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湯浅良介による、京都市の、けんちくセンターCoAKでの建築展「TEMPO++」。他者との対話を通して“オートマティック”に建築を創作する建築家の展示。近作の“TEMPO”に焦点を当て、図面・模型・映像などの複数のメディアで表現。加えて絵本に着想を得たドローイングシリーズも公開
湯浅良介による、京都市の、けんちくセンターCoAKでの建築展「TEMPO++」。他者との対話を通して“オートマティック”に建築を創作する建築家の展示。近作の“TEMPO”に焦点を当て、図面・模型・映像などの複数のメディアで表現。加えて絵本に着想を得たドローイングシリーズも公開 photo©堀井ヒロツグ
湯浅良介による、京都市の、けんちくセンターCoAKでの建築展「TEMPO++」。他者との対話を通して“オートマティック”に建築を創作する建築家の展示。近作の“TEMPO”に焦点を当て、図面・模型・映像などの複数のメディアで表現。加えて絵本に着想を得たドローイングシリーズも公開 photo©堀井ヒロツグ
湯浅良介による、京都市の、けんちくセンターCoAKでの建築展「TEMPO++」。他者との対話を通して“オートマティック”に建築を創作する建築家の展示。近作の“TEMPO”に焦点を当て、図面・模型・映像などの複数のメディアで表現。加えて絵本に着想を得たドローイングシリーズも公開 photo©堀井ヒロツグ

湯浅良介による、京都市の、けんちくセンターCoAKでの建築展「TEMPO++」です。
他者との対話を通して“オートマティック”に建築を創作する建築家の展示です。近作の“TEMPO”に焦点を当て、図面・模型・映像などの複数のメディアで表現します。加えて、絵本に着想を得たドローイングシリーズも公開されます。会期は、2024年6月23日まで(※月・火・水休館)。また会期中にトークイベントも企画されています(詳細は末尾に記載します)。展覧会の公式ページはこちら

近年、ドローイングや住宅建築、また展覧会などで注目を集める建築家湯浅良介。
湯浅氏にとって建築とは常に自身も含めた他者との対話、あるいは他者の介入によってオートマティックに決定される創作物です。

建築家が考えた強いコンセプトによって全体が制御されることよりも、複数の原理や主体性が空間を決定していくことで、断片的なイメージがコラージュのように展開し、分裂症的な全体像が浮かび上がります。

それは建築をただ人間の用のためのプロダクトとしてではなく、それ自体が自律したミステリアスな隣人として共棲するという、人と建築の本来的/根源的な関係性を想起させます。湯浅氏が描く特徴的なドローイングもまた建築の持つこの自律的な想像力に向けた表現の可能性を追求するものだと言えます。

キュレーターによるテキストより

本展では昨年発表された商品化店舗付き住宅「TEMPO」にフォーカスし、建築を図面や模型のみならずドローイングや映像、AIコラージュなどの複数のメディアによって多層的に表現します。

積み木のような遊戯性や可愛らしさを感じさせる全体像からは、この住宅が物語の中の架空の住宅のようにも見えますが、実際の敷地やクライアントが未定という商品化住宅特有の条件や、ZEH(Net Zero Energy House)という現代的な環境性能の担保が重要な鍵になっています。

シンプルな幾何学的エレメントの組み合わせは、状況に応じて組み合わせや大きさを変化できるという可変性を担保しつつも、結果的にクラシカルな建築の普遍性にも結びついています。また、ともすれば技術的な操作が主題になりそうなZEHへの対応においても、湯浅氏はそのことをむしろ契機として、住宅を人の暮らしと地球や宇宙のリズムが響き合う場であると捉え直し、通俗的な環境問題とは異なるナラティブ(物語)を並置します。

キュレーターによるテキストより

またTEMPO関連作品にプラスし、絵本から着想を得て描かれたドローイング「Where The Wild Things Are」も展示します。物語の世界に生息する、それ自体が生き物のような想像上の建築たちは親しみやすさと同時に、どこか不気味さを感じさせます。
さらに会場の窓に本展のためのドローイングをプラスしてもらいました。これら性質の異なる3つの展示を通して、湯浅氏の建築に向かう思考に迫ります。

キュレーターによるテキストより
魚谷繁礼が、自身のTOTOギャラリー・間での展覧会「都市を編む」を解説している動画

魚谷繁礼が、自身のTOTOギャラリー・間での展覧会「都市を編む」を解説している動画です。アーキテクチャーフォトでは、この展覧会を特集記事として紹介しています。展覧会の公式ページはこちら

以下は、展覧会公式の概要です。

TOTOギャラリー・間では、「魚谷繁礼展 都市を編む」を開催します。

魚谷繁礼氏は、京都をはじめ各都市の構成に関するリサーチをベースに京町家の改修を120件以上手掛けるなど、都市の文脈の継承について問題意識をもちながら建築の実践に取り組んでいます。京都では、日々町家や長屋が取り壊されてマンションや駐車場に替わるなど、歴史的街並みが消滅の危機にあります。その中で魚谷氏は、町家だけでなく路地や地割りなどの、建築遺構を継承する活動を続けています。

例えば「コンテナ町家」では長屋の一角を鉄骨フレームで覆ったうえでコンテナユニットと組合せ、路地を残しつつ現代的な活用ニーズに応えました。2023年度日本建築学会賞(作品)を受賞した「郭巨山会所(かっきょやまかいしょ)」では、祇園祭の歴史的会所建築を、保存建築物に関する制度を活用しつつ、既存の木構造と鉄骨造のハイブリッドによる増築で再生させました。このように、現代的な技術を多様な手法で歴史性や地域性に編み込むことによって、街並みや建築を次の100年に継承し、より豊かな都市空間や都市居住の実現を目指しています。魚谷氏の実践は京都での豊富な実務経験を元に、日本各地や海外にも広がっています。

本展では、こうした魚谷氏の都市と建築に向けた視座を「都市を編む」というタイトルで表現します。「都市を編む」とは、「都市の時間を重ねる」ことと「都市構造を読み解き再編集する」ことの両方の意味を内包しています。展覧会を通して、歴史と未来を繋ぐ現代建築の可能性を感じ取っていただければ幸いです。

平田晃久の練馬区立美術館での建築展「平田晃久―人間の波打ちぎわ」の入場チケットをプレゼント。“からまりしろ”を掲げて様々なプロジェクトを手掛ける建築家の展覧会。模型・スケッチ・インスタレーションを通して、平田建築を包括する新しい言葉“波打ちぎわ”を体験的に理解できる空間がつくられる
平田晃久の練馬区立美術館での建築展「平田晃久―人間の波打ちぎわ」の入場チケットをプレゼント。“からまりしろ”を掲げて様々なプロジェクトを手掛ける建築家の展覧会。模型・スケッチ・インスタレーションを通して、平田建築を包括する新しい言葉“波打ちぎわ”を体験的に理解できる空間がつくられる太田市美術館・図書館(2017年) photo©Daici Ano

平田晃久の練馬区立美術館での建築展「平田晃久―人間の波打ちぎわ」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
“からまりしろ”を掲げて様々なプロジェクトを手掛ける建築家の展覧会です。模型・スケッチ・インスタレーションを通して、平田建築を包括する新しい言葉“波打ちぎわ”を体験的に理解できる空間がつくられます。
会期は、2024年7月28日~2024年9月23日。展覧会の公式サイトはこちら。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2024年7月16日(火)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

練馬区立美術館では、建築家・平田晃久の建築世界を紹介する展覧会を開催します。「建築とは<からまりしろ>をつくることである」というコンセプトは、平田の建築に一貫しています。平田の造語である<からまりしろ>とは、はっきりと形作られる空間領域とは異なり、「ふわふわとした隙間の錯綜」、つまりはあらゆる物質の傍らとも言える領域の重なりを指します。それは人間世界に限ったことではなく、植物、動物、異なる時空の文化なども含んだ広義での生命体との共有可能性を探る試みでもあり、人間が狭い意味での「人間」から自由になる未来に向けた試みでもあります。

平田のコンセプトが形となった公共建築としては、2022年に日本建築学会賞を受賞した「太田市美術館・図書館」(2017年)が代表されますが、区切られた空間や内と外が絡まりあう<からまりしろ>を実現した地域のランドマークとして市民に愛されています。また複数の住居や商業施設なども手掛け、平田の哲学的理論と自然や生命への憧憬が反映された独創性あふれる空間を現出しています。

このたび、これらの代表的な建築作品群に、練馬区立美術館も新しく加わることとなりました。図書館と一体化し、融合する新生美術館の建築コンセプトは、「21世紀の富士塚/アートの雲/本の山」。練馬に古くから存在する「富士塚」をテーマに、「美術と本」を街や人々とつなぐ場として構想されました。当館は、約40年にわたる歩みを継承しつつも、このコンセプトのもと新しい局面を迎えることとなります。

本展では、これまでの平田建築から新しい練馬区立美術館をはじめ、現在進行中のプロジェクト、そして未来への展望を踏まえて紹介します。現代建築を代表する建築家・平田晃久の世界観をお楽しみください。

【ap job更新】 荒木信雄 / アーキタイプが、設計スタッフ(2024年新卒・既卒)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 荒木信雄 / アーキタイプが、設計スタッフ(2024年新卒・既卒)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 荒木信雄 / アーキタイプが、設計スタッフ(2024年新卒・既卒)とアルバイトを募集中蒲池眼鏡舗

荒木信雄 / アーキタイプの、設計スタッフ(2024年新卒・既卒)とアルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

東京事務所の設計スタッフ、アルバイトを募集致します。

東京事務所は、窓から気持ちよく代々木公園が一望できる場所にあります。
アトリエ事務所には珍しく、幅広い年齢層のスタッフが在籍しており、若い世代のフレッシュな力や考えを取り入れると共に、上の世代の経験や知識を受け継いでいくことができる環境です。

住宅、オフィス、ギャラリー、ショップなど幅広いプロジェクトが常に進行しておりますので、今までのご経験やスキルを十分に活かしていただき、やりがいを感じながら更なるスキルUPが望める職場です。

トラフ建築設計事務所による、大阪市の店舗「NUBIAN OSAKA」。延床約340㎡の衣料品のセレクトショップ。服の個性を“映えさせる”在り方を目指し、気積を活かして“ダイナミックでミニマル”な空間を構築。什器類のデザインで“浮遊感”という特徴も空間に付与する
トラフ建築設計事務所による、大阪市の店舗「NUBIAN OSAKA」。延床約340㎡の衣料品のセレクトショップ。服の個性を“映えさせる”在り方を目指し、気積を活かして“ダイナミックでミニマル”な空間を構築。什器類のデザインで“浮遊感”という特徴も空間に付与する外観、エントランスゲートを見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、大阪市の店舗「NUBIAN OSAKA」。延床約340㎡の衣料品のセレクトショップ。服の個性を“映えさせる”在り方を目指し、気積を活かして“ダイナミックでミニマル”な空間を構築。什器類のデザインで“浮遊感”という特徴も空間に付与するキャッシャーエリアから売場を見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、大阪市の店舗「NUBIAN OSAKA」。延床約340㎡の衣料品のセレクトショップ。服の個性を“映えさせる”在り方を目指し、気積を活かして“ダイナミックでミニマル”な空間を構築。什器類のデザインで“浮遊感”という特徴も空間に付与する売場、中央の全方位スピーカーを見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、大阪市の店舗「NUBIAN OSAKA」。延床約340㎡の衣料品のセレクトショップ。服の個性を“映えさせる”在り方を目指し、気積を活かして“ダイナミックでミニマル”な空間を構築。什器類のデザインで“浮遊感”という特徴も空間に付与するキャッシャーエリアのディスプレイカウンターを見る。 photo©阿野太一

トラフ建築設計事務所が設計した、大阪市の店舗「NUBIAN OSAKA」です。
延床約340㎡の衣料品のセレクトショップです。建築家は、服の個性を“映えさせる”在り方を目指し、気積を活かして“ダイナミックでミニマル”な空間を構築しました。また、什器類のデザインで“浮遊感”という特徴も空間に付与しました。店舗の場所はこちら(Google Map)

国内外のモード、ストリートカルチャーを融合させ新たなトレンドを生み出すセレクトショップ、NUBIAN。

原宿店、渋谷PARCO店、名古屋PARCO店に続き、大阪で同店過去最大となる路面店の内外装を手掛けた。クリエイティブなショップが集まる大阪、堀江の角地にある高層タワーの1階、約340㎡の商業区画が敷地となった。

建築家によるテキストより

1階商業区画の赤レンガ張りのファサードに対し、ロゴをあしらった黒のゲートで店内へと客を誘導する。ゲートは、屋内のディスプレイカウンターがある低天井のエリアまで続く。

建築家によるテキストより

一段下りたフロアが売場になっており、約4.8mの天井高を活かした広大なワンルームの空間を確保した。荒々しいRC造の床と天井、柱に対し、平滑な光幕天井のボックスと中央のガラス什器が対比的に存在し、商品に浮遊感を与えている。

長さ約12mの光幕天井のボックス下には、メインのハンガー什器を設え、床から隆起したようなコンクリート打ち放しのディスプレイ、柱周りのガラス什器や壁面のニッチ棚でブランドごとにカテゴライズする。

また、店内奥のミラーが空間を倍に拡大しており、そのミラー面の端には3方がミラー仕上げのフィッティングルームを備えた。

天井高を活かし、頭上にはシャンデリアのような全方位スピーカーを浮かべ、ディスプレイカウンター上部にはメインスピーカー、空間の奥にはリアスピーカーを吊り、同店がこだわる本格的な音響環境を実現した。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 美しい建築デザインで、人の心を豊かにする建築づくりを目指す「岸研一建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)を募集中
【ap job更新】 美しい建築デザインで、人の心を豊かにする建築づくりを目指す「岸研一建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)を募集中
【ap job更新】 美しい建築デザインで、人の心を豊かにする建築づくりを目指す「岸研一建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)を募集中住宅外観01

美しい建築デザインで、人の心を豊かにする建築づくりを目指す「岸研一建築設計事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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株式会社岸研一建築設計事務所では、設計スタッフを緊急募集します。

私たちの事務所では、新築戸建ての注文住宅を中心に、様々なプロジェクトに取り組んでおります。

2002年に個人事務所として開業し、着実に実績を積むことができ、最近では、個人の注文住宅の他、リゾートホテルや集合住宅の計画も進めています。個人だけでなくより多くの人に、美しく、洗練されたデザインで人の心を豊かにできるような建築づくりを目指しています。一つ一つのプロジェクトに真摯に向き合い、ディーティールにこだわり、丁寧な設計監理を心がける様、日々精進しております。

現在、私以外に設計スタッフ5名、アルバイト1名の体制で、協力しながら和気あいあいとコミュニケーションを大切に仕事をしております。
スタッフの平均年齢は29歳で、男女比は4:6で女性も活躍中です。

誠実で意欲があり、建築に真摯に向き合える方、まだ発展途上の私たちですが、一緒に取り組んでいただける方を大募集します。

ご連絡を心よりお待ちしております。

チョウ・ミンスクによる、2024年のサーペンタイン・パヴィリオン「Archipelagic Void」。毎年1組が選定され造られる期間限定の建築。歴史ある敷地に“何を加えられるか”を探求し、白紙ではなく“周辺の多くの要素を考慮する”設計を志向。ヴォイドを中心として周りに“5つの島”を備えた建築を造る
チョウ・ミンスクによる、2024年のサーペンタイン・パヴィリオン「Archipelagic Void」。毎年1組が選定され造られる期間限定の建築。歴史ある敷地に“何を加えられるか”を探求し、白紙ではなく“周辺の多くの要素を考慮する”設計を志向。ヴォイドを中心として周りに“5つの島”を備えた建築を造るSerpentine Pavilion 2024, Archipelagic Void, designed by Minsuk Cho, Mass Studies © Mass Studies Photo: Iwan Baan Courtesy: Serpentine
チョウ・ミンスクによる、2024年のサーペンタイン・パヴィリオン「Archipelagic Void」。毎年1組が選定され造られる期間限定の建築。歴史ある敷地に“何を加えられるか”を探求し、白紙ではなく“周辺の多くの要素を考慮する”設計を志向。ヴォイドを中心として周りに“5つの島”を備えた建築を造るSerpentine Pavilion 2024, Archipelagic Void, designed by Minsuk Cho, Mass Studies © Mass Studies Photo: Iwan Baan Courtesy: Serpentine
チョウ・ミンスクによる、2024年のサーペンタイン・パヴィリオン「Archipelagic Void」。毎年1組が選定され造られる期間限定の建築。歴史ある敷地に“何を加えられるか”を探求し、白紙ではなく“周辺の多くの要素を考慮する”設計を志向。ヴォイドを中心として周りに“5つの島”を備えた建築を造るSerpentine Pavilion 2024, Archipelagic Void, designed by Minsuk Cho, Mass Studies © Mass Studies Photo: Iwan Baan Courtesy: Serpentine
チョウ・ミンスクによる、2024年のサーペンタイン・パヴィリオン「Archipelagic Void」。毎年1組が選定され造られる期間限定の建築。歴史ある敷地に“何を加えられるか”を探求し、白紙ではなく“周辺の多くの要素を考慮する”設計を志向。ヴォイドを中心として周りに“5つの島”を備えた建築を造るSerpentine Pavilion 2024, Archipelagic Void, designed by Minsuk Cho, Mass Studies © Mass Studies Photo: Iwan Baan Courtesy: Serpentine

チョウ・ミンスク / マス・スタディーズが設計した、イギリス・ロンドンの、2024年のサーペンタイン・パヴィリオン「Archipelagic Void」です。
毎年1組が選定され造られる期間限定の建築です。建築家は、歴史ある敷地に“何を加えられるか”を探求し、白紙ではなく“周辺の多くの要素を考慮する”設計を志向しました。そして、ヴォイドを中心として周りに“5つの島”を備えた建築を造りました。公開期間は、2024年6月7日~10月27日です。施設の公式ページはこちら


こちらはリリーステキストの翻訳です

第23回サーペンタイン・パヴィリオン「Archipelagic Void」は、ソウルを拠点とする韓国の建築家チョ・ミンスクと彼の事務所マススタディーズが設計し、2024年6月7日に一般公開されます。また、ゴールドマン・サックスは10年連続でこのプロジェクトを支援しています。

特別キュレーションのアクティベーション・シーズンの幕開けとなる第23回サーペンタイン・パヴィリオンでは、新しいコミッションによるサウンドスケープ、ライブラリー、一連のパフォーマンスやトークショーが開催されます

5つの「島」で構成されるパビリオンの各構造物は、大きさ、形、名前、目的がユニークで、6月から10月までのサーペンタインのライブ・プログラムに多面的なプラットフォームを提供します。

パヴィリオンの主要入口となるギャラリーでは、音楽家・作曲家のチャン・ヨンギュが制作した6チャンネルのサウンド・インスタレーション「The Willow is in the Summer and Moonlight in Autumn」が上演されます。パヴィリオンの周囲の環境からインスピレーションを得たチャンは、ケンジントン・ガーデンで録音した自然や人間の活動から得た音を、伝統的な韓国の声楽や楽器に取り入れました。特徴的な音色とメロディーは、季節の変化をトレースしています。それらは常に変化し続ける公園の景観と生態系に呼応しています。

アーティストのヘマン・チョンとアーキビストのレニー・スタールによる未読本図書館は、パヴィリオンの北側に設置されます。「生きた」参考図書館として機能するアート作品として構想され、各書籍は、共通の知識のプールを形成するために、前の所有者から寄贈されたものです。来館者は、手持ちの未読本の寄贈を歓迎され、コレクションを増やしていくことができます。これらのタイトルにアクセスできるようにすることで、未読本図書館は集合的なジェスチャーとして機能し、アクセスと流通の概念に取り組んでいます。

サーペンタインビルディングの歴史にちなみ、ティーハウスはパヴィリオンの東側に位置します。ジェームズ・グレイ・ウェストの設計によるサーペンタイン・サウス・ビルディングは1934年にオープンし、当初は1960年代初頭までティーハウスとして機能していましたが、1970年にアートギャラリーとして再オープンしました。

屋外で遊べるスペースとして、パヴィリオンにはプレイ・タワーもあります。鮮やかなオレンジ色のネットスケープで覆われたピラミッド型の構造で、来場者が登って交流できるようになっています。

西側には、5つの「島」の中で最大の建造物であるオーディトリアムがあります。内壁にベンチが設置されたこのスペースは、市民が集い、パフォーマンスやトークを行う場所となります。2024年6月7日(金)に、チョウ・ミンスクがサーペンタイン・アーティスティック・ディレクターのハンス・ウルリッヒ・オブリストと対談し、今年のパビリオンの背後にあるインスピレーション、チョウの建築へのアプローチ、コミッションの歴史について語ります。

また、サーペンタイン・ パヴィリオン2024は、アーティストたちが新しいサイトスペシフィック作品を創作する、音楽、詩、パフォーマンス、ダンスなどのライブな出会いの場として毎年開催される学際的なプラットフォーム、サーペンタインのパークナイトの会場にもなります。

【ap job更新】 “状況の中の建築 / 状況のデザイン”をテーマに活動する「ihrmk」が、設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 “状況の中の建築 / 状況のデザイン”をテーマに活動する「ihrmk」が、設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 “状況の中の建築 / 状況のデザイン”をテーマに活動する「ihrmk」が、設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中はつせ三田(集合住宅) ©Inatsugu Taisuke

“状況の中の建築 / 状況のデザイン”をテーマに活動する「ihrmk」の、設計スタッフ(既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

ihrmkでは設計スタッフ(経験者)を募集しています。

【ihrmk(アイエイチアールエムケイ)について】
井原正揮、井原佳代が主宰する東京の設計事務所です。2015年に設立し、リノベーション、住宅、集合住宅、公共建築など様々な規模の建築の設計・監理を行っています。プロジェクトは東北から九州まで多岐に渡ります。

私たちは設計活動において、「状況の中の建築/状況のデザイン」を意識しています。

動的な状況の中から状況そのものをデザインすること、物理的・機能的・社会的な状況変化への応答、状況とデザイン相互のフィードバックの中に新しい建築のあり方を見い出したいと考えています。

人と環境というのは、以前はどちらかに焦点を当てて行き来すると考えられていましたが、そうではなくてこの間に相互作用があって、相互関係を通して適応し続けていく。それが「状況の中の人」と定義されています。

建築に置き換えてみても、建築と環境のどちらかに焦点をあててどちらかを無理に変えようとするのではなく、混じりあうのでもなく、「状況の中の建築」をデザインしていきたい。そういうふうに考えながら敷地や人々、素材を丁寧にくみ取り設計をしています。

事務所は東京港区にある自社設計の「はつせ三田」に構えています。敷地調査から、計画、設計、監理までスタッフ全員で情報共有しながら取り組んでいます。

チームとして一緒に取り組んでいただける方のご応募をお待ちしております。

tombow architectsとsunabaによる、茨城・つくば市の住宅「hut N」。古い住宅群が残る郊外の敷地。“土地に根差す生活”の切っ掛けとなり“周囲に意識も向ける”存在を求め、街並みを参照しつつも“少しの違和感”を与える建築を志向。切妻の量塊が浮かぶ様な“建ち方”の住宅を造る
tombow architectsとsunabaによる、茨城・つくば市の住宅「hut N」。古い住宅群が残る郊外の敷地。“土地に根差す生活”の切っ掛けとなり“周囲に意識も向ける”存在を求め、街並みを参照しつつも“少しの違和感”を与える建築を志向。切妻の量塊が浮かぶ様な“建ち方”の住宅を造る外観、東側より見る。 photo©山内紀人
tombow architectsとsunabaによる、茨城・つくば市の住宅「hut N」。古い住宅群が残る郊外の敷地。“土地に根差す生活”の切っ掛けとなり“周囲に意識も向ける”存在を求め、街並みを参照しつつも“少しの違和感”を与える建築を志向。切妻の量塊が浮かぶ様な“建ち方”の住宅を造る外観、東側道路より見る。 photo©山内紀人
tombow architectsとsunabaによる、茨城・つくば市の住宅「hut N」。古い住宅群が残る郊外の敷地。“土地に根差す生活”の切っ掛けとなり“周囲に意識も向ける”存在を求め、街並みを参照しつつも“少しの違和感”を与える建築を志向。切妻の量塊が浮かぶ様な“建ち方”の住宅を造る1階、リビングからダイニングとキッチンを見る。 photo©山内紀人
tombow architectsとsunabaによる、茨城・つくば市の住宅「hut N」。古い住宅群が残る郊外の敷地。“土地に根差す生活”の切っ掛けとなり“周囲に意識も向ける”存在を求め、街並みを参照しつつも“少しの違和感”を与える建築を志向。切妻の量塊が浮かぶ様な“建ち方”の住宅を造る2階、廊下から吹抜側を見る。 photo©山内紀人

小林佑輔 / tombow architects長谷川祥 / sunabaが設計した、茨城・つくば市の住宅「hut N」です。
古い住宅群が残る郊外の敷地での計画です。建築家は、“土地に根差す生活”の切っ掛けとなり“周囲に意識も向ける”存在を求め、街並みを参照しつつも“少しの違和感”を与える建築を志向しました。そして、切妻の量塊が浮かぶ様な“建ち方”の住宅を造りました。

茨城県つくば市の郊外住宅地に建つ夫婦と子供2人のための住宅である。

建築家によるテキストより

郊外でありながら隣家が建て詰まっている状況において、古くからある住宅地に異物を持ち込むことに違和感を感じた。建主が全く別の地域から移り住む際に、建築がコミュニケーションの弊害になってはならないと思うし、土地に根ざした生活のきっかけになるべきだと考える。

建築家によるテキストより

周囲を見渡すと4~5寸の瓦屋根に漆喰壁と板金を組み合わせた外壁の形式を取っている家が多いことが分かった。また、設計を進める中で施主が外からの視線を嫌うことが分かり、周囲に対する開放性を開口以外でつくることが求められた。

そこで、1,2階のボリュームで葺き方を変えた板金の外壁とし、前面道路側に開口がない切妻のボリュームが浮いているような建ち方とした。これから周囲の建て替えが進むことが予想されるなかで、要素を抽出しながらも周囲と比較すると違和感を感じるような建ち方は、周囲に目がいくきっかけとなり、駅前で見られる無自覚の暴力性によるちぐはぐな状況から距離を取る手段として有効ではないかと考えた。

建築家によるテキストより
津金愛理+フン・チョク・テイ / オンデザインによる、東京・世田谷区の住戸改修「拡がるリビングの家」。築40年の集合住宅内での計画。家族や友人とシェアできるリビングの要望に、集まるだけではない“様々な活動が同時多発的に起こる”空間を志向。個室の機能の一部も取り出してリビング内に多様な居場所を作る
津金愛理+フン・チョク・テイ / オンデザインによる、東京・世田谷区の住戸改修「拡がるリビングの家」。築40年の集合住宅内での計画。家族や友人とシェアできるリビングの要望に、集まるだけではない“様々な活動が同時多発的に起こる”空間を志向。個室の機能の一部も取り出してリビング内に多様な居場所を作るリビングから玄関側を見る。 photo©鳥村鋼一
津金愛理+フン・チョク・テイ / オンデザインによる、東京・世田谷区の住戸改修「拡がるリビングの家」。築40年の集合住宅内での計画。家族や友人とシェアできるリビングの要望に、集まるだけではない“様々な活動が同時多発的に起こる”空間を志向。個室の機能の一部も取り出してリビング内に多様な居場所を作るサブリビング photo©鳥村鋼一
津金愛理+フン・チョク・テイ / オンデザインによる、東京・世田谷区の住戸改修「拡がるリビングの家」。築40年の集合住宅内での計画。家族や友人とシェアできるリビングの要望に、集まるだけではない“様々な活動が同時多発的に起こる”空間を志向。個室の機能の一部も取り出してリビング内に多様な居場所を作るダイニングから「ナガメカウンター」を見る。 photo©鳥村鋼一

津金愛理+フン・チョク・テイ / オンデザインが設計した、東京・世田谷区の住戸改修「拡がるリビングの家」です。
築40年の集合住宅内での計画です。建築家は、家族や友人とシェアできるリビングの要望に、集まるだけではない“様々な活動が同時多発的に起こる”空間を志向しました。そして、個室の機能の一部も取り出してリビング内に多様な居場所を作りました。

築40年のマンションの一室の改修。
施主の要望はリビングを大きくし、友人や家族でリビングをシェアしたいというものであった。

従来のリビングは、家族全員でテレビを見たり食事をしたりと、一箇所に集まって過ごすことを想定して作られていたことが多かったように思う。リビングでの活動が多様化している中、一箇所に集まるだけではなく、様々な活動が同時多発的に起こるようなリビングのあり方が必要ではないか。

建築家によるテキストより

キッチンとリビングの間仕切り壁を撤去し、オープンなキッチンに変更した。
既存の間取りは、北側が寝室、南側がリビング、その間が廊下と一般的な間取りであった。寝室や収納を確保すると、リビングを大きくするには限界があった。そこで寝室の一部を共用部に置換し、収納や本棚、読書スペースなどの共用の機能を挿入し、その場所をサブリビングと名付けた。サブリビングの窓は玄関まで光と風を通す。

建築家によるテキストより

サブリビングでは1人で読書や、仕事をしたり、2,3人で話をしたり、リビングの延長線として過ごすことができる。
またリビングの窓際に造作カウンターを設けた。視線は外に向き、リビングとルーフバルコニーが繋がる。

建築家によるテキストより
アリソン理恵と岡野愛結美による、東京・目黒区の店舗「ムーンスター自由が丘」。WSや展示なども行う靴メーカーの直営店。“物の背景への想像力”を取戻すような存在を目指し、施主企業の技術も使って制作した什器や照明で構成する空間を考案。建具と什器に可動性を与えて“柔軟な”平面も意図
アリソン理恵と岡野愛結美による、東京・目黒区の店舗「ムーンスター自由が丘」。WSや展示なども行う靴メーカーの直営店。“物の背景への想像力”を取戻すような存在を目指し、施主企業の技術も使って制作した什器や照明で構成する空間を考案。建具と什器に可動性を与えて“柔軟な”平面も意図店舗のエントランスを見る。 photo©栗田萌瑛
アリソン理恵と岡野愛結美による、東京・目黒区の店舗「ムーンスター自由が丘」。WSや展示なども行う靴メーカーの直営店。“物の背景への想像力”を取戻すような存在を目指し、施主企業の技術も使って制作した什器や照明で構成する空間を考案。建具と什器に可動性を与えて“柔軟な”平面も意図売場からストック側を見る。 photo©栗田萌瑛
アリソン理恵と岡野愛結美による、東京・目黒区の店舗「ムーンスター自由が丘」。WSや展示なども行う靴メーカーの直営店。“物の背景への想像力”を取戻すような存在を目指し、施主企業の技術も使って制作した什器や照明で構成する空間を考案。建具と什器に可動性を与えて“柔軟な”平面も意図売場、壁面の展示棚を見る。 photo©栗田萌瑛
アリソン理恵と岡野愛結美による、東京・目黒区の店舗「ムーンスター自由が丘」。WSや展示なども行う靴メーカーの直営店。“物の背景への想像力”を取戻すような存在を目指し、施主企業の技術も使って制作した什器や照明で構成する空間を考案。建具と什器に可動性を与えて“柔軟な”平面も意図売場、什器を見る。 photo©栗田萌瑛

アリソン理恵 / ARAと岡野愛結美 / KONTEが設計した、東京・目黒区の店舗「ムーンスター自由が丘」です。
WSや展示なども行う靴メーカーの直営店の計画です。建築家は、“物の背景への想像力”を取戻すような存在を目指し、施主企業の技術も使って制作した什器や照明で構成する空間を考案しました。また、建具と什器に可動性を与えて“柔軟な”平面も意図されました。店舗の公式ページはこちら

一足の靴を作るためにも、実は多様な職能や素材、知恵や様々な手仕事の積み重ねが必要である。私たちが日頃思考停止しつつある、ものの背景、作り方への想像力を少しだけ取り戻すことのできるような店舗デザインを目指した。

建築家によるテキストより

靴の什器や照明は、ムーンスターの久留米工場、生産技術部、技術開発部と東京の工務店・デザイナーとの協働によって、様々なゴムの特性を用いて作成した。

建築家によるテキストより

また、ムーンスターの店舗では、靴の販売だけではなく靴づくりと関連したワークショップや、絵画、写真などの展示などの企画が行われる。こういった不定期の、文化を醸造していく活動を継続できるよう、可動の什器と建具によるフレキシブルな平面計画とした。

奥の庭まで視線の抜ける開放的な店舗を大きく4つに仕切る木製建具には、靴のキャンバス生地を用いた。この建具には可動棚や鏡を取り付けることも可能で、シーズンやイベントに合わせた空間の使い方を可能にしている。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 吉祥寺を拠点に活動する「佐久間徹設計事務所」が、総務広報スタッフ(経験者)と 設計スタッフ(2024年新卒・既卒)を募集中
【ap job更新】 吉祥寺を拠点に活動する「佐久間徹設計事務所」が、総務広報スタッフ(経験者)と 設計スタッフ(2024年新卒・既卒)を募集中
【ap job更新】 吉祥寺を拠点に活動する「佐久間徹設計事務所」が、総務広報スタッフ(経験者)と 設計スタッフ(2024年新卒・既卒)を募集中吉祥寺南町の社屋

吉祥寺を拠点に活動する「佐久間徹設計事務所」の、総務広報スタッフ(経験者)と 設計スタッフ(2024年新卒・既卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

吉祥寺に新社屋が完成!事業拡大に伴い「佐久間徹設計事務所株式会社」がスタッフを募集 

2023年、吉祥寺に新社屋が完成。
現在、設計スタッフ/総務広報スタッフ計18名で編成され、共同住宅や福祉施設などの比較的規模の大きな案件を中心に、個人邸や木造社屋・店舗など多種多様なプロジェクトが進行中です。
事業拡大・スタッフ増員に伴い、事務所運営を支えてくださる総務広報スタッフ(経験者)と将来事務所の中心となって活躍してくださる設計スタッフ(新卒・新卒に近い方)を募集します。

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【わたしたちについて】
お客様とのコミュニケーションはもちろんですが、事務所のスタッフ同士のコミュニケーションも大切にしています。
お昼は、近くのお惣菜屋さんから届くおかずと事務所で炊いたごはんを食べ、忙しくも元気に過ごしたい、と考えています。
スタッフ全員で高尾山に登ったり、運動会をしたり。お客さまや関係者の方を招いてパーティーを開くと、みなさん、佐久間の手料理をとても楽しみにいらしてくださります。

設計業務、ほか様々な取り組みにも、ポジティブに楽しく、粘り強く取り組んでくださる方、ご応募お待ちしております。

【環境】
所内は、3層が吹き抜けでつながるコミュニケーションの取りやすい空間です。
その中で、いくつかのチームを設け、集合住宅をはじめ、宿泊施設・福祉施設・商業ビルなど様々なタイプの案件および個人住宅の設計を、バランスよく担当できるように配置しています。
常に自分で考えて判断する力を身につけながら、チーム全体でより良い結果を生み出せるように意識することを重視しています。

将来的に独立を志している方には、開業までのステップとして、例えば新人の場合、5年程度で基本的なスキルを習得していただき、その後3年ほど事務所でパフォーマンスしていただくことを想定しています。独立後も、事務所のプロジェクトを一緒に行うなど、仲間として永く関係し続けていけたらと考えています。
また、途中で建築士資格取得を目指す際は、相談しながら業務や勤務日などを調整するなど、前向きに応援します。

一方で、長く勤めていただけることは事務所にとって大きな財産となるため大歓迎です!事務所の運営・経営なども一緒に考え、よりよい環境づくりに取り組んでいただきたいと思っています。

ひとりひとりのビジョンを尊重しながら、良い関係を築いていくことを大切にしていきたいです。

坂井隆夫建築設計事務所による、京都市の「北町町家」。美観地区に建つ二世帯住宅。“街並の継承”と“家族の変化に対応”する住まいの要望に、平面を雁行させて敷地の前後に二つの庭を設ける建築を考案。住み手が“柔軟”に使えるように特徴の異なる複数の部屋を作る
坂井隆夫建築設計事務所による、京都市の「北町町家」。美観地区に建つ二世帯住宅。“街並の継承”と“家族の変化に対応”する住まいの要望に、平面を雁行させて敷地の前後に二つの庭を設ける建築を考案。住み手が“柔軟”に使えるように特徴の異なる複数の部屋を作る外観、西側道路より見る。 photo©石川奈都子
坂井隆夫建築設計事務所による、京都市の「北町町家」。美観地区に建つ二世帯住宅。“街並の継承”と“家族の変化に対応”する住まいの要望に、平面を雁行させて敷地の前後に二つの庭を設ける建築を考案。住み手が“柔軟”に使えるように特徴の異なる複数の部屋を作る1階、玄関からリビング側を見る。 photo©石川奈都子
坂井隆夫建築設計事務所による、京都市の「北町町家」。美観地区に建つ二世帯住宅。“街並の継承”と“家族の変化に対応”する住まいの要望に、平面を雁行させて敷地の前後に二つの庭を設ける建築を考案。住み手が“柔軟”に使えるように特徴の異なる複数の部屋を作る2階、室3より室2を見る。 photo©石川奈都子

坂井隆夫建築設計事務所が設計した、京都市の「北町町家」です。
美観地区に建つ二世帯住宅の計画です。建築家は、“街並の継承”と“家族の変化に対応”する住まいの要望に、平面を雁行させて敷地の前後に二つの庭を設ける建築を考案しました。また、住み手が“柔軟”に使えるように特徴の異なる複数の部屋を作りました。

京都市内の旧市街地型美観地区の借地に建つこの二世帯住宅は、建主と借地の持ち主のそれぞれの要望を反映しています。

建主は、今後の家族の変化に対応できる住まい方を望んでいました。一方で借地の持ち主は、老朽化による建て替えで駐車場のある建物が道路境界線から後退して建てられていく中で、町家が並ぶ軒が連なった町並みの継承を希望していました。

建築家によるテキストより

この建物は、2つのボリュームをずらして配置した、2つの庭を持つコートハウスです。ずらした部分に窓を集中させることで、庭を含めた敷地全体を感じられる設計になっています。

建築家によるテキストより

2階には北向きの低い勾配天井の空間と南向きの高い勾配天井の空間があり、1階にはそれぞれ北庭と南庭に面した部屋があります。この異なる環境が、季節や家族の変化、使い方に応じて柔軟に使える居場所を生み出します。

ここがリビングでここが寝室といった決まりはなく、季節や気分によってリビングや寝室を移動したり、家族の変化に応じて書斎やアトリエとして利用したりできます。住む人が自由に居場所を見つけ、暮らしていけるように考えています。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 人々の“繋がりを生み出す場”の創出を目指す「株式会社COA」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中
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【ap job更新】 人々の“繋がりを生み出す場”の創出を目指す「株式会社COA」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中若槻養護学校 外観パース

人々の“繋がりを生み出す場”の創出を目指す「株式会社COA」の、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

株式会社COAでは設計スタッフ2名程度を追加募集します。

COAは、Dominique Perrault Architecture、伊東豊雄建築設計事務所出身の長曽我部亮と、同じく伊東豊雄建築設計事務所出身の岡野道子が共同主宰する設計事務所です。

私たちは、これまで様々な公共建築に携わってきました。
気候や地形など場所の特徴を捉え、風を設計の軸に置いた熊本アートポリス「甲佐地区住まいの復興拠点施設(災害公営住宅、みんなの家、子育て支援住宅、防災公園)」、半屋外空間を活かして屋内外に人々の居場所をつくった「益城町テクノみんなの家」、子どもたちの遊びを喚起する「あざみ野のみんなの公園」などを通して、人と自然が混ざり合い、人と人のつながりを生み出す場をどのように作り出せるか考えています。

現在設計中の長野県若槻養護学校では、自然豊かで静かな環境を活かして、森に囲まれた家のような学校を目指しています。音や光、人との距離感に敏感な生徒にとって居心地が良く、日々落ち着いて過ごすことができる場をつくりたいと思っています。

これからの建築のあり方を、私たちと一緒に探求していただける方々の応募をお待ちしております。

【現在進行中のプロジェクト】
・長野県若槻養護学校(NSDプロジェクト)
・御宿ホテル+カフェプロジェクト
・上尾の家(改修)
など。

随時プロポーザルにも積極的に参加していきたいと考えています。

太田雄太郎 / 太 太 建築設計事務所による、東京・世田谷区の「千歳烏山の住戸」。祖母から引継いだ住戸の改修。過去の記憶への現代の生活様式の“上書き”を意図し、間仕切下地等を再活用した“ディテールの更新”で作る空間を志向。既存の小部屋を“ワークルーム”にし“暮らしの起点”とする
太田雄太郎 / 太 太 建築設計事務所による、東京・世田谷区の「千歳烏山の住戸」。祖母から引継いだ住戸の改修。過去の記憶への現代の生活様式の“上書き”を意図し、間仕切下地等を再活用した“ディテールの更新”で作る空間を志向。既存の小部屋を“ワークルーム”にし“暮らしの起点”とするキッチンから「食堂」と居間を見る。 photo©浜田昌樹
太田雄太郎 / 太 太 建築設計事務所による、東京・世田谷区の「千歳烏山の住戸」。祖母から引継いだ住戸の改修。過去の記憶への現代の生活様式の“上書き”を意図し、間仕切下地等を再活用した“ディテールの更新”で作る空間を志向。既存の小部屋を“ワークルーム”にし“暮らしの起点”とする「食堂」からワークルームを見る。 photo©浜田昌樹
太田雄太郎 / 太 太 建築設計事務所による、東京・世田谷区の「千歳烏山の住戸」。祖母から引継いだ住戸の改修。過去の記憶への現代の生活様式の“上書き”を意図し、間仕切下地等を再活用した“ディテールの更新”で作る空間を志向。既存の小部屋を“ワークルーム”にし“暮らしの起点”とするワークルーム photo©浜田昌樹
太田雄太郎 / 太 太 建築設計事務所による、東京・世田谷区の「千歳烏山の住戸」。祖母から引継いだ住戸の改修。過去の記憶への現代の生活様式の“上書き”を意図し、間仕切下地等を再活用した“ディテールの更新”で作る空間を志向。既存の小部屋を“ワークルーム”にし“暮らしの起点”とするワークルームから居間を見る。 photo©浜田昌樹

太田雄太郎 / 太 太 建築設計事務所が設計した、東京・世田谷区の住戸改修「千歳烏山の住戸」です。
祖母から引継いだ住戸の改修です。建築家は、過去の記憶への現代の生活様式の“上書き”を意図し、間仕切下地等を再活用した“ディテールの更新”で作る空間を志向しました。また、既存の小部屋を“ワークルーム”にし“暮らしの起点”としました。

マンションディベロッパーが建てる集合住宅にはDENという趣味や書斎として活用できる多目的な小部屋が設けてられている。この家のDENは畳が貼られた和室で祖母から暮らしを引き継いだ若い施主夫婦にとっては時代に取り残された場所でしかなかった。
 

今回の改修は大きな間取りの変更はせず、間仕切下地を再活用しながら建具枠、仕上げなどのディテールを更新することで、祖母の暮らしの記憶に現代のライフスタイルを上書きしていくことを目指した。
  

建築家によるテキストより

間取り的課題であったDENはワークルームに読み替え、ガラスボックスとしてリビングの中に配置した。引き戸を開けた時はリビングの中のテーブルになり、扉を閉じれば小部屋になるようなライフスタイルと働き方に応じたフレキシブルさを獲得することができた。小部屋としての居室の採光、換気性能を満足できるように引戸の開閉により2室1室扱いになることを確認申請機関と協議を行い法適合していることを確認している。


建築家によるテキストより

ワークルームは子育てをしながらコピーライターというクリエイティブな仕事を続ける施主にとって長い時間を過ごす大切な暮らしの基点となった。室内の壁や天井はクロスやボードを剥がし輪郭を整えたあとに砂入りのEPで全体を塗装した。ざらざらした触り心地が既存のクロス貼りの質感を大きく変え、心地よい陰影のある空間をつくった。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 歴史的な建造物を対象に、リサーチから設計までを手掛ける「デザイン・フォー・ヘリテージ」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)とリサーチマネージャーを募集中
【ap job更新】 歴史的な建造物を対象に、リサーチから設計までを手掛ける「デザイン・フォー・ヘリテージ」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)とリサーチマネージャーを募集中
【ap job更新】 歴史的な建造物を対象に、リサーチから設計までを手掛ける「デザイン・フォー・ヘリテージ」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)とリサーチマネージャーを募集中大平作業場跡

歴史的な建造物を対象に、リサーチから設計までを手掛ける「デザイン・フォー・ヘリテージ」の、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)とリサーチマネージャー募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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株式会社デザイン・フォー・ヘリテージは歴史的な建造物や文化財に対して、専門的な立場からリサーチ、コンサルティング、企画、設計監理を手掛ける組織です。保存・修復のみではなく、歴史的な価値と接続した活用のため、現代にこそ可能なデザインを模索することを特徴としています。

4期に渡って順調に組織を拡大してきましたが、業務の拡大と設計フェーズのプロジェクトの増加のため、建築的なクリエーションを担うスタッフを募集します。建築物のみらず、土木構築物やランドスケープ、地域に根づく技術や生業までを含む、あらゆる領域を横断してデザイン・課題解決にあたることができる環境で、一緒に働く仲間を募集します。

現在プロジェクトは全国各地で進行しており、一例として下記のようなものがあります。
・破損状況の著しく、耐震性に課題のある歴史的建造物の修復および補強と活用のためのプログラム提案、整備計画の策定、その後の工事のための設計
・歴史的建造物を核に地域全体をフィールドミュージアムとするため、遺構を地域の拠点として再生させる他、ゲストハウス、インフォメーションセンター、散策路などを総合的に整備するプロジェクト
・近世/近代の土木遺産の調査と修復および活用のための整備と付随する周辺のランドスケープデザイン

下記のような業務を行い、通常の設計事務所の業務に留まらない、独自のスキルを身につけることが可能です。
・史料の文献調査や、歴史的な価値のある建造物の痕跡・破損・仕様等の各種調査
・3D計測、写真測量、各種解析、シミュレーション、記録映像製作
・修復手法、構法、材料の研究開発
・修復保存のための先端技術と伝統技術の双方に関する調査研究
・設計だけではないあらゆるフェーズを横断した業務範囲

多様な働き方を受け入れており、勤務日数、勤務時間、リモートワークにも柔軟に対応しています。
個人でのプロジェクトをしているスタッフや子育てをしながら働くスタッフも多いです。また、半数以上が女性スタッフです。

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