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手塚建築研究所による、東京・町田市の「鶴川シオン幼稚園・多目的棟」の内覧会が開催

手塚建築研究所が設計した、東京・町田市の「鶴川シオン幼稚園・多目的棟」の内覧会が開催されます。開催日は2023年9月9日。リンク先にスケッチと写真が1枚掲載されています。

この度、東京都町田市に幼稚園・多目的棟が完成いたしました。
6月に実施延期をした内覧会を、お施主様のご厚意により9月9日に開催いたします。

(仮称) 帽子の小屋 Hut of Hat
広大な森の中に建つ子供の為の施設です。多くの牧師を輩出してきた農村伝道神学校に属するので、礼拝堂を意識した空間となっています。プリズムで分光された光が煌めく空間です。

長坂常 / スキーマ建築計画による、兵庫・城崎町のワーケーション施設「WORKATION IN TOYOOKA」。温泉で知られる地域での計画。仕事の合間に風呂に入る状況を想定し、私物を保管するロッカーの様に機能する“ファスナー付きのカバー”を備えた机を考案。イベント開催時の移動の容易さも考慮して設計
長坂常 / スキーマ建築計画による、兵庫・城崎町のワーケーション施設「WORKATION IN TOYOOKA」。温泉で知られる地域での計画。仕事の合間に風呂に入る状況を想定し、私物を保管するロッカーの様に機能する“ファスナー付きのカバー”を備えた机を考案。イベント開催時の移動の容易さも考慮して設計玄関ホールからワーキングスペース見る。 photo©中島光行
長坂常 / スキーマ建築計画による、兵庫・城崎町のワーケーション施設「WORKATION IN TOYOOKA」。温泉で知られる地域での計画。仕事の合間に風呂に入る状況を想定し、私物を保管するロッカーの様に機能する“ファスナー付きのカバー”を備えた机を考案。イベント開催時の移動の容易さも考慮して設計ワーキングデスク photo©中島光行
長坂常 / スキーマ建築計画による、兵庫・城崎町のワーケーション施設「WORKATION IN TOYOOKA」。温泉で知られる地域での計画。仕事の合間に風呂に入る状況を想定し、私物を保管するロッカーの様に機能する“ファスナー付きのカバー”を備えた机を考案。イベント開催時の移動の容易さも考慮して設計ワーキングスペース(ファスナーを閉めた状態) photo©中島光行
長坂常 / スキーマ建築計画による、兵庫・城崎町のワーケーション施設「WORKATION IN TOYOOKA」。温泉で知られる地域での計画。仕事の合間に風呂に入る状況を想定し、私物を保管するロッカーの様に機能する“ファスナー付きのカバー”を備えた机を考案。イベント開催時の移動の容易さも考慮して設計ワーキングデスクの詳細 photo©中島光行

長坂常 / スキーマ建築計画が設計した、兵庫・城崎町のワーケーション施設「WORKATION IN TOYOOKA」です。
温泉で知られる地域での計画です。建築家は、仕事の合間に風呂に入る状況を想定し、私物を保管するロッカーの様に機能する“ファスナー付きのカバー”を備えた机を考案しました。また、イベント開催時の移動の容易さも考慮して設計されています。施設の公式ページはこちら

城崎温泉のワーケーション施設として城崎アートセンターに作られたWITことWORKATION IN TOYOOKAのフラッグシップストア。
合間に温泉に浸かりながら他都市と5Gの高速通信でつながりながら仕事をするための施設。

建築家によるテキストより

城崎と聞くと誰もが一度は行ってみたい憧れの地ではあるものの、土日の一泊二日ではほぼ移動に取られゆっくりできないことから、関西圏以外の人はなかなか行けないでいたが、このWITができることでウィークデイでも来られる場所になり、一気に身近な場所になった。

建築家によるテキストより

そこで我々はお客さまがお風呂に入っている間私物を保管できるように机自体がロッカーになるようにデスクトップがファスナー付きのカバーで覆えるようになっている。また、設置場所がアートセンターのエントランスに位置することから、普段はワーケーション施設でも年に数回イベントなどがあるため、その時に簡単に一人で端に寄せられるようにハンドリフターで動かせるようになっている。

建築家によるテキストより
長谷川欣則+堀越ふみ江 / UENOA architectsによる、埼玉・小川町の、飲食店「Restaurant in Ogawa」。商店街の既存建物を転用した店。計画の始まりと同時に決まった“アーケードの撤去”を契機とし、二層分の高さを持つ“外部空間としての出入口”を持つ建築を考案。印象的な顔の役割と共に構造補強にも機能させる
長谷川欣則+堀越ふみ江 / UENOA architectsによる、埼玉・小川町の、飲食店「Restaurant in Ogawa」。商店街の既存建物を転用した店。計画の始まりと同時に決まった“アーケードの撤去”を契機とし、二層分の高さを持つ“外部空間としての出入口”を持つ建築を考案。印象的な顔の役割と共に構造補強にも機能させる外観 photo©Naomichi Sode
長谷川欣則+堀越ふみ江 / UENOA architectsによる、埼玉・小川町の、飲食店「Restaurant in Ogawa」。商店街の既存建物を転用した店。計画の始まりと同時に決まった“アーケードの撤去”を契機とし、二層分の高さを持つ“外部空間としての出入口”を持つ建築を考案。印象的な顔の役割と共に構造補強にも機能させる外観、エントランス photo©Naomichi Sode
長谷川欣則+堀越ふみ江 / UENOA architectsによる、埼玉・小川町の、飲食店「Restaurant in Ogawa」。商店街の既存建物を転用した店。計画の始まりと同時に決まった“アーケードの撤去”を契機とし、二層分の高さを持つ“外部空間としての出入口”を持つ建築を考案。印象的な顔の役割と共に構造補強にも機能させるダイニングエリア1とカウンター席 photo©Naomichi Sode

長谷川欣則+堀越ふみ江 / UENOA architectsが設計した、埼玉・小川町の、飲食店「Restaurant in Ogawa」です。
商店街の既存建物を転用した店です。建築家は、計画の始まりと同時に決まった“アーケードの撤去”を契機とし、二層分の高さを持つ“外部空間としての出入口”を持つ建築を考案しました。印象的な顔の役割と共に構造補強にも機能させています。

埼玉県小川町の商店街の一角に建つ築80年の店舗併用住宅を改修する計画です。


ここはクライアントの祖母がかつて美容室を営んでいた場所で、東京でイタリアンレストランを経営していたクライアントが移住しレストランを開きたいという、移住者が増加している小川町らしいプロジェクトとしてスタートしました。


建築家によるテキストより

プロジェクトの始まりと時を同じくして商店街の歩道にかかるアーケードの段階的撤去が決まりました。アーケードは建物の1層分と同じ高さに設けられており、商店街に並ぶ2層の建物はアーケードにより上下2つに分断された街並みとなっていましたが、撤去によってそれぞれの建物は初めてその高さを現しました。
このことを計画のきっかけにできないかと考え、これまで体験することが難しかった2層分の高さをもつ外部空間としてエントランスを設けることにしました。

建築家によるテキストより

外側から2層の余白を差し込んだようなかたちで設けられたエントランス空間は、印象的な建物の顔をつくると同時に、アーケードに代わり雨除けとして機能し、また既存建物の構造補強としての役割も担っています。差し込まれたエントランス空間によって内部空間は緩やかに仕切られ、レストランの客席に見え隠れする居心地の良さをつくることを考えました。

建築家によるテキストより
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京の店舗「BAO BAO ISSEY MIYAKE 伊勢丹新宿店」。百貨店内の奥行きの無い区画のバッグを扱う店。商品がよく売れて在庫状況が変わりやすい点に着目し、配置変更が柔軟な“ディスプレイシステム”を備えた空間を考案。複数の展示形態の選択も可能
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京の店舗「BAO BAO ISSEY MIYAKE 伊勢丹新宿店」。百貨店内の奥行きの無い区画のバッグを扱う店。商品がよく売れて在庫状況が変わりやすい点に着目し、配置変更が柔軟な“ディスプレイシステム”を備えた空間を考案。複数の展示形態の選択も可能通路からテナント区画を見る。 photo©長谷川健太
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京の店舗「BAO BAO ISSEY MIYAKE 伊勢丹新宿店」。百貨店内の奥行きの無い区画のバッグを扱う店。商品がよく売れて在庫状況が変わりやすい点に着目し、配置変更が柔軟な“ディスプレイシステム”を備えた空間を考案。複数の展示形態の選択も可能ディスプレイシステムの様子。 photo©長谷川健太
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京の店舗「BAO BAO ISSEY MIYAKE 伊勢丹新宿店」。百貨店内の奥行きの無い区画のバッグを扱う店。商品がよく売れて在庫状況が変わりやすい点に着目し、配置変更が柔軟な“ディスプレイシステム”を備えた空間を考案。複数の展示形態の選択も可能ディスプレイシステムの詳細 photo©長谷川健太
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京の店舗「BAO BAO ISSEY MIYAKE 伊勢丹新宿店」。百貨店内の奥行きの無い区画のバッグを扱う店。商品がよく売れて在庫状況が変わりやすい点に着目し、配置変更が柔軟な“ディスプレイシステム”を備えた空間を考案。複数の展示形態の選択も可能ディスプレイシステムの詳細 photo©長谷川健太

長坂常 / スキーマ建築計画による、東京の店舗「BAO BAO ISSEY MIYAKE 伊勢丹新宿店」。
百貨店内の奥行きの無い区画のバッグを扱う店です。建築家は、商品がよく売れて在庫状況が変わりやすい点に着目し、配置変更が柔軟な“ディスプレイシステム”を備えた空間を考案しました。また、複数の展示形態の選択も可能となっています。店舗の場所はこちら(Google Map)。

通路に並行する奥行きのない細長いテナント区画での、バッグ専門に取り扱うBAO BAO ISSEY MIYAKEのショップ計画である。

とても売れる商品であることから、日によって在庫状況も異なり、ディスプレイの変更が必要になる店舗であることからフレキシブルなディスプレイシステムを計画した。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス[期間:2023/8/14-8/20]
最も注目を集めたトピックス[期間:2023/8/14-8/20]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2023/8/14-8/20)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 川合健二による、愛知・豊橋市のコルゲートハウス(1965年竣工)が宿泊施設に転用。1棟貸のホテルとして2023年9月から運営開始
  2. 坂茂建築設計が、滋賀・彦根市の「(仮称)図書館中部館」設計プロポーザルで最優秀候補者に選定。技術提案書や審査講評も公開
  3. 遠藤克彦建築研究所が、埼玉の「東秩父村新庁舎」設計プロポーザルで最優秀提案者に選定。技術提案書や審査結果も公開
  4. 早川友和建築設計事務所による、栃木の「星乃珈琲店 宇都宮若松原店」。全国展開する店舗の新型の“ひな型”として計画。あらゆる敷地で“周辺と調和する”形式を求め、他にも適用可能な“空の借景”等の3つの“余白装置”を考案して建築に導入。屋根の連なりは柔らかな自然光も取込む
  5. 西下太一建築設計室による、愛媛・伊予市の「鳥ノ木の家」。南面接道の敷地に建つ設計者の両親の住居。環境を享受しつつ静かな日常を実現する建築を目指し、通りに対し低く構えた大屋根で“守りの環境”を構築。内と外の間に“多層のレイヤー”を設けて段階的に繋げる
  6. 成瀬・猪熊建築設計事務所と&K architectsによる、東京・中野区のシェアハウス「Social Base東中野」。街中の旧社員寮を転用。中庭のある“ロの字型”平面の活用を意図し、庭に近い場所の壁等を解体し外部化して中庭から共用部が広がる様に再構成。素材や色の選択は都会の喧騒から離れられる“落ち着いた空間”を意図
  7. 佐藤文+鹿嶌信哉 / K+Sアーキテクツによる、東京の「新宿SOHO」。企業の拠点機能と生活空間を内包する計画。“個性と存在感”を求め、そびえ立つ“凛とした佇まい”と遺跡の様な“長い時間軸”を備えた建築を志向。常に仕事に向合う為に“会社の一部に住空間を挿入”する様に作る
  8. 藤森照信による、長野・諏訪郡の宿泊施設「小泊Fuji」。自然あふれる小さな集落の中に計画。1日1組が泊まれる施設として、桜の木が植えられた屋根と焼杉の外壁を持つ建築を設計。外装材はワークショップで制作
  9. 胡実建築設計事務所による、岡山市の「サン・クリニック産後ケアセンター」。既存病棟を改修した育児の補助を行う施設。合理性が重視された建物を“命の喜びを分かち合う”場にする為、アーチと列柱を用いて“ヒューマンスケールな規律”を空間に付与。光を柔らかく拡散させ母子を包み込む
  10. ザハ・ハディド事務所による、中国・成都市の、橋「Jiangxi River Bridge」。自動車・自転車・歩行者の為の橋の計画。全長約300mを高さ約30mのアーチで支える構造で、形状は“彫刻的なランドマーク”としても機能。構造解析で200年に1度の気象現象にも耐えうる強度も担保
  11. 川合健二による、愛知・豊橋の、コルゲートで作られた自邸「鉄の家」の動画
  12. 保阪猛による、約38㎡の自邸「LOVE HOUSE」(2005年竣工) の現在の様子を紹介する動画。2022年2月に公開されたものでインタビューも収録(日本語)
  13. 元木大輔 / DDAAとUDSによる、東京・渋谷区の、宿泊施設「all day place shibuya」。“まちのパブリックハウス”を主題に計画。街に積極的にはみ出し“日常の一部として機能する”存在を求め、道との境界も曖昧にして内外が連続する建築を志向。主要素材のタイルを外構から客室の浴室まで連続させる
  14. 後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る
  15. 岡佑亮 / チドリスタジオと岡倉慎乃輔による、石川・金沢市の店舗「シンタテベイクストア」。商店街の建物に入るパン店。最小限の操作での“全体性を持った意匠”の実現を求め、色を用いて既存の痕跡を“チューニング”する“他律性”を備えた設計を志向。周辺環境の色をサンプリングして内外の一体感も創出
  16. 堤由匡建築設計工作室による、中国・上海の店舗「ASICS上海尚賢坊フラッグストア」。洋風建物に入居する日本のブランドの店。空間の普遍性と上階への誘導を目指し、企業ロゴを意識した“螺旋階段”が3フロアを繋ぐ構成を考案。各階毎の用途に応える内装材を選択して“ふさわしい”雰囲気も作る
  17. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  18. 岡佑亮 / チドリスタジオによる、石川・金沢市の「北陸住居 No.2」。隣接する空地を挟み樹木を望む敷地。未来に建物が建つ可能性を考慮し、“空洞のようなテラス”を介して内部空間を離れた風景に対して開く構成を考案。道路にも視線の抜けを提供して“周辺環境の固有性”を顕在化
  19. 建築家の青木淳と写真家の鈴木理策の対談「穴が開くほど見る―建築写真から読み解く暮らしとその先 第8回」の動画がLIXILのサイトで期間限定で無料配信。其々が選んだ、セザンヌのアトリエ、桂離宮、ファニャーノ・オローナの小学校、テルメ・ヴァルスの写真を題材に、建築と写真の関係性や可能性を議論
  20. 小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、東京・町田市の「[X] office_UNITEX」。磁気テープを扱う企業の社屋を改修。新たな顔の創出と街の記憶継承を求め、製品の曲面を想起させる“ドレープ状のメッシュ”で既存を覆う意匠を考案。社名をモチーフにした建築要素を散りばめ“本社らしさ”も付与

隈研吾へのインタビュー動画。自身のキャリアを回顧する内容。上海での建築展の様子や代表作の写真等も紹介

隈研吾へのインタビュー動画です。自身のキャリアを回顧する内容となっています。また、2023年10月6日まで行われる上海での建築展の様子や代表作の写真等も紹介されています。

(翻訳)
7月から10月にかけて、上海の佛山アートセンターで隈研吾の最大の回顧展が開催されました。あまりに先鋭的なデザインの建物を建てたために東京の建築業界から10年以上追放され、田舎に行ってゼロから始めるしかなかった彼は、一歩ずつ大復活を遂げ、徐々に20カ国以上のプロジェクトを所有するようになりました。8月、長い間公の場に姿を見せなかった彼が上海にやってきたので、話を聞きました。

(原文)
From July to October, Kengo Kuma’s largest retrospective exhibition was held at the Fosun Art Center in Shanghai. He was expelled from Tokyo’s architectural industry for more than a decade for a building that was too radical in design, and he had to go to the countryside to start from scratch, making his big comeback step by step, gradually owning projects in more than 20 countries. In August, he came to Shanghai after not being seen in public for a long time, and we talked to him.

藤森照信による、長野・諏訪郡の宿泊施設「小泊Fuji」。自然あふれる小さな集落の中に計画。1日1組が泊まれる施設として、桜の木が植えられた屋根と焼杉の外壁を持つ建築を設計。外装材はワークショップで制作
藤森照信による、長野・諏訪郡の宿泊施設「小泊Fuji」。自然あふれる小さな集落の中に計画。1日1組が泊まれる施設として、桜の木が植えられた屋根と焼杉の外壁を持つ建築を設計。外装材はワークショップで制作外観
藤森照信による、長野・諏訪郡の宿泊施設「小泊Fuji」。自然あふれる小さな集落の中に計画。1日1組が泊まれる施設として、桜の木が植えられた屋根と焼杉の外壁を持つ建築を設計。外装材はワークショップで制作内観
藤森照信による、長野・諏訪郡の宿泊施設「小泊Fuji」。自然あふれる小さな集落の中に計画。1日1組が泊まれる施設として、桜の木が植えられた屋根と焼杉の外壁を持つ建築を設計。外装材はワークショップで制作周辺の風景

藤森照信による、長野・諏訪郡の宿泊施設「小泊Fuji」です。
自然あふれる小さな集落の中に計画されました。建築家は、1日1組が泊まれる施設として、桜の木が植えられた屋根と焼杉の外壁を持つ建築を設計しました。また、外装材はワークショップで制作されました。施設の公式サイトはこちら

コンセプト「いのちの中で呼吸する」

長野県と山梨県の境に近い、小さな集落の中に建つ小泊Fuji。
ここには身近な自然に寄り添う穏やかな人の営みと、南アルプスを一望し、八ヶ岳、富士山も望めるダイナミックな環境があります。
“人と自然が織りなす里山の風景に、ゆっくりと心を満たす滞在” を目的とした施設。
チェックイン後に施設スタッフは常駐しない為、一組のみで完全プライベートに藤森建築の世界観を堪能する事ができます。(家具のデザインも藤森氏による)
宿に併設された宿泊者専用のパントリーストア(売店のような役割)では、地元の食品やお酒などを購入することもできチェックアウトまでの時間、加不足のない滞在となるように整えられております。
のちのちの人生に小さなきっかけをもたらす、心のお土産を持ち帰るような体験を提供いたします。

リリーステキストより
遠藤克彦建築研究所が、埼玉の「東秩父村新庁舎」設計プロポーザルで最優秀提案者に選定。技術提案書や審査結果も公開
遠藤克彦建築研究所が、埼玉の「東秩父村新庁舎」設計プロポーザルで最優秀提案者に選定。技術提案書や審査結果も公開外観イメージ image©遠藤克彦建築研究所

遠藤克彦建築研究所が、埼玉の「東秩父村新庁舎」設計プロポーザルで最優秀提案者に選定されています。また、技術提案書や審査結果も公開されています。次点提案者はSANAAでした。

新庁舎建設基本・実施設計及び監理業務を委託するにあたり、令和5年3月に策定した東秩父村新庁舎建設基本構想を踏まえるとともに、本村の地域特性および周辺環境との調和などを十分に理解し、創造性、柔軟に対応できる高い技術力や設計能力および豊富な経験などを有する設計・監理者を特定するため、公募型プロポーザルによる審査を実施し、最優秀提案者および次点提案者を選定しました。

プロポーザルは「設計案」ではなく「設計者」を選定するために実施するものです。
「設計案」そのものの良否を選ぶ「コンペ方式」とは異なります。
今後、村と契約を結んだ設計者は、村民や職員、関係者の意見を反映させながら設計を進めていくことになりますので、技術提案書の内容がそのまま設計案となるわけではありません。

以下に、その他の画像も掲載します。

坂茂建築設計が、滋賀・彦根市の「(仮称)図書館中部館」設計プロポーザルで最優秀候補者に選定。技術提案書や審査講評も公開

坂茂建築設計が、滋賀・彦根市の「(仮称)図書館中部館」設計プロポーザルで最優秀候補者に選定されています。また、技術提案書や審査講評も公開されています。

令和5年8月1日(火曜日)に、令和5年度 第2回 (仮称)図書館中部館整備工事基本設計委託業務委託候補者選定公募型プロポーザル審査会を開催し、第二次審査として実施しましたプレゼンテーションおよびヒアリングの結果、以下のとおり、最優秀委託候補者を決定しましたので、お知らせします。

技術提案書の内容は、あくまで現時点で事業者から提案のあったイメージであり、実際の基本設計については、今後、立ち上げ予定の専門家や関係団体等で構成された「(仮称)図書館中部館建築設計検討委員会」の中で、ご意見をいただき協議しながら策定を進める予定です。そのため内容は変更になる場合がありますので、ご了承ください。

岡佑亮 / チドリスタジオと岡倉慎乃輔による、石川・金沢市の店舗「シンタテベイクストア」。商店街の建物に入るパン店。最小限の操作での“全体性を持った意匠”の実現を求め、色を用いて既存の痕跡を“チューニング”する“他律性”を備えた設計を志向。周辺環境の色をサンプリングして内外の一体感も創出
岡佑亮 / チドリスタジオと岡倉慎乃輔による、石川・金沢市の店舗「シンタテベイクストア」。商店街の建物に入るパン店。最小限の操作での“全体性を持った意匠”の実現を求め、色を用いて既存の痕跡を“チューニング”する“他律性”を備えた設計を志向。周辺環境の色をサンプリングして内外の一体感も創出外観 photo©鶴見哲也
岡佑亮 / チドリスタジオと岡倉慎乃輔による、石川・金沢市の店舗「シンタテベイクストア」。商店街の建物に入るパン店。最小限の操作での“全体性を持った意匠”の実現を求め、色を用いて既存の痕跡を“チューニング”する“他律性”を備えた設計を志向。周辺環境の色をサンプリングして内外の一体感も創出1階、ベーカリー、物販部分 photo©鶴見哲也
岡佑亮 / チドリスタジオと岡倉慎乃輔による、石川・金沢市の店舗「シンタテベイクストア」。商店街の建物に入るパン店。最小限の操作での“全体性を持った意匠”の実現を求め、色を用いて既存の痕跡を“チューニング”する“他律性”を備えた設計を志向。周辺環境の色をサンプリングして内外の一体感も創出1階、ベーカリー、物販部分 photo©鶴見哲也

岡佑亮 / チドリスタジオ岡倉慎乃輔が設計した、石川・金沢市の店舗「シンタテベイクストア」です。
商店街の建物に入るパン店です。建築家は、最小限の操作での“全体性を持った意匠”の実現を求め、色を用いて既存の痕跡を“チューニング”する“他律性”を備えた設計を志向しました。また、周辺環境の色をサンプリングして内外の一体感も創出しています。店舗の公式ページはこちら

石川県金沢市の中心部にある商店街に面した、2階建て木造店舗を改修し、ベーカリーを設計した。

過去には、いくつものテナントが入れ替わっており、我々が改修する前に現地調査をした時点で、その様々な痕跡が確認できた。プラスターボードが、部分的に貼られていない。重ね枚数が異なっている。塗装が途中で止まっている。屋外と室内が繋がっている。随所に度重なる改修工事のチグハグが見てとれた。

建築家によるテキストより

予算や工期の都合もあり、本改修では建物を使用するための、最低限必要な箇所の補修・メンテナンスに留めつつ、全体性を持った意匠をどのようにまとめるか検討した。
内装全体をボード貼りや上塗りすると工費が膨らむため、機能的に問題のある部分をボード等で補修、ペンキで上塗りし、既存の取り合いで問題のない箇所はそのままとした。その結果生まれる不思議な納まりに合わせて色を切り替え、他者の痕跡にこちらがチューニングするように色彩計画を重ねることで、時間軸を伴う他律性を持った内装設計を試みた。色の切り替えが通常では不可解な位置ではあるが、既存建築がもつチグハグを意匠化することができた。

建築家によるテキストより

内装設計において、テナント内部だけに留まらない拡がりを持たせることに可能性を感じ、内部から認知できる周辺環境の色を取り込んだ色彩計画を考えた。対面の建物の各要素、本建物の既存のオーニング、北陸の曇天等、自らも含めた街の構成要素をサンプリングし、塗装色番号に置き換えた。その色を用いて自律性を担保しながら色彩の位置や比率を調整して配色した。その結果、窓外の風景と親和性を持つ内部空間が現れ、室内が外まで一体であるような拡がりを獲得する一方、商店街の色彩がこの店舗の広告のようにも読み替えられる。

建築家によるテキストより
早川友和建築設計事務所による、栃木の「星乃珈琲店 宇都宮若松原店」。全国展開する店舗の新型の“ひな型”として計画。あらゆる敷地で“周辺と調和する”形式を求め、他にも適用可能な“空の借景”等の3つの“余白装置”を考案して建築に導入。屋根の連なりは柔らかな自然光も取込む
早川友和建築設計事務所による、栃木の「星乃珈琲店 宇都宮若松原店」。全国展開する店舗の新型の“ひな型”として計画。あらゆる敷地で“周辺と調和する”形式を求め、他にも適用可能な“空の借景”等の3つの“余白装置”を考案して建築に導入。屋根の連なりは柔らかな自然光も取込む南西側外観 photo©木暮伸也
早川友和建築設計事務所による、栃木の「星乃珈琲店 宇都宮若松原店」。全国展開する店舗の新型の“ひな型”として計画。あらゆる敷地で“周辺と調和する”形式を求め、他にも適用可能な“空の借景”等の3つの“余白装置”を考案して建築に導入。屋根の連なりは柔らかな自然光も取込む屋根の詳細。 photo©木暮伸也
早川友和建築設計事務所による、栃木の「星乃珈琲店 宇都宮若松原店」。全国展開する店舗の新型の“ひな型”として計画。あらゆる敷地で“周辺と調和する”形式を求め、他にも適用可能な“空の借景”等の3つの“余白装置”を考案して建築に導入。屋根の連なりは柔らかな自然光も取込む南側外観 photo©木暮伸也
早川友和建築設計事務所による、栃木の「星乃珈琲店 宇都宮若松原店」。全国展開する店舗の新型の“ひな型”として計画。あらゆる敷地で“周辺と調和する”形式を求め、他にも適用可能な“空の借景”等の3つの“余白装置”を考案して建築に導入。屋根の連なりは柔らかな自然光も取込む客席全体を見る。 photo©木暮伸也

早川友和建築設計事務所が設計した、栃木の「星乃珈琲店 宇都宮若松原店」です。
全国展開する店舗の新型の“ひな型”として計画されました。建築家は、あらゆる敷地で“周辺と調和する”形式を求め、他にも適用可能な“空の借景”等の3つの“余白装置”を考案して建築に導入しました。また、屋根の連なりは柔らかな自然光も取込みます。店舗の場所はこちら(Google Map)

星乃珈琲店の新型店舗の設計。
店舗のテンプレートをつくり全国のロードサイドに展開していく飲食店である。

建築家によるテキストより

ロードサイドの敷地といっても当然ながら全国で周辺環境や気候、条件の何もかもが違ってくる。その条件が違う中でも、星乃珈琲店の基本テーマを踏襲しながら、全国のあらゆる敷地で周辺と調和する“余白”をもつ店舗形式が出来ないかと考えた。

建築家によるテキストより

具体的には

・地窓の箱庭
・濡縁アプローチ
・空の借景

という余白装置をつくり、これらを組み合わせながら日本のあらゆる風土に溶け込む手立てにならないかと考えている。

建築家によるテキストより
川合健二による、愛知・豊橋市のコルゲートハウス(1965年竣工)が宿泊施設に転用。1棟貸のホテルとして2023年9月から運営開始
川合健二による、愛知・豊橋市のコルゲートハウス(1965年竣工)が宿泊施設に転用。1棟貸のホテルとして2023年9月から運営開始

川合健二が設計した、愛知・豊橋市のコルゲートハウス(1965年竣工)が宿泊施設に転用されます。
1棟貸のホテルとして2023年9月から運営開始されるとの事です。宿泊施設としての公式サイトはこちら

コルゲートハウスとは、トンネルや地下鉄などに使われるコルゲートパイプを使った建築です。建築家である川合健二氏が、インフラから脱却し、自然の中で自給自足の生活を送りたいという想いで、自邸として建てました。日常から切り離された生活を味わえる究極の空間としてDOCOMOMO(モダン・ムーブメントにかかわる建物と環境形成の記録調査および保存のための国際組織)に選出されて話題となった個人住宅としてセルフビルドされた建物です。

リリーステキストより

以下に、その他の写真や宿泊プランも掲載します。

西下太一建築設計室による、愛媛・伊予市の「鳥ノ木の家」。南面接道の敷地に建つ設計者の両親の住居。環境を享受しつつ静かな日常を実現する建築を目指し、通りに対し低く構えた大屋根で“守りの環境”を構築。内と外の間に“多層のレイヤー”を設けて段階的に繋げる
西下太一建築設計室による、愛媛・伊予市の「鳥ノ木の家」。南面接道の敷地に建つ設計者の両親の住居。環境を享受しつつ静かな日常を実現する建築を目指し、通りに対し低く構えた大屋根で“守りの環境”を構築。内と外の間に“多層のレイヤー”を設けて段階的に繋げる外観 photo©藤村泰一
西下太一建築設計室による、愛媛・伊予市の「鳥ノ木の家」。南面接道の敷地に建つ設計者の両親の住居。環境を享受しつつ静かな日常を実現する建築を目指し、通りに対し低く構えた大屋根で“守りの環境”を構築。内と外の間に“多層のレイヤー”を設けて段階的に繋げる左:リビングダイニング、右:土間 photo©藤村泰一
西下太一建築設計室による、愛媛・伊予市の「鳥ノ木の家」。南面接道の敷地に建つ設計者の両親の住居。環境を享受しつつ静かな日常を実現する建築を目指し、通りに対し低く構えた大屋根で“守りの環境”を構築。内と外の間に“多層のレイヤー”を設けて段階的に繋げる土間から庭を見る。 photo©藤村泰一

西下太一建築設計室が設計した、愛媛・伊予市の「鳥ノ木の家」です。
南面接道の敷地に建つ設計者の両親の住居です。建築家は、環境を享受しつつ静かな日常を実現する建築を目指し、通りに対し低く構えた大屋根で“守りの環境”を構築しました。そして、内と外の間に“多層のレイヤー”を設けて段階的に繋げました。

60代の両親のための終の住処。

建築家によるテキストより

敷地は南面道路に巾広く接道しているものの、道路の向かいには住宅が建て並んでおり、単純に南面に依存するだけでは安心感が得られない。どこか身体的なスケールに欠けたこの敷地のなかに、いかに小さな人間味のある空間を生み出せるだろうか。

この場所の南向きの開けた光は強い「正」のエネルギーを持つ一方、ありのままに生活に受け入れるにはどこか晒され過ぎている。「静」を求める日常においては、「正」のエネルギーは感じつつも、それらと少し距離をとり、穏やかに過ごすことができるようにと考えはじめた。

建築家によるテキストより

まず、敷地全体に1枚の大屋根を掛け、通りに対して低く構える。全体の骨格として守りの環境をつくる。その基本的な骨格を維持しつつ、中間領域を整えていくことにした。

老後の住まいのシーンとして、例えば、孫を含めた子世帯が集まるといった活動的なひと時は幸せなハイライトである一方、日常はあくまで静かに穏やかに過ごしたい。暮らしの中にはシーンに応じた「気持ちのグラデーション」が生まれるものだ。

光を柔らかく拡散するルーバー板塀、緑陰と木漏れ日をもたらす庭、軒下、複数の建具で内外の繋がり方を調整できる大開口、土間、そしてメインの居場所となるLDK。「活動的な窓辺(土間)」と「奥の静かなソファコーナー(LDK)」という対の関係の間には、このような多層のレイヤーが内包され、グラデーショナルな繋がりが生まれている。

建築家によるテキストより
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UDSは「デザイン」と、事業性と社会性を実現するしくみ=「システム」でまちを豊かに楽しくすることを目指す組織です。
「デザイン性」と「事業性」、「社会性」を兼ね備えたまちをよりよくする「新しい選択肢の提案」に、企画、設計・施工、運営が連携して取り組む独特のスタイルで活動しています。

このたび、さらなる挑戦・事業拡大のため、建築企画職、建築設計職、プロジェクトデザイナー職を募集します。
今回は3つのチームが、それぞれメンバーを募集する形式となりますため、後半のチーム紹介記事を読んで頂いた上で、ご希望のチームに応募ください。

【UDSが目指すこと】
「まち」は社会を構成するひとりひとりの生活の場であり、働く場であり、また、時に来訪者として訪ねる場です。
そんなまちを「豊かに」「楽しく」するために、UDSでは以下の視点で取り組んでいます。

– 生活に、仕事に、旅に「あったらいいな」という機能/場を提供すること。
– そのまちに住み、働き、訪れる人が集まり、つながって、コミュニティが生まれコミュニケーションが育まれること。
– それぞれの地域独特の文化がつながっていき、また新しく生まれていくこと

こんな視点で、自分たちが「あったらいいな」と思う場を、新しい選択肢として社会に提案していくことを目指して活動しています。

ザハ・ハディド事務所による、中国・成都市の、橋「Jiangxi River Bridge」。自動車・自転車・歩行者の為の橋の計画。全長約300mを高さ約30mのアーチで支える構造で、形状は“彫刻的なランドマーク”としても機能。構造解析で200年に1度の気象現象にも耐えうる強度も担保
ザハ・ハディド事務所による、中国・成都市の、橋「Jiangxi River Bridge」。自動車・自転車・歩行者の為の橋の計画。全長約300mを高さ約30mのアーチで支える構造で、形状は“彫刻的なランドマーク”としても機能。構造解析で200年に1度の気象現象にも耐えうる強度も担保 photo©Arch Exist
ザハ・ハディド事務所による、中国・成都市の、橋「Jiangxi River Bridge」。自動車・自転車・歩行者の為の橋の計画。全長約300mを高さ約30mのアーチで支える構造で、形状は“彫刻的なランドマーク”としても機能。構造解析で200年に1度の気象現象にも耐えうる強度も担保 photo©Arch Exist
ザハ・ハディド事務所による、中国・成都市の、橋「Jiangxi River Bridge」。自動車・自転車・歩行者の為の橋の計画。全長約300mを高さ約30mのアーチで支える構造で、形状は“彫刻的なランドマーク”としても機能。構造解析で200年に1度の気象現象にも耐えうる強度も担保 photo©Liang Xue

ザハ・ハディド・アーキテクツが設計した、中国・成都市の、橋「Jiangxi River Bridge」です。
自動車・自転車・歩行者の為の橋の計画です。全長約300mを高さ約30mのアーチで支える構造で、形状は“彫刻的なランドマーク”としても機能します。また、構造解析で200年に1度の気象現象にも耐えうる強度も担保されました。


こちらはリリーステキストの翻訳です

成都の西線道路に架かる一連の橋の最初のものとなる全長295メートルの新しい成都西第一橋は、中国四川省の沱江の支流である江西江に架かかっています。

中央支間長185メートル、副支間長55メートル、川岸まで届く成都西第一橋梁は、蛇行する江西川に架かる道路、自転車、歩行者用の橋です。そして、西線道路が空港新都市リングロードとサイクリングルートの西側区間になることを可能にします。

アーチは120~250メートルのスパンに対して最も効率的な橋構造を提供するため、この左右対称の橋は、道路デッキの両側から立ち上がる2つの主要な鋼鉄製アーチで構成されています。上昇するにつれて、アーチは共に傾き、そのクラウンの部分で接線方向に触れ、横方向の風力から構造を安定させます。

橋を支える橋脚と橋台のダイナミックな曲率は、橋の主要なアーチと道路デッキに向かって細くなり、成都の交通インフラにおける彫刻的なランドマークとなっています。

ザハ・ハディド・アーキテクツ(ZHA)は、2019年の設計コンペに続いて橋の建設を依頼され、デザインのデジタルモデル上で構造解析ソフトウェアを使用しました。すべての材料の自重、積載荷重、交通荷重、さらに風や温度などの環境的な考慮事項を検討し、この分析によって、構造と基礎が200年に一度の気象現象に要求される基準を上回るように設計されていることが確認されました。

佐藤文+鹿嶌信哉 / K+Sアーキテクツによる、東京の「新宿SOHO」。企業の拠点機能と生活空間を内包する計画。“個性と存在感”を求め、そびえ立つ“凛とした佇まい”と遺跡の様な“長い時間軸”を備えた建築を志向。常に仕事に向合う為に“会社の一部に住空間を挿入”する様に作る
佐藤文+鹿嶌信哉 / K+Sアーキテクツによる、東京の「新宿SOHO」。企業の拠点機能と生活空間を内包する計画。“個性と存在感”を求め、そびえ立つ“凛とした佇まい”と遺跡の様な“長い時間軸”を備えた建築を志向。常に仕事に向合う為に“会社の一部に住空間を挿入”する様に作る東側外観 photo©上田宏
佐藤文+鹿嶌信哉 / K+Sアーキテクツによる、東京の「新宿SOHO」。企業の拠点機能と生活空間を内包する計画。“個性と存在感”を求め、そびえ立つ“凛とした佇まい”と遺跡の様な“長い時間軸”を備えた建築を志向。常に仕事に向合う為に“会社の一部に住空間を挿入”する様に作る2階、執務スペース photo©上田宏
佐藤文+鹿嶌信哉 / K+Sアーキテクツによる、東京の「新宿SOHO」。企業の拠点機能と生活空間を内包する計画。“個性と存在感”を求め、そびえ立つ“凛とした佇まい”と遺跡の様な“長い時間軸”を備えた建築を志向。常に仕事に向合う為に“会社の一部に住空間を挿入”する様に作る4階、キッチンとダイニング photo©上田宏

佐藤文+鹿嶌信哉 / K+Sアーキテクツが設計した、東京・新宿区の「新宿SOHO」です。
企業の拠点機能と生活空間を内包する計画です。建築家は、“個性と存在感”を求め、そびえ立つ“凛とした佇まい”と遺跡の様な“長い時間軸”を備えた建築を志向しました。また、常に仕事に向合う為に“会社の一部に住空間を挿入”する様に作りました。

敷地は新宿と飯田橋の中間地点にあたる牛込原町にある。
江戸時代には、武家地・寺社地として下町情緒のある界隈であった。今も寺社の森が点在し、近くには古くから営む小さな印刷所や、古い民家が散見され、下町の風情を残している。

一方で大久保通り沿いには高層マンション建ち並び、寺社の森と新旧の対比を見せている。敷地はその大通りから一本入った袋小路の私道に面していて、戸建て住宅やアパートなど10軒程が密集して建っているエリアにある。

建築家によるテキストより

クライアントは敷地面積が60㎡弱の小さな土地を購入し、会社の拠点機能と住宅機能を兼ね備えた建物を作り、世界に向けて情報発信をするための基地にしようと考えた。

仕事とプライベートの境が無く24時間仕事と向き合う特異な生活形態を反映して、この建物も仕事場と住まいの境が無い計画になっている。会社としては社員数が相当数いるものの、コロナ以前から全員がリモートワークで執務をしていて、ごく稀に対面で会議をする程度であるとのことだ。ある時は職場であり、ある時は住まいであり、ある時はメディアスタジオにもなるフレキシブルなプログラムが要求された。SOHOと言えど、住空間+αの執務スペースではなく、会社の一部に住空間が挿入されたようなプログラムである。

会社の拠点機能を持つ建築として力強い個性と存在感を示すために、どのような建築であるべきなのかを模索することとなった。

建築家によるテキストより

世界発信の基地としては空にそびえ立つような建築が相応しいと考えていた。
そこで、天空率を使用し、建物形状と高さの検討を重ね、建物の両サイドのボリュームを欠き取ることで建物高さを最大限確保することにした。幅員の狭い前面道路からは建物を仰ぎ見る形となり、空にそびえ立つ凛とした佇まいの建築になる。

また、どこにでもあるような近代的なビルではなく、石切場か遺跡のような長い時間軸に寄り添う建築にし、存在感を示したいと考えた。将来周辺の建物が建て替わっても、この場に静かに存在し続けるような力強いデザインイメージである。

建築家によるテキストより

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