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【ap job更新】 ihrmkが、設計スタッフ(正社員)を募集中
【ap job更新】 ihrmkが、設計スタッフ(正社員)を募集中
【ap job更新】 ihrmkが、設計スタッフ(正社員)を募集中はつせ三田(集合住宅)

ihrmkの、設計スタッフ(正社員)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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株式会社ihrmk一級建築士事務所では新たなスタッフを募集しています。

クライアントとの対話を通して、クライアントの本当に希望している空間、更には社会への提案を持った空間を作ることを目指しています。現在進行中の主なプロジェクトとして、住宅・集合住宅・教育施設・事務所ビル等があります。

一緒に議論し、コミュニケーションをとりながら設計活動に関わっていける方のご応募お待ちしております。

TAB / 河合啓吾による、岐阜・各務原市の住宅「SLBH6」。設計者が継続的に取り組む低費用で大空間をつくる作品群として計画、住人も施工に関わる方式で総工費税別1600万で建設が可能になると共に、“建築の当事者”になることで“つくり上げる喜び”も生み出す
TAB / 河合啓吾による、岐阜・各務原市の住宅「SLBH6」。設計者が継続的に取り組む低費用で大空間をつくる作品群として計画、住人も施工に関わる方式で総工費税別1600万で建設が可能になると共に、“建築の当事者”になることで“つくり上げる喜び”も生み出す photo©新建築社
TAB / 河合啓吾による、岐阜・各務原市の住宅「SLBH6」。設計者が継続的に取り組む低費用で大空間をつくる作品群として計画、住人も施工に関わる方式で総工費税別1600万で建設が可能になると共に、“建築の当事者”になることで“つくり上げる喜び”も生み出す photo©新建築社
TAB / 河合啓吾による、岐阜・各務原市の住宅「SLBH6」。設計者が継続的に取り組む低費用で大空間をつくる作品群として計画、住人も施工に関わる方式で総工費税別1600万で建設が可能になると共に、“建築の当事者”になることで“つくり上げる喜び”も生み出す photo©新建築社

TAB / 河合啓吾が設計・施工した、岐阜・各務原市の住宅「SLBH6」です。設計者が継続的に取り組む低費用で大空間をつくる作品群として計画、住人も施工に関わる方式で総工費税別1600万で建設が可能になると共に、“建築の当事者”になることで“つくり上げる喜び”も生み出します。

敷地は比較的古く(1960~70年代)からある住宅地。使える敷地面積は140m2程度とこの辺りでは少し小さい。

母屋・既存庭との関係、北側の隣家への配慮、周囲からのプライバシーの確保、内部への陽光から、建物は母屋に対して23度振って配置した。建物へのアクセスは母屋の東側(3m程度)を通り、少し振られた入り口の土間が来訪者を迎え入れる。

建築家によるテキストより

構造・構成は1間グリット(規則性)を基本とし、21本の通し柱のうち外周の柱はグリットからズラし、中央の柱を45度振り、同じ階高(2,005mm)の3層を積み上げた。

1層目はGLと地続きの土間をもち、洗濯干しや登山道具などの倉庫、また庭の延長として、周辺環境やコミュニティとのインターフェースとして働く半屋内外空間を配置した。2層目は窓をもたず、周囲と物理的距離を取り、安心感のある生活の場である。3層目は360度の開口をもち、風景・光・風を取り込むバッファーとし、仮設的な床をのせ容易に生活の場を拡張することができる。

建築家によるテキストより

職人、私、住人が施工する場合、それぞれの質が変わらないように施工方法を設計している。DIYの前提は、価格を抑えるため、思い出づくりのために行うのではなく、家づくりの当事者になるために行っている。3者(職人・私・住人)に合わせて施工方法を設計することで、職人よりも住人の方が上手くつくることができる部分も出てくる。

現在は職人ゆえに制作可能な高度なパーツも、将来的にはデジタルファブリケーションに置き換えられ、プレカット+デジファブと施工方法の設計、各要素の分離によって多くの部分をDIYでつくることができるのではないかと考えている。

建築家によるテキストより
佐藤研吾 / In-Field Studioによる、東京・足立区の、演劇の文化拠点「北千住BUoY」。職人の仕事ぶりが想起される既存躯体の表情に応えるべく、設備工事以降を設計者が請け負い現場に常駐し職人の横でデザイン、設計施工の間を“溶け合わせ”て具体的な形をつくりだす
佐藤研吾 / In-Field Studioによる、東京・足立区の、演劇の文化拠点「北千住BUoY」。職人の仕事ぶりが想起される既存躯体の表情に応えるべく、設備工事以降を設計者が請け負い現場に常駐し職人の横でデザイン、設計施工の間を“溶け合わせ”て具体的な形をつくりだす photo©comuramai
佐藤研吾 / In-Field Studioによる、東京・足立区の、演劇の文化拠点「北千住BUoY」。職人の仕事ぶりが想起される既存躯体の表情に応えるべく、設備工事以降を設計者が請け負い現場に常駐し職人の横でデザイン、設計施工の間を“溶け合わせ”て具体的な形をつくりだす photo©comuramai
佐藤研吾 / In-Field Studioによる、東京・足立区の、演劇の文化拠点「北千住BUoY」。職人の仕事ぶりが想起される既存躯体の表情に応えるべく、設備工事以降を設計者が請け負い現場に常駐し職人の横でデザイン、設計施工の間を“溶け合わせ”て具体的な形をつくりだす photo©comuramai

佐藤研吾 / In-Field Studioによる、東京・足立区の、演劇の文化拠点「北千住BUoY」です。職人の仕事ぶりが想起される既存躯体の表情に応えるべく、設備工事以降を設計者が請け負い現場に常駐し職人の横でデザイン、設計施工の間を“溶け合わせ”て具体的な形をつくりだすことが試みられました。現在In-Field Studioは、一般社団法人コロガロウ / 佐藤研吾建築設計事務所に改組されています。施設の公式サイトはこちら

かつての東京オリンピックの年である1964年に、日本住宅公団によって建てられた団地の低層部分を、演劇やパフォーマンスなどのイベントスペースおよびカフェ、ギャラリー、稽古場、そして美術作家による共同スタジオとした改修プロジェクトである。

建築家によるテキストより

計画が始まった当初から既に床壁天井のほとんどの内装と設備配管は撤去されており、半世紀が経過した無骨極まりないコンクリートの躯体が露わになっていた。よく眺めてみると、表面はスギ板の型枠による成形だと分かるし、梁は応力に基づいて造形され、天井下地の二次部材の一部が躯体に埋め込まれている。当時の職人の手つき、現場の人々の仕事振りの幻景へと想像を拡げることも、この躯体の中に身を投げ入れてみれば決して困難ではない。

建築家によるテキストより

そんな密実な、過去のヒトの気配漂う中に、演劇というヒトの生身が折り重なる新たな文化拠点が生まれた。改修工事では、躯体の表情を覆い隠すのではなく、むしろいかにしてその表情の傍らで新たなモノ・ヒトが応答するか、複数のモノモノ・ヒトビト・モノヒトの混在のさせ方が重要となった。

建築家によるテキストより
平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡の公園施設「天神中央公園 ハレノガーデン」。Park-PFIでの再整備計画として園内の3棟を設計、既存の重要文化財を引き立てる風景となる事を意図し、地形と建築が連続しヴォリューム感を低減する“地形的建築”で一体感ある風景の創出を目指す
平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡の公園施設「天神中央公園 ハレノガーデン」。Park-PFIでの再整備計画として園内の3棟を設計、既存の重要文化財を引き立てる風景となる事を意図し、地形と建築が連続しヴォリューム感を低減する“地形的建築”で一体感ある風景の創出を目指す photo©yHa architects
平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡の公園施設「天神中央公園 ハレノガーデン」。Park-PFIでの再整備計画として園内の3棟を設計、既存の重要文化財を引き立てる風景となる事を意図し、地形と建築が連続しヴォリューム感を低減する“地形的建築”で一体感ある風景の創出を目指す photo©針金洋介
平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡の公園施設「天神中央公園 ハレノガーデン」。Park-PFIでの再整備計画として園内の3棟を設計、既存の重要文化財を引き立てる風景となる事を意図し、地形と建築が連続しヴォリューム感を低減する“地形的建築”で一体感ある風景の創出を目指す photo©yHa architects
平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡の公園施設「天神中央公園 ハレノガーデン」。Park-PFIでの再整備計画として園内の3棟を設計、既存の重要文化財を引き立てる風景となる事を意図し、地形と建築が連続しヴォリューム感を低減する“地形的建築”で一体感ある風景の創出を目指す photo©yHa architects

平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsが設計した、福岡の公園施設「天神中央公園 ハレノガーデン」です。Park-PFIでの再整備計画として園内の3棟を設計、既存の重要文化財を引き立てる風景となる事を意図し、地形と建築が連続しヴォリューム感を低減する“地形的建築”で一体感ある風景の創出を目指しました。天神中央公園は県の公園で、施設の公式サイトはこちら

福岡・天神の東端・西中洲エリアに建つ木造2階建てのフレンチルネサンス様式の洋風建築である旧福岡県公会堂貴賓館(設計:三條栄三郎/1910年)は、1956年以降県教育委員会庁舎として使われていたが、1981年の県庁移転に伴って1984年に国指定重要文化財に指定されている。1989年に旧県庁跡地は天神中央公園となったが、30年近く経過して多くの樹木が生い繁り、北側道路や那珂川対岸から公園内への見通しを遮っている状態であった。

建築家によるテキストより

本計画は、福岡県による歴史的景観・水辺景観・公園の緑の景観の再整備に併せ、Park-PFI事業(2017年の都市公園法改正の施行により創設)によって民間事業者が飲食機能を有した便益施設(公園施設/EAST・WEST)2棟を整備運営するとともに、収益の一部を活用して公園利用者のための休養施設(特定公園施設/boat house)整備を行うスキームの国内2事例目である。

建築家によるテキストより

北側道路から旧貴賓館を引き立てる風景となるよう、カフェ・レストランの入るEASTは地形が連続しつつボリューム感を低減するような造形とすることで、ランドスケープとの調和を図った。那珂川沿いには水辺を楽しめるデッキテラスを設けるとともに、軒先を一部跳ね上げることでより開放的な眺望を望める空間としている。

軒先を休養施設(水上バス事務所)のboat houseと連続させることで、2つの建築の間に旧貴賓館がフレーミングされるような、対岸から一体感を感じる印象的な風景をつくっている。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 デザイン・価格・施工性が三位一体となった建築として評価される「設計事務所バリカン」が、経験者スタッフ(正社員)を募集中
【ap job更新】 デザイン・価格・施工性が三位一体となった建築として評価される「設計事務所バリカン」が、経験者スタッフ(正社員)を募集中
【ap job更新】 デザイン・価格・施工性が三位一体となった建築として評価される「設計事務所バリカン」が、経験者スタッフ(正社員)を募集中泉岳寺の集合住宅

デザイン・価格・施工性が三位一体となった建築として評価される「設計事務所バリカン」の、経験者スタッフ(正社員)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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東京の中野坂上にある設計事務所バリカンの中川と申します。
この度、事務所体制強化のため経験者スタッフ(正社員)を募集することとなりました。

(※即働ける方優遇。意欲ある方なら新卒、実務未経験者もお待ちしてます!)

「すべての人によりよい居場所を」をモットーに、主に新築個人住宅、新築賃貸マンション、オフィスの内装などを手掛けてきました。
2021年12周年を迎えました。

中でも現在は新築賃貸マンションのご依頼が多く、全体の8割を超えるまでになりました。

私自身は佐藤光彦建築設計事務所で4年間設計・監理を学び、その後工務店で5年間、施工と積算を学んできました。アトリエ建築設計事務と建設会社という二つの性格の異なる会社で建築に関わり、様々な経験を積みスキルを身に着けました。

その経験もあり、独立開業後デザインと価格と施工性が三位一体となった設計事務所として評価いただくに至り、現在デザイナーズマンション等を設計する事務所として複数のデベロッパー様より厚い信頼を頂き継続的にご依頼をいただいています。

賃貸マンションだけで50棟以上設計・監理してきた実績と経験を活かし、工事金額の見積をデータベース化し精度の高い概算見積もりを提出したり、ポイントをおさえた現場監理方法など他の設計事務所ではあまり得られない経験ができます。それは、設計者としての人生を考えた時に必ず自身を助けてくれるスキルになると思っています。

仕事内容は、プロジェクトの担当者として基本設計から現場監理まで通して携わることができます。物件の規模的に設計から竣工まで1年半以内なので、丸ごと物件を見られる上に、数年で複数件担当することもできます。実務経験を積むという上でも良い環境だと自負しています。

もちろん、お施主さんとの打合せに参加したり、メーカーとのやり取りを通じて自ら検討し提案できるスキルも必要となりますが、分からない部分はアドヴァイスも行いますし、真摯にプロジェクトに向き合うことで、経験しながら身に着けられるでしょう。

これまで培ったスキルを存分に活かしたい方、弊社で今までとは違った建築設計の経験を積みたい方、とにかく建築が好きな方、ご応募お待ちしております。※即働ける方歓迎!

ツバメアーキテクツによる、神奈川・川崎市の「マイクロバスケットコート ONE_THROW」。カフェ運営者の施主の“地域でバスケをプレイできる場所”という想いに、住宅地での球技に最適な床材や気積を計画、加えて事業計画外の経済活動を呼び込み地域のコモンスペースとなることも構想
ツバメアーキテクツによる、神奈川・川崎市の「マイクロバスケットコート ONE_THROW」。カフェ運営者の施主の“地域でバスケをプレイできる場所”という想いに、住宅地での球技に最適な床材や気積を計画、加えて事業計画外の経済活動を呼び込み地域のコモンスペースとなることも構想 photo©楠瀬友将
ツバメアーキテクツによる、神奈川・川崎市の「マイクロバスケットコート ONE_THROW」。カフェ運営者の施主の“地域でバスケをプレイできる場所”という想いに、住宅地での球技に最適な床材や気積を計画、加えて事業計画外の経済活動を呼び込み地域のコモンスペースとなることも構想 photo©楠瀬友将
ツバメアーキテクツによる、神奈川・川崎市の「マイクロバスケットコート ONE_THROW」。カフェ運営者の施主の“地域でバスケをプレイできる場所”という想いに、住宅地での球技に最適な床材や気積を計画、加えて事業計画外の経済活動を呼び込み地域のコモンスペースとなることも構想 photo©楠瀬友将

ツバメアーキテクツが設計した、神奈川・川崎市の「マイクロバスケットコート ONE_THROW」です。カフェ運営者の施主の“地域でバスケをプレイできる場所”という想いに、住宅地での球技に最適な床材や気積を計画、加えて事業計画外の経済活動を呼び込み地域のコモンスペースとなることも構想されました。施設の公式サイトはこちら

施主は住宅地にマイホームではなく、地域の人が使えるマイクロバスケットコートを作ることを選択した。住宅と自動車の関係を、そのままに、住宅サイズのバスケットコートのフレームとフードトラックに置き換えた。

建築家によるテキストより

所属に関係なく地域でバスケをプレイできる場所を作りたい、という施主の強い想いからこのプロジェクトはスタートした。というのも部活やサークルというまとまりは学校を卒業するとメンバーが散り散りになってしまったり、それを乗り越えるために社会人チームを作っても家庭ができたりするとなかなか参加が難しくなってしまうというからだという。そういう話を聞いているうちにこのプロジェクトが持つ住宅地におけるコモンスペースとしての可能性を想像するようになった。

建築家によるテキストより

地域のコモンスペース作りにおいては、事業計画の外側ともいうべき経済活動をいかに生み出せるかということもポイントにある。上に書いたように、一旦バスケをするという目的で場所のクオリティを最大化したことで、二手目、三手目のコンテンツをも引っ張ってくることになる。具体的に言うと、ボクシングエクササイズ、ダンスなどの他のスポーツにも活動が展開している。
またスポーツ以外にもダルマの絵付け、カレーコラボなど、つくる前にはこちらも予想できなかったコンテンツをも呼び寄せている。まさに事業計画や設計を取り囲む想定の外側の要素が混ざることで、むしろこの場所が発酵し始めているように感じる。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス [期間:2022/1/3-/1/9]
最も注目を集めたトピックス [期間:2022/1/3-/1/9]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2022/1/3-/1/9)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 佐藤研吾 / In-Field Studioによる、東京・墨田区の「喫茶野ざらし」。自身の文化経済圏を築くアートプロジェクトとして構想された店舗で、福島と東京を往来する設計者が施工者・運営者としても関わり、現代都市における“野っ原”をつくることを目指す
  2. 2021年にアーキテクチャーフォトで注目された作品トップ10
  3. 大江匡さんが亡くなりました
  4. 田村直己 / ttt architectsによる、東京の、築約50年民家をテナントとした「清澄白河の改修」。構造や性能が不束な既存建物を、大きな意匠方針を立てず“機能性” “コスト” “施工性” “商業性”の小さな判断の集積で改修し、限られた条件下でこそ生まれる空間の良さを追求
  5. スノヘッタとECADIによる、中国の、2022年末に完成を予定する「北京副都心図書館」。未来の図書館デザインの新基準を目指し計画、中心に設けた読書空間が人々の交流と知識交換を促進すると共に、各所の体験型空間との関係で開放と閉鎖や公と私を同時に感じさせる建築
  6. 小山光+KEY OPERATION INC. / ARCHITECTSによる、東京・杉並区の、アニメーション制作会社のスタジオ「MAPPAスタジオ分室」。職場環境の向上も意識しデスク素材の選定やラウンジ空間を重視
  7. 藤本壮介による、ハンガリー・ブダペストの「ハンガリー音楽の家」が完成。国内最大規模の公園を敷地として建設、自然と建築の環境の境界をなくす事を意図し、音の振動を視覚的に表現した“波”から着想を得て設計された施設
  8. MVRDVによる、ドイツ・ミュンヘンの、既存ビル改修とタワー新築「Candid-Tor」。上部が結合する2つのタワーが地域のランドマークとなるべく構想、外観と量塊は既存建物を参照し関連を持たせ、塊がずれる事でタワー利用者が使用できる共有の屋上も生み出す
  9. ファラが2018年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、自身のアトリエと住居「house and atelier」。既存のファサードを色彩と要素の付加により再構築、内部の各階は異なる空間論理を示唆しつつ、同じ言語・同じ素材感・同じありふれた要素の集合を共有し構築
  10. 2021年にアーキテクチャーフォトで注目された記事トップ100
  11. 丹下健三の、国立近現代建築資料館で行われている建築展「戦前からオリンピック・万博まで 1938-1970」をフォトレポート。卒業生設計から代々木競技場までの図面と模型等を紹介する展覧会を100枚以上の写真で紹介
  12. OMAがコンペで勝利した、中国・成都市の、未来科学技術都市のエリアマスタープランと建築デザイン。広大な敷地に自然形状に沿った建物等を設計
  13. 神谷勇机+石川翔一 / 1-1 Architectsによる、愛知・刈谷市の集合住宅「Apartment MK」
  14. 石上純也建築設計事務所による、神奈川・厚木市の「神奈川工科大学KAIT広場」
  15. 古谷誠章+NASCAによる、北海道・沼田町の、高齢者福祉施設「沼田町 暮らしの安心センター」
  16. 平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡市の、住宅兼オフィス「TETUSIN DESIGN RE-USE OFFICE」。歴史的建築の保存活用に関わる施主の危惧を出発点とし、洋館の部材を譲りうけファサード等を“生け捕り”して新築建物に選択的転用と再構築を実践、歴史的価値を引き継ぎ記憶の継承を試みる
  17. 黒川智之建築設計事務所による、東京の「大岡山の集合住宅」
  18. 竹中工務店の設計・施工による、兵庫・神戸市の「竹中工務店深江竹友寮」
  19. OMA / 重松象平による、福岡の複合オフィスビル「天神ビジネスセンター」が完成。OMAの日本初のオフィスビルで、交差する二つの通りに面する建物ヴォリュームの角をピクセル化して削ることで都市活動の融合を明確にし、入口広場に公共の活動を呼び込む
  20. OMAの研究機関AMOがデザインを手掛けた、パリの、ファッションブランドOff-Whiteの旗艦店。パリの建築要素を再解釈し店内に都市を持ち込むことを意図

ギゴン / ゴヤーによる、スイス・チューリッヒの、高層オフィスビル「Andreasturm」。線路に挟まれた三角形の敷地に建設され、金属素材の使用と片持ち梁で建物が中央部と頭頂部に分けられた外観デザインにより、見る角度や天候や光の加減により異なる表情を見せる
ギゴン / ゴヤーによる、スイス・チューリッヒの、高層オフィスビル「Andreasturm」。線路に挟まれた三角形の敷地に建設され、金属素材の使用と片持ち梁で建物が中央部と頭頂部に分けられた外観デザインにより、見る角度や天候や光の加減により異なる表情を見せる photo©Roman Keller
ギゴン / ゴヤーによる、スイス・チューリッヒの、高層オフィスビル「Andreasturm」。線路に挟まれた三角形の敷地に建設され、金属素材の使用と片持ち梁で建物が中央部と頭頂部に分けられた外観デザインにより、見る角度や天候や光の加減により異なる表情を見せる photo©Roman Keller
ギゴン / ゴヤーによる、スイス・チューリッヒの、高層オフィスビル「Andreasturm」。線路に挟まれた三角形の敷地に建設され、金属素材の使用と片持ち梁で建物が中央部と頭頂部に分けられた外観デザインにより、見る角度や天候や光の加減により異なる表情を見せる photo©Roman Keller
ギゴン / ゴヤーによる、スイス・チューリッヒの、高層オフィスビル「Andreasturm」。線路に挟まれた三角形の敷地に建設され、金属素材の使用と片持ち梁で建物が中央部と頭頂部に分けられた外観デザインにより、見る角度や天候や光の加減により異なる表情を見せる photo©Roman Keller

ギゴン / ゴヤーが設計した、スイス・チューリッヒの、高層オフィスビル「Andreasturm」です。線路に挟まれた三角形の敷地に建設され、金属素材の使用と片持ち梁で建物が中央部と頭頂部に分けられた外観デザインにより、見る角度や天候や光の加減により異なる表情を見せる建築となっています。

こちらは建築家によるテキストの翻訳

オフィスビル「Andreasturm」は、エルリコン駅の線路に挟まれた三角形の土地に建設されたものです。スイス連邦鉄道が所有するこの五角形の塔は、高さ80m、地上22階、地下4階建てです。

13階に設置された正確なキャンティレバーは、建物を中央部と頭頂部に分け、遠くから見ると細長く見えたり、平たく見えたりするようになっています。

また、広大な基壇部は周囲に固定され、3層にわたって開放されています。公共施設のあるメインエントランスと小さな新しい広場は、交通量の少ないアンドレアス通りに面しています。アンカーテナントのAmstein + Walthertの敷地には、高い位置にある鉄道プラットフォームから直接アクセスでき、搬入口は後方の低い位置にある道路に面しています。

2層吹き抜けの洗練されたロビーがテナントや来客を迎え、エレベーターで上階へ上がります。1階にはオープンな階段があり、メインテナントの受付があります。テナントのパブリックスペースは、会議室やギャラリー、スタッフレストランを備えた「ピアノ・ノビーレ(※主主階の意味。ルネサンスの建築に用いられる用語)」を中心に配置され、基壇部の突出した部分にあります。

高層ビルのスケルトンは鉄筋コンクリートで、ファサードはダブルシェルエレメントとなっています。コアとファサードのプレハブコンクリート支柱の間には、最大で9.30mのフラットスラブが架けられています。無柱空間は柔軟なレイアウトを可能にし、自然光を取り入れたワークプレイスを実現します。ダブルシェルのファサードは、個別に開閉可能な細長い窓を持つ内層と、水平のパラペットバンドを持つ外層からなり、銅と金の色の象嵌が積層され、ファサードの角度に合わせ、その色調が変化しています。

天候や光の加減によって、塔の外観は変化します。あるときは反射する平面のように見え、またあるときは内部のフィリグリーな垂直構造を見ることができます。

ギゴン / ゴヤーによる、スイス・チューリッヒのオフィスビル。配置等により既存街区に統合されるよう考慮、階高の犠牲なしに階数を増やすため構造設備を最適化、人造石と金属による立面はグリッドの拡大強調によりビル内の公共的なフロアを明示
ギゴン / ゴヤーによる、スイス・チューリッヒのオフィスビル。配置等により既存街区に統合されるよう考慮、階高の犠牲なしに階数を増やすため構造設備を最適化、人造石と金属による立面はグリッドの拡大強調によりビル内の公共的なフロアを明示 photo©Roman Keller
ギゴン / ゴヤーによる、スイス・チューリッヒのオフィスビル。配置等により既存街区に統合されるよう考慮、階高の犠牲なしに階数を増やすため構造設備を最適化、人造石と金属による立面はグリッドの拡大強調によりビル内の公共的なフロアを明示 photo©Roman Keller
ギゴン / ゴヤーによる、スイス・チューリッヒのオフィスビル。配置等により既存街区に統合されるよう考慮、階高の犠牲なしに階数を増やすため構造設備を最適化、人造石と金属による立面はグリッドの拡大強調によりビル内の公共的なフロアを明示 photo©Roman Keller

ギゴン / ゴヤーによる、スイス・チューリッヒのオフィスビル「Office Building Claridenstrasse 35, Zurich, Switzerland」です。配置等により既存街区に統合されるよう考慮され、階高の犠牲なしに階数を増やすため構造設備を最適化し、人造石と金属による立面はグリッドの拡大強調によりビル内の公共的なフロアを明示しています。

こちらは建築家によるテキストの翻訳

バルザン財団の新しいオフィスビルは、チューリッヒの中心部、パラデ広場の近くに位置しています。1960年代に建てられた以前のオフィスビルと同様、単独で建っていますが、その配置とサイズによって既存の街区に統合されています。ファサードは、人造石の水平材と金属の垂直材で構成され、コンクリート床スラブとスチール複合柱からなる内部の耐力構造と呼応しています。公共的にアクセス可能な1階、4階、最上階は、ファサード構成の中で拡大されたグリッドによって強調されています。街並みに面した2層のエントランスホールが来訪者を迎えます。創業者を偲ぶテラゾー床と豪華な照明器具が、広々としたエントランスにイタリアの「グランデッツァ(壮大さ)」を与えています。

テナントである監査・コンサルティング会社のための内装工事は、コア・アンド・シェルの建設と同時に構想・制作されました。パーティションのレイアウト、備品、特注のLED照明などは、建築と一体化したものです。

建物の構造およびエネルギーのコンセプトは、指定された建物の高さの範囲内で、部屋の高さを犠牲にすることなく、もう一階を追加するために最適化されました。耐荷重とブレースコア、適度なスパンと柱間距離により、吸音材やサーモアクティブコンポーネントシステムのパイプが見えないように埋め込まれているにもかかわらず、スリムな天井を実現しています。分散型ファサードユニットとセントラルエクストラクションによる換気により、最小限の厚みで階高を高くすることができます。冷暖房には、湖水を利用したアネルギーグリッドを採用し、コンパクトな建築容積を実現しています。屋上には太陽光発電システムが設置されています。

外観は、床スラブの縁を覆うプレファブリケーションのファサードエレメントが、室内のテラゾー面を思わせるような磨き上げられたコンクリートであるのに対し、アルミニウムの垂直プロファイルが、耐力柱と個別に操作可能な細い換気フラップを隠しています。プロファイルには長方形と円形、閉じたものと穴のあいたものがあり、柱であると同時に「新鮮な空気のダクト」としても機能します。

駐車場だった場所には、道路沿いに広々とした前庭が設けられています。割栗石を敷き詰め、砂利を敷き詰め、樹木や低木を植え、かつての住宅地の前庭を彷彿とさせます。

平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡市の、住宅兼オフィス「TETUSIN DESIGN RE-USE OFFICE」。歴史的建築の保存活用に関わる施主の危惧を出発点とし、洋館の部材を譲りうけファサード等を“生け捕り”して新築建物に選択的転用と再構築を実践、歴史的価値を引き継ぎ記憶の継承を試みる
平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡市の、住宅兼オフィス「TETUSIN DESIGN RE-USE OFFICE」。歴史的建築の保存活用に関わる施主の危惧を出発点とし、洋館の部材を譲りうけファサード等を“生け捕り”して新築建物に選択的転用と再構築を実践、歴史的価値を引き継ぎ記憶の継承を試みる photo©針金洋介
平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡市の、住宅兼オフィス「TETUSIN DESIGN RE-USE OFFICE」。歴史的建築の保存活用に関わる施主の危惧を出発点とし、洋館の部材を譲りうけファサード等を“生け捕り”して新築建物に選択的転用と再構築を実践、歴史的価値を引き継ぎ記憶の継承を試みる photo©針金洋介
平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡市の、住宅兼オフィス「TETUSIN DESIGN RE-USE OFFICE」。歴史的建築の保存活用に関わる施主の危惧を出発点とし、洋館の部材を譲りうけファサード等を“生け捕り”して新築建物に選択的転用と再構築を実践、歴史的価値を引き継ぎ記憶の継承を試みる photo©針金洋介
平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡市の、住宅兼オフィス「TETUSIN DESIGN RE-USE OFFICE」。歴史的建築の保存活用に関わる施主の危惧を出発点とし、洋館の部材を譲りうけファサード等を“生け捕り”して新築建物に選択的転用と再構築を実践、歴史的価値を引き継ぎ記憶の継承を試みる photo©針金洋介

平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsが設計した、福岡・福岡市の、住宅兼オフィス「TETUSIN DESIGN RE-USE OFFICE」です。歴史的建築の保存活用に関わる施主の危惧を出発点とし、洋館の部材を譲りうけファサード等を“生け捕り”して新築建物に選択的転用と再構築を実践、歴史的価値を引き継ぎ記憶の継承が試みられました。

福岡・筥崎宮参道に面して建つ住宅併用のオフィスである。
九州大学箱崎キャンパス跡地で解体直前であった洋館建築「九州大学松浜厚生施設」(1928年竣工)の部材を大学より譲り受けることになり、取り壊し直前の限られた時間と予算の中で象徴的なファサードと室内の建具・階段を生け捕りし、別の新しい敷地で部材再構築を行った。

長らくキャンパス跡地の歴史的建築物の保存活用に取り組むクライアントが,取り壊しによって人びとからこの箱崎の地に九州大学の記憶が失われることを危惧していたことが、プロジェクトの契機となった。

建築家によるテキストより

いわゆる文化財保存のように、痕跡を元にした厳密な修理を行うのではなく、歴史的要素の選択的転用により歴史的価値を新しい建築に繋ぎ合わせる「スポリア」的な記憶の継承である(スポリアとは西洋建築において彫刻や円柱などの要素を別の建物に転用し再利用する行為)。新しい建材の横に古い建具枠が配置されるなど時間差が並置・重層されることで、重層的な意味を獲得する。ものを介した記憶の継承の試みである。

建築家によるテキストより

元の敷地から約800m離れた新しい敷地への部材再構築にあたって、周辺環境への調和や準防火地域などの敷地条件に適応しつつ、重要な3つの記憶の継承が必要だと考えた。まちの風景の一部となっている外観の象徴的なファサードの〈都市的記憶〉の継承、気積が大きく荘厳さを伝える階段室の〈空間的記憶〉の継承、特徴的なファサードの色や力強い建具枠といった建築の持つ〈物質的記憶〉の継承である。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 コロナ禍以降の働き方を実践、領域を横断し活動する「蘆田暢人建築設計事務所」が、設計スタッフ及びコミュニケーションスタッフを募集中
【ap job更新】 コロナ禍以降の働き方を実践、領域を横断し活動する「蘆田暢人建築設計事務所」が、設計スタッフ及びコミュニケーションスタッフを募集中
【ap job更新】 コロナ禍以降の働き方を実践、領域を横断し活動する「蘆田暢人建築設計事務所」が、設計スタッフ及びコミュニケーションスタッフを募集中世田谷の浮居

コロナ禍以降の働き方を実践、領域を横断し活動する「蘆田暢人建築設計事務所」の、設計スタッフ及びコミュニケーションスタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

蘆田暢人建築設計事務所では設計スタッフ及びコミュニケーションスタッフ(正社員)を募集しています。

現在、住宅・別荘・オフィス・旅館/ホテル・社会福祉施設・駅舎などの建築プロジェクトに加えて、まちづくりや土木のプロジェクトが進行中です。
今回は設計スタッフに加えて、まちづくりやプロジェクトのリサーチ、広報を担当していただくスタッフも募集します。

代表を務める蘆田暢人は、内藤廣建築設計事務所を経て2012年に独立。建築と土木、都市計画のプロジェクトに長年携わってきた経験を踏まえ、設計事務所のみならずエネルギーをデザインすることをテーマに掲げた事務所ENERGY MEET、デザインリサーチを行う会社 Future research Instituteを共同主宰しています。家具から建築、土木、エネルギー、まちづくりといったプロジェクトのスケールの幅の広さとバリエーションの多さが私たちの事務所の特徴です。そして全国様々な地域においてプロジェクトが進行中です。国内・海外のコンペにも積極的にチャレンジしています。

建築のプロジェクトでは、その地域の気候風土から導かれる最適な幾何学と構法を探り、その結果としてのカタチを生み出すことをコンセプトに据えています。そして、そのカタチを建築として定位させるディテールに対しての強いこだわりがあります。私たちの事務所ではディテールのスタディに時間をかけ、自分たちですべてのディテールを描き切ることを大事にしています。そのため、入社後早い段階でディテールを描くことを身につけることができます。また、設計スタッフだけでなくビジュアライゼーション専門のスタッフもおり、設計のツールも従来の図面や模型、CGなどに加え、VRを設計プロセスに取り入れたり、動画をプレゼンテーションのツールに使うなど、新しいコミュニケーションとプレゼンテーションにも取り組んでいます。

まちづくりのプロジェクトでは、新潟県や長野県などで8年以上継続的に携わっていて、その成果が形になりつつあります。コミュニケーションスタッフの方には、設計スタッフと協同しながら、ワークショップやにぎわいづくり、地域の方々とのコミュニケーションを担当していただきます。設計だけでなく、まちづくりやコミュニティデザインに興味がある方はぜひご応募ください。

いまだ終息しないコロナ禍の中、私たちを取り巻く状況も変化しています。まず、「働く環境」が世界中誰にとっても変わったことが大きいと思います。私たちもテレワークを導入していますが、建築、特に「住宅」というビルディングタイプが変わりつつあります。もはや住宅は住むためだけではなく、働く場所、さらには緊急事態宣言の中においては、余暇を楽しむ場所でさえありました。私たちが現在設計に携わっている住宅は、そのような変化に対応すべく、様々な試みに取り組んでいます。

緊急事態宣言をきっかけに、採用面接をオンラインで行うことも取り入れ、また、遠方から応募をしていただく方には、試用期間を全てテレワークで行い、採用後に東京に引っ越してもらう、といった新しい方法も取り入れています。

【ap job更新】 OMAとNAPで経験を積んだ中本剛志と田中裕一が主宰する「STUDIO YY」が、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 OMAとNAPで経験を積んだ中本剛志と田中裕一が主宰する「STUDIO YY」が、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 OMAとNAPで経験を積んだ中本剛志と田中裕一が主宰する「STUDIO YY」が、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)とアルバイトを募集中まきのさんの道の駅・佐川

OMAとNAPで経験を積んだ中本剛志と田中裕一が主宰する「STUDIO YY」の、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)とアルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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STUDIO YYでは業務拡大に伴い、経験者と新卒の設計スタッフを募集します。

■ STUDIO YYってどんな事務所?
STUDIO YYはOMAとNAP建築設計事務所出身者の中本と田中によって2015年に設立された設計事務所です。進行中も含め現在までに個人住宅や飲食店、こども園、シェアオフィス、道の駅、3万平米超えの海外物件まで様々なスケールのプロジェクトを国内外で展開しています。2020年から公共のプロポーザルにも積極的に参加しており、参加したプロポ全て最終選考に進み、現在までに3度最優秀案に選定され、日本各地でプロジェクトを進めています。

■ STUDIO YYはどんな建築を作るの?
STUDIO YYの建築には決まったスタイルはありません。我々が重視しているのは、その場所の自然や文化を人々が感じられる建築を作ることです。その土地の風景、文化や歴史を丁寧に読み込み、その場所だけにしかできない建築となるように。さらに、公共の物件を手がけるようになり、地域の魅力を発掘し、観光や地域再生につながる大切さを学び、そこに住む人方々や利用者に寄り添った建築を作るように心掛けています。

■ STUDIO YYでは、どんな業務をするの?
特定の業務に特化されることはありません。新しいプロジェクトやコンペが始まれば、中本、田中も含めてみんなで案出しをします。模型を使ったスタディ、BIMやCADを使った設計業務、CGやスケッチ、プレゼン業務など、多種多様な業務内容を各々の特技を活かしながら、みんなで協力して進めます。STUDIO YYに在籍すると、あっという間に多彩な技術を身につけることができます。

■ STUDIO YYの職場環境
STUDIO YYは東京の台東区浅草橋(秋葉原)駅から徒歩5分の隅田川沿いに事務所を構えています。リノベーションされたシェアオフィスに、5名ほどが在籍しています。コロナ禍以前には事務所全員で飲みに出かけ自由に意見交換をしたり、他の設計事務所との共同プロジェクトや勉強会も定期的に行っており、事務所内だけで閉じない学びの機会が得られる環境です。2020年からBIM(ArchiCAD)を導入し、設計業務の効率化を進め、より多くの時間を意匠検討に使うようにしています。ブルーフォームを使った模型やスケッチでの検討と同時に、BIMと連動したCGレンダリングを採用し、多種多様な方法で建築の精度をあげることに尽力する活気のある職場です。また、全員が入社してからBIMを身につけています。

佐藤研吾 / In-Field Studioによる、東京・墨田区の「喫茶野ざらし」。自身の文化経済圏を築くアートプロジェクトとして構想された店舗で、福島と東京を往来する設計者が施工者・運営者としても関わり、現代都市における“野っ原”をつくることを目指す
佐藤研吾 / In-Field Studioによる、東京・墨田区の「喫茶野ざらし」。自身の文化経済圏を築くアートプロジェクトとして構想された店舗で、福島と東京を往来する設計者が施工者・運営者としても関わり、現代都市における“野っ原”をつくることを目指す photo©comuramai
佐藤研吾 / In-Field Studioによる、東京・墨田区の「喫茶野ざらし」。自身の文化経済圏を築くアートプロジェクトとして構想された店舗で、福島と東京を往来する設計者が施工者・運営者としても関わり、現代都市における“野っ原”をつくることを目指す photo©comuramai
佐藤研吾 / In-Field Studioによる、東京・墨田区の「喫茶野ざらし」。自身の文化経済圏を築くアートプロジェクトとして構想された店舗で、福島と東京を往来する設計者が施工者・運営者としても関わり、現代都市における“野っ原”をつくることを目指す photo©comuramai

佐藤研吾 / In-Field Studioが設計した、東京・墨田区の「喫茶野ざらし」です。自身の文化経済圏を築くアートプロジェクトとして構想された店舗で、福島と東京を往来する設計者が施工者・運営者としても関わり、現代都市における“野っ原”をつくることを目指しました(※現在、中島・青木・佐藤の3人は運営を辞退しているとのこと。詳細は末尾を参照)。In-Field Studioは、現在一般社団法人コロガロウ / 佐藤研吾建築設計事務所に改組されています。店舗の公式サイトはこちら

「喫茶野ざらし」は、アーティストの中島晴矢、インディペンデント・キュレーターの青木彬、そして筆者(佐藤研吾)の3人で始まったアートプロジェクトである。東京都墨田区の裏路地にあった木造2階建の比較的小さな建物を改修し、アーティスト・ラン・スペースとして喫茶店をスタートさせた。1970年代にゴードン・マッタ=クラークがニューヨークで立ち上げた「FOOD」プロジェクトを参照し、現代の都市・東京において、自分たち自身の文化圏、経済圏を築き上げることを目指したのであった。

建築家によるテキストより

「喫茶野ざらし」というネーミングにはいくつかの意図が組み込まれていた。

まずは現代都市における“余白”、東京に“野っ原”を作り出すこと。いままで東京で住み暮らし、それぞれのやり方で都市空間に対するアプローチを試みてきた3人のやりとりの中で浮かび上がった場のイメージが「野」であった。「野」には都市の外側、外縁という、東京の枠を超えて外部と接続していくような思惑もあった。

建築家によるテキストより

このプロジェクトに筆者は、建物改修の設計者であり、また施工者であり、そしてスペースの運営者でもあるという、複数の当事者として関わった。それゆえにこのプロジェクトでは、素材をどこで、どのように集め、どのように組み合わせて、誰が作るか、というあらゆる作業内容を細かに調整していった。

建築家によるテキストより
ファラが2018年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、自身のアトリエと住居「house and atelier」。既存のファサードを色彩と要素の付加により再構築、内部の各階は異なる空間論理を示唆しつつ、同じ言語・同じ素材感・同じありふれた要素の集合を共有し構築
ファラが2018年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、自身のアトリエと住居「house and atelier」。既存のファサードを色彩と要素の付加により再構築、内部の各階は異なる空間論理を示唆しつつ、同じ言語・同じ素材感・同じありふれた要素の集合を共有し構築 photo©ricardo loureiro
ファラが2018年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、自身のアトリエと住居「house and atelier」。既存のファサードを色彩と要素の付加により再構築、内部の各階は異なる空間論理を示唆しつつ、同じ言語・同じ素材感・同じありふれた要素の集合を共有し構築 photo©ricardo loureiro
ファラが2018年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、自身のアトリエと住居「house and atelier」。既存のファサードを色彩と要素の付加により再構築、内部の各階は異なる空間論理を示唆しつつ、同じ言語・同じ素材感・同じありふれた要素の集合を共有し構築 photo©ricardo loureiro
ファラが2018年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、自身のアトリエと住居「house and atelier」。既存のファサードを色彩と要素の付加により再構築、内部の各階は異なる空間論理を示唆しつつ、同じ言語・同じ素材感・同じありふれた要素の集合を共有し構築 photo©ricardo loureiro

ファラが2018年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、自身のアトリエと住居「house and atelier」。既存のファサードを色彩と要素の付加により再構築、内部の各階は異なる空間論理を示唆しつつ、同じ言語・同じ素材感・同じありふれた要素の集合を共有し構築されています。

こちらは建築家によるテキストの翻訳

古い建物は市街地にひっそりと佇んでいます。3階建てで、3つの入り口があり、歪んだ輪郭をしています。各階は異なる空間論理を示唆していますが、同じ言語、同じ素材感、同じありふれた要素の集合を共有しています。

1階は庭とつながったオープンプランのアトリエがあります。2階には、白とピンクのストライプのドアがユニークなスタジオアパートメントがあります。最後の階は大きなアパートメントで、背の高い中央ホールを中心に6つの部屋が注意深く構成されています。白を基調としたインテリアの中に、コンクリートがむき出しになった部分がいくつかあり、その中に特別な瞬間があります。ドアは光沢のある白のラッカー仕上げで、合板のフレームがむき出しになっています。青いテラゾー床のソフトなチェス模様は、壁と同じではなく、すべてのレベルを結合しています。

この住宅には2つの立面しかありません。オリジナルの正面ファサードは、アンバランスでわずかにカーブしていました。3つのドアに強い色をつけ、1つの窓をなくし、大理石の円を導入し、背の高いハットを遠くから見えるようにするなど、再構築しています。裏側のファサードも作り直されました。正面とは大きく異なるプロポーションで、より高く、より狭くなりました。明確なヒエラルキーがプログラムの配分を反映しています。細い丸い自立した柱から始まります。ピンクのドアは大きな開口部と対照的で、4つの同じ窓が上層部の家庭的な用途を示唆しています。白く塗られたコンクリートの壁は、壊れやすいガラス面の上に飛んでいます。円はその対称性を乱し、姿を仕上げています。

同じ建物の中で生活し、仕事をするということは、デリケートな利便性があります。この建物の各階は独立した実験の場であり、主な共通点はある種の喜びの感覚です。

田村直己 / ttt architectsによる、東京の、築約50年民家をテナントとした「清澄白河の改修」。構造や性能が不束な既存建物を、大きな意匠方針を立てず“機能性” “コスト” “施工性” “商業性”の小さな判断の集積で改修し、限られた条件下でこそ生まれる空間の良さを追求
田村直己 / ttt architectsによる、東京の、築約50年民家をテナントとした「清澄白河の改修」。構造や性能が不束な既存建物を、大きな意匠方針を立てず“機能性” “コスト” “施工性” “商業性”の小さな判断の集積で改修し、限られた条件下でこそ生まれる空間の良さを追求 photo©田村直己
田村直己 / ttt architectsによる、東京の、築約50年民家をテナントとした「清澄白河の改修」。構造や性能が不束な既存建物を、大きな意匠方針を立てず“機能性” “コスト” “施工性” “商業性”の小さな判断の集積で改修し、限られた条件下でこそ生まれる空間の良さを追求 photo©田村直己
田村直己 / ttt architectsによる、東京の、築約50年民家をテナントとした「清澄白河の改修」。構造や性能が不束な既存建物を、大きな意匠方針を立てず“機能性” “コスト” “施工性” “商業性”の小さな判断の集積で改修し、限られた条件下でこそ生まれる空間の良さを追求 photo©田村直己

田村直己 / ttt architectsが設計した、東京の、築約50年民家をテナントとした「清澄白河の改修」です。構造や性能が不束な既存建物を、大きな意匠方針を立てず“機能性” “コスト” “施工性” “商業性”の小さな判断の集積で改修し、限られた条件下でこそ生まれる空間の良さを追求しています。

築50年ほどの民家をテナント用物件に改修するプロジェクト。

建築家によるテキストより

敷地は細い私道に面しており、隣家との間隔は50センチ未満という建て込んだ環境であった。既存民家は主に東側の外壁がはがれていて、そこからの雨漏りが原因で柱脚部や土台が腐敗していた。また、増改築が部分的に繰り返されていた形跡があり、その部分からの雨漏りも見られた。構造的にも壁量が不足しており、構造壁の追加が必要であった。
このような状態だったため、構造的な改修及び性能向上と防水機能の修復が第一に求められたプロジェクトである。

建築家によるテキストより

大きな意匠的な方針を立てず、機能性、コスト、施工性、商業性の小さな判断の集積で改修されたこの小さな建物はとても自然な雰囲気を纏っているように感じた。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 子ども施設の設計でも多数の評価を得る「相坂研介設計アトリエ」が、設計スタッフ(経験者・新卒)を募集中
【ap job更新】 子ども施設の設計でも多数の評価を得る「相坂研介設計アトリエ」が、設計スタッフ(経験者・新卒)を募集中
【ap job更新】 子ども施設の設計でも多数の評価を得る「相坂研介設計アトリエ」が、設計スタッフ(経験者・新卒)を募集中

子ども施設の設計でも多数の評価を得る「相坂研介設計アトリエ」の、設計スタッフ(経験者・新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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相坂研介設計アトリエは、都心の皇居脇、麹町(半蔵門)にある設計事務所です。
新規受注のため、今年度も経験者(出来れば下記A)および新卒を募集します。

相坂研介はは安藤忠雄に師事後独立、大学でも教えつつ、公共自治体のコンペ開催支援など建築士の職能普及にも努めており「これからの建築士賞」を頂きました。

事務所は、近年特に子どもを対象にした複数の建築設計で多数の評価を頂いており、「あまねの杜保育園(新建築2016年5月号掲載)」は、「こども環境学会賞」「JIA環境建築賞」「Architecture Asia Award」など国内外多数の受賞に加え、NHKみんなのうた「パプリカ」のMV(https://youtu.be/ba0UDkwU4I0)にも使われたり、「てぞーろ保育園」はイタリアのdomus誌、「東立石保育園」はGA JAPAN 171に掲載されました(https://www.ga-ada.co.jp/japanese/ga_japan/gaj171.html)。

我々は、こうした幼保施設以外にも商業ビル、音楽学校、集合住宅などの中規模施設(3000㎡~1000㎡)から、住宅やリノベーションなどの小規模施設(300㎡~100㎡)、さらに小さな家具や遊具まで設計し、公共コンペにも定期的に参加するなど、事務所の仕事が何か一つのビルディングタイプに偏ることなく、皆が毎年新しく幅広い経験を積む機会を確保し、所長を含む所員全員にとっての有意義な時間と長く働いていけるモチベーションを、常に保てるよう気を配っています。

組織事務所でのご経験に個人住宅の経験を加えたり、アトリエ勤務での住宅実績に中規模ビルの経験を加えたり、セカンドキャリアに最適な環境ですので、終身雇用やパートナー昇格も可能な待遇を準備して経験・資格保持者を特に求めています。

一方、大きな組織事務所ではないので、そうした大小規模かつ多様なプロジェクトの企画・検討段階から実施設計、行政手続、現場監理、記録・広報、定期点検まで、全員が常に縦横に実践的な経験を短期間で得ることが出来るため、将来独立を考える新卒・未経験者の方にも相応しい、キャリアパスの第一歩も提供できます。
一昨年2フロアに拡張、男女別トイレも完備し、ピークをずらした出勤時間も含めゆったり作業できる環境を整えたため、ストレスなく建築設計に専念できます。
自身も育児中のため、復職希望の女性建築士など勤務形態のご相談にも応じます。

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