


OSTR / 太田翔+武井良祐が設計した、大阪市の「大阪サウナDESSE」です。
都心のビルの中に計画された温浴施設です。建築家は、閉鎖的な状況で“日常の延長”としての空間を目指し、多様な動線がある“庭のような建築”を志向しました。そして、異なる特徴を持つ7つのサウナをフロアに点在させて“川的な風景”で繋げました。施設の場所はこちら(Google Map)。
心斎橋商店街に面した元ボーリング場の11階建てビルの4階に、サウナを中心とした温浴施設を作るプロジェクトです。
テナントビルによる制約も多く、屋外空間もない閉鎖的なコンテクストの中で、「日常の延長」としてのサウナにするために、人それぞれで多様な動線が生まれる「庭のような建築」を考えました。
2つの浴室の中には、7つのサウナ、2つの風呂・4つの水風呂、外気を感じられる休憩スペース、はなれのような黙浴スペースで構成されています。7つあるサウナは、風景を切り取る大きな窓があるサウナ、川に直接飛び込めるサウナ、土手に寝転ぶようなベンチがあるサウナなど、庭との距離がそれぞれ違うサウナを作っています。
風呂や水風呂や掛け湯は、かつてこの場所に流れていた長堀川のように、連続した水系として浴室全体を横断します。川によって対岸が生まれ、橋や飛石が置かれ、川に浮かぶ小屋や土手など、川的な風景が立ち上がります。「庭のような建築」に呼応するように、さまざまなランドスケープが感じられるようにしています。
2つの浴室は桟橋部分の扉によって1室空間にもなります。この浴室とは別に、グループで貸し切れるサウナもあります。ラウンジは使い方を規定しすぎないように、床の段差のみで構成しています。どの順番でサウナをめぐるか考えたり、好きなところに腰かけたりテーブルとして使ったりと自ら場所を探すことは、まちの体験とも連続します。
















