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【ap job更新】 公共プロポから地域のプロジェクトまで、大小様々な建築を手掛ける「STA土屋辰之助アトリエ」が、主任スタッフ(経験者) と プロジェクト契約スタッフを募集中
【ap job更新】 公共プロポから地域のプロジェクトまで、大小様々な建築を手掛ける「STA土屋辰之助アトリエ」が、主任スタッフ(経験者) と プロジェクト契約スタッフを募集中
【ap job更新】 公共プロポから地域のプロジェクトまで、大小様々な建築を手掛ける「STA土屋辰之助アトリエ」が、主任スタッフ(経験者) と プロジェクト契約スタッフを募集中陸前高田市立気仙小学校

公共プロポから地域のプロジェクトまで、大小様々な建築を手掛ける「STA土屋辰之助アトリエ」の、主任スタッフ(経験者) と プロジェクト契約スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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主任スタッフ/プロジェクト契約スタッフ(経験者)募集

公共建築のプロポーザルによるプロジェクトや、地域とのつながりによるプロジェクト、規模の大きい別荘や住宅建築等、現在、複数のプロジェクトが同時進行中です。伊勢神宮内宮参集殿改修設計を機に立ち上げた当事務所も12年目となり実績とともに設計事務所としての認知度も充実してきました。

今回、実施設計、現場監理等を主任担当者として行うことができる一級建築士の資格を有する経験者を募集します。
資格を有しない方も、経験とやる気しだいで是非お問い合わせください。プロジェクト契約も可能です。

これまでの経験を活かして、主任として公共プロジェクトに取り組む意欲のある方、一人の建築家として共にアトリエ系設計事務所を盛り立てていくなど事務所の成長に積極的に取り組む意欲のある方、そして建築をつくること、また企画立案や維持運営といった建築、都市、コミュニティのサイクルに興味と実行力をもった人材を求めています。

また住宅の設計などにも、ひとつひとつ丁寧に向き合える、「好きな仕事」としての建築設計を実行できる、熱意のある方を歓迎します。

菊嶋かおり+永澤一輝 / knofによる、東京・江東区の住戸改修「Y / wardrobe」。大量の衣服を持つ施主の為に計画。大きな“クローゼット”の要望に、床面積の約半分を“ワードローブ”として生活の中心に据える設計を志向。保管だけでなく“選ぶ・片づける・共に過ごす”楽しみを生み出す
菊嶋かおり+永澤一輝 / knofによる、東京・江東区の住戸改修「Y / wardrobe」。大量の衣服を持つ施主の為に計画。大きな“クローゼット”の要望に、床面積の約半分を“ワードローブ”として生活の中心に据える設計を志向。保管だけでなく“選ぶ・片づける・共に過ごす”楽しみを生み出す photo©古末拓也
菊嶋かおり+永澤一輝 / knofによる、東京・江東区の住戸改修「Y / wardrobe」。大量の衣服を持つ施主の為に計画。大きな“クローゼット”の要望に、床面積の約半分を“ワードローブ”として生活の中心に据える設計を志向。保管だけでなく“選ぶ・片づける・共に過ごす”楽しみを生み出す photo©児玉晴希
菊嶋かおり+永澤一輝 / knofによる、東京・江東区の住戸改修「Y / wardrobe」。大量の衣服を持つ施主の為に計画。大きな“クローゼット”の要望に、床面積の約半分を“ワードローブ”として生活の中心に据える設計を志向。保管だけでなく“選ぶ・片づける・共に過ごす”楽しみを生み出す photo©児玉晴希

菊嶋かおり+永澤一輝 / knofが設計した、東京・江東区の住戸改修「Y / wardrobe」です。
大量の衣服を持つ施主の為に計画されました。建築家は、大きな“クローゼット”の要望に、床面積の約半分を“ワードローブ”として生活の中心に据える設計を志向しました。そして、保管だけでなく“選ぶ・片づける・共に過ごす”楽しみを生み出す事が意図されました。

江東区にあるマンションの一室のリノベーション。

クライアントのYさんが持つ大量の衣服を軸に生活を構想し、住戸面積の半分を「ワードローブ」とするプランとした。
残り半分は、素のままで過ごせるLDK+ベッドスペース。ブラウンガラスの境界面がそれぞれの空間の質を対比している。

建築家によるテキストより

エントランスを入ってすぐに広がるワードローブは、玄関・洗面・水回りを兼ねており、帰宅/外出の際の生活動線としても機能的な計画とした。店舗にもホテルにも見える、深いブラウンでまとめた空間は、GUBIのミラー、桧脚に大理石の天板を乗せた洗面台、ウールのカーペットなどで設え、既存建具にリブ材を張った壁面はベンガラ塗装とした。

建築家によるテキストより

ワードローブを通り、ブラウンガラスを抜けた先には明るく開放的な空間。ここではワードローブとは対比的に、衣服を脱ぎ去って裸のまま過ごせるよう計画した。キッチンと一体になった大きなテーブルは極小のモザイクタイル張りとし、ハードボードや無塗装のペン下クロスなど、手触りのあるマテリアルを中心とした。木部はMDFに柿渋塗装とし、経年変化もまた楽しみである。

計画初期の段階では衣類の収納用に大きめのクローゼットがあれば良いという要望だったが、「ワードローブ」として生活の中心に据えることで、このクライアントとしかつくり出せない場所となった。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 坂茂を中心に活動する「NPO法人 ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)」が、スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 坂茂を中心に活動する「NPO法人 ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)」が、スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 坂茂を中心に活動する「NPO法人 ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)」が、スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中

坂茂を中心に活動する「NPO法人 ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)」の、スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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VANスタッフ募集

NPO法人ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)では約30年に渡り、建築家としての災害支援活動を行ってきました。
現在もウクライナ、トルコで仮設住宅を供給する活動を行っております。

この度、スタッフを募集いたします。
好奇心旺盛に取り組める方を歓迎します。

清水義文 / SOU建築設計室による、東京・西東京市の、医療複合施設「LIFE MEDICAL CARE いずみ」。未病維持から看取りまでを担う地域拠点となる施設。様々な用途が“適度な距離感”で共存する場を求め、“町並み”を想起させる“小屋の集合体”の様な建築を考案。特徴的な外観は周辺の住宅街との親和性も意図
清水義文 / SOU建築設計室による、東京・西東京市の、医療複合施設「LIFE MEDICAL CARE いずみ」。未病維持から看取りまでを担う地域拠点となる施設。様々な用途が“適度な距離感”で共存する場を求め、“町並み”を想起させる“小屋の集合体”の様な建築を考案。特徴的な外観は周辺の住宅街との親和性も意図南側外観 photo©堀内広治
清水義文 / SOU建築設計室による、東京・西東京市の、医療複合施設「LIFE MEDICAL CARE いずみ」。未病維持から看取りまでを担う地域拠点となる施設。様々な用途が“適度な距離感”で共存する場を求め、“町並み”を想起させる“小屋の集合体”の様な建築を考案。特徴的な外観は周辺の住宅街との親和性も意図公園側からのアプローチ photo©堀内広治
清水義文 / SOU建築設計室による、東京・西東京市の、医療複合施設「LIFE MEDICAL CARE いずみ」。未病維持から看取りまでを担う地域拠点となる施設。様々な用途が“適度な距離感”で共存する場を求め、“町並み”を想起させる“小屋の集合体”の様な建築を考案。特徴的な外観は周辺の住宅街との親和性も意図診療所、訪問介護 photo©堀内広治
清水義文 / SOU建築設計室による、東京・西東京市の、医療複合施設「LIFE MEDICAL CARE いずみ」。未病維持から看取りまでを担う地域拠点となる施設。様々な用途が“適度な距離感”で共存する場を求め、“町並み”を想起させる“小屋の集合体”の様な建築を考案。特徴的な外観は周辺の住宅街との親和性も意図ホームホスピス、リビング photo©堀内広治

清水義文 / SOU建築設計室が設計した、東京・西東京市の、医療複合施設「LIFE MEDICAL CARE いずみ」です。
未病維持から看取りまでを担う地域拠点となる施設として計画されました。建築家は、様々な用途が“適度な距離感”で共存する場を求め、“町並み”を想起させる“小屋の集合体”の様な建築を考案しました。また、特徴的な外観は周辺の住宅街との親和性も意図されました。

人生100年時代を迎える現代において学校跡地を活用して「未病維持から看取りまで」を実現した医療複合施設。
「診療所、カフェ、ホームホスピス、フィットネス、地域交流、動物介在活動」6つのテーマを集約・連携することで医療・介護・交流の時間的連続・地理的連携を実現した。

建築家によるテキストより

地域活動としての建物、終の住処としての建物、それぞれが独立せずに適度な距離で共存できる場とするために中庭を囲むように配置した2層の小屋の集合体とも言えるボリュームは、隣接する公園や敷地周辺の住宅街に馴染む。平面的にも立面的にも凹凸のある建築群は内部空間に様々なシークエンスをつくり出す。時としてそれは活動する人々と療養する人々の間仕切りとなり共通の居場所ともなる。

建築家によるテキストより

低層のコンクリートの群れは部分的に木造の小屋組みとなっており、周囲に開けた大開口からその温かみのあるテクスチャーを覗かせ、町の医療施設としての役割を建築的にも具現化している。

町の医療として地域に開くこと、療養施設として落ち着きのある空間とすること、用途が複雑に絡み合う中で統合的に括ろうとした結果、それぞれの性格の異なる小屋が群れを成し住宅の町並みのようなカタチとなった。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス[期間:2023/3/20-3/26]
最も注目を集めたトピックス[期間:2023/3/20-3/26]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2023/3/20-3/26)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 藤本壮介による、東京・渋谷区の「西参道公衆トイレ」。都心部の幹線道路沿いの敷地。公衆トイレを“都市の泉”と捉えて“新しい公共空間”を目指し、中央が凹んだ“うつわ”の様な“手洗い場”を持つ建築を考案。“小さなコミュニティ”が生まれる契機を作る事も意図
  2. 藤原・室 建築設計事務所による、大阪・吹田市の「南千里の家」。住宅街の段差のある敷地。場の特性を生かした空間を目指し、レベル差のある床と3つの庭で“目線を変化”させ“多様な広がり”を生む建築を考案。施主の職業を尊重して内外装に“和の仕上げ素材”を用いる
  3. 小野晃央 / シグマ建設+ONOによる、埼玉・深谷市の「House-K」。周囲からの距離が生む“バッファー”を持つ敷地。“家族全員の生活が中心”の家との要望に、明るい光を取り込む“余白”としてのリビング空間を考案。窓を介し環境と接続して内部のみで“完結しない”状況も作る
  4. 藤田雄介+伊藤茉莉子 / Camp Designによる、神奈川・藤沢市の住戸改修「白と黒の家」。壁式RC造の団地での計画。間取り変更が難しい条件での“生活の更新”を求め、用途を一室にまとめる等の“必要諸室の在り方の再構成”を志向。入念に物の配置を検討して施主の求める“気持ち良さ”も作る
  5. KASAと湯浅良介による建築展「In Between Two Houses」の会場写真。石上純也事務所と内藤廣事務所で其々に経験を積んだ二組の建築家の展覧会。“対話”をテーマとして各自が構想した“家”に関する作品を公開。畝森泰行と金野千恵の事務所でもある東京台東区の“BASE”を会場に開催
  6. 伊藤隆一+伊藤彩香 / itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「西浦グランドホテル吉慶 客室WAN」。海の景色を望む旅館客室の改修。既存の二部屋をまとめ、広々とした中に“海の気配”を感じ“思いに耽る”静寂の場を複数持つ空間を考案。“景色の移ろい”に染まる素材を選定して宿泊客に様々な感覚を与える
  7. 田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・杉並区の住戸改修「杉並のリノベーション」。鉄骨造の集合住宅での計画。“タイムレスなデザイン”の要望に、素材と機器のほぼ全てを“定番”製品から選定する設計を志向。“どこか見慣れた物”に囲まれた空間は“時間が止まった”ような様相を見せる
  8. へザウィック・スタジオの、森美術館での展覧会「共感する建築」。世界中でプロジェクトを手掛けるファームの日本初の展示。主要プロジェクト“28作”を模型や素材サンプル等で紹介。会場構成は同スタジオが日本の“暖簾”等に着想を得て考案
  9. 大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、北海道・札幌市の牧場「BANKEI FARM」。企業運営の森の中の牧場。地域の自主施工の“農作業小屋”から着想し、使用者自身での拡張を可能とする“特注フレーム”用いた空間を考案。工夫の重なりが“この場所らしさ”を作る“いい道具”の様な存在を目指す
  10. 伊原慶と和久田幸佑による、高知・土佐町の「湖と山と弧 さめうらテントパーク全体整備」。森林公園のキャンプ場の整備。景観と渾然一体となる“場所性”を求め、山々と連続して湖をフレーミングする二枚屋根を持つ“炊事棟”などを設計。規格合板を用いて予算と工期の中で“60mm厚”の軽やかさを実現
  11. 五十嵐理人 / IGArchitectsによる、沖縄・糸満市の「一本足の家」。遠くに海を臨む敷地。要望や風土への応答を“複合的に解決”する在り方を求め、中央の1本柱が屋根と垂れ壁を支えて大きく開放できる建築を考案。変化を受容する“しなやかさ”と不変の“強度”持つ空間を作る
  12. 二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・江東区の店舗「Atelier Macri」。ギャラリー併設の眼鏡と香水の店。既存区画の空間を二つに分ける様な形を考慮し、様々な機能を集約する“コの字型”カウンターで空間を繋ぎ“一体感”を構築。クラシックなバーの様な在り方を想像して細部を設計
  13. 関口貴人と新明工産による、埼玉・飯能市の、新築平屋の美容院「Hair room TOARU」の内覧会が“3/26”に開催。平田晃久事務所出身の建築家による独立最初の作品。カットスペースを構成する鏡を“3m”を超えるサイズにまで拡大して空間を構成。目の前に座る自分だけでなく緑や街をも映し出す
  14. トーマス・へザウィックが、2022年にTEDで行った講演「退屈な建築の隆盛ーそしていかにも人間的な事例について」の動画(日本語字幕付)
  15. 伊原洋光+伊原みどり / hm+architectsによる、愛知の「蒲郡の店舗併用住宅」。地上階に菓子店のある家。“店”の存在感と“住居”のプライバシーの両立を求め、基壇の上に家形の量塊が飛び出る外観と外に閉じ内に開く構成を考案。異なる要素を1つの建築に重ね合わせ固有の存在感を示す
  16. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  17. 泉幸甫を含む著名な住宅作家たちが講師を務め、日本建築学会教育賞も受賞した「家づくり学校」が第15期の受講生を募集中。実務者を対象とした、実際に建てるための知識を学び、自分らしく生きる道を見つける場
  18. 奥野崇建築設計事務所による、愛媛・松山市の住宅「ブドウ棚のある家」
  19. 久保秀朗+都島有美 / 久保都島建築設計事務所による、神奈川・足柄下郡の宿泊施設「水鏡の離れ」。温泉街の中心から離れた山深い敷地。変化する自然風景を“最大限生かす”在り方を目指し、周囲を写し込む“鏡の様な”天井と“川に向かい開く”平面構成を考案。仕上げや設備等も川の景色を際立たせるよう選定
  20. ヘルツォーグ&ド・ムーロンによる、サンフランシスコの20世紀初頭に完成した発電所を改修した複合施設「Power Station」。約12万㎡の湾岸地域の再開発計画の一部として計画

ファラによる、ポルトガルの集合住宅「houses of cards」。5つの住戸を持つ建築。“遊び心”のある“帯状”の要素で全体を包んで、住戸群をひとつに見せかけ“集団と私的の緊張関係にあるオブジェ”を志向。内部では道と庭を繋ぐ横断的な構成の中に擬似的な中心を作る
ファラによる、ポルトガルの集合住宅「houses of cards」。5つの住戸を持つ建築。“遊び心”のある“帯状”の要素で全体を包んで、住戸群をひとつに見せかけ“集団と私的の緊張関係にあるオブジェ”を志向。内部では道と庭を繋ぐ横断的な構成の中に擬似的な中心を作る photo©giulietta margot
ファラによる、ポルトガルの集合住宅「houses of cards」。5つの住戸を持つ建築。“遊び心”のある“帯状”の要素で全体を包んで、住戸群をひとつに見せかけ“集団と私的の緊張関係にあるオブジェ”を志向。内部では道と庭を繋ぐ横断的な構成の中に擬似的な中心を作る photo©francisco ascensao
ファラによる、ポルトガルの集合住宅「houses of cards」。5つの住戸を持つ建築。“遊び心”のある“帯状”の要素で全体を包んで、住戸群をひとつに見せかけ“集団と私的の緊張関係にあるオブジェ”を志向。内部では道と庭を繋ぐ横断的な構成の中に擬似的な中心を作る photo©francisco ascensao

ファラが設計した、ポルトガルのマルコ・デ・カナヴェゼスの、集合住宅「houses of cards」です。
5つの住戸を持つ建築の計画です。建築家は、“遊び心”のある“帯状”の要素で全体を包んで、住戸群をひとつに見せかけ“集団と私的の緊張関係にあるオブジェ”を志向しました。また、内部では道と庭を繋ぐ横断的な構成の中に擬似的な中心を作る事も意図されました。

こちらは建築家によるテキストの翻訳です

建築可能な最大ヴォリュームは、2階建ての歪な箱であることが判明しました。周囲に広がる断片化を拒み、5つの家がひとつになるように見せかけます。集団と私的の緊張関係にあるオブジェ、それは複数のウェディングケーキです。

そのまとまりは、縦長の帯状にラフに構成された4つの面を遊び心たっぷりに包み込むファサードの中に横たわっています。ファサードは開口部(フランス窓、バルコニー)と壁(三角形の王冠と大理石のボタン)が交互に配置されています。ぶつかり合うリズムと例外が、内部の不協和を感じさせます。

1階はガレージドアのミニスカートの上に浮かんでいるような感じです。道路側のブリッジエントランスと裏側の庭園を結ぶように、横長のリビングルームが配置されています。リビングスペースはおおらかで一体感のある、自由で横断的な壁の間で揺れ動きます。プライベートレベルは、果物の断面のように整理されています。シンプルに整えられたベッドルームの層には、軽やかなバスルームとサーキュレーションスペースのコアが隠されています。各住宅では、一見すると任意に配置された一本の柱が2つのフロアをつなぎ、コアに日照をもたらす屋根の開口部と対話します。つまり、横断的な構成であるにもかかわらず、住宅には擬似的な中心、不安定な位置にあるいくつかの垂直なものがあるのです。

MVRDVによる、オランダの店舗「NIO・ハウス・ロッテルダム」。電気自動車の企業の為に計画。施主の思想と地域の特徴の融合を求め、共通点の“柔軟性”を基にして上下動するテーブルや外に拡張可能なカフェ等を考案。様々な歓迎の用途を盛り込んで街の活気への貢献も意図
MVRDVによる、オランダの店舗「NIO・ハウス・ロッテルダム」。電気自動車の企業の為に計画。施主の思想と地域の特徴の融合を求め、共通点の“柔軟性”を基にして上下動するテーブルや外に拡張可能なカフェ等を考案。様々な歓迎の用途を盛り込んで街の活気への貢献も意図 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの店舗「NIO・ハウス・ロッテルダム」。電気自動車の企業の為に計画。施主の思想と地域の特徴の融合を求め、共通点の“柔軟性”を基にして上下動するテーブルや外に拡張可能なカフェ等を考案。様々な歓迎の用途を盛り込んで街の活気への貢献も意図 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの店舗「NIO・ハウス・ロッテルダム」。電気自動車の企業の為に計画。施主の思想と地域の特徴の融合を求め、共通点の“柔軟性”を基にして上下動するテーブルや外に拡張可能なカフェ等を考案。様々な歓迎の用途を盛り込んで街の活気への貢献も意図 photo©Ossip van Duivenbode

MVRDVが設計した、オランダの店舗「NIO・ハウス・ロッテルダム」です。
電気自動車の企業の為に計画されました。建築家は、施主の思想と地域の特徴の融合を求め、共通点の“柔軟性”を基にして上下動するテーブルや外に拡張可能なカフェ等を考案しました。また、様々な歓迎の用途を盛り込んで街の活気への貢献も意図されました。施主企業の公式サイトはこちら

こちらはリリーステキストの翻訳

ミニマリズムの純粋さとロッテルダムのひねり:MVRDVが電気自動車会社のためにオランダで最初のNIOハウスを設計

電気自動車メーカー「NIO」のオランダ初の拠点「NIO・ハウス・ロッテルダム」がオープンしました。MVRDVによるインテリアデザインで、この店舗はロッテルダムの街の無骨で大胆な表現と、NIOブランドの洗練されているけれども、温かみのある美学をミックスしています。同時に、NIOの特徴である売り場へのアプローチを採用しましています。それは、カフェ、ラウンジ、子供用プレイエリア、フォーラム、ワークルーム、アートディスプレイなどの、歓迎の要素が盛り込まれています。それによって、都内有数のショッピングストリートの活気に貢献するフレキシブルな室内空間を実現しました。

カフェやアパレルショップが立ち並ぶミエント地区にある「NIO・ハウス・ロッテルダム」は、運河沿いの角区画という立地を最大限に生かし、動きのある要素を取り入れています。道路に面したメインファサードは、同社の車のショーケースになる一方、サイドファサードはスライド式の窓によって開放することができ、内部のカフェバーをこの開放窓から拡張して、晴れた日には運河沿いの屋外カフェにすることができます。一方、最も目立つコーナーには、1台の車の「ヒーロービュー」のスペースが設けられ、背後の壁面にはアートワークが配置されています。

NIOのクルマについて知ることができる店舗正面のギャラリーと、奥のクラブハウスを分けるために、床と壁の色を白から温かみのあるキャラメル色へと徐々に変化させています。これを実現したのが、「グッドフロア」と呼ばれるテラゾー風の素材です。これは、近隣のマース川から回収したプラスチック汚染を再利用してます。実際に、デザイン全体を通して、素材はNIOの典型的な素材パレットにサステイナブルなひねりを加えています。再生プラスチックのテラゾーに加え、バイオベースのコーティングを施したサステナビリティ認証の木材、100%天然繊維のカーペットと椅子張り、ヴィーガンレザーが使われています。

生々しいむき出しのコンクリートの柱や、頑丈に設計されたディテールが、ピュアでミニマルなNIOのヴィジョンを際立たせ、ロッテルダムらしさを与えています。空間の中心には、長いコミュ二ケーション用の「クレーンテーブル」があり、来場者はコーヒーを飲んだり、他の人とおしゃべりしたり、ノートパソコンで仕事をしたりすることができます。滑車で吊り下げられたテーブルは、簡単に持ち上げてフォーラム用の空間にしたり、可動式のパーティションをスライドさせてプレゼンテーションやワークショップ、レクチャーのための空間を作ったりすることが可能です。

関口貴人と新明工産による、埼玉・飯能市の、新築平屋の美容院「Hair room TOARU」の内覧会が“3/26”に開催。平田晃久事務所出身の建築家による独立最初の作品。カットスペースを構成する鏡を“3m”を超えるサイズにまで拡大して空間を構成。目の前に座る自分だけでなく緑や街をも映し出す
関口貴人と新明工産による、埼玉・飯能市の、新築平屋の美容院「Hair room TOARU」の内覧会が“3/26”に開催。平田晃久事務所出身の建築家による独立最初の作品。カットスペースを構成する鏡を“3m”を超えるサイズにまで拡大して空間を構成。目の前に座る自分だけでなく緑や街をも映し出す photo courtesy of 関口貴人建築設計事務所
関口貴人と新明工産による、埼玉・飯能市の、新築平屋の美容院「Hair room TOARU」の内覧会が“3/26”に開催。平田晃久事務所出身の建築家による独立最初の作品。カットスペースを構成する鏡を“3m”を超えるサイズにまで拡大して空間を構成。目の前に座る自分だけでなく緑や街をも映し出す photo courtesy of 関口貴人建築設計事務所
関口貴人と新明工産による、埼玉・飯能市の、新築平屋の美容院「Hair room TOARU」の内覧会が“3/26”に開催。平田晃久事務所出身の建築家による独立最初の作品。カットスペースを構成する鏡を“3m”を超えるサイズにまで拡大して空間を構成。目の前に座る自分だけでなく緑や街をも映し出す image courtesy of 関口貴人建築設計事務所

関口貴人建築設計事務所と新明工産による、埼玉・飯能市の、新築平屋の美容院「Hair room TOARU」の内覧会が開催されます。
平田晃久建築設計事務所出身の建築家による独立最初の作品です。建築家は、カットスペースを構成する鏡を“3m”を超えるサイズにまで拡大して空間を構成しました。そして、目の前に座る自分だけでなく緑や街をも映し出す事が意図されました。開催日は2023年3月26日参加費無料事前申し込み不要です。建築の場所はこちら(Google Map)。【ap・ad】

埼玉県飯能市に建てるRCラーメン壁とCLT屋根併用構造の平屋の美容院である。

建築家によるテキストより

人の内的な部分から活動を呼び起こすような物質的で自然な建築をつくることができないか、そのようなことを思いながら、ここでは建築の要素や形式から一度離れ、カットスペースを構成する鏡と机を解体し、組み換えることから建築を考えていった。

建築家によるテキストより

一般的なスケールを超えた大きな鏡(RC壁)を1辺にもつ2.3m角のカットスペースをずらしながら配置し、その間に大きな机(CLT屋根)を架け渡していく。RC壁とCLT屋根はアングルとビスだけの簡易的な接合構法で家具のように取り付けられ、RC壁はそれだけで面外方向の荷重に対して自立し、CLT屋根はそれ自体が構造体になり梁のない長スパンの架構をつくる。
間に嵌め込まれたガラスは構造シールにより枠のない透明な開口をつくることで、RC壁が地面から建ち上がってCLT屋根がただそれに載っているだけのように見える。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 坂茂建築設計が、東京事務所での 設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)と 事務職を募集中
【ap job更新】 坂茂建築設計が、東京事務所での 設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)と 事務職を募集中
【ap job更新】 坂茂建築設計が、東京事務所での 設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)と 事務職を募集中

坂茂建築設計の、東京事務所での 設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)と 事務職募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

東京事務所での設計スタッフ、事務スタッフ募集

坂茂建築設計は、東京、パリ、ニューヨークに事務所を置き、国内外において、住宅・美術館等の文化施設・教育施設・商業施設など様々なプロジェクトを実現して参りました。現在も、材料、構造、空間の革新を追求した様々なプロジェクトが進行中です。

この度、東京事務所では、設計スタッフ、事務スタッフを募集いたします。
好奇心旺盛に取り組める方を歓迎します。

藤本壮介による、東京・渋谷区の「西参道公衆トイレ」。都心部の幹線道路沿いの敷地。公衆トイレを“都市の泉”と捉えて“新しい公共空間”を目指し、中央が凹んだ“うつわ”の様な“手洗い場”を持つ建築を考案。“小さなコミュニティ”が生まれる契機を作る事も意図
藤本壮介による、東京・渋谷区の「西参道公衆トイレ」。都心部の幹線道路沿いの敷地。公衆トイレを“都市の泉”と捉えて“新しい公共空間”を目指し、中央が凹んだ“うつわ”の様な“手洗い場”を持つ建築を考案。“小さなコミュニティ”が生まれる契機を作る事も意図 photo©architecturephoto
藤本壮介による、東京・渋谷区の「西参道公衆トイレ」。都心部の幹線道路沿いの敷地。公衆トイレを“都市の泉”と捉えて“新しい公共空間”を目指し、中央が凹んだ“うつわ”の様な“手洗い場”を持つ建築を考案。“小さなコミュニティ”が生まれる契機を作る事も意図 photo©architecturephoto
藤本壮介による、東京・渋谷区の「西参道公衆トイレ」。都心部の幹線道路沿いの敷地。公衆トイレを“都市の泉”と捉えて“新しい公共空間”を目指し、中央が凹んだ“うつわ”の様な“手洗い場”を持つ建築を考案。“小さなコミュニティ”が生まれる契機を作る事も意図 photo©architecturephoto
藤本壮介による、東京・渋谷区の「西参道公衆トイレ」。都心部の幹線道路沿いの敷地。公衆トイレを“都市の泉”と捉えて“新しい公共空間”を目指し、中央が凹んだ“うつわ”の様な“手洗い場”を持つ建築を考案。“小さなコミュニティ”が生まれる契機を作る事も意図 photo©architecturephoto

藤本壮介がデザインした、東京・渋谷区の「西参道公衆トイレ」です。
都心部の幹線道路沿いの敷地に計画されました。建築家は、公衆トイレを“都市の泉”と捉えて“新しい公共空間”を目指し、中央が凹んだ“うつわ”の様な“手洗い場”を持つ建築を考案しました。また、“小さなコミュニティ”が生まれる契機を作る事も意図されました。場所はこちら(Google Map)
本建築は、日本財団が行っている「THE TOKYO TOILET」プロジェクトの一環として建てられたものです。

器・泉(うつわ・いずみ)

公衆トイレは都市の中の水場、街の泉であるといえるのではないでしょうか。

トイレを利用する人だけではなく、さまざまな目的を持った多様な人々に開かれた、公共の水場としての手洗い空間を提案します。それはみんなのための、ひとつの器(うつわ)です。

中央が大きく凹んだこの形は、様々な高さの手洗い場をひとつの形に内包したもので、子供からお年寄りまでが、この器を囲んで手を洗い、水をくみ、会話をして、小さなコミュニティが生まれるきっかけとなるはずです。

水を囲んで人々が集う場所として、新しい公共空間のあり方を提案したいと思います。

リリーステキストより
KASAと湯浅良介による建築展「In Between Two Houses」の会場写真。石上純也事務所と内藤廣事務所で其々に経験を積んだ二組の建築家の展覧会。“対話”をテーマとして各自が構想した“家”に関する作品を公開。畝森泰行と金野千恵の事務所でもある東京台東区の“BASE”を会場に開催
KASAと湯浅良介による建築展「In Between Two Houses」の会場写真。石上純也事務所と内藤廣事務所で其々に経験を積んだ二組の建築家の展覧会。“対話”をテーマとして各自が構想した“家”に関する作品を公開。畝森泰行と金野千恵の事務所でもある東京台東区の“BASE”を会場に開催 photo©Tomoyuki Kusunose
KASAと湯浅良介による建築展「In Between Two Houses」の会場写真。石上純也事務所と内藤廣事務所で其々に経験を積んだ二組の建築家の展覧会。“対話”をテーマとして各自が構想した“家”に関する作品を公開。畝森泰行と金野千恵の事務所でもある東京台東区の“BASE”を会場に開催 photo©Tomoyuki Kusunose
KASAと湯浅良介による建築展「In Between Two Houses」の会場写真。石上純也事務所と内藤廣事務所で其々に経験を積んだ二組の建築家の展覧会。“対話”をテーマとして各自が構想した“家”に関する作品を公開。畝森泰行と金野千恵の事務所でもある東京台東区の“BASE”を会場に開催 photo©Tomoyuki Kusunose

KASA湯浅良介による建築展「In Between Two Houses」の会場写真です。
石上純也建築設計事務所と内藤廣建築設計事務所で其々に経験を積んだ二組の建築家の展覧会です。“対話”をテーマとして各自が構想した“家”に関する作品を公開する内容です。畝森泰行と金野千恵の事務所でもある東京台東区の“BASE”を会場に開催されます。会期は、2023年4月2日まで。展覧会の公式ページはこちらです。また、2023年3月26日と4月2日にオンラインやリアルで行われる関連イベントも企画されています(末尾に掲載します)。

2組の建築家 KASA (KOVALEVA AND SATO ARCHITECTS)と湯浅良介による展覧会「In Between Two Houses」を開催する運びとなりました。
2組の若手建築事務所が進行中の住宅プロジェクトについて対話し、その中から生まれたスタディやドローイング、動画を展示します。
重ねられた対話を通し、2組の作家性、またその共通性や差異から建築の今が浮かび上がります。

リリーステキストより

KASAによるステートメントの一部

アトリエで2人で対話していると、ふとした言葉からヒントを得て火のように建築が立ち上がっていくような瞬間がある。言葉、スケッチ、模型、色んなことがきっかけで現れる、とても興奮に満ち溢れたそのひと時がとても好きだ。今回、畝森さん金野さんからお話をいただき「Dialogue」という言葉を聞いて、その光景を頭に浮かべていた。

湯浅さんと対話していく中で、そんな時間をご一緒できればとても素敵だなと思った。2組が同じ「家」という方向を向き、2つの「家」が対峙する、その間にぼくらは可能性を感じた。それは本展を企画するにあたって共に過ごした時間かも知らないし、互いのプロジェクトをエスキスした時に生まれたアイディアかも知れないし、会期中にみなさんからいただくご批評なのかも知れない。

リリーステキストより

湯浅良介によるステートメントの一部

二人展には「Dialogue」(対話)というテーマが与えられていた。

人がそこにいられるようにするために空間という“何かと何かのあいだ”をつくることを生業にしているけれど、人と人とが対話をするためにも距離という“あいだ”が必要になる。そのことについて考えたいと思っていたところに展示の話をいただいた。対話をするために必要な距離、その見えない”あいだ”を開示する試みとして本展を考えたいと思う。

対話をするためには、共通の言語とツールで同じトピックについて話をすることが必要だと仮定した。交渉の場合は“テーブルにつく”という表現がとられることがあるが、僕らは対話をするために“形式を揃えた”。その上で実際にたくさん話をした。同じフォーマットを使いその上で話をすること。そこには、相手は自分とは異なる、という前提があり、それは相手に対する敬意の表れ、その敬意を“あいだ”と言ってもいい。

リリーステキストより
藤原・室 建築設計事務所による、大阪・吹田市の「南千里の家」。住宅街の段差のある敷地。場の特性を生かした空間を目指し、レベル差のある床と3つの庭で“目線を変化”させ“多様な広がり”を生む建築を考案。施主の職業を尊重して内外装に“和の仕上げ素材”を用いる
藤原・室 建築設計事務所による、大阪・吹田市の「南千里の家」。住宅街の段差のある敷地。場の特性を生かした空間を目指し、レベル差のある床と3つの庭で“目線を変化”させ“多様な広がり”を生む建築を考案。施主の職業を尊重して内外装に“和の仕上げ素材”を用いる photo©吉川直希
藤原・室 建築設計事務所による、大阪・吹田市の「南千里の家」。住宅街の段差のある敷地。場の特性を生かした空間を目指し、レベル差のある床と3つの庭で“目線を変化”させ“多様な広がり”を生む建築を考案。施主の職業を尊重して内外装に“和の仕上げ素材”を用いる photo©吉川直希
藤原・室 建築設計事務所による、大阪・吹田市の「南千里の家」。住宅街の段差のある敷地。場の特性を生かした空間を目指し、レベル差のある床と3つの庭で“目線を変化”させ“多様な広がり”を生む建築を考案。施主の職業を尊重して内外装に“和の仕上げ素材”を用いる photo©吉川直希

藤原・室 建築設計事務所が設計した、大阪・吹田市の「南千里の家」です。
住宅街の段差のある敷地に計画されました。建築家は、場の特性を生かした空間を目指し、レベル差のある床と3つの庭で“目線を変化”させ“多様な広がり”を生む建築を考案しました。また、施主の職業を尊重して内外装に“和の仕上げ素材”を用いられました。

大阪の北摂地域の住宅街。
段差のある細長い土地に建つ住まいです。

建築主の希望は、職業が和食の料理人ということもあり、和の仕上げ素材を多く使いたいという希望でした。
敷地に少し段差があることを生かして、目線の変化により、多様な広がりが生まれる空間を考えました。

建築家によるテキストより

1階は敷地境界に沿って、壁面後退1.5メートル部分に細長い庭を設けています。
それを1階のLDKから眺められるようにすることで、限られたスペースの中でありながらも、広がりや多様な見え方が出来るように考えています。

建築家によるテキストより

リビングはゲストをもてなす場としており、1階の少し低いリビングのソファーに座ると、ブリッジの下方に庭が広がります。庭は流れをイメージした造園となっており、室内から見ると遠くと繋がって見えるようにしています。
ダイニングキッチンはプライベートエリアとし、リビングとダイニングキッチンの間には2つの小さな中庭を設けています。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 設計した自社オフィスが“国際的な建築賞”も受賞する「R/URBAN DESIGN OFFICE」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 設計した自社オフィスが“国際的な建築賞”も受賞する「R/URBAN DESIGN OFFICE」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 設計した自社オフィスが“国際的な建築賞”も受賞する「R/URBAN DESIGN OFFICE」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイトを募集中「ラーバンデザインオフィス本社」 写真:千葉顕弥

設計した自社オフィスが“国際的な建築賞”も受賞する「R/URBAN DESIGN OFFICE」の、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

R/URBAN DESIGN OFFICEでは、一緒にプロジェクトを進めるメンバーを募集しています。 

弊社は、東京大学大学院卒業後シーラカンス(CAt)から独立した雨宮知彦が設立した建築設計事務所です(経歴等はHP参照ください)。まだ小さい事務所ですが、一緒に事務所を成長させていける仲間を探しています!

以下のような特徴のある事務所です。興味を持った方はぜひご連絡ください。

【二項対立】事務所名(rural/urban)の由来でもありますが、農村的/都市的、固着/流動、永遠性/永続性、フォーマル/インフォーマル、抽象/具象といった2項対立的な視座であえて環境をとらえつつ、そのあいだのトレード関係や境界面をデザインの主題としていきます。

【多用途】1つの用途に限定せず、様々な用途の設計にチャレンジしています。これまで、個人住宅・集合住宅・店舗・オフィス・保育所・学校・美術館などの実績があります。現在は大型リゾートホテル・商業複合施設・カフェ内装などのプロジェクトが進行中です。実務経験のある方、優遇します。

【世界一のオフィス】国際建築賞FRAMEAWARDS2021「SMALL OFFICE OF THE YEAR」を受賞した事務所は、道路に面した1階の地域に開かれた場所です。内装は自社でリノベーションし、コロナに対応した風通しの良い快適な執務空間です。

【コンペ】コンペやプロポーザル、アワードにも積極的にトライします。各種プロポーザルコンペや、SDレビュー・建築学会新人賞や海外の建築賞など、入選・受賞多数。

【アカデミック】代表が大学で研究や非常勤講師をしている関係で、大学のプロジェクトとの協働機会があります。現在は、東京大学との共同研究を北海道で進めています。

【研究・勉強】建築家同士で集まり、よりコンセプチュアルに都市を捉える勉強会を開催しています。近年は助成金を獲得し具体的なアウトプットにつなげようとしています。

【フレキシブル】フルタイム勤務だけでなく、個人のスタイルに合った働き方を推奨します。代表も3歳と8歳の子育てに励んでいます。

田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・杉並区の住戸改修「杉並のリノベーション」。鉄骨造の集合住宅での計画。“タイムレスなデザイン”の要望に、素材と機器のほぼ全てを“定番”製品から選定する設計を志向。“どこか見慣れた物”に囲まれた空間は“時間が止まった”ような様相を見せる
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・杉並区の住戸改修「杉並のリノベーション」。鉄骨造の集合住宅での計画。“タイムレスなデザイン”の要望に、素材と機器のほぼ全てを“定番”製品から選定する設計を志向。“どこか見慣れた物”に囲まれた空間は“時間が止まった”ような様相を見せる photo©G ARCHITECTS STUDIO
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・杉並区の住戸改修「杉並のリノベーション」。鉄骨造の集合住宅での計画。“タイムレスなデザイン”の要望に、素材と機器のほぼ全てを“定番”製品から選定する設計を志向。“どこか見慣れた物”に囲まれた空間は“時間が止まった”ような様相を見せる photo©G ARCHITECTS STUDIO
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・杉並区の住戸改修「杉並のリノベーション」。鉄骨造の集合住宅での計画。“タイムレスなデザイン”の要望に、素材と機器のほぼ全てを“定番”製品から選定する設計を志向。“どこか見慣れた物”に囲まれた空間は“時間が止まった”ような様相を見せる photo©森田純典

田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOが設計した、東京・杉並区の住戸改修「杉並のリノベーション / A Room Since 1968」です。
鉄骨造の集合住宅での計画です。建築家は、“タイムレスなデザイン”の要望に、素材と機器のほぼ全てを“定番”製品から選定する設計を志向しました。“どこか見慣れた物”に囲まれた空間は“時間が止まった”ような様相を見せます。

東京都内の築55年のS造のマンションのリノベーション。
今回クライアントから求められたテーマは「タイムレスなデザイン」だった。リビングにはラムスのシェルフが設置される事だけが決まっていた。

建築家によるテキストより

使った素材や機器は全て各メーカーのロングセラー製品、つまり定番で統一した。また築年数を鑑みて鉄骨の耐火被覆にはアスベストが含有する事が推測されたため囲い込み工法を採用。躯体の存在を感じさせないプレーンなインフィルとした。

建築家によるテキストより

唯一の特注品は部屋の中央に置かれたキッチン作業台。厚み1.5mmのSUS-Plの曲げによる目隠しとしている。横向きのヘアラインの目に周囲の像が写り込んでいる様子は、特異点として「タイムレス」な空間に歪みをもたらしているかの様である。

建築家によるテキストより
大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、北海道・札幌市の牧場「BANKEI FARM」。企業運営の森の中の牧場。地域の自主施工の“農作業小屋”から着想し、使用者自身での拡張を可能とする“特注フレーム”用いた空間を考案。工夫の重なりが“この場所らしさ”を作る“いい道具”の様な存在を目指す
大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、北海道・札幌市の牧場「BANKEI FARM」。企業運営の森の中の牧場。地域の自主施工の“農作業小屋”から着想し、使用者自身での拡張を可能とする“特注フレーム”用いた空間を考案。工夫の重なりが“この場所らしさ”を作る“いい道具”の様な存在を目指す"Untitled(The Farm in Sapporo #954)", 2022 ©︎ Gottingham Image courtesy of Domino Architects and Studio Xxingham photo©Gottingham
大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、北海道・札幌市の牧場「BANKEI FARM」。企業運営の森の中の牧場。地域の自主施工の“農作業小屋”から着想し、使用者自身での拡張を可能とする“特注フレーム”用いた空間を考案。工夫の重なりが“この場所らしさ”を作る“いい道具”の様な存在を目指す"Untitled(The Farm in Sapporo #171)", 2022 ©︎ Gottingham Image courtesy of Domino Architects and Studio Xxingham photo©Gottingham
大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、北海道・札幌市の牧場「BANKEI FARM」。企業運営の森の中の牧場。地域の自主施工の“農作業小屋”から着想し、使用者自身での拡張を可能とする“特注フレーム”用いた空間を考案。工夫の重なりが“この場所らしさ”を作る“いい道具”の様な存在を目指す"Untitled(The Farm in Sapporo #627)", 2022 ©︎ Gottingham Image courtesy of Domino Architects and Studio Xxingham photo©Gottingham

大野友資 / DOMINO ARCHITECTSが設計した、北海道・札幌市の「BANKEI FARM」です。
企業が運営する森の中の牧場の計画です。建築家は、地域の自主施工の“農作業小屋”から着想し、使用者自身での拡張を可能とする“特注フレーム”用いた空間を考案しました。そして、工夫の重なりが“この場所らしさ”を作る“いい道具”の様な存在が目指されました。

北海道、札幌。中心部から車を20分ほど走らせた盤渓地区の22ヘクタールの森林を敷地として、お菓子メーカー・ユートピアアグリカルチャーが運営する牧場を設計した。まずはその第一段階として、厩舎、牛舎、鶏舎と卵の直売所などが設置された。

建築家によるテキストより

動物や植物を扱う牧場に必要とされている機能は、原則としてとてもシンプルでプリミティブなものだ。そんな場所に、建築ができることはなんだろう。慣れ親しんだ一般的な牛舎や鶏舎と違うものになったら、使う人がアレルギーやハレーションを起こさないだろうか。そんなことを悶々と考えながら盤渓の山の中を歩いていると、地元の農家がセルフビルドで建てたかわいらしい農作業小屋を見つけた。

ビニールシートの屋根と丸太柱だけでつくられた、トラクターと農作業用具が最低限おさまるサイズの小屋。梁からはにんにくや玉ねぎが吊るされている。それはまるで熟練の職人が使う、工夫の詰まったオリジナルの道具みたいで、とても「しっくりくる」光景だった。この小屋の延長線上に、今回の牧場のあるべき姿が見えた気がした。

建築家によるテキストより

建築の骨組みとして、北海道を拠点にしている農業用パイプハウスのメーカーと既製品をベースにした特注のフレームを開発した。骨組みに取り付けるオプションパーツは農業用ホームセンターなどで簡単に手に入るので、開口部を追加したり、ネットを張ったり、建具を取り付けたりするなど、運用しながら必要に応じて自分たちで機能を拡張できる。

メインの外装材として、銀色の熱線反射シートを用いている。熱負荷を軽減しつつ、一定間隔で透明なビニール素材に切り替えることで、室内に日光が入るようにした。夏季はオペラカーテンみたいにシートを束ねることで風通しをよくしたり、冬季には閉じることで断熱性能を上げたりできる。牧場の一角は卵の無人販売所になっていて、オリジナルの自動販売機を設置した。機構はできるだけシンプルにすることで、何かあった時に自分たちで簡単に直せるような設計になっている。

建築家によるテキストより
二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・江東区の店舗「Atelier Macri」。ギャラリー併設の眼鏡と香水の店。既存区画の空間を二つに分ける様な形を考慮し、様々な機能を集約する“コの字型”カウンターで空間を繋ぎ“一体感”を構築。クラシックなバーの様な在り方を想像して細部を設計
二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・江東区の店舗「Atelier Macri」。ギャラリー併設の眼鏡と香水の店。既存区画の空間を二つに分ける様な形を考慮し、様々な機能を集約する“コの字型”カウンターで空間を繋ぎ“一体感”を構築。クラシックなバーの様な在り方を想像して細部を設計 photo©見学友宙
二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・江東区の店舗「Atelier Macri」。ギャラリー併設の眼鏡と香水の店。既存区画の空間を二つに分ける様な形を考慮し、様々な機能を集約する“コの字型”カウンターで空間を繋ぎ“一体感”を構築。クラシックなバーの様な在り方を想像して細部を設計 photo©見学友宙
二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・江東区の店舗「Atelier Macri」。ギャラリー併設の眼鏡と香水の店。既存区画の空間を二つに分ける様な形を考慮し、様々な機能を集約する“コの字型”カウンターで空間を繋ぎ“一体感”を構築。クラシックなバーの様な在り方を想像して細部を設計 photo©見学友宙

二俣公一 / ケース・リアルが設計した、東京・江東区の店舗「Atelier Macri」です。
ギャラリー併設の眼鏡と香水の店です。建築家は、既存区画の空間を二つに分ける様な形を考慮し、様々な機能を集約する“コの字型”カウンターで空間を繋ぎ“一体感”を構築しました。また、クラシックなバーの様な在り方を想像して細部が設計されました。店舗の公式ページはこちら

ギャラリーを併設した、眼鏡と香水専門のコンセプトストア「Atelier Macri(アトリエ マクリ)」の内装計画。

建築家によるテキストより

既存の区画は、その中央にコンクリート壁が張り出した不定形な形をしており、必然的に店内が表側と裏側に分れるような空間となっていた。

建築家によるテキストより

そこで、計画ではこの特徴を踏まえ、張り出した壁部分を囲うようにコの字型のカウンターを配置。接客や検眼のための作業台、商品ストックや雑収納などの機能を一つに集約しつつ、2つの空間を連続的につないで店内に一体感が生まれることを意識した。

カウンターの素材には、ツヤのある仕上げを施したウォールナット材を使用し、クラシックなバーカウンターのようにリラックスして接客を受けられるよう、肘置きなどのクラシックなディテールも取り入れた。

建築家によるテキストより

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