


茂木哲 / nagomが設計した、東京・港区の住戸改修「ジャパンディスタイルの家」です。
外国の方の賃貸入居を想定した計画です。建築家は、“日本らしさ”も備えた住まいを目指し、日本建築の“天井面で空間の格式を示す”作り方を参照した設計を志向しました。また、開けた外部環境を活かす為に“風景を切り取る”窓を各部屋に作りました。
港区元麻布のヴィンテージマンションのリノベーションです。
賃貸物件として貸し出される250㎡を超す広々としたメゾネットタイプで外国人の方が入居されることを想定し、どことなく日本らしさを感じられる住居を目指しました。
リビングダイニングだけで35畳もの広さがあり、ひとつの空間として広がりを得つつもシーンに合った個のまとまりも必要であると感じたため、床面は広々とつながりながらも天井面を工夫することで空間を緩やかに文節できないかと考えました。
間がいくつも連続しながらも天井面で空間の格式を示してきた日本建築のように「欄間」「掛込天井」「折り上げ格天井」をモチーフとして天井を設えることを提案しました。日常生活で傷がつきにくい天井面に素材感を集中させることでメンテナンス性も求められる賃貸物件としても合理的であると考えました。一方で床と壁は傷に強く補修がしやすい素材にて仕上げています。
六本木ヒルズから程近い都心にも関わらず周辺には高い建物がなく開けている環境でした。各窓からは木々の緑や空を望むことができたため、どの空間においても窓の外の風景を切り取ることを意識したプランになっています。

















