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内藤廣の講演会の動画。自身の建築展「建築家・内藤廣/BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い」の開催に合わせて2023年9月に行われたもの 青木淳の東京藝術大学退任記念展「雲と息つぎ」。同大学敷地内の“陳列館”を舞台に開催。“建築とは何か?”という自問自答を促される展覧会。青木と助手の笹田侑志が学生達と議論した構想を様々な協力も得てDIYで完成させる
青木淳の東京藝術大学退任記念展「雲と息つぎ」。同大学敷地内の“陳列館”を舞台に開催。“建築とは何か?”という自問自答を促される展覧会。青木と助手の笹田侑志が学生達と議論した構想を様々な協力も得てDIYで完成させる建物の横に設けられた長い高床の廊下の様なスペース photo©architecturephoto
青木淳の東京藝術大学退任記念展「雲と息つぎ」。同大学敷地内の“陳列館”を舞台に開催。“建築とは何か?”という自問自答を促される展覧会。青木と助手の笹田侑志が学生達と議論した構想を様々な協力も得てDIYで完成させる1階展示室、ほぼ目線の高さに布の帯が張られている。 photo©architecturephoto
青木淳の東京藝術大学退任記念展「雲と息つぎ」。同大学敷地内の“陳列館”を舞台に開催。“建築とは何か?”という自問自答を促される展覧会。青木と助手の笹田侑志が学生達と議論した構想を様々な協力も得てDIYで完成させる2階展示室 photo©architecturephoto

青木淳の東京藝術大学退任記念展「雲と息つぎ ―テンポラリーなリノベーションとしての展覧会 番外編―」です。
同大学敷地内の“陳列館”を舞台に開催されています。“建築とは何か?”という自問自答を促される展覧会です。また、青木と助手の笹田侑志が学生達と議論した構想を様々な協力も得てDIYで完成させました。会期は2023年11月18日~2023年12月3日。入場料は無料です。展覧会の公式ページはこちら

本展は、東京藝術大学美術学部建築科において5年間教鞭を執ってきた青木淳の退任記念展です。青木の研究室では、毎年修士1年が、「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会」を企画、実践してきましたが、今回はその「番外編」として青木が主導し、同テーマで開催されるものです。テンポラリーなリノベーションが施されるのは、東京藝術大学陳列館です。

建築とは、私たちに先立っていまここに存在している環境に対して、想像力をもって働きかけ、私たちの存在の基盤である環境そのものを揺り動かすことと、青木は考えてきました。一見、盤石の存在に見える目の前の環境もまた、それぞれの人の意志によって改変できるし、またそうすることによって、私たちは「自由」になれるものです。建築とは、単に建築物をつくるということよりも広く、環境へのそうした働きかけを指す概念であると考えてきたわけです。

青木は、大学という場で、実務的な意味での「建築」の基盤となる、概念的な意味での「建築」を後進に伝えようとしてきました。

東京藝術大学陳列館は、1929年に、岡田信一郎の設計により、大学の展示空間として建てられた建築です。以来そこでは、数多くの展覧会が開催されてきましたが、今回はその陳列館自体を「展示」するものと言えます。展示としてのそのリノベーションは、しかしインスタレーションにより、いつもの陳列館とは異なる陳列館に変貌させるということを目的としたものではありません。そうではなく、いつもは展示を支える背景としてあまり意識されていない潜在的な空間の質を、最小限の手つきで、いつもの陳列館に見出すことを目標としています。

建築はまた、特定の個人に帰属する「作品」に収束するのとは逆に、多くの人に開かれ広がることを目指すものです。それゆえ、本展では、教育研究助手、修士1年の学生たちはもちろんのこと、菊地敦己、小金沢健人、中村竜治の3人に加わってもらい、主体のさらなる重層化を図っています。

リリーステキストより

以下に、アーキテクチャーフォトによるレポートと会場写真を掲載します。

安藤忠雄による、オーストラリア・メルボルンの「MPavilion 10」。建築家が招聘されパヴィリオンを造る企画の10番目の作品。人々の記憶に永遠に残る存在を求め、古代からの秩序をもたらす手段“原初の幾何学形態”を用いた建築を考案。人間の想像の原点となる“余白”を生み出す
安藤忠雄による、オーストラリア・メルボルンの「MPavilion 10」。建築家が招聘されパヴィリオンを造る企画の10番目の作品。人々の記憶に永遠に残る存在を求め、古代からの秩序をもたらす手段“原初の幾何学形態”を用いた建築を考案。人間の想像の原点となる“余白”を生み出す photo©John Gollings, courtesy of MPavilion
安藤忠雄による、オーストラリア・メルボルンの「MPavilion 10」。建築家が招聘されパヴィリオンを造る企画の10番目の作品。人々の記憶に永遠に残る存在を求め、古代からの秩序をもたらす手段“原初の幾何学形態”を用いた建築を考案。人間の想像の原点となる“余白”を生み出す photo©John Gollings, courtesy of MPavilion
安藤忠雄による、オーストラリア・メルボルンの「MPavilion 10」。建築家が招聘されパヴィリオンを造る企画の10番目の作品。人々の記憶に永遠に残る存在を求め、古代からの秩序をもたらす手段“原初の幾何学形態”を用いた建築を考案。人間の想像の原点となる“余白”を生み出す photo©John Gollings, courtesy of MPavilion
安藤忠雄による、オーストラリア・メルボルンの「MPavilion 10」。建築家が招聘されパヴィリオンを造る企画の10番目の作品。人々の記憶に永遠に残る存在を求め、古代からの秩序をもたらす手段“原初の幾何学形態”を用いた建築を考案。人間の想像の原点となる“余白”を生み出す photo©John Gollings, courtesy of MPavilion

安藤忠雄が設計した、オーストラリア・メルボルンの「MPavilion 10」です。
建築家が招聘されパヴィリオンを造る企画の10番目の作品です。建築家は、人々の記憶に永遠に残る存在を求め、古代からの秩序をもたらす手段“原初の幾何学形態”を用いた建築を考案しました。そして、人間の想像の原点となる“余白”を生み出しました。2024年3月28日まで公開されています。MPavilionの公式サイトはこちら

メルボルンの人々の心のオアシス、ビクトリア公園の「緑」の只中に永遠に残る風景をつくる。
物質それ自体や形式ではなく、記憶として、人々の心の中で永遠に生き続ける風景だ。

建築家によるテキストより

必要なのは、「母なる自然」に対峙するべく、徹底してモノを削ぎ落した、無地のキャンバスのような「余白」の建築である。
そんな空間の純度を獲得するために、
古代エジプトの時代から、地上に秩序をもたらすための唯一無二の手段であった幾何学、古ギリシアで、哲学の言葉となった原初の幾何学形態を用いる。
人間の理性の表徴、その創造の原点たる〇と□からなる「余白」の建築だ。

建築家によるテキストより

その「余白」に光や風が引き込まれたとき、空間に生命が吹き込まれる。
その「余白」で異なる個が集い出会うとき、対話という最も刺激的なハプニングが起る。
その「余白」が大地の緑に溶け込むとき、現れるのは境界のない創造の小宇宙である。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 医療施設と住宅を中心に、日本全国を活動範囲とする「株式会社 平岡建築デザイン」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)を募集中
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医療施設と住宅を中心に、日本全国を活動範囲とする「株式会社 平岡建築デザイン」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

株式会社平岡建築デザインでは、大阪オフィスの設計スタッフを募集いたします。

住宅、医療施設を中心に、オフィスや商業施設、インテリア等、多岐にわたるプロジェクトに携わる設計事務所です。活動範囲は日本全国ですが、最近は海外からもお声がけいただくようになりました。

2000年の開設時から、着実に業務範囲を広げてきました。個人事務所からのスタートでしたが、スタッフの待遇改善や、将来的に長く事務所が続けられるように2016年に株式会社化しました。現在は設計スタッフ5人、事務スタッフ1人の計6人で協力しあいながら仕事をしています。今後は今までの実績をもとに次の世代につなげていく予定です。

基本設計から実施、申請、現場監理など一貫して担当し、また構造設計者や設備設計者、照明プランナーやランドスケープ、グラフィックデザイナーなど、多方面の方々と組んで仕事を進めながら、プロジェクトリーダーとしての能力を学んでいただきたいと思います。

多くの仕事はホームページからの依頼です。あらかじめ実績を見てからの依頼ですので、高い着地点を目指してプロジェクトに取り組める環境です。一つ一つの規模も年々大きくなってきており、新しいチャレンジができ、やりがいを感じていただけると思います。様々な受賞やメディア掲載実績も増えて、社会的な認知度も高くなりました。

オフィスは地下鉄の最寄り駅すぐです。都心では珍しく、大きく開いた窓から公園の緑を眺められる気持ちの良い環境で、フリーアドレスを採用しています。

まだまだ発展途上の私たちですが、一緒に取り組んでいただける方を募集します。

【ap job更新】 福祉施設を中心とし、大小様々な規模の建築を手掛ける「わくわくデザイン」が、設計スタッフ(正社員・パート)と学生アルバイトを募集中
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【ap job更新】 福祉施設を中心とし、大小様々な規模の建築を手掛ける「わくわくデザイン」が、設計スタッフ(正社員・パート)と学生アルバイトを募集中奄美大島世界遺産センター

福祉施設を中心とし、大小様々な規模の建築を手掛ける「わくわくデザイン」の、設計スタッフ(正社員・パート)と学生アルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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地域づくりの拠点となる建築を一緒に提案していきませんか。

1)わくわくデザインの視点
建築からまちを元気にしたい、と考えている事業主様から依頼を受けることが多いのが現状です。
それぞれの地域は、より複雑化した課題に直面しています。地域の特性や課題を読み解き、事業主様と一緒に、どうあるべきかを考え、わくわくする場が生まれる提案を目指しています。

そのためには、
・人の心を動かすプランニングのあり方
・日々の人生が楽しくなる空間デザイン
の両立が重要であると考えています。

また、業務の各段階では、以下のことを重視しています。
・空間ディテールをイメージさせつつ、計画段階から提案する
・設計では、模型検討によりフィジカルな空間を提案する
・工事監理では、品質の高い仕上がりを目指す

2)わくわくデザインで身につくこと
・建築にできること、がこれほど効力があるのかと、毎回、感じさせられています。
・建築士として社会に貢献できる力を身につけることができるかと思います。
・建築士として、必要と考えているスキルは、課題の読み解きと理解、進むべき方向の抽出、プランニング、デザイン化、ディテールのこだわりと考えています。長所をのばし、短所をスタッフ間で勉強できるような業務体制を考えています。
・一社会人として必要と思われる、提案力・業務推進力を教授できればと思っています。
・各プロジェクトに対して主体的に関わってもらう体制を考えています。

3)メッセージ
・代表・スタッフともに、特徴を活かし合ったチームを目指しています!
・将来のビジョンを共有し、それに向かっていくことに必要なことは応援したいと思っています。
・業務の中で身につけられることもアドバイスできればと思います。

武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る外観 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作るピロティから玄関を見る。 photo©小関克朗
武田幸司 / Ginga architectsによる、山形市の住宅「空と軒下の間」。積雪と猛暑が特徴の地域での計画。除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案。上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作る2階、左:ダイニングキッチン、中:吹抜、右:リビング photo©小関克朗

武田幸司 / Ginga architectsが設計した、山形市の「空と軒下の間 / 山形の住宅」です。
積雪と猛暑が特徴の地域での計画です。建築家は、除雪と日差しへの対応を意図し、諸室を持上げて地上階を駐車や遊びの為の“半外部空間”とする構成を考案しました。また、上階は中央に吹抜を設けて“空への意識を高める”一室空間として作られました。

山形市中心部の密集地に立つ、軒下空間と空いた中庭から、ぽっかりと切り取られた空が見える、平家のボリュームが軽やかに浮かんで見えるような住宅である。

敷地は、山形城址北東部、2、3階建ての建物や貸駐車場に隣接する山形市の中では街中の建物が混在する密集敷地である。
眺望が望める環境とはなかなか言い難い。奥に両親が住む母屋があり、手前を貸し駐車場としていた場所へ、住宅を増築する計画である。

家族分の駐車場としての台数を確保すること(山形では家族一人一台が基本である)、奥の母屋へのアプローチを確保すること、街中でありながらも抜けのある開放的で魅力的なリビングなどを求められた。

建築家によるテキストより

私も出身は山形であり、気候条件は肌身をもって重々承知である。冬は雪が多く降り寒く、夏は盆地特有の厳しい暑さになる過酷な気候条件の山形という土地柄のことも考慮し、1階はできるだけガランとしたピロティ形式とし、それ以外の居住空間を2階に持ち上げる建ち方とした。そうすることで、母屋へのアプローチを確保し、家族分の駐車場を確保している。

建築家によるテキストより

1階は玄関と寝室空間を最小限に設け、それらのボリュームを柱脚に見立て、ほとんどがピロティになっている。除雪をしなくてよい駐車場空間であったり、暑い日差しから守られた風の抜ける軒下空間は、子供の遊び場やBBQスペースなど第2のリビングと呼べるような豊かな半外部空間が街に開かれている。

2階ボリュームは、真ん中にぽっかりと余白となる中庭吹き抜けを持つロの字型の形状になっている。外周の開口部を極力絞り高さを低く抑え、真ん中の中庭に高さをだすことで、空への意識を高めるワンルームの空間にしている。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 大石雅之建築設計事務所が、設計スタッフ (既卒・経験者) を募集中
【ap job更新】 大石雅之建築設計事務所が、設計スタッフ (既卒・経験者) を募集中
【ap job更新】 大石雅之建築設計事務所が、設計スタッフ (既卒・経験者) を募集中祐天寺の集合住宅 photo©shun fukuda

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大石雅之建築設計事務所では設計スタッフを募集します。

私たちの事務所は小規模設計事務所ですが、これまで様々な用途の建築を設計してきました。
家具設計、店舗内装、戸建住宅、集合住宅、歯科医院、動物病院、寺の庫裏、神社の拝殿、社務所、休憩所、大正時代の建物を公共施設へ改修、など多岐にわたります。

美術館での展示会場構成、美術作家の大型立体作品の設計製作などのプロジェクトでも実績があり、美術に関心のある人が多い事務所です。

どのプロジェクトもそのときどきで担当スタッフと繰り返し打合せをしながら、先入観のある機能主義とは違った考えでものをつくることを目指してきました。プロジェクトの状況によっては自主施工や現場監督的な業務を行うこともありますが、設計が閉鎖的にならないための一つの手段として、商業的な生産方法に代わるものと捉えています。

シンプルな考え方、経済性、持続可能性を尊重し、また、一時的なもの、壊れやすいもの、平凡なものに内在する感覚を大切にしながら、構成よりも構築を重視して設計に取り組んでいます。

現在、住宅や店舗などのプロジェクトがすすんでおり、また、プロポーザルコンペ等への参加も継続的に行っていきます。

私たちの仕事に興味がある方、ご応募をお待ちしてます。

【ap job更新】 二子玉川を拠点に、住宅から医療福祉施設まで幅広く手掛ける「向山建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)を募集中
【ap job更新】 二子玉川を拠点に、住宅から医療福祉施設まで幅広く手掛ける「向山建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)を募集中
【ap job更新】 二子玉川を拠点に、住宅から医療福祉施設まで幅広く手掛ける「向山建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)を募集中パティオ梅が丘E/W(集合住宅)

二子玉川を拠点に、住宅から医療福祉施設まで幅広く手掛ける「向山建築設計事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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向山建築設計事務所では個人住宅、集合住宅、医療福祉施設、教育施設、オフィスなど幅広く設計しています。
ひとつひとつ、より良く品質向上をめざすため一緒に設計してくれるスタッフを2名ほど募集します。

代表の向山博は鹿島建設建築設計部(KAJIMA DESIGN)、シーラカンスK&Hにて保養所、小学校、集合住宅、個人住宅の設計に携わり、2003年独立。最近は、2016年2019年にグッドデザイン賞を受賞している集合住宅、医療福祉施設の設計にも力を注いでいます。

現在、これから初プレゼンの段階のものから、基本設計、実施設計、現場と各段階のプロジェクトが並行して進んでいます。弊社は少人数なので、入社すると担当物件を持ち、初期から現場まで一貫して設計に携わってもらいます。規模によっては複数担当することで、様々な過程の物件にかかわることで短期間に多くのことを学び、成長することが可能です。将来独立を志す方にとっては、必要な経験だと思います。
心から建築が好きという情熱にあふれている方のご連絡をお待ちしております。

伊原慶+三角俊喜 / TA+Aによる、東京の「セントラルクリニック世田谷」。崖線の丘上に建つ高性能機器を備える診療施設。精神と身体の負荷軽減を求め、周囲の緑を引き入れた検査後を安静状態で過ごせる空間を備えた建築を考案。外装に“テラコッタルーバー”を配して賑やかさと陰影も付与
伊原慶+三角俊喜 / TA+Aによる、東京の「セントラルクリニック世田谷」。崖線の丘上に建つ高性能機器を備える診療施設。精神と身体の負荷軽減を求め、周囲の緑を引き入れた検査後を安静状態で過ごせる空間を備えた建築を考案。外装に“テラコッタルーバー”を配して賑やかさと陰影も付与鳥瞰 photo©小川重雄
伊原慶+三角俊喜 / TA+Aによる、東京の「セントラルクリニック世田谷」。崖線の丘上に建つ高性能機器を備える診療施設。精神と身体の負荷軽減を求め、周囲の緑を引き入れた検査後を安静状態で過ごせる空間を備えた建築を考案。外装に“テラコッタルーバー”を配して賑やかさと陰影も付与外観、道路側より見る。 photo©小川重雄
伊原慶+三角俊喜 / TA+Aによる、東京の「セントラルクリニック世田谷」。崖線の丘上に建つ高性能機器を備える診療施設。精神と身体の負荷軽減を求め、周囲の緑を引き入れた検査後を安静状態で過ごせる空間を備えた建築を考案。外装に“テラコッタルーバー”を配して賑やかさと陰影も付与3階、ラウンジ photo©小川重雄
伊原慶+三角俊喜 / TA+Aによる、東京の「セントラルクリニック世田谷」。崖線の丘上に建つ高性能機器を備える診療施設。精神と身体の負荷軽減を求め、周囲の緑を引き入れた検査後を安静状態で過ごせる空間を備えた建築を考案。外装に“テラコッタルーバー”を配して賑やかさと陰影も付与3階、屋上テラス photo©小川重雄

伊原慶+三角俊喜 / TA+Aが設計した、東京の「セントラルクリニック世田谷」です。
崖線の丘上に建つ高性能機器を備える診療施設の計画です。建築家は、精神と身体の負荷軽減を求め、周囲の緑を引き入れた検査後を安静状態で過ごせる空間を備えた建築を考案しました。また、外装に“テラコッタルーバー”を配して賑やかさと陰影も付与しています。

緑や起伏に富み多摩川が10万年かけて削ってできた台地「国分寺崖線」の丘上に建つ、高性能MRIとPET-CT等の検査機器を持ち定期検診と地域の病院との医療連携を行う診療施設である。玉川八景として景勝地や保養の場で知られ長年文化と緑量を積み重ねた場で、周囲の緑を建築のフレームの中に柔らかく引き入れ、景観を繋ぎ止めることを目指した。

建築家によるテキストより

世界中でも特に健診大国である我が国では、近年の健康増進や健康維持についての意識の高まりに対して、医療機器の高性能化により未病の状態でもより精細に心身の健康管理ができるが、一般的には病院での検査は精神的にも身体的にも負荷を伴うものである。この施設では特に、検査後に安静状態でリカバリーする時間を快適に過ごす空間と自然を眺めながら寛ぐ最上階のラウンジ空間により、気持ちよく受診できる施設構成を持つ事で他施設との差別化を図った。

建築家によるテキストより

また世田谷区内に先端画像診断機器を用いた高精度検診が行える施設が多くないため、周辺病院との地域医療連携を図り貢献する診療施設としても役割を担う。都内で二番目に緑化率が高い世田谷区の中でも特に緑が多い周辺景観を持つ上野毛で、国分寺崖線の多様な植生や生態系を受け入れる柔らかさと、医療機器の設置の為に求められる放射性同位体などの区画が持つ堅牢さを合わせ持ちながら、周辺景観に寄与する事を考えた。

建築家によるテキストより
中田敦大による、大阪・豊中市の住戸改修「光縁の家」。躯体に特徴がある区画をリノベした設計者の自邸。天井形状等を活かす設計を意図し、上部を照射する“光縁”と名付けた間接照明を備えた空間を考案。私的領域はリビングと繋げつつ“緩やかに距離を取る”ように配置
中田敦大による、大阪・豊中市の住戸改修「光縁の家」。躯体に特徴がある区画をリノベした設計者の自邸。天井形状等を活かす設計を意図し、上部を照射する“光縁”と名付けた間接照明を備えた空間を考案。私的領域はリビングと繋げつつ“緩やかに距離を取る”ように配置キッチンからリビングダイニングを見る。 photo©アイフォト 伊藤彰
中田敦大による、大阪・豊中市の住戸改修「光縁の家」。躯体に特徴がある区画をリノベした設計者の自邸。天井形状等を活かす設計を意図し、上部を照射する“光縁”と名付けた間接照明を備えた空間を考案。私的領域はリビングと繋げつつ“緩やかに距離を取る”ように配置リビングからベッドルーム側を見る。 photo©アイフォト 伊藤彰
中田敦大による、大阪・豊中市の住戸改修「光縁の家」。躯体に特徴がある区画をリノベした設計者の自邸。天井形状等を活かす設計を意図し、上部を照射する“光縁”と名付けた間接照明を備えた空間を考案。私的領域はリビングと繋げつつ“緩やかに距離を取る”ように配置ベッドルームからリビングを見る。 photo©アイフォト 伊藤彰

中田敦大が設計した、大阪・豊中市の住戸改修「光縁の家」です。
躯体に特徴がある区画をリノベした設計者の自邸です。建築家は、天井形状等を活かす設計を意図し、上部を照射する“光縁”と名付けた間接照明を備えた空間を考案しました。また、私的領域はリビングと繋げつつ“緩やかに距離を取る”ように配置されました。

斜めの屋根形状や鉄筋コンクリートの垂れ壁など、既存躯体が特徴的な中古マンションにおけるリノベーション計画。
自邸として家族のライフスタイルに合わせて設計を行った。

建築家によるテキストより

屋根形状に沿って天井を貼り鉄筋コンクリートの垂れ壁は現しとするなど、既存躯体の特徴を最大限活かした上で、色調を合わせた素材の使用によって空間には統一感を持たせている。

建築家によるテキストより

家の外周部には「光縁(ヒカリブチ)」と名付けた間接照明を廻して斜めの天井を介して家全体を照らし、各空間を繋げている。

建築家によるテキストより
成田和弘+成田麻依 / kufuによる、広島市の、住宅兼ギャラリー「tobe」。祖母宅に隣にアートを集める施主家族の為に計画。祖母との繋がりとギャラリー運営を考慮し、住宅側の全面が開口部で多様な性質の部屋が並列する建築を考案。既存建物の景色の維持を意図して“視線の抜け”も作る
成田和弘+成田麻依 / kufuによる、広島市の、住宅兼ギャラリー「tobe」。祖母宅に隣にアートを集める施主家族の為に計画。祖母との繋がりとギャラリー運営を考慮し、住宅側の全面が開口部で多様な性質の部屋が並列する建築を考案。既存建物の景色の維持を意図して“視線の抜け”も作る外観、夕景 photo©藤井浩司 TOREAL
成田和弘+成田麻依 / kufuによる、広島市の、住宅兼ギャラリー「tobe」。祖母宅に隣にアートを集める施主家族の為に計画。祖母との繋がりとギャラリー運営を考慮し、住宅側の全面が開口部で多様な性質の部屋が並列する建築を考案。既存建物の景色の維持を意図して“視線の抜け”も作る「小さいへや」 photo©藤井浩司 TOREAL
成田和弘+成田麻依 / kufuによる、広島市の、住宅兼ギャラリー「tobe」。祖母宅に隣にアートを集める施主家族の為に計画。祖母との繋がりとギャラリー運営を考慮し、住宅側の全面が開口部で多様な性質の部屋が並列する建築を考案。既存建物の景色の維持を意図して“視線の抜け”も作るデッキと祖母の住宅。 photo©藤井浩司 TOREAL
成田和弘+成田麻依 / kufuによる、広島市の、住宅兼ギャラリー「tobe」。祖母宅に隣にアートを集める施主家族の為に計画。祖母との繋がりとギャラリー運営を考慮し、住宅側の全面が開口部で多様な性質の部屋が並列する建築を考案。既存建物の景色の維持を意図して“視線の抜け”も作る「料理のへや」 photo©藤井浩司 TOREAL

成田和弘+成田麻依 / kufuが設計した、広島市の、住宅兼ギャラリー「tobe」です。
祖母宅に隣にアートを集める施主家族の為に計画されました。建築家は、祖母との繋がりとギャラリー運営を考慮し、住宅側の全面が開口部で多様な性質の部屋が並列する建築を考案しました。また、既存建物の景色の維持を意図して“視線の抜け”も作られました。

お施主さんからの要望は所有するartと暮らす。artで生きる。
加えて高齢になったお施主さんのお祖母ちゃんと同居し、ひ孫とも生活を共にすることで元気にしたいという要望もあった。

敷地は広島市内の住宅街。お祖母ちゃんが所有する土地には3階建てのアパートが建ち、1・2階はお祖母ちゃんが生活、3階は賃貸として別の家族が生活している。周囲には小道が走り、狭いわりには地域の人の生活動線として常に人通りがある。お祖母ちゃんとの距離感、これからのギャラリー運営、生活リズム、色々と打合せをしていくうちに、お祖母ちゃんとの同居は新しく別棟増築という解答に至った。

建築家によるテキストより

まず本建物はこの小道に沿ってお祖母ちゃんのアパートを抱え込むように配置した。
アパートに対しては全面掃き出し窓とすることで、建物からはお祖母ちゃんを見守ることができて、お祖母ちゃんはどこからでも入ってくることができる。また小道に対して圧迫感を与えないように、建物の外殻を各部屋ごとのスケールまで落とし込み、更に部屋の間に隙間を設けることで、視線の抜けと、街に対してartを開くような余白を設けた。

建築家によるテキストより

既存棟のお祖母ちゃんの寝室窓からの景色はできるだけ変えないために、増築側にも今まで通りの視線の抜けを作った。毎年春に咲くピンクと白の2本のハナミズキも残した。お祖母ちゃんとの生活の距離感を、くねくねデッキの形状で建築的に落とし込んだ。既存と増築の建物間にある内外の境界を曖昧にすることで、別棟だが同居しているような、光も景色も透す薄いカーテン一枚の距離感を実現させた。

家の中でギャラリーを営む際に、プライベートな生活用途であるトイレやキッチン、浴室にもartを添えてギャラリーとして開放していく想定なため、全ての部屋がartの背景として機能する必要があった。そのため、どうしても用途が変えられないこれらの部屋以外の、他の各部屋には特に用途を決めず、光であふれる部屋、左右対称の部屋、天井がとんでもなく高い部屋など特徴のみを与え、できるだけ並列な展示空間とし、それらを外廊下で繋げた。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス[期間:2023/11/13-11/19]
最も注目を集めたトピックス[期間:2023/11/13-11/19]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2023/11/13-11/19)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 小堀哲夫建築設計事務所が、吉祥寺の「武蔵野公会堂改修」設計プロポで最優秀提案者に選定。次点者は、青木淳と品川雅俊のAS
  2. 後藤周平建築設計事務所による、静岡・浜松市の「山手の家」。作品を集める施主家族の為に計画。生活と収集物が混ざり合う場を目指し、内外に8つのレベル差があり多方向に“視線が抜ける”構成を考案。展示する写真を窓に見立て実際の開口と並置して内部空間に奥行きも与える
  3. 橋本尚樹 / NHAによる、千葉・成田市の「玉造幼稚園」。深い森に覆われた古来の遺構も残る土地に計画。森を“主役”とする在り方を求め、“森に走りだせる形式”と“守られた安心感”を兼ね備える建築を志向。回廊で囲んだ建物の中央に明るい屋外広場のある構成を考案
  4. 遠藤克彦建築研究所による「高知県本山町新庁舎」。庁舎建築の現状にも向合う計画。共用と執務のエリアの“拡張”的な両立を求め、柱と梁の“ストラクチャー”の中で全ての“エレメント”を等価に集合させる設計を実践。機能に支配されない一室空間の様な建築を造る
  5. 栗本祐輔 / クリテクツと佐藤秀デザインによる、東京の集合住宅「番町會所」。都心の賃貸と施主住戸等を内包する建築。密集地での“付加価値提供”を目指し、4つの専有部ユニットを中央の共用部で繋ぐ構成で全方位に開口を持つ住戸群を実現。余裕を持たせた共用廊下は交流空間としても機能
  6. 藤本壮介+東畑建築事務所+梓設計による、2025年大阪・関西万博の「大屋根(リング)」。外側高さ約20mで内径約615mの世界最大級の木造建築。会場の主動線として交通空間であると共に、雨風等を遮る快適な滞留空間としても機能。屋上には緑の丘が広がり瀬戸内海の景観を眺望
  7. 藤原・室 建築設計事務所による、兵庫・神戸市の「岡本の家」。閑静な住宅街の三角形の敷地。“容積の確保”と“街並みとの調和”の両立を求め、二層分の外壁を分割して間に開口部を設けた“圧迫感を緩和”する建築を考案。視線と風が抜ける空間は“街との繋がり”も感じさせる
  8. SAKUMAESHIMA / 朔永吉+前嶋章太郎による、東京・港区の「博報堂本社エントランス」。受付機能に加えて打合せやイベントも行う場所。多様な状況の許容と会社の顔としての格式を求め、壁面や設備等の色味を統一して“圧迫感とノイズ”を消去する空間を志向。家具を組合せた場づくりで“可変性”も実現
  9. 栫井寛子+徳永孝平 / atelier SALADによる、鹿児島市の「薬師温泉」。公園の隣の歴史ある銭湯の改修。愛され続ける為の“現代的な価値”の拡大を目指し、周辺と繋がる“大きく開かれた”空間を志向。土の塊から窓部分をくり抜いた様なファサードで内外を接続すると共に交流も促す
  10. 花本大作建築設計事務所による、広島・呉市の「広本町の家」。様々な用途や規模の建物が並ぶ商店街の敷地。周囲の“雑多さ”と連続する在り方を求め、必要諸室を分解して“再構築”した“中心性の弱い構成”の建築を考案。街を散策する様な小さな場面が連続する空間を生み出す
  11. 伊東豊雄が、NHKのテレビ番組「最後の講義」に出演。予告動画も公開
  12. 塩入勇生+矢﨑亮大 / ARCHIDIVISIONによる、さいたま市の住戸改修「PATCH」。30代の施主家族の為に計画。間仕切の撤去で回遊動線を作り、部分的解体で木と鉄のフレームを挿入して“空間の彩り”と“生活の骨格”を創出。“最小限の補修”の前提の下に“新旧に捉われない自由さ”を生み出す
  13. 浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る
  14. 徳山史典+弓削純平 / UNQUOTEによる、東京・千代田区の「オフィスF」。長方形平面の区画での計画。施工費を削減しつつ豊かな空間性の構築を求め、諸機能を詰込んだ“箱状のヴォリューム”を複数の動線空間を作るように配置。工事範囲を限定すると共に非工事範囲にも新たな役割を与える
  15. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  16. スノヘッタによる、中国・香港の複合ビル「AIRSIDE」。空港の跡地の事務所や商業施設を内包する建築。繊維産業で栄えた地域の歴史を尊重し、外観から内装に至るまで“テキスタイル”の特徴を連想させる意匠を考案。アイコンとして存在すると共に活気ある公共領域も提供
  17. 大室佑介アトリエ / atelier Ichikuによる、東京・練馬区の「Haus-012」。所有地の一部を売却して新しい家に建替える計画。生活変化や将来の可能性に応える建築を求め、諸空間を一列に並べた公から私へと“層”状に移り変わる構成を考案。ファサードを“黄金比”で整えて外部の美観も保持
  18. 倉俣史朗の、世田谷美術館での展覧会「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」。没後30年を超えた今も国内外で評価され続けるデザイナーの回顧展。作家自身を主軸として“初期から晩年までの作品”を紹介する構成。創作の源泉とも言える“イメージスケッチや夢日記”も公開
  19. 新居千秋都市建築設計による、千葉の「流山市立南流山地域図書館・児童センター」。約3000㎡の滞在型複合施設。様々な規制や厳しい与件の下でも、“身体性”を大切にした“五感”に訴えかける建築を志向。寸法と素材にこだわり設計と選定した家具を用いて限られた空間の中に様々な居場所を作る
  20. 小林一行+樫村芙実 / テレインアーキテクツによる、神奈川・川崎市の「かしまだ保育園」。幹線道路と緑道に面する敷地。園の活動や子供の身体寸法から発想し、“8畳間”の空間を複数組み合わせ“風車状”にした保育室を持つ建築を考案。生活道路に開いた配置は“地域の人々の中で共に育つ”施設を意図

青木淳と西澤徹夫らが登場する動画「京都市美術館リニューアル事業記録映像」。設計プロセス等の解説に加えて施工現場と竣工後の様子等も紹介

青木淳西澤徹夫らが登場する動画「京都市美術館リニューアル事業記録映像」です。設計プロセス等の解説に加えて施工現場と竣工後の様子等も紹介されています。

京都市美術館では、2020年に国内の文化施設では他に例の無い大規模改修が行われました。本映像は3年間のリニューアル工事期間中の様子と共に、新しい建物の構想と設計過程について、設計者の青木淳、西澤徹夫が語り、さらに89年に及ぶ当館の歴史の紹介、そこから影響を受けた現代の作家たちへのインタビューにより構成されています。

「京都市美術館リニューアル事業記録映像」
収録期間:2017-2020年
出演:中谷至宏、潮江宏三、青木淳、西澤徹夫、森口邦彦、植松奎二、森村泰昌、児玉靖枝、やなぎみわ
インタビュアー:中谷至宏、岸本康
映像制作:Ufer! Art Documentary
監督:岸本康

倉俣史朗の、世田谷美術館での展覧会「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」。没後30年を超えた今も国内外で評価され続けるデザイナーの回顧展。作家自身を主軸として“初期から晩年までの作品”を紹介する構成。創作の源泉とも言える“イメージスケッチや夢日記”も公開
倉俣史朗の、世田谷美術館での展覧会「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」。没後30年を超えた今も国内外で評価され続けるデザイナーの回顧展。作家自身を主軸として“初期から晩年までの作品”を紹介する構成。創作の源泉とも言える“イメージスケッチや夢日記”も公開 photo©architecturephoto
倉俣史朗の、世田谷美術館での展覧会「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」。没後30年を超えた今も国内外で評価され続けるデザイナーの回顧展。作家自身を主軸として“初期から晩年までの作品”を紹介する構成。創作の源泉とも言える“イメージスケッチや夢日記”も公開 photo©architecturephoto
倉俣史朗の、世田谷美術館での展覧会「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」。没後30年を超えた今も国内外で評価され続けるデザイナーの回顧展。作家自身を主軸として“初期から晩年までの作品”を紹介する構成。創作の源泉とも言える“イメージスケッチや夢日記”も公開 photo©architecturephoto
倉俣史朗の、世田谷美術館での展覧会「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」。没後30年を超えた今も国内外で評価され続けるデザイナーの回顧展。作家自身を主軸として“初期から晩年までの作品”を紹介する構成。創作の源泉とも言える“イメージスケッチや夢日記”も公開 photo©architecturephoto

倉俣史朗の、世田谷美術館での展覧会「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」です。
没後30年を超えた今も国内外で評価され続けるデザイナーの回顧展です。展示は、作家自身を主軸として“初期から晩年までの作品”を紹介する構成となっています。また、創作の源泉とも言える“イメージスケッチや夢日記”も公開されています。会期は2023年11月18日~2024年1月28日。展覧会の公式ページはこちら

造花の薔薇を透明アクリル樹脂に封じ込めた「椅子」、板ガラスを組み合わせただけの「椅子」、大きさを少しずつ変えて格子状に49個並ぶ「引出し」、7本の針を持つ「時計」。一目見た時に驚きがあり、そして笑みがこぼれ、しばらくして、その機能がきちんと保持されていることに気づきます。

倉俣史朗(1934-1991)は、このような一風変わった家具と数多くの特色あるインテリアデザインを手掛けました。1965年に独立し自身の事務所を構え、同時代の美術家たちとも交流をしつつ、機能性や見た目の形状に主眼を置いたデザインとは異なった考え方をした作品を発表し続けます。1980年代にはイタリアのデザイン運動「メンフィス」に参加し、その名は一躍世界中に浸透していきました。倉俣の作品は各国の美術館に収蔵されており、今なお国内外で高い評価を受けています。

没後30年を経て開催する本展覧会では、家具やインテリアの仕事に加えて、創作の源泉を垣間見せるかのようなイメージスケッチや夢日記も紹介し、倉俣語録とも言われた作家自身の言葉を手がかりに、独立する以前からあまりにも早すぎる死までを振り返ります。倉俣史朗の作品とその人物像に新たな視線を向けることは、デザインの可能性を再認識する機会ともなるでしょう。

開催概要より
第18回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館展示「愛される建築を目指して」の報告会の動画。大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美・森山茜・水野太史・土井亘が参加して2023年8月に行われたもの

第18回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館展示「愛される建築を目指して―建築を生き物として捉える」の報告会の動画です。大西麻貴・百田有希原田祐馬多田智美森山茜水野太史土井亘が参加して2023年8月26日に行われたものです。アーキテクチャーフォトでは展示の様子を特集記事として紹介しています。

国際交流基金(JF)は、第18回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館展示(開催期間:2023年5月20日~11月26日)の報告会を実施いたしました。展覧会が実現するまでの歩みや、日本館を通して実践された「愛される建築」の内容について、キュレーションチームと出展作家が語ります。

***

本年の日本館では、建築家の大西麻貴氏がキュレーター、建築設計事務所o+hの共同代表である百田有希氏が副キュレーターを務めており、建築家・吉阪隆正が手がけた日本館にスポットを当てた展覧会「愛される建築を目指して―建築を生き物として捉える」を開催しています。テキスタイルデザイナー、窯業家、デザイナー、編集者、金工、アニメーターといった専門性の異なるチームメンバーが、吉阪が設計した日本館建築そのものを展示物と捉え、大西、百田の両氏が長年にわたり取り組んできたテーマ「愛される建築」を実践しました。

登壇者:
大西 麻貴(建築家、o+h共同代表)
百田 有希(建築家、o+h共同代表)
原田 祐馬(デザイナー、UMA/design farm代表)
多田 智美(編集者、MUESUM代表)

リモート:
森山 茜(テキスタイルデザイナー・アーティスト)
水野 太史(建築家、窯業家、水野製陶園ラボ代表)
土井 亘(dot architects)

栗本祐輔 / クリテクツと佐藤秀デザインによる、東京の集合住宅「番町會所」。都心の賃貸と施主住戸等を内包する建築。密集地での“付加価値提供”を目指し、4つの専有部ユニットを中央の共用部で繋ぐ構成で全方位に開口を持つ住戸群を実現。余裕を持たせた共用廊下は交流空間としても機能
栗本祐輔 / クリテクツと佐藤秀デザインによる、東京の集合住宅「番町會所」。都心の賃貸と施主住戸等を内包する建築。密集地での“付加価値提供”を目指し、4つの専有部ユニットを中央の共用部で繋ぐ構成で全方位に開口を持つ住戸群を実現。余裕を持たせた共用廊下は交流空間としても機能外観 photo©畑拓
栗本祐輔 / クリテクツと佐藤秀デザインによる、東京の集合住宅「番町會所」。都心の賃貸と施主住戸等を内包する建築。密集地での“付加価値提供”を目指し、4つの専有部ユニットを中央の共用部で繋ぐ構成で全方位に開口を持つ住戸群を実現。余裕を持たせた共用廊下は交流空間としても機能3階。ホール1 photo©畑拓
栗本祐輔 / クリテクツと佐藤秀デザインによる、東京の集合住宅「番町會所」。都心の賃貸と施主住戸等を内包する建築。密集地での“付加価値提供”を目指し、4つの専有部ユニットを中央の共用部で繋ぐ構成で全方位に開口を持つ住戸群を実現。余裕を持たせた共用廊下は交流空間としても機能3階、303号室、テラス photo©畑拓

栗本祐輔 / クリテクツと佐藤秀デザインによる、東京の集合住宅「番町會所」です。栗本祐輔 / クリテクツが、基本構想とデザイン監修を、佐藤秀デザインが設計を手掛けています。
都心の賃貸と施主住戸等を内包する建築です。建築家は、密集地での“付加価値提供”を目指し、4つの専有部ユニットを中央の共用部で繋ぐ構成で全方位に開口を持つ住戸群を実現しました。また、余裕を持たせた共用廊下は交流空間としても機能させる事を意図しています。

東京都心、北側に公園への眺望が抜ける傾斜地に立地する、賃貸住戸・オーナー住戸・店舗が複合した集合住宅である。傾斜地に合わせた建築の対応と、ビル密集地における賃貸住宅の付加価値提供が求められた。

建築家によるテキストより

そこで考え出されたのが、東西南北へ、かざぐるま状に配置された4つの専有部ユニットと、中央の共用部、敷地四隅の前庭・中庭による、スキップフロアの構成である。各専有部ユニットは同一の外形を持つが、方位や周辺環境に合わせ向きを変え、高さを変え、内装プランも各々異なったものとなっており、住まい方に選択肢を与えている。かざぐるま状の配置によって、各住戸は4面に開口部を持ち、通風や採光、眺望が確保されている。

建築家によるテキストより

中央の共用部は、単純に縦動線と廊下を配置するだけではなく、ゆとりのある空間を回遊可能な複数の階段でスキップ状に連結し、共用のコミュニティスペースとして計画している。センターコア型でありながらも、専有部ユニットの隙間から4方向に向かい外気に開放されている。

建築家によるテキストより

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