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佐藤オオキのnendoとonndoがデザイン監修した、東京・代官山のオンワードHDの複合ビルの動画

佐藤オオキのnendoとonndoがデザイン監修した、東京・代官山のオンワードHDの複合ビル「KASHIYAMA DAIKANYAMA」の動画が公開されています。onndoは乃村工藝社とnendoが業務提携した空間デザインオフィスです。こちらのページには写真が20枚掲載されています。
建物の場所はこちら(GoogleMap)

阿曽芙実建築設計事務所が改修を手掛けた、奈良の「子ども映画食堂」
阿曽芙実建築設計事務所が改修を手掛けた、奈良の「子ども映画食堂」 photo©大竹央祐
阿曽芙実建築設計事務所が改修を手掛けた、奈良の「子ども映画食堂」 photo©大竹央祐

阿曽芙実建築設計事務所が改修を手掛けた、奈良の「子ども映画食堂」です。

 敷地は古都奈良の中部の小さな町にあります。かつては活気にあふれた商都でしたが、人口流出や人口減少により空き家が増え、行き場のない貧困層の増加と高齢化が進んでいます。特に子どもの貧困はかなり深刻な状況ですが、人々の「つながり」が希薄になったため、この町の貧困はとても見えにくく、誰にも気づかれず、頼ろうにも頼れる人が周りにいないという苦しみを貧困層は抱えています。

 大和高田市永和町にある空き家通りに「子ども映画食堂」をつくります。車も通れない細い路地に佇む町屋を改修し、飲食店をやりたいという人を対象にスペースを間貸しします。プロジェクトの目的は、かつてこの町にあったような人と人との緩やかな「つながり」を結び直すことです。

松島潤平が池袋の店舗を手掛けていることでも知られる、チョコレートブランド・minimalの代表が執筆したテキスト『店舗は「物を売る場所」から「世界観を体感する場所」へ』

松島潤平が池袋の店舗を手掛けていることでも知られる、チョコレートブランド・minimalの代表・山下貴嗣が執筆したテキスト『店舗は「物を売る場所」から「世界観を体感する場所」へ』がnoteにあります。

スティーブン・シェンク+服部大祐 / Schenk Hattori+甲斐貴大 / studio archēによる、東京・渋谷区の店舗「Yummy Sake Collective」
スティーブン・シェンク+服部大祐 / Schenk Hattori+甲斐貴大 / studio archēによる、東京・渋谷区の店舗「Yummy Sake Collective」 photo©玉村広雅

スティーブン・シェンク+服部大祐 / Schenk Hattori(シェンクハットリ)甲斐貴大 / studio archē(スタジオアルケー)が設計した、東京・渋谷区の店舗「Yummy Sake Collective」です。

テイスティングスペースを併設した新しい日本酒ブランドのコミュニティ形成の場として選ばれたのは、代官山駅から程近い、これまでに幾度も改修が繰り返されてきた築60年の木造建築であった。

正面道路から建物の奥に向かって上がってゆく傾斜や段差、二階床の不陸や壁面の歪みなどはそのままに、奥行きのある二層の空間を、ブランドのコンセプトから引用した黒と白で塗り分けていった。モノの持つ素材感を残しながら上塗りすることで、建物の持つ時間の蓄積が自然と立ち現れる。

水平・垂直の無い歪んだモノトーンの空間の中に異物として挿入された黄金の長い水平天板が、床面の高さ変化と呼応して、躙口・バーカウンター・ダイニングテーブル・ローテーブルとその役目を変えながら、外部の土間空間から二階の客席部分までを緩やかに繋いでゆく。

小林一行+樫村芙実 / テレインアーキテクツによる、ウガンダの日本料理店「やま仙/Yamasen Japanese Restaurant」の写真

小林一行+樫村芙実 / テレインアーキテクツのウェブサイトに、ウガンダの日本料理店「やま仙/Yamasen Japanese Restaurant」の写真が7枚掲載されています。

日本食料理店と小さな商店を併せ持つ、ウガンダの首都カンパラ郊外の商業施設です。
成長が早く安価なため足場材などとして使われるユーカリ材は、見た目の不均一さや扱いにくさから建材としては脇役として使われることの多い素材ですが、この材を主要な構造・仕上げとして用いることを試みました。敷地は丘陵地にあり、敷地内にもなだらかな斜面があります。これを既存のスロープに見立てて、地階からゆるやかに上階へ登るアクセスを考えました。
既存の5本の樹木を避けるように茅葺きの大屋根を掛け、この屋根の下にいくつもの店が集まり、そこに人々が集う場所がうまれました。

青木淳が、東京藝術大学の教授に就任

青木淳が、東京藝術大学の教授に就任しています。
青木は2018年に同大学建築学科にて「料理を作る課題」を学生に出したことがtwitterや弊サイトでも話題となっていました。

2019年度より、建築家の青木淳氏が本科教授(環境設計第一研究室)に、建築家の樫村芙実氏が本科講師(建築設計第三研究室)に、建築科・東京大学名誉教授の大野秀敏氏が本科客員教授に就任しました。

以下は青木によるメッセージ。

学生へのメッセージ
「芸大の建築学科だからこそできることをしたいです。
他学科の人たちとつきあえるとおもしろい。
建築の世界だけに閉じこもるのではなく、いろんな他の世界のこともあれこれやってみたい。
とはいえ、ジャンルがなければ、「他」もなくなってしまう。
だから、建築のことをとことん考え、やりましょう。」

最も注目を集めたトピックス [期間:2019/3/25-3/31]
最も注目を集めたトピックス [期間:2019/3/25-3/31]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2019/3/25-3/31)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページ右下の「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


1、隈研吾による、ドイツ・ミュンヘン郊外の、瞑想のための小屋「WOOD / PILE」の写真

2、今津康夫 / ninkipen!による、福岡・博多の、布を用い建築家と協働するfabricscapeの為のショーウィンドウ「fabricscape showwindow in fukuoka」

3、佐々木翔 / INTERMEDIAによる、長崎・諫早市の建設会社の新社屋「基壇地形の改修」

4、青木淳による、都営新宿線・馬喰横山駅の空間についての考察「美しく空っぽな空間」

5、ジャン・ヌーベルの設計で完成した「カタール国立博物館」の写真

6、南木隆助による、山形・青柳の店舗「呼び継ぎのリノベーション」

7、「旧奈良監獄を高級ホテルに 星野リゾート、21年開業」(日本経済新聞)

8、乾久美子の新しい作品集『Inui Architects 乾久美子建築設計事務所の仕事』

9、A.C.E. 波多野一級建築士事務所 / 波多野崇が改修を手掛けた、京都・産寧坂の店舗『「おちゃのこさいさい 産寧坂本店」・平成の大改修』

10、「“線路をまたぐ”高層ビル完成 空間を有効活用 東京 池袋」(NHKニュース)

11、スノヘッタが完成させた、ノルウェーの海岸に半分沈んだような外観のレストラン「under」の建設工程の一部を紹介する動画

12、前田茂樹 / ジオ-グラフィック・デザイン・ラボが、奈良の「(仮称)三宅町複合施設」設計プロポで、最優秀提案に選定

13、トラフによる、滋賀の「開かれた家/大津の住宅」の写真

14、石上純也の事務所が、今年のサーペンタイン・パヴィリオンに関わるインターンに給与を支払うことに合意

15、黒川智之による、東京・大田区の「大岡山の集合住宅」の写真

16、京都工芸繊維大教授・中川理による論考「社会の変容 磯崎新の問い」

17、ドミニク・ペローによる、パリオリンピック2024選手村のマスタープランの画像

18、JIA優秀建築賞2018年を受賞した、浅井裕雄+吉田澄代 / 裕建築計画による、既存鉄骨工場に木造の空間を挿入した「工場に家」の写真

19、トラフの会場構成による、田中一光の作品をモチーフとしたイッセイミヤケの4回目のコレクションの展示会の写真

20、ヴァレリオ・オルジアティが2007年に完成させた、スイスの「バーディルのアトリエ」をスイス国営放送が特集した連載動画(日本語字幕付)


過去の「最も注目を集めたトピックス」はこちらでどうぞ

設計者・施工者が無料で利用可能な、メーカー横断で建材検索ができるウェブサービス「truss(トラス)」がサービス内容を拡大
設計者・施工者が無料で利用可能な、メーカー横断で建材検索ができるウェブサービス「truss(トラス)」がサービス内容を拡大※外壁材の検索例(耐火構造の製品)

 
設計者・施工者が無料で利用可能な、メーカー横断で建材検索ができるウェブサービス「truss(トラス)」がサービス内容を拡大しています

設計者・施工者が無料で利用可能な、メーカー横断で建材検索ができるウェブサービス「truss(トラス)」がサービス内容を拡大しています。トラスは、建材選定の効率化と質の向上を目指して東京工業大学建築学科卒の3人が立ち上げたベンチャー企業です。【ap pr】

「truss(トラス)」は、デザイン、法規、性能、価格など様々な条件で、メーカー横断で建材を検索できるサービスです。

同じ意味内容でもメーカー毎にカタログ上の表現が異なっている場合もありますが、トラスでは元設計者が調べやすい表現に加工・統一化することで高い検索性を実現しています。

例えば、あるメーカーで”アクアマリン”、別のメーカーで “コバルトブルー”という色の表記であっても、「ブルー」という検索条件で両方を抽出することができます。

現在は、外皮領域と内装領域に対応しており、デザイン重視、性能重視それぞれに適した比較ができます。
例えば、内装壁材で不燃材料のベージュで検索すると下記の画面になり、製品の見た目と特性が一覧でわかりやすく表示されます。

前田茂樹 / ジオ-グラフィック・デザイン・ラボが、奈良の「(仮称)三宅町複合施設」設計プロポで、最優秀提案に選定

前田茂樹 / ジオ-グラフィック・デザイン・ラボが、奈良の「(仮称)三宅町複合施設」設計プロポで、最優秀提案に選定されています。前田はドミニク・ペロー建築設計事務所勤務経験を持ち、大阪を拠点に活動する建築家です。
以下のように提案書が公開されています。

最優秀提案1.pdf
最優秀提案2.pdf
最優秀提案3.pdf
最優秀提案4.pdf
最優秀提案5.pdf
最優秀提案6.pdf
最優秀提案7.pdf
最優秀提案8.pdf

最終審査結果.pdf

本町では、教育・福祉・保健が連携した総合的な子ども支援施策を展開することにより、子どもの健全育成ができる地域子育てを支えることができる地域づくりを進めていきたいと考えており、子どもから大人まで共に学べる生涯学習の場、地域で子どもを育てる子育て支援の場、町民が笑顔で交流できるふれあいの場、これらが一つになった拠点づくりの整備を目指しています。

本業務は、地域の拠点となる(仮称)三宅町複合施設を建設するにあたり、施設の適切な管理・運営に関する空間づくり、多様な利用者の居場所づくりを実現するための設計を行うことを目的とし、委託業者を選定する公募型プロポーザルを実施しました。(via www.town.miyake.lg.jp

スノヘッタが完成させた、ノルウェーの海岸に半分沈んだような外観のレストラン「under」の建設工程の一部を紹介する動画

スノヘッタが完成させた、ノルウェーの海岸に半分沈んだような外観のレストラン「under」の建設工程の一部を紹介する動画です。お店の公式サイトはこちら

以下は完成した建物の外観写真です。

客席の様子。

チリのプリツカー賞受賞建築家アレハンドロ・アラヴェナのエレメンタルが、インターンのポジションを取りやめることを公表

チリのプリツカー賞受賞建築家アレハンドロ・アラヴェナのエレメンタルが、インターンのポジションを取りやめることを公表したとのことです。instagramでの告発を発端とした一連の流れを受けdezeen宛にコメントが送られそれが公開されています。

スタジオ・ギャングのチームによる、アメリカのシカゴ・オヘア国際空港増築コンペの勝利案の画像

スタジオ・ギャングのチームによる、アメリカのシカゴ・オヘア国際空港増築コンペの勝利案の画像が5枚、dezeenに掲載されています。コンペの最終候補にはフォスター、SOM、カラトラバらが残っていたようです。
以下は勝利案のCG動画。

青木淳による、都営新宿線・馬喰横山駅の空間についての考察「美しく空っぽな空間」

青木淳による、都営新宿線・馬喰横山駅の空間についての考察「美しく空っぽな空間」が、PROJECT TOEIに掲載されています。リンク先記事の下部には、以前に公開された各種駅の考察3つのリンクがあります。

私たちが普段何気なく利用している「駅」。
建築家の視点で見ると、どのように見えるのでしょうか。
青木淳さんに考察していただきました。

「旧奈良監獄を高級ホテルに 星野リゾート、21年開業」(日本経済新聞)

「旧奈良監獄を高級ホテルに 星野リゾート、21年開業」という記事が、日本経済新聞にあります。こちらのページに旧奈良監獄の改修前の訪問レポートがあり写真が多数掲載されています。

西沢立衛の講演「環境の建築」(モデレーター:藤村龍至・小林正美)が、国際文化会館で開催

西沢立衛の講演「環境の建築」(モデレーター:藤村龍至・小林正美)が、国際文化会館で開催されます。開催日は2019年4月22日。

西沢氏に、いくつかの実作を通して、設計を始めた90年代から現在に至るまで自身の建築への興味がどう変わってきたか、またどのような建築的課題を抱えているか、についてお話しいただきます。

スピーカー: 西沢 立衛(建築家)
モデレーター: 藤村 龍至 (建築家)、小林 正美 (明治大学副学長)
日時: 2019年4月22日(月) 7:00pm
会場: 国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール
用語: 日本語(通訳なし)

黒川智之による、東京・大田区の「大岡山の集合住宅」の写真

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