


小野寺匠吾建築設計事務所が設計した、東京・世田谷区のパーソナルジム「THE REAL」です。店舗の公式サイトはこちら。
パーソナルジムというと筋力トレーニングなど身体作りに特化したイメージがあるが、ここでは店舗名にも表れているように、「本当の自分」「飾らない自分」「等身大の自分」と向き合えるような場所を作ることが求められた。
身体を鍛えるだけでなく、徒手・物理療法によるメンテナンスを大切にするような場所であり、カウンセリングによる心のケアができるような場所でもある必要がある。すべからく、機能の中心をコンディショニングとした。普通のパーソナルジムではあまり大きな面積をとることができないコンディショニングルームとパウダールームを思い切って全体の半分以上の面積とし、残りをアクティブトレーニングルームとすることで従来型のジムと異なる構成になるよう意識した。
また、誰でも気軽にトレーニングに来やすいよう、やわらかい雰囲気を持たせることが効果的だと考えた。
コンディショニングルームには曲線を多用することで、従来型のトレーニングルームが持つストイックな側面を和らげている。開口部・出入り口にはアーチを使い、艶のある曲面の壁が光を映り込ませる。
また、パウダールームやコンディショニングルームの仕切りにはカーブレールのカーテンを使用することで、ゾーンを優しく区切りながら奥行きが増すような効果を意図している。
アクティブトレーニングルームは、お客様だけでなく、自身がライフセービング競技(ビーチフラッグス)のアスリートでもあるクライアントのトレーニングにも使用される。ウェイトトレーニングだけでなく、ダッシュやジャンプに対応できるよう、なるべく大きくきれいな気積を作るよう空間を整頓した。既存の窓から入る自然光を活かしながら開口部とパネル割りで部屋全体のリズムを作っている。コンディショニングルームとは対照的に直線を多用し、意識を集中しやすい緊張感のある空間とした。
















