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オフィス・KGDVSによる、スペインの、正円の2枚のコンクリートスラブをつくり、その4つの端部を居住スペースにした、幾何学的プランが特徴的な住宅の写真と図面

オフィス・KGDVSによる、スペインの、正円の2枚のコンクリートスラブをつくり、その4つの端部を居住スペースにした、幾何学的プランが特徴的な住宅の写真と図面が、designboomに掲載されています

オフィス・KGDVS(ケルステン・ゲールス&ダヴィッド・ファン・セーヴェレン)による、スペインの、正円の2枚のコンクリートスラブをつくり、その4つの端部を居住スペースにした、幾何学的プランが特徴的な住宅の写真と図面が、designboomに掲載されています。幾何学的に厳格なプランニングと、様々な素材が使用され寛容な印象の実空間の対比が興味深いプロジェクトです。

マウントフジアーキテクツスタジオがデザイン監修を、トラフが店舗デザインで関わっている、渋谷の「トランク ホテル」の写真など

マウントフジアーキテクツスタジオがデザイン監修を、トラフが店舗デザインで関わっている、渋谷の「トランク ホテル」の写真などが、fashionsnap.comに掲載されています

マウントフジアーキテクツスタジオがデザイン監修を、トラフが店舗デザインで関わっている、渋谷の「トランク ホテル」の写真などが、fashionsnap.comに掲載されています。

吉岡徳仁による、イタリア・ミラノの、ファッションブランド・イッセイ ミヤケのFlagship Store「ISSEY MIYAKE」

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写真提供:吉岡徳仁デザイン事務所

吉岡徳仁による、イタリア・ミラノの、2017年3月にオープンした、ファッションブランド・イッセイミヤケのFlagship Store「ISSEY MIYAKE」です。

歴史と未来 ー浮遊する円盤ー
歴史的な街並と建造物の外観と、未来を象徴するアルミニウムを対比させることで生みだされた空間。
相反する時間を表現することによって、その場所にしかない美しさが作り出される。

人は、二つの時間に憧れを抱くのではないか。
それは、まだ見ぬ未来と長く培われた古い歴史である。

イタリア建築が建ち並ぶ、ミラノの洗練された街並のモンテ・ナポレオーネ通りに隣接する通りに位置する、19世紀の建築の中につくられた空間。
その時を経て作り出されたテクスチャーと、未来的な素材を対比させることで、異なる時間のコントラストが表現されている。

空中に浮遊する円盤状のアルミニウム彫刻は、透明感と特殊な色合いをもつ色彩を纏い、
自然のエネルギーを象徴するグリーン、オレンジ、ブルーで、まるで布のように染められている。
そして、ISSEY MIYAKEのものづくりのように、テクノロジーと手仕事を融合させる考え方と調和したデザインが、この空間に映し出されている。

永山祐子の自邸や木村松本、藤原徹平、後藤周平らのリノベ作品が掲載されている書籍『カーサブルータス2017年6月号』

永山祐子の自邸や木村松本、藤原徹平、後藤周平らのリノベ作品が掲載されている書籍『カーサブルータス2017年6月号』がamazonで発売されています

永山祐子の自邸や木村松本藤原徹平後藤周平らのリノベ作品が掲載されている書籍『カーサブルータス2017年6月号』がamazonで発売されています。こちらで目次と中身のプレビューを見ることができます
以下は、プレビュー動画です。

理想のインテリア空間を作ろう!新しく家を建てるのではなく、今ある住空間の価値を見直し、埋もれていたポテンシャルを引き出すことのできるリノベーションは、住まいづくりに欠かせない選択肢。達人たちの空間を変える技から気軽に取り入れられる道具、DIYまで、リノベのアイデアが詰まったトレンドサンプルをご紹介します。

CasaBRUTUS(カ-サブル-タス) 2017年 6月号 [リノベーション・スタイルブック]

ノーマン・フォスターによる、アラブ首長国連邦・ドバイの、可動式のファサードが特徴的なアップルの新店舗の写真など

ノーマン・フォスターによる、アラブ首長国連邦・ドバイの、可動式のファサードが特徴的なアップルの新店舗の写真などが、The Architects’ Journalに掲載されています

ノーマン・フォスターによる、アラブ首長国連邦・ドバイの、可動式のファサードが特徴的なアップルの新店舗の写真などが、The Architects’ Journalに掲載されています。以下は、その動画。

ネリ&フーによる、中国・蘇州市の、煉瓦積みの基壇の上に、半透明のヴォリュームが配置された外観と、内部の繊細な素材使いが特徴的な教会「Suzhou Chapel」の動画

ネリ&フーが設計した、中国・蘇州市の、煉瓦積みの基壇の上に、半透明のヴォリュームが配置された外観と、内部の繊細な素材使いが特徴的な教会「Suzhou Chapel」の動画です。
写真はこちらで見ることができます

宇野友明による、愛知・日進市の住宅「竹ノ山の家3」のオープンハウスが開催 [2017/5/20・21]

宇野友明による、愛知・日進市の住宅「竹ノ山の家3」のオープンハウスが開催されます

宇野友明が設計した、愛知・日進市の住宅「竹ノ山の家3」のオープンハウスが開催されます。開催日は、2017年5月20日・21日。リンク先に建物の写真も掲載されています。

お施主様のご厚意により、今回もオープンハウスをさせていただくことになりました。
予約制となっています。参加希望の方はメールでお申込み下さい。

【ap job 更新】 株式会社I-PLAN 一級建築士事務所が、設計スタッフ(正社員)を募集中

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墨田区 保育所 内観
 
 
アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

株式会社I-PLAN 一級建築士事務所の、設計スタッフ(正社員)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

当事務所は、保育園、美容室の設計を得意としている一級建築士事務所です。

待機児童の問題が話題になる等、保育園を増設する動きも活発に。
当事務所への依頼も増加傾向にあり、この高まるニーズにお応えしていく為にも新たな戦力となる仲間を募集します。

好奇心をくすぐるようなデザイン、木のぬくもりに囲まれた空間、のびのびと遊ぶことのできるスペース など。
こどもの可能性を広げる第一歩となる環境を一緒に創りませんか?

当事務所では様々な実践を通し、デザインのこと、業界のことを学んでいける環境です。
ゆくゆくは設計に加え、クライアントとの打合せ、申請業務、施工業者との打合せ等を分業ではなく一貫して担当していただきます。
もちろん経験豊富な社員がきちんとフォローします。

大変な事もありますが、ゼロから物件に携わる事ができるので、大きな達成感を得られると共に、ご自身の今後の知識、経験の向上に必ず繋がっていくと思います。

また、今後も多く需要が見込まれる保育所という分野に特化し、業界でもトップシェアを誇っておりますので、高レベルなノウハウをもって仕事をしております。

建築設計の基本的なスキルをつけたい未経験の方や、経験の浅い方ふるってご応募ください。
もちろん経験のある方、有資格者の方は優遇します。

ズントー事務所に勤務する杉山幸一郎が、ズントーの新しいアトリエの現地メディアでの紹介のされ方と、建築に込められたズントーの思想を解説しているテキスト

ズントー事務所に勤務する杉山幸一郎が、ズントーの新しいアトリエの現地メディアでの紹介のされ方と、建築に込められたズントーの思想を解説しているテキストが、ギャラリー ときの忘れもの のブログに掲載されています

ピーター・ズントー事務所に勤務する杉山幸一郎が、ズントーの新しいアトリエの現地メディアでの紹介のされ方と、建築に込められたズントーの思想を解説しているテキストが、ギャラリー ときの忘れもの のブログに掲載されています。

真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクト+島田宇啓 / 島田宇啓建築研究所による、埼玉県所沢市の事務所・店舗「所沢仲通りプロジェクト」

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写真提供:プラスマイズミアーキテクト

真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクト島田宇啓 / 島田宇啓建築研究所が設計した、埼玉県所沢市の事務所・店舗「所沢仲通りプロジェクト」です。

『 ぶ れ 』 の あ る 建 築
埼玉県所沢市の仲通りという細い筋道に佇む建築です。
所沢はベットタウンとして1990年以降、大きな都市開発が続いています。拡大し、均一化していく町並みの中で、小さい建築ならではの風合や佇まい、『ぶれ』のある建築を目指しています。平屋のように見えますが、2階建の店舗併用事務所です。大きな瓦屋根の連続した軒先と、道路と建築を緩やかに結ぶ木ルーバーの曲面壁が特徴です。大きな瓦屋根は、細い北側の前面道路に光と空の風景を提供するとともに建物のファサードになります。
いぶし銀瓦は、焼成時間を調整し、あえてムラをつくり出すことで、独特な素材感を生み出しています。曲面壁は秩父産材のヒノキを使用し,優しい木の香りと暖かみのある表情を創出します。
石舗装は秩父青石。昨今閉山した、埼玉県唯一の採掘場(小川町)で採取していたもので、わずかな残材を利用し、その割石の表情を活かします。それぞれの素材感を大事にしながら、設計図では表現できない『ぶれ』をつくり出しています。

京都・祇園エルメスを手掛けた鬼木孝一郎ら10組のデザイナーによる展覧会「暮らしの未来」が、東京ミッドタウンで開催 [2017/5/26-6/3]

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京都・祇園エルメスを手掛けた鬼木孝一郎ら10組のデザイナーによる展覧会「暮らしの未来」が、東京ミッドタウンで開催されます

京都・祇園エルメスを手掛けた鬼木孝一郎ら10組のデザイナーによる展覧会「暮らしの未来 ー『Next Generationsーインテリアデザイナー展』」が、東京ミッドタウン・デザインハブで開催されます。会期は、2017年5月26日~6月3日入場無料です。出展者の経歴・作品画像はリンク先にも掲載されています。
また、2017年5月27日には、関連企画として、出展デザイナーが参加するシンポジウム&ワインパーティも企画されています。※要事前申し込み。(ap・pr)

■出展デザイナー
鬼木孝一郎/井原正揮&井原佳代/石丸耕平/野口直人/松本直也/小林幹也/菓子麻奈美/橋詰俊輔&張棋敦/町田怜子/久保秀朗&都島有美

テクノロジーがいかに進化しようとも、人の暮らしがある限り、それを取り巻く空間は人が中心であり続けます。むしろテクノロジーが急速に進化すればするほど、 人が暮らす空間には、自然を取り入れたり、伝統的な要素を取り入れたり、ゆったりとした時間の流れを求め、変わらざる人間の本質に目を向けたいと思うのかもし れません。
本展では、World Interiors Week 2017 in JAPAN の今年のテーマ『Interior Design for Generations』にちなみ、インテリアデザインの次世代を担う若手クリエイター10組の作品と、彼らの「暮らしの未来」や「豊かさ」への思いを通じて、これからの暮らしへのヒントを探ります。

【ap job 更新】 大野秀敏・江口英樹が主宰する「アプルデザインワークショップ」が、正社員(設計スタッフ・事務スタッフ)を募集中

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YKK健康管理センター

 
アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

大野秀敏・江口英樹が主宰する「アプルデザインワークショップ」の、正社員(設計スタッフ・事務スタッフ)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

APLdw(代表:大野秀敏、江口英樹)は、建築、インテリア、ランドスケープデザインが中心ですが、その他に、住宅団地や工場やキャンパスなどのマスタープランの作成、都市設計、地域計画などから、家具やグラフィクデザインまで幅広く取り組んでいます。勿論コンペやプロポーザルにも積極的に取組んでいますし、海外プロジェクトも動いています。
いずれのプロジェクトも発注者から高い評価を得て、継続的に依頼を頂いています。また建築設計界からも高い評価を得て、建築学会賞、JIA新人賞、建築学会作品選奨(4回)、BCS賞(4回)、ベルカ賞、グッドデザイン賞など多数の建築賞を受賞しています(設計の実績は弊社HPをご覧下さい)。

建築家の藤田雄介が率いるCamp Design inc.が運営する、建具専門ネットストア「戸戸(こと)」がオープン

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建築家の藤田雄介が率いるCamp Design inc.が運営する、建具専門ネットストア「戸戸(こと)」がオープンしています

建築家の藤田雄介が率いるCamp Design inc.が運営する、建具専門ネットストア「戸戸(こと)」がオープンしています。

この度、建具専門のネットストア「戸戸」をオープンします。
戸を二つならべて「こと」と読みます。それぞれの家=戸(こ) の、それぞれの戸(と)をデザインするための、 建具とそれにまつわるツールを販売します。

建具は部屋同士を仕切りながらも、 光や気配を通してお互いをつなげていきます。 建築の中でも触れる機会の多い部分なので、 その感触によって空間の印象も変わります。 時には窓になり壁になり、 内と外や場所同士の関係をつくりだします。使い方次第で、 わたしたちの住まいをさまざまな形に変えてくれる建具の可能性を 、 より多くの人に伝えていきたいと思っています。

掲載されている商品を眺めながら、 どのように使うと良いか想像してみてください。事例にはない、 あたらしい使い方を考えるのも面白いと思います。 オーソドックスな使い方から、思いもよらない使い方まで、 戸戸の建具が住み方を考えるきっかけになればうれしいです。

横浜国立大学大学院Y-GSA+瀬川翠が改修を手掛けた、コモンリビング・工房をもつ、神奈川の集合住宅「コットンハウス」

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all photos©長谷川健太

横浜国立大学大学院Y-GSA+瀬川翠(株式会社Studio Tokyo West)が改修を手掛けた、コモンリビング・工房をもつ、神奈川の集合住宅「コットンハウス」です。先に紹介した「ヒルトップマンション」と同じく、このプロジェクトの企画には、リスト株式会社、株式会社NENGO、横浜国立大学大学院Y-GSAが関わっており、産学連携プロジェクトとして行われた。

本計画で着目したのは、帰属意識が芽生えるまでのプロセスだ。本来、設計・施工は、引き渡しを境として入居者の生活とは交わらない。また「つくる」時間は短く、比べて「つかう」時間はとても長い。この計画では「つくる」と「つかう」をシームレスかつ可逆的に繋げ、入居後もデザインや施工を繰り返すことをテーマとしている。その過程で入居者同士が関係を構築することができ、入居者の入れ替わりとともに空間にも新陳代謝が起こる仕組みとなっている。

まず全体計画として、全25戸中12戸が空室となっていた個室群に 4室分の大きなコモンリビング>中くらいの工房>小さな個室 というヒエラルキーをつけ、予算配分を行った。

■リスト株式会社によるプロジェクト解説テキスト
リスト株式会社が所有する集合賃貸住宅「コットンハウス(総戸数23戸)」「ヒルトップマンション(総戸数16戸)」の2物件は、それぞれ築年数による経年劣化が進み、空室率も上昇していた。この空室率の改善を図るため闇雲に家賃を下げる、という選択肢をとるようではこれからの時代生き残れないと考え「家賃以上の価値」を生み出し、選ばれる賃貸住宅を創り出していくことを目的としたリノベーションプロジェクトが始動した。本プロジェクトは株式会社NENGO、横浜国立大学大学院Y-GSAとの産学連携プロジェクトとして推進。プロジェクトはまず第1フェーズとして学生も含めそれぞれの物件ごとにユニット分けを行い、基本構想を練り上げた上で公開プレゼンテーションの形をとり提案を行った。これによりベースとなるアイデアを固め、第2フェーズとして実施活動を推進。建物の持つ様々な課題をひとつひとつ丁寧に解決しながら、実施設計を行い、工事着手に漕ぎ着けていった。竣工後、それぞれの空室は順調に入居が進んでいる。
このプロジェクトでは、空室率の改善といった“現実的な課題解決”はもちろんのこと、人工縮退局面に入った日本における住宅産業の在り方を各社において再認識しつつ、リノベーションによる活性化を通し「企業意識のリノベーション」を実践していくことが、真のテーマであったように思う。

吉田裕一が各住戸の改修設計を、横浜国立大学大学院Y-GSA+針谷將史が、キッチンルームの改修設計を手掛けた、神奈川の集合住宅「ヒルトップマンション」

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all photos©長谷川健太

吉田裕一建築設計事務所が各住戸の改修設計を、横浜国立大学大学院Y-GSA+針谷將史建築設計事務所が、キッチンルームの改修設計を手掛けた、神奈川の集合住宅「ヒルトップマンション」です。
このプロジェクトの企画には、リスト株式会社、株式会社NENGO、横浜国立大学大学院Y-GSAが関わっており、産学連携プロジェクトとして行われたとのこと。

■リスト株式会社によるプロジェクト解説テキスト
リスト株式会社が所有する集合賃貸住宅「コットンハウス(総戸数23戸)」「ヒルトップマンション(総戸数16戸)」の2物件は、それぞれ築年数による経年劣化が進み、空室率も上昇していた。この空室率の改善を図るため闇雲に家賃を下げる、という選択肢をとるようではこれからの時代生き残れないと考え「家賃以上の価値」を生み出し、選ばれる賃貸住宅を創り出していくことを目的としたリノベーションプロジェクトが始動した。本プロジェクトは株式会社NENGO、横浜国立大学大学院Y-GSAとの産学連携プロジェクトとして推進。プロジェクトはまず第1フェーズとして学生も含めそれぞれの物件ごとにユニット分けを行い、基本構想を練り上げた上で公開プレゼンテーションの形をとり提案を行った。これによりベースとなるアイデアを固め、第2フェーズとして実施活動を推進。建物の持つ様々な課題をひとつひとつ丁寧に解決しながら、実施設計を行い、工事着手に漕ぎ着けていった。竣工後、それぞれの空室は順調に入居が進んでいる。
このプロジェクトでは、空室率の改善といった“現実的な課題解決”はもちろんのこと、人工縮退局面に入った日本における住宅産業の在り方を各社において再認識しつつ、リノベーションによる活性化を通し「企業意識のリノベーション」を実践していくことが、真のテーマであったように思う。

トラフによる、新潟県上越市の町家を改修したIT企業のオフィス「テラスカイ上越サテライトオフィス」の写真

トラフのウェブサイトに、新潟県上越市の町家を改修したIT企業のオフィス「テラスカイ上越サテライトオフィス」の写真が掲載されています

トラフのウェブサイトに、新潟県上越市の町家を改修したIT企業のオフィス「テラスカイ上越サテライトオフィス」の写真が14枚掲載されています。

IT関連企業テラスカイが新潟県上越市に開設するサテライトオフィス。地方創生推進事業の一環として、雪国特有の形態を持つ町家をオフィスとして再生させ、100年以上の歴史ある町家文化と最先端企業の融合による、地域とのつながりをもたらす場が求められた。

雪よけのための雁木と呼ばれる軒先、天窓のある高い吹き抜けとそれに隣接する室や空中の廊下、建物奥にある裏庭などの特徴を活かしながら、多様な使い方を許容するオフィス空間を計画した。入口脇にある地域との接点となるイベントスペースの奥にはキッチンスペース、掘りごたつのある休憩スペースと続き、雪見障子越しに裏庭を望むことができる。町家の奥行きの深さを活かして、段階的に床レベルを上げ、2階の執務及びミーティングスペースに至るまで、パブリックからプライベートへの空間的なグラデーションを持たせた。

接ぎ木による古い梁の補強や、障子の組子を使ったポリカーボネートの建具など、新旧の部位がコントラストを保ったまま共存する空間は、古いものも新しいものも受け入れる余白を生み出している。

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