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山本嘉寛建築設計事務所による、大阪市の住宅「工具箱の家」
山本嘉寛建築設計事務所による、大阪市の住宅「工具箱の家」 photo©笹倉洋平 / 笹の倉舎
山本嘉寛建築設計事務所による、大阪市の住宅「工具箱の家」 photo©笹倉洋平 / 笹の倉舎
山本嘉寛建築設計事務所による、大阪市の住宅「工具箱の家」 photo©笹倉洋平 / 笹の倉舎

山本嘉寛建築設計事務所が設計した、大阪市の住宅「工具箱の家」です。

大阪市内の下町。マンション再開発が進み、ビルの谷間になった住宅+事務所+倉庫の建て替え計画です。クライアントは長年この地で化粧品関連会社を営むご夫婦とお母様。古い木造家屋を必要に応じてつぎはぎし、内のような外のような不思議な場所をうまく活用しながら、職住が混然一体となった暮らしをされていました。

リノベーションも検討しましたが既存建物の状態が悪く、終の棲家として安心して住める性能を確保するためには大規模な工事とならざるを得ないことから、解体して新築することとなりました。

ご夫婦とお母様の生活時間帯や動線の棲み分け、来客対応、商品の搬出入や保管など複雑に絡み合った条件を、ヒヤリングとプランニングを繰り返しながら紐解き、最終的には細長い敷地形状に沿った細長い平屋の中に、目的に応じた小さな部屋がぎっしり詰まった工具箱のような建物になりました。その上にシンプルな三角屋根を架け、ビルの合間を縫って日光が注ぐよう各部に天窓を穿っています。

建築家によるテキストより
藤原徹平の「フジワラテッペイアーキテクツラボ」のサイトがリニューアル

藤原徹平の「フジワラテッペイアーキテクツラボ」のウェブサイトがリニューアルされています。過去の作品や近作の写真が大きい画像で見られるようになっています。

以下は、aboutコーナーに掲載されているステートメント。

フジワラテッペイアーキテクツラボは、2009年に建築家・藤原徹平が、個のアクションから次の社会の在り方を構築していく実験の場として立ち上げ、2012年に法人化しました。
建築家である前に、人間的であること。日々、自分たちの暮らしの足元を探求しながらプロジェクトを進めています。

住宅、集合住宅、専門学校、高校、大学、地域福祉施設、劇場、図書館、オフィス、店舗、レストラン、旅館、駅舎、農場、新しい村づくり、地域芸術祭など多様なプロジェクトを進めてきています。扱う問題は、家族の居場所から公共空間の再編、産業のブランディングまで幅広いですが、人間の問題として考えていくと問題の根源は同じだと言えます。
プロジェクトの場所も、田舎から、都市部の再生まで大きなコントラストがありますが、地域のバランスがくずれ、根本的な再生が必要であるということでは、これも同じ問題を抱えています。

  構想にふさわしい土地を探し、土地の歴史を調べていくこと。
  産業の在り方を考え、地域の文化的景観をリサーチすること。
  地域の教育や文化についてアクションしていくこと。
  子供たちの社会の居場所を考えること。
  都市計画を改変し、開発設計や基本構想から設計すること。

フジワラボには、建築家だけでなく、設備エンジニア、ランドスケープデザイナー、ワークショップデザイナー、編集者、リサーチャー、学芸員、音楽家など多様なスキルや興味を持ったメンバーが参加しています。
私たちは、プロジェクト一つ一つの背景をよく考え、限られた予算や資源を創造的に活用することを提案し、プロジェクトを共に育てていきたいと考えています。

【ap job更新】 写真家の藤塚光政と川辺明伸が共同経営するスタジオ「Helico(有)」が、アシスタントを募集中
【ap job更新】 写真家の藤塚光政と川辺明伸が共同経営するスタジオ「Helico(有)」が、アシスタントを募集中
【ap job更新】 写真家の藤塚光政と川辺明伸が共同経営するスタジオ「Helico(有)」が、アシスタントを募集中 photo©藤塚光政

写真家の藤塚光政と川辺明伸が共同経営するスタジオ「Helico(有)」の、アシスタント募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

写真家・藤塚光政、写真家・川辺明伸が共同経営するスタジオ、Helico (有)がアシスタントを1名募集します。

二人とも建築の撮影が多いため、
特に専門知識は必要ありませんが、建築に興味がある人を望みます。

男女は問いません。

僕たちは、写真家ほど素晴らしい人生はないと思っています。
詳しくは、資料として以下をごらんください。

『TOTO通信2021年新春号』
藤塚光政の写真術を読む
https://jp.toto.com/tototsushin/

川辺明伸の公式サイト
http://www.kawabe-akinobu.com/profile.html

隈研吾建築都市設計事務所による、大分の「竹田市城下町交流プラザ」の写真

隈研吾建築都市設計事務所のウェブサイトに、大分の集会場「竹田市城下町交流プラザ」の写真が10枚掲載されています。

城下町竹田の中心部に、焼杉と竹を使って市民交流施設をデザインし、城下町の歩行ネットワークのノードの機能を与えた。建物全体を前面の広場に面する屋外ステージとしてデザインし、竹を立体的に組み合わせたプロセニアムアーチは、イベントの背景として機能するだけではなく、現代と歴史が融合する新しい竹田を象徴する。

山田伸彦建築設計事務所による、宮崎市の、三世帯のための2棟の住宅「阿波岐原の家01」と「阿波岐原の家02」
山田伸彦建築設計事務所による、宮崎市の、三世帯のための2棟の住宅「阿波岐原の家01」と「阿波岐原の家02」「阿波岐原の家01」と「阿波岐原の家02」の2棟が横に並ぶ。 photo©見学友宙 / TOMOOKI KENGAKU
山田伸彦建築設計事務所による、宮崎市の、三世帯のための2棟の住宅「阿波岐原の家01」と「阿波岐原の家02」「阿波岐原の家01」のリビング。 photo©見学友宙 / TOMOOKI KENGAKU
山田伸彦建築設計事務所による、宮崎市の、三世帯のための2棟の住宅「阿波岐原の家01」と「阿波岐原の家02」「阿波岐原の家02」のリビング。 photo©見学友宙

山田伸彦建築設計事務所が設計した、宮崎市の、三世帯のための2棟の住宅「阿波岐原の家01」と「阿波岐原の家02」です。

隣接地域に同時期に親世帯(2世帯)と子世帯の新築住宅を依頼されました。外部の素材や意匠を合わせることで2つの敷地が一体に見えるように設計しており、外構を含めて統一感を持つように考えているが、親世帯と子世帯の内部インテリアをそれぞれ要望・生活スタイル等によって変えている。

外部は切妻屋根・焼杉で統一している。近隣はところどころに瓦屋根が残る古い住宅街ですが、代替わりのためか多くの敷地が細分化されてきて新興住宅地さながらのような場所も見受けられる。敷地もそのような土地にあり、佇まいは周辺環境の変動に動じないまた、今後もそうあってほしいという建築のあり方を考えた。高さを抑えた3つのボリュームに分節し、周辺ボリュームに合わせることで建築の圧迫感をなくし、外構によって2つの建築を敷地になじませることにした。

建築家によるテキストより

当初敷地には100年以上を経過した古い民家にお住まいで、それの改修を含めた検討を要望されていた。
残す方向で検討したのだが、結果的には新築ということになった。 住まわれていた民家はどっしりとした骨太で、中心に大黒柱のある田の字型プランの建築で今回の新築で間取りやスケールはこの民家を参照している。また、子供家族の方もこの民家に愛着があり、生活スタイルを大きく変えたくないというような要望だったので、新築なのだが、改修を感じさせるような感じで設計を進めた。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 PLUSdesign一級建築士事務所が、設計スタッフを募集中
【ap job更新】 PLUSdesign一級建築士事務所が、設計スタッフを募集中
【ap job更新】 PLUSdesign一級建築士事務所が、設計スタッフを募集中

PLUSdesign一級建築士事務所の、設計スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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実務経験があり住宅設計に興味がある方を募集しています。

仕事は高級住宅・別荘・宿泊施設の設計が中心になります。
都心部の狭小案件やマンションリノベ案件も年数件ありますが、緑に囲まれた敷地・眺望が良い敷地など恵まれた設計条件での依頼が多くありますので、設計者として楽しくやりがいのあるプロジェクトが中心になります。

住宅設計の醍醐味はクライアントとの関係が近いので、仕事に対する評価がダイレクトにある事だと思います。
モチベーションを高く維持でき、やりがいを感じながら仕事が出来ます。

また、私達のようなアトリエ事務所では会社の歯車では無く、常にプロジェクトの中心(エンジン)として活躍する場所があり、設計の全てを学ぶ環境があります。
クライアントとの打合せ・意匠設計、構造・設備の設計、現場監理では詳細図を作図するだけでは無く現場の職人さんとのやり取りからも多くの事を学びます。

特に新規案件の獲得は誰もが苦労するところですが、私達がどの様に仕事を生み出しているのかを近くで見ることが出来ますので、独立を目指している人にとってはこの上ない環境が整っています。

ご興味をお持ちの方は是非応募して下さい。

古谷誠章+NASCAによる、鹿児島の「阿久根市民交流センター <風テラスあくね>」
古谷誠章+NASCAによる、鹿児島の「阿久根市民交流センター <風テラスあくね>」 photo©淺川敏
古谷誠章+NASCAによる、鹿児島の「阿久根市民交流センター <風テラスあくね>」 photo©淺川敏
古谷誠章+NASCAによる、鹿児島の「阿久根市民交流センター <風テラスあくね>」 photo©淺川敏

古谷誠章+NASCAが設計した、鹿児島の「阿久根市民交流センター <風テラスあくね>」です。施設の公式サイトはこちらです

阿久根市は東シナ海に沈む夕日に代表される、とてもおおらかな地形の中に位置しています。市民交流センターの敷地は緩やかな尾根に守られており、東西に山地の緑を望む場所にあります。もともとこの敷地にたつ古い交流センターの建て替えで、新たに移設される予定の市立図書館とともに、2013年のプロポーザルによって設計者に選定されました。

建築家によるテキストより

提案を行うにあたって、阿久根市内とこの場所を何度となく歩き、たどり着いたのが、阿久根の大らかな地形の特徴に融和する伸びやかな形態と、素朴だが元気の出る質感、素朴だが愛嬌のある内装などにより、少しでも長く留まりたいと思ってもらえるような居心地の良い建築を目指すということでした。またホールだけでなく公民館機能や、新たに図書館機能を併設することにより、住民同士の偶発的な出会いや、未知の世界に触れる緒となるような、まさに「屋根の掛かった広場」のような空間を生み出したいと考えました。

建築家によるテキストより

このホールの特筆すべき特徴は、ホール内外の空間がほとんどいつも開かれている点です。ロビーは館外に対して、メインホールを含む各室はロビーに対して、楽屋などのホールのバックヤード空間はホールの客席や観客空間に対して随時開放することができます。
催しのないときでもホールには日常的に立ち入ることができ、自然光により照明を点灯しなくても十分に明るく親近感のある場所となる一方で、下手花道や舞台自体をも利用者に貸し出すことのできる空間となっています。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 “日本の森林課題の解決”をミッションとする「株式会社Tree to Green」が、建築設計への事業展開に伴い、建築設計士(チーフディレクター)を募集中
【ap job更新】 “日本の森林課題の解決”をミッションとする「株式会社Tree to Green」が、建築設計への事業展開に伴い、建築設計士(チーフディレクター)を募集中
【ap job更新】 “日本の森林課題の解決”をミッションとする「株式会社Tree to Green」が、建築設計への事業展開に伴い、建築設計士(チーフディレクター)を募集中制作物1

“日本の森林課題の解決”をミッションとする「株式会社Tree to Green」の、建築設計への事業展開に伴う、建築設計士(チーフディレクター)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

株式会社Tree to Greenでは、建築設計への事業展開に伴い、共に設計を創りあげていく人材を募集いたします。

Tree to Greenは、2013年に、「日本の森林課題の解決」をミッションにスタートしました。
長野県木曽地方の木製品の販売からスタートし、現在は、様々な空間や家具をデザインしながら、日本の木材をできる限りその中に取り入れています。
ターゲットとしては保育園を中心に、オフィスや商業施設、公共施設など、多種多様な空間を手掛け、新しい空間(公園、住宅リノベーション)にもチャレンジしています。
来年には、自社の地域産材を活用した家具工場を設立予定で、家具・造作をデザイン~素材調達~製造~納品設置までを自社クオリティでお客様にお届けできるようになります。

建築設計においては、これまでは外部パートナーの協力のもと、Tree to Greenは内装デザインや家具デザインを行い、製作施工までを担当していました。
今後はこの設計部分を自社で担い、保育園や住宅を中心に設計を行いながら、森林課題の解決という大きなテーマの中で、建築においても、家具や小物においても、Tree to Greenの世界感を創りあげていきたいと思います。

なお、製作~施工における人材も募集しております。
自社メンバーや外部パートナーにてデザインした内装や家具を、全国の協力工場と共に作り上げ、空間に納めていきます。

【Tree to Greenが大切にしている世界感】
・「森林資源の活性化」という社会課題に向かうこと
・「ものづくり」が中心価値であること
・「地域の素材」を適材適所で生かすこと
・「職人の手」を大切にすること
・木や森を通じて「生きる力」を育むこと

小山光+KEY OPERATION INC. / ARCHITECTSが、自身が設計した横浜の「関内の集合住宅」を解説している動画

小山光+KEY OPERATION INC. / ARCHITECTSが、自身が設計した横浜の「関内の集合住宅」を解説している動画です。

関内駅から徒歩5分の不老町の交差点に面する角地に計画された集合住宅。

この敷地には元々、横浜防火帯建築として知られる「不老町2丁目第一共同ビル」という宮内建築設計による小さな県公社共同ビルが建っていた。交差点を挟んで反対側には横浜文化会館のPFI再整備事業としてメインアリーナの工事が進められており、近くの教育文化センター跡地には関東学院大学のキャンパスも建設されていて、エリア全体が大きく様変わりしてきている。
このプロジェクトでも既存が4階建てだったが、11階建てのマンションとして計画され、22-25m2程度の小さめの面積の住戸が94戸集まる投資用の賃貸住宅として分譲される。アリーナの正面に位置することもあり、建物全体をファサードでアピールする事も求められた。

ウェブブラウザ「Firefox」ユーザーの皆様へのお知らせ

ウェブブラウザ「Firefox」ユーザーの皆様へのお知らせです。

ブラウザの「firefox」ユーザーの皆様で、2021年3月下旬の最新アップデート以降、弊サイトの読み込み速度が遅くなっている方がおられるかもしれません。その場合、下記画像を参照頂き、ブラウザのURL左側の「強化型トラッキング機能」をオフ・オンを試してみてください。詳細な原因は調査中ですが、こちらの操作で、速度が改善されることがありました。

また、何かお気づきの点がございましたらフォームよりご連絡ください。参考にさせて頂きます。

今後とも、アーキテクチャーフォトをどうぞよろしくお願いします。

ウェブブラウザ「Firefox」ユーザーの皆様へのお知らせ
大野力 / sinatoによる、福島市の、敷地を貫通する通路が地域にも寄与する果物店兼飲食店「aoki / fruits peaks Fukushima」
大野力 / sinatoによる、福島市の、敷地を貫通する通路が地域にも寄与する果物店兼飲食店「aoki / fruits peaks Fukushima」 photo©矢野紀行
大野力 / sinatoによる、福島市の、敷地を貫通する通路が地域にも寄与する果物店兼飲食店「aoki / fruits peaks Fukushima」 photo©矢野紀行
大野力 / sinatoによる、福島市の、敷地を貫通する通路が地域にも寄与する果物店兼飲食店「aoki / fruits peaks Fukushima」 photo©矢野紀行

大野力 / sinatoが設計した、福島市の、敷地を貫通する通路が地域にも寄与する果物店兼飲食店「aoki / fruits peaks Fukushima」です。店舗の公式サイトはこちら

福島市の地区幹線道路沿い角地に建つ、混構造(木造+S造)の飲食店兼果物店。
敷地は、二方が車道、一方が歩行者専用道路に面しており、三方それぞれからアクセス可能である。

僕らが考えたことは大きく4つ。

1)ロードサイド店舗によく見られる駐車場の前景化を避け、店舗の営みを車道近くで表示し、その振る舞い自体をサイン化すること、
2)各接道方向から見える建築の構えを変えることで、店舗に多面性を与えること、
3)南西に拡がる住宅街と北東側の車道交差点を繋ぐ貫通通路をつくり、地域住民が敷地内を斜めに通り抜けられるようにすることで、店舗に公共性を内包すること、
4)日中営業の飲食店という性格上、客席への直射日光を避けるべく、客席は北側に向け開くこと、
である。

また上記の貫通通路に直交するもう一方の貫通通路を付加することで、敷地内のパブリックな往来を更に助長したいと考えた。それにより敷地は十字の貫通通路で斜めに四分割されることとなり、各象限の位置・サイズ・用途を変えながら、営業上必要な床面積や駐車台数のバランスを取ることがスタディの主となった。

建築家によるテキストより
アトリエ・ジャン・ヌーベルによる、中国の「深センオペラハウス」。国際設計コンペが行われ「海の光」をテーマにした本提案が1等に選定
アトリエ・ジャン・ヌーベルによる、中国の「深センオペラハウス」。国際設計コンペが行われ「海の光」をテーマにした本提案が1等に選定 image©Ateliers Jean Nouvel
アトリエ・ジャン・ヌーベルによる、中国の「深センオペラハウス」。国際設計コンペが行われ「海の光」をテーマにした本提案が1等に選定 image©Ateliers Jean Nouvel

アトリエ・ジャン・ヌーベルによる、中国の「深センオペラハウス」です。国際設計コンペが行われ「海の光(Light of the Sea)」をテーマにした本提案が1等に選定されました。

※以下はリリーステキストの翻訳・抜粋です

深センオペラハウスの国際建築設計競技の受賞作品が発表されました。2008年にプリツカー建築賞を受賞した著名な建築家、ジャン・ヌーヴェル率いる設計チームが提出した「海の光」をテーマにした設計案が、このコンペの1等賞に選ばれました。

音楽と海が出会う名作

世界の巨匠によるオリジナルデザイン
最優秀賞を受賞した作品は、2008年のプリツカー建築賞受賞者であり、世界的な巨匠であるジャン・ヌーヴェル氏の設計によるものです。光と影の戯れで独特のロマンティックな雰囲気を醸し出すことに長け、フィルハーモニー・ド・パリ、ルーブル・アブダビ、カタール国立博物館など、世界的に有名な公共建築を数多く手がけています。オペラハウスの設計では、敷地やプロジェクトのテーマに抽象的かつ具体的に対応し、都市、山、海の視点から音楽と海の物語を描くというオリジナリティの高いものになっています。また、従来のオペラハウスのような閉鎖的な形態ではなく、海岸線に溶け込むように建物を配置し、グレーターベイエリアに芸術と生活が見事に調和した世界水準のビジョナリーな公共文化のランドマークを提示しています。

24時間いつでも誰でも参加できるダイナミックなパブリックスペース
軽やかで透明感のある浮遊感のある曲線の屋根の下に、オペラホールやコンサートホールなどの中核となるパフォーマンススペースが海の近くに配置され、海岸に直接つながる公共の道と視覚的な回廊が設けられています。開かれたアートの区域は、公共の音楽体験、公共のパフォーマンス、その他の文化的な集まりに理想的な場所です。オペラハウスの主軸は、興味深いものを通して、来訪者を極めて未来的な公共空間へと誘います。

多様でロマンチックな屋内パフォーマンス空間
パフォーマンス・ホールとループ・コリドーの両方で、広大な海の景色を楽しむことができます。また、屋上テラスからは遠くの山と海を見渡すことができます。パフォーマンスホールのインテリアは、「海の光」をテーマにしています。穏やかな光沢を持つ白蝶貝を不規則なリズムで採用し、バルコニーの曲線や壁の音響的な幾何学性を強調し、海と音楽の創造的な出会いを演出しています。

デザインコンセプトと特徴
文化と技術を融合させた「ドリームワークス」のコンセプトに基づいてデザインされています。リボンが舞うようなオペラハウスの屋根は、機能的には合理的でありながら、形としてはロマンチックです。すべてのホールが海岸線に向かって伸びており、共有ロビーも海に面しているため、敷地内および周辺の自然資産を最大限に活用し、観客に比類のない景観を提供します。

山田伸彦建築設計事務所による、宮崎市の住宅「丸山町の家」
山田伸彦建築設計事務所による、宮崎市の住宅「丸山町の家」 photo©見学友宙 / TOMOOKI KENGAKU
山田伸彦建築設計事務所による、宮崎市の住宅「丸山町の家」 photo©見学友宙 / TOMOOKI KENGAKU
山田伸彦建築設計事務所による、宮崎市の住宅「丸山町の家」 photo©見学友宙 / TOMOOKI KENGAKU

山田伸彦建築設計事務所が設計した、宮崎市の住宅「丸山町の家」です。

宮崎市の中心市街地にほど近い文教地区に建つ鉄筋コンクリート(RC)造2階建ての夫婦+子供3人の住宅です。設計当初から鉄筋コンクリート造を希望されておりました。
計画地は住宅街ではありますが、5層程度のマンションや大学、飲食店が混在しており、幹線道路から1本入った通りに面しています。

RCの壁構造で無理のないスパンの複数のボリュームで構成しており、内部は1.5層程度の吹き抜けたピアノの置かれたリビング、対比的にスケールを落とし木の梁を並べたダイニング、土壁の和室があり、キッチン・水回り・WICは裏動線からもアクセスできます。ゾーニングとプランニングできっちりと要望を処理しつつ、大きな要望であったピアノをリビングに置くために、天井の高低や彫り込んだ床、照明等を工夫しています。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 杉本博司と榊田倫之による「新素材研究所」が、設計スタッフ・施工製作管理スタッフを募集中
【ap job更新】 杉本博司と榊田倫之による「新素材研究所」が、設計スタッフ・施工製作管理スタッフを募集中
【ap job更新】 杉本博司と榊田倫之による「新素材研究所」が、設計スタッフ・施工製作管理スタッフを募集中清春芸術村 ゲストハウス「和心」 Photo: Sugimoto Studio

「新素材研究所」の、設計スタッフ・施工製作管理スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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■募集職種
設計スタッフ1名、施工製作管理スタッフ1名

■プロジェクトの内容
美術館、ギャラリー、宿泊施設、店舗、住宅等の新築設計及びインテリアデザインを行います。

■仕事の内容
設計:基本設計・実施設計・監理まで、一貫してプロジェクトを担当していただきます。
施工製作管理:弊社で請負っている工事を遂行する上で必要な現場調査、施工図作成、材料調達、発注、施工管理等を担当していただきます。

【ap job更新】 株式会社 山﨑健太郎デザインワークショップが、設計スタッフ(新卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 株式会社 山﨑健太郎デザインワークショップが、設計スタッフ(新卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 株式会社 山﨑健太郎デザインワークショップが、設計スタッフ(新卒・経験者)を募集中

株式会社 山﨑健太郎デザインワークショップの、設計スタッフ(新卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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【設計スタッフ(正社員)の募集】

私たちは、刺激的な建築であることよりも、子供から高齢者まで様々な人に受け入れられ、建築が本当の意味で社会の一部であったり、生活あるいは人生の一部となっていけるような、おおらかさを持った建築を目指しています。

現在、デイサービス、ホスピス、商業施設、ホテル、ワイナリー、図書館など幅広い設計業務に取り組んでおり、積極的にコミュニケーションができ、熱意をもって楽しみながら仕事に取り組むことのできる方を募集しています。

SANAAによる、中国の「深セン海洋博物館」。国際コンペが行われSANAAによる「海の上の雲」をテーマにした提案が選定
SANAAによる、中国の「深セン海洋博物館」。国際コンペが行われSANAAによる「海の上の雲」をテーマにした提案が選定 image©SANAA
SANAAによる、中国の「深セン海洋博物館」。国際コンペが行われSANAAによる「海の上の雲」をテーマにした提案が選定 image©SANAA
SANAAによる、中国の「深セン海洋博物館」。国際コンペが行われSANAAによる「海の上の雲」をテーマにした提案が選定 image©SANAA

SANAAによる、中国・深セン市の「深セン海洋博物館(Shenzhen Maritime Museum)」です。国際コンペが行われ、妹島和世と西澤立衛率いるSANAAによる「海の上の雲(The Cloud on the Ocean)」をテーマにした提案が選定されました。

以下は、リリーステキストの翻訳です

先日、深セン海事博物館(Shenzhen Maritime Museum)の国際建築設計競技の審査結果が発表され、プリツカー建築賞を受賞した妹島和世氏と西沢立衛氏が率いる設計チームが提出した「The Cloud on the Ocean」をテーマにしたデザイン案が、審査委員会によって最優秀作品に選ばれました。それでは、魅力的なデザインのアイデアを早速ご紹介しましょう。

山と海の間に浮かび上がる “海の上の雲”
SANAAの共同設立者である妹島和世氏と西沢立衛氏は、プリツカー建築賞を受賞した世界的に著名な建築家です。彼らは、地域の文化的特性を抽出し、文化的目的のための象徴的な公共建築を作ることに精通しています。彼らの作品は、大きなガラスのファサードが特徴的で、空気中に浮かんでいるような軽やかで優美な印象を与え、メディアからは「透過的で流動的な建築」と評価されています。代表的な作品には、フランスのルーブル・ランス美術館やEPFLロレックス・ラーニング・センターなどの国際的な美術館・博物館があります。

今回の受賞作品「The Cloud on the Ocean」も、SANAAが丹精込めて開発した作品です。地元の文化、敷地の特徴、海の要素を組み合わせたこの作品は、大鵬地区の山と海のコンテクストによくマッチしており、体系的で純粋なデザイン用語を用いて、流動的でダイナミックな建築空間を表現しています。

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