architecture archive

秀田佑美+秀田和則 / 秀田建築設計事務所による、奈良の住宅「田原本の家」
秀田佑美+秀田和則 / 秀田建築設計事務所による、奈良の住宅「田原本の家」 photo©秀田建築設計事務所

秀田佑美+秀田和則 / 秀田建築設計事務所が設計した、奈良の住宅「田原本の家」です。

この家は都会から農家として農村に移住する夫婦のための住まいである。

田園風景が広がる市街化調整区域の農村で、農家住宅や倉庫がひしめきあう集落に位置し、住宅開発が進む隣町を横目に古い農村風景が今も残っている。敷地の区画は既存農家住宅の一角(使わなくなった蔵と離れを解体)を借地し、調整区域内の貴重な宅地を有効利用する手法を選択した。

東西方向に軸線を持つ配置計画を行い、南側の開けた田畑に長手方向を面することで道路から集落全体を含めたロケーションを意識した。この場所を集落の玄関口と考え、その風景に馴染み、更に新しい世代の始まりを感じさせる住宅を目指した。

古谷野裕一+濱谷明博+森田悠紀による、東京・板橋区の集合住宅「ハスネG.F.」
古谷野裕一+濱谷明博+森田悠紀による、東京・板橋区の集合住宅「ハスネG.F.」 photo©西川公朗

古谷野裕一+濱谷明博+森田悠紀が設計した、東京・板橋区の集合住宅「ハスネG.F.」です。

都営三田線蓮根駅、駅前通りから一本入った路地に面する長屋形式の集合住宅である。1階にワンルームが2住戸、2・3 階にメゾネット式の住戸が2住戸の計4住戸を計画した。

H&deMのピエール・ド・ムーロンが、2019年7月に開催されたモスクワ・アーバン・フォーラムで行った基調講演の動画

H&deM(ヘルツォーグ&ド・ムーロン)のピエール・ド・ムーロンが、2019年7月に開催されたモスクワ・アーバン・フォーラムで行った基調講演の動画です。このイベントは2019年7月4日~7日まで開催されたようで、日本からは日建設計の亀井忠夫が参加したようです。

【ap job更新】 建物の法律家として注目される佐久間悠の「建築再構企画」が、学生アルバイトを募集中
【ap job更新】 建物の法律家として注目される佐久間悠の「建築再構企画」が、学生アルバイトを募集中
【ap job更新】 建物の法律家として注目される佐久間悠の「建築再構企画」が、学生アルバイトを募集中著書書影。好評をいただき、既に複数回重版がかかっています。

 
アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

建物の法律家として注目される佐久間悠の「建築再構企画」の、学生アルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

建築再構企画は、「法で建物のポテンシャルを最大化する」ということを理念に、違反建築物等の法的に難易度の高い建築物の、コンサルティング・改修設計に特化した設計事務所です。

代表者の佐久間悠は、学生時代の成績は振るわず、アトリエ事務所に就職したもののクビになり、独立直後はリーマンショックに襲われてほとんど無収入になるなど、輝かしいキャリアを積んできた訳ではありません。
しかし、だからこそ見える世界があると思っていて、人のサポートすることを重視した「建物の法律家」という職能をつくり出し、建築のキャリアを積んだ人間が社会のニーズにどう接続できるかを、現在も試行錯誤しています。

まず、現在社会的に大きな問題となっているのが、完了検査を受けていない建物や、竣工後違法に改修された建物が非常に多いことです。弊社ではこれらの建物を是正・改修することで、金融機関の評価を上げることで市場価値を高め、またデザインの自由度を上げることに貢献しています。

また、弊社では新築の設計や、デザインのみの設計業務はお断りしていて、法的に難易度の高い建物の改修を中心に、大きなものは再開発のコンサルティングやビル一棟のリノベーションから、銭湯の用途変更、擁壁の設計等通常の設計事務所では行わないような業務をたくさん行っています。

現在も新規業務のご依頼をたくさん頂いているので、来年度から正社員として働いていけるような、現在求職中の学生アルバイトを募集しています。そのため、採用後はすぐ実務をサポートしていただきたいと思っています。

上記の様な取り組み方から、他の設計事務所にはない弊社の特徴として、デザインを得意としているアトリエ設計事務所や工事業者との協業も多く、意匠設計とは違った角度で建築の世界に関わり、貢献できる仕事だと 自負しています。そして、建築に対する考え方の幅が広がるような仕事をたくさん体験していただけると思います。

皆さんからのご応募をお待ちしております。

最も注目を集めたトピックス [期間:2019/7/15-7/21]
最も注目を集めたトピックス [期間:2019/7/15-7/21]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2019/7/15-7/21)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


1、山田紗子建築設計事務所による、東京・世田谷区の自宅兼事務所「daita2019」の動画

2、中島行雅+古谷野裕一+森田悠紀による、埼玉・さいたま市の住宅「東大宮の家」

3、「(仮称)豊田市博物館」設計プロポで、坂茂建築設計が設計者に特定

4、ヘルツォーグ&ド・ムーロンが計画を進めることになった、ドイツ・ミュンヘンの既存建物をオフィスへと改修・増築するプロジェクトの画像

5、UMA / design farmによるプロジェクトディレクション、dot architects+アトリエ縁と加藤正基による空き家改修で宿泊施設等が完成した、島根・邑南町日貫の地域再生の取り組み「日貫一日」(7/28にオープンハウスも開催)

6、小笠原優建築設計事務所による、石川の住宅「t邸」

7、秀田佑美+秀田和則 / 秀田建築設計事務所による、奈良・奈良市の住宅「高畑の家」

8、東京理科大学坂牛研究室による、山梨・富士吉田市の、短期居住用のスペース「Fujihimuro(Residence)」

9、坂牛卓+O.F.D.A.による、山梨・富士吉田市のギャラリー「Fujihimuro(gallery)」

10、中山英之がディレクション、藤村龍至が課題制作し、更に11人の建築家が講評・エスキスに加わる、ワークショップ型の建築展『課題「島京 2021」』が参加者を募集中

11、槇文彦と谷口吉生の対談イベント「慶應建築の系譜」が開催

12、能作淳平が計画している、東京・国立市の団地の商店街内に新設されるシェア商店「富士見台トンネル」の改修費をクラウドファウンディングで募集中

13、多田正治アトリエ+ENDO SHOJIRO DESIGNによる、京都の、築約120年の京町家をリノベーションした宿泊施設「mugen plus」

14、佐藤信 / 青木茂建築工房による、大分の、住宅の改修「だぶるすきんの家」

15、原研哉が、日本のお勧めスポットを紹介するサイト「低空飛行」が公開

16、ピーター・ズントーが2007年に完成させた、ドイツの「ブラザー・クラウス野外礼拝堂」のクオリティ高めの動画

17、隈研吾による、滋賀の「守山市立図書館」の写真

18、隈研吾による、東京・渋谷区のオフィスビル「AD-O 渋谷道玄坂」の写真

19、長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・中央区の店舗「JINS 銀座ロフト店」

20、Buttondesign / 村上譲・菊田康平による、静岡の住宅「朝霧高原の家」


過去の「最も注目を集めたトピックス」はこちらでどうぞ

ピーター・ズントーが2007年に完成させた、ドイツの「ブラザー・クラウス野外礼拝堂」のクオリティ高めの動画 ヴァレリオ・オルジアティがデザインした、スイス・フリムスのケーブルウェイの車両の写真

ヴァレリオ・オルジアティがデザインした、スイス・フリムスのケーブルウェイの車両の写真です。

秀田佑美+秀田和則 / 秀田建築設計事務所による、奈良・奈良市の住宅「高畑の家」
秀田佑美+秀田和則 / 秀田建築設計事務所による、奈良・奈良市の住宅「高畑の家」 photo©花城辰男/時空アート

秀田佑美+秀田和則 / 秀田建築設計事務所が設計した、奈良・奈良市の住宅「高畑の家」です。

敷地は伝統的な町家や路地で形成された奈良町と、自然豊かな奈良公園や春日原生林、そして社家町であり文化人に愛され親しまれた高畑界隈、これらのエリアから距離は近くても風景や空気が異なり依存しない、「無所属」のような場所である。
かつて路地や長屋が連続し、混沌としていた町が一掃され、1970年代に造られた幅員16mの巨大な県道が前面道路であり、沿道の建物は昭和の後半に作られた和洋折衷様式が多く立ち並ぶ。
広い歩道や大木に成長した街路樹、絶対的なインフラ優位で造りこまれたこの環境に対峙する必要もなく、この場所を伝統と自然、現在進行の中立的な位置づけと考え、そこに調和するべく出来る限り無機質であり、無所属である住宅建築を目指した。

岸和郎がnoteのアカウントを開設して記事の公開を開始

京都を拠点とする建築家の岸和郎がnoteのアカウントを開設して記事の公開を開始しています。

建築家・建築設計事務所 ケイ・アソシエイツ主宰  京都大学名誉教授/京都工芸繊維大学名誉教授  現在は京都造形芸術大学大学院教授

山田紗子建築設計事務所による、東京・世田谷区の自宅兼事務所「daita2019」の動画 ヘルツォーグ&ド・ムーロンが計画を進めることになった、ドイツ・ミュンヘンの既存建物をオフィスへと改修・増築するプロジェクトの画像

ヘルツォーグ&ド・ムーロンが計画を進めることになった、ドイツ・ミュンヘンの既存建物をオフィスへと改修・増築するプロジェクトの画像が4枚、designboomに掲載されています。

多田正治アトリエ+ENDO SHOJIRO DESIGNによる、京都の、築約120年の京町家をリノベーションした宿泊施設「mugen plus」
多田正治アトリエ+ENDO SHOJIRO DESIGNによる、京都の、築約120年の京町家をリノベーションした宿泊施設「mugen plus」 photo©松村康平
多田正治アトリエ+ENDO SHOJIRO DESIGNによる、京都の、築約120年の京町家をリノベーションした宿泊施設「mugen plus」 photo©松村康平

多田正治アトリエENDO SHOJIRO DESIGNによる、京都の、築約120年の京町家をリノベーションした宿泊施設「mugen plus」です。

京都・西陣地区にある築約120年の京町家をリノベーションした。
京都の宿「京旅籠むげん」の別邸として営業する一棟貸しのゲストハウスである。
1~2名の大人だけの宿泊客を対象にした「京旅籠むげん」に対して、「mugen plus」では子どもを含めた家族連れが宿泊できる。

京町家のリノベーションを考える上で、空間を高さ方向に豊かさにすることを試みた。
床の高さが少しずつ異なる空間が連続することで、様々なすき間がうまれ視線の流れがつくられる。
高さによる分断と視線による接続によって、京町家は新しい空間となる。

80平米程の小さな宿泊施設の中に、様々なスケールの空間ともてなしのためのアイデアを用意した。
日常であり非日常でもある京都の旅を楽しむための宿泊空間を目指した。

UMA / design farmによるプロジェクトディレクション、dot architects+アトリエ縁と加藤正基による空き家改修で宿泊施設等が完成した、島根・邑南町日貫の地域再生の取り組み「日貫一日」(7/28にオープンハウスも開催)
UMA / design farmによるプロジェクトディレクション、dot architects+アトリエ縁と加藤正基による空き家改修で宿泊施設等が完成した、島根・邑南町日貫の地域再生の取り組み「日貫一日」(7/28にオープンハウスも開催)dot architects+アトリエ縁による「安田邸」 photo©Takumi Ota
UMA / design farmによるプロジェクトディレクション、dot architects+アトリエ縁と加藤正基による空き家改修で宿泊施設等が完成した、島根・邑南町日貫の地域再生の取り組み「日貫一日」(7/28にオープンハウスも開催)加藤正基による「一揖(いちゆう)」 photo©Takumi Ota

UMA / design farmによるプロジェクトディレクション、dot architectsアトリエ縁加藤正基による空き家改修で宿泊施設等が完成した、島根・邑南町日貫の地域再生の取り組み「日貫一日(ひぬいひとひ)」です。
また2019年7月28日にはオープンハウスも開催され、その情報も併せて掲載します。施設の公式サイトはこちら

「(仮称)豊田市博物館」設計プロポで、坂茂建築設計が設計者に特定

「(仮称)豊田市博物館」設計プロポーザルで、坂茂建築設計が設計者に特定されています。次点は隈研吾建築都市設計事務所でした。リンク先PDFには一次審査段階に残った事務所も掲載されています。計画案は掲載されていません。

【ap job更新】 株式会社 小黒将年建築設計事務所が、意匠設計スタッフ(正社員・パート・アルバイト)を募集中
【ap job更新】 株式会社 小黒将年建築設計事務所が、意匠設計スタッフ(正社員・パート・アルバイト)を募集中
【ap job更新】 株式会社 小黒将年建築設計事務所が、意匠設計スタッフ(正社員・パート・アルバイト)を募集中

 
アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

株式会社 小黒将年建築設計事務所の、意匠設計スタッフ(正社員・パート・アルバイト)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

 オフィスのある江戸川区近辺のプロジェクトが多く、個人住宅や集合住宅、ホテル、店舗などの新築やリノベーション、コンバージョンなど用途や方式はさまざまです。構造もRC造、鉄骨造、木造など最適なものを提案しています。

 建築主と一緒につくっていくことをモットーにしているので、プロジェクトごとに新しい挑戦があります。

 けんちくが好きでひとを大切にする方を募集します。

東京理科大学坂牛研究室による、山梨・富士吉田市の、短期居住用のスペース「Fujihimuro(Residence)」
東京理科大学坂牛研究室による、山梨・富士吉田市の、短期居住用のスペース「Fujihimuro(Residence)」 photo©東京理科大学坂牛研究室

東京理科大学坂牛研究室による、山梨・富士吉田市の、短期居住用のスペース「Fujihimuro(Residence)」です。

氷室をギャラリーにコンバージョンすると同時に、それに隣接する空き家も短期居住用のスペースへとリノベーションすることとなった。
既存建物は、RC造の躯体の中に木造による内装が入れ子になった構成となっていた。そこで、木造部分を剥ぎ取る部分とそのまま残す部分、新たに付け足す部分の3つ(RC、木、白色)の関係性を再構築することによって、小さい建物ではあるが、場所ごとに要求される機能を満たしながら、それぞれの場所に異なる雰囲気を生み出すことを試みている。
一方で、それぞれの場所のテクスチャが完全に断絶した状態ではなく、微妙にオーバーラップする状態(例えば1階の真っ白いリビングの吹き抜けから2階の既存RC壁が少しだけ見える、2階の合板床が階段踏面となって1階まで伸びるなど)をつくることで滞在者が建物を動き回る経験の中で、全体が緩やかに連続するひとつの建物として現れてくることを目指している。
(中川宏文)

Subscribe and Follow

公式アカウントをフォローして、
見逃せない建築情報を受け取ろう。

「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

  • 情報募集建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
  • メールマガジン メールマガジンで最新の情報を配信しています。