トラフのウェブサイトに、東京・自由が丘のジュエリーショップ「FLOREAM」の写真が掲載されています
トラフのウェブサイトに、東京・自由が丘のジュエリーショップ「FLOREAM」の写真が8枚掲載されています。
自由が丘の緑道沿いにある建物の1階にオープンした、ジュエリーショップ「FLOREAM」の店舗内装計画。38m2の限られた店内に1200点もの商品を展開するため、それらを引き立たせつつも雑然と見せない空間が求められた。
前面通り側に売場、店内奥にニッチ状のカウンターとバックヤードを配置する構成とした。モルタルの床が奥の壁面まで連続することで、店内に奥行きを生み出す。既存の窓が立体化したような黒いフレームの壁面ディスプレイは、ガラス棚にすることで照明の光を下段まで透過させ、背面のミラーが空間に広がりを与える。ウインドウディスプレイや、天井から吊るしたミラーなどの構造体も、フレームの意匠で統一し、全体にまとまりを与えた。店内中央のテーブルディスプレイでは、天板に用意した格子状のくぼみに合わせて商品のベースを製作し、商品群に規律を与えつつも手に取りやすく、戻しやすいシステムを提案した。ミニマルな構成でありながら、モルタルや白染色したOSB板が各所にコントラストをつくり出している。
通りからは黒いフレームが店舗のアイコンとして見え、店内では繊細な商品と丁寧に向き合えるような空間を目指した。