BIGのビャルケ・インゲルスの講演「建築家としての私の進化の旅(My evolutionary journey as an architect)」の動画です。Architects, not Architecture.の企画で、2024年4月に行われたもの。
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アーキテクチャーフォトで、2024年5月に注目を集めた記事をランキング形式でご紹介します。
- 熊谷・石上純也・IAO竹田・アクト環境・ピーエス三菱・野村建設JVによる「徳島文化芸術ホール(仮称)」の実施設計概要
- パナソニック汐留美術館での「ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム」の入場チケットをプレゼント。“ミニマルで清潔な造形”を特徴とする家具デザイナーの作品群を紹介。日本の美術館では初めてとなる“主要作品を網羅”した展覧会。会場構成は建築家の“田根剛”が手掛ける
- 妹島和世の監修によるパヴィリオンが造られた「PERPETUAL MOMENT − 自然の中の時間」。東京都庭園美術館を会場とし日本ロレックスの主催で開催。名和晃平・目・小牟田悠介の作品も展示
- ル・コルビュジエの“美術作品”に焦点をあてる展覧会「もうひとりのル・コルビュジエ ~絵画をめぐって~」の入場チケットをプレゼント。近代建築を代表する建築家の油彩・素描・版画・タピスリー・彫刻など約130点の作品を展示。創作活動の根底にあった絵画への情熱を紹介する内容。まとまった作品群の公開は約30年ぶり
- SALHAUSの提案が最優秀賞作品に選ばれた、共愛学園前橋国際大学の「6号館設計者選定プロポーザル」の提案書が公開
- 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
- 中村拓志&NAP建築設計事務所による、千葉・木更津市の「地中図書館」。農業生産法人が運営する施設内での計画。植物や微生物の反映の下にある“慎ましい”存在を求め、大地の下の“やすらかな居場所”を志向。大地と人間の叡智に包まれながら“地球を想う”図書館をつくる
- arbolとアシタカ建築設計室による、兵庫・西宮市の「夙川の家」。四方を隣家に囲まれた旗竿地での計画。外に開くことが難しい条件に対し、周囲から内部を切り離して“独立した世界”を構築する設計を志向。閉じた箱ながら中庭とドーム状空間で自然と四季の導入も可能にする
- 山口誠デザインによる、東京・台東区のオフィスビル「MONOSPINAL」。ゲーム制作会社の本社。従業員の“集中力”と“リラックス”のバランス確保を目指し、環境要素も向上をさせる“斜壁”を持つ建築を考案。小スケールの素材を集積をさせる仕上げで“あらたな風景”を作る
- 岸本貴信 / CONTAINER DESIGNによる兵庫県高砂市の住宅「プラットホーム」
- ザハ・ハディド・アーキテクツによる、ラトビア・リガの交通施設「Riga Ropax Terminal」。既存の船舶倉庫を改修増築して船舶のターミナルにする計画。未来に渡る市民の憩いの場として、最上部に一層を追加して作る“パブリックテラス”などを構想。歴史に敬意を表して現地生産のタイルなども外観に用いる
- 青木淳・西沢立衛・冨永祥子らが審査する、仙台市の「(仮称)国際センター駅北地区複合施設」設計プロポの実施要領が公開。応募要件は比較的低めに設定
- 吉村靖孝建築設計事務所と塚越宮下設計による、山形・鶴岡市の「龍宮殿サウナ」。老舗旅館の一部を浴場とサウナに改修。最適な機能配置と耐震性強化を求め、既存柱を“木造トラス”に置き換え“反復”させる構造形式を考案。新設の躯体は既存建物の木造トラスと呼応して施設の“象徴性”も高める
- 丹下健三と隈研吾の展覧会が、フランスのパリ日本文化会館で開催。二人の建築家が設計した“東京オリンピック”の“競技場”に注目する展示。丹下と隈の軌跡を辿りながら建築の魅力を紹介
- 魚谷繁礼による、TOTOギャラリー・間での建築展「都市を編む」。リサーチを基に数多の京町家の改修等を手掛ける建築家の展示。現代技術を“歴史性”や“地域性”に編み込み、街並みや建築の“継承”と“豊かさの実現”を志向。展示の一環として“京都のお茶屋建築の軸組”を移設
- 伊瀬和裕 / テトラワークスによる、広島・百島の、宿泊施設「瀬戸内隠れ家リゾート AMERI」。離島の海辺近くに建つ“一棟貸しの宿”。風景への眺望の最大化を意図し、床レベルを上げた“眺望室”を備えた建築を考案。本体から跳ね出した眺望室は外観を“アイコニック”にする役割も担う
- VUILDによる、香川の「小豆島 The GATE LOUNGE」。オリーヴを用いた商品の購入や体験ができる施設。木造建築の“新しい建造の在り方”の提案として、島内の木材を資源として活かす仕組みから構築。デジファブ技術を用いて熟練大工に頼らない施工体制も追求
- あとりえ・楠本構造設計・Awwによる、茨城・つくば市の「茗溪学園 トレーニング・部室棟」。教育機関のキャンパス内での計画。海外の来客や留学生も多い学校の特徴を考慮し、日本の代表的工法“木造”でつくる大空間の建築を志向。校舎と運動場の間という立地も考慮して“視線が抜ける”形態とする
- 木村智彦 / グラムデザインによる、島根・松江市の「雑賀の家」。家族四人と猫の為の計画。着心地の良い“衣服の延長”の様な住宅を目指し、自然環境に従って光と風を取込む“適切な熱環境の生活の場”を志向。家族の気配を常に感じ取れるように“距離感”と“設え”にも注力
- 小倉大+柳原まどか / コマド意匠設計室による、秋田・北秋田市の「10tトラックと並存する家」。トラックの運転を仕事とする施主の為に計画。土地を“有意義に”活用する為、敷地を“斜めに横断するように”細長い建築を配置する構成を考案。住宅とトラックの間に“三角の中庭の様な余白の空間”を作り出す
- アリソン理恵 / ARAによる、東京・渋谷区の「奥の住まい」。路地の“更に奥の路地”の先に建つ住宅の改修。暮らしの様々な出来事の“受け皿”として、日当たりや風通しが良く“家族や暮らしのかたち”と共に変化できる空間を志向。住人自身での改変の容易さも予め考慮する
- HUNE Architectsが共用部の内装設計を手掛けた、東京・北区の集合住宅「HAUN TABATA」。居住と作業空間を併せ持つ“コリビング賃貸”。様々な行為が重なる場として、箇所毎に異なる役割を果たす“センターテーブル”を据えた空間を考案。再生材料の特徴を活かして家具類に“鉱物”の様な質感も与える
- 内藤廣建築設計事務所が内装設計を手掛けた、東京・銀座の店舗「TORAYA GINZA」がオープン。吹抜テラスを特徴とし、壁は瓦タイルを用いて空間の音にもこだわる
- 藤森照信のデザインで完成した、滋賀・北之庄町のバス停待合所の写真
- 山下貴成建築設計事務所による、静岡・御殿場市の「高嶺の森のこども園」。森の中の起伏に富む地形の敷地。各年齢の子供達の生活が“同時に満たされる”在り方を求め、周辺環境に応じて8つの部屋を“円環状”に配置する構成を考案。地形と呼応し“湾曲する”屋根で全体を緩やかにまとめる
- 森田悠紀建築設計事務所による、東京の「国分寺の家」。住宅密集地にある敷地。街と家の“距離感”を課題とし、適切な関係を結ぶ為の“街から遠く離れた静かな場所”を備えた建築を志向。玄関から長い距離を歩いて辿り着く“居間”で再び“街と繋がる”住まいを造る
- 杉中俊介+杉中瑞季+清水良太による、東京・世田谷区の「上馬の家」。構造家の自邸兼仕事場の計画。住宅密集地に建つ住宅として、シンプルな“外殻の中”に“ひだ”の様に諸室を“折り重ねる”構成を考案。周辺環境との関係構築も意図してバルコニー等から内部の雰囲気を滲み出させる
- 久米設計による、熊本の「八代市新庁舎」。震災復興の一環として計画。“災害への強さ”と“文脈と呼応”する建築を目指し、床と天井を地域産木材の“CLTトラスユニット”工法で造る建築を考案。城の石垣の再利用なども行い“土地の記憶を継承”も意図
- 山口誠デザインによる、東京・台東区の、オフィスビル「MONOSPINAL」。ゲーム制作会社の本社。従業員の“集中力”と“リラックス”のバランス確保を目指し、環境要素も向上をさせる“斜壁”を持つ建築を考案。小スケールの素材を集積をさせる仕上げで“あらたな風景”を作る
- 田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYによる、東京の「水道橋のオフィス」。都心の駅前の賃貸事務所ビル。“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案。都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図
- 平田晃久建築設計事務所のデザイン監修で、原宿駅旧駅舎跡地に商業施設が建設。旧駅舎の外観の再現も実施。2026年冬の竣工を予定
- 川久保智康建築設計事務所による、東京の集合住宅「板橋本町の長屋」。第一種住居地域の高低差のある不定形な土地。様々な与件に対し、敷地形状の“オフセット”と“天空率”で床面積と気積を確保する“スキップフロア”の建築を考案。本体から小さな量塊を拡張させ窓辺空間も作る
- studio36による、愛知・岡崎市の「NEKKO OKAZAKI」。幅の広い緑道に面する区画に計画された飲食店と貸スペース等の複合施設。環境との連続性を求め、緑道の特徴を参照した“抑揚のある”空間を志向。其々のスペースを“緑道に点在する店舗群”に“見立て”設計する
- 熊谷・石上純也・IAO竹田・アクト環境・ピーエス三菱・野村建設JVによる「徳島文化芸術ホール(仮称)」の実施設計概要が公開。平面図・立面図・パースなどを掲載
- 石上純也へのインタビュー。石上作品の「House & Restaurant」で遠山正道と鈴木芳雄が話を聞く
- 佐藤文+鹿嶌信哉 / K+Sアーキテクツによる、栃木の「足利の家」。史跡の残る街の長閑な住宅街の敷地。繋がりながらも間仕切れる状態を求め、施主が求める“断片的な居場所”を環境に合わせながら繋げていく平面構成を考案。周囲への開き方も意識して街と繋がる庭を設ける
- 妹島和世による、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を創出
- POINTとSpicy Architectsのデザイン監修による「埼玉グランドホテル本庄」。バブル期の宿泊施設の改修。個性ある仕上げ同士が“魅力を打ち消し合う”現状に対し、其々の関係を整理し“新たに定義”する設計を志向。床から2.1m以上を“マット”仕上げとして既存の“ピカピカ”を引立てる
- 竹森紘臣 / WORKLOUNGE 03- による、ベトナム・ハノイの「Border House」。内装の装飾の依頼から始まった改修計画。施主との対話で内外の関係性等に課題を見出し、既存建物の“エッジのリファイン”する設計を志向。地域の生活風景を参照して“半外部空間”となる縁側とリビングを設ける
- 熊谷・石上純也・IAO竹田・アクト環境・ピーエス三菱・野村建設JVによる「徳島文化芸術ホール(仮称)」の基本設計概要が公開。花弁を想起させるテラスの連なりが特徴的な建築。テラスからの新しい鑑賞体験や壁面を活用した映像発信も計画。“ホールの新たなあり方”や街に開き人を引き込む事も追求
大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプトが公開されています。
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、若手建築家による2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)会場内の「休憩所」「ギャラリー※1」「展示施設※2」「ポップアップステージ※3」「サテライトスタジオ※4」「トイレ」計20施設の設計業務が完了しましたので、各施設概要、設計コンセプト及びイメージパースを公開します。
20施設の公募については、1970年開催の日本万国博覧会(大阪万博)を担当した若手建築家が、その後著名な建築家となったように、大阪・関西万博においても若い世代の活躍、飛躍のきっかけとなるよう、将来が期待される若手建築家を対象に行ったものです。
「多様でありながら、ひとつ」という会場デザインコンセプトの下、SDGs(持続可能な開発目標)達成につながる、意欲的かつ大胆な提案により、会場内に個性豊かで魅力的な博覧会施設を創出していきます。
※1・・・アート、アニメ、ファッション等の催事、各種展示会、フォーラム等の開催を想定した施設。
※2・・・「未来の暮らし(食・文化・ヘルスケア)」が体験できる『フューチャーライフエクスペリエンス)』と、「未来への行動」が体験できる『TEAM EXPOパビリオン』で行われる事業について、それぞれ発表・展示を想定した施設。
※3・・・音楽、トークイベント、お祭り等のイベント実施を想定した小規模ステージ広場。
※4・・・放送局の番組中継・収録用スタジオ。
リンク先は公式サイトが公開しているPDFファイルです。


オリジナル家具の開発から、インテリアスタイリングまで手掛ける「LINE-PRODUCTS」の、プロジェクトマネージャーとアシスタント募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
LINE-PRODUCTS.がスタッフを募集
【事務所の特徴・ビジョン】
2023年9月末にローンチしたLINE-PRODUCTSは、プロダクトデザインに始まり国内外から集められた家具やアートコレクション、空間を構成するあらゆる引き出しを持つ家具ブランドです。オリジナルプロダクトをはじめ、厳選されたアートピース、セレクションアイテム、それらを体感できるスタジオの運営から、独自の視点からつくられるスタイリングまで一手に担うことで、家具から空間までを網羅したクリエイションを提案していきます。
これまでの知見を生かしながら、これからのデザインを発信し、つくり続ける。我々はその様な存在となっていきたいと考えています。
【代表者メッセージ】
オリジナル家具の開発から、さまざまなプロジェクトの家具提案、インテリアスタイリングまで多種多様なプロジェクトに関わる事が出来るのが弊社の面白いところだと思います。1FにCAFEのある中目黒オフィスではインテリアデザイン会社「LINE-INC」のオフィスを含む約150坪のゆとりのある空間で仕事が出来るのも魅力のひとつです。



森田悠紀建築設計事務所が設計した、東京の「稲城の家」です。
緑地に面する北欧家具店を営む施主の為の住宅です。建築家は、竣工後に置かれる家具類の把握から出発し、簡素で実直な品々を納める為の“器”としての空間を志向しました。そして、風景と家具の存在感と釣り合う“A”型の架構を持つ建築を造りました。
多摩丘陵を造成した住宅地の頂上に位置する敷地は広大な緑地に面し、豊かな自然と多摩地域の街並みを一望できる大らかな空気感が流れる場所である。
建主は北欧ヴィンテージ家具店を営んでおり、設計は竣工後に置かれるヴィンテージ家具・照明のリストに目を通すところから始まった。
北欧家具といっても幅は広く、芸術品の様なものから日常使いのものまで様々である。建主が選ぶ家具はどれも後者の、必要な機能がそのまま形になった様な簡素で実直なものであった。これらの家具を建主の価値観を表すものと捉え、それらが納まる器としてのあるべき姿を模索した。
「A」の字型の屋根架構は、この場所のダイナミックな風景やヴィンテージ家具の存在感とも釣り合いの取れる象徴性と強さを備えたものとして考えた。梁のピッチは1820mmの3分割である606mmを基本とし、無骨あるいは繊細になりすぎることを避け、この土地の魅力に呼応する大らかなプロポーションとスケール感を意識した。いずれも架構を構造的な必要性を満たしながら、空間の意味や空気感を支えるものとして考えた結果である。


木造の別荘や住宅を手掛ける“モリノイエ”を運営する「株式会社クレア」の、住宅設計・インテリアデザイン・実施設計のスタッフ(経験者・既卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
軽井沢・八ヶ岳を中心に木造の別荘建築や住宅と暮らしをつくるモリノイエ®。
代官山ヒルサイドテラスのアトリエで住宅設計担当、インテリアデザイン担当、実施設計担当を募ります。【はじめに】
モリノイエを船に例えると、クルーズ船やタンカーなどの自動操舵型の大型船舶ではありません。
高速ジェット船や艦船などの特殊な機能を備えた船でもありません。
私たちは10人前後のクルーが個別の役割を持って任務にあたる中型のヨットです。船内にはキャビンやギャレー、水回りなどがあり、快適な航海が約束されています。
今回はそんなヨットで一緒に暮らす乗組員を探しています。
乗組員は3か月の試用期間を経て即戦力になる人。
仕事に対し気概や覚悟が備わっていてることが前提です。このヨットの暮らしのルールは丁寧に教えますので安心してください。
今回の住宅設計担当は、これから一緒にモリノイエというヨットを主軸で動かしてくれる人を考えています。
建築家/福岡みほのデザインを忠実に絶え間なく更新し、建主に安心感を与える対話を持ち、そして大切な人へ手紙を書くように現場に優しい図面を書いていただける人を募ります。【モリノイエのビジョンをお伝えします】
『都会暮らし、森暮らし®』という生活様式
古くから豊かな生活様式を持つ北欧の人々が実践する、都市と自然に隣接した場所を往復する日常生活があります。
芸術や先端技術など、人々が育んだ文化に容易に触れることができる都会。
自然に近い環境で人間本来の優しさを呼び戻し自分に還ることのできる森。
モリノイエは、都会や森など多様な場所で営む自由な生き方を日本の文化として昇華させ、新しい自分と出会える場所をつくり続けます。


“森から考える設計”を掲げ、BIMを用いて木造建築に取り組む「はりゅうウッドスタジオ」の、設計スタッフ・広報総務・有給インターン募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
はりゅうウッドスタジオは新たに、メンバーを募集します。
主に福島県南会津と郡山を拠点に活動している設計事務所です。代表の滑田のほか、4人のメンバーで活動しています。
下記のようなことで経験を積むことのできる建築設計事務所です。1)森から考える設計
はりゅうウッドスタジオの設計では、主に木造の建物が多く、木の製材、歩留まりを考えた設計を行なっています。森や製材所にも近く、木造建築の一通りの流れに関する経験を積むことができます。
特に木造は、構造材が現しになることも多く、また設備などの納まりも余裕がありません。山から切り出す材料についても、設計の初期段階で木割りについて検討するなど、木造ならではの設計作業があります。2)ローカルに寄り添う
はりゅうウッドスタジオの事務所は、南会津と郡山にあります。縮小していくローカルの中で、少し縮小のスピードをゆるめて、楽しめることはないか考えています。
弱い地方の問題は、全国に共通することです。その状況を肌に感じながら、ローカルならではの提案をしていきたいと考えています。3)BIMを使う
はりゅうウッドスタジオの設計では、2DCADは用いず、BIM(Archicad)で設計しています。チームワーク機能を使って、一つの3Dモデルをメンバーと共有しながら設計をします。
BIMの経験を積み、リモートで作業を行うメンバーもいます。BIMは初めての方も多いと思いますのでお教えします。
BIMマネージャーも一人在籍していますが、今年度はもう一回り事務所のBIMスキルを磨き、新たなテンプレートを使って効率的かつクリエイティブに仕事ができる環境を作ろうとしています。今後、BIMの習得はキャリアアップにもつながるのでぜひ挑戦してみてください。4)空間の骨格を考える
はりゅうウッドスタジオでは、空間の骨格を大切に設計したいと考えています。構造と空間性が一体的になった空間には強度があり、時を経てもいつまでも残るものだと考えています。スタディを繰り返し、空間にどんな骨格を与えるべきなのか、メンバー一人ひとりが何度も思試行錯誤して検討しています。設計者として、ひとつひとつの判断に責任を持ち、私たちと一緒に活動したいという方を、募集します。
設計者の卵の方もOKです。人生のある一定の時間を、私たちと一緒に過ごすので、プロジェクトに真摯に取り組んで、設計者として共に育ってもらいたいと願っています。
僕たちの活動も、ローカルにとどまらず、世界に向けて発信したいと考えています。ともにチームの一員となってくれる方を募集します。



伊原慶 / TA+Aが設計した、東京・港区の「クラハデンタルオフィス」です。
五叉路に面する“重厚感のある”外壁の建物の中の区画での計画です。建築家は、“街で生活する延長上”にある存在を求め、外観の特徴を逆手にとり“待合空間を街に投げ出す”構成を考案しました。また、多角形の平面形状で多面的な様相も受け止める事も意図されました。施設の公式サイトはこちら。
東京・芝浦の歯科クリニックである。芝浦の埋立地の型と架けられた橋によって現れた特徴のある五叉路に面し、前面道路と雁行するバルコニーが印象的な集合住宅の一階に位置する。
「重厚感のある外壁を逆手にとり待合空間をまちに投げ出す」ことを考えた。室内のいくつもの要素が外部環境と関わりを持つように設え、まちで生活する延長上にあるクリニックを目指した。
五叉路の多面的な様相を壁の多方向性で受け止める待合空間の平面形状はどこから見ても行き止まりを感じずそれぞれの諸室につながる。外壁のレンガタイルの表情を抽象化した吹付塗装の壁を室内へぐるりと引き込み内部を外に投げ出すことでクリニックは日常の風景の一部となる。




成瀬・猪熊建築設計事務所が設計した、岐阜の店舗「JINSイオンモール各務原店」です。
既存店のリニューアル計画です。建築家は、商品配置の“計画的な型”を意識し、そのまま形にする“普遍性”と多様な展開が生む“固有性”を両立する設計を志向しました。そして、型を守りつつ可変性のある“家型の什器”を考案して空間を構成しました。店舗の公式ページはこちら。
これは、JINSイオンモール各務原店のリニューアルプロジェクトである。
JINSは、これまでも様々な建築家が創造的な店舗を手がけているが、実はメガネの陳列トレー・鏡・POPなどの配置には、利用者目線の計画的な型が存在する。
この型を、できる限り感じない空間づくりももちろん選択肢のひとつだが、私たちは今回、あえてそれをそのまま形にしたような普遍性と、一方でそれが多様に展開して生まれる固有性とが、両立するような空間づくりを目指した。
店舗空間を構成する基本的な単位の家型の什器は、天板に置くメガネの陳列トレーと正面に必要なPOPと鏡の位置を満たしながら、幅・奥行・高さをある程度自由に変更できる。
家型の什器は適度に商品を見え隠れさせると共に、徐々に視界が変化するような空間を作り出し、店舗を散策する楽しさを生み出す。




今津康夫 / ninkipen!が設計した、愛知の店舗「ring名古屋」です。
駅直結の大型複合施設内の地上階の区画での計画です。建築家は、多くの人々が行交う状況に対し、大開口を活かして“服をファサードに顕在化させる”設計を志向しました。また、“島状の独立したレジカウンター”で多方面への気配りも可能にしています。店舗の場所はこちら(Google Map)。
名古屋ささしまライブ駅直結の大型複合施設の1階に位置するセレクトショップのインテリアデザインである。
上階にホテルとオフィスを備える高層ビルのグランドレベルは、歩行者へ充分に開放され、多くのビジネスマンと近くの大学生が行き交っている。
フルハイトの開口部とCH4500の高い天井高さを活かし、街角に沿ってL型にハンガーラックを回して服をファサードに顕在化させ、その上方の気積に印象的な照明とサインを浮かべた。
内部は入口正面の壁を雁行させながら素材と高さを変化させることで、奥への期待感を助長し、屋外を思わせるような街灯を建ててシークエンスに変化と面白みを持たせた。
売場の中央に島状に独立したレジカウンターは多方向への気配りを可能とし、傍に架けたハシゴは天井の高さを演出するのと同時に見上げる人に身体性を想起させる。
カーペットは黄色を少し燻ませたカナリア色とし、コロナ禍で忘れてしまったショッピングの楽しさをシンボライズすることを目指した。




MVRDVが設計した、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」です。
リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画です。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包しています。また、施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させています。
こちらはリリーステキストの翻訳です
MVRDVが、NIOの新しいヨーロッパ旗艦店のために、19世紀に建てられた指定建造物とヘリット・リートフェルトの屋上パヴィリオンをリスペクトしながら変容させる
電気自動車メーカーのNIOは、19世紀後半に建てられたアムステルダムのカイザースグラハトにある7階建てのビルに、ヨーロッパにおける旗艦店をオープンしました。新しいNIO・ハウス・アムステルダムは、MVRDVによるインテリア・デザインで建物を改装し、NIOのブランドを反映したデザイン要素と、歴史的建造物を尊重した扱いを組み合わせています。NIOのスローガンである「青い空がやってくる」にインスパイアされ、低層階のアースカラーから、モダニズムの屋上パヴィリオンを満たすエアリーなブルーまで、建物の各フロアはカラーグラデーションを形成しています。
この建物には語り継がれる歴史があります。ヤン・ファン・ロイの設計で、1891年にニューヨーク生命保険会社のために建てられた当時は、アムステルダムで最も高い民間ビルのひとつでした。20世紀の大半は、メッツ・アンド・カンパニー・デパートの本拠地であり、1933年には、モダニズム運動で最も重要なオランダ人建築家であるヘリット・リートフェルトの設計による鉄骨とガラスの屋上パヴィリオンが増築されました。この遺産にもかかわらず、2013年にアバクロンビー&フィッチの店舗が入ることになり、その結果、リートフェルト・パヴィリオンを含む上層階は一般公開されなくなり、オリジナルの内部ディテールの多くが覆い隠されました。
世界中のNIOハウスがそうであるのと同じように、NIOハウスの登場によって、その建物は単なる「自動車ショールーム」ではなく、それを受け入れる近隣地域に貢献するさまざまな機能を備えた公共建築物となるのです。1階のカー・ショーケースの上には、柔らかな黄色のキッズ・コーナーを含むカフェがある。次に3階にはフォーラムがあり、地元企業やイベント団体がワークショップやプレゼンテーション、小規模な講演会などに利用できるほか、子どもたちが楽しめる「ジョイ・キャンプ」も併設されています。4階には一般の人も予約して利用できるコワーキングスペースがあり、5階にはアートとデザインのギャラリーがある。このギャラリーはNIOの製品を展示したり、地元のアーティストが作品を発表する場としても利用できます。最後に、NIOのオフィス用に確保された6階の上には、7階のイベントスペースと屋上パヴィリオンがあります。
MVRDVのデザインにおいて、歴史的なディテールが再び明らかになった階段は、デザインの中心的な要素となり、各階の主要スペースから常に見えるようになっており、訪問者の方向を知るのに役立っています。プロジェクトを通して、明るく風通しの良い環境を作るため、空間は可能な限り開放され、内壁を取り除き、天井を高くし、1階とカフェをつなぐアトリウムのような縦のつながりを強調しています。
MVRDVの創立パートナー、ヤコブ・ファン・ライスは言います。
「このプロジェクトにおけるエキサイティングな挑戦は、この建物の歴史と、様々な意味で未来のヴィジョンを提供することに興味を持つ企業であるNIOのアイデンティティを一体化させることでした」「ある意味、私たちは90年前にリートフェルトが潔く解決したのと同じ課題に直面しているのです。NIO・ハウス・アムステルダムは、古いものと新しいものが互いに対比をなし、最終的にはお互いを豊かにする方法を示しています」


建築を通して文化の構築を目指す設計事務所「OOOarchitecture」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
私たちは“MAKE CULTURE”を理念に掲げ、建築を通して文化の構築を目指す設計事務所です。
建築設計を基盤としつつも、業務の範囲を限定せず、事業のブランディングやロゴデザインなど、プロジェクトを取り巻く様々な環境を横断的にデザインしています。設計スタンスの特色としては、クライアントや敷地情報、それらに関係する社会を「取材する」ようなスタンスで向き合い、対象にリスペクトと好奇心を持って設計活動を行っています。
取材によって得られたあらゆる情報すべてを、大きなテーブルに並べ、フラットで公平な目線で観察し、そこから立ち現れる結晶のような観点を、建築の形から材料選定、ディテールに至るまで建築化していきます。
また、デザインプロセス自体の アウトプットとして「OOOPAPER」と名付けた刊行物を毎年、発行しています。
様々な価値観をフェアな視点で受け入れ、コミュニケーションを取り、誠実に建築に向き合うことができる仲間を求めています。
現在はホテル、住宅、福祉施設、保育園、クリニック、寺社、飲食店内装の計画が進行中です。興味のある方はご連絡をお待ちしております。



田中裕一+中本剛志 / STUDIO YYが設計した、東京・千代田区の「水道橋のオフィス」です。
都心の駅前の賃貸事務所ビルの計画です。建築家は、“効率”と“快適”の両立を目指し、執務空間の前に“機能を拡張”する“三角形のワークテラス”を設ける構成を考案しました。また、都市の中で“人々の働く姿”が外観となる在り方も意図されました。
コロナ禍の中でスタートした、スタートアップ企業などをテナントとして想定した水道橋駅前のオフィスビルの計画。
敷地は台形をしており、使い勝手や借りやすさを重視した矩形の執務空間の前面に三角形のテラス(ワークテラス)が取り付く計画とした。
コロナ禍を経て、テレワークが普及し、ワーケーションやサテライトオフィスなど、換気や環境の良い場所で働く価値が高まる一方で、リモートの弊害として雑談や気軽な相談ができなかったり、画面越しでしか人と接することがない孤独感など、集まって働く価値も再認識され始めている。
ワークテラスはノートパソコン等を持ち出して執務室として使用したり、打合せやリフレッシュの場として使用するなど、画一的なオフィス空間に多様な機能を付加・拡張する場となっている。テナントオフィスビルに求められる効率性と、開放的で気持ち良い働く場を両立させる、これからのオフィスのひとつとなることを目指して設計した。



久米設計が設計した、熊本の「八代市新庁舎」です。
震災復興の一環として計画されました。建築家は、“災害への強さ”と“文脈と呼応”する建築を目指し、床と天井を地域産木材の“CLTトラスユニット”工法で造る建築を考案しました。また、城の石垣の再利用なども行い“土地の記憶を継承”も意図しました。
熊本地震による震災復興プロジェクトである。
あらゆる災害を想定した災害に強い庁舎としての性能と共に、八代城跡という立地に着目し、その歴史的な文脈や景観に呼応した「まちに映える庁舎」の実現が望まれた。
庁舎は地上7階、地下1階、地下柱頭免震構造で、地上部は鉄骨造とし、執務室の床及び天井は、すべて八代市産木材を使用した「CLTトラスユニット」による木造とした。
この日本初の工法である「CLTトラスユニット」により、天井落下の危険性がなく、八代市らしい木の温もりを感じる執務空間を実現し、同時に約1,430m3(原木で約5,300m3程度)の八代市産木材の活用を実現した。
耐火や不燃、歩行振動や床衝撃音など執務環境に求められる性能を確保しつつ、市産材の温もりが感じられる執務環境を実現したことで、カーボンオフセットやウェルビーイングという社会課題や林業振興という八代市の命題に応えた庁舎となった。
建物のスカイラインを形成する屋根面では、八代市の日射量の多さを活かした「太陽熱利用の換気システム」を構築。
奥行きと陰影のある外観を形成する大庇(ライトシェルフ)は、年間を通して日射量が多い八代市の地域特性へ対策しつつ、建物の奥まで自然光と風を取り込む機能性を確保したことで「省エネ技術とデザインが一体的となった外装デザイン」を実現した。その結果、CASBEE熊本Sランクの高い環境性能を達成し、八代市産木材の活用とともに、環境への取り組み姿勢の模範となる「まちをリードする庁舎」となった。




吉村靖孝建築設計事務所と塚越智之+宮下淳平 / 塚越宮下設計が設計した、山形・鶴岡市の「龍宮殿サウナ」です。
老舗旅館の一部を浴場とサウナに改修する計画です。建築家は、最適な機能配置と耐震性強化を求め、既存柱を“木造トラス”に置き換え“反復”させる構造形式を考案しました。また、新設の躯体は既存建物の木造トラスと呼応して施設の“象徴性”も高めています。施設の公式サイトはこちら。
山形県鶴岡市の老舗旅館、亀や別館の改修。
2004年に客室と広間からなる2階をバンケットホールとして改修し、今回その1階を浴場・サウナとすることとなった。大正11年に建てられたこの木造建物は海に面した山肌に立ち、日本海から吹き付ける厳しい風や、山からの湿気に長年曝され痛みが激しかった。そのため今回の改修では使い方を更新するだけではなく、地震や海風、山からの湿気に対する性能を改善することが求められた。
建物南側の貸切風呂が残っていたエリアと、日本海への眺望が開けた北側のエリアに浴場、サウナを2ヶ所計画し、その間を脱衣室やラウンジ、外気浴のできるインドアテラスとした。これによりエリアで男女を分けるだけでなく、時間帯で男女を分けた施設の一体利用もできるようになっている。
北側のエリアには海に沿って奥行き1間の縁側がかつて存在したと言う。その名残で境目に当たる場所には古い柱が並び、その上部が梁と桁の継ぎ目となっていた。山側にサウナ室を、海に沿って浴槽を計画することでそれぞれの場所から海への眺望を確保しようとすると、既存の柱が水に浸かってしまう。そのためこの柱を撤去し、海側と山側の両脇から斜めに部材を渡し2階の床を支えることにした。そしてこの三角形のトラスを反復させ耐震性と耐風圧性を向上させている。
今回の工事で解体を進めていくと海に沿った長手の桁に木造トラスが使われていることが分かった。これは恐らく大正11年に新築した際、スパンを飛ばして海への眺望を確保するため設けられたものだと思われる。またこの建物の屋根は大きなトラスでできている。これは昭和28年に陸屋根を切妻へと改修する際、2階の広間に柱を落とさないよう工夫したものだと考えられる。
このようにこの建物はトラスという形式を活用することで、海への眺望や広く自由に使える空間を獲得し100年という時代の変化に耐え、様々なかたちで使われて来た。この建物に見え隠れするトラス形式はその力強さを象徴している様だった。そして今回の改修では、更に1階に木造のトラスを挿入することで構造性能とその象徴性を強化したと言うことができる。