ピーター・ズントー事務所に勤務する杉山幸一郎の連載エッセイの最新回「建築デザインの引き出し」が、ギャラリー ときの忘れもののブログで公開されています。ピーター・ズントー事務所が良く使用しているDIYショップの紹介や、そこでの素材の使いかたや、その知識がデザインの幅を広げることが語られていて興味深いです。
architecture archive
アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2018/9/3-9/9)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページ右下の「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。
1、Arup 東京 プロジェクトチームによる、東京・千代田区の「Arup 東京 新オフィス」
2、長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・品川区のカプセルホテル「ドシー五反田」
3、SALHAUS・カワグチテイのチームが、「金沢美術工芸大学建設」設計プロポで、最適設計者に
4、小野寺匠吾+岡田宰による、東京・港区の「中庭のあるオフィス」
6、隈研吾が日本ハウスHDの為に設計したモデルハウス「120×120の森」の写真
7、吉田裕一建築設計事務所による、栃木・宇都宮の住宅「西の宮・HOUSE・D」
8、半海宏一建築設計事務所による、京都・宮津市の、モノレール駅舎「天橋立ビューランド・モノレール山麓駅」
9、藤本壮介による、東京・板橋区の「Tokyo Apartment」の内覧会が、ルーヴィスの主催で開催
10、木村智彦 / グラムデザインによる、島根・松江の住宅「西浜佐陀の家」
11、東広島市による「(仮称)道の駅西条地域連携施設等設計施工」プロポが参加者を募集中
12、フランク・ゲーリーによる、アメリカ・カリフォルニアのFacebook本社の増築の写真
13、吉岡徳仁が内装デザインを手掛けた、代官山の、イッセイミヤケのバック類を扱う新店舗「グッド グッズ イッセイ ミヤケ」の写真
14、中本尋之 / fathomによる、広島・呉の美容院「SOZ」
15、403architecture [dajiba]による、静岡・浜松の「万年橋の角」の内覧会が開催
16、隈研吾による、愛知・名古屋の、結婚式場・レストラン「ミライエ レクストハウス ナゴヤ」の写真
17、青木淳による論考『「災害は起きる」を前提につくること―広島県《三次市民ホールきりり》』
18、構造家・金田泰裕による、403dajibaや藤田雄介の作品を実例として書かれた論考「住宅改修の構造設計について、欧州との比較により考える」
19、長坂常へのインタビュー『寛容性とは「抜き差しなる関係」』
20、アーティスト・森村泰昌の美術館「M@M」が大阪・北加賀谷に2018年11月オープン。建築家の日埜直彦・川上真由子も参画。


半海宏一建築設計事務所による、京都・宮津市の、モノレール駅舎「天橋立ビューランド・モノレール山麓駅」です。
駅舎は敷地の山手側にあるため、土砂災害警戒区域のレッドゾーンがかかり、京都府の崖条例、景観条例(俯瞰景観重点区域)と多くの規制がかかっていた。また既存駅舎が福祉まちづくり条例もクリアしなければならない建物であった。問題は条例だけではなく、観光地ということも大きくのしかかる。国内旅行会社がツアーなどで事前予約されているため、施設の運休が困難であるという。環境による法規制や工事のために休業できないという事情は多くの観光地が問題として抱えている。今回は出来るだけ運休をせず、既存鉄骨造を増改築する方法を選び、設計段階から観光シーズンを考え工程を組み、プロジェクトを進めた。
観光地である住宅地での設計手法
既存の駅舎は駅前通りの観光地側ではなく、古い住宅地側にあるため、風景を崩さずに風景になれる建築を目指した。まず考えたことは、住宅にスケールに近づけるよう建物のボリューム分節し、周囲に馴染むように外観を整えることである。特に下屋についてはヒューマンスケールに近づけられる要素の一つであり、出来るだけ低く抑えた。
SHARE 403architecture [dajiba]による、静岡・浜松の「万年橋の角」の内覧会が開催
- 日程
- 2018年9月15日(土)
403architecture [dajiba]が設計した、静岡・浜松の「万年橋の角」の内覧会が開催されます。開催日は2018年9月15日。
この度静岡県浜松市において、弊社が設計・監理を行いました「万年橋の角」が竣工し、お施主様のご厚意によって、内覧会を行う機会をいただきました。ご多忙中とは存じますが、是非この機会にご高覧いただき、貴重なご意見・ご批評をいただければ幸甚に存じます。
403architecture [dajiba] / 彌田徹+辻琢磨+橋本健史
隈研吾のウェブサイトに、愛知・名古屋の、結婚式場・レストラン「ミライエ レクストハウス ナゴヤ」の写真が9枚掲載されています。
大都市(名古屋)の中に、大屋根で覆われた、暖かくてヒューマンなバンケットホールを作った。
ハコ型を避け、全体を勾配屋根で覆うことによって、やさしくまもられた、森のような空間を生成することができた。
杉やカラマツ材のピースを使って、天井や壁にリズムを与え、さらに天井からのコモレビを導入することによって、空間に森のような生命を与えた。
SHARE ミラー&マランタのクイントゥス・ミラーの講演会「近作を語る」を京都で開催
- 日程
- 2018年9月21日(金)
スイスの建築家 ミラー&マランタのクイントゥス・ミラーの講演会「近作を語る」を京都で開催されます。開催日は2018年9月21日。場所は京都工芸繊維大学60周年記念館1階記念ホール。アーキテクチャーフォトでは過去にミラー&マランタの特集記事を公開していて日本語でのインタビューなどを読むことができます。
ミラー&マランタは、バーゼルを拠点にスイス国内外において活動を展開している。彼らの建築は、それぞれの場所の記憶や雰囲気、素材、そして音や光の状態に焦点をあてながら、都市と建築を定義づけることにより実現される。場所そのものとそれへの解釈をひとつのものに重ね合わせることで、それぞれの場所の特殊性が理にかなった在り様で構造化されたものが、彼らの建築である。本レクチャーでは、近作をとおしてそのコンセプトが語られる。
講師|クイントゥス・ミラー[スイス・イタリア大学メンドリジオ建築アカデミー教授|ミラー&マランタ]
タイトル|ミラー&マランタ 近作を語る
日時|2018年9月21日(金) 18:00-20:00
会場|京都工芸繊維大学60周年記念館1階記念ホール
定員|200名(入場無料、当日先着順)
主催|京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab
後援|在スイス日大使館
問合せ|info@d-lab.kit.ac.jp


吉田裕一建築設計事務所が設計した、栃木・宇都宮の住宅「西の宮・HOUSE・D」です。
敷地は高度成長期に地方都市郊外の山を切り崩して作られた、ひな壇造成地です。周辺には分譲された当時から建っている家もあれば、世代交代で建て替えや改修もしくは新たに移り住んできて建てた家など、古い住宅地であるがゆえの少しいびつな風景が広がっていました。私たちはここに建つ住宅として、そんないびつさを引き受けたかのような住宅がふさわしいのではないかと考えました。
青木淳による論考『「災害は起きる」を前提につくること―広島県《三次市民ホールきりり》』が、Webnttpub.に掲載されています。書籍『フラジャイルコンセプト』に収録されている論考が、ウェブでも公開されました。

Arup 東京 プロジェクトチームが設計した、東京・千代田区の「Arup 東京 新オフィス」です。
Arup東京オフィスの移転に伴うオフィスの内装デザインである。
内装デザイン、移転マネジメントとも全て東京オフィスのスタッフで行った。設計を始めるにあたり、全スタッフからアンケートを集計した。その結果、スタッフが快適に働くことができる”well-being”なオフィスであり、同時にArupのブランドやカルチャーを体現するオフィスを期待されていることが分かった。
フランク・ゲーリーが設計を手掛けた、アメリカ・カリフォルニアのFacebook本社の増築の写真がdezeenに掲載されています。以下は、その動画です。


arbolが設計した、兵庫・明石の住宅「明石の家」です。
この住宅は、兵庫県明石市の中心市街地から近く、明石城跡から続く丘陵地を切り開いた閑静な住宅地に立地する。
限られた敷地面積の中に、3つの中庭のある平屋とした。風や光、過ごし方に応じて庭を膨らませ、木の箱で囲んだ。プライバシーを確保しながら、身近に自然を取り込むとともに、室内から外へどこまでも拡がりも感じられるような、外と内の垣根を越えた豊かな暮らしを追求した。
建物の構成は、エントランスから奥に行くにしたがって3段階に分けられ、それぞれにちょっとした家庭菜園などを楽しめる中庭を持つ。手前は昔ながらの土間と家族のフリースペースである和室と「畑のある庭」、真ん中はセミパブリックなリビングダイニングと「観賞用の庭」、奥はプライベートエリアと洗濯物のための「ドライエリア」としている。


アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
猿田仁視率いるCUBO design architectの、スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
CUBO design architect では、今年4月にヘッドオフィスを東京・広尾に移転したことにより、新たにスタッフを募集しています。
代表の猿田は大学で経営学を学んだ後、建築現場に入り、大工を始めました。
その後、独学で建築を学び、事務所設立してもうすぐ15年になろうとしています。
独学による独自性を強みに、全国各地でハイクオリティでラグジュアリーな住宅を数多く手がけてきました。近年は、イタリアの建築メディア”domus”に数件プロジェクトが掲載されるなど、世界各国の主要メディアに取り上げられるようになってきています。
猿田の趣味は幼少時に15年習っていたバイオリンを再開したこと。
指を動かすことは脳の活性化に良いとされています。一緒に楽しく建築に携わってくれる人を求めています。
主な仕事は住宅設計や集合住宅の設計に関わる全般です。
募集している雇用形態はスタッフですが、パートタイムも含め広く募集したいと思います。
少数精鋭の事務所ですので、小規模建築物に関する設計やデザイン、コストのことまで、
あまり経験が無くても一貫して習得できるようになると思います。入所して5年のスタッフは既にプランニングをしています。
独学でやってきているので、少し他とは違うやり方をしている部分もあるかもしれませんが、
独立したら皆、やり方はそれぞれです。
自身で切り開き突破する方法を、当事務所で学んでほしいと思っています。


アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
古民家再生・寺院建築・和風建築に特化した「株式会社 菅野企画設計」の、設計士募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
寺院建築、和風住宅、古民家再生など、和風建築の設計に特化した、国内でも希少な設計事務所です。現在も、片瀬江ノ島駅や高田派本山 専修寺宝物館など、注目度の高い建築の設計を多く手がけています。
また、伝統木造工法による耐震補強など、他社の追随を許さない技術や実績も持っているので、競合相手が少なく、広いエリアのお客様からオファーを受け、年々仕事の量が増え、質も高くなっています。
日本建築の設計は需要が多く、今後もどんどん増加していくと思われますが、明らかに設計士が足りません。
菅野企画設計では、人材を育てながら、顧客満足度の高い業務を続けています。


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矢野英裕が主宰する「空間芸術研究所/vectorfield architects」の、設計スタッフ・インターン・アルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
代表者の矢野英裕は、1992年~2015年、安藤忠雄建築研究所に在籍し、3年前に郷里の山形市に、建築の設計・監理を中心に行う一級建築士事務所「空間芸術研究所/vectorfield architects」を設立しました。(→代表者の経歴)建築にとどまらず、インテリア、ランドスケープも視野に入れて活動しています。
安藤忠雄建築研究所時代の主な担当作品には、「豊栄市立図書館(現・新潟市立豊栄図書館)」(新建築2001年7月号掲載)、「さくら広場」(同2006年5月号)、「竜王駅・南北駅前広場」(同2010年5月号)、「スリランカの住宅」(同2011年4月号、→dezeenの記事)、「Hansol Museum (現・Museum SAN)」(GA Document 126掲載) などがあります。(より詳しくはHP内の実績→設立前をご覧ください。)
このたび、仕事量の増加に対応するために、第二新卒、実務経験者を募集いたします。同時に、2019年4月以降の新卒採用の求人もいたします。(2020年4月就職希望のインターンも随時受付) 基本的に、一つのプロジェクトの設計・監理を最初から最後まで通して担当するスタッフの募集です。将来、建築家として仕事をしたい(実地で学びながら成長したい)という強い意欲のある方を求めたいと思います。本人の積極性に応じて素質を伸ばしていける環境を整え、ともに働きながら、自立できるように育てていくつもりです。(培ってきた建築関連の技能を生かしたいが、常勤が難しいという方、設計補助業務を希望の方は別途相談にのります。)
山形県内、近隣各県(東北・新潟)に在住の方はもとより、現在大都市圏に勤務・在学中の方で、Uターン、Jターンを希望している方、あるいは都会の喧騒から離れた環境にありながら、高いレベルの建築の実践に参加してみたいという、全国からのIターン希望者、歓迎いたします。
学生のインターン・オープンデスク(模型・パースなどの作成)は随時受付しております。つくり方は一から指導します。十分な技能の身についている人はアルバイトとして採用します。
アーティスト・森村泰昌の美術館「M@M」が大阪・北加賀谷に2018年11月オープンするそうです。リンク先の公式サイトのSTAFF欄には、建築家の日埜直彦・川上真由子が参画していることが書かれています。
M@Mって何ですか?
エム・アット・エムと呼んでください。
美術家・森村泰昌の作品がいつでも見られる、スペシャルな美術館です。
フロア面積は400㎡。ふたつの展示室とライブラリー、サロン、ミニシアター、ショップがあり、それぞれの部屋にはモリムラによって名前がつけられています。