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トラフによる、東京・世田谷区の、ジュエリーブランド ヒロタカの店舗「Hirotaka 玉川高島屋 S.C店」の写真

トラフのウェブサイトに、東京・世田谷区の、ジュエリーブランド ヒロタカの店舗「Hirotaka 玉川高島屋 S.C店」の写真が13枚掲載されています。店舗の場所はこちら(Google Map)

ジュエリーブランド「Hirotaka(ヒロタカ)」の、丸の内店に続く、玉川高島屋S.C店の内装計画。建物内外の有機的な連続性、自然と人工の共生に配慮しながら、回遊動線を骨格として整備された環境の中で、テナントにおいても、回遊性や環境演出を意識しながら設計することが求められた。

間口5m、奥行き10mの矩形の空間は、奥が全面開口となっており、蔦の這う向かいの棟の外壁が借景となる。緩やかな角度で屈折する壁やミラー、角度の振られた什器が空間に奥行きを与えるとともに、散策するように店内を回遊する動線を生む。天井は一部折り上げて、Hirotakaのジュエリーを彷彿とさせる曲線と直線を組み合わせた形状の間接照明によって、高さにも奥行きを感じられるようにした。
什器の仕上げとして採用したOSB(構造用木質ボード)や、壁面にあしらわれた素地の銅板など、質感のある素材が空間にあたたかみをもたらす。また、明るい共用部とは対比的な落ち着いた色調の背景が、ジュエリーをより引き立たせている。床は、共用部側には、踏み入れたときに柔かく客を迎え入れるココヤシを、外光を受ける窓側にはリノリウムを敷き、明るい窓辺とした。

点在する、形状や素材の異なる要素によって構成された空間が、組み合わせを楽しむHirotakaのジュエリーを感じさせる。

吉村順三が1954年にMoMAの中庭に完成させた住宅「松風荘」の当時の様子を捉えた、MoMAが制作したドキュメンタリー動画が公開

吉村順三が1954年にMoMA(ニューヨーク近代美術館)の中庭に完成させた住宅「松風荘」の当時の様子を捉えた、MoMAが制作したドキュメンタリー動画がyoutubeで公開されています。約18分の動画です。当時のMoMAは近代住宅を紹介する為に美術館中庭に著名建築家を招聘し、2年ごとに住宅を展示するという「House in the Garden」というシリーズを行っていたのだそう。この住宅に関するより詳しい情報はこちらに。MoMAのアーカイブでは、現場で撮影された若き日の吉村順三の写真も公開されています。

以下は、MoMAによる解説テキスト。

A Japanese House is a film MoMA produced in 1955 to document the installation of an actual, full-scale 17th-century Japanese house, designed by Junzō Yoshimura and named Shofuso (or “Pine Breeze Villa”), in our Sculpture Garden. The third house that MoMA’s Department of Architecture and Design constructed in the garden, Shofuso was chosen for its unique, traditional Japanese design characteristics, including post-and-lintel frame construction, flexible layout, purposeful relationships between indoor and outdoor spaces, and the decorative qualities of the structural system itself. With more than 1,000 visitors per day, the exhibition was so successful that the Museum extended its run multiple times.

The film is in many ways a traditional documentary, detailing a specific event at a certain moment, with explanatory narration. However, it is also a beautiful film, with many quiet, contemplative moments, careful camerawork, and artfully composed frames. Japanese in its execution, the film explores traditional elements of Zen and Shinto design, such as kukan/supesu (“space is not empty”). Long, lingering takes invite the viewer to ruminate on reflections in water or the shape of a doorframe, as if they were experiencing the house themselves. This film is the closest you can get to visiting Shofuso without actually being there. The house still exists, now reassembled in a park in Philadelphia.

yHa architectsが最適候補者に選定された、長野の「御嶽山ビジターセンター(仮称)」の審査講評と二次審査議事録が公開

yHa architectsが最適候補者に選定された、長野の「御嶽山ビジターセンター(仮称)」の審査講評と二次審査議事録がPDFで公開されています。

最終候補に残っていた6組の提案書はこちらにまとめて紹介しています。

【ap job更新】 個人住宅から公共事業までを手掛ける「荻原雅史建築設計事務所」が、設計スタッフ・アルバイトを募集中
【ap job更新】 個人住宅から公共事業までを手掛ける「荻原雅史建築設計事務所」が、設計スタッフ・アルバイトを募集中
【ap job更新】 個人住宅から公共事業までを手掛ける「荻原雅史建築設計事務所」が、設計スタッフ・アルバイトを募集中板橋小茂根の家 撮影 中村 絵

個人住宅から公共事業までを手掛ける「荻原雅史建築設計事務所」の、設計スタッフ・アルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

荻原雅史建築設計事務所では、新プロジェクトのスタートに合わせて設計スタッフ(1名~2名)の募集をしています。

事務所では、住宅から公共建築まで用途を限定せず幅広い設計活動をおこなっています。これまでに、個人住宅新築・改修、集合住宅、保育園、オフィスビル、店舗、美術館、地域拠点施設の設計などを事務所でおこなってきました。現在、地方にてテレワーク研修施設のプロジェクトなどが進んでいます。

ここ数年、事務所では個人住宅だけでなく、中・大規模のプロジェクト、公共事業にも携わるようになってきました。住宅の設計、もう少し大きな物件や公共の仕事、両方の経験を積んでみたいという方に最適な事務所です。コンペやプロポーザルにも積極的な参加していますのでデザインが好きな方やアイデア出しが得意な方は適任です。将来的な独立を志向し、幅広く仕事を通して実務経験を得たいと思う方にぜひ来てもらえたらと思います。来春卒業予定の方も大歓迎です。

事務所では、設計・監理業務の一環として、図面作成、模型や3DCGによる検討、見積、現場監理、施主打ち合わせ・プレゼンテーション、プロポーザル参加などをおこなっています。担当頂くプロジェクトは基本設計から竣工まで一連の流れを通して関わっていただき、設計事務所の業務全般について経験値を上げていただきたいと思っています。

設計の進め方、考え方として、どんな建築でも「たのしい建築」をつくることを志向しています。コミュニケーションを重視しながら、設計を進めます。手描きのスケッチや模型、3DCGによる検討など方法にこだわることなくその時の状況に応じた最適な手段によって設計を進めています。トップダウンによる決定方法ではなく、所内で対話を重ねながらよりよいものを作っていきたいと思っています。

西村崇建築設計事務所による、広島・府中市の福祉施設「認知症高齢者グループホーム ここから」
西村崇建築設計事務所による、広島・府中市の福祉施設「認知症高齢者グループホーム ここから」 photo©TOREAL / 藤井浩司
西村崇建築設計事務所による、広島・府中市の福祉施設「認知症高齢者グループホーム ここから」 photo©TOREAL / 藤井浩司
西村崇建築設計事務所による、広島・府中市の福祉施設「認知症高齢者グループホーム ここから」 photo©足袋井写真事務所 / 足袋井竜也

西村崇建築設計事務所が設計した、広島・府中市の福祉施設「認知症高齢者グループホーム ここから」です。

過疎化が進み、高齢者が増え続けていく日本社会において、高齢者施設はその必要性から経済的・管理的・合理的に施設基準を最低限満たすような施設が量産された傾向があった。
認知症グループホームはその中でも管理が比較的難しい施設だが、入居者が生活していく中で自主性を取り戻し、この先も可能性を広げていけるような、今までにない新しいスタイルの施設を作りたいという施設側の要望があり、計画を始めた。

感受性を刺激する自然を日常に取り込む仕掛けや、「あの場所へ行きたい」「これがしたい」など当たり前の欲求が起こるように多様な空間を設けた。また、地域の生活や活動が身近で垣間見えることは、社会とのつながりを意識出来る環境となるため、地域との接点をいろいろな形で持てる場所づくりを行った。
結果、入居者の自主性を促すこととなり、さらに、施設利用者や職員・地域の方もみんなが活き活き出来る施設となった。

建築家によるテキストより
青木淳が出演して、京都市京セラ美術館館長として、美術館という場所での経験や「ニューノーマル」の時代の美術館のあり方等を語るオンラインイベントが開催

青木淳が出演して、京都市京セラ美術館館長として、美術館という場所での経験や「ニューノーマル」の時代の美術館のあり方等を語るオンラインイベントが開催されます。開催日時は2020年8月29日14:00~。視聴無料・申込不要。時間になると上記リンク先ページに画面が掲載されるそうです(リロードは必要かもしれません)。

新型コロナウイルスの影響により「生の作品を観る/体験する」という美術館の根幹を揺るがす現状に関する対話シリーズ「美術館のいま」。第4回のゲストは、建築家で京都市京セラ美術館館長の青木淳さんをお迎えします。
1933年(昭和8年)に開館した同館は、現存する日本の公立美術館の中で最も古い建築です。青木さんは、西澤徹夫さんとの共同設計でその大規模な改修を手がけ、2019年4月に新館長に就任されました。リニューアルオープン直後の臨時休館を経て、現在は開館記念展「杉本博司 瑠璃の浄土」などを開催中です。トークでは、生まれ変わった美術館のご紹介とともに、美術館という場所での経験や「ニューノーマル」の時代の美術館のあり方について、お話を伺います。

アソトシヒロデザインオフィス / 阿蘓俊博による、埼玉・朝霞市の住宅「朝霞の家 / ずれとつらなり」
アソトシヒロデザインオフィス / 阿蘓俊博による、埼玉・朝霞市の住宅「朝霞の家 / ずれとつらなり」 photo©鳥村鋼一
アソトシヒロデザインオフィス / 阿蘓俊博による、埼玉・朝霞市の住宅「朝霞の家 / ずれとつらなり」 photo©鳥村鋼一
アソトシヒロデザインオフィス / 阿蘓俊博による、埼玉・朝霞市の住宅「朝霞の家 / ずれとつらなり」 photo©鳥村鋼一

アソトシヒロデザインオフィス / 阿蘓俊博が設計した、埼玉・朝霞市の住宅「朝霞の家 / ずれとつらなり」です。

家族構成は夫婦2人と子ども2人。これまで長く集合住宅生活をしてきた。「静かに安心して寛げる・・・でも庭があって開放的に暮らしたい」というのが設計依頼を受けたときの言葉だった。敷地は埼玉県朝霞市、最寄り駅から徒歩10分程の住宅密集地に位置する。建蔽率60%、容積率100%の第一種低層住居専用地域。敷地形状は間口10m奥行10mの整形地。北側の袋路は幅4mと狭く、敷地四方に隣家が迫り大開口を設けにくい。駐車場付き30坪2階建て住宅を求めると開放的な庭の確保が難しい敷地である。このような環境条件のもと、「閉鎖と開放が共存」する住宅のあり方を模索しようと考えた。

建築家によるテキストより
ヴァージル・アブローとOMAのリサーチ&デザイン部門AMOが完成させた、アメリカ・マイアミの、ファッションブランド オフホワイトの旗艦店
ヴァージル・アブローとOMAのリサーチ&デザイン部門AMOが完成させた、アメリカ・マイアミの、ファッションブランド オフホワイトの旗艦店 photo©Off-White
ヴァージル・アブローとOMAのリサーチ&デザイン部門AMOが完成させた、アメリカ・マイアミの、ファッションブランド オフホワイトの旗艦店 photo©Off-White
ヴァージル・アブローとOMAのリサーチ&デザイン部門AMOが完成させた、アメリカ・マイアミの、ファッションブランド オフホワイトの旗艦店 image©OMA
ヴァージル・アブローとOMAのリサーチ&デザイン部門AMOが完成させた、アメリカ・マイアミの、ファッションブランド オフホワイトの旗艦店 image©OMA

ヴァージル・アブローOMAのリサーチ&デザイン部門AMOが完成させた、アメリカ・マイアミの、ファッションブランド オフホワイトの旗艦店です。ヴァージル・アブローは建築出身のファッションデザイナーで、ルイヴィトンのメンズラインのディレクターも務めています。オフホワイトは彼が以前より手掛けているブランドです。

ここは単なるショップではなくプラットフォームであると、アブローとAMOは説明します。
ここでは、訪問客に交流とブランドエンゲージメントのための物理的なコミュニティスペースを提供することで、現代的な物流拠点のアイデアを探求したと言います。探索されるアクティビティや体験の多様性は、スペースの柔軟性によって促進されるそうで、床から天井までの壁が稼働することにより、それが第二のファサードとして機能し、ブランドの周囲に公共の通りを招き入れることができるのだと言います。それによって、パブリックアートの展示、ミニキャットウォーク、音楽パフォーマンスなど、様々な機能を持つパブリックスペースにもなるのだとか。
この1階のフレキシブルなフロアプランは、オフホワイトの世界をより親密に、そして独占的に楽しむことを目的としているとの事。建築に使用されたマテリアルに関しては、マイアミの温暖な気候に合わせて、床はコンクリートで仕上げられたそうで、棚板はステンレススチール製、手すりはブラックのマーキーナとホワイトのカララ大理石、コルゲートメタルの壁、メッシュの天井パネル、筒状の天井照明。それらが、オフホワイトのインダストリアルな印象を増幅させ現代的な物流拠点の美学を連想させることを意図したそう。
またこのマイアミの旗艦店には、2フロア合計で262m2の広さがあり、40m2がストックルームに充てられており、それが完全に透明なガラス壁を通して通行人や買い物客から見えるようになっています。そしてレイアウトやフレームワークにカスタマイズ可能な要素を取り入れ、先に記載した店舗フロアを多目的に使用できるイベント・プラットフォームに早変わりさせることができるような可変性のある什器を設置しています。この店舗のためにイタリアでカスタムメイドされた店舗の家具にはすべて車輪が付いており、簡単に配置を変えられるようになっているとのこと。

「増田信吾+大坪克亘 展 それは本当に必要か。」愛知巡回展が、愛知淑徳大学で開催。オンラインでの講演会や3DVRでの会場公開も企画
「増田信吾+大坪克亘 展 それは本当に必要か。」愛知巡回展が、愛知淑徳大学で開催。オンラインでの講演会や3DVRでの会場公開も企画

「増田信吾+大坪克亘 展 それは本当に必要か。」愛知巡回展が、愛知淑徳大学で開催されます。会期は2020年9月12日(土)~9月21日(月)10:00-19:00入場無料です。また、2020年9月12日(土)にはオンライン講演会も開催されます。そして、会期中には展覧会の様子を3DVRで展覧会ウェブサイト上にて公開する予定とのこと。

この展覧会は、TOTO株式会社が運営する「TOTOギャラリー・間」(東京・乃木坂)で開催された展覧会を、本学 建築・インテリアデザイン専攻の学生が愛知巡回展として再構成したものです。学部3年生を対象とした授業「デザインワークショップ」の受講生が会場計画・施工を担当し、本年度は「増田信吾+大坪克亘展 それは本当に必要か。」愛知巡回展を開催致します。
日本を代表する建築家と学生とのコラボレーションを是非ご覧ください。

詳細な情報は以下からどうぞ

VUILDによる、富山・南砺市の「まれびとの家」
VUILDによる、富山・南砺市の「まれびとの家」 photo©Takumi Ota
VUILDによる、富山・南砺市の「まれびとの家」 photo©Takumi Ota
VUILDによる、富山・南砺市の「まれびとの家」 photo©Takumi Ota

VUILDが設計施工した、富山・南砺市の「まれびとの家」です。機能は、短期滞在型シェア別荘。

「まれびとの家」は、3D木材加工機「ShopBot」と地域材を用い、製作を地域完結させることで、これまで避けられなかった長距離輸送や環境負荷、時間、コストを削減することができるのではないかという考えのもとに生まれたプロジェクトである。

現地の素材生産者が木材をデジタル加工することで、既存のサプライチェーンを介さずに、直接エンドユーザーに製品を届けられる仕組みを作る狙いを持った「まれびとの家」の建設は、そのプロトタイプと言える。

また、竣工後には短期滞在型シェア別荘としての役割を担うことで、「観光以上移住未満」の家の在り方を提案し、人が入れ替わりで「家」を共有していくことで「都市」と「地方」を結ぶことも目的のひとつとしている。

五箇山の集落に根付く伝統の合掌造りと地域の木材、現代のデジタルテクノロジーを融合させることが、新しい建築のかたちを作ることへの表明となっている。

建築家によるテキストより
二俣公一 / ケース・リアルによる、鹿児島・鹿児島市の、老舗割烹「割烹山映改修計画 一期工事」
二俣公一 / ケース・リアルによる、鹿児島・鹿児島市の、老舗割烹「割烹山映改修計画 一期工事」 photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、鹿児島・鹿児島市の、老舗割烹「割烹山映改修計画 一期工事」 photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、鹿児島・鹿児島市の、老舗割烹「割烹山映改修計画 一期工事」 photo©水崎浩志

二俣公一 / ケース・リアルが設計した、鹿児島・鹿児島市の、老舗割烹「割烹山映改修計画 一期工事」です。

城山の麓にある「山映」は、鹿児島の郷土料理を提供する創業昭和8年の老舗割烹。

現在の店舗は2代目が店を引き継いだ際に構えた木造2階建の建物で、建築から40年近く丁寧に使い込まれてきた。そして現在は2代目から3代目である若女将に世代が移っていく移行期にあり、今回そのような移り変わりに合わせて、厨房やトイレなどの水回り、メインのカウンタースペースから段階的に改修を行うことになった。

第一期の計画の軸となったのは、若女将が接客するカウンタースペースの背景。
私たちは建物の外壁形状に沿わせて室内に型枠を組み、カウンター背面に新たにコンクリートのL字型の壁をつくり付けることを考えた。

コンクリートの色には、初代女将が好んでいたという藤の花の淡い紫を採用。表面を叩いて凹凸のある仕上げとし、その陰影によって奥行きある表情をつくった。また、厚みのあるカウンターは熊本県産の一枚板のイチョウで、2代目が店舗を構えた当時に設えたもの。計画ではサイズなどの微調整のみ行い、これをほぼそのまま再利用した。

建築家によるテキストより

店舗には今後も少しずつ手を加えていくことが予定されているが、全てを一新してしまうのではなく、代々施主が受け継いで来たものや空気を大事にしながら、次の世代の新しさもあるグラデーショナルな移り変わりを引き続き計画していきたいと思う。

建築家によるテキストより
OMA / 重松象平が手掛ける、ニューヨークの、ティファニー旗艦店の改修計画案が公開
OMA / 重松象平が手掛ける、ニューヨークの、ティファニー旗艦店の改修計画案が公開

OMA / 重松象平が手掛ける、アメリカ・ニューヨークの、ティファニー旗艦店の改修計画案が公開されています。既存の歴史的建造物の上に、ガラスのヴォリュームが載る構成が特徴的な計画です。

ニューヨーク(2020年8月24日) ティファニーは、改装中の五番街の旗艦店ティファニー ニューヨーク本店の上階構造についての計画を公開いたしました。五番街727番地のアイコニックな建築として知られるティファニー ニューヨーク本店の10フロアのうち、1980年にオフィススペースとして加えられた上層階(8,9,10階)は全面的に改築され、エキジビション、イベント、クライアンテリング用の新たなスペースに生まれ変わります。今回、歴史的な建物の上に築かれるのはコンテンポラリーなガラス張りの構造物です。カーテンのような波打つガラスに囲まれたスペースは、天井が高く広々とした歴史的メインフロアの風格からインスパイアされており、7階以下のクラシックなライムストーンによるファサードとのコントラストが見事に調和しています。2019年春に始まったこの改装工事は、2022年春に完成する予定です。

リリーステキストより
『 三井不、「コロナ時代のマンション」開発の裏側 在宅に合わせ間取りを変更、共用部にも一工夫』(東洋経済オンライン)

『 三井不、「コロナ時代のマンション」開発の裏側 在宅に合わせ間取りを変更、共用部にも一工夫』という記事が、東洋経済オンラインに掲載されています。

MADアーキテクツが完成させた、アメリカ・カリフォルニア州・ビバリーヒルズの集合住宅「Gardenhouse」
MADアーキテクツが完成させた、アメリカ・カリフォルニア州・ビバリーヒルズの集合住宅「Gardenhouse」 photo©Nic Lehoux
MADアーキテクツが完成させた、アメリカ・カリフォルニア州・ビバリーヒルズの集合住宅「Gardenhouse」 photo©Nic Lehoux
MADアーキテクツが完成させた、アメリカ・カリフォルニア州・ビバリーヒルズの集合住宅「Gardenhouse」 photo©Nic Lehoux

MADアーキテクツが完成させた、アメリカ・カリフォルニア州・ビバリーヒルズの集合住宅「Gardenhouse」です。プロジェクトの公式サイトはこちら

この建築は、MADアーキテクツがアメリカで初めて完成させたプロジェクト。
1階部分は商業施設となっており、その上に18の住戸ユニットがのる設計となっています。外観の特徴となっている、切妻屋根のヴォリュームが集まるデザインは、ロサンゼルスの象徴的な丘陵地への遊び心とウィットに富んだシンプルなオマージュを表現しているのだとか。また様々な住戸タイプ(2つのスタジオ、8つのコンドミニアム、3つのタウンハウス、5つのヴィラなど)を設けることで小規模ながらもコミュニティ意識の形成を意図しているとの事。
内部空間の特徴となっているのは、白い家型ヴォリュームに囲まれた中庭空間で、バルコニー等の配置などにもこだわりを持って設計しており、プライバシー性を確保しつつ、集合住宅内の居住者間の交流を促すものとなっているそう。
またMADはこの建築を通して、世界の高密度都市に見られるステレオタイプなキュービックボックス型の生活環境への反論を意図しているとの事。この建築では、自然との本質的なつながりや、静かな中庭と各住戸のプライベートな屋外空間を共有することで、都市環境から数メートル離れた静かなオアシスとなっているそうで、本建築を、建物と自然環境の両方と接続し、より完全で調和のとれた生活体験を提供することができるというアイデアを示す物理的マニフェストであるとも述べています。

デイビッド・チッパーフィールドが完成させた、韓国・ソウルの、ショッピング施設内のファッション店舗「harlan + holden store」の写真と図面

デイビッド・チッパーフィールドのウェブサイトに、韓国・ソウルの、ショッピング施設(ロッテワールドモール)内のファッション店舗「harlan + holden store」の写真と図面が6枚掲載されています。

Founded in 2015, harlan + holden is a clothing retailer with 20 stores across South Korea, Indonesia and The Philippines. The company rejects fast fashion, instead focussing on comfortable and timeless pieces. This new store is located within the Lotte World Mall in the Songpa district of Seoul and was developed to serve and represent the brand’s philosophy in spatial and physical form.

The curved store front is clad entirely in grooved terracotta panels with natural colour and finish, giving it a strong physical presence within the mall. Openings are cut into this façade creating an entrance and display window that connect visually to the interior. The interior consists of three interconnected rooms each with its own scale and proportions. Within each space niches accommodate racks, mannequins and the lighting fixtures for display freeing up the rest of the space for circulation. The ceilings and walls are finished in white textured plaster, fostering a calm atmosphere conducive to the appreciation of the clothes.

隈研吾・野老朝雄・豊田啓介らが参加したトークセッション「建築・デザインのこれから -Multiplication, CONNECT/DISCONNECT-」の動画が期間限定で公開中

隈研吾野老朝雄豊田啓介青野尚子(司会進行)が参加したトークセッション「建築・デザインのこれから -Multiplication, CONNECT/DISCONNECT-」の動画が期間限定で公開されています。2020年9月30日まで。閉館するリクシルギャラリーが最後に2つの企画をオンライン展覧会として行っていてその出展者らによるトークセッションです。隈研吾は「Multiplication」展を、野老朝雄と豊田啓介は「CONNECT/DISCONNECT」展を共に2020年9月30日までオンラインで行っています。

建築にコンピューテーショナルデザインを活用している隈研吾氏とnoiz 豊田啓介氏。数学的パターンでデザインを生み出す野老朝雄氏の3名を迎え、同時期に開催するオンライン展覧会「Multiplication」と「CONNECT/DISCONNECT」について、制作の経緯やそれぞれの見どころついて解説していただきます。さらに、現在のコロナ禍でのコミュニケーションや働き方、心境の変化など。これからの私たちの新しいつながり方、個のあり方という哲学的な考察まで、幅広く語っていただきました。是非ご覧ください。(収録したものを配信しています)

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