日建設計の大谷弘明による講演「組織で設計する」の記録が公開されています。東西アスファルト事業協同組合の主催で2022年11月に行われたものです。
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MVRDVのヴィニー・マースの講演の動画です。RIBAとVitrAの主催で2023年6月に行われたもの。
(翻訳)
今年の講演は、国際的に著名な建築家、都市計画家、ランドスケープアーキテクトであり、オランダのプラクティスMVRDVの共同設立者でもあるウィニー・マース氏によるもの。これは、2023年6月22日にロンドンのポートランド・プレイス66で開催されたライブイベントの録画です。
講演の中でマースは、建築がいかに物理的な形を超え、人々の間に新たなつながりや相互作用を生み出すツールとなるかを探求し、デザインの選択がいかに私たちの空間体験を形成し、私たちの振る舞いに影響を与えるかを掘り下げ、思慮深い建築がいかにコミュニティ、コミュニケーション、創造性を育むことができるかを示した。
(原文)
This year’s talk was given by internationally renowned architect, urbanist, landscape architect, and co-founder of the Dutch practice MVRDV, Winy Maas.This is a recording of a live event that took place at 66 Portland Place, London on 22 June 2023.
In his lecture, Maas explores how architecture transcends physical forms and becomes a tool for creating new connections and interactions between people, delving into the ways in which design choices can shape our experiences of space and influence our behaviours, showing how thoughtful architecture can foster community, communication, and creativity.
OMA / クリス・ヴァン・ドゥインによる、韓国・ソウルの、「弘益大学校ソウルキャンパス」です。国際コンペティションでOMAが設計者に選定されました。
若者が集まるエリア“弘大”に隣接する敷地に計画されています。建築家は、地域の活気を取込む建築を目指し、周辺と繋がる小道を敷地全体に配置して諸機能を地下に収める構成を考案しました。また、光を取込む“滝の様な”中庭で内外のシークエンスも作り出しています。
こちらはリリーステキストの翻訳です
OMA / クリス・ヴァン・ドゥインは、ソウルにある弘益大学校の新キャンパスの設計コンペに勝利しました。この計画では、既存の地形に溶け込むように、織り合わされた建物群とパブリックスペースを追加し、大学と街のつながりを強化することを目指しています。
1950年代にワウ山の斜面に建てられた弘益大学校は、アートとデザイン・プログラムで有名な私立の教育機関です。長年にわたり、大学は拡張の限界に達し、ストリートアートや地元の商店、ナイトライフで知られる弘大(ホンデ)の隣接地域からキャンパスを隔離してきました。2023年、ソウル特別市政府による都市計画条例のおかげで、大学の敷地内での建設に対する規制が緩和され、山のふもとにある一帯の開けた土地の建設が可能になり、その場所がプロジェクトの現場となりました。
OMAのパートナー、クリス・ヴァン・ドゥインは言います。
「新弘益キャンパスは、ソウルにおける文化プロジェクトへのOMAの関与に新たな一章を加えるものです。これはありふれたレッテル貼りを避けたプロジェクトです。建物であり、マスタープランであり、ランドスケープデザインでもあるんです。意図的に目立つことを避け、徐々に発見されることを誘います。そうすることで、大学がかつて持っていた近隣とのつながりを再構築することを目指しています」
OMAのデザインは、キャンパスの建築面積を最大化する一方で、かなりの量の緑を挿入しています。ワウ山の自然な延長として考案されたこの新施設は、地面より下に位置しています。建物は敷地全体にわたって戦略的に配置され、その屋根は木々に守られた小道の役割を果たし、大学の主要なアクセスポイントと弘大地区を結んでいます。建物と建物の間には、傾斜した屋外の中庭が滝のように下りており、学生と職員が集まり、気軽に交流するのを奨励しています。中庭はキャンパスの奥深くまで光を届け、建物を思いがけない方法でつなぎ、連続した屋外空間のシークエンスを形成しています。
sacaiの旗艦店も手掛ける「YUSUKE SEKI STUDIO」の、設計スタッフ(既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
現在、日本とヨーロッパ、アジアでプロジェクトが動いており、他にもアートショーへの作品出展と制作表現の幅が拡がっています。
sacaiやKiko Kostadinov、アンリアレイジといったグローバルブランドとのプロジェクト、RIMOWAの企画展As seen byへの作品展示、ギャラリーpercel、CON_TOKYO、INS studio、OGAWA COFFEE LABORATORYなど、文化の深みを感じさせるクライアントとのプロジェクトがYUSUKE SEKI STUDIOには多いです。設計を通じて、様々な文化を吸収したい方を歓迎します。また、特徴としては現場主義であること。
施工現場でのコミュニケーションや発見を重視し、柔軟にその場で設計にアドリブ的に取り込みます。
CAD図面上だけで完結しない表現を目指しているので、現場経験を大切にしたい人は、向いていると思います。
永冶祐太 / 永冶建築研究所が設計した、岐阜・多治見市の「間の家 -awai-」です。
様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画されました。建築家は、街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向しました。そして、建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込みました。
まちに程よく繋がりながらも自然を感じられる住宅を望まれた。
夏は酷暑、冬は冷え込みの強い地域であったため、コストを抑えながらも高性能な住宅を目指した。
周辺の建物を見ると敷地境界にブロック塀等があるまちとは切り離された印象があり、まちとの「間」を考慮することが有効であると考えた。具体的には木壁と住宅のボリュームを敷地に沿って開き「間」をつくり、「間」に在る光や植栽から柔らかい印象を与えたいと考えた。
まち側の開口は絞りつつも程よく繋がりを持たせ、内部はコンパクトな中庭へ大きく開いている。内部空間は天井の高さと変形した平面によるパースペクティブ、大きく中庭に開いた開口によって光や風、変化する風景によって居心地の良さと広がりを生み出した。
昨今の気候変動を鑑み、住宅自体の配置計画や小庇によって夏は日射遮蔽、冬は日射取得ができるパッシブデザインとし、中間期は季節風を取り込みやすい開口計画とし温熱環境と省エネ配慮をしている。
本計画で実践した周辺環境と対話をしながら様々な種類の「間」を構成する設計手法は他の建築でも転用可能になると考えている。
岡山泰士+森田修平+仲本兼一郎 / STUDIO MONAKAが設計した、沖縄・国頭村の「謝敷集落の宿 -やんばる集落エリアリノベーション-」です。
地域の再生を目的とした宿泊施設の計画です。建築家は、“美しい集落の継承”も目指し、現地のリソースを活かした工法で造る建築を志向しました。そして、職人が手慣れた2×4工法とブロック造を組合せて開放感と重厚感を両立する豊かな場を生み出しました。本建築を含む宿泊施設の公式サイトはこちら。
沖縄最北端のエリアであるやんばるの「謝敷-じゃしき-」集落に分散して建つ木造の宿である。
北部の集落は人口の転出が多く、集落内にも空家が点在しており、長年放置され倒壊するものも多い。エリアを再生していくために、住民と共存しながらやんばるの暮らしを体験できる宿を既存建物のリノベーションや空地での新築で集落再生を行い、運営を通して集落の維持管理をし「後世に美しい集落の継承」を目指し全体の計画を行なった。
道幅1.5mほどのふくぎ並木を50mほど抜けた先に広がる敷地が新築棟の計画地である。
道幅が狭く車両での侵入が難しいため、手運びでの材料搬入などを考慮し、短材で分割構成できる構造・工法で計画する必要があった。また、北部の建築加工技術や材料流通 等に配慮し、現地で調達・加工しやすい材料を選定する必要もあった。
リサーチの結果、現地の職人が使い慣れた工法であるブロック造と杉の2×4(ツーバイフォー)工法を「やんばる在来工法」と捉え、設計を行った。主要構造を木造とし、現地でも調達しやすい杉の2×4材を刻みのいらない簡易な工法で構成した。また、非構造部材として二重に積んだコンクリートブロックで外壁を構成した。
木造躯体とコンクリートブロック造の外壁は構造的に縁を切り、木造躯体に直接風圧がかからないようにし構造的負担を減らした。その結果、最小限の構造部材で構成することができ、木造の軽やかさと開放感、ブロック造の重厚感ある空間が両立できた。
内藤廣の講演会の動画です。自身の建築展「建築家・内藤廣/BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い」の開催に合わせて2023年9月に行われたもの。
SHARE 青木淳の東京藝術大学退任記念展「雲と息つぎ」。同大学敷地内の“陳列館”を舞台に開催。“建築とは何か?”という自問自答を促される展覧会。青木と助手の笹田侑志が学生達と議論した構想を様々な協力も得てDIYで完成させる
- 日程
- 2023年11月18日(土)–12月3日(日)
青木淳の東京藝術大学退任記念展「雲と息つぎ ―テンポラリーなリノベーションとしての展覧会 番外編―」です。
同大学敷地内の“陳列館”を舞台に開催されています。“建築とは何か?”という自問自答を促される展覧会です。また、青木と助手の笹田侑志が学生達と議論した構想を様々な協力も得てDIYで完成させました。会期は2023年11月18日~2023年12月3日。入場料は無料です。展覧会の公式ページはこちら。
本展は、東京藝術大学美術学部建築科において5年間教鞭を執ってきた青木淳の退任記念展です。青木の研究室では、毎年修士1年が、「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会」を企画、実践してきましたが、今回はその「番外編」として青木が主導し、同テーマで開催されるものです。テンポラリーなリノベーションが施されるのは、東京藝術大学陳列館です。
建築とは、私たちに先立っていまここに存在している環境に対して、想像力をもって働きかけ、私たちの存在の基盤である環境そのものを揺り動かすことと、青木は考えてきました。一見、盤石の存在に見える目の前の環境もまた、それぞれの人の意志によって改変できるし、またそうすることによって、私たちは「自由」になれるものです。建築とは、単に建築物をつくるということよりも広く、環境へのそうした働きかけを指す概念であると考えてきたわけです。
青木は、大学という場で、実務的な意味での「建築」の基盤となる、概念的な意味での「建築」を後進に伝えようとしてきました。
東京藝術大学陳列館は、1929年に、岡田信一郎の設計により、大学の展示空間として建てられた建築です。以来そこでは、数多くの展覧会が開催されてきましたが、今回はその陳列館自体を「展示」するものと言えます。展示としてのそのリノベーションは、しかしインスタレーションにより、いつもの陳列館とは異なる陳列館に変貌させるということを目的としたものではありません。そうではなく、いつもは展示を支える背景としてあまり意識されていない潜在的な空間の質を、最小限の手つきで、いつもの陳列館に見出すことを目標としています。
建築はまた、特定の個人に帰属する「作品」に収束するのとは逆に、多くの人に開かれ広がることを目指すものです。それゆえ、本展では、教育研究助手、修士1年の学生たちはもちろんのこと、菊地敦己、小金沢健人、中村竜治の3人に加わってもらい、主体のさらなる重層化を図っています。
以下に、アーキテクチャーフォトによるレポートと会場写真を掲載します。
安藤忠雄が設計した、オーストラリア・メルボルンの「MPavilion 10」です。
建築家が招聘されパヴィリオンを造る企画の10番目の作品です。建築家は、人々の記憶に永遠に残る存在を求め、古代からの秩序をもたらす手段“原初の幾何学形態”を用いた建築を考案しました。そして、人間の想像の原点となる“余白”を生み出しました。2024年3月28日まで公開されています。MPavilionの公式サイトはこちら。
メルボルンの人々の心のオアシス、ビクトリア公園の「緑」の只中に永遠に残る風景をつくる。
物質それ自体や形式ではなく、記憶として、人々の心の中で永遠に生き続ける風景だ。
必要なのは、「母なる自然」に対峙するべく、徹底してモノを削ぎ落した、無地のキャンバスのような「余白」の建築である。
そんな空間の純度を獲得するために、
古代エジプトの時代から、地上に秩序をもたらすための唯一無二の手段であった幾何学、古ギリシアで、哲学の言葉となった原初の幾何学形態を用いる。
人間の理性の表徴、その創造の原点たる〇と□からなる「余白」の建築だ。
その「余白」に光や風が引き込まれたとき、空間に生命が吹き込まれる。
その「余白」で異なる個が集い出会うとき、対話という最も刺激的なハプニングが起る。
その「余白」が大地の緑に溶け込むとき、現れるのは境界のない創造の小宇宙である。
医療施設と住宅を中心に、日本全国を活動範囲とする「株式会社 平岡建築デザイン」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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株式会社平岡建築デザインでは、大阪オフィスの設計スタッフを募集いたします。
住宅、医療施設を中心に、オフィスや商業施設、インテリア等、多岐にわたるプロジェクトに携わる設計事務所です。活動範囲は日本全国ですが、最近は海外からもお声がけいただくようになりました。
2000年の開設時から、着実に業務範囲を広げてきました。個人事務所からのスタートでしたが、スタッフの待遇改善や、将来的に長く事務所が続けられるように2016年に株式会社化しました。現在は設計スタッフ5人、事務スタッフ1人の計6人で協力しあいながら仕事をしています。今後は今までの実績をもとに次の世代につなげていく予定です。
基本設計から実施、申請、現場監理など一貫して担当し、また構造設計者や設備設計者、照明プランナーやランドスケープ、グラフィックデザイナーなど、多方面の方々と組んで仕事を進めながら、プロジェクトリーダーとしての能力を学んでいただきたいと思います。
多くの仕事はホームページからの依頼です。あらかじめ実績を見てからの依頼ですので、高い着地点を目指してプロジェクトに取り組める環境です。一つ一つの規模も年々大きくなってきており、新しいチャレンジができ、やりがいを感じていただけると思います。様々な受賞やメディア掲載実績も増えて、社会的な認知度も高くなりました。
オフィスは地下鉄の最寄り駅すぐです。都心では珍しく、大きく開いた窓から公園の緑を眺められる気持ちの良い環境で、フリーアドレスを採用しています。
まだまだ発展途上の私たちですが、一緒に取り組んでいただける方を募集します。
福祉施設を中心とし、大小様々な規模の建築を手掛ける「わくわくデザイン」の、設計スタッフ(正社員・パート)と学生アルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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地域づくりの拠点となる建築を一緒に提案していきませんか。
1)わくわくデザインの視点
建築からまちを元気にしたい、と考えている事業主様から依頼を受けることが多いのが現状です。
それぞれの地域は、より複雑化した課題に直面しています。地域の特性や課題を読み解き、事業主様と一緒に、どうあるべきかを考え、わくわくする場が生まれる提案を目指しています。そのためには、
・人の心を動かすプランニングのあり方
・日々の人生が楽しくなる空間デザイン
の両立が重要であると考えています。また、業務の各段階では、以下のことを重視しています。
・空間ディテールをイメージさせつつ、計画段階から提案する
・設計では、模型検討によりフィジカルな空間を提案する
・工事監理では、品質の高い仕上がりを目指す2)わくわくデザインで身につくこと
・建築にできること、がこれほど効力があるのかと、毎回、感じさせられています。
・建築士として社会に貢献できる力を身につけることができるかと思います。
・建築士として、必要と考えているスキルは、課題の読み解きと理解、進むべき方向の抽出、プランニング、デザイン化、ディテールのこだわりと考えています。長所をのばし、短所をスタッフ間で勉強できるような業務体制を考えています。
・一社会人として必要と思われる、提案力・業務推進力を教授できればと思っています。
・各プロジェクトに対して主体的に関わってもらう体制を考えています。3)メッセージ
・代表・スタッフともに、特徴を活かし合ったチームを目指しています!
・将来のビジョンを共有し、それに向かっていくことに必要なことは応援したいと思っています。
・業務の中で身につけられることもアドバイスできればと思います。
武田幸司 / Ginga architectsが設計した、山形市の「空と軒下の間 / 山形の住宅」です。
積雪と猛暑が特徴の地域での計画です。建築家は、除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案しました。また、上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作られました。
山形市中心部の密集地に立つ、軒下空間と空いた中庭から、ぽっかりと切り取られた空が見える、平家のボリュームが軽やかに浮かんで見えるような住宅である。
敷地は、山形城址北東部、2、3階建ての建物や貸駐車場に隣接する山形市の中では街中の建物が混在する密集敷地である。
眺望が望める環境とはなかなか言い難い。奥に両親が住む母屋があり、手前を貸し駐車場としていた場所へ、住宅を増築する計画である。家族分の駐車場としての台数を確保すること(山形では家族一人一台が基本である)、奥の母屋へのアプローチを確保すること、街中でありながらも抜けのある開放的で魅力的なリビングなどを求められた。
私も出身は山形であり、気候条件は肌身をもって重々承知である。冬は雪が多く降り寒く、夏は盆地特有の厳しい暑さになる過酷な気候条件の山形という土地柄のことも考慮し、1階はできるだけガランとしたピロティ形式とし、それ以外の居住空間を2階に持ち上げる建ち方とした。そうすることで、母屋へのアプローチを確保し、家族分の駐車場を確保している。
1階は玄関と寝室空間を最小限に設け、それらのボリュームを柱脚に見立て、ほとんどがピロティになっている。除雪をしなくてよい駐車場空間であったり、暑い日差しから守られた風の抜ける軒下空間は、子供の遊び場やBBQスペースなど第2のリビングと呼べるような豊かな半外部空間が街に開かれている。
2階ボリュームは、真ん中にぽっかりと余白となる中庭吹き抜けを持つロの字型の形状になっている。外周の開口部を極力絞り高さを低く抑え、真ん中の中庭に高さをだすことで、空への意識を高めるワンルームの空間にしている。
大石雅之建築設計事務所の、設計スタッフ(既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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大石雅之建築設計事務所では設計スタッフを募集します。
私たちの事務所は小規模設計事務所ですが、これまで様々な用途の建築を設計してきました。
家具設計、店舗内装、戸建住宅、集合住宅、歯科医院、動物病院、寺の庫裏、神社の拝殿、社務所、休憩所、大正時代の建物を公共施設へ改修、など多岐にわたります。美術館での展示会場構成、美術作家の大型立体作品の設計製作などのプロジェクトでも実績があり、美術に関心のある人が多い事務所です。
どのプロジェクトもそのときどきで担当スタッフと繰り返し打合せをしながら、先入観のある機能主義とは違った考えでものをつくることを目指してきました。プロジェクトの状況によっては自主施工や現場監督的な業務を行うこともありますが、設計が閉鎖的にならないための一つの手段として、商業的な生産方法に代わるものと捉えています。
シンプルな考え方、経済性、持続可能性を尊重し、また、一時的なもの、壊れやすいもの、平凡なものに内在する感覚を大切にしながら、構成よりも構築を重視して設計に取り組んでいます。
現在、住宅や店舗などのプロジェクトがすすんでおり、また、プロポーザルコンペ等への参加も継続的に行っていきます。
私たちの仕事に興味がある方、ご応募をお待ちしてます。
二子玉川を拠点に、住宅から医療福祉施設まで幅広く手掛ける「向山建築設計事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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向山建築設計事務所では個人住宅、集合住宅、医療福祉施設、教育施設、オフィスなど幅広く設計しています。
ひとつひとつ、より良く品質向上をめざすため一緒に設計してくれるスタッフを2名ほど募集します。代表の向山博は鹿島建設建築設計部(KAJIMA DESIGN)、シーラカンスK&Hにて保養所、小学校、集合住宅、個人住宅の設計に携わり、2003年独立。最近は、2016年2019年にグッドデザイン賞を受賞している集合住宅、医療福祉施設の設計にも力を注いでいます。
現在、これから初プレゼンの段階のものから、基本設計、実施設計、現場と各段階のプロジェクトが並行して進んでいます。弊社は少人数なので、入社すると担当物件を持ち、初期から現場まで一貫して設計に携わってもらいます。規模によっては複数担当することで、様々な過程の物件にかかわることで短期間に多くのことを学び、成長することが可能です。将来独立を志す方にとっては、必要な経験だと思います。
心から建築が好きという情熱にあふれている方のご連絡をお待ちしております。
伊原慶+三角俊喜 / TA+Aが設計した、東京の「セントラルクリニック世田谷」です。
崖線の丘上に建つ高性能機器を備える診療施設の計画です。建築家は、精神と身体の負荷軽減を求め、周囲の緑を引き入れた検査後を安静状態で過ごせる空間を備えた建築を考案しました。また、外装に“テラコッタルーバー”を配して賑やかさと陰影も付与しています。
緑や起伏に富み多摩川が10万年かけて削ってできた台地「国分寺崖線」の丘上に建つ、高性能MRIとPET-CT等の検査機器を持ち定期検診と地域の病院との医療連携を行う診療施設である。玉川八景として景勝地や保養の場で知られ長年文化と緑量を積み重ねた場で、周囲の緑を建築のフレームの中に柔らかく引き入れ、景観を繋ぎ止めることを目指した。
世界中でも特に健診大国である我が国では、近年の健康増進や健康維持についての意識の高まりに対して、医療機器の高性能化により未病の状態でもより精細に心身の健康管理ができるが、一般的には病院での検査は精神的にも身体的にも負荷を伴うものである。この施設では特に、検査後に安静状態でリカバリーする時間を快適に過ごす空間と自然を眺めながら寛ぐ最上階のラウンジ空間により、気持ちよく受診できる施設構成を持つ事で他施設との差別化を図った。
また世田谷区内に先端画像診断機器を用いた高精度検診が行える施設が多くないため、周辺病院との地域医療連携を図り貢献する診療施設としても役割を担う。都内で二番目に緑化率が高い世田谷区の中でも特に緑が多い周辺景観を持つ上野毛で、国分寺崖線の多様な植生や生態系を受け入れる柔らかさと、医療機器の設置の為に求められる放射性同位体などの区画が持つ堅牢さを合わせ持ちながら、周辺景観に寄与する事を考えた。
中田敦大が設計した、大阪・豊中市の住戸改修「光縁の家」です。
躯体に特徴がある区画をリノベした設計者の自邸です。建築家は、天井形状等を活かす設計を意図し、上部を照射する“光縁”と名付けた間接照明を備えた空間を考案しました。また、私的領域はリビングと繋げつつ“緩やかに距離を取る”ように配置されました。
斜めの屋根形状や鉄筋コンクリートの垂れ壁など、既存躯体が特徴的な中古マンションにおけるリノベーション計画。
自邸として家族のライフスタイルに合わせて設計を行った。
屋根形状に沿って天井を貼り鉄筋コンクリートの垂れ壁は現しとするなど、既存躯体の特徴を最大限活かした上で、色調を合わせた素材の使用によって空間には統一感を持たせている。
家の外周部には「光縁(ヒカリブチ)」と名付けた間接照明を廻して斜めの天井を介して家全体を照らし、各空間を繋げている。