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「ジェノバの新しい橋、設計はレンゾ・ピアノ氏 8月に崩落事故、総工費260億円」(AFPBB News)

「ジェノバの新しい橋、設計はレンゾ・ピアノ氏 8月に崩落事故、総工費260億円」という記事が、AFPBB Newsに掲載されています。

O.F.D.A.+東京理科大学坂牛研究室による、山梨・富士吉田市のコワーキングスペース「anyplace.work 富士吉田」
O.F.D.A.+東京理科大学坂牛研究室による、山梨・富士吉田市のコワーキングスペース「anyplace.work 富士吉田」 photo©川崎璃乃

O.F.D.A.+東京理科大学坂牛研究室による、山梨・富士吉田市のコワーキングスペース「anyplace.work 富士吉田」です。
また、同市においてO.F.D.A.+東京理科大学坂牛研究室は、製氷工場を事務所・保育所等にコンヴァージョンした「旧富士製氷工場」の設計も手掛けています。

富士山駅から徒歩五分ほどに位置するビルの三階にコワーキングスペースを設計した。当ビルの魅力である三面のガラス張りから望める景色をすべての利用者が享受出来るよう、ガラス面に沿ってデスクを配置し、日射の遮蔽と景色を両立するためにデスクの前に開閉できる引戸を取り付けた。中央に900mm高くなったリフレッシュスペースを作り、富士山をはじめ、三方向の景色が望めるようにし、リフレッシュスペースの周囲をさらに1100mm上げその下に受付、個人ブース、ミーティングスペース、フォンブース、といった多様な場を設けた。テレワークなどで新しい働き方をする人の助けとなる場所が富士吉田市に完成した。

野中あつみ+三谷裕樹 / ナノメートルアーキテクチャーによる、愛知の別荘の改修「海辺の別荘 野間の改構」
野中あつみ+三谷裕樹 / ナノメートルアーキテクチャーによる、愛知の別荘の改修「海辺の別荘 野間の改構」 photo©Ryuji Inoue
野中あつみ+三谷裕樹 / ナノメートルアーキテクチャーによる、愛知の別荘の改修「海辺の別荘 野間の改構」 photo©Ryuji Inoue

野中あつみ+三谷裕樹 / ナノメートルアーキテクチャーによる、愛知の別荘の改修「海辺の別荘 野間の改構」です。

海辺の別荘改修計画である。敷地は条例で建築不可地域となり、確認申請が不要な計画を進めた。強い海風で砂が舞い、窓から室内に砂が吹き込む厳しい条件である。
海に面する物置小屋が庭への防砂壁となり、隙間を埋める補修が繰り返されていたが、それが海への眺望を遮っていった。海への眺望の再獲得、居間であった元土間を庭と一体的に利用できる場所への改修が望まれた。

砂問題解決として、外壁・窓・倉庫を一体に囲む防砂壁で覆った風除室ならぬ砂除室を作り、砂による傷も目立ちにくいフロストタイプのポリカーボネート波板により眺望と機能性を獲得した。そして居間は砂除室と残りの室内に挟まれた土間室へと改め、ピロティに砂除室が差し込まれたように見える、外が通り抜ける部屋とした。
雑多な2階リビングは一本線を引いて整えた。

建築も使い勝手も構えを改める「改構」という手法によりこれらの案に辿り着いた。

多田正治の設計・監理で、地域住民や学生らがセルフビルドで増築・改修した、三重・尾鷲市の「梶賀のあぶり場」
多田正治の設計・監理で、地域住民や学生らがセルフビルドで増築・改修した、三重・尾鷲市の「梶賀のあぶり場」 photo©松村康平

多田正治の設計・監理で、地域住民や学生らがセルフビルドで増築・改修した、三重・尾鷲市の「梶賀のあぶり場」です。

三重県尾鷲市梶賀町。人口180人ほどの漁村である。
梶賀町には、水揚げされた魚で売り物にならない小魚などを加工し自分たちの保存食とした郷土料理あぶりが、古くから伝わっている。
現在、あぶりを地域の特産品「梶賀のあぶり」として販売しようとしており、この建築はそれを製造するための加工場である。
梶賀は紀伊半島の南東部の入り組んだリアス式の海岸の一部の集落で、静かな海とすぐ後ろに急峻な山という立地の細長い湾に沿って家々が建ち並ぶ。敷地は梶賀の出入口にあたる部分で、梶賀に訪れるときは陸路でも海路でも目ってくる場所である。

そこに建っている築60年程の海女小屋を改装し、さらに煙が出る作業のスペースを増築をすることで、下処理・加熱調理(煙が出る)・梱包という一連の製造過程を内包する建築とした。

日建設計による、中国西安市のオフィスと商業の複合施設「IEC VANKE CRNTER」
日建設計による、中国西安市のオフィスと商業の複合施設「IEC VANKE CRNTER」 photo©Chen Hao

日建設計 / 高橋秀通・高橋恵多・薛君・馬スーシュアン・魯斌(PM)による、中国西安市のオフィスと商業の複合施設「IEC VANKE CRNTER」です。

中国最大手のディベロッパー企業の西安支社が手掛けるオフィスと商業の複合施設。厳しい日影規制による限られたボリュームの中で、使いやすい整形なワークスペースを確保した。
分節されたボリュームを積み上げ、スリットや屋上部分をテラス化することで、憩いや対話の場が随所で生まれるワークプレイスとして計画。低層から高層まで「分節」「テラス」「屋上緑化」を共通のコンセプトとして、統一感のある外観デザインとした。外装は夏場の日射量シミュレーションより、各面の縦ルーバーの奥行を設定し、室内環境に配慮するとともに、各ボリューム間に変化のある表情をもたらした。
多様な外部空間を超高層ビルに挿入することで、都市に対して人の活動が表に表れる外観とした。

大山顕が文春オンラインに寄稿した、分譲マンションのキャッチコピーに関する考察『1000作品以上集めてわかった「マンションポエム」に隠された“ワナ”』

団地や工場の写真などでも知られている大山顕が文春オンラインに寄稿した、分譲マンションのキャッチコピーに関する考察『1000作品以上集めてわかった「マンションポエム」に隠された“ワナ”』が公開されています。

吉村真基建築計画事務所による、三重・四日市市の既存住宅の増築と改修「西坂部の家をめぐるもう一つの解釈」の内覧会が開催
吉村真基建築計画事務所による、三重・四日市市の既存住宅の増築と改修「西坂部の家をめぐるもう一つの解釈」の内覧会が開催 image corstry of 吉村真基建築計画事務所

吉村真基建築計画事務所による、三重・四日市市の既存住宅の増築と改修「西坂部の家をめぐるもう一つの解釈」の内覧会が開催されます

吉村真基建築計画事務所による、三重・四日市市の既存住宅の増築と改修「西坂部の家をめぐるもう一つの解釈」の内覧会が開催されます。開催日は2018年12月23日。

「西坂部の家をめぐるもう一つの解釈」
オープンハウスのお知らせ

この度私共で設計監理を進めておりました住宅が完成致します。
クライアントのご厚意によりオープンハウスを開催する運びとなりましたのでご案内申し上げます。
築35年の住宅の増築と改修です。

日時:12月23日(日・祝)11時~16時半
場所:三重県四日市市

見学を希望される方は氏名・所属・人数・連絡先をお書き添えの上、メール・SNS等にてご連絡くださいませ。
折り返し詳細をお送り致します。
連絡先:info@mya-o.com

以下に写真も掲載します。

トラフによる、東京の「イソップ 渋谷店」の写真

トラフのウェブサイトに、東京の「イソップ 渋谷店」の写真が8枚掲載されています。

オーストラリアのスキンケアブランドであるイソップの、新しく渋谷にオープンする路面店の内外装計画。明治通り沿いにあるビルの1階で、面積としては4倍ほど広い、間口7m、奥行き12mの空間である。

日々変わり続け、新旧が入り混じる渋谷の様子を手がかりに、下地の状態と、仕上がった状態とが共存する空間を考えた。
元の内装を解体して現れたのは、度重なる改修の跡が刻まれたコンクリートのスケルトン空間。その空間をそのまま活かしながら、大きなシンクを中心とした回遊的なプランとし、売り場の広さを利用して雛壇状に構成された壁側の商品棚が、店内を包み込む。これら什器の木部には全て国産のクリ材が使われており、質の高い家具のような仕上がりを目指して、家具メーカーのカリモクに製作を依頼した。人の手に触れる部分は、思わず撫でたくなる滑らかなディティールで仕上げられているのとは対比的に、人の手に触れない部分は、仕上げられていない製作途中の家具のように構造が露出している。構造を含め、シンクやファサードなど、今回使われる鋼材は耐食性のある溶融亜鉛メッキ仕上げとし、金物の素材感を統一した。床は、既存のコンクリート床に対し、人が歩行する場所のみ、カシミア混紡のカーペットを敷くことで、硬い路面から店舗へ入る際に柔らかな印象を足元からも与えられるようにした。
窓際のコーナーをなでるようにカーブさせたベンチは、その脇に置かれたシンクとともに、親密な空間をつくりあげている。
路面店としての顔となるファサードは、その横にある建物のエントランスに施されたアーチ状のゲートを反復したような庇をつけることで、既存環境を引き受けてデザインした。

新陳代謝をし続ける渋谷に呼応するように、新旧のダイナミックなコントラストを持つ店舗空間を目指した。

黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesによる、東京・府中市の住宅「COVER」
黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesによる、東京・府中市の住宅「COVER」 photo©西川公朗

黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesが設計した、東京・府中市の住宅「COVER」です。

東京郊外の住宅密集地に建つ住宅で、建主は大手不動産会社の設計デザイナー。メタリックグレーのガルバリウム鋼板の屋根と外壁がモノコックな外観をつくりだしながら、生活者のプライバシーを確保し、道路面からは1階での生活の様子を窺うことはできない。屋根面に開けられた大きな開口からは室内に十分な光が降り注ぎ、コンパクトな空間の解放感を増幅させている。

【ap job更新】 (株)半田雅俊設計事務所が、建築設計監理スタッフ(正社員)を募集中
【ap job更新】 (株)半田雅俊設計事務所が、建築設計監理スタッフ(正社員)を募集中
【ap job更新】 (株)半田雅俊設計事務所が、建築設計監理スタッフ(正社員)を募集中 びおハウスH和歌山の家

 
アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

(株)半田雅俊設計事務所の、建築設計監理スタッフ(正社員)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

・事務所の特徴
建物の寿命は本来人の寿命より長いものです。施主の要望に応えるだけでなく長いスパンで建築を考えて設計活動を行っています。見かけのデザインだけではなく、時代の変化に応じられる計画、環境に配慮した工法の開発や住宅の性能設計にも積極的に取り組んでいます。
木のぬくもりや心の豊かさを感じる建築を一緒に取り組みませんか。
個人のスキルアップを積極的に応援しています!

㈱半田雅俊設計事務所の基本方針
1.建築設計を通して社会に貢献する。
2.社員&関係者の物心両面の幸福を目指す。
3.人間として何が正しいかを判断基準とする。

現在、個人住宅・びおHモデル住宅(当社が開発した工法のモデルハウス)・社会福祉施設等が進行中です。
住環境に関心のある方、プロジェクトに積極的に取り組んでいただける方、誠実で協調性のある方を募集します。

安藤忠雄が設計して、2018年8月に修繕された神戸の「風の教会」の修復の様子なども収録した動画

安藤忠雄が設計して、2018年8月に修繕された神戸の「風の教会」の修復の様子なども収録した動画です。竣工は1986年です。
風の教会に関しては先日、多目的ホールに再生されることが発表されていました。

日本を代表する建築家安藤忠雄氏が設計を手がけた兵庫県神戸市の六甲山上にある、同氏「教会三部作」の一つに数えられる教会 1986年竣工。

2018年8月修復工事を完了

映像では今ではもう見ることのできない貴重な修復前の状態から、生まれ変わった「風の教会」を収録。

監督にドキュメンタリー作品で国内外から評価を受ける、小田香さん、撮影に三浦博之さん、シネ・ヌーヴォさんの協力を受け一つの映像作品に仕上げました。

撮影:三浦博之、小田香、シネ・ヌーヴォ
編集/監督:小田香
製作:有限会社建隆マネジメント
   一般社団法人KMGソーシャルサービス

最も注目を集めたトピックス [期間:2018/12/10-12/16]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2018/12/10-12/16)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページ右下の「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


1、「改正建築士法が成立、建築士試験が実務経験なしで受験可能に」(日経XTECH)

2、山本理顕が設計を手掛ける、愛知の名古屋造形大学新キャンパスの画像とコンセプト

3、A.C.E. 波多野一級建築士事務所 / 波多野崇による、京都・左京区の店舗併設住宅「窓緑の家」

4、スタジオ・ムンバイが既存集合住宅を改修した、広島・尾道の宿泊施設「LOG」の写真

5、伊東豊雄が、スペインのエルミタージュ美術館バルセロナの設計コンペに勝利

6、隈研吾による、台湾の、屋根のみが地面に置かれたような形状の廟「TAO」の写真

7、ハーバード大学GDSの、インスタグラムアカウントの運用が緻密で驚かされます

8、nendoがデザインを手掛けた、ゼブラ社のボールペン「blen(ブレン)」の特設ページ

9、平田晃久のウェブサイトがリニューアルしています

10、「安藤忠雄氏の風の教会を多目的ホールに再生/19年5月から事業スタート/神戸市が賑わい創出事業に選定 」(建設ニュース)

11、隈研吾による、台湾の、リサイクルコンテナを積み上げたカフェ「スターバックス花蓮湾ストア」の写真

12、宮城島崇人建築設計事務所による、北海道の既存建物を改修した、牧夫のための住宅「丘の家/牧場に建つ家 no.1」

13、チッパーフィールドによる、ロンドンの、六角形平面で仕上げによるマッシブな表情が特徴的な2本の高層集合住宅「Hoxton Press」の写真

14、藤本壮介らによる、フランス・モンペリエの、大きく張り出したベルコニーの連なりが特徴的な集合住宅・オフィス・ギャラリーなどの複合施設の、ほぼ完成した外観写真

15、6a・アーキテクツによる、ロンドンの、使用される素材・色・寸法等の組み合わせによって、他にない独特の空気感が生まれているコンセプトショップ「Blue Mountain School」の写真

16、金沢に2019年夏オープン予定の「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」の外観CG画像

17、イシダアーキテクツスタジオによる、長野・軽井沢の別荘「積葉の家」の写真

18、アイレス・マテウスが増築を計画している、フランス・トゥールーズの「オーギュスタン美術館」の画像

19、「建築物デザインも知的財産で保護 酷似でトラブル防ぐ 法改正へ」(NHK NEWS WEB)

20、隈研吾による、台湾での台中花博(2018)のためのパヴィリオン「台中花博台開積木概念館」の写真


過去の「最も注目を集めたトピックス」はこちらでどうぞ

6a・アーキテクツによる、ロンドンの、使用される素材・色・寸法等の組み合わせによって、他にない独特の空気感が生まれているコンセプトショップ「Blue Mountain School」の写真

6a・アーキテクツのウェブサイトに、ロンドンの、使用される素材・色・寸法等の組み合わせによって、他にない独特の空気感が生まれているコンセプトショップ「Blue Mountain School」の写真が29枚掲載されています。

シザがデザインした、ソウト・デ・モウラをモチーフにした、ポルトガル銀行発行のコインの写真

アルヴァロ・シザがデザインした、エドュアルド・ソウト・デ・モウラをモチーフにした、ポルトガル銀行発行のコインの写真が1枚、domus_webに掲載されています。2017年には今年の逆で、ソウト・デ・モウラがシザをテーマにしたコインをデザインしてたようです

スタジオ・ムンバイが既存集合住宅を改修した、広島・尾道の宿泊施設「LOG」の写真

スタジオ・ムンバイが既存集合住宅を改修した、広島・尾道の宿泊施設「LOG」の写真が、施設の公式サイトに掲載されています。柔らかな色彩とテクスチャーの仕上げが印象的な建築となっています。

「安藤忠雄氏の風の教会を多目的ホールに再生/19年5月から事業スタート/神戸市が賑わい創出事業に選定 」(建設ニュース)

「安藤忠雄氏の風の教会を多目的ホールに再生/19年5月から事業スタート/神戸市が賑わい創出事業に選定 」という記事が、建設ニュースに掲載されています。リンク先ニュースによれば増築も行われる計画との事ですが、安藤事務所が手掛けるのかどうかは明らかになっていません。

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