公益財団法人 隈研吾建築奨学財団が設立されていて、2021年度の奨学生を募集しています。建築学専攻の院生が対象で返済は不要。選考されれば月5万円が支給されるようです。詳細はリンク先でどうぞ。
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「トヨタ/ウーブン・シティ整備(静岡県裾野市)/大林組らで施工進む」という記事が、建設工業新聞のサイトに掲載されています。こちらのプロジェクトは、BIGが進めていることでも知られています。
計画段階での提案をアーキテクチャーフォトでも特集記事として紹介しています。
以下はその動画。
こちらはBIGのビャルケ・インゲルスによるプレゼンの動画。その手法も注目されました。
プロダクトデザイナーのイヴ・ベアールによる、TEDでのトーク「サーフボードはどのように自然と我々を結びつけるのか」です。日本語字幕付。
Fuseprojectの創設者であるイヴ・ベアールが、サーフボードが私たちと水との関係をどのように変えたかをご紹介します。
MVRDVが計画している、イギリス・ロンドンのハイドパーク脇に仮設で作られる丘のような構築物「Marble Arch Hill」です。市議会の依頼でこの地域の関心を高めるために建設されるのだそう。
以下はプロジェクトの要約・抜粋です
MVRDVは、ロンドンのマーブル・アーチに隣接する仮設の「Marble Arch Hill」を発表しました。足場構造をベースにし、地上レベルをくり抜いた山である「Marble Arch Hill」は、オックスフォード・ストリートとハイド・パークの間のつながりを再定義し、公園とマーブル・アーチを見渡せる貴重な景色を訪問者に提供します。
ヨーロッパで最も賑やかなショッピングストリートであるオックスフォード・ストリートは、Covid-19の影響で特に打撃を受けています。通りのスペースを多様化させる計画が進行中ですが、これらの変更には数年の歳月がかかるでしょう。その頃には、ロンドンがパンデミックによって課された条件から浮上している可能性があるので、短期的に、ウェストミンスター市議会は、この地域に新たな関心を生み出すために仮設を利用しようとしていました。
MVRDVのこのインスタレーションの提案は、この場所の歴史からインスピレーションを得ています。マーブル・アーチはかつてハイドパークの角をマークしていましたが、1960年代には新しい道路が追加され、アーチは公園の他の部分から切り離されて、島のようになってしまいました。MVRDVのデザインは、芝生と木々の公園のような風景を導入し、ハイドパークのこの再現された一角を「持ち上げる」ことで、高さ25メートルの壮大なビューポイントを作りだし、オックスフォードストリートと公園の景観、そしてマーブルアーチ自体の新しい視点を訪問者に提供します。
「Marble Arch Hill」は、1本の連続したルートで体験することができます。訪問者は、丘の南側の斜面を登っていきビューポイントまで登り、丘の中心部にある大きなホールに降りていきます。ホールからの出口は、丘の角に設けられた切り欠かれた場所にあり、またマーブル・アーチからの距離が撮られています。このようにして、訪問者はマーブル・アーチを複数の視点から見ることができ、これまで当たり前と思っていたものを新たな視点で見ることができるようになります。
MVRDVの創設パートナーであるヴィニー・マースは語ります。
「このプロジェクトは、ロンドンの非常に認知度の高い場所に衝撃を与える素晴らしい機会です。ここは矛盾に満ちた場所であり、私達のデザインはそれを強調しています。このランドスケープの要素を加えることで、マーブル・アーチの都市レイアウトについての批評を行い、敷地の歴史に目を向けることで、この地域の未来についての解説を行います。公園を拡大し、角に持ち上げる。『Marble Arch Hill』は、オックスフォード・ストリートとマーブル・アーチを介した公園とのつながりを強化します。この一時的な追加は、1960年代の過ちを元に戻し、そのつながりを修復するために街を鼓舞するのに役立つでしょうか?」
「Marble Arch Hill」は、芝の上層部が成長するために必要な合板と土の層を支える足場構造を基礎に使用しています。戦略的なポイントとして、樹木を収容する大きなプランターを保持するために構造が適応されています。MVRDVは2016年にロッテルダムで行った「Stairs to Kriterion」のインスタレーションで仮設足場構造の変容の可能性を示し、一方、山のコンセプトはハイドパークの近くにあるサーペンタイン・パビリオンの2004年の提案(MVRDVの設計で建設される予定だった)を思い起こさせます。このデザインは、博物館が実現できなかったサーペンタイン・パビリオンの唯一のイテレーションであり、「Marble Arch Hill」では、この野心的なアイデアがついに実現することになります。
持続可能性は「Marble Arch Hill」の設計において重要な考慮事項です。一時的な構造物として、それが取り除かれたときに可能な限りほとんど廃棄物を生み出さないことを保証することは非常に重要です。従って設計は再利用を念頭に置いて作成されます。足場の構造はもちろん分解して再利用することができ、最上層を構成する要素である木、土、草のすべては、近くの庭や公園で利用されます。
「Marble Arch Hill」は2021年7月にオープンし、冬の閉館日は今後決定される予定です。
八戸市美術館の館長に、日大建築学科教授の佐藤慎也の就任が予定されています。八戸市美術館は西澤徹夫・浅子佳英・森純平による建築です(こちらのPDFで実施設計時の図面やパース等が閲覧できます)。佐藤慎也のプロフィールはこちら。美術館についてより知るためにはこちらのページも参考になります。
建築家で、成瀬・猪熊建築設計事務所の成瀬友梨と猪熊純が、エイブルリフォーム株式会社の社外取締役に就任しています。facebookに猪熊がコメントを投稿しているので、公式埋込機能で紹介します。
西沢立衛が設計した、東京・大田区の「森山邸」の一部を、時間貸しするサービスが開始しています。2005年竣工で分棟形式が特徴的な建築です。こちらのページで図面や写真、西沢による解説を読むことができます。
小さな人の居場所が集合した、さまざまな気配と営みのある「森山邸」(東京都大田区)
生まれて15年、風景として育った「森山邸」のひとつの棟「もりやまていあいとう」の時間を開きます現在、「森山邸」にはオーナーとここに暮らす4組の住人がいます
「もりやまていあいとう」で、ひとときこの場所の住人となり、「森山邸」に流れる時間を過ごしてみませんか
「何もない時間」、「そこに何かある時間」、「使ってもらえる時間」、「特別な時間」
私たちは「ひととき住人」のみなさんにこの場所を感じていただけるさまざまな時間を創出します
また、この場所での時間を何かの「創造」につなげてくださるみなさんと一緒に、新たな発信を試みていきます「もりやまていあいとう」のこれからの時間づくりに、是非ご参加ください
「もりやまていあいとう」のロゴは、西沢立衛さんにデザインしていただきました
妹島和世に、経産官僚の須賀千鶴が話を聞いているインタビュー『日本の「境界ない」建築が世界に求められる理由』が、東洋経済オンラインに掲載されています。
ミサワホームの社長の磯貝匡志に、新型コロナ以降の取り組み等について聞いているインタビュー記事が、Housing Tribune Onlineに掲載されています。
ザニューヨークタイムズスタイルマガジン:ジャパンによる記事「これからの“見えない未来”を デザインはどう描いていくのか」が公開されています。日本語で読める記事です。コールハースらによるカントリーサイド展にも言及されています。
ルイス・カーンが1974年に完成させたインド経営大学院の一部を取り壊す計画(講義室、図書館、管理局、寮などが複合する本建築の、寮部分の18棟あるうちの14棟を壊す計画)が、国際的な反発を受けて撤回されています。リンク先はdezeenのニュースです。インド経営大学院が2021年1月1日に公開したオリジナルの書簡はこちらに。2020年12月29日にイギリスの歴史ある建築誌Architectural Reviewが、オンラインで署名を開始したばかりでした。
※2021年1月3日追記、インド経営大学院が取り壊し計画の廃棄を公開しました
ルイス・カーンが1974年に完成させた「インド経営大学」の寮部分の14棟が壊されることの決定を受け、1896年から続くイギリスの老舗建築雑誌『Architectural Review』が保存要望の為の署名をオンラインで開始しています。
今回取り壊される決定がされたのは、講義室、図書館、管理局、寮などが複合する本建築の、寮部分の18棟あるうちの14棟ですが、これら全体が保全されていくことに意味があると、同誌は訴えています。取り壊しに関する記事(英語)は、こちらで閲覧可能です。こちらのサイトで建築写真を見ることができます。
「バーバラ・クルーガー 記憶に残り続ける作品を生み出す 希代のアーティストの軌跡<前編>」という記事が、The New York Times Style Magazine : Japanに掲載されています。
(20/11/23追記。現在、リンク先の情報が削除されているようです。その経緯は不明ですが、弊サイトでは、リンク先サイトに質問を送りまして、回答を待っているところです。)
「中銀カプセルタワービル」の建物と土地が97億円で売りに出ています。黒川紀章が設計し1972年に完成した建築で、メタボリズムの代表作品のひとつとして世界的に知られています。こちらに建築の概要が。
OMAのNY事務所を率いる重松象平へのインタビュー記事「都市は建築化し、建築は都市化する」が、ザ・ニューヨーク・タイムズ・スタイル・Tマガジン・ジャパンに掲載されています。
永山祐子とNTTファシリティーズが設計を手掛けている、アラブ首長国連邦の「ドバイ国際博覧会 日本館」の写真が公開されています。アラベスクと日本の麻の葉文様を組み合わせたファサード・デザインが特徴的な建築となっています。
万博会場では、日本館の建築工事も引き続き進められており、現在までに外観の正面部分であるファサードや諸室の内装仕上げが完成するなど、来年の開幕に向けて着々と準備が進められているとの事。
ドバイ万博は新型コロナウイルス感染症の影響による、当初の予定から約1年間の後ろ倒しされ2021年10月1日~2022年3月31日の期間開催されます。
こちらには、永山に日本館について聞いているインタビューがあります。
建築設計者コメント
永山祐子氏
「コロナ禍の中現地に赴くことができず、先日初めて完成に近い姿を目にすることができました。遠い中東の地での建築、山あり谷ありでしたが日本館の特徴である繊細な表現が見事に実現できました。施工者の方々、プロジェクトに関わる全ての人々の努力と熱意の表れです。多くの方に体験して頂きたいです。」
株式会社NTTファシリティーズ
「中東初の登録博において、日本と中東とが共感でき、現地の気候風土やコンテンツ文化とシンクロする建築をデザイン+エンジニアリングの両面から実現します。COVID-19のパンデミックにより、万博のテーマである”CONNECT”の重要性がより鮮明になった今こそ、技術的・文化的な繋がりを日本らしいきめ細やかな感性を通じて伝えたいと考えています。」