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二俣公一 / ケース・リアルによる、京都市の、ティールームの為の多目的に使われるスペース「冬夏ラボ」
二俣公一 / ケース・リアルによる、京都市の、ティールームの為の多目的に使われるスペース「冬夏ラボ」 photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、京都市の、ティールームの為の多目的に使われるスペース「冬夏ラボ」 photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、京都市の、ティールームの為の多目的に使われるスペース「冬夏ラボ」 photo©水崎浩志

二俣公一 / ケース・リアルが設計した、京都市の、ティールームの為の多目的に使われるスペース「冬夏ラボ」です。クライアントの店舗の公式サイトはこちら

京都御所の東側、ティールーム「冬夏(とうか)」は、閑静な住宅街に佇む日本家屋の中にある。
今回の計画は、その冬夏のサテライトスペースとなる、多目的なラボの計画である。

建築家によるテキストより

ここでは冬夏で振舞われるお茶の元となる、厳選された様々な茶葉が管理され、その配合のための実験やお茶を通したワークショップなどが行われる。また、冬夏のために必要な打ち合わせスペースや出荷作業のための機能も兼ねるなど、オフィスのような役割も果たす。

建築家によるテキストより

あえて空間を仕上げたり間仕切りを設けたりすることなく、必要な機能を備えた什器を適宜設置していくシンプルな構成とした。

そして中央には、多目的に利用できるラウンド型のテーブルを設置。空間から自ずと導かれた形状は、作業動線などとの関係性を意識している。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 UAo株式会社が、設計スタッフ(2022年度新卒・経験者)の正社員を募集中
【ap job更新】 UAo株式会社が、設計スタッフ(2022年度新卒・経験者)の正社員を募集中
【ap job更新】 UAo株式会社が、設計スタッフ(2022年度新卒・経験者)の正社員を募集中那須塩原市図書館 みるる

UAo株式会社の、設計スタッフ(2022年度新卒・経験者)の正社募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

設計スタッフを募集します。

近作としては、5000㎡程度の那須塩原市の公共図書館、6000㎡程度の世界的化粧品会社のグローバル人材向け滞在施設、また、大手ディベロッパーとコラボレーションして進めている建築等、大規模の建築、公共的に意義のある建築、大手ディベロッパーとの都市づくりを行うほか、国内外のプロポーザルコンペにも取り組んでいます。

私たちは、建築と周辺環境の関わり方を大切に、また自然の摂理に学ぶ新しい建築を生み出しています。那須塩原市では図書館とまちとの協奏を設計に取り込み、小松市では丘のような、公園散策と一体となった科学博物館を設計しました。現在も複数のプロジェクトが進行中です。自然界からの学びを人間社会の建築にインストールするUAOの新しい挑戦に、共に興味を持って取り組んでくれる仲間を探しています。

宮川清志 / SESNによる、東京・港区芝の美容クリニック「RENATUS CLINIC」
宮川清志 / SESNによる、東京・港区芝の美容クリニック「RENATUS CLINIC」 photo©志摩大輔
宮川清志 / SESNによる、東京・港区芝の美容クリニック「RENATUS CLINIC」 photo©志摩大輔
宮川清志 / SESNによる、東京・港区芝の美容クリニック「RENATUS CLINIC」 photo©志摩大輔

宮川清志 / SESNが設計した、東京・港区芝の美容クリニック「RENATUS CLINIC」です。
宮川は、本作の入居するビルの別階にて同じ条件の下クリニックのデザインしていて、そちらもアーキテクチャーフォトで特集記事として紹介しています。

港区田町にある美容クリニック、RENATUS CLINICのデザイン。

以前同じビルの別階にて設計、デザインしており、区画形状や外部環境との繋がりなど含め、全く同じ条件となり、一度答え合わせをした場所でもある為、前回にも似た手がかりがある様で無い状態からの設計となった。

建築家によるテキストより

クリニックのプログラム上、通路と所室からなる閉塞感が出てしまう構成と空間ボリュームの中において、美しさや、美しくなる様、それらのあり方を表現し、以前とは異なるアプローチ、デザインを用いる事で開放的な心地良さを感じる事のできる空間を目指した。

建築家によるテキストより

美しさを表現する為に壁は天井までとはせず、遺跡が残され立っている様な表現とし、上部には実際には無い梁型をあえて作り遺跡の上に乗っている用な違和感を与え、素材には異なる色味と質感の左官材を使用し、磨きから掻き落とした状態まで場所毎に異なる質感を与える事で映り込みや繊細な陰影からなる、美しくなる様を表現できる特徴的な仕上げとしています。

建築家によるテキストより
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住宅「uneven house」
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住宅「uneven house」 photo©ricardo loureiro
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住宅「uneven house」 photo©ricardo loureiro
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住宅「uneven house」 photo©ricardo loureiro

ファラが設計した、ポルトガル・ポルトの住宅「uneven house」です。
ファラは、フィリップ・マガリャインシュ(filipe magalhães)、アナ・ルイサ・ソアレス(ana luisa soares)、アーメッド・ベルホジャ(ahmed belkhodja)の3人が主宰する建築設計事務所で2013年に設立されました。それぞれ、SANAA、伊東豊雄、アトリエ・ワンという日本の設計事務所に勤務やインターンした経験をもつことも特徴です。またフィリップとアナは、日本滞在中は中銀カプセルタワーに居住していました。

こちらは、建築家によるテキストの翻訳

1階の店舗とその地下はアパートに改築されることになっていました。裏側の増築部分は取り壊されて庭になり、そこから新しい家は1960年代の無愛想な住宅街の台座になります。

両方の階は、2つのファサードの間にあるメインルームとして考えられています。縦方向の空間は、片側の真っ直ぐな白い壁と、反対側の複合壁(セカンダリープログラムへの3枚の巨大な合板のドアで構成されている)によって定義されています。壁が独自の形式的なゲームを行う一方で、ドアの位置と仕上げは両階で同じです。

内側の論理は、庭側のファサードにも影響を与え、あたかもこの家が1つの非常に高い階高であるかのように振る舞います。実際には、庭の前に掘られた新しい階段のおかげで、どちらの階も床から天井までのガラスの開口部が外に向かって広がっています。

建物の耐力構造はプロジェクトを経て、その視覚的存在感が大理石や鏡の被覆材によって挑発されます。輝かしい石の模様は、庭の周囲を示す黒と白の縞模様のフリーズ(※古典建築の用語でコーニスとアーキトレーブの間の水平な帯)として外に広がり、水平方向の大きな窓がその背景を縁取っています。

田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・港区の、ルーフトップ住居のリノベーション「麻布のペントハウス」
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・港区の、ルーフトップ住居のリノベーション「麻布のペントハウス」 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・港区の、ルーフトップ住居のリノベーション「麻布のペントハウス」 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・港区の、ルーフトップ住居のリノベーション「麻布のペントハウス」 photo©志摩大輔

田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOが設計した、東京・港区の、ルーフトップ住居のリノベーション「麻布のペントハウス」です。ダイニングの内窓はプロダクトデザイナーの狩野佑真が手掛けています。

築40年の古いビルのルーフトップの住居のリノベーションのプロジェクト。場所は東京タワーのほど近く。

建築家によるテキストより

ルーフトップはかつて、ビルの頂部の機械室置場として利用されるのが一般的だった。
しかし1923年に状況が変わる。NYのプラザホテルが発表したペントハウスアパートメントの計画以降、相次いでルーフトップに開発される事となったと言われている。
一方東京の場合、容積率消化の為に狭い土地に建てられたペンシルビルの頂部に、こじんまりした異形の内部空間として現れるケースがばかり。今回もまさにそんな条件のプロジェクトだった。

建築家によるテキストより

既存の間仕切り壁を解体した現場に訪れると、そこはまさにビルの機械室置場といった様相だった。古いコンクリート躯体は荒々しい表情で、部屋には古い配管が飛び交っていた。工事業者に聞くと、配管はエレベーターの機械室や隣の部屋などから伸びるものであるため、撤去が出来ないという。

我々は現場の状況を受け入れる事にした。

建築家によるテキストより
トラフ建築設計事務所による、絵本をテーマとした展覧会の会場構成「おいでよ!絵本ミュージアム2021」
トラフ建築設計事務所による、絵本をテーマとした展覧会の会場構成「おいでよ!絵本ミュージアム2021」 photo©小川真輝
トラフ建築設計事務所による、絵本をテーマとした展覧会の会場構成「おいでよ!絵本ミュージアム2021」 photo©小川真輝
トラフ建築設計事務所による、絵本をテーマとした展覧会の会場構成「おいでよ!絵本ミュージアム2021」 photo©小川真輝

トラフ建築設計事務所が設計した、絵本をテーマとした展覧会の会場構成「おいでよ!絵本ミュージアム2021」です。展覧会は福岡アジア美術館にて2021年8月22日まで開催中。公式ページはこちら

福岡アジア美術館で開催される「おいでよ!絵本ミュージアム」の会場構成計画。

建築家によるテキストより

夏休みの子どものための文化事業として2007年から毎年開催されてきた本展では、絵本や物語を体験できる展示のほか、会場内で1000冊の絵本が読めるライブラリーを設けた。15年目となる2021年は「絵本の力」をテーマに、コロナ禍においても安心して、絵本の世界観の中で絵本との出会いやコミュニケーションを楽しめる会場構成を行った。

本展では、エリアごとに絵本やアーティストを取り上げ、その世界観に入り込むような展示とした。

建築家によるテキストより

もこもこソファや石巻工房のAAスツール、だんだんベンチといったトラフがデザインしたアイテムを点在させることで、展示会場内に思い思いに座ったり、絵本を広げたりできる居場所をつくった。造作什器には段ボールを使用することで本との親和性を図り、会期後の資源化に配慮している。

建築家によるテキストより
ギャラリー・間での、妹島和世+西沢立衛 / SANAAの建築展「環境と建築」の概要が公開

TOTOギャラリー・間での、妹島和世+西沢立衛 / SANAAの建築展「環境と建築」の概要が公開されています。会期は2021年10月22日~2022年3月20日まで。

TOTOギャラリー・間では、妹島和世+西沢立衛/SANAA展 「環境と建築」を開催いたします。
本展覧会は、妹島和世氏と西沢立衛氏が日本および世界各地で取り組んでいる最新プロジェクトを中心に構成したものです。
SANAAは、「環境と建築」というテーマに長年取り組んできました。「金沢21世紀美術館」(石川県、2004年)、「ROLEXラーニングセンター」(スイス、2009年)、「ルーヴル・ランス」(フランス、2012年)に代表されるように、内と外を緩やかにつなぎ回遊性を高めることで、人びとの豊かで自由な交流と、周辺地域との新たな関係の可能性を提示しています。建物が媒介となり、人びとの暮らしと環境が織り混ざりひとつの風景となる、そんな建築のあり方を実現しています。こうした活動により、妹島氏と西沢氏はプリツカー賞(2010年)など、数多くの賞を受賞しています。
本展覧会は、当ギャラリーでは2003年以来2回目の個展となります。SANAAだけでなく、妹島氏、西沢氏それぞれの事務所のプロジェクトも併せて展示することで、その後の両氏の活動の軌跡を紹介します。 常に進化をつづける妹島和世+西沢立衛/SANAAの現在進行形が見られる、貴重な機会となることでしょう。

最も注目を集めたトピックス [期間:2021/7/26-8/1]
最も注目を集めたトピックス [期間:2021/7/26-8/1]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2021/7/26-8/1)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 富永哲史+小野里紗+名畑碧哉 / n o t architects studioによる、東京・品川区の住宅「天気とくらすイエ」。散歩道を建築内に引き込むことで、季節や時間によってうつろい続ける公園的な環境を意図
  2. 青木茂建築工房が改修を手掛けた、東京・品川区の「目黒クリニックビル」。礼拝所・事務所として50年使われた建物を更に50年以上使える診療所として再生
  3. トラフ建築設計事務所による、愛知の、商業施設内のスキンケアブランドの店舗「Aesop 名古屋高島屋ゲートタワーモール」
  4. 武田清明建築設計事務所による、東京・練馬区の住宅「鶴岡邸」のレポート。周辺環境の自然と対話する建築の在り方を躯体のもつ質感で実現
  5. 石上純也による、東京・千代田区の、20世紀初頭に建てられた邸宅の庭にたつパヴィリオン「木陰雲」のレポート。敷地のもつ空間の質を、建築によって増幅
  6. 井原正揮+井原佳代 / ihrmkによる、長野・東御市の、既存の農業用プレハブ倉庫を改修した美容室「miike」。安定した地域コミュニティの中に新たなプログラムを計画する際の方法として再利用を選択
  7. 小笹泉+奥村直子 / IN STUDIOによる、京都市の、集合住宅の一住戸を改修した自邸「北白川のフラット」。京都から想起された“時間の分厚さ”をもつ生活空間を古建具等を混在させることで実現
  8. nendoがデザインを手掛けた「Tokyo2020 聖火台」の動画
  9. 藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、兵庫の「姫路の家」
  10. 富永哲史+小野里紗+名畑碧哉 / n o t architects studioによる、東京・千代田区の「神保町の古書店」
  11. 大野力 / sinatoによる、東京・新宿区の、JR新宿駅前のロータリーを再整備した広場「Shinjuku Station East Square」。アーティスト松山智一の彫刻と円形テーブル等の関係性でこの場所固有の体験や居心地をつくる
  12. クリスチャン・ケレツが計画を進めている、バーレーン・ムハッラクの、4つの駐車場「Multistory Parking for the Pearl Path」。柱と曲面スラブで構成された建築で、駐車機能に加え都市の公共空間としての役割も担う
  13. アルヴァ・アアルトがデザインした名作家具が、ガチャ(カプセル玩具)として発売。アルヴァ・アアルト財団とアルテックが制作を監修
  14. ザハ・ハディドが、新国立競技場に関して、日本語で公開した、プレゼンテーションとレポート
  15. 小山光+KEY OPERATION INC. / ARCHITECTSによる、東京・杉並区の、アニメーション制作会社のスタジオ「MAPPAスタジオ分室」。職場環境の向上も意識しデスク素材の選定やラウンジ空間を重視
  16. ジャクエツ + 岡田宰 / 2id Architectsによる、千葉・我孫子市の「双葉保育園」
  17. アプルデザインワークショップ / 大野秀敏+江口英樹+山本真也による、山口市の「医療型児童発達支援センター新山口」
  18. 諸江一紀建築設計事務所による、愛知・名古屋の「十一屋の住宅」
  19. 妹島和世・藤本壮介・佐藤可士和が評価委員を務める、2025年日本国際博覧会の「迎賓館」「大催事場」「小催事場」の設計プロポが開催
  20. 石上純也による「水庭」が、新設された建築賞 オベルアワードを受賞。賞金は10万ユーロとの事。

妹島和世・藤本壮介・佐藤可士和が評価委員を務める、2025年日本国際博覧会の「迎賓館」「大催事場」「小催事場」の設計プロポが開催

妹島和世・藤本壮介佐藤可士和が評価委員を務める、2025年日本国際博覧会の「迎賓館」「大催事場」「小催事場」の設計プロポーザルが開催されます。

「迎賓館」、「大催事場」、「小催事場」の設計者を募集します

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場において主要な施設である、国内外からの賓客が訪れる「迎賓館」、様々なイベントが催される「大催事場」、「小催事場」について、それぞれ基本設計業務を行う設計者を募集します。

本公募では審査を行う評価委員については、建築・デザインなどの各分野に精通した専門家として、下記の方々にご協力いただくこととしています。
若手を含む、柔軟な発想力や豊かな創造力、高い技術力を持つ、意欲ある建築家の方、ぜひご応募ください。

藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、兵庫の「姫路の家」
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、兵庫の「姫路の家」 photo©平桂弥(studioREM)
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、兵庫の「姫路の家」 photo©平桂弥(studioREM)
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、兵庫の「姫路の家」 photo©平桂弥(studioREM)

藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所が設計した、兵庫の「姫路の家」です。

坂道を登っていくと、四角い穴の開いた四角い建物が現れる。

建築家によるテキストより

敷地は姫路市の住宅地。山裾に位置する高台であり、市内から住宅地へと向かう登り坂が折れ曲がるコーナー部分に位置する。敷地からは姫路市が一望できる。
この敷地で建築主が希望したことは、まずなによりも南西の方角に広がる山裾の眺望だった。一方で、卓球ができるスペースが欲しい、という要望もあった。比較的大きなスペースが必要となる。この2つを如何に調停しながら豊かな空間を作るかが課題となった。

建築家によるテキストより

これに対して、眺望を望む南西の方角にあえてフロアレベルをずらした大きな開口部を設けた。内部空間にも様々なフロアレベルを設け、この開口部を通じて様々な景色の見え方が存在する多様な空間を構成した。また、1階の大きな土間や開口部に設けた外部デッキ、その下の中庭など明確な目的を設けない余白としての空間を挿入し、空間の境界線を曖昧にすることでより多様性を喚起できる仕掛けとした。

建築家によるテキストより
ジャクエツ + 岡田宰 / 2id Architectsによる、千葉・我孫子市の「双葉保育園」
ジャクエツ + 岡田宰 / 2id Architectsによる、千葉・我孫子市の「双葉保育園」 photo©木田勝久 / FOTOTECA
ジャクエツ + 岡田宰 / 2id Architectsによる、千葉・我孫子市の「双葉保育園」 photo©木田勝久 / FOTOTECA
ジャクエツ + 岡田宰 / 2id Architectsによる、千葉・我孫子市の「双葉保育園」 photo©木田勝久 / FOTOTECA

ジャクエツ岡田宰 / 2id Architectsが設計した、千葉・我孫子市の「双葉保育園」です。

千葉県我孫子市にある双葉保育園の新園舎のデザインである。

建築家によるテキストより

幼児たちは大人が想像する以上に感性豊かで、日々多くのことを学び、感じとっている。
保育園は感性を育む大切な時期に日々を過ごす空間である。今回の計画では「成長に合わせて思い出に変化を与える保育園」をコンセプトに、視点によってモノゴトの見え方・感覚が変化することを直感的に学べる空間を提案した。

建築家によるテキストより

壁面に設置された、葉っぱを連想させる穴からは、4色の色が見えてくる。
見る方向や高さによって異なる色が重なり合い、さまざまな表情が現れ、記憶に残るような強い印象を与える。小さい時に見上げた時、大きく成長し見下ろした時など、その時々によって見え方が変わり、日々過ごす空間が成長と共に変化する。

建築家によるテキストより
アプルデザインワークショップ / 大野秀敏+江口英樹+山本真也による、山口市の「医療型児童発達支援センター新山口」
アプルデザインワークショップ / 大野秀敏+江口英樹+山本真也による、山口市の「医療型児童発達支援センター新山口」 photo©北嶋俊治
アプルデザインワークショップ / 大野秀敏+江口英樹+山本真也による、山口市の「医療型児童発達支援センター新山口」 photo©北嶋俊治
アプルデザインワークショップ / 大野秀敏+江口英樹+山本真也による、山口市の「医療型児童発達支援センター新山口」 photo©北嶋俊治

アプルデザインワークショップ / 大野秀敏+江口英樹+山本真也による、山口市の「医療型児童発達支援センター新山口」です。

医療型児童発達支援センターは、医療的行為を必要とする障がい児(身体・精神・知的)の通所施設。

建築家によるテキストより

山口県二番目、山口市初の整備となった。敷地は新山口駅に近く、近隣公園に面し、同一敷地内に既存クリニック(小児科・発達外来・こどもリハビリ)、病児保育、認可保育園、在宅福祉施設を有し、新山口駅南口(新幹線口)から徒歩7分の交通至便の場所である。構造はRC造。

建築家によるテキストより

細長い敷地形状から、建築形態も自動的に決まり単調な廊下のようになってしまう。そこで長手の壁をジグザグに蛇行させて小さい空間に分節し、開口部と壁を交互に配列して南と北に交互に開放される変化もつくり出した。この形態は構造的にも高い合理性がある。最上階では天井(=屋根)を片流れとし、ロフトをつくることで立体的で驚きのある生活空間をつくり出した。合わせて職員(保育士・介護士・看護師・リハビリ職等)の負担を軽減して安全性を高める家具の設計も行った。

建築家によるテキストより
青木茂建築工房が改修を手掛けた、東京・品川区の「目黒クリニックビル」。礼拝所・事務所として50年使われた建物を更に50年以上使える診療所として再生
青木茂建築工房が改修を手掛けた、東京・品川区の「目黒クリニックビル」。礼拝所・事務所として50年使われた建物を更に50年以上使える診療所として再生改修後外観。 photo©上田宏
青木茂建築工房が改修を手掛けた、東京・品川区の「目黒クリニックビル」。礼拝所・事務所として50年使われた建物を更に50年以上使える診療所として再生改修前外観。 photo©青木茂建築工房

青木茂建築工房が改修を手掛けた、東京・品川区の「目黒クリニックビル」です。礼拝所・事務所として50年使われた建物を更に50年以上使える診療所として再生させたプロジェクトです。

築50年の礼拝所+事務所を改修後50年使える診療所(検診センター)に再生させたプロジェクトです。改修後50年使える施設とするために以下に記載するような、遵法性、耐震性、RC躯体の残存耐用年数を確保します。古い建物を所有するユーザーは「違法な部分があるのではないか」、「耐震性は大丈夫か」、「後何年つかえるのか」、「銀行の融資はつくのか」など様々な不安を抱えています。リファイニング建築ではこれらの古い建物に対する不安を一つずつ解決しながら既存建物を有効な資産として再生します。

建築家によるテキストより

本既存建築物は当初確認時及び竣工時に確認済証・検査済証が発行されており、建設当時の適法性は確認されていました。本計画では既存の礼拝所+事務所から診療所(病床なし)へと用途を変更しますが特殊建築物ではない診療所のため用途変更には該当しません。そのため、第三者機関による法適合調査を行うことで改修後の適法性を確保しました。

建築家によるテキストより

改修後の残存耐用年数を把握するため、第三者機関にて耐用年数推定調査を行い、改修後50年以上の耐用年数があることを確認しました。建物表面のみでなく、躯体補修、耐震補強、設備機器の一新、意匠の一新、法適合性の確保により築50年の建物が改修後も50年以上、安全・安心に使える資産となります。

建築家によるテキストより
谷山直義・植原亮輔・安東陽子・岡安泉・安田正介が審査する、受賞作品が商品化の可能性もある「第5回サンゲツ壁紙デザインアワード」が作品を募集中。大賞賞金は100万円
谷山直義・植原亮輔・安東陽子・岡安泉・安田正介が審査する、受賞作品が商品化の可能性もある「第5回サンゲツ壁紙デザインアワード」が作品を募集中。大賞賞金は100万円

谷山直義・植原亮輔・安東陽子・岡安泉・安田正介が審査する、受賞作品が商品化の可能性もある「第5回サンゲツ壁紙デザインアワード」が作品を募集中。大賞賞金は100万円WEBエントリー受付は2021年9月30日18:00まで。これまでの4回の開催で国内外より1800作品を越える応募があり4作品が商品化されています。【ap・ad】

サンゲツは、住宅、商業施設、オフィス、ホテル、医療福祉施設など、
さまざまな空間で使われるインテリア素材を提供し、人々が空間をデザインするよろこびを届けてきました。
単にインテリア素材を供給するのではなく、人々がそのインテリア素材を使い、デザインし、
その空間で楽しみ、安らぎを得ること。
それがサンゲツの社会での役割と考え「Joy of Design デザインするよろこびを」をブランドコンセプトに掲げ、
豊かな生活文化の創造を目指しています。

その企業活動の一環として、2017年に『サンゲツ壁紙デザインアワード』を立ち上げました。
サンゲツとともに新しいデザインの価値を創り出していきましょう。

リリーステキストより

募集対象:壁紙

テーマ:Joy of Design

課題
壁紙は単体で成立するものではなく、壁面や天井面、間仕切り面などに貼ることで、初めて壁紙としての役割を果たします。そして建築形状、素材、色、光、時間など、さまざまな要素と関わりながら、そこに存在する「人」や「空間」に影響を与えます。
季節のうつろいを感じるリビング、気持ちが前向きになるスタッフルーム、コミュニケーションが豊かになるワークスペース。壁紙ひとつで、居心地をつくることも、人々の表情を変えることもできます。

『Joy of Design』をテーマに「壁紙」というプロダクトの特性をふまえ、
「壁紙がそこに集う人と紡ぐストーリー」を考え、壁紙をデザインしてください。

リリーステキストより
大野力 / sinatoによる、東京・新宿区の、JR新宿駅前のロータリーを再整備した広場「Shinjuku Station East Square」。アーティスト松山智一の彫刻と円形テーブル等の関係性でこの場所固有の体験や居心地をつくる
大野力 / sinatoによる、東京・新宿区の、JR新宿駅前のロータリーを再整備した広場「Shinjuku Station East Square」。アーティスト松山智一の彫刻と円形テーブル等の関係性でこの場所固有の体験や居心地をつくる photo©太田拓実
大野力 / sinatoによる、東京・新宿区の、JR新宿駅前のロータリーを再整備した広場「Shinjuku Station East Square」。アーティスト松山智一の彫刻と円形テーブル等の関係性でこの場所固有の体験や居心地をつくる photo©太田拓実
大野力 / sinatoによる、東京・新宿区の、JR新宿駅前のロータリーを再整備した広場「Shinjuku Station East Square」。アーティスト松山智一の彫刻と円形テーブル等の関係性でこの場所固有の体験や居心地をつくる photo©太田拓実

大野力 / sinatoが設計した、東京・新宿区の、JR新宿駅前のロータリーを再整備した広場「Shinjuku Station East Square」です。アーティスト松山智一の彫刻と円形テーブル等の関係性でこの場所固有の体験や居心地をつくることを目指しました。

ニューヨークを拠点に活動するアーティストの松山智一氏と共に、JR新宿駅前のロータリーをパブリックアートのある広場として再整備した。

元々ロータリーには直下にある地下街の為の排煙塔が設置されており、通行人が立ち入らぬよう柵で囲われていたが、その排煙性能を損なわずに、道路交通上の安全性や地域の方の要望を満たす新たな居場所をどうつくるか、またそこにアートをどう共存させるかが主題となった。

建築家によるテキストより

僕らは既存の排煙塔を解体し、松山氏による高さ7mを超える彫刻の台座を兼ねた巨大な円形テーブルを設置することにした。テーブルには新たな排煙機構を設け、彫刻を支持するのに必要な構造を備えた。

建築家によるテキストより

テーブルの席に着く人々は、自ずと中央に立つ彫刻と至近距離で向き合うこととなる。また座る位置によって彫刻は姿を変え、その日の天気や時間帯によっても異なる表情を見せる。つまりテーブルは人々の滞留を促すストリートファニチャーであると同時に、人々と彫刻を繋ぐ体験装置でもあるのだ。

建築家によるテキストより
富永哲史+小野里紗+名畑碧哉 / n o t architects studioによる、東京・品川区の住宅「天気とくらすイエ」。散歩道を建築内に引き込むことで、季節や時間によってうつろい続ける公園的な環境を意図
富永哲史+小野里紗+名畑碧哉 / n o t architects studioによる、東京・品川区の住宅「天気とくらすイエ」。散歩道を建築内に引き込むことで、季節や時間によってうつろい続ける公園的な環境を意図 photo©高木康広(yasuhiro takagi)
富永哲史+小野里紗+名畑碧哉 / n o t architects studioによる、東京・品川区の住宅「天気とくらすイエ」。散歩道を建築内に引き込むことで、季節や時間によってうつろい続ける公園的な環境を意図 photo©高木康広(yasuhiro takagi)
富永哲史+小野里紗+名畑碧哉 / n o t architects studioによる、東京・品川区の住宅「天気とくらすイエ」。散歩道を建築内に引き込むことで、季節や時間によってうつろい続ける公園的な環境を意図 photo©高木康広(yasuhiro takagi)

富永哲史+小野里紗+名畑碧哉 / n o t architects studioが設計した、東京・品川区の住宅「天気とくらすイエ」です。散歩道を建築内に引き込むことで、季節や時間によってうつろい続ける公園的な環境を意図しました。

公園を散歩していると、その日の天気、季節、時間によってうつろい続けていく空間を感じながら、その時々に応じて居場所をみつけ、過ごし方を変えていく。そんな公園と散歩道のような住宅の提案。

建築家によるテキストより

敷地は東京の小さな住宅街の一角。周りには大きな公園と小さな公園、それを結ぶ長い散歩道がある。この公園と散歩道は周りの住宅街に溶け込みながら、ここにしかない環境をつくり出していた。
そこで、目の前にある散歩道をゆるやかに建物全体へと引き込んでゆくことにした。

建築家によるテキストより

この道は、周辺環境と家をつなぎながら、どこまでが都市で、どこまでが家なのかを曖昧にしてゆく。散歩をしていると現れる坂道や広場のように、形と勾配が全て違う階段と様々な大きさの空間を配置することで建物全体の空間をゆるやかにつなげている。

建築家によるテキストより

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