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青木淳へのインタビュー「建築家は、がんじがらめのいろんな条件の中で最適解をつくる仕事」の動画

青木淳へのインタビュー「建築家は、がんじがらめのいろんな条件の中で最適解をつくる仕事」の動画です。大阪芸術大学が制作したものです。

大阪芸術大学教授・同藝術研究所所長の世界的プロダクトデザイナー、喜多俊之がファシリテーターとなり、多彩なゲストと繰り広げる未来志向型対談コンテンツ、「フューチャートーク!」

大阪芸術大学に集結している最先端の思考やノウハウをもつ教員の方々をゲストに迎え、クリエーションの考え方や思い、その進め方、教育に対する姿勢、未来へのビジョンなどをお聞きします。

久保都島建築設計事務所とアラキ+ササキアーキテクツによる、プリズミックギャラリーでの建築展「Crossing」の会場写真。両事務所が協働で設計している、“食”をテーマにした鎌倉の集合住宅を中心に展示。其々の近作も併せて紹介
久保都島建築設計事務所とアラキ+ササキアーキテクツによる、プリズミックギャラリーでの建築展「Crossing」の会場写真。両事務所が協働で設計している、“食”をテーマにした鎌倉の集合住宅を中心に展示。其々の近作も併せて紹介会場全景 photo©architecturephoto
久保都島建築設計事務所とアラキ+ササキアーキテクツによる、プリズミックギャラリーでの建築展「Crossing」の会場写真。両事務所が協働で設計している、“食”をテーマにした鎌倉の集合住宅を中心に展示。其々の近作も併せて紹介久保都島建築設計事務所の近作を紹介するスペース photo©architecturephoto
久保都島建築設計事務所とアラキ+ササキアーキテクツによる、プリズミックギャラリーでの建築展「Crossing」の会場写真。両事務所が協働で設計している、“食”をテーマにした鎌倉の集合住宅を中心に展示。其々の近作も併せて紹介アラキ+ササキアーキテクツの近作を紹介するスペース photo©architecturephoto

久保秀朗+都島有美 / 久保都島建築設計事務所荒木源希+佐々木高之+佐々木珠穂 / アラキ+ササキアーキテクツによる、プリズミックギャラリーでの建築展「Crossing」の会場写真です。
両事務所が協働で設計している、“食”をテーマにした鎌倉の集合住宅を中心に展示しています。其々の近作も併せて紹介する内容です。会場構成は久保都島建築設計事務所が手掛け、道路側と展示会場のどこから見ても裏ができないオブジェとして展示台をデザインされています。
展示の開催期間は、2022年11月3日~12月23日(土日・祝日の開廊やイベントの情報はこちらで更新されます)。入場無料です。展覧会の公式ページはこちら

本展覧会は、久保都島建築設計事務所とアラキ+ササキアーキテクツによる展覧会として、両事務所で協働設計中の『CrossingSasukeプロジェクト』にメインスポットを当てながら、両設計事務所の近作も併せて紹介する建築展です。

2021年9月に、神奈川県鎌倉市佐助に『食』をテーマにした集合住宅プロジェクトの設計者選定のコンペが行われました。2600㎡の山林を含む4000㎡の広大な敷地に、菜園やキッチン付き共有リビングを設け、居住者だけでなく地域ともつながり、暮らし方、住まい方が発信されることが設計条件とされ、両事務所が設計者として選定されました。

光、音、熱、風といった自然環境の要素を大切にしながらも、人工的な操作を加えながら取り込むことで、より人にとって居心地のよいスペースをつくることを目指す久保都島建築設計事務所と、積極的に手を使ってドローイング・模型・試作などを製作し「頭で考えたこと(垂直志向)」と「手で考えたこと(水平思考)」を融合させて建築をつくるアラキ+ササキアーキテクツの設計思考がどのように本プロジェクトで一つの形に結実したか、本展覧会を通じてご覧いただけたら幸いです。

建築家によるテキストより
オラファー・エリアソンによる、カタールでのインスタレーション作品。砂漠が広がる風景の中に設置。半円の支持体と円形屋根で構成された作品で、鏡面天井が訪問者や大地を映し込んで現実認識も触発。冷暖房の無い状況下での人々の周辺環境への感化も促す
オラファー・エリアソンによる、カタールでのインスタレーション作品。砂漠が広がる風景の中に設置。半円の支持体と円形屋根で構成された作品で、鏡面天井が訪問者や大地を映し込んで現実認識も触発。冷暖房の無い状況下での人々の周辺環境への感化も促すOlafur Eliasson, Shadows travelling on the sea of the day, 2022, Steel, fibreglass, glass mirrors, 4.53 x 10.51 x 10.51 metre | ø 8.2 metre | ø 8.2 metre, Installation view: Northern Heritage sites, Doha, Qatar, 2022, Courtesy of the artist; neugerriemschneider, Berlin; Tanya Bonakdar Gallery, New York / Los Angeles photo©Iwan Baan
オラファー・エリアソンによる、カタールでのインスタレーション作品。砂漠が広がる風景の中に設置。半円の支持体と円形屋根で構成された作品で、鏡面天井が訪問者や大地を映し込んで現実認識も触発。冷暖房の無い状況下での人々の周辺環境への感化も促すOlafur Eliasson, Shadows travelling on the sea of the day, 2022, Steel, fibreglass, glass mirrors, 4.53 x 10.51 x 10.51 metre | ø 8.2 metre | ø 8.2 metre, Installation view: Northern Heritage sites, Doha, Qatar, 2022, Courtesy of the artist; neugerriemschneider, Berlin; Tanya Bonakdar Gallery, New York / Los Angeles photo©Iwan Baan
オラファー・エリアソンによる、カタールでのインスタレーション作品。砂漠が広がる風景の中に設置。半円の支持体と円形屋根で構成された作品で、鏡面天井が訪問者や大地を映し込んで現実認識も触発。冷暖房の無い状況下での人々の周辺環境への感化も促すOlafur Eliasson, Shadows travelling on the sea of the day, 2022, Steel, fibreglass, glass mirrors, 4.53 x 10.51 x 10.51 metre | ø 8.2 metre | ø 8.2 metre, Installation view: Northern Heritage sites, Doha, Qatar, 2022, Courtesy of the artist; neugerriemschneider, Berlin; Tanya Bonakdar Gallery, New York / Los Angeles photo©Iwan Baan

オラファー・エリアソンによる、カタールでのインスタレーション「Shadows travelling on the sea of the day」です。
砂漠が広がる風景の中に設置されました。半円の支持体と円形屋根で構成された作品で、鏡面天井が訪問者や大地を映し込んで現実認識も触発する事が意図されました。また、冷暖房の無い状況下での人々の周辺環境への感化も促します。

こちらは、作家によるステートメントの翻訳。

「Shadows travelling on the sea of the day」は、ドーハから北上し、ズバラ砦やアイン・モハメッド村を過ぎて、荒々しい砂漠の風景を走り抜けてたどり着きます。遠くから、地平線上にある小さなインフォーマルな集落や工業地帯のような作品を垣間見ることができるかもしれません。実際に歩いて作品に近づくと、何が見えているのかわからないという不安はもう少し残るかもしれません。砂漠の植物や動物の痕跡、岩石が点在する広大な砂の平面が、四方八方に何キロメートルも広がっている風景。地平線の輝きが作品の外側のリミットなのかもしれません。

しかし、作品に出会うために旅をしてきたのは、あなただけではありません。その涼やかで心地よい影は、日中は砂地をゆっくりと、夕暮れから明け方にかけてはより速く移動します。頭上の天井には大きな鏡が設置されており、忍耐強く観察すれば、この循環する旅路に気づくことができるかもしれません。

見上げると、実は地球や自分自身を見下ろすことになります。上も下も、その空間を共有する他の人たちと共に、砂があなたを包みます。自分の姿を見ながら、腕を伸ばして手を振ったり、足をくねらせたりして、自分の見え方を検証してみましょう。それは、大地と自分がつながっているかどうかの現実確認のようなものです。砂の上にしっかりと立っていると同時に、はるか上方の地面から頭を下げてぶら下がっているような状態です。おそらく、一人称視点と、不安定な三人称視点の自分を行ったり来たりすることになるのでしょう。この視線の振動は、身体の動きと相まって存在感を増幅させ、曲線の構造物は周囲の環境に消えていくかのように、非物質化し、風景となるのです。

左右に展開された彫刻的要素のクラスターを見ると、非常に驚くべき効果に気づくかもしれません。鏡の配列は、物理的に明確で部分的なものを連結し、完璧なものにしているのです。鏡はそれぞれ半円状の支持体を映し出し、完全な円形に仕上げます。隣り合う鏡にも鉄の構造物が映り込み、相互のつながりの海を作り出しています。反射が仮想の構図となり、あなたの動きに合わせて変化します。あなたが知覚する、広大な彫刻の要素、そして来場者が織りなす光景は、超現実的でありながら、完全に地に足の着いたものであるように見えます。

日陰の鏡の下を散策しながら、周囲の環境に感化されていくことを願っています。高速で移動する冷暖房完備の乗り物という保護なしに、ゆっくり歩いてみると、何もない不毛な風景ではなく、砂漠の動物、植物、人間、物語、伝統、文化財、風、眩しい日光、濃い空気、陽炎、半円や輪、痕跡、好奇心、疲労、驚き、などを感じることができるかもしれません。「Shadows travelling on the sea of the day」は、あなたが訪れた時、この空間を動いていたすべてのもの、この自然文化的な風景の中にあなたが存在すること、ここにあるすべてのものを祝福しています。それは、この惑星と再同調することへの招待状です。

パナソニックによる、“ワークプレイスの実証実験”を行う、東京・新橋のライブオフィス「BRIDGEHEAD Shimbashi」の内覧会が開催。新しい時代を見据え仮説検証を実践する場を公開
パナソニックによる、“ワークプレイスの実証実験”を行う、東京・新橋のライブオフィス「BRIDGEHEAD Shimbashi」の内覧会が開催。新しい時代を見据え仮説検証を実践する場を公開

パナソニックによる、“コミュニケーション機能に特化したワークプレイス”の実証実験を行う、東京・新橋のライブオフィス「BRIDGEHEAD Shimbashi」の内覧会(オープン・ルーム)が開催されます。新しい時代を見据え仮説検証を実践する場を公開します。開催日は、2022年11月17日(木)・18日(金)です。場所は、東京・新橋です(詳細は申込後のご案内)。参加費無料・事前予約制申込はこちらのページからどうぞ。【ap・ad】

世界的にリモートワークが浸透する中で、出社の目的が効率的に仕事をする場所から、人が集まって交流したり、意見をぶつけ合い、イノベーションを生み出す創造的な場へと変わろうとしている。大きなオフィスでは、セキュリティや運営上実現が困難な、「コミュニケーション機能に特化したスモールワークプレイス」の受容性が高まるとの仮説検証のため、自らが体験し、お客様にも体感していただけるライブオフィスをパナソニック株式会社くらし・空間コンセプト研究所が企画、運営しています。

リリーステキストより

協創パートナーを募集します
パナソニック くらし・空間コンセプト研究所では、今までのオフィスでは実現できなかった、新たなビジネスシーンに展開できるオフィス向けのソリューション・商品を企画・提案しています。
オフィスでの「新たな価値」を創造していくため、わたしたちのコンセプトにご興味のある方は、ぜひオープンルームにご参加ください。

リリーステキストより

以下、施設の特徴を紹介します。

【ap job更新】 街づくりと密接な関わりの中で設計を行う「TOASt一級建築士事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 街づくりと密接な関わりの中で設計を行う「TOASt一級建築士事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 街づくりと密接な関わりの中で設計を行う「TOASt一級建築士事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中HOTEL Y © 中山保寛

街づくりと密接な関わりの中で設計を行う「TOASt一級建築士事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

私たちは現在、神奈川県川崎市登戸を拠点に様々なプロジェクトに取り組んでいます。
複合ビルや、オフィス、住宅(新築, リノベーション共)等の設計プロジェクトに取り組みながら、街づくり会社と連携をし、それぞれのプロジェクトに対し不動産的な観点を含めた設計の与条件の部分から関わることで、街づくりを意識した活動を行なっています。

現在、私たちの事務所で携わっているプロジェクトの多くは事務所を構える登戸エリアが多く、そのエリアで今年から2棟の新築複合ビルの設計が始まっています。このエリアは川崎市の進める区画整理事業によって道路が引き直され、今後5年程度で多くの建物が建て替わり一新される予定の街です。それは建物だけでなく、商店街の道や公園といった街のインフラも今後、変わることが予定され、それらをどのように変えていくかということについても提案が求められています。

そのような状況の街の中で今後も複数のプロジェクトがこの街において想定されることから、現実の街づくりと建物の設計が密接に関わるような状況の中で設計を行うことになります。
建築の設計と同様に街づくりに興味がある人にとっては、プロジェクトを通して街と建築物の関わりをよりリアルに捉えることができると思います。

その他にも、現在、地方にて新築のオフィスや住宅のリノベーションプロジェクトが複数進行中で、今後、住宅やホテルの新築なども年内に設計が始まる予定がある為、様々な種類の規模や用途の建物の設計を短期間で経験することができると思います。
私たちは立場や経験に関わらず、フラットでオープンな対話の環境を作ることで、プロジェクトの可能性を最大限に引き出していく働き方を目指しています。

私たちは夫婦で設計活動をしており、まだ小さな事務所のため、設計スタッフはより主体的にプロジェクトに携わることが求められると思いますが、プロジェクトの立ち上がりから、クライアントとの打合せ、ディテールの設計、現場監理といった建物を作るプロセス全体を短期間で経験することが可能です。
また、プロジェクトでは多彩な他分野の方々と協働し新しい成果を生み出すことにも積極的に取り組んでいるので、幅広い人間関係もつくることができます。

設立してからまだ3年の若い事務所なので、私たち自身もまだまだ発展途上にあります。
そのため、何かを私たちが教えるというよりは私たちの事務所の成長に一緒に併走してくれるようなそんな意欲のある方に来ていただければ嬉しいです。

岩堀未来長尾亜子建築設計事務所による、千葉・我孫子市の住戸改修「素の家」。50代夫婦の為に計画。高齢化後を見据えた“ウェルビーイング”を目指し、身体と社会の“バリア”の解消を志向。自然を取り込み設備が整った場と、可動式の“棚柱”等で多様な生活様式に応える
岩堀未来長尾亜子建築設計事務所による、千葉・我孫子市の住戸改修「素の家」。50代夫婦の為に計画。高齢化後を見据えた“ウェルビーイング”を目指し、身体と社会の“バリア”の解消を志向。自然を取り込み設備が整った場と、可動式の“棚柱”等で多様な生活様式に応える photo©淺川敏
岩堀未来長尾亜子建築設計事務所による、千葉・我孫子市の住戸改修「素の家」。50代夫婦の為に計画。高齢化後を見据えた“ウェルビーイング”を目指し、身体と社会の“バリア”の解消を志向。自然を取り込み設備が整った場と、可動式の“棚柱”等で多様な生活様式に応える photo©淺川敏
岩堀未来長尾亜子建築設計事務所による、千葉・我孫子市の住戸改修「素の家」。50代夫婦の為に計画。高齢化後を見据えた“ウェルビーイング”を目指し、身体と社会の“バリア”の解消を志向。自然を取り込み設備が整った場と、可動式の“棚柱”等で多様な生活様式に応える photo©淺川敏

岩堀未来長尾亜子建築設計事務所が設計した、千葉・我孫子市の住戸改修「素の家」です。
50代夫婦の為に計画されました。建築家は、高齢化後を見据えた“ウェルビーイング”を目指し、身体と社会の“バリア”の解消を志向しました。そして、自然を取り込み設備が整った場と可動式の“棚柱”等で多様な生活様式に応える空間を設計しました。

1970年代に建てられた分譲集合住宅団地の一住戸をリノベーションした住まいである。
施主は50代夫婦で、オフィスとしても使用でき高齢化した時に心地よく楽しい生活ができることが求められた。

建築家によるテキストより

団地内は数十年の歳月により緑豊かな公園のような環境となっている(第31回BELCA賞を受賞)。一方、既存住戸は高齢者にとっての身体的バリア(体力の低下や感覚の鈍化した時の使い難さや心地悪さ)や社会的バリア(他者との交流のし難さ)がある。この公園のような環境とつなげ既存住戸のバリアを解消するリノベーションを行うことで、従来のバリアフリー住宅という概念に留まらない高齢者のウェルビーイングを実現する良質でアフォーダブルな住宅ができると考えた。

建築家によるテキストより

既存住戸の3LDKの造作を解体して一室空間とし、豊かな緑と自然の光と風を最大限取込み、広々として動きやすいかつての日本家屋の座敷のような場を作った。この一体的な場を間柱または棚のようなものと配線部材を兼用した鴨居とのようなものと蚊帳生地だけで柔らかく仕切り、一体感のある場の中に景色や明るさや大きさが異なる多様な場を作った。
最小限の仕切りはライフスタイルに応じて手をかける余地があり、それぞれの場所の使い方を考えたり、仕事や趣味など他者との交流ができる場所を作ったりすることを可能にし、それが生活の楽しさや外とのつながりを生み出す。

建築家によるテキストより
アソトシヒロデザインオフィスによる、東京・品川区の「旗の台の家 / いちまつのかべまど」。四方を隣地に囲まれた敷地。プライバシーの確保と明るく伸びやかな生活の共存を求め、周辺関係を考慮し生活空間を上階に集約して小さな開口を“市松”に配置。南向きの天井勾配で空へ繋げる
アソトシヒロデザインオフィスによる、東京・品川区の「旗の台の家 / いちまつのかべまど」。四方を隣地に囲まれた敷地。プライバシーの確保と明るく伸びやかな生活の共存を求め、周辺関係を考慮し生活空間を上階に集約して小さな開口を“市松”に配置。南向きの天井勾配で空へ繋げる photo©佐藤周哉
アソトシヒロデザインオフィスによる、東京・品川区の「旗の台の家 / いちまつのかべまど」。四方を隣地に囲まれた敷地。プライバシーの確保と明るく伸びやかな生活の共存を求め、周辺関係を考慮し生活空間を上階に集約して小さな開口を“市松”に配置。南向きの天井勾配で空へ繋げる photo©佐藤周哉
アソトシヒロデザインオフィスによる、東京・品川区の「旗の台の家 / いちまつのかべまど」。四方を隣地に囲まれた敷地。プライバシーの確保と明るく伸びやかな生活の共存を求め、周辺関係を考慮し生活空間を上階に集約して小さな開口を“市松”に配置。南向きの天井勾配で空へ繋げる photo©佐藤周哉

阿蘓俊博 / アソトシヒロデザインオフィスが設計した、東京・品川区の「旗の台の家 / いちまつのかべまど」です。
四方を隣地に囲まれた敷地に計画されました。建築家は、プライバシーの確保と明るく伸びやかな生活の共存を求め、周辺関係を考慮し生活空間を上階に集約して小さな開口を“市松”に配置しました。そして、南向きの天井勾配で空へ繋げる事も意図されました。

本計画は品川区の住宅地、路地つきあたりの四方を隣地に囲まれた21坪の敷地に建つ夫婦と子どもひとりの家族3人の住宅です。
ご家族からの要望は、外からのプライバシーは守りながら明るく伸びやかに暮らしたいという「閉」と「開」の共存でした。

建築家によるテキストより

21坪という限られた敷地に建ぺい率60%、容積率100%という条件のもと、隣家の建ち方や空地の在り方、眺望の抜けなどを考察し、家族が集うLDKは2階の床すべてを使ったワンルーム、それ以外の暮らしを支える諸室は1階に配しました。

建築家によるテキストより

2階のLDKワンルームは南へ伸びやかに広がる勾配天井とし、空と空地へ繋がります。窓開口には内外双方からのプライバシーを考慮し、大きなものを用いずに小さなものを市松に配しました。市松がもつ図と地の知覚作用により、外へは規模や内の様子を伝えず、内へは小さな窓開口のすべてが空へと向かうひとつの大きな開口となり、明るさと伸びやかさを伝えます。

建築家によるテキストより
トラフ建築設計事務所の会場構成による、神奈川のポーラ美術館での展覧会「ピカソ 青の時代を超えて」。作家の制作過程に注目して“描く”作品を捉え直す展示。サステイナブルな計画も目指し、前展の会場の一部を活かし新設壁と組合せて空間を構成。見所と呼応する“青色”の採用で没入感も生み出す
トラフ建築設計事務所の会場構成による、神奈川のポーラ美術館での展覧会「ピカソ 青の時代を超えて」。作家の制作過程に注目して“描く”作品を捉え直す展示。サステイナブルな計画も目指し、前展の会場の一部を活かし新設壁と組合せて空間を構成。見所と呼応する“青色”の採用で没入感も生み出す photo©Ken KATO
トラフ建築設計事務所の会場構成による、神奈川のポーラ美術館での展覧会「ピカソ 青の時代を超えて」。作家の制作過程に注目して“描く”作品を捉え直す展示。サステイナブルな計画も目指し、前展の会場の一部を活かし新設壁と組合せて空間を構成。見所と呼応する“青色”の採用で没入感も生み出す photo©Ken KATO
トラフ建築設計事務所の会場構成による、神奈川のポーラ美術館での展覧会「ピカソ 青の時代を超えて」。作家の制作過程に注目して“描く”作品を捉え直す展示。サステイナブルな計画も目指し、前展の会場の一部を活かし新設壁と組合せて空間を構成。見所と呼応する“青色”の採用で没入感も生み出す photo©Ken KATO

トラフ建築設計事務所の会場構成による、神奈川のポーラ美術館での展覧会「ピカソ 青の時代を超えて」です。
作家の制作過程に注目して“描く”作品を捉え直す展示です。建築家は、サステイナブルな計画も目指し、前展の会場の一部を活かし新設壁と組合せて空間を構成しました。また、見所と呼応する“青色”の採用で没入感も生み出す事も意図されました。展覧会の公式ページはこちら

国内でも屈指のピカソ・コレクションを誇るポーラ美術館とひろしま美術館による共同開催展の会場構成。
展示では欧米の美術館の協力を得て深めてきた作品研究をもとに、制作のプロセスに焦点を当て「描く」ピカソの作品を初期から捉えなおしている。

建築家によるテキストより

全部で5つの章から構成される本展示は、同会場で前に開催されていた別の会場構成を部分的に活かしたサスティナブルな計画とした。すべて四角く分節したシンプルな会場構成を特徴とした前の展示に対して、各章の導入となる解説が掲出される壁を、絵画の展示される壁に対して45度の角度をつけて新設し、章の入り口として際立たせるのと同時に、観客を誘導している。
これらの壁にはピカソのポートレートを大きく印刷し、背景にはそれぞれの時代のピカソの心象を反映するように様々な青色を用いた。

建築家によるテキストより

この展覧会では、ピカソがオリジナリティを初めて確立した「青の時代」についての章がハイライトとなっている。科学調査により新たに判明した「青の時代」の塗り重ねのプロセスや下層の分析結果を映像で紹介する”青の時代ラボ”という部屋では、来場者が色の世界感に没入できるよう、床、壁をすべて青色で仕上げた。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 創業約80年の実績を持ち、公共施設の企画・設計・監理を一貫して経験できる「株式会社 川喜田建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 創業約80年の実績を持ち、公共施設の企画・設計・監理を一貫して経験できる「株式会社 川喜田建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 創業約80年の実績を持ち、公共施設の企画・設計・監理を一貫して経験できる「株式会社 川喜田建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)とアルバイトを募集中横浜市コミュニティハウス

創業約80年の実績を持ち、公共施設の企画・設計・監理を一貫して経験できる「株式会社 川喜田建築設計事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)とアルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

株式会社川喜田建築設計事務所では、業務拡大により設計スタッフ・アルバイトを募集しております。

弊社は昭和11年の創業以来80余年間、横浜市を中心として数多くの学校等の公共施設・個人住宅・集合住宅・福祉施設等の幅広い建築設計を行って参りました。施設を使う方や住まわれる方の視点に立って、お客様と共に創り上げてゆくというスタンスと、暮らしを豊かにし「良い建築を創る」という強い想いが大切だと思います。

また時代や環境の変化に柔軟に対応し、新しいことにチャレンジする情熱を持ち続ける事で持続的な成長が実現すると考えておりますので、コンペやプロポーザルにも積極的に応募し、設計者に特定して頂いております。

また積極的にBIMを導入しており、多様なスキルを身に着けることができます。

業務内容は、学校等の公共施設を中心として集合住宅や福祉施設等の様々なプログラムの建築について、企画・基本設計から実施設計、監理業務全般まで一貫して担当して頂きますので、効率良くスキルアップを図れます。またスタッフは30代の若手中心なので、未経験者にも先輩が丁寧に指導してバックアップしますし、実務経験が浅い方もまずは設計アシスタントとしてプロジェクトを担当しながら、少しずつ仕事を覚えて頂ければと思います。

当社の将来を担って頂ける方を求めております。
横浜市優良建築設計者表彰を受賞した弊社で一緒に楽しく働きませんか。

建築が好きな方、デザインが好きな方、情熱に溢れた方のご応募をお待ちしております。

熊谷組と石上純也事務所を中心とした設計企業体による「徳島文化芸術ホール(仮称)」の、東京都庭園美術館での企画展示の会場写真。プロポーザル時の提案を大型模型や映像等で紹介、妹島和世が館長に就任した事を機に企画
熊谷組と石上純也事務所を中心とした設計企業体による「徳島文化芸術ホール(仮称)」の、東京都庭園美術館での企画展示の会場写真。プロポーザル時の提案を大型模型や映像等で紹介、妹島和世が館長に就任した事を機に企画 photo©architecturephoto
熊谷組と石上純也事務所を中心とした設計企業体による「徳島文化芸術ホール(仮称)」の、東京都庭園美術館での企画展示の会場写真。プロポーザル時の提案を大型模型や映像等で紹介、妹島和世が館長に就任した事を機に企画 photo©architecturephoto
熊谷組と石上純也事務所を中心とした設計企業体による「徳島文化芸術ホール(仮称)」の、東京都庭園美術館での企画展示の会場写真。プロポーザル時の提案を大型模型や映像等で紹介、妹島和世が館長に就任した事を機に企画 photo©architecturephoto
熊谷組と石上純也事務所を中心とした設計企業体による「徳島文化芸術ホール(仮称)」の、東京都庭園美術館での企画展示の会場写真。プロポーザル時の提案を大型模型や映像等で紹介、妹島和世が館長に就任した事を機に企画 photo©architecturephoto

熊谷組と石上純也建築設計事務所を中心とした設計企業体(熊谷・石上純也・IAO竹田・アクト環境・ピーエス三菱・野村建設JV)による「徳島文化芸術ホール(仮称)」の、東京都庭園美術館での企画展示の会場写真です。
プロポーザル時の提案を大型模型や映像等で紹介するもので、妹島和世が館長に就任した事を機に企画されました。加えて、旧朝香宮邸の竣工時の写真や設計図面等も展示されています。アーキテクチャーフォトでは、本建築について、そのCGパース等を特集記事として紹介しています。
展示の開催期間は、2022年10月28日~12月4日。休館は毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始。入場無料です。会場の東京都庭園美術館の公式サイトはこちら


2022年7月、建築家の妹島和世が東京都庭園美術館の館長に就任。朝香宮邸時代に門衛所として建てられた建物を活用し「ランドスケープをつくる」を総合テーマとした企画展示が行われる。その初回が「徳島文化芸術ホール(仮称)」を特集した本展である。また第2回目は、横浜国立大学大学院Y-GSAの学生による「スカイハウスの研究」展示を予定。東京都庭園美術館では、今後も「ランドスケープ」をキーワードとしつつ、本館建物とともに今日に伝えられている緑豊かな庭園や付属施設をひとつの構成要素として捉え様々な活動を展開していくとの事。

【ap job更新】 温浴施設を専門とし、日本全国の案件を手掛ける「アクアプランニング」が、設計スタッフ(経験者)と協力事務所を募集中
【ap job更新】 温浴施設を専門とし、日本全国の案件を手掛ける「アクアプランニング」が、設計スタッフ(経験者)と協力事務所を募集中
【ap job更新】 温浴施設を専門とし、日本全国の案件を手掛ける「アクアプランニング」が、設計スタッフ(経験者)と協力事務所を募集中ゆいる外観

温浴施設を専門とし、日本全国の案件を手掛ける「アクアプランニング」の、設計スタッフ(経験者)と協力事務所募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

【会社所在地と募集の背景】
弊社は、原宿・青山と並んで、東京を代表するファッションブランドの集積するエリア表参道を拠点に活動している企画設計・デザイン事務所です。
最寄り駅は、地下鉄「表参道」A2出口から徒歩3分という非常に便利な場所に事務所を構えています。
現在のスタッフ総数は4名(男女各2名)と少数精鋭の会社ですが、今回業務拡張のため中長期的に努めたいとお考えの方を2~3名ほど増員募集します。

【主な業務内容】
温浴施設を専門に、日本全国及び一部海外(主にアジア圏)を対象に、企画設計・内装デザインを行っています。
それ以外にも施設ロゴや施設の館内着・スタッフユニフォームなど、関連する備品のデザイン監修や事業全体のプロジェクトマネジメント、設計コンサルティングまで幅広く手掛けている大変ユニークな会社です。

一般的に温浴施設の企画設計・デザインというと、限られた業態のように思われがちですが、その規模は数10坪のものから1000坪を超えるものまであり、規模によっては飲食・物販・アミューズメント・宿泊施設を備えたものなど、その範囲は多岐に渡り、それらすべてが対象となります。

実際の設計には専門的な知識も当然必要となりますが、それらは入社後の社内研修や実際の現場にて少しずつ習得することができますので、ある程度設計経験のある方ならどなたでも安心して業務に携わって頂くことが可能です。
また、このように温浴に特化しているからこそ得られるノウハウは、大変貴重なスキルになると思います。

石本建築事務所・石上純也JVが設計を進めていた、神奈川の、庁舎機能を含む建築「厚木市複合施設」の基本設計図書が公開

石本建築事務所石上純也建築設計事務所設計共同企業体が設計を進めていた、神奈川の、庁舎機能を含む建築「厚木市複合施設」の基本設計図書が公開されています。PDF形式で22枚の資料です。石本建築事務所・石上純也JVは、2021年6月にプロポで設計者に選定されていました。こちらのページからはプロポーザル時の提案書も閲覧できます。

大野力 / sinatoによる、新潟・加茂市のオフィス「OYANAGI CONSTRUCTION」。建設会社の新社屋。地域の日常風景に活気を与える存在を目指し、透明度の調整やテラスの配置等で“振舞が染み出す”ファサードを構築。道に面するカフェは地域の人々が利用可能な場としても機能
大野力 / sinatoによる、新潟・加茂市のオフィス「OYANAGI CONSTRUCTION」。建設会社の新社屋。地域の日常風景に活気を与える存在を目指し、透明度の調整やテラスの配置等で“振舞が染み出す”ファサードを構築。道に面するカフェは地域の人々が利用可能な場としても機能 photo©矢野紀行
大野力 / sinatoによる、新潟・加茂市のオフィス「OYANAGI CONSTRUCTION」。建設会社の新社屋。地域の日常風景に活気を与える存在を目指し、透明度の調整やテラスの配置等で“振舞が染み出す”ファサードを構築。道に面するカフェは地域の人々が利用可能な場としても機能 photo©矢野紀行
大野力 / sinatoによる、新潟・加茂市のオフィス「OYANAGI CONSTRUCTION」。建設会社の新社屋。地域の日常風景に活気を与える存在を目指し、透明度の調整やテラスの配置等で“振舞が染み出す”ファサードを構築。道に面するカフェは地域の人々が利用可能な場としても機能 photo©矢野紀行
大野力 / sinatoによる、新潟・加茂市のオフィス「OYANAGI CONSTRUCTION」。建設会社の新社屋。地域の日常風景に活気を与える存在を目指し、透明度の調整やテラスの配置等で“振舞が染み出す”ファサードを構築。道に面するカフェは地域の人々が利用可能な場としても機能 photo©矢野紀行

大野力 / sinatoが設計した、新潟・加茂市のオフィス「OYANAGI CONSTRUCTION」です。
建設会社の新社屋です。建築家は、地域の日常風景に活気を与える存在を目指し、透明度の調整やテラスの配置等で“振舞が染み出す”ファサードを構築しました。また、道に面するカフェは地域の人々が利用可能な場としても機能します。施主企業の公式サイトはこちら

新潟県加茂市に建つ、総合建設会社の鉄骨造3階建の新社屋。

建築家によるテキストより

創業地である地域の日常風景に活気を与えるべく、建物を前面道路に寄せて間口一杯に配置し、オフィスの営みを街に大きく表示したいと考えた。具体的には、内側の用途に応じて外皮のメッシュ密度を変えたり開口を設けて透明度を調整しながら、バッファとなるバルコニーを多数配置し、屋内外を跨ぐ立体的な振舞いをファサード化している。また道路から建物を貫通する2本の車路を設け、駐車場へのアクセスや屋根のある乗降・積卸しスペースを確保すると共に、街の空気を引き込むような構えとした。

建築家によるテキストより

車路によって3つのボリュームに分けられた1階には、北から会議室・地域共生カフェ・倉庫を配置した。中央の地域共生カフェは、全開放出来る木製引戸とウッドデッキを介して街に開かれた、地域の人々が小商いやコワーキングスペースとして利用するパブリックな場所だ。ウッドデッキからは屋外階段で3階のバルコニーまで繋がっており、お祭り等のイベント時には上階との連続的な利用も可能である。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 設計と施工を手掛け、様々なアワードも受賞する「KTXアーキラボ」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)、現場監督(経験者)、CGクリエイターを募集中
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もっとわくわくする人生を求めている建築・デザイン関係者の皆さん、仕事のやりがいだけは保証します。

私たちはもともと小さな設計施工の建設会社でしたが、これまで16カ国150タイトルを超える国際デザイン賞を受賞し、作品は世界中のメディアで紹介されてきました。近年プロジェクトが増え、規模もどんどん大きくなっているため、新たな仲間を探しています。

もともと設計施工の会社なので、チーム全員で全プロジェクトに関わり、自分たちでおさまりを考え、自分たちで建てるというスタイルで、設計から施工まですべてのフローを見ることができます。

携わったほぼ全ての作品はデザイン賞を受賞したり、国内外様々なメディアで話題になるため、大きな達成感を得ることができます。本当に建築・空間デザインが好きな人なら間違いなく仕事を楽しめる環境です。

東京藝大青木淳研究室による建築展「HAPPY TURN」が、東京・有楽町で開催。“テンポラリーなリノベーションとしての展覧会”をテーマとした展示で、今回が3回目の企画となる
東京藝大青木淳研究室による建築展「HAPPY TURN」が、東京・有楽町で開催。“テンポラリーなリノベーションとしての展覧会”をテーマとした展示で、今回が3回目の企画となる

東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻青木淳研究室による建築展「HAPPY TURN」が、東京・有楽町で開催されます。
“テンポラリーなリノベーションとしての展覧会”をテーマとした展示で、今回が3回目の企画となります。会期は、2022年11月19日~2022年11月27日。会場は、新有楽町ビルB1F旧理容室です(※詳細は記事末尾に掲載)。
アーキテクチャーフォトでは2021年11月に行われた2回目の展示「鳥は泳ぎつづける」を特集記事としてレポートしています。

この度、東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻青木淳研究室ではテンポラリーなリノベーションとしての展覧会「HAPPY TURN」を開催する運びとなりました。

本展覧会は2020年12月、東京藝術大学正木記念館にて開催した「シン・マサキキネンカン」展において提示した「展覧会とはテンポラリーなリノベーションである」という考え方を踏襲し、その可能性を有楽町において試みるものです。

リリーステキストより

コンセプト
コインの「表」と「裏」に優劣がないように、空間にも優劣はない。それらは主観によって決定される。
日本一のオフィス街でありながら、飲食店や高級な物販店もひしめく「大丸有エリア」。
平日には多くのサラリーマンが出勤し、休日には観光客やショッピングを楽しむ人々が行き交う街となっている。しかし、ビルの奥では清掃員、配送業者、ゴミ収集車などが行き来する、清掃室、荷捌き室、集塵室などのエリアがある。
目に見える表層だけではなく、その奥にも存在する時間・空間を顕在化するような展覧会を、新有楽町ビル地下一階に位置する旧理容室からはじめる。

※大丸有とは:東京の中心地である大手町・丸の内・有楽町地区の通称。
※所要時間:30分程度。歩きやすい服装でお越しください。

リリーステキストより
天野寛志建築計画事務所による、静岡・浜松市の「まつばこども園」。住宅に囲まれた変形敷地に計画。街並みへの応答と近隣への環境変化を考慮し、道路沿いに高さを抑えた建物を配置して中庭型の園庭を形成。庭側に吹き抜けた遊戯室を設けて内外の繋がりも作り出す
天野寛志建築計画事務所による、静岡・浜松市の「まつばこども園」。住宅に囲まれた変形敷地に計画。街並みへの応答と近隣への環境変化を考慮し、道路沿いに高さを抑えた建物を配置して中庭型の園庭を形成。庭側に吹き抜けた遊戯室を設けて内外の繋がりも作り出す photo©ToLoLo studio
天野寛志建築計画事務所による、静岡・浜松市の「まつばこども園」。住宅に囲まれた変形敷地に計画。街並みへの応答と近隣への環境変化を考慮し、道路沿いに高さを抑えた建物を配置して中庭型の園庭を形成。庭側に吹き抜けた遊戯室を設けて内外の繋がりも作り出す photo©ToLoLo studio
天野寛志建築計画事務所による、静岡・浜松市の「まつばこども園」。住宅に囲まれた変形敷地に計画。街並みへの応答と近隣への環境変化を考慮し、道路沿いに高さを抑えた建物を配置して中庭型の園庭を形成。庭側に吹き抜けた遊戯室を設けて内外の繋がりも作り出す photo©ToLoLo studio

天野寛志建築計画事務所が設計した、静岡・浜松市の「まつばこども園」です。
住宅に囲まれた変形敷地に計画されました。建築家は、街並みへの応答と近隣への環境変化を考慮し、道路沿いに高さを抑えた建物を配置して中庭型の園庭を形成しました。そして、庭側に吹き抜けた遊戯室を設けて内外の繋がりを作り出す事も意図されました。

まず、近隣への環境変化が少ないことや中庭形式の園庭が可能になることから園舎は前面道路沿いに配置することとした。そして、高さ6mと吹抜けのある遊戯室兼ランチルームを園舎中央に配置させ、保育室など諸室は遊戯室をぐるりと取り囲む平面構成とした。それにより遊戯室を媒介に、各諸室同士の見通しや気配が感じられることができ、園内にゆとりと一体感をもたらした。

建築家によるテキストより

また、多数の樹木、大小3つの砂場、築山、複数の遊具を用いて回遊性や立体性があるよう設えた園庭を遊戯室から強く繋がりを感じられるような開口部とした。それにより内部だけでなく外部空間とも繋がりを感じ、さらなるひろがりを持たせた。この吹抜けと大きな開口部のある遊戯室兼ランチルームは、内外を結びつけるバッファーとなることで内外空間に求心と発散の振幅をもたらす。

建築家によるテキストより

外観は、街並みとの関係を考慮して高さを7m台と低く抑えている。そして、屋根を張り出させ、且つ連続窓として水平性を強調することで伸びやかさを生み出させた。また、ボリューム感をやわらげるために外壁の色をスプリットさせ、色合いはシルバー、斑入り白、土色と落着きあるものとしている。内観は、外観同様に水平連続窓やスプリットさせる装飾を展開させ、空間に伸びやかさを生み出させた。そして、部分的に形状や装飾にズレや遊びをもたせて、適度に緊張と緩和のある雰囲気の場に設えている。

建築家によるテキストより

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