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最も注目を集めたトピックス [期間:2022/2/14-2/20]
最も注目を集めたトピックス [期間:2022/2/14-2/20]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2022/2/14-2/20)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 坪井飛鳥+和田わこ / atelier thuによる、高知・南国市の住宅「Zen」。山麓の約500坪の土地に風景の一部となる事を目指し計画、より高い位置からの見晴らしを考慮して平屋とし、建物と開口の形状で隣地や道路からの視線を遮ると共に景色を絵画のように切り取る
  2. Same Picture Companyと矢吹光代による、神奈川・鎌倉市の、住宅を改修した飲食店「BREEZE BIRD CAFE & BAKERY」。シェフの料理等に合う素材をコンセプトに施主らと北海道で使用木材を探索、内壁は地元の土を用いたりワークショップで住民と制作し、自然素材を五感で楽しむことができる空間を構想
  3. 平居直設計スタジオによる、茨城・水戸市の店舗「JINS水戸元吉田店」。徒歩客も想定できるロードサイドの敷地に計画、周囲の高い建物との対比と環境を考慮し軒の低い片流れ屋根の外観を考案、加えて開口の操作を行い外部を反映した開放的な空間を目指す
  4. 新居千秋都市建築設計による、愛知の「小牧市中央図書館」。駅前に位置し商業開発に依存しない活性化の為に計画、地域を象徴する山を参照し建物を段々と後退させ多様な居場所を創出、内部では地上動線と吹抜を繋げ複雑な光景を生み散策の楽しみを提供
  5. 今津康夫 / ninkipen!による、兵庫・宝塚市の、住戸改修「206」。住棟配置に由来する凹凸ある平面の活かし方を模索、折れ曲がる躯体壁の4面を板貼りとし“屏風”のように設計、この面との距離を図りつつ家具建具を据ることで空間の連続性と多様な居場所をつくる
  6. 伊原慶 / TA+Aと大原智史と大原丹音による、東京・目黒区の住戸改修「まわる住まい」。都心の居住最低限の床面積の物件を選択した家族の為に計画、動線や収納等を極限まで削ぎ落とす作業から設計を開始、一部が可動する斜行壁を考案し諸室を緩やかに分節し日々の変化に応える
  7. 澤秀俊設計環境による、岐阜の住宅「飛騨古川 雪またじの屋根」。豪雪地帯のため雪かきを容易にとの要望から冬の暮らしを再考、敷地を覆う片流れ二重屋根によって積雪の道路への容易な排出を実現、同時に作られた半屋外空間が夏季の快適性も叶える
  8. 小坂森中建築 / 小坂怜+森中康彰による、東京の住宅「武蔵野の戸建」。郊外のゆったりと家が建ち並ぶ街で敷地固有の在り方を目指し計画、周辺と呼応する建物の配置と構えを意図し、内部では空間分節で内外風景が同時に見える体験を生みこの土地を親密に感じさせる
  9. 奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、京都市の「和泉町のオフィス」。重なる増改築を経た町家を“京都らしいファサード”にとの要望に、増築部分の採光方法にも価値を見出し全面格子のデザインを考案、過去の在り方も受け入れる継承を意図
  10. Atelier Tsuyoshi Tane Architectsによる、パリの「ザ・アール・サー二・コレクション ミュージアムスペース」。18世紀築の歴史的建物内のギャラリー空間で、5千年以上の時間に及ぶコレクションを有する財団の為に設計、マニフェスト“未来の考古学”に基づいたリサーチにより“時空を超えた対話”を目指す
  11. 佐賀大学改修WGと佐賀大学環境施設部の設計監修による、佐賀市の「佐賀大学理工学部4号館改修」。施設老朽に伴い建築系教員が設計に関わり計画開始、既存の枠を越え様々な型の授業に対応する教育環境空間を構想、加えて構造設備を可視化する“校舎の教材化”によって実践的な教育研究も可能に
  12. 中村拓志&NAP建築設計事務所と竹中工務店による、千葉市の「ZOZO本社屋」。諸機能を街にアウトソースし街と共に成長するオフィスを目指し設計、吊屋根で天井高の変化する空間が公と私をグラデーション状に生み、自由な居場所の選択と共に一体感を生み出す
  13. 高知の「佐川町新文化拠点(仮称)」設計プロポで最優秀に選ばれた、ハウジング・森下大右・ishibashinagara JVの提案書が公開
  14. 【特別寄稿】 岩元真明による論考「用の再考:自宅の設計について」
  15. MADによる、中国・四川省の、博物館の為の新施設「三星堆の眼」。数千年前の文化財出土で知られる地域に位置し、自然景観との呼応を意図し緑の中の水の上に浮かぶよう木造建築群を配置、文化財展示だけでなく精神が解放され高揚する場を目指す
  16. OMA / 重松象平による、福岡の複合オフィスビル「天神ビジネスセンター」が完成。OMAの日本初のオフィスビルで、交差する二つの通りに面する建物ヴォリュームの角をピクセル化して削ることで都市活動の融合を明確にし、入口広場に公共の活動を呼び込む
  17. 京都・相楽郡の「和束町総合保健福祉施設」設計プロポーザルの結果と提案書が公開
  18. 岡田宰 / 2id Architectsによる、東京・渋谷区の店舗「SHIBUYA BASE」。ネットショップ作成サービス利用者に実店舗の機会を提供する場で、多様な商品の陳列を想定し“匿名的”かつ“象徴的”な空間を意識し設計、リアルだからこその購買体験の支援を目指す
  19. 真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京・港区の「芝公園の集合住宅」。画一的な“集合住宅の表情”を脱却する意識で計画、各住戸に天空率も考慮した床面積不算入の出窓を上下階で向きを変え配置、外観を特徴づけると共に実際以上に室内を広く感じさせる
  20. 佐藤研吾 / In-Field Studioによる、現代詩人の為の住宅「インド・シャンティニケタンに家を作りに」。インドで“日本の家”を作りたい施主の夢を出発点とし、要望に真摯に向き合い“家の断片”と捉えた家具から計画を開始、現地では大工と二ヵ月滞在し内部造作のデザイン制作を行う

【ap job更新】 吉祥寺の一軒家を改修した事務所を拠点に活動する「佐久間徹設計事務所」が、“気持ちよく暮らせる空間づくり”に一緒に取り組む設計スタッフを募集中
【ap job更新】 吉祥寺の一軒家を改修した事務所を拠点に活動する「佐久間徹設計事務所」が、“気持ちよく暮らせる空間づくり”に一緒に取り組む設計スタッフを募集中
【ap job更新】 吉祥寺の一軒家を改修した事務所を拠点に活動する「佐久間徹設計事務所」が、“気持ちよく暮らせる空間づくり”に一緒に取り組む設計スタッフを募集中

吉祥寺の一軒家を改修した事務所を拠点に活動する「佐久間徹設計事務所」の、“気持ちよく暮らせる空間づくり”に一緒に取り組む設計スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

吉祥寺を拠点に活動する「佐久間徹設計事務所」が、設計スタッフ(新卒・経験者)を募集 / パートスタッフも募集中

本当に必要なものが見直され、人の暮らす環境が重要な意味を持ち始めている現在、
かたちよりも『気持ちよく暮らすこと』を大切にしたい、という考え方に共感いただいた方々からの依頼が増えてきています。
そこで、将来的な事務所の発展を見据え、設計スタッフを募集します。

佐久間徹設計事務所は、吉祥寺に事務所を構える建築設計事務所です。
現在設計スタッフ、広報・事務スタッフで編成され、国内15以上のプロジェクトが進行中です。
地元吉祥寺エリアを中心とした戸建住宅、商業建築をはじめ、都心駅近の集合住宅や高齢者向け福祉施設、郊外のリゾート建築など、幅広いタイプの建築の設計監理をしてきました。

一軒家を改修した事務所はとても風通しのよい環境です。
お昼は近所のお惣菜屋さんから届く美味しいおかずと、事務所で炊いたごはんで、まかないランチを食べています。
新しい時代に、明るくポジティブに、一緒に楽しく建築設計に取り組んでくれる方、ご応募お待ちしております。

神戸芸工大教授 花田佳明の最終講義が、オンラインで開催。八幡浜市立日土小学校保存再生等で知られる
神戸芸工大教授 花田佳明の最終講義が、オンラインで開催。八幡浜市立日土小学校保存再生等で知られる

神戸芸術工科大学教授の花田佳明の最終講義「自律的建築論と建築保存論 − 感覚と論理と歴史の間で考えてきたこと –」が、オンラインで開催されます。開催日は、2020年3月6日14時~(要事前申し込み)。花田は日建設計を経て、教職の道に入り、八幡浜市立日土小学校保存再生等でも知られています。

MVRDVのヴィニー・マースが、2022年2月にバルセロナで行った講演「Every(body) is Urbanism」の動画

MVRDVのヴィニー・マースが、2022年2月13日にバルセロナのカタルーニャ高度建築研究所で行った講演「Every(body) is Urbanism」の動画です。

(翻訳)
Every(body) is urbanismは、自然、都市、建築、人体が交差する場所で活動しています。ファッション、ヘリテージ、アーバニズム、生物多様性の多彩なミックスの計算と視覚化を含め、多様な「生態系」のための一連の先駆的なアイデアが探求されます。

(原文)
Every(body) is urbanism operates at the intersection of nature, urbanism, architecture and the human body. A series of pioneer ideas for variety of ‘ecosystems’ will be explored, including calculations and visualizations of a versatile mix of fashion, heritage, urbanism and biodiversity.

佐賀大学改修WGと佐賀大学環境施設部の設計監修による、佐賀市の「佐賀大学理工学部4号館改修」。施設老朽に伴い建築系教員が設計に関わり計画開始、既存の枠を越え様々な型の授業に対応する教育環境空間を構想、加えて構造設備を可視化する“校舎の教材化”によって実践的な教育研究も可能に
佐賀大学改修WGと佐賀大学環境施設部の設計監修による、佐賀市の「佐賀大学理工学部4号館改修」。施設老朽に伴い建築系教員が設計に関わり計画開始、既存の枠を越え様々な型の授業に対応する教育環境空間を構想、加えて構造設備を可視化する“校舎の教材化”によって実践的な教育研究も可能に photo©平瀬有人
佐賀大学改修WGと佐賀大学環境施設部の設計監修による、佐賀市の「佐賀大学理工学部4号館改修」。施設老朽に伴い建築系教員が設計に関わり計画開始、既存の枠を越え様々な型の授業に対応する教育環境空間を構想、加えて構造設備を可視化する“校舎の教材化”によって実践的な教育研究も可能に photo©針金洋介
佐賀大学改修WGと佐賀大学環境施設部の設計監修による、佐賀市の「佐賀大学理工学部4号館改修」。施設老朽に伴い建築系教員が設計に関わり計画開始、既存の枠を越え様々な型の授業に対応する教育環境空間を構想、加えて構造設備を可視化する“校舎の教材化”によって実践的な教育研究も可能に photo©針金洋介
佐賀大学改修WGと佐賀大学環境施設部の設計監修による、佐賀市の「佐賀大学理工学部4号館改修」。施設老朽に伴い建築系教員が設計に関わり計画開始、既存の枠を越え様々な型の授業に対応する教育環境空間を構想、加えて構造設備を可視化する“校舎の教材化”によって実践的な教育研究も可能に photo©針金洋介

佐賀大学理工学部4号館改修ワーキンググループ / 三島伸雄・平瀬有人・宮原真美子・中大窪千晶・後藤隆太郎と佐賀大学環境施設部の設計監修、あい設計建築設計による、佐賀市の「佐賀大学理工学部4号館改修」です。施設老朽に伴い建築系教員が設計に関わり計画開始、既存の枠を越え様々な型の授業に対応する教育環境空間を構想、加えて構造設備を可視化する“校舎の教材化”によって実践的な教育研究を可能としました。大学の公式サイトはこちら

佐賀大学理工学部4号館は長らく土木・建築系の校舎として使われてきたが、築35年(1984年竣工)を経て老朽化が著しかったため、2020年度に改修工事が行われた。

改修にあたり、従来いくつかの棟に分散していた建築系教育研究拠点を集約するなど、全体的な空間再編を行っている。さらに、地域に根ざした教育研究拠点となるよう、地域連携による美術家・野老朝雄氏の有田焼陶板作品の常設された、外部に開かれたデザインギャラリーを1階に整備した。

建築家によるテキストより

デザインギャラリーと隣接する建築系デザインスタジオを一体的な空間とし、アクティブ・ラーニングやプレゼンテーションなど用途に応じてビニル間仕切りでフレキシブルに利用可能な計画である。デザインギャラリーは建具を全開放することで外部テラス・北側レストランと一体的に利用でき、多様な学生の学びの姿が外に発信されることで地域の人びとを誘引した様々な交流のきっかけをつくりだす。

建築家によるテキストより

さらに校舎の教材化・見える化により実践的な教育研究を可能にした。スケルトン天井により既存躯体構造の劣化補修部分や空調・電気設備配管等を可視化し、サインを付加して、建築を学ぶ学生の生きた教材として活用している。外観も、浮きのあるタイル劣化部分をあえて素材の異なるタイルで補修し、オーセンティックな改修を可視化している。

建築家によるテキストより
京都・相楽郡の「和束町総合保健福祉施設」設計プロポーザルの結果と提案書が公開

京都府相楽郡和束町の「和束町総合保健福祉施設」設計プロポーザルの結果と提案書が公開されています。
以下に、行政が公開している資料へのリンクを張ります。

和束町総合保健福祉施設建設に係る設計業務の設計業者を適正かつ公平に選定するために設置した「和束町総合保健福祉施設設計業務プロポーザル選定委員会」において、次のとおり受注候補者である第1位及び次点である第2位の事業者が選定されました。

第1位 teco株式会社
第2位 株式会社シーラカンスアンドアソシエイツ

選定結果の詳細は、審査講評をご覧ください。

但し、自治体のページによれば、「第1位と第2位の評価点が僅差であることから、町は両者を受注候補者に特定し、それぞれに対して交渉を行った結果」、第2位のシーラカンスアンドアソシエイツと設計業務委託契約が結ばれたとの事です。

こちらに関しては、シーラカンスアンドアソシエイツがtwitterアカウントにて、選定経緯や理由の公開を行政側に伝えていることを投稿しています。

弊サイトでも確認を行いましたが公開情報が追加等されることがありましたら追記いたします。

新居千秋都市建築設計による、愛知の「小牧市中央図書館」。駅前に位置し商業開発に依存しない活性化の為に計画、地域を象徴する山を参照し建物を段々と後退させ多様な居場所を創出、内部では地上動線と吹抜を繋げ複雑な光景を生み散策の楽しみを提供
新居千秋都市建築設計による、愛知の「小牧市中央図書館」。駅前に位置し商業開発に依存しない活性化の為に計画、地域を象徴する山を参照し建物を段々と後退させ多様な居場所を創出、内部では地上動線と吹抜を繋げ複雑な光景を生み散策の楽しみを提供3階テラス photo©SS / 彦坂武徳
新居千秋都市建築設計による、愛知の「小牧市中央図書館」。駅前に位置し商業開発に依存しない活性化の為に計画、地域を象徴する山を参照し建物を段々と後退させ多様な居場所を創出、内部では地上動線と吹抜を繋げ複雑な光景を生み散策の楽しみを提供1階 ホール photo©SS / 彦坂武徳
新居千秋都市建築設計による、愛知の「小牧市中央図書館」。駅前に位置し商業開発に依存しない活性化の為に計画、地域を象徴する山を参照し建物を段々と後退させ多様な居場所を創出、内部では地上動線と吹抜を繋げ複雑な光景を生み散策の楽しみを提供3階 吹抜 photo©SS / 彦坂武徳
新居千秋都市建築設計による、愛知の「小牧市中央図書館」。駅前に位置し商業開発に依存しない活性化の為に計画、地域を象徴する山を参照し建物を段々と後退させ多様な居場所を創出、内部では地上動線と吹抜を繋げ複雑な光景を生み散策の楽しみを提供1階 こども図書館 photo©SS / 彦坂武徳

新居千秋都市建築設計 / 新居千秋+吉崎良一+村瀬慶彦+上田晃平が設計した、愛知の「小牧市中央図書館」です。駅前に位置し商業開発に依存しない活性化の為に計画、地域を象徴する山を参照し建物を段々と後退させ多様な居場所を創出、内部では地上動線と吹抜を繋げ複雑な光景を生み散策の楽しみを提供します。施設の公式サイトはこちら。また、この作品についての文章を収録した書籍も末尾で紹介します。

小牧市中央図書館は、市の中心市街地である名鉄小牧駅に位置する50万冊の蔵書を誇る約8700㎡の滞在型図書館である。

名鉄で唯一の地下駅である小牧駅の周辺は、桃花台線が廃線された影響もあり賑わいが少ない状況であった。さらに、駅前に緑が少なく、計画地と駅が階段の歩道橋で分断されていた。この建物が駅前に建設されることで、周辺エリアも活性化し、駅前の賑わいを取り戻すことが本プロジェクトの役割である。

建築家によるテキストより

我々は地域の象徴でもある「小牧山」を手掛かりに、駅前に「小さな小牧山」を創ることで、緑溢れる景観を創出し、市民が自由に過ごせる居場所をつくることを目指した。小牧山のように段々状にセットバックされた建物には、テラスや緑化、多様な居場所が点在している。

建築家によるテキストより

そして「商業開発依存型の街づくり」から「市民が生きがいを感じられる街づくり」への転換を目指した。そのために、小中高生やPTAを中心とする市民ワークショップを開いて、市民が新図書館に誇りを持てて、域外からも注目されるような「居場所」をみんなで話し合って決めるプロセスを重視して進めた。中には吹抜に階段があり各所に繋がっていくスケッチを描いた高校生もいた。

建築家によるテキストより
MADによる、中国・四川省の、博物館の為の新施設「三星堆の眼」。数千年前の文化財出土で知られる地域に位置し、自然景観との呼応を意図し緑の中の水の上に浮かぶよう木造建築群を配置、文化財展示だけでなく精神が解放され高揚する場を目指す
MADによる、中国・四川省の、博物館の為の新施設「三星堆の眼」。数千年前の文化財出土で知られる地域に位置し、自然景観との呼応を意図し緑の中の水の上に浮かぶよう木造建築群を配置、文化財展示だけでなく精神が解放され高揚する場を目指す image courtesy of MAD
MADによる、中国・四川省の、博物館の為の新施設「三星堆の眼」。数千年前の文化財出土で知られる地域に位置し、自然景観との呼応を意図し緑の中の水の上に浮かぶよう木造建築群を配置、文化財展示だけでなく精神が解放され高揚する場を目指す image courtesy of MAD
MADによる、中国・四川省の、博物館の為の新施設「三星堆の眼」。数千年前の文化財出土で知られる地域に位置し、自然景観との呼応を意図し緑の中の水の上に浮かぶよう木造建築群を配置、文化財展示だけでなく精神が解放され高揚する場を目指す image courtesy of MAD

MADが設計を進めている、中国・四川省の、博物館の為の新施設「三星堆の眼」。数千年前の文化財出土で知られる地域に位置し、自然景観との呼応を意図し緑の中の水の上に浮かぶよう木造建築群を配置、文化財展示だけでなく精神が解放され高揚する場が目指されました。

こちらは建築家によるテキストの翻訳です

マー・ヤンソン率いるMADアーキテクツは、三星堆古蜀文化遺産博物館のための最新プロジェクト「三星堆の眼」の設計を発表しました。このプロジェクトでは、MADが古代の景観である密集した緑と澄んだ水の上に、点在する木造建築群を配置します。新しい建物は既存の景観と融合し、新しい環境を形成しています。この環境は、三星堆文明の古代の神秘を称えると同時に、この地域の時間を超えた自然環境と、控えめで謙虚なヴォリュームによってつながっています。その結果、人間と自然、過去と未来が融合する都市的・文化的な公共空間として機能する公園が誕生するのです。

プロジェクトの敷地は、四川省広漢市の西部に位置しています。約4500〜2800年前の文化財が出土しており、古代都市、古代国家、中国西南部の古代蜀文化の響きに根ざした考古学が展開されています。三星堆遺跡は、近隣の金沙遺跡と共同で、ユネスコの世界文化遺産に申請しています。

人間は、未知のものや神秘的なものに興味を抱くものです。三星堆が世界的に注目されているのは、この古代都市がどのような地理的位置にあり、どのような古代蜀の文化があったのかがほとんど理解されていないことにあるのでしょう。蜀は長江と黄河の流域に位置していました。そのため、三星堆の出土品は、中国人が蜀に移住した際に生じた中原文化の影響の痕跡と絡み合って、謎に満ちた古代蜀の地域文化の手がかりを提供しています。現在、三星堆博物館には、青銅、玉、金、石、陶器、象牙、貝殻を中心とした出土品が展示されています。

三星堆博物館公園は、遺跡の中心保護区域の北東部に位置し、総面積は9万㎡です。設計には、都市計画、新しい博物館とヴィジター受付サービスセンター、全体的な景観戦略などが含まれています。完成後は、三星堆遺跡の出土文物の収集、展示、保護、研究などの活動を行う世界トップクラスのテーマ型博物館となる予定です。

【ap job更新】 無意識の美しさと心地よさを想起させる建築を手掛ける「MMA Inc.」が、チームメンバー(新卒既卒・中途)を募集中
【ap job更新】 無意識の美しさと心地よさを想起させる建築を手掛ける「MMA Inc.」が、チームメンバー(新卒既卒・中途)を募集中
【ap job更新】 無意識の美しさと心地よさを想起させる建築を手掛ける「MMA Inc.」が、チームメンバー(新卒既卒・中途)を募集中「帝国ホテル GARGANTUA」(2021)内装デザイン

無意識の美しさと心地よさを想起させる建築を手掛ける「MMA Inc.」の、チームメンバー(新卒既卒・中途)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

東京を拠点とする設計事務所・MMA Inc.は建築に関する多岐にわたる業務をコンセプト発案からプランニング、設計監理まで幅広く手掛けています。

事業内容は建築、インテリアデザインから美術館の会場構成、住宅建築、商業インテリア、プロジェクトによってはプロダクトの製作までと様々です。アーキテクトというアプローチを通して人々の感情とフィジカルな体験に訴える、無意識の美しさと普遍的な心地よさを想起させる空間・建築を作り出してきました。

この度、新たな活動と業務拡大に伴って、新たなチームメンバーを募集いたします。MMA Inc.のメンバーは、それぞれが幅広い好奇心と意欲を持ち、提案から現場監理まで、各プロジェクトを自律性を持ちながら担当することが求められます。

弊社の活動に関心を持ち、メンバーとして参加してくださる意欲がある方のご応募をお待ちしております。

伊原慶 / TA+Aによる、東京・目黒区の住戸改修「まわる住まい」。都心の居住最低限の床面積の物件を選択した家族の為に計画、動線や収納等を極限まで削ぎ落とす作業から設計を開始、一部が可動する斜行壁を考案し諸室を緩やかに分節し日々の変化に応える
伊原慶 / TA+Aによる、東京・目黒区の住戸改修「まわる住まい」。都心の居住最低限の床面積の物件を選択した家族の為に計画、動線や収納等を極限まで削ぎ落とす作業から設計を開始、一部が可動する斜行壁を考案し諸室を緩やかに分節し日々の変化に応える photo©大倉英揮
伊原慶 / TA+Aによる、東京・目黒区の住戸改修「まわる住まい」。都心の居住最低限の床面積の物件を選択した家族の為に計画、動線や収納等を極限まで削ぎ落とす作業から設計を開始、一部が可動する斜行壁を考案し諸室を緩やかに分節し日々の変化に応える photo©大倉英揮
伊原慶 / TA+Aによる、東京・目黒区の住戸改修「まわる住まい」。都心の居住最低限の床面積の物件を選択した家族の為に計画、動線や収納等を極限まで削ぎ落とす作業から設計を開始、一部が可動する斜行壁を考案し諸室を緩やかに分節し日々の変化に応える photo©大倉英揮

伊原慶 / TA+Aが設計した、東京・目黒区の住戸改修「まわる住まい」です。都心の居住最低限の床面積の物件を選択した家族の為に計画、動線や収納等を極限まで削ぎ落とす作業から設計を開始、一部が可動する斜行壁を考案し諸室を緩やかに分節し日々の変化に応えます。

目黒区にある一室の改修である。
子供の成長や生活のリズムに合わせて各々の適度なプライバシーが保たれた落ち着いた空間で暮らしたいという要望があった。

建築家によるテキストより

「家は一回買ったら終わり」という考え方はこの数年でずいぶんと変化した。そして家族に必要なものは日々変化する。職場への通勤や子供の通学を考慮し、「今」の暮らしを快適にするため、4人家族での居住に最低限と思われる60㎡の新たな都心不動産を選択し、必要なものを極限まで削ぎ落とす作業(家事動線と収納計画)から設計をスタートした。

建築家によるテキストより

既存の地型となる定型的な2LDKの間取りを大きく変更せずに生活の機能だけを整え、次に南側の4.8m×6.0mの空間に対してバルコニーの採光を全幅で取り込むように引いた玄関からの“対角線”を拠り所にしながら各諸室の緩やかな分節を試みた。

リノベーションだからこそ出来る事として、既存の建築にはない強固な骨格を室内に新たに与えたのである。それに委ねながら住まうことで逆に家族の変化を鋭敏に捉えて順応するようなイメージを持って計画を進めていった。

建築家によるテキストより
マット仕上げ・シンプルなデザイン・静音設計を特長とした“設計者の意図に沿う”パナソニックの配線器具「SO-STYLE」
マット仕上げ・シンプルなデザイン・静音設計を特長とした“設計者の意図に沿う”パナソニックの配線器具「SO-STYLE」

マット仕上げ・シンプルなデザイン・静音設計を特長とした“設計者の意図に沿う”パナソニックの配線器具「SO-STYLE(ソー・スタイル)」を紹介します。※サンプルプレゼントは、好評につき規定数に達しましたので終了いたしました【ap・pr】

「SO-STYLE」はパナソニックが2020年1月に発売した上質な空間との調和にこだわったデザイン配線器具です。

空間の素地となる「素」
創造性を喚起する「創」
空間設計の意図に沿う「沿」
3つの「ソ(SO)」という意味を込めて「SO-STYLE」と名付けられています。

大きな特長は3点。

1つ目の特長は、上質な空間と調和するマット仕上げ。
コンセントでは製品化が難しいとされてきたマット仕上げを採用。
美しさに徹底的にこだわり抜いたモノづくりで実現しました。

2つ目の特長は、設計者の意図(STYLE)に沿ったシンプル・シャープなデザイン。
存在感を抑え、空間に溶け込むために建築の構成要素である「水平・垂直」で表現。
コンセントの挿入口も、座ぐりを最小化し、よりシンプルにしています。

3つ目の特長は創造性を喚起する空間を作り出す静音設計。
スイッチを押したときのソフトな触感と静音を実現。
こだわりの、くつろぎ空間にふさわしい製品です。

より多くの資料を下記に掲載します。

【ap job更新】 VR等で設計合理化を進め、ワークライフバランスも重視する「矢野青山建築設計事務所」が、愛媛での設計スタッフ(新卒既卒・経験者)・有給インターン・アルバイトを募集中
【ap job更新】 VR等で設計合理化を進め、ワークライフバランスも重視する「矢野青山建築設計事務所」が、愛媛での設計スタッフ(新卒既卒・経験者)・有給インターン・アルバイトを募集中
【ap job更新】 VR等で設計合理化を進め、ワークライフバランスも重視する「矢野青山建築設計事務所」が、愛媛での設計スタッフ(新卒既卒・経験者)・有給インターン・アルバイトを募集中愛媛県歯科医師会館

VR等で設計合理化を進め、ワークライフバランスも重視する「矢野青山建築設計事務所」の、愛媛での設計スタッフ(新卒既卒・経験者)・有給インターン・アルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

矢野青山建築設計事務所では、新規事業獲得に伴い設計スタッフを募集します。

矢野青山建築設計事務所は、矢野寿洋と青山えり子によって設立され、愛媛県松山市と東京を拠点としています。
現在、だんだんPARK(複合商業施設)・公共複合施設・薬局・福祉施設・モデルハウス等、公共から民間まで様々なプロジェクトが現在進行しています。J.spot今治(http://architecturephoto.net/71122/)や愛媛県歯科医師会館が代表作品です。

設計事務所が地方を拠点とし、地域固有の課題を丁寧に把握し柔軟な発想で提案を行うことに意義があると考えます。4年前に東京から愛媛に拠点を移しましたが、地域それぞれが抱える課題の認識の解像度は全く違うものになり、設計や提案に活かされていると感じます。設計者としてチャレンジし続けることも重要ですが、一つの地域で活動を続け、建築の使われ方や維持のされ方にきちんと責任を持ち、竣工後も関わり続けることも重要だと考えています。

プロポーザル・VRアプリの作成・ワークショップの実施・ソフト計画立案など幅広い実務が経験できるので、将来の独立に有意義なスキルが身につくと思います。昨年は自作VRアプリを用いて、駅舎再建住民ワークショップや高齢者を中心とした福祉施設説明会を開催しましたが、地方において最先端デジタル技術を活かせる場は非常に多いと感じています。

平居直設計スタジオによる、茨城・水戸市の店舗「JINS水戸元吉田店」。徒歩客も想定できるロードサイドの敷地に計画、周囲の高い建物との対比と環境を考慮し軒の低い片流れ屋根の外観を考案、加えて開口の操作を行い外部を反映した開放的な空間を目指す
平居直設計スタジオによる、茨城・水戸市の店舗「JINS水戸元吉田店」。徒歩客も想定できるロードサイドの敷地に計画、周囲の高い建物との対比と環境を考慮し軒の低い片流れ屋根の外観を考案、加えて開口の操作を行い外部を反映した開放的な空間を目指す photo©阿野太一,楠瀬友将
平居直設計スタジオによる、茨城・水戸市の店舗「JINS水戸元吉田店」。徒歩客も想定できるロードサイドの敷地に計画、周囲の高い建物との対比と環境を考慮し軒の低い片流れ屋根の外観を考案、加えて開口の操作を行い外部を反映した開放的な空間を目指す photo©阿野太一,楠瀬友将
平居直設計スタジオによる、茨城・水戸市の店舗「JINS水戸元吉田店」。徒歩客も想定できるロードサイドの敷地に計画、周囲の高い建物との対比と環境を考慮し軒の低い片流れ屋根の外観を考案、加えて開口の操作を行い外部を反映した開放的な空間を目指す photo©阿野太一,楠瀬友将

平居直設計スタジオが設計した、茨城・水戸市の店舗「JINS水戸元吉田店」です。徒歩客も想定できるロードサイドの敷地に計画、周囲の高い建物との対比と環境を考慮し軒の低い片流れ屋根の外観を考案、加えて開口の操作を行い外部を反映した開放的な空間が目指されました。店舗の公式ページはこちら

敷地は大店立地法に基づいて計画された大規模商業エリアの一角に位置し、周囲には大型の店舗が立ち並ぶ。
所謂ロードサイド店舗という括りにはなるが、通過交通が多い幹線道路沿いではないため、比較的ゆっくりとした車の動きや広大な青空駐車場からの徒歩客の絵が想像できる場所である。

建築家によるテキストより

周囲の店舗は平屋ながらも7,8m級の高さの建物が想定されるなかで、近接する建物に埋没せず、且つ上述のような車・人のスピードに寄り添うような形態として、片流れ屋根をベースにしたデザインとした。

建築家によるテキストより

片流れの妻面をファサードとし、ヒューマンなスケールに近づく水下側を店内への入口に、水上側に出てくる建物内外を貫通する大きな壁面は光や季節の移ろいを感じられるような面とした。ネットショップでもショッピングセンター内でもなく、ロードサイド店である存在意義の1つには、外部の環境を反映できる器であることと考えている。

建築家によるテキストより
岡田宰 / 2id Architectsによる、東京・渋谷区の店舗「SHIBUYA BASE」。ネットショップ作成サービス利用者に実店舗の機会を提供する場で、多様な商品の陳列を想定し“匿名的”かつ“象徴的”な空間を意識し設計、リアルだからこその購買体験の支援を目指す
岡田宰 / 2id Architectsによる、東京・渋谷区の店舗「SHIBUYA BASE」。ネットショップ作成サービス利用者に実店舗の機会を提供する場で、多様な商品の陳列を想定し“匿名的”かつ“象徴的”な空間を意識し設計、リアルだからこその購買体験の支援を目指す photo©Nacasa & Partners
岡田宰 / 2id Architectsによる、東京・渋谷区の店舗「SHIBUYA BASE」。ネットショップ作成サービス利用者に実店舗の機会を提供する場で、多様な商品の陳列を想定し“匿名的”かつ“象徴的”な空間を意識し設計、リアルだからこその購買体験の支援を目指す photo©Nacasa & Partners
岡田宰 / 2id Architectsによる、東京・渋谷区の店舗「SHIBUYA BASE」。ネットショップ作成サービス利用者に実店舗の機会を提供する場で、多様な商品の陳列を想定し“匿名的”かつ“象徴的”な空間を意識し設計、リアルだからこその購買体験の支援を目指す photo©Nacasa & Partners

岡田宰 / 2id Architectsが設計した、東京・渋谷区の店舗「SHIBUYA BASE」です。ネットショップ作成サービス利用者に実店舗の機会を提供する場で、多様な商品の陳列を想定し“匿名的”かつ“象徴的”な空間を意識し設計、リアルだからこその購買体験の支援が目指されました。店舗の紹介ページはこちら

本計画は、誰でも簡単にネットショップが作成できるWebサービス「BASE(ベイス)」が運営するリアル店舗スペースの内装デザイン計画である。

建築家によるテキストより

「SHIBUYA BASE」は、2021年9月現在160万を超えるネットショップオーナーに対し、リアル店舗を持つ機会を提供する場として計画された。出店するネットショップは、取扱商品も違えば、客層、ブランドイメージは多種多様である。その上でどのネットショップが出店しても、展示がしやすく、お店の世界観を壊さない空間。かつ仮設的な空間ではなく、リアル店舗としての完成度も求められた。

建築家によるテキストより

『アノニマス × アイコニック』
匿名的であり、象徴的である空間。

これら相反する二つの要素を同居させることで、あらゆるネットショップに対応できるフレキシビリティーを保ちつつ、ただの仮設店舗やイベント出店ではできない、「リアルな店舗を持つ」という体験を「BASE」を利用してネットショップを運営している方に対して提供できないかと考えた。

建築家によるテキストより
Atelier Tsuyoshi Tane Architectsによる、パリの「ザ・アール・サー二・コレクション ミュージアムスペース」。18世紀築の歴史的建物内のギャラリー空間で、5千年以上の時間に及ぶコレクションを有する財団の為に設計、マニフェスト“未来の考古学”に基づいたリサーチにより“時空を超えた対話”を目指す
Atelier Tsuyoshi Tane Architectsによる、パリの「ザ・アール・サー二・コレクション ミュージアムスペース」。18世紀築の歴史的建物内のギャラリー空間で、5千年以上の時間に及ぶコレクションを有する財団の為に設計、マニフェスト“未来の考古学”に基づいたリサーチにより“時空を超えた対話”を目指す photo©Takuji Shimmura
Atelier Tsuyoshi Tane Architectsによる、パリの「ザ・アール・サー二・コレクション ミュージアムスペース」。18世紀築の歴史的建物内のギャラリー空間で、5千年以上の時間に及ぶコレクションを有する財団の為に設計、マニフェスト“未来の考古学”に基づいたリサーチにより“時空を超えた対話”を目指す photo©Takuji Shimmura
Atelier Tsuyoshi Tane Architectsによる、パリの「ザ・アール・サー二・コレクション ミュージアムスペース」。18世紀築の歴史的建物内のギャラリー空間で、5千年以上の時間に及ぶコレクションを有する財団の為に設計、マニフェスト“未来の考古学”に基づいたリサーチにより“時空を超えた対話”を目指す photo©Takuji Shimmura
Atelier Tsuyoshi Tane Architectsによる、パリの「ザ・アール・サー二・コレクション ミュージアムスペース」。18世紀築の歴史的建物内のギャラリー空間で、5千年以上の時間に及ぶコレクションを有する財団の為に設計、マニフェスト“未来の考古学”に基づいたリサーチにより“時空を超えた対話”を目指す photo©Takuji Shimmura

Atelier Tsuyoshi Tane Architectsが設計した、フランス・パリの「ザ・アール・サー二・コレクション ミュージアムスペース」です。18世紀築の歴史的建物内“オテル・ドゥ・ラ・マリン”内のギャラリー空間で、5千年以上の時間に及ぶコレクションを有する財団の為に設計、マニフェスト“未来の考古学”に基づいたリサーチにより“時空を超えた対話”を目指しました。

オテル・ドゥ・ラ・マリンは18世紀にルイ15世の命により、王室主任建築家であったアンジュ=ジャック・ガブリエルによって設計されました。パリの中心コンコルド広場の正面に位置しフランス王室のコレクションを保管するために建てられた歴史的建造物です。

建築家によるテキストより

ザ・アール・サー二・コレクションは、世界の多様な文明や文化、古代の神々、人類の知恵、自然への賛美など、5,000年以上の遠い時間に及ぶ世界最大級のコレクションを有しています。彼らは、「普遍的な美」と「21世紀の美術館」を融合させた新しいギャラリー空間の設計を、ATTA – Atelier Tsuyoshi Tane Architectsに委ねました。

建築家によるテキストより

ATTAのマニフェスト「未来の考古学」に基づき、リサーチはオテル・ドゥ・ラ・マリンの記憶の発掘から始まり、ヴェルサイユの床パターンやロカイユ様式の装飾など、歴史に埋もれた発明物語を掘り起こし、未来のアイデアへと変換していったのです。

18世紀のフランスの歴史、古代人の創造物、21世紀と未来、それらを超越した記憶の重ね合わせによって、このプロジェクトのコンセプトはシームレスな「時空を超えた対話」となったのです。

建築家によるテキストより
今津康夫 / ninkipen!による、兵庫・宝塚市の、住戸改修「206」。住棟配置に由来する凹凸ある平面の活かし方を模索、折れ曲がる躯体壁の4面を板貼りとし“屏風”のように設計、この面との距離を図りつつ家具建具を据ることで空間の連続性と多様な居場所をつくる
今津康夫 / ninkipen!による、兵庫・宝塚市の、住戸改修「206」。住棟配置に由来する凹凸ある平面の活かし方を模索、折れ曲がる躯体壁の4面を板貼りとし“屏風”のように設計、この面との距離を図りつつ家具建具を据ることで空間の連続性と多様な居場所をつくる photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、兵庫・宝塚市の、住戸改修「206」。住棟配置に由来する凹凸ある平面の活かし方を模索、折れ曲がる躯体壁の4面を板貼りとし“屏風”のように設計、この面との距離を図りつつ家具建具を据ることで空間の連続性と多様な居場所をつくる photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、兵庫・宝塚市の、住戸改修「206」。住棟配置に由来する凹凸ある平面の活かし方を模索、折れ曲がる躯体壁の4面を板貼りとし“屏風”のように設計、この面との距離を図りつつ家具建具を据ることで空間の連続性と多様な居場所をつくる photo©河田弘樹

今津康夫 / ninkipen!が設計した、兵庫・宝塚市の、住戸改修「206」です。住棟配置に由来する凹凸ある平面の活かし方を模索、折れ曲がる躯体壁の4面を板貼りとし“屏風”のように設計、この面との距離を図りつつ家具建具を据ることで空間の連続性と多様な居場所をつくることが意図されました。

兵庫県宝塚市の山裾に位置する集合住宅一室のリノベーションである。
あたり一帯に広がる南下がりの地形は十分な陽当たりをもたらし、古くから良好な住宅地として知られている。

斜面地を雁行する住棟配置がそのままトレースされた専有部のフットプリントは、特徴的な凹凸から成り、そのジオメトリーを活かした空間の在り方を模索した。

建築家によるテキストより

まず初めに、階段状に折れ曲がる西側の躯体壁を一つながりに取り出し、東向き4面の壁仕上げを羽目板貼りとすることで、1枚の屏風のように浮かび上がらせた。次にその屏風との距離を図りながら家具と建具を据え、牛の胃袋のように伸び縮みさせながら空間を連続させて、多様なスケールの居場所を生み出している。

建築家によるテキストより

街と建築との関係性から導き出した個別解には、不思議と住まいとしての普遍性が漂っている。

建築家によるテキストより

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