構造家の佐々木睦朗による書籍『佐々木睦朗作品集 1995-2024』を先行プレビューします。
日本を代表する建築家たちと協働し、世界を舞台に活躍する構造家を特集する初の作品集です。“せんだいメディアテーク”などの代表作から最新作まで30作品を紹介しています。また、伊東豊雄とSANAAのインタビューも収録されています。発売日は2024年12月10日頃です。
また、東京と宮城で記念講演会も開催されます(東京:2024年12月17日 座・高円寺 / 宮城:2025年1月17日 せんだいメディアテーク ※詳細は記事末尾に掲載します)。【ap・ad】
世界の建築シーンを変えた構造家の仕事、その全貌。
いまや伝説的な語り草となっている
「せんだいメディアテーク」のコンペから30年。磯崎新、伊東豊雄、妹島和世+西沢立衛/SANAAなどと協働し、
空間構造の最高賞「トロハメダル(2023 IASS Torroja Medal)」受賞など
世界を舞台に活躍を続ける構造家・佐々木睦朗、初の作品集。「せんだい」「金沢21世紀美術館」「ぐりんぐりん」「ROLEXラーニングセンター」「豊島美術館」などの代表作から最新「あなぶきアリーナ香川」までの30作品収録。
伊東豊雄、妹島和世+西沢立衛/SANAAそれぞれの特別インタビュー収録(聞き手:難波和彦)。
巻末には難波和彦による寄稿も収録。
伊東豊雄と妹島和世+西沢立衛/SANAAによるコメント
「佐々木さんは構造家であっても、ものすごく美的なセンスがある。だから、僕が何をやりたいかっていうのが読めてしまうんだ。そういう構造家は稀ですよ。(中略)僕らは、これは合理性があったかどうかなんて後になって初めて気がつくんだけど、佐々木さんはそういうことに対してものすごく敏感ですね。ものすごく繊細に、美しい建築をつくりたいっていうのは、おそらく僕以上に考えているのではないでしょうか。すごい人だなと思っています。」
−伊東豊雄
「佐々木さんの建築の可能性というと、ひとつには日本の建築空間を象徴的に打ち出したような気がします。組積造の文明とか、壁の文明とか、そういうのでない、別種の文明が出してきた構造という気がする。それは簡単に言えば透明性だし、やわらかさです。(中略)佐々木さんの美意識、哲学というのは、どこかアジア的というか、日本的な文明史観にかかわるものを出したというのが、あるような気がします。」
−妹島和世+西沢立衛/SANAA(いずれも収録インタビューより抜粋)
書店展開予定(サイン本など)
・紀伊國屋書店 新宿本店
・ジュンク堂書店 池袋本店
・丸善 丸の内本店
・銀座 蔦屋書店
・南洋堂書店
以下に、プレビュー画像と講演会情報を掲載します。