オラファー・エリアソンによる、カタールでのインスタレーション「Shadows travelling on the sea of the day」です。
砂漠が広がる風景の中に設置されました。半円の支持体と円形屋根で構成された作品で、鏡面天井が訪問者や大地を映し込んで現実認識も触発する事が意図されました。また、冷暖房の無い状況下での人々の周辺環境への感化も促します。
こちらは、作家によるステートメントの翻訳。
「Shadows travelling on the sea of the day」は、ドーハから北上し、ズバラ砦やアイン・モハメッド村を過ぎて、荒々しい砂漠の風景を走り抜けてたどり着きます。遠くから、地平線上にある小さなインフォーマルな集落や工業地帯のような作品を垣間見ることができるかもしれません。実際に歩いて作品に近づくと、何が見えているのかわからないという不安はもう少し残るかもしれません。砂漠の植物や動物の痕跡、岩石が点在する広大な砂の平面が、四方八方に何キロメートルも広がっている風景。地平線の輝きが作品の外側のリミットなのかもしれません。
日陰の鏡の下を散策しながら、周囲の環境に感化されていくことを願っています。高速で移動する冷暖房完備の乗り物という保護なしに、ゆっくり歩いてみると、何もない不毛な風景ではなく、砂漠の動物、植物、人間、物語、伝統、文化財、風、眩しい日光、濃い空気、陽炎、半円や輪、痕跡、好奇心、疲労、驚き、などを感じることができるかもしれません。「Shadows travelling on the sea of the day」は、あなたが訪れた時、この空間を動いていたすべてのもの、この自然文化的な風景の中にあなたが存在すること、ここにあるすべてのものを祝福しています。それは、この惑星と再同調することへの招待状です。
OMA / 重松象平のデザインアーキテクトによる、東京・渋谷区の商業ビル「原宿クエスト」。駅近くの敷地に計画。表参道と奥原宿エリアの接続を意図し、“大通り”と“周辺のヴィレッジ”の二面性に応える建築形態を考案。商業的な顔を作ると同時に都市の新たなアクティビティを誘発高層階テラス外観OMA / 重松象平のデザインアーキテクトによる、東京・渋谷区の商業ビル「原宿クエスト」。駅近くの敷地に計画。表参道と奥原宿エリアの接続を意図し、“大通り”と“周辺のヴィレッジ”の二面性に応える建築形態を考案。商業的な顔を作ると同時に都市の新たなアクティビティを誘発俯瞰OMA / 重松象平のデザインアーキテクトによる、東京・渋谷区の商業ビル「原宿クエスト」。駅近くの敷地に計画。表参道と奥原宿エリアの接続を意図し、“大通り”と“周辺のヴィレッジ”の二面性に応える建築形態を考案。商業的な顔を作ると同時に都市の新たなアクティビティを誘発パサージュ表参道側OMA / 重松象平のデザインアーキテクトによる、東京・渋谷区の商業ビル「原宿クエスト」。駅近くの敷地に計画。表参道と奥原宿エリアの接続を意図し、“大通り”と“周辺のヴィレッジ”の二面性に応える建築形態を考案。商業的な顔を作ると同時に都市の新たなアクティビティを誘発パサージュ北側低層
OMA / 重松象平のデザインアーキテクトとNTTファシリティーズの建築設計による、東京・渋谷区の商業ビル「原宿クエスト」です。
原宿駅近くの敷地に計画されています。建築家は、表参道と奥原宿エリアの接続を意図し、“大通り”と“周辺のヴィレッジ”の二面性に応える建築形態を考案しました。また、商業的な顔を作ると同時に都市の新たなアクティビティの誘発も意図されています。竣工・開業は、2025年春を予定しています。
塚本由晴、千葉学、セン・クアン、田根剛のキュレーションによる、TOTOギャラリー・間での建築展「How is Life?――地球と生きるためのデザイン」の会場写真です。
建築以前の“生活”に注目して企画されました。キュレーションチームは、“持続的成長ではなく成長なき繁栄”を主題とし日本と世界から注目すべき試みを収集しました。また、建築媒体が減少する中で展覧会の意味を再考し批評や議論を巻き起こす役割も意図されました。
会期は、2022年10月21日~2023年3月19日。要事前予約です。展覧会の公式サイトはこちら。
How is Life?
産業革命以降手に入れた生産力を背景に、成長を是としてきた人類の活動は、プラネタリー・バウンダリー※1を超え、気候変動や南北格差をもたらし、声をあげることのできない生物や将来世代を搾取し続けている。その対応策として、成長の原動力となった産業や便利な暮らしを維持しつつ環境負荷を低減させる行動がSDGsとして推奨されているが、事態はより深刻で、持続的成長ではなく成長なき繁栄※2を本気で検討しなければならないところまで来ている。そのためには産業分野だけでなく、暮らし自体を見直し、その構成要素の一つ一つを、地球に負荷をかけない方向に転換していかなければならない。しかし、産業からサービスを買うことに慣れてしまった我々は、自らの手で衣食住やエネルギーを獲得するスキルをもたず、また産業社会的連関による包囲網はそこからの逸脱を容易には許さない。20世紀後半につくられた生産―消費―廃棄の想定を定着し続けてきた構築環境の中に暮らしていると、その想定を疑うことも容易ではない。そこで培われた自画像は、同じ想定に基づく構築環境や暮らしを再生産してしまう。その反復から抜け出して、成長なき繁栄を選ぶのならば、我々はどう生きるか? 建築が人々の暮らしをよりよくすることに奉仕するものであるならば、そうした包囲網を障壁として発見し、挑んでいくことから、建築的営為を始めるべきだろう。その時話し合いのテーブルにつくのは、今ここにいる自分達だけでなく、立場の弱い人、地球の別の場所にいる人、未来の人、そしてヒト以外の生物かもしれない。「How is Life?」という、彼ら、そして私達自身への問いかけを、建築展という形にする試みに、ご期待あれ。
TOTOギャラリー・間 企画展 How is Life? キュレーター
塚本由晴、千葉学、セン・クアン、田根剛
出典
※1 プラネタリー・バウンダリー Rockstrom, Johan, et al. “A safe operating space for humanity.” Nature, vol. 461, no. 7263, 24 Sept. 2009, pp. 472+.
※2 成長なき繁栄 Tim Jackson (2009). Prosperity without Growth. Earthcan. (ティム・ジャクソン 田沢恭子( 訳 ) (2012). 成長なき繁栄 ―地球生態系内での持続的繁栄のために― 一灯舎)
OMA / レム・コールハース+デイヴィッド・ジャーノッテンによる台湾の「台北パフォーミングアーツセンター」
約14年の歳月を経て完成した舞台芸術の為の施設です。中央のキューブに球や直方体の形をした3つの劇場が貫入した構成が特徴となっています。また、“パブリック・ループ”が市民を内部に招き入れ様々な体験を提供します。
こちらは建築家によるリリーステキストの翻訳
OMA / レム・コールハース+デイヴィッド・ジャーノッテンによる台湾の「台北パフォーミングアーツセンター」が開館
永山祐子がデザインを手掛ける、2025年大阪・関西万博のパナソニックグループのパヴィリオン「ノモの国」が発表。設計のコンセプトは「風で“揺らぐ”軽やかで自由な建築」。完成予想の内外観パースも公開外観イメージ(2022年7月時点) image courtesy of パナソニックホールディングス株式会社