



サークルウッドとOMAによる、オランダ・オイスターウェイクの庇護申請者受入施設「Facilities for Central Agency for the Reception of Asylum Seekers」です。
国の受入義務化の法整備に伴う計画です。建築家たちは、半数が“緊急シェルター”のままである現状に対し、包摂的で尊厳ある環境の実現を志向しました。そして、迅速に組立られて長期的な柔軟性を持つ“モジュラー木造システム”でつくる建築を提案しました。
こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)
サークルウッドとOMAによるモジュラー木造システム、オランダの庇護申請者受入施設に採用される
2026年1月15日、オイスターウェイク ― 庇護申請者受入機関(COA)は、サークルウッドとOMAのデイヴィッド・ジャーノッテン(David Gianotten)およびマイケル・デン・オッター(Michael den Otter)が開発したモジュラー木造システム「HoutKern(ハウトケルン)」工法を、オランダ・オイスターウェイクにおける新たな受け入れ施設の基盤として採用しました。迅速な組み立てと長期的な柔軟性のために設計されたこのシステムは、現代のサステナビリティ基準に沿った、包摂的で尊厳ある環境を支えます。
2024年2月、オランダ政府は自治体における庇護申請者受入施設(実施)法(スプレイディングスウェットとして知られる)を制定し、国全体の受け入れ能力を拡大するため、各自治体に庇護申請者の受け入れを義務付けました。進展はあるものの、現在の施設の半数は依然として緊急シェルターのままであり、2025年7月までに9万6,000か所という目標に達していません。
COAは、柔軟で高品質な受け入れ施設の供給を加速させるため、ハウトケルン工法を採用しました。最初の施設は、2026年にオイスターウェイクで完成する予定です。
OMAのマネージング・パートナーである建築家、デイヴィッド・ジャーノッテンは述べています。「オランダの建築家として、私たちは統合と社会的結束を支える、安全で人を迎え入れる空間を設計することを自らの責任だと考えています。ハウトケルン工法は、強靭で人道的な解決策を提供し、庇護申請者が生活を立て直すことを支えるとともに、より結束力のあるオランダ社会に寄与します」
このシステムは、標準化された木製の柱と梁、CLTの床パネル、バイオベースの間仕切り壁を用いて、シェルター、オフィス、学校の開発を可能にします。これらは電動クレーンを用いて現地で組み立てられます。建築設備は、快適性と柔軟性のために天井上に設置されます。このモジュラーのフレームワークは多様な仕上げに対応し、庇護申請者、職員、地域コミュニティのための、開放的で人を迎え入れる空間を生み出します。構造物は完全に分解可能で、部材は建設資材として再利用できます。このシステムは、COAの自立を促進するという使命を支えると同時に、二酸化炭素削減目標に貢献し、人口動態や政策の変化に応じた拡張性を可能にします。
1990年から難民を受け入れてきたオイスターウェイクの受け入れセンターは、ハウトケルン・システムのパイロット拠点となっています。デイヴィッド・ジャーノッテンの監修による改修の一環として、このシステムで建設されたオフィス、アクティビティセンター、学校、倉庫施設が追加され、既存および新設の住居機能を補完し、最大450人の居住者に対応します。各建物は日常生活を高めるように設計されており、直感的な動線誘導のための明確なカラーパレット、十分な大きさのガラス開口部、そして居住者と周辺地域の双方に温かさと安心感を伝える木製ファサードを備えています。
















