・第二新卒)と施工管理経験者を募集しています。

矢板建築設計研究所による、長野・北佐久郡の「大きな屋根の家」。南東向きの明るい斜面地での計画。設計者が重視する“場所感”の思考に基づき、大屋根の下に大開口を備えたリビングをバルコニーで囲う構成を考案。愛を伴う“場所感”は自我のなす作為が消え去った時にのみ現れる
矢板建築設計研究所による、長野・北佐久郡の「大きな屋根の家」。南東向きの明るい斜面地での計画。設計者が重視する“場所感”の思考に基づき、大屋根の下に大開口を備えたリビングをバルコニーで囲う構成を考案。愛を伴う“場所感”は自我のなす作為が消え去った時にのみ現れる外観、南側の道路より見る。(建築家による解説:屋根は斜面に沿って架けられる) photo©小川重雄
矢板建築設計研究所による、長野・北佐久郡の「大きな屋根の家」。南東向きの明るい斜面地での計画。設計者が重視する“場所感”の思考に基づき、大屋根の下に大開口を備えたリビングをバルコニーで囲う構成を考案。愛を伴う“場所感”は自我のなす作為が消え去った時にのみ現れる外観、東側の道路より見る。(建築家による解説:南北に長い大きな屋根が架けられる) photo©小川重雄
矢板建築設計研究所による、長野・北佐久郡の「大きな屋根の家」。南東向きの明るい斜面地での計画。設計者が重視する“場所感”の思考に基づき、大屋根の下に大開口を備えたリビングをバルコニーで囲う構成を考案。愛を伴う“場所感”は自我のなす作為が消え去った時にのみ現れる2階、階段側からダイニングとリビングを見る。(建築家による解説:階段を上りきると外部環境の一部となった空間が広がる) photo©小川重雄
矢板建築設計研究所による、長野・北佐久郡の「大きな屋根の家」。南東向きの明るい斜面地での計画。設計者が重視する“場所感”の思考に基づき、大屋根の下に大開口を備えたリビングをバルコニーで囲う構成を考案。愛を伴う“場所感”は自我のなす作為が消え去った時にのみ現れる2階、リビングからバルコニー越しに外部を見る。(建築家による解説:ダイニングからリビングをL型にバルコニーが囲む) photo©小川重雄

矢板久明+矢板直子 / 矢板建築設計研究所が設計した、長野・北佐久郡の「大きな屋根の家」です。
南東向きの明るい斜面地での計画です。建築家は、自身が重視する“場所感”の思考に基づき、大屋根の下に大開口を備えたリビングをバルコニーで囲う構成を考案しました。また、愛を伴う“場所感”は自我のなす作為が消え去った時にのみ現れます。

軽井沢へ移住する小さなお子さんのいる家族のための住宅である。土地探しの末、南東向きの明るい30度ほどの斜面地を敷地とした。

その斜面に沿って大きな屋根を架け、アプローチとなる南側には、人を迎えるように屋根と3m張り出したバルコニーを設け、これを谷側にも折り返し、リビングを囲う様にL字に巡らせた。
そして内部と外部をつなげるよう、南に2m、谷側に7mの大開口を設け、窓をすべて引き込むと、リビングと一体となった主空間が立ち現れる様にした。

建築家によるテキストより

バルコニーには囲われ感のある手摺壁を設えたので、適度な「場所感」を得た。この手摺壁により、9m下の道路レベルに建つ家々は視界から隠れ、視線は森から空へと抜けていく。そして30cm幅の手摺笠木は机にもなり、低く抑えた手摺壁ではあるが十分な安心感を得たように思う。
このバルコニーまで連続した主空間は、平面は2倍正方形、高さは3対4の矩形からなる立方体の領域として、全体の比例秩序の中に挿入され、特別な場所として山の斜面に浮かび上がった。

この南へ張り出したバルコニーは、山側では屋根を支える壁梁で吊り、谷側では黒く塗られた鉄の方杖で支えている。南北に架けられた壁梁は、構造体であると同時に、山側では玄関や本棚、キッチンといった暮らしを支える場を囲い、リビングと緩やかに仕切っている。階段を登りこの壁梁を潜ると、一気に視界はひらけ、バルコニーと一体となった主空間が立ち現れる。

建築家によるテキストより

ここで私は敢えて「場所感」という言葉を使った。場所の定義は、プラトンのコーラやアリストテレスのトポスとして、古代より数多く語られてきたが、難解な哲学的議論でもあった。しかし、私にとっての場所とは、どこに想いが宿っているかという極めて個人的な感覚によって捉えている。
そこには 「豊かに暮らしてほしい」という願いが込められ、作り手の心が滲み出ていることが大切であり、そのような場所を「場所感」のあるところと述べた。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス[期間:2026/6/1-6/7]
最も注目を集めたトピックス[期間:2026/6/1-6/7]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2026/6/1-6/7)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。(弊サイトでは、作品記事についてSNS広告を活用した再発信を行う場合がありますが、その流入はランキングに影響しないよう設定しています)


  1. 石上純也の「徳島文化芸術ホール」をテーマとした展覧会が、開催中止に。主催者のJIA 四国支部 徳島地域会と石上純也建築設計事務所がコメントを公開
  2. kurosawa kawara-tenによる、千葉・大多喜町の「SさんAさんのための家」。プライベートを大切にする家族の為の二世帯住宅。道のある南側に水廻りを配して視線を遮り、北側に“木の塊”の様な居住空間を配置する構成を考案。カーテンウォールは採光に加えて世帯間の緩衝地帯としても機能
  3. 石上純也の「徳島文化芸術ホール」をテーマとした展覧会が、2026年6月1日に開幕。開催場所は、徳島市万代町の“第一倉庫”。約2,000枚の実施設計が完了している建築の模型やドローイングを展示
  4. 佐久間徹設計事務所による、東京の「吉祥寺の書庫」。数万冊の書籍を収納する為の住宅。効率の良い収蔵と共に“過ごす時間が楽しくなる”場を求め、中庭を囲むように書棚と廊下を配置する構成を考案。幅に変化のある回廊は歩くたびに“本と緑との距離感”が変わる
  5. トラフによる、京都市の「GODIVA Bakery ゴディパン 京都四条店」。錦市場に隣接する場所のベーカリーショップ。“街の延長としての店舗”を求め、歴史ある街並みと呼応しつつ“開かれた構え”のファサードを考案。丸みのある庇・木製建具・イラストで“人を引き寄せる表情”も意図
  6. 篠原一男による「上原曲り道の住宅」(1978年) をレポート。“第三の様式”の作品のひとつとして知られる。篠原が重要視した“ずれ”を強調する、鉄筋コンクリートの柱が広間にそびえる建築。詩人の鈴木志郎康とその家族の住まい
  7. 大野力 / sinatoによる、東京・千代田区の「12 KANDA」。パブリックな用途も含むシェアオフィス。個室群の“街への対峙”も意図し、屋外避難階段を表側でバルコニーと繋げて“日常動線”にする構成を考案。基準階の反復ではなく異なる“形と機能”が積層する建築を造る
  8. 服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出
  9. 石上純也の「徳島文化芸術ホール」をテーマとした展覧会が開催予定。約2,000枚の実施設計が完了している建築の模型やドローイングを展示。ホール計画が混迷を極める中で様々な可能性を考える機会を提供。関連シンポジウムの企画も進行中
  10. ランサ・アトリエによる、サーペンタイン・パヴィリオン2026「a serpentine」。毎年一組が選ばれ造られる期間限定の建築。“身近な素材や形態を再解釈”する設計姿勢に基づき、周辺の建物や伝統的な蛇行する壁から着想した煉瓦壁を用いた建築を考案。壁の意味も再考して“透過性”を付与する
  11. 熊谷・石上純也・IAO竹田・アクト環境・ピーエス三菱・野村建設JVによる「徳島文化芸術ホール(仮称)」の基本設計概要が公開。花弁を想起させるテラスの連なりが特徴的な建築。テラスからの新しい鑑賞体験や壁面を活用した映像発信も計画。“ホールの新たなあり方”や街に開き人を引き込む事も追求
  12. OMA / クリス・ヴァン・ドゥインによる、中国の「杭州プリズム」。集合住宅や事務所などを内包する複合ビル。私的用途と都市空間が分離する状況に挑戦し、基部に誰もがアクセス可能な“屋外アトリウム”を配する構成を考案。イベントやコミュニティ活動での交流を最大化する
  13. 青木淳と品川雅俊の建築設計事務所「AS」のウェブサイトがリニューアル。建築作品の写真に加えて、詳細図やドローイングなども多数掲載
  14. 妹島和世による、岡山・玉野市の「Power Base モジュール工場」。自然エネルギーに関わる企業“Power X”の為に計画。約6300㎡の蓄電池モジュールの生産拠点施設。快適な労働環境の構築も意図
  15. 藤田時彦 / atelier umiによる、兵庫・尼崎市の美容室「OUD」。公園に面するビルの地上階での計画。木々の借景化とイベント時の使用を考慮し、細フレームの“ガラス引戸”として内外を繋げられるファサードを考案。内部では時間を経て“味わい”を得た躯体を活かす設計を意識
  16. OHMURA NAKAMURA ATELIERによる、埼玉・日高市の「横手の家」。南から北に地盤レベルが段々と下がる造成地での計画。南の隣家から影が落ちる環境に対し、片寄棟屋根の2つの量塊をずらして重ね合わせる建築を考案。ズレから生まれる“スリット窓”から光を導くと共に眺望も確保
  17. フォスター+パートナーズによる、中国・上海のギャラリー「Jia Art」。同事務所が手掛ける都市計画の中心に位置する施設。開発を象徴する存在として、地域の花に着想を得て“四枚の花びら”を模した形態の建築を考案。光を反射するガラスリブで“動きと表情のある外観”も生み出す
  18. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  19. 鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルで、日建設計が最優秀者に選定。コンセプトは「ひとつながりの未来の庁舎『鎌倉ONE』」。提案のイメージも公開
  20. 【ap Masterpiece】OMAによる、フランスの「ボルドーの家」(1998年)

フランク・ゲーリーの展覧会の会場の様子を収録した動画。逝去後はじめての展覧会としてビバリーヒルズのガゴシアンで開催。2026年6月に公開されたもの

フランク・ゲーリーの展覧会の会場の様子を収録した動画です。逝去後はじめての展覧会としてビバリーヒルズのガゴシアンで開催されています。2026年6月に公開されたもの。会期は2026年6月27日まで。会場構成はゲーリー・スタジオが手掛けました。

アトリエ・ワンの塚本由晴と貝島桃代へのインタビュー動画。建築における昼光をテーマとしたアワードの受賞記念に収録。2026年5月に公開されたもの

アトリエ・ワンの塚本由晴と貝島桃代へのインタビュー動画です。建築における昼光をテーマとしたアワードの受賞記念に収録。2026年5月に公開されたもの。

篠原一男による「上原曲り道の住宅」(1978年) をレポート。“第三の様式”の作品のひとつとして知られる。篠原が重要視した“ずれ”を強調する、鉄筋コンクリートの柱が広間にそびえる建築。詩人の鈴木志郎康とその家族の住まい
篠原一男による「上原曲り道の住宅」(1978年) をレポート。“第三の様式”の作品のひとつとして知られる。篠原が重要視した“ずれ”を強調する、鉄筋コンクリートの柱が広間にそびえる建築。詩人の鈴木志郎康とその家族の住まい外観、北側の交差点より見る。 photo©architecturephoto
篠原一男による「上原曲り道の住宅」(1978年) をレポート。“第三の様式”の作品のひとつとして知られる。篠原が重要視した“ずれ”を強調する、鉄筋コンクリートの柱が広間にそびえる建築。詩人の鈴木志郎康とその家族の住まい1階、「広間」 photo©architecturephoto
篠原一男による「上原曲り道の住宅」(1978年) をレポート。“第三の様式”の作品のひとつとして知られる。篠原が重要視した“ずれ”を強調する、鉄筋コンクリートの柱が広間にそびえる建築。詩人の鈴木志郎康とその家族の住まい1階、「広間」、鉄筋コンクリートの柱と梁を見上げる。 photo©architecturephoto
篠原一男による「上原曲り道の住宅」(1978年) をレポート。“第三の様式”の作品のひとつとして知られる。篠原が重要視した“ずれ”を強調する、鉄筋コンクリートの柱が広間にそびえる建築。詩人の鈴木志郎康とその家族の住まい2階、北東側の「寝室」 photo©architecturephoto

篠原一男が設計した「上原曲り道の住宅」(1978年) をレポートします。
篠原が掲げた四つの様式のうち、“第三の様式”の作品のひとつとして知られています。篠原が重要視した“ずれ”を強調する、鉄筋コンクリートの柱が広間にそびえる建築です。また、詩人の鈴木志郎康とその家族の住まいでもありました。

※キャプション内の室名は「」で囲んだものは篠原の図面上の表記を参考にしています


篠原一男が設計した「上原曲り道の住宅」が公開されているという情報を得て、関係者に連絡を取り取材での訪問が叶った。
本記事では、当日撮影した写真を中心として、本建築をレポートしていく。

この建築は、篠原の設計で1978年に東京都内で竣工した鉄筋コンクリート造の住宅である。建築の規模は、地下1階・地上3階、延床面積215.06㎡*1。地下1階に書斎と映写室など、1階にリビングダイニングとキッチンなど、2階に子ども部屋と水廻りなど、3階に夫婦の寝室という構成となっている。(※図面上の表記ではなく一般的な室名として記載。また、実際には家族の成長と共に各部屋の使われ方が変わったようだ)

*1、JA『93, KAZUO SHINOHARA』(新建築社)、p.142

また、篠原建築としての位置付けとしては「第三の様式」に属する作品である。ご存知の通り、篠原は自身の作品を第一の様式から第四の様式に分類し、それぞれ異なる主題を定めて設計に取り組んでいた建築家だ。この第三の様式に属する最初の作品には、詩人の谷川俊太郎の別荘「谷川さんの住宅」(1974年)がある。この建築は、土のままの「広間」に木の架構が直立する姿が印象的で、その写真は建築を学ぶなかで、誰もが一度は見たことがあるのではないだろうか。

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