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old book『谷口吉生他 新建築 2014年5月号』 五十嵐淳建築設計事務所による、北海道遠軽町の住宅「hat H」

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all photo©Sergio Pirrone

五十嵐淳建築設計事務所が設計した、北海道遠軽町の住宅「hat H」です。

この主体ヴォリュームは凍結深度分、埋められている。凍結深度にはじめて気付いたプロジェクトが「風の輪」であった。凍結深度という地域特有のコンテクストに気付いたことで、断面がより多様になり、空間がより豊かになることを実体験した。その後も「トラス下の矩形」、「tea house」、「原野の回廊」、「光の矩形」、「間の門」などのプロジェクトで凍結深度を使い、例えば、ほんの少し床のレベルを下げるだけで程よい居場所と距離感を作り出せたり、平屋くらいの高さで三層の断面を作れたり、どんどんと床が下がって行くことで物理的な距離以上の感覚を作れてりと、さまざまな気付きと発見を繰り返してきた。

ペーター・メルクリの洋書ドローイング作品集『Peter Maerkli: Drawings』

ペーター・メルクリの洋書ドローイング作品集『Peter Maerkli: Drawings』がamazonで発売されています

スイス建築界の巨匠ペーター・メルクリの洋書ドローイング作品集『Peter Maerkli: Drawings』がamazonで発売されています。大きなサイズでメルクリのドローイングを見ることができる作品集です。出版社のサイトでプレビュー画像を3枚見ることができます
年代ごとに分けられて収録されているので、その変遷も知ることができます。論考も多数収録されており、ギャラリー間の「アジアの日常から」展のキュレーションを務めたエルウィン・ビライの論考も収録されています。

Since his first projects in the 1980s, drawings have always accompanied the architectural work of Peter Markli. They are patiently recorded images and thoughts that occasionally have an associative relationship with the designs. Often however they are independent, free notes based on inner images. This volume compiles a large number of such drawings. Eight texts by various authors from different cultural fields and an overview of all drawings produced since the beginning complement this remarkable collection. Since the 1980s, Peter Markli has been one of the most important architects in Switzerland, where he enjoys a very special status.

Peter Maerkli: Drawings
Fabio Don Claudia Mion
3037611235

シンガポールを拠点とする建築家リン・ハオの講演会が京都で開催[2016/2/19]

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シンガポールを拠点とする建築家リン・ハオの講演会が京都工芸繊維大学で開催されます。開催日は、2016年2月19日15時~16時30分。リン・ハオの講演会の後には、カルソ・セント・ジョンのアダム・カルソの講演が連続して行われるようです。リン・ハオは、ギャラリー間での「アジアの日常から」展の出展建築家であった事も記憶に新しいですが、アーキテクチャーフォトでも以前よりその作品に注目して紹介を続けていました。
また、翌日の2016年2月20日(土)13:30-には、京都文化博物館別館ホールにて、リン・ハオ、アダム・カルソ、千葉学がゲストで参加する京都工芸繊維大学建築学専攻修了制作の公開講評会も行われるとの事。

伊東豊雄による、木造の架構が特徴的な、仙台の「宮城学院 森のこども園」の模型写真

伊東豊雄による、木造の架構が特徴的な、仙台の「宮城学院 森のこども園」の模型写真が建設通信新聞ブログに掲載されています

伊東豊雄が設計を手掛けた、木造の架構が特徴的な、仙台の「宮城学院 森のこども園」の模型写真が建設通信新聞ブログに掲載されています。

old book『冨永譲 ル・コルビュジエ 建築は詩』 [ap job 更新] 相坂研介設計アトリエが、スタッフを募集中

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アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

相坂研介設計アトリエの、スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

相坂研介設計アトリエは、東京都千代田区、皇居そばの建築設計事務所です。
保育園・公共施設・商業ビルから集合・個人住宅まで扱うアトリエ事務所です。

この度、現在のご経験に応じて力を貸して下さるスタッフを募集いたします。
※もちろん、実務・資格保持者は給与面で優遇します。

ジャン・ヌーベルが設計して建設が進められている、カタール国立博物館の写真

ジャン・ヌーベルが設計して建設が進められている、カタール国立博物館の写真がmartin-argyroglo.comに掲載されています

ジャン・ヌーベルが設計して建設が進められている、カタール国立博物館の写真が19枚、martin-argyroglo.comに掲載されています。

河野有悟による、東京・世田谷の、装飾にもなる構造用梁が特徴的なギャラリー兼住宅「BEAMS」の写真

河野有悟による、東京・世田谷の、装飾にもなる構造用梁が特徴的なギャラリー兼住宅「BEAMS」の写真がjapan-architects.comに掲載されています

河野有悟が設計した、東京・世田谷の、装飾にもなる構造用梁が特徴的なギャラリー兼住宅「BEAMS」の写真が18枚、japan-architects.comに掲載されています。

カルソ・セント・ジョンが改修を手掛けた、イングランド・ケンブリッジのアートギャラリー「ホン・ギャラリー」の写真

カルソ・セント・ジョンが改修を手掛けた、イングランド・ケンブリッジのアートギャラリー「ホン・ギャラリー」の写真がwallpaper*に掲載されています

カルソ・セント・ジョンが改修を手掛けた、イングランド・ケンブリッジのアートギャラリー「ホン・ギャラリー」の写真が4枚wallpaper*に掲載されています。
2016年2月19日には、京都工芸繊維大学でカルソ・セント・ジョンのアダム・カルーソの講演が行われます

妹島和世の、西沢立衛が聞き手を務めたトークショーのレポート 川島範久+佐藤桂火 / ARTENVARCH が空間デザインを担当した、AGC旭硝子のミラノサローネ2015におけるインスタレーション「GLACIER FORMATION」

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photo©Ayako Nishibori

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photo©Ayako Nishibori

川島範久+佐藤桂火 / ARTENVARCHが空間デザインを担当した、AGC旭硝子のミラノサローネ2015におけるインスタレーション「GLACIER FORMATION」です。

“ガラス(glass)と情報(information)で氷河のような空間(glacier formation)をつくる。”

情報を映し出すガラスでできた、情報の塊のとしての氷河のような空間をつくる。人がその中に入り込むことで情報に包み込まれる体験をつくりだし、情報と空間の新しい関係の構築を試みた。

Glascene©はAGCが新たに開発したガラスで、合わせガラスの中間膜に特殊な加工を施すことで、通常は透明でありながら、光を「投影」するとそれを受け止め染まることができるガラスである。Inforverre©は映像を「表示」するディスプレイをガラスに接着し一体化させる技術であり、隙間がなく密着させることで、映像の視認性を上げると同時に、ガラスでディスプレイを構造的に支持することができる。

最も注目を集めたトピックス [期間:2016/2/1-2/7]

アーキテクチャーフォト・ネットで、先週(期間:2016/2/1-2/7)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページ右下の「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


1、高橋真之 / masayuki takahashi design studio+堤庸策 / arbolによる、兵庫県篠山市の古民家のリノベーション「東古佐の家」

2、黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesによる、愛媛県松山市の住宅「WRAP」

3、ヘルツォーク&ド・ムーロンが増築を手掛けた、フランスの修道院を改修した「ウンターリンデン美術館」の新しい写真

4、Eureka+MARU。architectureによる、埼玉県さいたま市の集合住宅「Around the Corner Grain」の写真

5、アルヴァロ・シザの設計で完成した、バルセロナ近郊のリナース・デル・ヴァレスの、公会堂の写真

6、飯田善彦建築工房による、東京都千代田区の集合住宅「(仮称)番町プロジェクト」の内覧会が開催 [2016/2/7]

7、山﨑健太郎デザインワークショップによる、クアラルンプールの物販店「FAN JAPAN SHOP」です

8、高松市屋島山上拠点施設設計プロポの、最優秀者SUOや、藤本壮介、石上純也らの提案書のPDFが公開

9、木村松本建築設計事務所による、滋賀県大津市の木造住宅の改修「Hの減築」の写真

10、藤原徹平が、栃木の「(仮称)まちなか交流センター」設計プロポで最優秀者に選定

11、隈研吾の事務所が制作した、東京近郊の隈建築の観光マップ

12、駒田建築設計事務所による、東京都世田谷区の集合住宅「FORME SETAGAYA」の写真

13、書籍『特集:KINO architects/木下昌大建築設計事務所 KJ 2016年1月号』のプレビュー

14、浅田彰による論考「村上隆なら森美術館より横浜美術館で」

15、青木淳の完全作品集の第3弾『JUN AOKI COMPLETEWORKS |3 | 2005-2014』

16、高松市屋島山上拠点施設設計プロポで、SUOが最優秀者に選定。優秀者に、藤本壮介。一次審査通過は石上純也ら。

17、kwhgアーキテクツの川原田康子・比嘉武彦へのインタビュー「庁舎建築の公共性をめぐって− kwhgアーキテクツ設計 岐南町新庁舎」

18、長坂常 / スキーマ建築計画が会場構成を手掛けた、ロンドンでの展示会「MR PORTER × BEAMS exhibition@London」

19、アトリエ・ワンの住宅「ロジまちや」などを紹介している、TOTO通信201年春号「特集:ビビッド・ジャパニーズ・スタイル — 明るい和風」のオンライン版

20、H&deMのジャック・ヘルツォークが、ハーバード大で行った講演「…hardly finished work…」の動画


過去の「注目を集めたトピックス」はこちらでどうぞ

[ap job 更新] 有限会社乾久美子建築設計事務所が、次世代を担う設計スタッフを募集中

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アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

有限会社乾久美子建築設計事務所の、次世代を担う設計スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

有限会社乾久美子建築設計事務所では次世代を担う設計スタッフを募集します。
当社は様々な建築物の設計・監理を行っており、種別・形式を問わず住宅等の小規模なものから事務所ビル、高層建築物など個人・民間から公共まで多様な受注先があります。
幅広い知識・技術を習得し、基本設計から竣工までの一連の建築設計の現場を経験できる設計事務所です。
興味を持たれた方は是非ポートフォリをお送り頂き応募してください。
設計の実績は弊社HPをご覧下さい。

【会社情報】:http://www.inuiuni.com

長坂常 / スキーマ建築計画が会場構成を手掛けた、ロンドンでの展示会「MR PORTER × BEAMS exhibition@London」

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all photos©Ben Broomfield for MR PORTER

長坂常 / スキーマ建築計画が会場構成を手掛けた、ロンドンでの展示会「MR PORTER × BEAMS exhibition@London」です。

世界中から独自の視点でセレクトしたアイテムを日本に伝えてきたBEAMSは、今年40周年を迎えた。今回、日本の感覚と優れた縫製・加工技術を持ったジャパンブランドを世界に発信するプロジェクトとして、イギリスを拠点とする世界最大のメンズスタイルオンラインサイトMR PORTERと協同でロンドンコレクションに公式出展。その際の展示会の会場構成を行った。商品を見せるだけではなく、その活動自体の印象を強くするためにも、インスタレーション性をもとめられた。
そこで、我々は、本来用途の異なる服を乾かす物干しを使って、服を見せるインスタレーションを計画した。
物干しとはある意味、日本の下町の原風景でもあり、その各々のパイプの高さ、長さを調整し、パイプが絡み合う「物干しの森」を作り、そこにアジアを象徴する蛍光灯を施し、演出を行った。

書籍『特集:KINO architects/木下昌大建築設計事務所 KJ 2016年1月号』のプレビュー

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KINO architects/木下昌大建築設計事務所を特集した書籍『特集:KINO architects/木下昌大建築設計事務所 KJ 2016年1月号』をプレビューします。

「最適化する建築」とは、建築が内包する空間とその建築を取り巻く環境を、人間が活動するために最適な状態にかえる行為の過程全体、あるいは一部のこと。また、そのような行為によって作られた構造物そのものを指す。/木下昌大

大学で建築を学び始めたころ、既に日本ではバブルが崩壊し、建設行為が必ずしも肯定的に受け入れられなくなっていました。しかし、建設行為に逆風が吹く中でこそ、建築家が果たすべき役割があるのではないかと考えました。

建築がつくられる時、そこには多くの与条件が存在します。その建築で何が行われるのか?かけられる予算はいくらか?いつまでに必要なのか?周辺環境に与える影響は?法的な制限は?何年間使用されるのか?費用対効果は?などなど…これら多くの与件を切り捨てることなくすくい上げたうえで、それでもなお人の心を動かす「建築」はいかに可能だろうか?

この問いに応える理想の建築の姿を「最適化する建築」と呼び、その実現を目指しています。

この特集号では、「最適化する建築」を求めた結果実現した13のプロジェクトを中心に紹介し、これまで手がけた32のプロジェクトのリストも掲載しています。それぞれのプロジェクトには、各々異なる与件があり、その与件から導かれた姿があります。与件がどのように「建築」へと昇華されていったのか、もしくは、「建築」がどのようにその内外の環境を最適化しているのかをご覧いただければ幸いです。

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