
2024年のプリツカー賞を、山本理顕が受賞しています。アワードの主催者が代表作品を紹介するPDFも公開しています。
以下に公式のインタビュー動画、リリーステキスト、審査講評を掲載します。

2024年のプリツカー賞を、山本理顕が受賞しています。アワードの主催者が代表作品を紹介するPDFも公開しています。
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工房や職人たちと連携し、建築家が構想する家具等を特注制作する「株式会社t.c.k.w|ubushina」の、スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
ubushinaは株式会社t.c.k.wが運営する、伝統工芸や現代の技術を用いる工房・職人たちと連携しながら、建築家やデザイナーが思い描く家具、照明、アートワークを特注制作する事業です。
日本には、漆や竹細工など手仕事による伝統的技法から、最先端の加工技術まで、実に多様な技術が日本各地に息づいています。また、卓越した技術力に加えて高いモラルを持った職人たちが生み出す製品は、世界でもトップクラスの品質を誇るものです。
そうした豊かな背景を生かし、ubushinaは職人たちと一丸となり、時に新しい技術を用いながら伝統を現代に生かすものづくりを2003年から続けてきました。建築家やデザイナーが思い描く家具、照明、アートワーク、内装材などのインテリアエレメントを具現化し、フルオーダーで誂えることに加え、現在は事業主となるクライアントからの依頼を受け、包括的なコンセプトを提案するなど、プロジェクトとの関わり方はより深くなってきており、設計やデザイン業務の中で培われた経験を求めております。
日本の工芸には、その地域にしかできないこと、その職人にしかできない技術があります。今日まで、ubushinaはさまざまな産地や職人の個性を見い出し、つくり手と信頼関係を築いてきました。私たちが取り組むのは、歴史に敬意を払い、職人と創意工夫しながらものづくりの文化を次の世代につないでいくこと。
ubushinaは、「伝統の行方を創造すること」を使命に、これからの社会にとって希望のあるものづくりを続けていきます。素材や制作現場に興味のある方、空間を構成する一つ一つをさらに深く追求したいという想いをお持ちの方、ぜひお待ちしております。


山﨑健太郎デザインワークショップの、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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設計スタッフを募集いたします。
山﨑健太郎デザインワークショップでは、これまでに沖縄の地域住民と一緒に琉球石灰岩を積んで建設した「糸満漁民食堂」をはじめ、斜面を活かした階段上の「はくすい保育園」、視覚障害者の支援施設「ビジョンパーク」、日常を感じられるコモン型の「新富士のホスピス」、地域みんなの居場所である「52間の縁側」など、刺激的な建築であることよりも子供から高齢者まで様々な人に受け入れられ、人生の一部となっていくような建築を目指してきました。
現在は、チャペル(東京・港区)、ワイナリーとオーベルジュ(三重・伊賀)、地形の中の文化交流施設(静岡・熱海)、就労支援作業所とお菓子工場(沖縄)など、用途や規模、場所もさまざまな設計業務が進行しています。
プロジェクト規模が大きくなるにつれ、それぞれの役割でチームとして取り組む体制に移行しつつありますが、能力や熱意に応じ1年目からプロジェクトの担当者として、基本・実施設計から現場監理まで一貫して携わることも可能です。
また経験年数によらず、能力に応じて昇給や担当を変更していくため、各々の実力を発揮しやすく、やりがいや成長を実感できる環境を用意しています。
ご応募お待ちしております。


プロジェクトの目的に相応しい構造計画の提案を目指す「MOF」の、構造設計スタッフ(2025年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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MOFでは2024年度(2024年9月もしくは2025年3月)に大学卒業予定または大学院修了予定の構造設計スタッフを1~2名募集します。
構造設計業務がメインですが、やる気がある方であれば意匠系や環境系の方でも歓迎です。
MOFは3人の共同代表が主宰する構造設計事務所です。
建築家と協同し庁舎、文化施設、教育施設など様々な用途の新築物件の構造設計監理や、世界遺産、国宝、重要文化財の耐震診断及び補強設計監理を日本全国で行っています。
扱っている構造の種別はRC造、鉄骨造、中大規模木造、PC造、伝統木造、レンガ造など多様です。構造の安全性や合理性を考えるのはもちろんですが、それに加えてプロジェクトの目的と意味を読み解き、最も相応しい構造計画を提案することを目指しています。
社名の「MOF(エムオーエフ)」をローマ字読みした「モフ」という音の響きは、毛皮や毛布のように、人々の生活を柔らかく包み込むような建築を理想とする私たちの理念を示すものです。
業務拡大に伴い、将来的に長く一緒に働いていただける方を募集しています。
MOFは東京、京都、福島を拠点として活動していますが、今回は東京拠点での募集となります。将来的には別の拠点での活動やリモートワークなども相談可能です。




桑原淳司建築設計事務所が設計した、兵庫の「香花園の家」です。
閑静な住宅街に建つ設計者の自邸です。建築家は、家と緑が一体的に感じられる空間を求め、無柱の長方形空間から“くり抜く”様に3つの中庭を設けた建築を考案しました。また、庭の配置や床の高低差で“森の中を移動”する様な感覚も生み出しました。
兵庫県の有馬温泉のほど近く、閑静な住宅街に建つ設計者の自邸。
外壁に窓をつけて外の緑を眺めるのも良いのですが、この自邸では家の中に緑を取り込み、そして緑に包まれたような、まるで緑が家の一部のように一体的に感じられる空間を考え始めました。植物が好きなので、木漏れ日の中で生活できたら毎日気持ちいいだろうなあと考えたのです。
約16m×10mの柱のない約100畳の長方形の空間をくり抜くように中庭を3つ、合わせて30畳分の広さのものを配置しています。大きな中庭を空間の真ん中にひとつ配置すると、その空間の中でひとつの庭と正対する形になって、目指しているような緑に包まれる感覚にはならないのではないかと考え、現在の形になりました。
3つの中庭の大きさや配置、土の高さによって、つながっていながらも分けられたこの空間は、小さな森の中を移動しているような感覚があります。ガラスに複雑に映り込み増幅された緑が、よりその感覚を助長します。また、外周はぐるりと窓のない壁で囲まれており、中庭を通した外部からの視線も届かないようになっているので、よりいっそう緑との一体感が生まれ、とてもリラックスした時間が流れます。


久保秀朗と都島有美が主宰する「久保都島建築設計事務所」の、設計スタッフ(既卒・経験者・2024新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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久保都島建築設計事務所で設計スタッフを募集します。
久保都島建築設計事務所は2011年に久保秀朗と都島有美によって設立された建築設計事務所です。住宅、ホテル、温浴施設、郵便局、オフィス、レストラン、チャペル、公衆トイレなどさまざまな用途の建築やインテリアを幅広く設計しています。
主な作品に「両国湯屋江戸遊」「HOTEL THE SCREEN」Morning Dawn・Moon Phases」「まるほん旅館風呂小屋」「虹のチャペル」などがあり、若手建築家の登竜門であるAR Awards、ユネスコのヴェルサイユ賞などの海外での受賞の他、日本建築学会作品選集新人賞、優れた商業施設デザインに贈られるJCDデザインアワード金賞、日本インテリアデザイナー協会JID賞など数多くの受賞があります。
私たちは建築空間をもう一つの環境、自然環境のオルタナティブとしてデザインしています。光、音、熱、風といった自然環境の要素を人工的な操作を加えながら取り込み、様々な用途の建物も自然環境の一部を空間化したスペースと捉えることで、多くの発見的、実践的なアイデアを実現していきたいと考えています。
【働き方について】
スタッフ全員がBIM(ArchiCAD)とLumionを使い、2Dの図面と3DのCGを同時に検討しながら、デザインコンセプト、素材の選定、自然光の入り方、照明デザインをブラッシュアップしながら設計を進めています。BIMやレンダリングソフトの使用が初めての方には、先輩スタッフが丁寧に指導します。
Slack、ZOOM、iPadなどのITツールを活用し、業務効率化と働きやすい環境を目指しています。深夜残業は基本的にありません。アットホームな環境で働きたい方、独立志望の方も歓迎します。


水戸・東京・九州を拠点に、図書館や学校等を手掛ける「三上建築事務所」の、意匠・構造・設備の設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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【2025年度新卒・第二新卒/経験者募集】
設計スタッフ(意匠・構造・設備)を募集します。
三上建築事務所は意匠・構造・設備部門を備えた総合的な建築設計事務所です。
創業90周年を迎え、水戸・東京・九州を拠点に建築家益子一彦を中心として全国各地で仕事をしています。得意とする公共建築、特に図書館・学校建築を中心に40件以上の設計を手掛けています(過去10年間で図書館10件以上、学校建築20件以上が竣工)。国内外で数々の建築賞を受賞し、世界中の建築雑誌・ウェブサイトで紹介されています。
所長の益子一彦は長年、国立大学の講師としての講義経験を持ち、図書館建築に関する専門書を3冊執筆しております。高い専門知識と多くの実践から蓄積されるノウハウが私たちの強みです。日本的な建築に対する感受性を最大限に生かし、機能性を最優先した上で、構造・組織的な美しさを兼ね備えているのが、私たち作品の特徴です。
2019年に中国蘇州で合弁会社を立ち上げ、中国でのプロジェクトも進行中です(中国人スタッフ2名在籍)。
世界に目を向け、私たちと一緒に「よりよい建築」を創っていける方々を募集します。



安藤大輔+安藤かおり / 安藤建築設計室が設計した、島根・安来市の「赤江の家」です。
田園風景の中に計画されました。建築家は、家族の気配が“自然と感じられる”住居として、耐力要素の集約で生活空間を繋げ“立体的なワンルーム”となる建築を考案しました。また、曇天が続く山陰の冬の暮らしを楽む為に“豊かな環境との呼応”も意図されました。
田園風景の中に広がる、5人家族のための住宅である。
子供室以外は1階で生活が完結できる平屋的な住まいとし、リビングダイニングや和室、テラスといった生活の中心となる場は雁行しながらつながる。水回りやクローゼットなどの部分に耐力要素を集約することで回遊動線を確保し、生活空間は有機的につながる。西方に遠望できる京羅木山や山陰本線の鉄道風景が、生活のアクセントとして感じられる住宅とした。
この住宅では、快適で温度差の少ない温熱環境や、薪ストーブ・床下エアコンの効率的な活用に重点を置いている。和室や子供室の欄間、階段・吹抜けなどによって各部屋がつながり、家全体が立体的につながるワンルームの構成とした。その結果、快適な温熱環境が実現できると同時に、閉じすぎた部屋をつくらないことで、家族の気配やつながりが自然と感じられる住まいを実現している。


“曲線”を大切にした空間を志向し、様々なアワードでの受賞も重ねる「Organic Design Inc.」の、設計スタッフ(既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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OrganicDesign Incでは、経験スタッフを募集しております。
弊社では建築から、インテリア、家具まで様々なジャンルの手掛けており、大規模から、製作キッチンまで、幅広い設計を学び・体験し大変さも楽しみも共に感じることができます。
弊社の設計はいろんな方向からの視点を巡らせ設計しています。
例えばマクロ始点では「街の縁がわ」「街のポケット」など、街の歴史と現況そして未来へのコンテクストを拾い上げながら、その土地にあるポテンシャルと隠れた価値をどうやって見出し「地域」や「社会」が良くなり発展するか、柔軟に法律の縫い方をたくさん考え実現できる建築空間・その素材など、それを担ってくれる検査機関を探したりします。
地味な仕事も間接的に大切なデザインに繋がります。また、今後は公共空間などにも積極的に参加していきたいと思っています。いま参加できる方は基本計画からできる良いタイミングです。
経験如何に関わらず、社会と接する機会を増やし、プロジェクトに関しての事務所のフロントとして各スタッフ前に出して仕事をしてもらいます、それが仕事を覚えるのに近道だからです。弊社の作品のなかで好きなものがある方かつ建築が好きな方+今後いつか独立を目指している方に、ご応募戴ければと思います。
一緒に切磋し成長していきたいと思います。最近はSpace Design Awards, 11st,(Public)でグランプリを獲得し、海外の賞も多数受賞しております。(Iconic Awards, If design award, A+Awards, Good design award, Sky design award, etc.)
受賞歴や作品、プロフィール等はHPをご参照ください。今回は今後の仕事の幅を広げたく、可能であれば、実務3年以上の経験者の参加をお待ちしております。
(新卒の方は年に1名採用しておりますが、機を見てまた募集致します)



OSTR / 太田翔+武井良祐が設計した、大阪・枚方市の改修「楠葉の住宅」です。
ハウスメーカーの建設を前提とした計画です。建築家は、施工者の持つ“言語の整理”と“読み替え”を意識し、“建売住宅をリノベーションする”様な設計を志向しました。そして、仕様に倣いつつ配置・断面・開口を操作して環境との関係を整理しました。
建売住宅を「リノベーション」するように設計した住宅。
設計当初よりハウスメーカーが施工することが決まっていたため、ハウスメーカーが持つ言語の整理・読み替えをすることで住宅をつくることができないかと考えた。
施主の要望を整理していくと、いわゆる建売住宅的なプラン(大きなリビング、寝室が3つ、洗面とWCが別、駐車スペース…等)でも十分対応できることが分かった。ただ敷地の西側にある大きなマンションや、南側にある駐車場との距離、南西方向の畑への眺望など、周辺環境との関係を整理する必要があった。
建売住宅的プランをベースとしつつ、配置や断面や開口をコントロールすることで、敷地に対応した住宅をつくる。
建売住宅的プランをベースとしながら、スキップフロアとすることで無駄な廊下をなくし、新たな居場所をつくった。少しずつ床があがることで1階の天井に変化が生まれる。求められた3つの寝室のうち1つはオープンに、もう1つは建具によってライフスタイルに応じて開いたり閉じたりできるようにした。
そしてプライバシーに配慮しつつ、内外いたるところに開口を設けた。一日中いろいろなところから光が入り、どこにいても家族の気配が感じられる空間となる。リビング上の光を取り入れるための塔と室内窓、スキップフロアや蹴上の無い階段により多方向に視線が抜けていくことで、面積を抑えつつも広がりのある空間とした。

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2024/2/26-3/3)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。
永山祐子が、歌舞伎町を散策しながら建築について語っている動画「歌舞伎町タワーだけじゃない!? 街の古いビルはアイコニックで超クール!!建築家の永山祐子さんと歌舞伎町を散歩してみた」です。youtubeチャンネル「ブラカブキ-歌舞伎町探索-」が公開したものです。前編の歌舞伎町タワーを訪問している動画はこちら。
歌舞伎町に精通した人物と歌舞伎町を散歩しながら、定番スポットからマメ知識まで色々知れちゃうお散歩番組!
ツアー企画第四回目は、【歌舞伎町 建築ツアー】
東急歌舞伎町タワーの外装デザインを手掛けた永山祐子さんを案内人にお招きし、手塚マキとシャララジマさんが歌舞伎町の建築物を見ながらブラ歌舞伎!
ツアー後半は、いよいよ街歩き!普段通る何気ない道に隠された意外な発見と建築家ならではの視点に手塚マキ、シャラちゃんが質問しまくります!



中村竜治による、資生堂ギャラリーでの作品「無関係(柱、睡蓮、へちま)」。
放置と無関心を主題に制作されました。建築家は、“柱”を実際のビルの柱の様に設え、ニュートラルな展示室に“少しの特徴を与えるもの”として配置しました。また、展示物としての“睡蓮”と“へちま”は、“柱”が空間側の要素であることを強調します。展覧会の公式サイトはこちら。※会期はすでに終了しています
同じメンバーで3年に渡り行われたグループ展「第八次椿会」の3年目の展覧会で制作したものです。
メンバー同士の話し合いの中で生まれた「放置」「無関心」というキーワードをもとに《無関係》という作品を制作しました。
それは2本の柱と2脚の椅子から成ります。これまで、1年目の壁を使った《関係》、2年目のロープを使った《ロープ》(杉戸洋と共作)と、作品と作品あるいは作品と鑑賞者の関係を積極的につくろうとする空間的な展示を行ってきました。
それに対し今回の作品は、空間に関するものであることには変わりはないのですが、関係を積極的につくろうとするものというよりは、ただそこにあるもの(無関係なもの)としてつくりました。
柱は、1本は大きい展示室の入口付近に動線を妨げるように、もう1本は奥の小さい展示室の中央に回遊動線をつくるように設置されています。太さや仕上げなどはこのギャラリーが入っている東京銀座資生堂ビルの実際の柱であるかのような設えとしていて、ホワイトキューブを目指してつくられたであろうニュートラルな展示室に少しだけ特徴を与えるものとしてあります。
一方、椅子は柱とは対照的に作品然としていて、柱の付近にいわゆる展示物として置かれ、柱が展示物というよりは空間側のものであることを強調するものとしてあります。そのように背景化された柱に対して鑑賞者は、他の作家や鑑賞者が何を感じどんなリアクションをとるのか?そこに関係が生まれるのか生まれないのか?生まれるとすればそれはどんな関係か?といったことを観察することになります。


土木・都市・ランドスケープなどの公共空間のデザインを手掛ける「上條・福島都市設計事務所」の、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
上條・福島都市設計事務所は2020年3月に上條慎司と福島秀哉の共同主宰により設立した、土木、都市、ランドスケープなど公共空間のデザインを中心に活動する設計事務所です。
2022年にコンペ最優秀を受賞した隠岐の島町西郷港周辺地区の約3haに及ぶ都市スケールのデザイン、2020年から進める愛媛県の肱川かわまちづくりにおける土木スケールのデザイン、2023年にグッドデザイン賞を受賞した弥彦村のカフェをはじめとする建築・ランドスケープとが一体となったデザイン等、第一線で活躍する建築家やデザイナーの方々と積極的にチームを組み、領域横断的にデザインに取り組んでいます。
そのため弊社に在籍するスタッフは、実践を通して、地域の歴史文化の継承や地域再生に向けた自治体単位のデザイン戦略立案から、質の高い公共空間・公共施設の実現に向けた、ランドスケープ、駅前広場、街路、河川などの空間デザインやディテール検討まで、様々な対象とスケールの計画・デザインにまつわる技術を学びつつ、幅広い人脈を築いています。
在籍するスタッフは皆20代で、スタッフ間でも議論を重ねながら、互いの技術を高めあっています。また基本的には、プロジェクトの担当スタッフが主宰する上條・福島とダイレクトにやりとりしながら業務を進めるスタイルをとっているため、スタッフは実践的な活きた経験を積むことができます。
都市、土木、ランドスケープの分野に限らず、建築を学んだ学生を歓迎しております。
これら徐々にスタイルを築きつつある私たちの取組みのさらなる展開に向け、公共空間、公共施設のデザインを軸とする幅広いデザイン活動に興味を持ち、チームの一員として共に学び、働いてくれるスタッフを募集します。
ご応募お待ちしております。



OMA / 重松象平が空間デザインを手掛けた、タイ・バンコクでの展覧会「ヴィジョナリー・ジャーニーズ」です。
ルイ・ヴィトンの“物語”を伝える為の展示です。建築家は、直観的に発見し吸収できる“物語装置”として、過去と現代の作品を再文脈化した舞台芸術的な体験を構築しました。そして、製品や背景からインスパイアされた5つのテーマルームを作りました。
以下はリリーステキストの翻訳です
OMA/重松象平が、バンコクでのルイ・ヴィトンのための展覧会「ヴィジョナリー・ジャーニーズ」の開催を発表
ヴィジョナリー・ジャーニーズは、ヴィジョナリー・ジャーニー展のコンセプトに関する建築的アイデンティティをOMA/重松昌平とルイ・ヴィトンが共同で手掛けるパートナーシップの最初の作品です。
バンコク、2024年2月28日───バンコクのゲイソーン・アマリンの地上階に位置する「LVザ・プレイス・バンコク」の文化的要素として、初プロジェクトが一般公開されます。それは、展示、カフェ、ストア、レストランを統合したルイ・ヴィトンの新しいインターフェースです。パートナーの重松象平とプロジェクト・アーキテクトのジェシー・カタラーノが率いるこの展示戦略は、メゾンの柱である「サヴォアフェール」「イノベーション」「クリエイティビティ」を反映した夢のような環境を通して、歴史的作品と現代作品を再文脈化し、舞台芸術的な体験を構築するものです。
OMAパートナーの重松象平は言います。「私は、ピエトロ・ベッカーリや彼のチームと協力し、ルイ・ヴイトンの旅の次の章のために、新しい展覧会の舞台美術に貢献できることに興奮しています。私たちは、メゾンのDNAの最も基本的な要素を掘り起こし、コンテンツの物理的、非物質的なクオリティを反映したテーマに沿った部屋を作りました。建築は、それぞれのテーマの背後にある物語を直感的に発見し、吸収するよう、見る者を誘う物語装置となります」
メゾンの最も特徴的なデザインや瞬間は、それらを含む環境に変換されます。5つのテーマルーム「トランクスケープ」「オリジン」「アイコニック・バッグ」「コラボレーション」「スーベニア」は、その内容から得た特定の展示タイポロジーを用いて構成されています。構造の革新、果てしないアーカイブの形式、素材の質、イコノグラフィーなどの要素やテクニックが抽出され、各部屋の新しいパーツのキットに翻訳されます。
「トランクスケープ」は、ルイ・ヴィトンのストーリーの始まりを、ブランドの核となるクラフトマンシップと革新の歴史を象徴する代表的な製品、トランク「クーリエ・ロジーヌ90」を用いて構築されたインスタレーションで表現しています。トランクは安定感を体現しているが、私たちはそれを不安定にして新しい環境を構想しています。96個のトランクがアーチ状に組み合わされ、構造的な完全性、強度、そして同時に軽さを示しています。独創的で上質な構造を際立たせるトランク・モジュールは、それぞれ本物のパーツで作られています。それは、ウッド、ルイ・ヴィトンのアイコンであるモノグラム・キャンバス、そして本物のメタリック・ディテールです。特注の金属製リングがユニットを目立たないように固定します。その結果、トランクスケープはスクリーンに囲まれ、ストーリーテリングのためのサーフェイスを広げ、観客を展覧会への魅惑的な入り口へといざないます。

アーキテクチャーフォトで、2024年2月に注目を集めた記事をランキング形式でご紹介します。
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