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【ap job更新】 様々なアワードや著書で注目される「アートアンドクラフト」が、建築/不動産のハイブリッド型スタッフを募集中
【ap job更新】 様々なアワードや著書で注目される「アートアンドクラフト」が、建築/不動産のハイブリッド型スタッフを募集中
【ap job更新】 様々なアワードや著書で注目される「アートアンドクラフト」が、建築/不動産のハイブリッド型スタッフを募集中新桜川ビル[2017年リノベーションオブザイヤー総合グランプリ]

様々なアワードや著書で注目される「アートアンドクラフト」の、建築/不動産のハイブリッド型スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

「建築/不動産のハイブリッド型スタッフ募集」

アートアンドクラフトは1994年から大阪を中心に活動している、リノベーションを専業とした建築の設計と施工、不動産の取引およびコンサルティングの会社です。

1998年から開始したリノベーション事業は個人住宅が主軸ですが、2011年より大阪R不動産の運営を開始して以降、事業用不動産のプロジェクトも増え、扱うビルディングタイプも用途も非常に幅広くなってきています。

これまでは技術職(=建築)と営業職(=不動産)に職種を分けて採用をしてきましたが、今回の募集では将来的に建築と不動産の領域を横断できるハイブリッドな人材を目指す方の応募をお待ちしております。

建築と不動産の視点を持ち合わせ、リノベーションという手法で「あたらしい何か」を提案できる会社であり続けたいと思っています。

■近年の主な受賞歴
2015年 先進的なリフォーム事業者表彰事業者[経済産業省]
2016年 APartMENT[大阪市ハウジングデザイン賞・特別賞]
2017年 新桜川ビル[リノベーションオブザイヤー総合グランプリ]
2018年 新桜川ビル[大阪市ハウジングデザイン賞・特別賞]

■主な著書
2006年 スマイ主義[きんとうん出版]
2007年 みんなのリノベーション[学芸出版社]
2018年 不動産リノベーションの企画術[学芸出版社]

辻琢磨による連載エッセイ ”川の向こう側で建築を学ぶ日々” 第1回「初めての修行」
辻琢磨による連載エッセイ ”川の向こう側で建築を学ぶ日々” 第1回「初めての修行」

川の向こう側で建築を学ぶ日々

text:辻琢磨

 
今年から、「修行」を始めた。修行といっても非常勤職員という肩書だ。

週に2日、天竜川を挟んで浜松の隣に位置する磐田の渡辺隆建築設計事務所に勤めている。

一度独立してから修行するというのはあまり聞いたことがないけど、これまで403architecture [dajiba]で8年半がむしゃらにやってきた建築とはまた別の建築のつくり方に触れたいと考えた結果選んだのがこの道だ。

日々新しいことを学んでいて、とても充実している。
人によっては些細なことかもしれないが、自分にとっては大きな気付きだと思う学びがある。
その学びを少しでも多くの人に、という機会をアーキテクチャーフォトの後藤さんにいただき、今回から10回ほど連載という形で筆を進めさせてもらうことになった。
建築に関係する人もそうでない人も、少し先の未来の判断材料に、これからの働き方の参考に、あるいは少し硬い言葉を使えば、建築家の作家性の相対化の機会となれば幸いだ。

 
非常勤職員の理由

まず、何故独立してるのに修行なのか、それを説明していく。
理由は自分と渡辺事務所それぞれにあって、それらがうまく噛み合って実現に至った。

〈自分の立場での理由〉
・dajibaとは違ったアプローチでの建築をつくるプロセスを学びたい
・息子が生まれ、安定した収入があるととても助かる
・建築家の作家性について改めて考えたい

〈渡辺さんの立場での理由〉
・これまでのトップダウン的な建築のつくり方を少し変更しスタッフの意見も汲んだ形で進めたい、その潤滑油になってほしい
・これまでつくった建築の考え方を整理してこれからにつなげたい
・建築を職にする際の新しい働き方を社会に提示したい

上記のような双方の理由とタイミングが重なり、自分の方から2018年の暮れにお話しを持ちかけた。渡辺さんの方も快諾してくれ、2019年の春から働き始めたという経緯である。

そもそも、dajibaは全員どこかの設計事務所に勤めた経験もなく、「なんとなく仕事あるからいけるっしょ!」とノリで浜松で独立してしまったものだから、ここまでの8年半は社会のルールを知らずに突入した苦難の連続であった。
例えば見積もりって何?確定申告ってなんぞや、請求書?領収書ってどっちがどっち?みたいな一般的なところから始まり、図面の描き方も学生の時のルールに毛が生えたくらいのものだったし、建築基準法もよくわからない。とにかく実務を何も知らなかったのである。

そこで我々を助けてくれたのが渡辺さんだった。
我々は事あるごとに渡辺さんを訪ね、見積もりのとり方や法規の解釈、施主対応のコツや、屋根板金の雨仕舞の納まりについて、聞きまくった。
渡辺さんは本当に毎回快く応えてくれた。ある時は見積もり用の図面一式を貸してくれて、またある時は確認申請機関に電話で質問してくれた。また、今のdajibaの図面枠は渡辺事務所のそれが参照元になっていたりもする。

渡辺さんは、住宅から比較的大きな公共物件まで幅広いサイズと種類の建築を手掛けている。
そのまま独立した我々とは対照的に、浜松を拠点とする株式会社竹下一級建築士事務所(以下「竹下」)という中規模の組織事務所で長く勤務した経験を持つ。だから、dajibaの、事務所運営から図面の描き方まで誰にも教わらずやってきた独自のやり方と比較すると、それはもう圧倒的に「ちゃんとしている」設計事務所だと僕には感じられる。

元木大輔 / DDAAによる、ポップアップショップ「BANG & OLUFSEN ESTNATION ROPPONGI HILLS」
元木大輔 / DDAAによる、ポップアップショップ「BANG & OLUFSEN ESTNATION ROPPONGI HILLS」 photo©Kenta Hasegawa

元木大輔 / DDAAが設計した、ポップアップショップ「BANG & OLUFSEN ESTNATION ROPPONGI HILLS」です。

Bang&Olufsenのポップアップショップのための什器は、ディテールだけでできている。もう少し正確に説明すると、透明なアクリル同士を接合するディテール部分が完全にむき出しに乾式工法だけで固定されている。ここでは什器だけをデザインしているけれど、空間や建築においてディテールがむき出しになっている、ということは分解可能であるということだ。分解が可能ということは、将来に移動の可能性が出てきた際に有利となる。さらに設備や構造がむき出しになるということは、今後の改修や修繕の可能性を想定している、ということでもある。竣工時点で完成するのではなく、もう少し長いタイムラインでデザインを考えたい。そしてその「完成しないこと」そのものが意匠を決定しているような状態をデザインの根拠にすることはできないだろうか。

建築家によるテキストより
石川素樹建築設計事務所による、神奈川・厚木市の、専用住宅・店舗「望月商店」
石川素樹建築設計事務所による、神奈川・厚木市の、専用住宅・店舗「望月商店」 photo©西川公朗

石川素樹建築設計事務所が設計した、神奈川・厚木市の、専用住宅・店舗「望月商店」です。

「望月商店」では、オーナーがすぐ使えるように、かつ店舗の接客に影響を及ぼさないように2階住居部に隣接して商談とお得意さんが試飲できる場を設け、吹抜けを介して1 階店舗とも一体となるようにしている。各空間の端から端まで天窓を設けることで安定した光量を確保し、さらに障子に通すことで、季節や場面に応じたやわらかい光を店内まで届くようにした。障子類は光や酒類に対する紫外線をやわらげるのみならず、閉めればプライベートな空間にでき、開け放して吹抜けとつなげることで自然通風によって暖気を逃し、室温を調整する役割も果たしている。

建築家によるテキストより
鈴木理考+座二郎+高橋みのりによる、建設会勤務で漫画家の座二郎の自邸で、リビングに屋根がない「オープンスカイハウス 」の生活の様子と住み手のインタビューを収録した動画

鈴木理考建築都市事務所座二郎+高橋みのりが設計した、建設会(前田建設工業)勤務で漫画家の座二郎の自邸で、リビングに屋根がない「オープンスカイハウス 」の生活の様子と住み手のインタビューを収録した動画です。座二郎のインタビューはこちらに。動画の制作は中国のメディア・一条。

奥野崇建築設計事務所による、愛媛・松山市の、集合住宅の住戸「城西のマンション(改修)」
奥野崇建築設計事務所による、愛媛・松山市の、集合住宅の住戸「城西のマンション(改修)」 photo©藤村泰一

奥野崇建築設計事務所が設計した、愛媛・松山市の、集合住宅の住戸「城西のマンション(改修)」です。

マンションの改修という仕事は、鉄筋コンクリートの柱・梁・壁や、開口部の位置など変ええることのできない既存部分を前提としてなされます。制約ある枠組みの中で、じっくり観察をし、長所短所を見出し、調律していくような感覚。

建築家によるテキストより
小田原市の「豊川小学校内装木質化改修」設計プロポの結果

神奈川・小田原市の「豊川小学校内装木質化改修」設計プロポーザルの結果が公開されていました。

令和元年度小田原市立豊川小学校内装木質化基本設計・実施設計プロポーザル審査委員会において、事業者から提出された提案書及びプレゼンテーションの審査を行った結果、優先交渉権者と時点者を次のとおり選定しました。

優先交渉権者
マチデザインPoten-Poten・ハラヒロカズアトリエ共同事業体

次点者
篠崎弘之建築設計事務所

提案書と審査講評もPDFで公開されています。

優先交渉権者の提案書
優先交渉権者の提案書 PDF形式 :1.7MB

審査結果及び講評
審査結果及び講評 PDF形式 :861.6KB

元木大輔 / DDAAが会場設計を手掛けた『京都国立近代美術館「ドレス・コード?−着る人たちのゲーム」展』
元木大輔 / DDAAが会場設計を手掛けた『京都国立近代美術館「ドレス・コード?−着る人たちのゲーム」展』 photo©長谷川健太

元木大輔 / DDAAが会場設計を手掛けた『京都国立近代美術館「ドレス・コード?−着る人たちのゲーム」展』です。

展覧会の会場をデザインする時に常に考えていることは、作品やキュレーションの意味を、空間的もしくは体験的に強化して説明する、ということだ。情報だけであればカタログを読めばわかるし、インターネットの方が効率が良いので、きちんとシークエンスや空間体験として意図や情報が強化される状態を目指している。今回、僕たちが試みた最初の操作は、作品を群れとして見せることだ。単体では「デニムを使ったドレス」でも、まとまりとしてみると「デニムの意味の変化」「形式的なスーツ同士の差異」「微差やディテイールを愛でるファッションの楽しみかた」となる。そのため、一つ一つの作品を展示台にのせるのではなく、大きな島状の什器を作ってまとまりごとに見せることにした。また、京都を皮切りに、熊本、東京と巡回する展示なので、什器はレイアウト変更に対応できる仕様にしたい。そしてできれば展覧会の什器として作られたものではなく、もともとは何か他の用途として製作されたものが良いと思った。デニムやトレンチコートのようなファッションの歴史と韻を踏むように、元々の意味を失い転用されている状態が好ましいと考えたからだ。

建築家によるテキストより
石川素樹建築設計事務所による、東京・渋谷区の集合住宅・事務所「西参道テラス」
石川素樹建築設計事務所による、東京・渋谷区の集合住宅・事務所「西参道テラス」 photo©西川公朗

石川素樹建築設計事務所が設計した、東京・渋谷区の集合住宅・事務所「西参道テラス」です。

「西参道テラス」の外壁の杉格子パネルは、材の歩留まりといった経済的合理性だけではなく、その割付はさることながら、プロポーションや階高、内外の見えがかりの他、板金や手摺壁といった接する部分との納まり、消防の進入口としての開閉、躯体への日射の低減、そして搬入や施工性、メンテナンス性の観点と多岐にわたる理由から、最終的に3×8 版サイズ程度の横格子パネルを製作して現場で取り付けることとなった。横格子パネルに加えて内外の羽目板や外部建具に至るまで丸太から製材し製作しているが、早い段階から検討を進め、丸太を準備することでコストを最小限に抑えている。

建築家によるテキストより
スイスにおける空き家問題を取り上げたswissinfoの記事「誰も住まないアパート」 最も注目を集めたトピックス [期間:2019/12/9-12/15]
最も注目を集めたトピックス [期間:2019/12/9-12/15]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2019/12/9-12/15)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 古谷誠章 / STUDIO NASCAが2001年に完成させた「ZIG HOUSE」にて開催の、NASCAの25周年記念展「NASCA since 1994」の会場写真
  2. 隈研吾による、東京の「鶴川フェリシア保育園」の写真
  3. 荒木信雄 / アーキタイプによる、東京・渋谷区の美術館「The Mass」
  4. 加藤直樹 / N.A.Oによる、東京・八王子市の住宅「HOUSE-N」
  5. 青木淳が外装のデザインを担当して建設が進められている、ルイ・ヴィトン御堂筋店の足場が外れて全貌が明らかに
  6. 石川素樹建築設計事務所による、東京・杉並区の住宅「南荻窪の家」
  7. ズントー事務所でプロジェクトリーダーを務める杉山幸一郎による連載エッセイの最新回で、ズントーが世界的に知られる以前の最初期に手掛けた住宅等をレポートした記事「蕾の時期」
  8. 藤田雄介 / Camp Design inc.が改修を手掛けた、東京・世田谷区の「羽根木の住宅」と論考「生産の生態系から生成される建築」
  9. 建築物や内装が、特許庁の意匠登録の対象になる、2020年4月施行の「改正意匠法」について簡易的に解説している記事
  10. 藤本壮介のチームが、フランス・リヨンの複合施設の設計コンペに勝利
  11. 石上純也への、The New York Timesのインタビュー記事「建築家 石上純也が探求する 未来のビジョン」(日本語)
  12. 石川素樹建築設計事務所による、東京・中野区の住宅「中央の家」
  13. デイビッド・チッパーフィールドの設計で完成した、中国・上海の「西岸美術館」の写真など
  14. 岡山泰士+森田修平+仲本兼一郎 / STUDIO MONAKAによる「沖縄市松本の住宅」
  15. 奥野崇建築設計事務所による、愛媛・松山市の住宅「ブドウ棚のある家」
  16. 『人気の「金沢21世紀美術館」休館へ 混雑緩和へ改修工事』(毎日新聞)
  17. 下川徹 / TORU SHIMOKAWA architectsによる、福岡・筑後市の住宅「和泉の家」
  18. ヘルツォーグ&ド・ムーロンのサイトに、過去の全作品がナンバリングされ、時系列で閲覧できるような機能が追加
  19. 岸和郎+K. ASSOCIATES / Architectsによる、東京郊外の住宅「紅葉ヶ丘の家」の写真
  20. 鈴木知悠+鈴木陽一郎 / +ticによる、静岡・磐田市の美容室「curtain」

下川徹 / TORU SHIMOKAWA architectsによる、福岡・筑後市の住宅「和泉の家」
下川徹 / TORU SHIMOKAWA architectsによる、福岡・筑後市の住宅「和泉の家」 photo©鈴木研一
下川徹 / TORU SHIMOKAWA architectsによる、福岡・筑後市の住宅「和泉の家」 photo©鈴木研一

下川徹 / TORU SHIMOKAWA architectsが設計した、福岡・筑後市の住宅「和泉の家」です。

福岡県南部の筑後平野に位置する敷地は南北に長く、北側の接道は車両突き当りのため、車の往来はない。南側には小さな川が流れている。
すべての室に心地よい光が入る裏面のない建築をつくるため、東西南北に多様な庭を配し、3枚の屋根で構成した。広くはない敷地だが、アプローチに背景となる面を設えるために、伊勢神宮の蕃塀のような落し込みの外壁とすることをまず思い描いた。落し込み壁の高さを低く抑え、桁までを2,040mmにしている。また、2階ヴォリュームを全長8mある大梁3本のキャンチレバーにより支持する構造とし、アプローチと駐車スペースに軒をもたらした。北側からの見え方である、陽(北側道路)、陰(軒下・アプローチ)、陽(東庭)、陰(居間)、陽(南庭)と、交互に展開することを重んじた結果でもある。またこの配置は、内外を曖昧にして、外部を引き込む感覚を抱かせる。北側外観はシンメトリーとして静定させ、スギ無節の落し込み壁から成る下層と、左官の真壁を基本とした上層に分かれた断面構成とした。

建築家によるテキストより
ノーマン・フォスターへのインタビュー動画「Reliance Controls dissolved traditional boundaries」 藤本壮介のチームが、フランス・リヨンの複合施設の設計コンペに勝利

藤本壮介のチームが、フランス・リヨンの複合施設の設計コンペに勝利しています。事務所・商業・集合住宅の複合建築との事。

東京藝大・藤村龍至研究室が荒川区の幼稚園行った、自身がデザインした服を披露するファッションショーワークショップを紹介するニュース動画

東京藝大・藤村龍至研究室が荒川区の幼稚園行った、自身がデザインした服を披露するファッションショーワークショップを紹介するニュース動画が、Yahooニュースに掲載されています。動画中には藤村も登場してコメントしています。
動画は以下でも閲覧可能です。

ヘルツォーグ&ド・ムーロンのサイトに、過去の全作品がナンバリングされ、時系列で閲覧できるような機能が追加

ヘルツォーグ&ド・ムーロンのサイトに、過去の全作品がナンバリングされ、時系列で閲覧できるような機能が追加されています。サイトをPCで開くと右側に表示されている「index」というコーナーで、1~519まで作品がナンバリングされていて写真や概要を読むことができるようになっています。

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