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ユルゲン・マイヤー・Hによる、ドイツの、既存住宅を改修した異なる仕上げを同じトーンでまとめた繊細な表情が印象的な住宅「Casa Morgana」の写真

ユルゲン・マイヤー・Hによる、ドイツの、既存住宅を改修した異なる仕上げを同じトーンでまとめた繊細な表情が印象的な住宅「Casa Morgana」の写真が22枚、archdailyに掲載されています。建築家のサイトには既存建物の写真も2枚掲載されています。過去の曲線を多用した近未来的なデザインとは異なる表情の住宅です。

山家明+田代朋彦による、大阪の、住宅兼事務所「大阪の住宅」
山家明+田代朋彦による、大阪の、住宅兼事務所「大阪の住宅」 photo©山田薫

山家明 / マウンテンハウスアーキテクツと田代朋彦 / +建築設計事務所が設計した、大阪の、住宅兼事務所「大阪の住宅」です。
山家と田代は、トラフ建築設計事務所出身の建築家です。

大阪の住宅地に建つ木造2階建+ロフトのグラフィック事務所併設住居。

敷地は、間口4.2m奥行き18mで奥窄まりの細長い形状である。南北に集合住宅、東に住居が近接し、西面のみ接道している。この敷地条件を生かしながら、明るく開放的な室内空間が求められた。

建築家によるテキストより
平本英行 / ヒラモトデザインスタジオによる、北海道・札幌市の宿泊施設「佳松御苑」
平本英行 / ヒラモトデザインスタジオによる、北海道・札幌市の宿泊施設「佳松御苑」 photo©藤井浩司(株式会社ナカサアンドパートナーズ)

平本英行 / ヒラモトデザインスタジオが設計した、北海道・札幌市の宿泊施設「佳松御苑」です。
施設の公式サイトはこちら

原生林が生い茂る支笏洞爺国立公園内という類稀な環境に広がる敷地は約三千坪。札幌の奥座敷として知られる定山渓温泉からさらに車で10分ほど入った山間にひっそりと佇むその場所には、北海道の原風景が残されている。初めてこの地を訪れた際、その原風景に自然の脅威を感じた。そして、この「脅威」が私のデザインの出発点となり、「脅威の感覚」を「喜びの感覚」に変えることをデザインの役割として捉えた。つまり、この場所のありのままの自然を、現代人が受け入れやすいモダンな空間の中に再構築することを試みた。敷地周辺や北海道における素材やクラフトを探求し、これらの素朴な風合いを用いながら、ホテルに相応しいラグジュアリーな空間の創造を試みた。

建築家によるテキストより
MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOによる、東京・豊島区の寺院「松栄山仙行寺」
MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOによる、東京・豊島区の寺院「松栄山仙行寺」 photo©Eiji Kitada/北田英治

MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOが設計した、東京・豊島区の寺院「松栄山仙行寺」です。また、2019年10月4日~10月14日の期間、こちらの建築にて建て替えに注目した展覧会「仙行寺本堂建替え 記憶の交差としてのアーカイブ」が開催されます。詳細は本記事の末尾をご確認ください。

プログラムは以前からあった寺(本堂)に加えて機械式納骨施設を含んだ、いわば寺と墓地の立体的な積層体であり、大きなボリュームとなることは避けられない。そこで思い至ったのは「山寺」という考え方である。比叡山延暦寺、身延山久遠寺など、いつも寺は山をその名に戴いている。山そのものが信仰の対象でもあるかのように、風景としても寺の背後には常に山が控えていて、それらは対をなしている。立体的な寺/墓地は大ボリュームとなって都市景観中に現れるのだから、むしろその大きさを生かし緑の山塊として、「寺のような、山のような」存在としてしまおうと考えたのである。

建築家によるテキストより
ヒルサイドテラスの50周年記念で展示や、槇文彦・妹島和世・西沢立衛・隈研吾・藤森照信らが出演するイベントが開催

ヒルサイドテラスの50周年記念で展示や、槇文彦・妹島和世・西沢立衛・隈研吾・藤森照信らが出演するイベントが開催されます。
以下は抜粋です。

01. Exhibition
記念展覧会「HILLSIDE TERRACE 1969-2019 ―アーバンヴィレッジ代官山のすべて―」

朝倉家、ヒルサイドテラスの150年にわたる歩みを、ジオラマ、映像、写真、パネル等によって、建築、まちづくり、文化事業、商業活動等、様々な角度から照らし出す。
会期:2019年11月9日(土)~12月8日(日)月曜休 入場無料
11:00~19:00(金曜は20:00まで)
会場:ヒルサイドフォーラム、エキジビションルーム

3. Opening Symposium
オープニング・シンポジウム「ヒルサイドテラスはなぜ50年たっても古くならないのか」

ヒルサイドテラスが今も生き生きとあり続ける理由を、様々な角度から探る。
日時:2019年11月9日(土)15:00~17:00
会場:ヒルサイドプラザ
出演:槇文彦、門内輝行、北川フラム、妹島和世+西沢立衛/SANAA
料金:一般2,000円/学生1,500円 ※要予約

隈研吾による、トルコ・エスキシェヒルの現代美術館「The Odunpazari Modern Art Museum」がオープン

隈研吾が設計した、トルコ・エスキシェヒルの現代美術館「The Odunpazari Modern Art Museum」がオープンしていて、dezeenに写真と図面が10枚掲載されています。パートナーインチャージ:池口由紀。
以下は、計画段階で公開されたテキストです。

トルコのエスキシェヒル市に計画されているOdunpazari Modern Art Museumはクライアントでオーナーのトルコ現代美術のコレクションを展示するための美術館。生まれ育ったエスキシェヒルで美術館をつくり、トルコの現代美術と市に貢献する事がオーナーの長年の夢であった。エスキシェヒルは学園都市として知られていて学生や若い世代が多い活気のある町である。

美術館が計画されている敷地はOdunpazariというエリアの中のアーバンスケールとオスマン帝国時代に見られた伝統的な形式の木造住宅エリアの間に位置する。2階部分がはねだしている構造が特徴的な住宅は曲がりくねった細いでこぼこした道沿いに建ち並び、ユニークなストリートスケープを形成している。

新しい美術館は住宅の小さいスケールを反映させつつ、アーバンスケールに埋もれないような設計を試みた。大きさの異なる箱を積み上げて中央に向けて高くなる構成とし、ストリートスケープの連続性を保つようにした。大きさの異なるボリュームは展示室に多様性を持たせている。地上階の展示室はラージスケールインスタレーションやイベント、企画展に対応できるようにゆったりとした空間とし、上階はオーナーのコレクションに合わせたスケールの展示室になっている。建物の一番高い中央にアトリウムを設け、スカイライトから自然光を各階へ取り込んでいる。

“Odunpazari” という地名はトルコ語でウッドマーケットという意味があり過去に木材を売り買いしていた事から由来している。この土地の歴史とリンクするように美術館の外壁は全面木材で構成している。

スノヘッタの設計で完成した、アメリカ・フィラデルフィアの、テンプル大学新図書館の写真など

スノヘッタの設計で完成した、アメリカ・フィラデルフィアの、テンプル大学新図書館の写真と図面が38枚、archdailyに掲載されています。

北澤伸浩建築設計事務所による、神奈川・横浜市の、賃貸併用住宅「笹沼邸」の動画

北澤伸浩建築設計事務所が設計した、神奈川・横浜市の、賃貸併用住宅「笹沼邸」の動画です。北澤はSANAA出身の建築家です。この建築には創造系不動産も関わっており、竣工前に入居希望者向けに見学会などを行っていました

建築史家・笠原一人が、京都市・三条通の建築を一般向けに解説する動画「建築史家・笠原先生といくモダン京都の中心街、近代建築の魅力を堪能せよ」

建築史家で、京都工芸繊維大学助教の笠原一人が、京都市・三条通の建築を一般向けに解説する動画「建築史家・笠原先生といくモダン京都の中心街、近代建築の魅力を堪能せよ」です。

最も注目を集めたトピックス [期間:2019/9/16-9/22]
最も注目を集めたトピックス [期間:2019/9/16-9/22]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2019/9/16-9/22)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 鈴木エドワードさんが亡くなりました
  2. 加藤吉宏アトリエによる、愛知・名古屋市のヘアサロン「WESTORY」
  3. 無印良品の家が、平屋建ての「陽の家」を公開(追記:デザイン監修は原研哉)
  4. 山﨑健太郎デザインワークショップによる、神奈川・三浦郡の住宅「千客万来の住まい」
  5. 建築史家・川向正人による安藤忠雄初期建築原図展についての考察と、安藤事務所出身の建築家・山口隆らによるコメント欄での興味深いやり取り
  6. 後藤周平建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅「半田山の家」
  7. 設計者の一人で館長の青木淳が解説する、「京都市京セラ美術館」の特別見学会が開催
  8. ギャラリー間での次回の展覧会「増田信吾+大坪克亘展 それは本当に必要か。」の概要が公開
  9. アプルデザインワークショップ / 大野秀敏+江口英樹+山本真也による、富山・黒部市の「前沢ガーデン 白花亭 野外ステージ」
  10. 建築設計事務所SAI工房 / 斉藤智士による、大阪・豊能郡の住宅「堰の家」
  11. オリンピックをテーマにしたNHKの大河ドラマ「いだてん」に、丹下健三役として松田龍平が出演
  12. 隈研吾による、東京・文京区の「お茶の水女子大学国際交流留学生プラザ」の写真
  13. 建築設計事務所SAI工房 / 斉藤智士による、京都の住宅「wall pillar」
  14. 大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、デジタル世界のホームセンター「BABEL」
  15. 西沢大良研究室による2019年前半の研究内容の概要
  16. 建築設計事務所SAI工房 / 斉藤智士による、大阪・八尾市の住宅「melt」
  17. 山路哲生建築設計事務所による、東京・江東区の「亀戸の集合住宅」
  18. [ 転勤中の留守宅を「設計した建築家が管理する」という発想。中野区発『birdプロジェクト』とは ](Forbes)
  19. 『世界遺産ながら家賃約14万の「賃貸住宅」 ガウディ作カサ・ミラの住み心地』(JPRIME)
  20. 中村好文が審査する「第26回ユニオン造形デザイン賞(テーマ:働きものの住宅)」が応募作品を募集中。賞金総額は約200万円以上。

山家章宏+戸村英子による、東京・港区の、サロンスペース&ショップ「tac:tac I’M HERE」
山家章宏+戸村英子による、東京・港区の、サロンスペース&ショップ「tac:tac I’M HERE」 photo©小川優樹

山家章宏戸村英子 / 戸村英子設計事務所による、東京・港区の、サロンスペース&ショップ「tac:tac I’M HERE」です。
二人は共に石上純也建築設計事務所出身の建築家です。また、こちらの空間は2019年9月23日まで見ることが可能です。

本プロジェクトは、アパレルブランド「tac:tac」が期間限定でオープンしたサロンスペース&ショップの計画である。

ブランドの考え方を広く知ってもらうために、路面である1階には、展示する洋服をあえて1着だけにし、ブランドのコンセプトを表現するインスタレーション空間とした。地下はこれまでのアーカイブと新作の商品を展示、販売する空間とし、1階と地下、2つの異なった空間構成とした。

建築家によるテキストより
「台風15号で被害を受けた千葉県に 避難所用・紙の間仕切りシステムとハニカムベッドを提供しました」(坂茂建築設計)

坂茂建築設計が、台風15号で被害を受けた千葉県に 避難所用・紙の間仕切りシステムとハニカムベッドを提供したそうです。写真が10枚掲載されています。

2019年9月14日に台風15号で被害を受けた千葉県の避難所に、間仕切りとベッドの提供を始めました。館山市や香取市で合わせて間仕切り32ユニット、ベッド14台を納品しました。

村山徹+加藤亜矢子 / ムトカ建築事務所による、福岡の、ファッションブランドvisvimの店舗「F.I.L. FUKUOKA」の写真

村山徹+加藤亜矢子 / ムトカ建築事務所のサイトに、福岡の、ファッションブランドvisvimの店舗「F.I.L. FUKUOKA」の写真と図面が13枚掲載されています。店舗の場所はこちら

ファッションブランドvisvimの店舗設計である。敷地が位置する福岡赤坂は、けやき通りのレンガ敷きの歩道や、近接する大濠公園にはヴォールト天井とレンガ仕上げが特徴的な前川國男設計の福岡市美術館がある。そのような都市のもつ空間の質を読み取り、インテリア設計においても場所性を取り込むことを試みた。梁の多い天井を活かしてヴォールトの光天井とし均質な光で満たした。床は白い釉薬を施し再焼成したレンガタイルを円形状に張り地面にリズムを与えた。そうしてできあがった空間はまるで彫刻美術館の展示室のような柔らかな光に包まれた空間となり、visvimの服、靴、小物が美しく展示される。

ピーター・ズントーが、ロイヤル・スコティッシュ・アカデミーで2016年に行った講演の動画 栃木・足利市に映画撮影の為に制作された「渋谷スクランブル交差点」のセットの動画 OMAとの協同で知られるペトラ・ブレーゼの講演会が、東大で開催

OMAとの協同で知られるペトラ・ブレーゼの講演会が、東京大学で開催されます。開催日は2019年9月26日。ペトラによる2011年3月の東大のレクチャー時にはレム・コールハースが聴講に訪れたそうです。こちらにその際のまとめがあります

日時:9月26日(木)19:00~20:30(開場18:30)
会場:東京大学 工学部1号館 room 15

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