architecture archive

スノヘッタによる、香港のレストラン「Restaurant Whey」。シンガホール人シェフのヨーロッパとアジアを融合した料理を提供する空間として北欧とアジアの文化の融合を素材と色彩で表現
スノヘッタによる、香港のレストラン「Restaurant Whey」。シンガホール人シェフのヨーロッパとアジアを融合した料理を提供する空間として北欧とアジアの文化の融合を素材と色彩で表現 photo©HDP Photography
スノヘッタによる、香港のレストラン「Restaurant Whey」。シンガホール人シェフのヨーロッパとアジアを融合した料理を提供する空間として北欧とアジアの文化の融合を素材と色彩で表現 photo©HDP Photography

スノヘッタによる、中国・香港のレストラン「Restaurant Whey」です。シンガホール人シェフのヨーロッパとアジアを融合した料理を提供する空間として北欧とアジアの文化の融合を素材と色彩で表現しています。

こちらはリリーステキストの翻訳

スノヘッタが香港の、ヨーロッパ料理とアジア料理を融合させたレストランをデザイン

ミシュランで2つ星を獲得した「Ying Jee Club」やモダンな韓国料理店「Hansik Goo」などで知られる香港のZSホスピタリティグループのレストラン「Whey」のインテリアデザインとヴィジュアルアイデンティティをスノヘッタが手がけました。

2021年5月25日(火) – 賑やかな香港のセントラル地区にあるWheyは、周囲のコンクリートジャングルから逃れるように、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。336㎡の店内には、スカンジナビアの民芸品やプラナカン建築、シンガポールの文化シーンに敬意を表したアートに触発された折衷的な空間が広がり、ヨーロッパ料理とアジア料理が交差しています。シンガポール人シェフ、バリー・クエックが率いるWheyでは、地元の旬の食材を中心に、シンガポールの影響を受けて再構築されたモダンなヨーロッパ料理をお楽しみいただけます。

Wheyでは、食事の各コースを楽しむことができます。エントランスの前庭から長い廊下を通り、期待感を高めてからシェフのテーブルに到着するようになっています。この直線的な到着口は、シンガポールのアーティスト、ドーン・ウンによる折り畳み式の鏡のインスタレーションでメインスペースと区切られています。この作品は、時間、空間、自己の概念を追求したもので、外の賑やかな通りから抜け出すような役割を果たしています。オープンプランは、柱によって4つのベイに明確に分けられています。1つ目は、ゲストがシェフと直接対話できるオープンキッチンのダイニングエリアです。2つのメインダイニングベイを見下ろすことができ、奥にある最後のダイニングベイは別室として仕切ることができます。

この空間の特徴は、暖かみのあるアースカラーから深みのあるトロピカルグリーンまでの色調と、真鍮のディテールの組み合わせです。この色調は、北欧の素朴なキャビンや南国シンガポールの豊かな緑を彷彿とさせ、洗練された雰囲気を醸し出しています。

この調和のとれたコントラストの空間は、素材の選択によっても強化されています。籐は、シンガポールと北欧のデザイン要素に共通して使用されており、その編み込まれた質感によって空間に柔らかさをもたらすと同時に、視覚的なベールと音響的なダンパーの役割を果たしています。床、テーブル、スクリーンに使用されている天然のステイン仕上げのオークは、ダイニング体験に触覚をもたらすとともに、都会のコンクリートの外壁とのコントラストを強調しています。最後に、より親しみやすい空間に時間的・視覚的な深みを与えるために、深い緑色の大理石をレセプションエリアとバスルームに使用し、明るいオープンプランのインテリアとのコントラストを図っています。

Wheyでは、地元の農場や企業を支援することに力を入れており、メニューには地元の新鮮な食材を使用しています。店名にもなっているように、食材の無駄を省くために、食材を余すところなく活用することを目指しています。チーズを作る際に出る副産物であるホエイ(乳清)は、本来であれば廃棄物となるところを、必要不可欠な調味料に変えています。

また、地元企業とのコラボレーションも重要なポイントとなっています。スプルー・ビスポーク・ファニチャー社の木製ダイニングテーブルや、フロウプラスリビング社の陶器製テーブルウェアコレクションは、香港の雰囲気を醸し出しています。また、メキシコのボスコ・ソディ氏、台湾のWu Chu-Thung氏、韓国のJiana Kim氏など、国際的に活躍するアーティストの作品を厳選して展示し、地元の人々に親しまれています。

フォスター+パートナーズによる、ロサンゼルスの、20世紀初頭に完成した映画館を改修したアップルの最新店舗「アップル・タワー・シアター」。既存の建物に新たな目的を与え都市再生も意図
フォスター+パートナーズによる、ロサンゼルスの、20世紀初頭に完成した映画館を改修したアップルの最新店舗「アップル・タワー・シアター」。既存の建物に新たな目的を与え都市再生も意図 photo©Cesar Rubio
フォスター+パートナーズによる、ロサンゼルスの、20世紀初頭に完成した映画館を改修したアップルの最新店舗「アップル・タワー・シアター」。既存の建物に新たな目的を与え都市再生も意図 photo©Cesar Rubio
フォスター+パートナーズによる、ロサンゼルスの、20世紀初頭に完成した映画館を改修したアップルの最新店舗「アップル・タワー・シアター」。既存の建物に新たな目的を与え都市再生も意図 photo©Cesar Rubio

フォスター+パートナーズが設計した、アメリカ・ロサンゼルスの、20世紀初頭に完成した映画館を改修したアップルの最新店舗「アップル・タワー・シアター」です。既存の建物に新たな目的を与え都市再生も意図しています。

こちらはリリーステキストの翻訳

LAダウンタウンのアップル・タワー・シアターの幕が上がる

ロサンゼルスのダウンタウンの中心に位置するAppleの最新店舗、アップル・タワー・シアターがオープンしました。このデザインは、ロサンゼルスで最も歴史のある映画館のひとつを再活性化するために、建物に新たな目的を与え、失われた栄光を取り戻すことを目的としています。アップル・タワー・シアターの公開は、ロサンゼルスのダウンタウンにおける都市再生の重要な一部であり、この地域の都市部の小売店やコミュニティの生活を強化するものです。

このデザインは、アップル社とフォスター+パートナーズ社のデザインチームが緊密に協力して実現したものです。

タワーシアターは、1927年に映画館の設計者であるS・チャールズ・リーによって設計された、ロサンゼルスで最初のトーキングムービーを上映する映画館です。この設計では、特徴的な時計塔とテラコッタの外壁を復元し、歴史的な内装を強化し、マルケとブロードウェイ通りの立面を改善するとともに、アクセス性を向上させることで、この建物が将来にわたって存続し、コミュニティに貢献できるようにしています。

フォスター+パートナーズのスタジオ責任者であるステファン・ベーリング(Stefan Behling)は次のように述べています。
「私は、人は人と一緒にいるのが好きだと信じています。これは、世界中の都市の基本です。アップル・タワー・シアターは、街の楽観性と回復力を示す新たな道標となり、ロサンゼルスのダウンタウンへの信頼の証となるでしょう。このデザインは、映画誕生時のロマンスと興奮を蘇らせ、『存在する場所』のアイデアを再現しています。内装の精巧なディテールは、丹念に復元されています。今日からアップル・タワー・シアターは、LAのダウンタウンに都市生活の活力を取り戻すための活動や祝賀行事で再び活気づくことでしょう。」

デザインは、ブロードウェイでのアクティブな存在感を目指しています。来場者は、ストリートレベルの広々としたロビーに入ります。ロビーを抜け、復元された大階段で上層階に上がりると、地上階のメインシアターホールの巨大なボリュームが現れ、それは壮大な展示エリアへと生まれ変わっています。壁や天井に施された1920年代の歴史的な漆喰の装飾は、丁寧に修復され、さらに美しさを増しています。劇場天井の中央ドームには、南カリフォルニアの空に降り注ぐ穏やかな黄金色の太陽を描いたフレスコ画が描かれ、空間に躍動感と色彩を与えています。

また、トーキー映画の黄金時代を彷彿とさせるように、プロセニアムアーチの下にスクリーンを設置しました。また、階段とエレベーターを利用してバルコニー階にアクセスすることができ、フォーラムを鑑賞するのに最適な席となっています。シアタースタイルのゆったりとした革張りのシートには、電源とデータポイントが内蔵されており、ジーニアスの予約時間を待つ間、お客様にリラックスしていただくのに最適な場所です。バルコニーの最上部にはジーニアスがあります。そこでは、シアターの映写機の窓のすぐ下に位置し、復元されたシアターの全貌を見ることができます。アップルでの今日は、人々にインスピレーションを与え、2階のバルコニーを含む店舗全体を劇場型のイベントスペースに変える、新しいマグネットとなるでしょう。

隈研吾が設計を進め2023年の完成を予定する、東京の「(仮称)江戸川区角野栄子児童文学館」の基本設計概要版が公開
隈研吾が設計を進め2023年の完成を予定する、東京の「(仮称)江戸川区角野栄子児童文学館」の基本設計概要版が公開俯瞰パース。 / 江戸川区の許可を得て掲載
隈研吾が設計を進め2023年の完成を予定する、東京の「(仮称)江戸川区角野栄子児童文学館」の基本設計概要版が公開外観パース。 / 江戸川区の許可を得て掲載

隈研吾建築都市設計事務所が設計を進め2023年の完成を予定する、東京の「(仮称)江戸川区角野栄子児童文学館」の基本設計概要版が公開されています。PDFでの資料です。計画地は東京・江戸川区の「なぎさ公園内(Google Map)」です。

以下は隈のサイトに掲載されている解説テキスト。

なぎさ公園の丘の上に、「魔女の宅急便」の原作者、角野栄子さんの世界を体験できるミュージアムをデザインした。
角野栄子さんの世界に登場する「おうち」のような小さな単位で建築を考えた。
なだらかな丘の傾斜に沿わせて小さな箱を並べ、花のような軽やかなひろがりを感じさせる屋根を掛けた。
豊かな公園の自然を感じながら、五感で角野栄子さんの世界観に触れることができる、開かれた環境を江戸川のほとりの丘の上に創造した。

プロジェクトチーム:横尾実、成澤佳佑、鈴木里奈、楊光耀、叶子萌
ヴィジュアライゼーション:安祥毅
構造設計:江尻構造設計事務所
設備設計:環境エンジニアリング
造園設計:クロス・ポイント
展示設計:乃村工藝社

高橋勝建築設計事務所による、京都の町家を改修した飲食店舗「BAR Kingom」
高橋勝建築設計事務所による、京都の町家を改修した飲食店舗「BAR Kingom」 photo©松村芳治
高橋勝建築設計事務所による、京都の町家を改修した飲食店舗「BAR Kingom」 photo©松村芳治
高橋勝建築設計事務所による、京都の町家を改修した飲食店舗「BAR Kingom」 photo©松村芳治

高橋勝建築設計事務所が設計した、京都の町家を改修した飲食店舗「BAR Kingom」です。店舗の公式サイトはこちら

京都の中心地四条河原町から歩いて7分ほど、京町家を改修した、ゆっくり洋酒が飲める場所のプロジェクトとしてデザインしたオーセンティックなBARである。クライアントは、有名店で長年修行されてきた筋金入りのバーテンダーで、初めての対面では非常にストイックな、朗らかではあるけれどまるで寡黙な職人のような印象を受けた。

要望は明確には示されなかったが、店のデザインについてのヒントを探して色々なお店を一緒にめぐりを行った。幾度となく接する中で感じたオーナーバーテンダーであるクライアントの、人への丁寧な態度や、さりげない気遣い、人をもてなす安心できる場所への思想にふれるうちに、目指す空間は、静かで、目を凝らすと味わいが出てくるようなゆったりした落ち着ける空間となっていった。

建築家によるテキストより

空間構成は、クライアントとともにインスピレーションを得た通り、建物の最深部である庭と対面する二間続き座敷を1室として、バーカウンターを設置した。既存の天井では椅子式の空間には低いので天井を取り、小屋組み、トントン葺きの野地板を現して3m以上の天井高があるゆったりとした空間としている。庭への建具はすべて嵌め殺し開口とし、視覚的に庭と一体となっている。内壁や柱梁、床の間、下地窓などは、照度を落とした店内に合わせ、暗めの古色に塗り直したが、基本的にそのまま利用している。

建築家によるテキストより
藤本壮介が設計した、東京・渋谷区のパヴィリオン「Cloud pavillion(雲のパビリオン)」のレポート。“雲”にインスパイアされた建築が様々な感覚を呼び起こす
藤本壮介が設計した、東京・渋谷区のパヴィリオン「Cloud pavillion(雲のパビリオン)」のレポート。“雲”にインスパイアされた建築が様々な感覚を呼び起こす photo©architecturephoto
藤本壮介が設計した、東京・渋谷区のパヴィリオン「Cloud pavillion(雲のパビリオン)」のレポート。“雲”にインスパイアされた建築が様々な感覚を呼び起こす photo©architecturephoto
藤本壮介が設計した、東京・渋谷区のパヴィリオン「Cloud pavillion(雲のパビリオン)」のレポート。“雲”にインスパイアされた建築が様々な感覚を呼び起こす photo©architecturephoto

藤本壮介が設計した、東京・渋谷区のパヴィリオン「Cloud pavillion(雲のパビリオン)」のレポートです。“雲”にインスパイアされた建築が、見る人に様々な感覚を呼び起こす建築となっています。“パビリオン・トウキョウ2021”の一環として制作された作品です。作品の設置場所はこちら(Google Map)(このパヴィリオンのみ同じものが高輪ゲートウェイ駅改札内にも展示されています)。開催期間は2021年9月5日(日)まで。

こちらはアーキテクチャーフォトによるレポート

藤本壮介によるパヴィリオン「Cloud pavillion(雲のパビリオン)」の設置場所は、代々木公園パノラマ広場付近。
公園の中ということもあり、植栽に囲まれ遠くからでも眺めることができる。藤本はこのパヴィリオンを「世界中の様々な国や地域や状況の上に浮かぶ『世界の大屋根』のような存在である雲にインスピレーションを受けて、『全ての人のための場所』というコンセプトのもと、多様性と寛容性を象徴する場所として考案」したのだという。

実際にこの作品を眺めてみると、その選ばれた色彩や形状によって藤本が構想する「多様性と寛容性を象徴」という意図も感じられるが、同時に雲をスタート地点として実際に素材や寸法が与えられた作品としての面白さも浮かび上がってくる。

その形態はユニークな形状の風船と言ってもいいように思うが、それが3本の細い棒で支えられているようにも見えるし、浮かび上がらないように地面につなぎ留められているようにも見える。建築をつくるという行為においては重力をどう扱うかということが避けられないことであり、それが構造をどう構想し表現するのかという視点に繋がるのであるが、本パヴィリオンではこの重力と構造の関係が視覚的に揺らぐような感覚を与えている。それがこの建築の面白さのひとつだろう。

また、このパヴィリオンは、置かれた環境の中で、使用されている白い色と素材が、見る角度や天気によっていろいろな表情を見せる。筆者が訪問した当日は、曇り空であったが、パヴィリオンを下からのぞくと、空の色とパヴィリオンの色が同化し境界が曖昧に見えた。逆に遠くから眺めてみると周囲の植栽を背景として、その形状がパキッとして見えたりもする。高輪ゲートウェイ駅改札内での本作品は観覧できていないが、また異なる印象を与えるのだろう。

雲を構想し、象徴として設計されたものであるが、そのスケールと公園の中という立地によって、ぼんやりと機能が想起されたの興味深く思えた。芝生の上ということもあり休憩用の小さな東屋のようにも感じられるのである。

このように色々なインスピレーションを湧き起こさせるのも藤本の緻密な構想によるものだろうか。

藤森照信が設計した、東京・渋谷区のパヴィリオン「茶室『五庵』」のレポート。藤森建築の言語が詰め込まれた国立競技場を臨む茶室
藤森照信が設計した、東京・渋谷区のパヴィリオン「茶室『五庵』」のレポート。藤森建築の言語が詰め込まれた国立競技場を臨む茶室 photo©architecturephoto
藤森照信が設計した、東京・渋谷区のパヴィリオン「茶室『五庵』」のレポート。藤森建築の言語が詰め込まれた国立競技場を臨む茶室 photo©architecturephoto
藤森照信が設計した、東京・渋谷区のパヴィリオン「茶室『五庵』」のレポート。藤森建築の言語が詰め込まれた国立競技場を臨む茶室 photo©architecturephoto

藤森照信が設計した、東京・渋谷区のパヴィリオン「茶室『五庵』」のレポートです。藤森建築の言語が詰め込まれた国立競技場を臨む茶室です。“パビリオン・トウキョウ2021”の一環として制作された作品です。作品の設置場所はこちら(Google Map)。開催期間は2021年9月5日(日)まで(※内部に入るには事前予約が必要です)。

こちらはアーキテクチャーフォトによるレポート

藤森照信が設計したパヴィリオンが設置されているのは東京・渋谷区のビクタースタジオ前。斜向かいには国立競技場がある敷地だ。藤森によるパヴィリオンは「パビリオン・トウキョウ2021」の中で唯一明確に内部空間をつくっている。最も建築物に近いパヴィリオンと言える。

周辺環境の取り扱い方も極めて建築的だ。2階の4帖半の茶室には開口部が設けられており、それは隈研吾らが設計した国立競技場を望むことができる。また上層の茶室部分の外壁には焼杉が使用されるなど、過去の建築の中で確立された藤森建築の言語がこのパヴィリオンでも踏襲されているのも印象的である。明確に藤森の刻印がなされたパヴィリオンだと言えるだろう。

主たる機能である茶室部分に上がるには、まず緑化された壁面に開けられた歪んだ穴から待合に入る。内部は下地材があらわしとなっているのだがこれは、構造形式の正直さではなく表面の素材の効果を優先し建築を作り続けてきた藤森ならではの合理性と言えるだろうか。その待合の角に梯子が設置されており、ここを上ることで茶室に入ることができる。この梯子はにじり口の再解釈なのだそうだ。

その外観のデザインや茶室という用途も、藤森建築においてはお馴染みと言えるものだ。規模は小さいが藤森建築のエッセンスが詰め込まれた建築であり、実際に訪問する価値があるパヴィリオンである。

平田晃久による、東京・渋谷区のパヴィリオン「Global Bowl」のレポート。彫刻と建築の感覚を行き来するような作品
平田晃久による、東京・渋谷区のパヴィリオン「Global Bowl」のレポート。彫刻と建築の感覚を行き来するような作品 photo©architecturephoto
平田晃久による、東京・渋谷区のパヴィリオン「Global Bowl」のレポート。彫刻と建築の感覚を行き来するような作品 photo©architecturephoto
平田晃久による、東京・渋谷区のパヴィリオン「Global Bowl」のレポート。彫刻と建築の感覚を行き来するような作品 photo©architecturephoto

平田晃久が設計した、東京・渋谷区のパヴィリオン「Global Bowl」のレポートです。彫刻と建築の感覚を行き来するような作品となっています。“パビリオン・トウキョウ2021”の一環として制作された作品です。作品の設置場所はこちら(Google Map)。開催期間は2021年9月5日(日)まで。

こちらはアーキテクチャーフォトによるレポート

平田晃久によるパヴィリオン「Global Bowl」の敷地は、東京・渋谷区の国際連合大学前の広場だ。藤原徹平によるパヴィリオンと位置は近いが条件は大きく異なる。平田のパヴィリオンは歩道に面するのではなく、誰もが通過できるからっぽの広場に置かれているという方が印象に近い(この広場は休日にはマーケットなどのイベントに活用されたりもするが、平日は写真のような状態だ)。

歩道に面するような敷地にパヴィリオンを設計した藤原が、明確な形を持たないデザインを採用したことに対し、平田は一見すると巨大なオブジェにも見えるパヴィリオンを設計しているのだが、それはこの広場が敷地であったことが大きいだろう。実際に訪れてみるとそれがよく分かる。端から端までが見通せるこの場所において、明確な形を持っていることは作品の見え方としてメリットが大きいのだ。

離れた場所でも、この形態は特徴的でアイキャッチとなり目に入る。そして歩いていく先の目印としても機能しているように思える。そして実際に近づいてみるとその巨大さは、見る人に驚きを与えるだろう。

このパヴィリオンは、木材を三次元カットして組み合わせる、日本の最新技術をつかい制作されているのだという。鑑賞する対象としても興味深いが、このパヴィリオンは中に入ることが可能で、そこに入ってみるとまた違う感想が生まれる。今まで鑑賞していたものが、内部を伴う建築のように感じられるようになり、ちょうどよい高さの場所に座ってみたり、またいでみたり、のってみたりという行動が促されるのである。

彫刻と建築の違いは、内部空間があるかどうか、というように表現したのはフランク・ゲーリーであるが、平田のパヴィリオンは、その目に見えない境界を行き来することで、その存在が、彫刻であったり、建築であったりと、その意味が入れ替わる存在のように思える。是非この感覚を実際に体験してほしいと思う。

藤原徹平による、東京・渋谷区のパヴィリオン「ストリート ガーデン シアター」のレポート。木組みと植物が絡み合い都市に必要な人の居場所を提供
藤原徹平による、東京・渋谷区のパヴィリオン「ストリート ガーデン シアター」のレポート。木組みと植物が絡み合い都市に必要な人の居場所を提供 photo©architecturephoto
藤原徹平による、東京・渋谷区のパヴィリオン「ストリート ガーデン シアター」のレポート。木組みと植物が絡み合い都市に必要な人の居場所を提供 photo©architecturephoto
藤原徹平による、東京・渋谷区のパヴィリオン「ストリート ガーデン シアター」のレポート。木組みと植物が絡み合い都市に必要な人の居場所を提供 photo©architecturephoto
藤原徹平による、東京・渋谷区のパヴィリオン「ストリート ガーデン シアター」のレポート。木組みと植物が絡み合い都市に必要な人の居場所を提供 photo©architecturephoto

藤原徹平が設計した、東京・渋谷区のパヴィリオン「ストリート ガーデン シアター」のレポート。木組みと植物が絡み合い都市に必要な人の居場所を提供しています。“パビリオン・トウキョウ2021”の一環として制作された作品です。作品の設置場所はこちら(Google Map)。開催期間は2021年9月5日(日)まで。

こちらはアーキテクチャーフォトによるレポート

藤原徹平が設計したパヴィリオン「ストリート ガーデン シアター」の敷地は、東京・渋谷区の旧こどもの城前である。
前面道路と敷地内の建物に挟まれたコンパクトなスペースに設置されている。前面道路の歩道は歩行者の往来も多く、東京の都心部と言ってよい場所だ。歩いていればこのパヴィリオンは必ず目に入るだろう。

実際に、このパヴィリオンを訪問した時に、この場所でのあり方が非常に熟慮されているように感じた。
藤原は、パビリオン・クリエイターとして人が集まるような作品を作ると同時に、実際にこの場所に貢献できる建築であることや、今の東京の都心部に必要な施設としての提案も、このパヴィリオンに込めたのではないだろうか。

実際にパヴィリオンの内部に入ると、ひんやりとした涼しさを感じる。それは直前に雨が降っていたこともあるが、植栽が十分に配置されていることも効果を発揮しているのだろう。そしていたる所に休憩できるベンチが設けられている。ご存知のように都心部の公共空間に実際に座ることができるベンチは少ない。不足する休憩場所であるベンチをこのパヴィリオンで提供することも試みられている。それは期間限定のものではあるがこの地域で働く人や訪問する人の日常に貢献するはずだ。ベンチに座ってみると、木組みと「植木梁」が歩道からの視線をほどよく遮り、公共空間の中にいるが包まれているような安心感を感じる。この距離感もこの建築で意識されていることだろう。

そのような日常に貢献する側面と同時に、このパヴィリオンを目的として訪問した人達へのパヴィリオン内を散策する楽しさも考慮され設計がなされている。パヴィリオン内には高低差があり、階段を上っていくことで、最も高い場所へを上り進むことができる。またそこに至るまでの時間はそれほど長くないが、空間体験としての面白さがある。
階段を上っていくと、建物の2階程の高さにまで上がることができるだろうか。そこからは都市の風景が少し変わった視点から眺められると共に、同じ敷地内にある岡本太郎のアート作品も新鮮な角度から見ることが可能になっている。

藤原は、パヴィリオンを設計するという依頼に対し、その要望に応えるだけでなく、それ以上の回答と視点を提示した。このパヴィリオンを訪問し体験することで建築設計について取り組み方や姿勢をも学ぶことができるだろう。

石本建築事務所・石上純也JVが、神奈川の「厚木市複合施設基本設計」プロポで受注候補者に選定。提案書も公開

石本建築事務所石上純也建築設計事務所設計共同企業体が、神奈川の「厚木市複合施設基本設計」プロポーザルで受注候補者に選定されています。提案書も公開されています。

厚木市複合施設基本設計等業務委託に係る公募型プロポーザルの審査結果について公表します。

1 受注候補者
石本建築事務所・石上純也建築設計事務所設計共同企業体

トラフ建築設計事務所による、愛知の、名古屋駅隣接百貨店内のラムネ専門店「THE RAMUNE LOVERS」
トラフ建築設計事務所による、愛知の、名古屋駅隣接百貨店内のラムネ専門店「THE RAMUNE LOVERS」 photo©小川真輝
トラフ建築設計事務所による、愛知の、名古屋駅隣接百貨店内のラムネ専門店「THE RAMUNE LOVERS」 photo©小川真輝

トラフ建築設計事務所が設計した、愛知の、名古屋駅隣接百貨店内のラムネ専門店「THE RAMUNE LOVERS(ザ・ラムネラバーズ)」です。店舗の公式サイトはこちら

名古屋駅前・ジェイアール名古屋タカシマヤ1Fにオープンした、クッピーラムネで知られる名古屋の老舗お菓子メーカーが手がける、大人が楽しめる新感覚ラムネの専門店『THE RAMUNE LOVERS(ザ・ラムネラバーズ)』の店舗内装計画。駅構内一階の主要コンコースに沿った、オープンなスペースの一角という立地条件から、だれの目にも留まる移動屋台のような形態のアイコニックな存在の店舗とした。

建築家によるテキストより

パッケージデザインから飛び出してきたような愛嬌のある顔を持つラバーズ号が、大きな目玉をきょろきょろ動かし、コンコースを行きかう人々の注目を集める。限られたスペースで効果的に全商品を見せるために店頭に並べた在庫品が、電飾、カーテン、古時計、地球儀を改造した看板といった装飾品と共に華やかさを演出している。

スタッフが二名立てるほどのコンパクトなオペレーションエリアは一段高くなっており、横方向の移動だけで来客対応できる構成になっている。

建築家によるテキストより
アルヴァ・アアルトがデザインした名作家具が、ガチャ(カプセル玩具)として発売。アルヴァ・アアルト財団とアルテックが制作を監修
アルヴァ・アアルトがデザインした名作家具が、ガチャ(カプセル玩具)として発売。アルヴァ・アアルト財団とアルテックが制作を監修 ©Artek
アルヴァ・アアルトがデザインした名作家具が、ガチャ(カプセル玩具)として発売。アルヴァ・アアルト財団とアルテックが制作を監修 ©Artek

アルヴァ・アアルトがデザインした名作家具が、ガチャ(カプセル玩具)として発売。アルヴァ・アアルト財団とアルテックが制作を監修しています。発売日は2021年7月26日(月)より順次。Artek Tokyo Storeでは2021年7月7日より先行発売されます。またフィンランド大使館にて2021年7月6日にオンライン発表会が行われ誰でも参加可能とのことです。

1935年に創業した北欧モダンを代表するフィンランドのインテリアブランド、アルテックは、日本の玩具メーカー、株式会社タカラトミーアーツとともに開発したガチャ(カプセル玩具)を発売します。フィンランドの国民的な建築家 アルヴァ・アアルトの名作家具をミニチュアで再現した「アルテック 北欧家具 ミニチュアコレクション〈アルヴァ・アアルト〉シリーズ」は、2021年7月7日(水)より表参道のアルテック旗艦店 Artek Tokyo Storeにて先行発売、7月26日(月)より全国発売を開始します。

リリーステキストより
中山英之が会場構成を手掛けた、庭園美術館での展覧会「ルネ・ラリック リミックス(新館ギャラリー1)」をレポート。邸宅を構想し、ここにしかない展示空間を設計
中山英之が会場構成を手掛けた、庭園美術館での展覧会「ルネ・ラリック リミックス(新館ギャラリー1)」をレポート。邸宅を構想し、ここにしかない展示空間を設計 photo©architecturephoto
中山英之が会場構成を手掛けた、庭園美術館での展覧会「ルネ・ラリック リミックス(新館ギャラリー1)」をレポート。邸宅を構想し、ここにしかない展示空間を設計 photo©architecturephoto
中山英之が会場構成を手掛けた、庭園美術館での展覧会「ルネ・ラリック リミックス(新館ギャラリー1)」をレポート。邸宅を構想し、ここにしかない展示空間を設計 photo©architecturephoto

中山英之が会場構成を手掛けた、庭園美術館での展覧会「ルネ・ラリック リミックス(新館ギャラリー1)」をレポートします。邸宅を構想し、ここにしかない展示空間の設計がなされています。また末尾には中山のステートメントも併せて掲載します。展覧会の会期は2021年9月5日まで。展覧会の公式サイトはこちら


東京・港区の庭園美術館で、ルネ・ラリックの展覧会「ルネ・ラリック リミックス」が行われている。ルネ・ラリックは19世紀末から20世紀半ばにかけて、ジュエリー作家 / ガラス工芸家という肩書を越えて、芸術家としての独自の道を切り開いた人物として知られている。この展覧会において、中山は美術館の新館ギャラリー1において量産化が進み始め生活の中で使われたラリック作品の展示空間を手掛けた。

海法圭+鈴木岳彦による、東京・日本橋の、老舗卸店舗の上層階フロアの改修「MKKビル8階」。服飾のデザイン・生産・卸売・教育が集まるコモンズとなるスペースを持った施設
海法圭+鈴木岳彦による、東京・日本橋の、老舗卸店舗の上層階フロアの改修「MKKビル8階」。服飾のデザイン・生産・卸売・教育が集まるコモンズとなるスペースを持った施設 photo©水津惣一郎
海法圭+鈴木岳彦による、東京・日本橋の、老舗卸店舗の上層階フロアの改修「MKKビル8階」。服飾のデザイン・生産・卸売・教育が集まるコモンズとなるスペースを持った施設 photo©水津惣一郎
海法圭+鈴木岳彦による、東京・日本橋の、老舗卸店舗の上層階フロアの改修「MKKビル8階」。服飾のデザイン・生産・卸売・教育が集まるコモンズとなるスペースを持った施設 photo©水津惣一郎

海法圭鈴木岳彦が設計した、東京・日本橋の、老舗卸店舗の上層階フロアの改修「MKKビル8階」です。服飾のデザイン・生産・卸売・教育が集まるコモンズとなるスペースを持った施設です。クライアント企業の公式サイトはこちら

日本最大の服飾系卸売問屋街である日本橋横山町に建つ老舗卸店舗の上層階を、服飾のデザイン、生産、卸売、教育が集まるコモンズに転用するプロジェクトである。

建築家によるテキストより

ファッションの流通を手掛けるクライアントである「LOGS」は、川上から川下まで様々なプレイヤーがマーケットを介して商品を取引していたこれまでの流通の在り方に対して、クリエイティブとコミュニティが一体化することによりマーケットを介さないやり取りが増えていくと考えていた。この計画ではその実践の場の構築を求められた。

LOGSに加えて、ファッションクリエーションの学校「coconogacco」、ファッションデザイン集団「Synflux」を中心に、学びから創作、イベント、ビジネスまで、ファッションにまつわる多様な活動が内外とのコラボレーションを伴って展開する。

建築家によるテキストより

当初はファッションクリエイターが集うシェアスペースが想像されたが、コロナ禍で人が集まること自体に対する疑義が瞬間的に生まれたことから、フリースペースと名付けた中央の余白空間にLOGS、coconogacco、Synfluxの3者が面する明快な空間構成へと収斂していった。フリースペースはLOGSの扱う段ボールやハンガーラックで溢れたり、coconogaccoの生徒たちの創作活動で溢れたり衣服の撮影をしたり、Synfluxの機材で衣服を製作したりといった多様な活動のあふれ出しを許容する余白である。

このように流動的で現時点ですべてが想定できるわけではない使われ方に対し、それらを許容し長くクリエーションの拠点として活用される場とするために、インテリアデザインもまた使われ方、読み取り方に冗長性を持たせた部分の集合体として計画した。

建築家によるテキストより
アンサンブル・スタジオによる、ギャラリー間での建築展に関連して公開したメッセージ動画(日本語字幕付)

アンサンブル・スタジオによる、ギャラリー間での建築展に関連して公開したメッセージ動画です。日本語字幕付です。アーキテクチャーフォトでは会場の様子を特集記事としてレポートしています。

最も注目を集めたトピックス [期間:2021/6/21-6/27]
最も注目を集めたトピックス [期間:2021/6/21-6/27]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2021/6/21-6/27)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. SANAAが計画を進めていた、パリの老舗百貨店「サマリテーヌ」の改修が完了して写真が公開
  2. 石上純也による、東京・千代田区の九段ハウスでのパヴィリオン「木陰雲」の画像とコンセプトが公開。期間中には同じく石上が設計する“maison owl”のシェフの期間限定レストランもオープン
  3. 新森雄大+ジェームス・ジャミソン / NIIMORI JAMISON ARCHITECTSによる、鳥取・西伯郡の、仕事小屋「Daisen Work Hut」
  4. アンサンブル・スタジオの、TOTOギャラリー・間での建築展「ARCHITECTURE OF THE EARTH」のレポート
  5. 五十嵐淳建築設計事務所による、北海道・札幌市の美容室「nunuka」
  6. ミースが1952年に計画して頓挫したインディアナ大学施設の計画が発見され、その計画の建設プロジェクトが2021年秋の竣工に向け進行中
  7. 岸和郎の、進行中のプロジェクトまでを含む回顧展「時間の真実_TIME WILL TELL」の会場写真。現代のモダニストとして京都と向き合い建築を作り続けた約40年を振り返る展覧会
  8. 黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesによる、東京・三鷹市の住宅「GRACE」
  9. 小堀哲夫が「東海国立大学機構(東山)プラットフォーム新営」設計プロポに特定。次点者の伊東や候補者の槇・千葉・SANAAの提案書も公開
  10. 田邉雄之建築設計事務所による、静岡・熱海市の美容室「hair atelier bruno」。デジファブ利用の“セミDIY”による木杭の列柱で柔らかに領域を分ける
  11. MVRDVによる、ロッテルダム港の展示スペース兼ヴィジターセンター「ハーバー・エクスペリエンス・センター」。持続可能な材料・構法で造られる建築は、直方体ヴォリュームをずらして積層することで様々な港の景色を取り込む
  12. トラフ建築設計事務所による「東京 六本木ヒルズ森タワー エントランスホール/森美術館 ショップ/東京シティビュー ショップ」
  13. 成瀬・猪熊建築設計事務所による、岐阜・中津川市の、コスメ店舗・カフェ・サロン「meet tree NAKATSUGAWA」。地域活性と共にCLTと在来工法を組み合わせた“ひらかれた”構法も追求
  14. AMOによる、ミラノのガッレリアを会場とした、ブルガリの2021年夏のファインジュエリーショーのセットデザイン
  15. 元木大輔 / DDAAによる、長崎・波佐見町の、既存日本家屋を改修した事務所・住居・店舗「Maruhiro Office “Ouchi”」。コロナ禍での社会状況の変化を受け“部屋の床を抜く”行為による関係性の変化で空間を構成
  16. ウッドショック対策法を解説する“無料”オンラインセミナー「緊急開催・中大規模木造に特化したウッドショック対策セミナー」が、木構造デザインの主催で開催
  17. 元木大輔 / DDAAによる、アート展の会場設計「MR. BRAINWASH EXHIBITION “LIFE IS BEAUTIFUL” at Shinsaibashi PARCO」
  18. フォスター+パートナーズによる、アメリカ・フロリダの、ゴルフツアー運営団体の社屋「PGAツアー本部」。パンデミック後のワークプレイスとして健康とウェルビーイングに焦点をあてデザイン
  19. 藤森照信・妹島和世・藤本壮介・平田晃久・石上純也・藤原徹平・会田誠による「パビリオン・トウキョウ2021展 at ワタリウム美術館」の会場写真。都内で公開される建築家たちのパヴィリオンに関する資料等を紹介
  20. 佐野健太建築設計事務所による、埼玉・熊谷市の、美容室併用住宅「熊久のいえ」

藤森照信・妹島和世・藤本壮介・平田晃久・石上純也・藤原徹平・会田誠による「パビリオン・トウキョウ2021展 at ワタリウム美術館」の会場写真。都内で公開される建築家たちのパヴィリオンに関する資料等を紹介
藤森照信・妹島和世・藤本壮介・平田晃久・石上純也・藤原徹平・会田誠による「パビリオン・トウキョウ2021展 at ワタリウム美術館」の会場写真。都内で公開される建築家たちのパヴィリオンに関する資料等を紹介 photo©architecturephoto
藤森照信・妹島和世・藤本壮介・平田晃久・石上純也・藤原徹平・会田誠による「パビリオン・トウキョウ2021展 at ワタリウム美術館」の会場写真。都内で公開される建築家たちのパヴィリオンに関する資料等を紹介 photo©architecturephoto
藤森照信・妹島和世・藤本壮介・平田晃久・石上純也・藤原徹平・会田誠による「パビリオン・トウキョウ2021展 at ワタリウム美術館」の会場写真。都内で公開される建築家たちのパヴィリオンに関する資料等を紹介 photo©architecturephoto
藤森照信・妹島和世・藤本壮介・平田晃久・石上純也・藤原徹平・会田誠による「パビリオン・トウキョウ2021展 at ワタリウム美術館」の会場写真。都内で公開される建築家たちのパヴィリオンに関する資料等を紹介 photo©architecturephoto

藤森照信・妹島和世・藤本壮介平田晃久石上純也藤原徹平・会田誠による、ワタリウム美術館での「パビリオン・トウキョウ2021展 at ワタリウム美術館」の会場写真を紹介します。都内で公開される建築家たちのパヴィリオンに関する資料等を紹介する展覧会です。会期は2021年9月5日まで。展覧会の公式ページはこちら実際のパヴィリオンは2021年7月1日~9月5日の期間公開されるので、こちらと合わせて鑑賞・体験することで理解が進む展覧会となっています。

本展は「パビリオン・トウキョウ2021」をより深く知り、楽しんでもらい、多くの方に足を運んでもらうことを目指して開催します。展示室では、クリエイター7名によるパビリオン制作時のプロセス、スケッチや図面、模型、実際に使用された素材などを展示します。またそれぞれのパビリオンのコンセプトについて自身が語る映像のほか、7名のクリエイターのこれまでの活動や作品を伝える〈特別年表〉やドキュメントや映像も展示します(映像制作:柿本ケンサク)。

リリーステキストより

Subscribe and Follow

公式アカウントをフォローして、
見逃せない建築情報を受け取ろう。

「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

  • 情報募集建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
  • メールマガジン メールマガジンで最新の情報を配信しています。