2025.2.03Mon
村山徹と杉山幸一郎による連載エッセイ ”今、なに考えて建築つくってる?” 第5回「素材と仕上げ」
村山徹と杉山幸一郎による連載エッセイ ”今、なに考えて建築つくってる?” 第5回「素材と仕上げ」

「今、なに考えて建築つくってる?」は、建築家の村山徹と杉山幸一郎によるリレー形式のエッセイ連載です。彼ら自身が、切実に向き合っている問題や、実践者だからこその気づきや思考を読者の皆さんと共有したいと思い企画されました。この企画のはじまりや趣旨については第0回「イントロダクション」にて紹介しています。今まさに建築人生の真っただ中にいる二人の紡ぐ言葉を通して、改めてこの時代に建築に取り組むという事を再考して頂ければ幸いです。
(アーキテクチャーフォト編集部)


第5回 素材と仕上げ

text:村山徹

 
 
こんにちは、ムトカの村山です。気づけば前回の杉山くんの「構造と工法」から1年以上経ってしまいました。反省ですね…… ここから飛ばしていきたいと思います。

前回の杉山くんから「素材へのリスペクトについて、どう考えてますか?」との質問がありました。日本の意匠教育では素材から建築を考える視点はあまり重視していませんよね。

空間構成やプログラムの新しさに目がいき、何の素材でできているか、仕上げがどうなっているかということはあまり議論されません。現代では新建材がたくさん開発され、実務においてもそれらをカタログから選ぶことが設計になっている現状があったりするので、素材を深く考える機会がほとんどないのではないでしょうか。

主に乾式となる新建材は、湿式のように現場の職人の腕で出来が左右されるものではなく、プラモデルのように組み立てるだけで出来てしまうことから、素材に対する思考がなくなってしまうのだと思います。昔に比べると今はこうした乾式仕上げで出来ている建築が多く、時間とコストが掛かる湿式をやる機会が減っています。

僕はできるだけ湿式で建築をつくることを心がけています。コストがなく新建材を使わざる追えない状況下でも如何に建材の素材感を出すかを考えたりします。そうすると自ずと杉山くんの言うところの「素材へのリスペクト」が出てくると思います。この石はこういう特性があるから展示台に使えるとか、この木は硬いからコンクリートと並べてもおかしくないとか、素材の特性を見極めながら建築をつくる。

そんなことを考えていたら今回のテーマ「素材と仕上げ」で書くべきことが浮かび上がってきました。

村山徹と杉山幸一郎による連載エッセイ ”今、なに考えて建築つくってる?” 第5回「素材と仕上げ」visvimのプロジェクトで使った素材のサンプル photo©村山徹

素材から建築を考える醍醐味

自分で言うのもなんですが、昔から変わった素材を使うことが好きで色々試していた方でした。思い起こせば学生時代、今は岐阜市立女子大で教えておられる畑中久美子さんをリーダーに、大学校内に版築造の実験小屋をつくったことがありました。

近くの工事現場の残土をもらい、残土には大小の石が混入しておりそのまま使うことができなかったので、ふるいにかけて石を取り除き、凝固剤の石灰も海で貝殻をもらい焼成してつくったりしました。何から何まで手作りでつくった版築小屋は、どの面(仕上げ)も異なる表情があって素材と仕上げから考える建築の楽しさを体感した出来事でした。

そしてその後の修士研究で美術館を研究したこともあってか、青木淳建築計画事務所に入って土の展示室を堤案した「青森県立美術館」(2006年)を担当するというミラクル(笑)。
また、所員時代に担当した住宅「m」(2012年)では、土木で使われることが多い超高強度コンクリート(最近の使用例で言えば、ゲーリーの「ルイ・ヴィトン ファンデーション」の三次曲面の外壁が有名)を使ってルーバーをつくったり、広葉樹のMDFを使って壁をつくったりと、あまり使われない素材を積極的に使ってきました。

これらの経験から言えるのは、素材からも建築を考えることができるし、素材ありきでの建築づくりにはロマンがあるということです。

村山徹と杉山幸一郎による連載エッセイ ”今、なに考えて建築つくってる?” 第5回「素材と仕上げ」超高強度コンクリートでつくった厚さ10mmのルーバー photo©村山徹

色々と綴ってきましたが、第1回目のエッセイにも書いたようにコストやレギュレーションの問題から、最近では新しい素材を開発したり使ったりできる機会が少なくなりました。コンプライアンス社会になってしまった現代では、誰も新しい試みをやりたがらない。

昔はメーカーに電話して「こんな使い方したい」と伝えると「やったことないです」と言われることが喜びで、「誰もやったことない素材の使い方を発明できるかも!」と意気込んでいましたが、最近では即「やったことない」=「やらない」という判断になり、素材での冒険が出来にくい状況になっています。
もちろん、責任問題があるのでメーカーがやりたがらないのも理解できるのですが……

さらに、建築雑誌やWebで建築作品を見ていても、ほとんどの外壁は窯業系サイディングか波板鋼板、内壁は合板素地、構造現しといった、素材は選べず、言い方は悪いかもしれませんが“仕上げなし”、といった状況です。もちろん窯業系サイディングや波板鋼板は仕上げではありますが、もはや選択肢がなく消去法でそうせざるを得ないということが多く、仕上げを施したとは言えないのではないでしょうか。

では、こういった状況のなかでどう素材と仕上げを使いつつおもしろい建築をつくっていけばいいか?を、まずは商業インテリアと建築の比較から考えていきたいと思います。

最も注目を集めたトピックス[期間:2025/1/27-2/2]
最も注目を集めたトピックス[期間:2025/1/27-2/2]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2025/1/27-2/2)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 西沢立衛事務所が、鹿児島の「古仁屋小学校」設計プロポで最優秀提案者に選定。提案書も公開。次点者は、髙橋一平事務所。佳作に、濱田慎太、保坂猛、妹島和世、武田建築事務所が名を連ねる
  2. ゲンスラーと竹中工務店による、愛知の「MARUWA 瀬戸工場」。郊外に建つセラミック素材メーカーの新工場。目指すべき企業像の表現も目指し、企業と世界・敷地と地域・伝統と未来を繋ぐ“架け橋”となる存在を志向。水平方向に伸びるテラスと屋根を特徴とする建築を考案
  3. 竹山聖 / 設計組織アモルフによる、長野の「Villa-M in Karuizawa」。豊かな緑に恵まれた地域に建つ別荘。敷地の“道路の軸”と“地形の傾斜の軸”に着目し、其々に合せた二つの平面系を重ねる計画を考案。軸と呼応させ“未完結な形”とした屋根で建築に“余白と余韻”をもたらす
  4. ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「北向きに建つ保育園」。向かいに生垣のある北側接道の三方を囲まれた敷地。“北向き”等の与条件を活かし、プライバシーを確保しつつ緑や光を導入する建築を志向。道側に大開口を設けた上で気積のある“中間領域”を配置する構成を考案
  5. 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅改修「吹田のリノベーション」。施主が生まれ育った建売住宅を刷新するプロジェクト。“土の質感に囲まれた”感覚を求める施主の為に、内部の床・壁・天井の質感を統一して外壁の一部も作り変える計画を考案。隣接する住宅との視線の関係も考慮
  6. 国立新美術館での展覧会「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s–1970s」の入場チケットをプレゼント。岸和郎が監修。コルビュジエ、アアルト、菊竹清訓、カーン、ゲーリーらによる14邸の住宅を中心に、20世紀の住宅の実験を豊富な資料で検証。ミースの未完のプロジェクトも原寸大で再現
  7. 佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮
  8. 竹口健太郎+山本麻子 / アルファヴィルによる、京都・宇治市の店舗「TEA SQUARE MORIHAN 第二期工事」。増築が繰り返された茶問屋を改修してカフェ等の機能を加える計画。新旧の構法が入り混じる既存に対し、新設の中庭と回廊で既存の構造とプログラムを整理する計画を考案。伝統的な場所への更なる歴史の重層も意図
  9. 「ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965」展の会場写真。パナソニック汐留美術館で開催。円熟期の創作に注目した内容で、絵画・彫刻・素描に加えて建築作品も紹介。会場構成は“ウルトラスタジオ”が手掛ける
  10. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、イタリアの宿泊施設「ホテル・ロメオ・ローマ」。増改築が繰返された16世紀のパラッツォを転用。歴史が積重なる既存に向き合い、ヴォールトを再解釈したコンセプトを空間から家具にまで通底させる計画を考案。修復には49の会社が関わり230の許可申請を提出
  11. 根本昌汰 / mastによる、東京・大田区の「西六の家」。“新陳代謝が激しい”都市に建つ設計者の自邸。100年先も住みこなせる住宅を求め、生活を守る“堅牢”と変化に応答する“寛容”を併せ持つ存在を志向。RC造の“殻”の中に木造の“床壁”を入れ込む建築を考案
  12. 竹中工務店の新世代による「たてものめがね まちめがね展」が開催。大阪の“VS.”を会場に、縮尺を切り口とした体験型展示や子供も参加できるワークショップ等を通じて、“建物やまちをつくるおもしろさ”を伝える内容。太刀川英輔、津川恵理、奈良祐希らが登壇するイベントも実施
  13. 神谷修平+カミヤアーキテクツによる、福岡・筑紫野市の「ORIBA」。歴史ある織元のショールーム。別棟を転用する要望に対し、“織物を作る光景”に価値を見出して“工房の一角”を改修し“オープンファクトリー”も行う計画を提案。織機を活用したテーブルや織物を用いた家具も開発
  14. 空間構想と風景研究所による、神奈川の「湘南工科大学附属高校図書館」。図書館と教室が入るコロナ禍以降の新しい学びの場。皆での図書館と教室の意味の議論を経て、閉鎖的な壁を“緩やかに解体”して両者を表裏一体に配置する構成を考案。立地と呼応する五角形平面で多方向への顔も作る
  15. 湯谷紘介+湯谷麻衣 / 湯谷建築設計による、三重・多気郡の「明星の家」。風を伴う雨の多い地域の緑豊かな敷地。無柱のLDKを住居の中心とし、個室群との緩衝帯になり季節毎に表情も変える“L型の廊下を周囲に配置する構成を考案。風土に応える為に適切に軒を伸ばして地域材も使用する
  16. 坂本拓也 / ATELIER WRITEによる、東京・銀座の、大型店舗内のディスプレイ「TDS New Balance FW24」。新製品の発表の為に計画。ブランドが掲げる”ジェンダーニュートラル”の強調を求め、サイズ違いで陳列した際の“丈の変化”に沿う“傾いた什器”を考案。このシーズンの製品から着想して“虹色”の仕上げとする
  17. 大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(前編)。前編では、休憩所・ギャラリー・展示施設・ポップアップステージの10施設を紹介
  18. 鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルで、日建設計が最優秀者に選定。コンセプトは「ひとつながりの未来の庁舎『鎌倉ONE』」。提案のイメージも公開
  19. 妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、東京・渋谷区の店舗「無印良品 代官山」。商品そのものが“クローズアップ”され“インテリア”となるスペースを志向
  20. 小野良輔と五十嵐理人による、鹿児島・奄美大島の「母子の家」。施主と母の二人家族の為の住まい。生活スタイルと呼応する在り方を求め、リビングに加え個室も中心になる“多中心な”建築を志向。大小の空間をずらして配置し“生活の中心と空間の機能の主従関係”を反転させる

2025.2.02Sun
永山祐子建築設計による、愛知・名古屋市の飲食店「AOI CELESTIE COFFEE ROASTERY」がオープン。地下にはボッチャも体験できる多目的なイベントスペースも備える
永山祐子建築設計による、愛知・名古屋市の飲食店「AOI CELESTIE COFFEE ROASTERY」がオープン。地下にはボッチャも体験できる多目的なイベントスペースも備える外観、東の道路側より見る。

永山祐子建築設計が設計した、愛知・名古屋市の飲食店「AOI CELESTIE COFFEE ROASTERY」がオープンしています。
オープンは、2025年2月2日。店舗の場所はこちら(Google Map)。

名古屋市栄からほど近い、葵(あおい)エリアに位置する「AOI CELESTIE COFFEE ROASTERY」は、ロースター併設のコーヒーショップとバー、イベントスペースからなる複合コミュニティプレイスです。店名の“ CELESTIE (セレスティ)”とは、“天空の”“最上級”を表現する言葉で、その名の通り青空を想起させるような大屋根に包まれた象徴的な空間で、こだわり抜いたコーヒーやバーガーを提供いたします。

リリーステキストより

以下に、その他の写真を掲載します。

アドルフ・ロースによる、チェコ・プラハの「ミュラー邸」(1930) を紹介している動画。現在の内外の様子を詳細に収録

アドルフ・ロースが設計した、チェコ・プラハの「ミュラー邸」(1930) の現在の様子を紹介している動画です。現在の内外の様子を詳細に収録しています。

2025.2.01Sat
吉村靖孝が、自身の展覧会「マンガアーキテクチャ――建築家の不在」を解説している動画。2025年2月に公開されたもの

吉村靖孝が、TOTOギャラリー・間での自身の展覧会「マンガアーキテクチャ――建築家の不在」を解説している動画です。2025年2月に公開されたもの。アーキテクチャーフォトでは、この展示の様子を特集記事として紹介しています。

2025年1月にアーキテクチャーフォトで注目を集めた記事トップ40
2025年1月にアーキテクチャーフォトで注目を集めた記事トップ40

アーキテクチャーフォトで、2025年1月に注目を集めた記事をランキング形式でご紹介します。(※広告とチケットプレゼント企画の記事は除きます)


  1. 坂茂へのインタビュー動画「私は建築家に失望しています」。国内外の代表作品も紹介。ルイジアナ美術館の制作で2025年1月に公開されたもの
  2. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」(maison owl) がレストランとしての一般予約受付を開始
  3. 馬場正尊+平岩祐季 / OpenAによる、広島・福山市の「iti SETOUCHI」。解体にも莫大な費用が掛かる元百貨店を改修した複合施設。放置状態からの転換を目指し、地上階のみを再生する等の“大きく割り切った”計画を考案。街の巨大なヴォイドを“セミパブリックスペース”へと変える
  4. 妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、東京・渋谷区の店舗「無印良品 代官山」。商品そのものが“クローズアップ”され“インテリア”となるスペースを志向
  5. 山口誠デザインによる、東京・台東区の、オフィスビル「MONOSPINAL」(竣工前)。ゲーム制作会社の本社。従業員の“集中力”と“リラックス”のバランス確保を目指し、環境要素も向上をさせる“斜壁”を持つ建築を考案。小スケールの素材を集積をさせる仕上げで“あらたな風景”を作る
  6. ゲンスラーと竹中工務店による、愛知の「MARUWA 瀬戸工場」。郊外に建つセラミック素材メーカーの新工場。目指すべき企業像の表現も目指し、企業と世界・敷地と地域・伝統と未来を繋ぐ“架け橋”となる存在を志向。水平方向に伸びるテラスと屋根を特徴とする建築を考案
  7. 山之内淡 / AWGLによる、東京・新宿区の住戸改修「Tokyo Clubhouse」。新宿御苑に近い集合住宅での計画。友人が頻繁に訪れる施主の生活に着目し、御苑の在り方と重なる“半プライベート / 半パブリック”な場を志向。天井の凹凸等で“居場所のグラデーション”がある一室空間を作る
  8. 2024年にアーキテクチャーフォトで注目された作品トップ10(第11回 ap賞 発表)
  9. ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「北向きに建つ保育園」。向かいに生垣のある北側接道の三方を囲まれた敷地。“北向き”等の与条件を活かし、プライバシーを確保しつつ緑や光を導入する建築を志向。道側に大開口を設けた上で気積のある“中間領域”を配置する構成を考案
  10. 2024年にアーキテクチャーフォトで注目された記事トップ100
  11. 佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮
  12. HYG ARCHITECTSと櫻井春美による、東京・日野市の「高幡山の家」。山の尾根近くの住宅地に建つ設計者の自邸。“多様な居心地の良い場所”のある住宅を求め、“敷地までの自然豊かなシークエンス”を引き込むような設計を志向。各々の空間と庭が呼応する凸凹の平面形状の建築を考案
  13. 鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルで、日建設計が最優秀者に選定。コンセプトは「ひとつながりの未来の庁舎『鎌倉ONE』」。提案のイメージも公開
  14. 鈴木亜生 / ASEI建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅「BIOCHAR」。水質等に課題がある湖の畔の敷地。建築と環境の新たな関係を求め、負荷軽減ではなく回復させる“リジェネラティブ”な設計を志向。地域の廃材から“水質浄化機能”をもつ“バイオ炭ブロック”を開発して内外に使う
  15. 秋山隆浩と磯田和明による、東京・杉並区の「高井戸の保育園」。住宅街の中の公園に隣接する敷地での計画。“園児の遊びの場”などを凝縮した建築を目指し、中央に据えた“ネット遊具”の周りに保育室を配置する構成を考案。擁壁を崩した斜面のある園庭は公園との繋がりも意図
  16. 鈴木雅也建築設計事務所による、千葉・松戸市の「仲井町の家」。景観と採光や通風に恵まれた土地での計画。“心地よい原初的な”住まいを目指し、間口や棟間隔の調整などで母屋・中庭・離れが一体となる建築を考案。状況に応じて各々が居場所を見つけられる“寛容な空間”も意図
  17. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  18. MuFF・文化工学研究所・クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「KITASUZUHAUS」。市営住宅の建替えの一環で計画された“暮らし賑わい施設”。地域活性化とコミュニティの創出を求め、施設に集う様子が外側にも滲み出ていく状況を志向。“風通しの良い”木架構の空間に切妻屋根が載る建築を考案
  19. 吉村靖孝による、TOTOギャラリー・間での建築展「マンガアーキテクチャ――建築家の不在」。建築家の作家性を“不在”にして、7人の漫画家が吉村作品を主題に描いた“建築から発想される世界”を展示。コルシカ・川勝徳重・徳永葵・三池画丈・宇曽川正和・メグマイルランド・座二郎が手掛ける
  20. 元木大輔 / DDAAによる、東京・千代田区のオフィス「HAKUHODO Gravity」。新築ビルの二つの階での計画。現代の労働環境に求められる“複雑な状況”に応える為、多様な選択肢が“相互に関係しながら機能”する空間を志向。合理性も考慮して既存のフロア材を転用した家具等で場を作り上げる
  21. 空間構想と風景研究所による、神奈川の「湘南工科大学附属高校図書館」。図書館と教室が入るコロナ禍以降の新しい学びの場。皆での図書館と教室の意味の議論を経て、閉鎖的な壁を“緩やかに解体”して両者を表裏一体に配置する構成を考案。立地と呼応する五角形平面で多方向への顔も作る
  22. 小野良輔と五十嵐理人による、鹿児島・奄美大島の「母子の家」。施主と母の二人家族の為の住まい。生活スタイルと呼応する在り方を求め、リビングに加え個室も中心になる“多中心な”建築を志向。大小の空間をずらして配置し“生活の中心と空間の機能の主従関係”を反転させる
  23. 原広司さんが亡くなりました
  24. 大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(前編)。前編では、休憩所・ギャラリー・展示施設・ポップアップステージの10施設を紹介
  25. ザハ・ハディド・アーキテクツとビューロー・キューブ・パートナーズによる、セルビアの「ニコラ・テスラ博物館」。歴史ある工場建築を改修して発明家の博物館にする計画。施設に必要な循環性と機能性の向上を意図し、既存の壁や床を切り欠いて“三次元球形のヴォイド”空間をつくる
  26. 吉村真基建築計画事務所|MYAOによる、愛知・岡崎市の店舗「ENCとしば太」。外装を触れない木造平屋テナントでの計画。内装だけで環境と接続する方法を模索し、“店舗空間の外部化”と“風景の内部化”のアプローチを考案。客席を部分的にテラス化して周囲と呼応する素材を仕上げに取入れる
  27. 石上純也建築設計事務所による、中国・山東省の「水の美術館」。湖の上の約“1km”の建築。中国の“茫漠とした風景”という前提に対して、環境と建築を近付け“対等な存在”となる設計を志向。湖の端から端まで延びる“新しい陸地”を“水面にそっと触れる”様にしてつくる
  28. 「ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965」展の会場写真。パナソニック汐留美術館で開催。円熟期の創作に注目した内容で、絵画・彫刻・素描に加えて建築作品も紹介。会場構成は“ウルトラスタジオ”が手掛ける
  29. 武田慎太良+篠元貴之+住野裕樹 / MYSTによる、愛知・名古屋市の店舗「ESSENCE」。アロマ等の香りを扱うカフェバーの内装計画。様々な表情を見せる“魅惑的な煙”を参照し、強弱や緩急があり“奥へと誘なう”空間を志向。平安時代から使われる深みのある色を用いて動きのある場に落ち着きも与える
  30. 岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsによる、東京の「House “H”」。都心の四方が建て込む旗竿地での計画。周囲を気にせず空と庭を眺められる建築を求め、複数の庭の確保を可能にする“H”型平面の建築を考案。家族の暮らしを想像して其々の庭に異なる性質と意味合いを持たせる
  31. 湯谷紘介+湯谷麻衣 / 湯谷建築設計による、三重・多気郡の「明星の家」。風を伴う雨の多い地域の緑豊かな敷地。無柱のLDKを住居の中心とし、個室群との緩衝帯になり季節毎に表情も変える“L型の廊下を周囲に配置する構成を考案。風土に応える為に適切に軒を伸ばして地域材も使用する
  32. Atelier Tsuyoshi Tane Architectsによる、東京の住宅「Todoroki House in Valley」
  33. 竹山聖 / 設計組織アモルフによる、長野の「Villa-M in Karuizawa」。豊かな緑に恵まれた地域に建つ別荘。敷地の“道路の軸”と“地形の傾斜の軸”に着目し、其々に合せた二つの平面系を重ねる計画を考案。軸と呼応させ“未完結な形”とした屋根で建築に“余白と余韻”をもたらす
  34. 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅改修「吹田のリノベーション」。施主が生まれ育った建売住宅を刷新するプロジェクト。“土の質感に囲まれた”感覚を求める施主の為に、内部の床・壁・天井の質感を統一して外壁の一部も作り変える計画を考案。隣接する住宅との視線の関係も考慮
  35. 伊瀬和裕 / テトラワークスによる、広島・福山市の住宅「駅家の平屋」。長閑な田園も望める住宅街の敷地。日々の生活に潤いを与える存在を求め、“豊かな自然”を暮らしの中に取込む住まいを志向。視線の抜けを最大化する平面形状で風景と対峙するように構える建築を考案
  36. 長坂常 / スキーマ建築計画による、京都左京区南禅寺草川町の「ブルーボトルコーヒー京都カフェ」
  37. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・深センの「Marisfrolg ショールーム」。ファッション企業の施設内の約3,000㎡のスペース。本社建物で特徴的な“蝶の羽”構造との呼応も意図し、“ダイナミズム”という建築言語を体現する空間を志向。施主が手掛ける製品の特徴“タイムレス”も参照
  38. 荒尾宗平 / SIDES COREによる、奈良市の店舗「GIGI VERDE Nara」。イベントでのフラワーアレンジも行う生花店。小売・アトリエ・打合せの場を共存させる為に、床の“隆起”で用途に応えると共にスペースを緩やかに分節もする計画を考案。滑らかなカーブは周辺の“地形”もイメージ
  39. 今津康夫 / ninkipen!による、愛知の店舗「guji名古屋」。出入口が手前に1つしかない600㎡超のL型の区画。奥まで“いかに引き込むか”を課題とし、空間の折れ点に“島状のレジスペース”を据えて中継点とする構成を考案。床材の角度をつけた配置でも人の流れを誘う
  40. 吉村靖孝による、TOTOギャラリー・間での展覧会の概要が公開。タイトルは「マンガアーキテクチャ――建築家の不在」。吉村の建築作品をテーマに、漫画家のコルシカ・川勝徳重・徳永葵・三池画丈・宇曽川正和・メグマイルランド・座二郎が描き下ろす

2025.1.31Fri
西沢立衛事務所が、鹿児島の「古仁屋小学校」設計プロポで最優秀提案者に選定。提案書も公開。次点者は、髙橋一平事務所。佳作に、濱田慎太、保坂猛、妹島和世、武田建築事務所が名を連ねる
西沢立衛事務所が、鹿児島の「古仁屋小学校」設計プロポで最優秀提案者に選定。提案書も公開。次点者は、髙橋一平事務所。佳作に、濱田慎太、保坂猛、妹島和世、武田建築事務所が名を連ねる

西沢立衛建築設計事務所が、鹿児島の「古仁屋小学校」設計プロポーザルで最優秀提案者に選定されています。提案書も公開されています。また、次点者は、髙橋一平建築事務所。佳作に、濱田慎太建築事務所保坂猛建築都市設計事務所、妹島和世建築設計事務所、武田建築事務所が名を連ねています。

古仁屋小学校建築基本設計公募型プロポーザルの審査講評及び提案書を公表いたします。

以下は、提案書へのリンクです。

最優秀提案者
西沢立衛建築設計事務所

優秀提案者(次点)
髙橋一平建築事務所

佳作
濱田慎太建築事務所

保坂猛建築都市設計事務所

妹島和世建築設計事務所

武田建築事務所

審査講評

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浅井アーキテクツは、正社員設計スタッフ、アルバイト、パートタイムワーカーを募集します。
経験者、新卒を問わず募集しますので、ぜひご応募ください。

私たちは、真摯に建築活動に取り組んでおります。プロジェクトは個人住宅、集合住宅、オフィス、店舗、寺社仏閣など多岐にわたり、企画段階から基本設計、実施設計、工事監理、アフターケアまで一貫して設計者として関わります。インテリアデザイン、家具デザイン、備品コーディネート等も行うプロジェクトも多くあります。

働き方については、勤務時間を9時半~18時としつつ、個人の状況・ライフスタイルに応じてコアタイム10時~17時のフレックス勤務を選択することもできます。また、資格取得のための試験直前期間や、子育て期間など、長期・短期の時短勤務等についても誠意をもってご相談させていただきます。

スキルがあれば様々な働き方ができますので、詳細はお問い合わせください。

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森山博之設計事務所では設計スタッフを募集しています。

弊社は、国内外のプロジェクト(現在、フランスでもプロジェクト進行中です)に関わっていただきながら、多くの経験を積んでいただける環境になっています。共同住宅のほか、個人住宅、店舗、事務所等、国内外の様々なタイプの建築を設計・監理しています。

熱意と能力のある方には、企画段階から竣工までの業務を積極的に担当していただきますので、設計実務の経験を十分に重ねていただくことが可能です。

募集職種のうち「ディレクター」職は、事務所の実質的なナンバーツーに育成する人材として、また将来的な役員候補として考えています。

事務所は品川区南品川にあり、京急線(新馬場駅、青物横丁駅)、大井町駅(JR京浜東北線、東急大井町線、りんかい線)、大崎駅(JR山手線、埼京線)などが利用可能な利便性の高いエリアです。

ワークライフバランス向上のため、業務の効率化と残業時間削減に取り組んでいます。残業は月平均20~30時間です。

また、従業員の健康に配慮した業務配分を心がけており、土日や深夜の業務は極力行わない(直近10年で数回程度の実績です)よう努めています。

【ap job更新】 ストーリー性を重視した空間づくりを行い、国内外のアワード受賞歴も多数ある「ODS / 鬼木デザインスタジオ」が、インテリアデザイナー(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 ストーリー性を重視した空間づくりを行い、国内外のアワード受賞歴も多数ある「ODS / 鬼木デザインスタジオ」が、インテリアデザイナー(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 ストーリー性を重視した空間づくりを行い、国内外のアワード受賞歴も多数ある「ODS / 鬼木デザインスタジオ」が、インテリアデザイナー(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中STUDIOUS WOMENS 丸の内

ストーリー性を重視した空間づくりを行い、国内外のアワード受賞歴も多数ある「ODS / 鬼木デザインスタジオ」の、インテリアデザイナー(2025年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

ストーリー性を重視し、記憶に残るデザインを目指すODS / 鬼木デザインスタジオにて、新規スタッフ(インテリアデザイナー)を募集します。

代表の鬼木孝一郎は、大学で建築を学んだ後、デザインオフィスnendoで10年間チーフデザイナーを務め、2015年に「鬼木デザインスタジオ」を立ち上げました。

京都の町屋を改修した「Hermes 祇園店」、セレクトショップ「STUDIOUS 丸の内店」、コスメブランドの店舗「SHIRO砂川本店」、ポケモンのオフィシャルショップ「Pokemon Center Nagoya」等を手がけ、そのストーリー性を重視し細部にまでこだわった空間デザインは国内外のデザインアワードで高い評価を得ています。

また国内の職人とのコラボレーションも積極的に行い、2024年には伝統技法である組子の技術を応用した家具のシリーズ「Foret」を発表しました。

これからも様々な用途や規模のプロジェクトにチャレンジしていきたいと考えており、新規スタッフ(インテリアデザイナー)を募集します。少人数の利点を生かし、密にコミュニケーションをとりながら楽しく一緒に成長していけるデザイン事務所です。

プライベートな時間の充実も大切と考えており、適正なプロジェクト数となるようにコントロールしています。
創造的な発想で設計に挑みたい方、細部にまでこだわり完成度を追求したい方、チームワークを大切にしながらも自主性を発揮できる方からのご連絡をお待ちしております!

根本昌汰 / mastによる、東京・大田区の「西六の家」。“新陳代謝が激しい”都市に建つ設計者の自邸。100年先も住みこなせる住宅を求め、生活を守る“堅牢”と変化に応答する“寛容”を併せ持つ存在を志向。RC造の“殻”の中に木造の“床壁”を入れ込む建築を考案
根本昌汰 / mastによる、東京・大田区の「西六の家」。“新陳代謝が激しい”都市に建つ設計者の自邸。100年先も住みこなせる住宅を求め、生活を守る“堅牢”と変化に応答する“寛容”を併せ持つ存在を志向。RC造の“殻”の中に木造の“床壁”を入れ込む建築を考案外観、東側の道路より見る。 photo©STUDIO SEN Yuki Seshimo
根本昌汰 / mastによる、東京・大田区の「西六の家」。“新陳代謝が激しい”都市に建つ設計者の自邸。100年先も住みこなせる住宅を求め、生活を守る“堅牢”と変化に応答する“寛容”を併せ持つ存在を志向。RC造の“殻”の中に木造の“床壁”を入れ込む建築を考案地下階、1階への階段を見る。 photo©STUDIO SEN Yuki Seshimo
根本昌汰 / mastによる、東京・大田区の「西六の家」。“新陳代謝が激しい”都市に建つ設計者の自邸。100年先も住みこなせる住宅を求め、生活を守る“堅牢”と変化に応答する“寛容”を併せ持つ存在を志向。RC造の“殻”の中に木造の“床壁”を入れ込む建築を考案2階、階段側からキッチン・ダイニング・ソファスペースを見る。 photo©STUDIO SEN Yuki Seshimo

根本昌汰 / mastが設計した、東京・大田区の「西六の家 NISHIROKU HOUSE」です。
“新陳代謝が激しい”都市に建つ設計者の自邸です。建築家は、100年先も住みこなせる住宅を求め、生活を守る“堅牢”と変化に応答する“寛容”を併せ持つ存在を志向しました。そして、RC造の“殻”の中に木造の“床壁”を入れ込む建築を考案しました。

東京の木造密集地域に建つ設計者の自邸である。
都市の新陳代謝が激しい東京の住宅地に、100年先も住みこなしていけるような都市住宅を目指した。

建築家によるテキストより

地下室、玄関と寝室、屋根裏のリビングがあるRC造と木造の混構造の住宅を計画した。コンクリートでつくられた外壁の殻の中に、木でつくられた床壁と家具を入れ込んだ構成とした。これは生活を守っていくための堅牢な全体と、生活の変化に応答するための寛容な空間からなる都市生活のプロトタイプである。

柱や梁、床や壁、建具や家具などの建築の構成要素はRCと対比的にそれぞれ独立したディテールによって寄せ集めているが、これは子どもが描いた絵を同じように部屋に飾って愛でることと同じく創作活動への敬愛が住空間に内包されることを目指している。

建築家によるテキストより

しばしば建築家が船をアナロジーとして建築を思案するように、私も船が海の上でどんな天候でも守ってくれるような堅牢な空間イメージをコンクリート躯体に投影した。
その中に作りこむ生活のイメージは都市鳥が枝やハンガーなど自由に組み合わせてつくる巣の形のように寛容なものとして存在する。

この二つのイメージを建築に同時に成立させることが都市に住む原初的な住まいのイメージに一致した。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 吉祥寺を拠点に活動する「佐久間徹設計事務所」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)と 経験豊富なパートタイマーを募集中
【ap job更新】 吉祥寺を拠点に活動する「佐久間徹設計事務所」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)と 経験豊富なパートタイマーを募集中
【ap job更新】 吉祥寺を拠点に活動する「佐久間徹設計事務所」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)と 経験豊富なパートタイマーを募集中吉祥寺南町の社屋

吉祥寺を拠点に活動する「佐久間徹設計事務所」の、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)と 経験豊富なパートタイマー 募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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吉祥寺に建築した社屋にて、事業拡大を目指す「佐久間徹設計事務所」が設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者および経験豊富なパートタイマー)を大募集!

「コミュニケーションを大切に」
気持ちよく暮らすことを考えています。

設立18年目となる現在、設計スタッフ/事務スタッフ/業務委託スタッフ計18名で編成され、共同住宅や福祉施設、宿泊施設など比較的規模の大きな案件を中心に、個人住宅をはじめ、宿泊できるサウナ、本のための庵、温泉地における別邸など、多種多様な建築を設計。

最近では、福祉のまちづくりのプロジェクトや都内山間部に位置するリゾート施設の改修プロジェクト、まちの公共的な建物など、地域に貢献する建築にも関わっています。

若手中心の事務所ですが、全員で協力しながら様々なプロジェクトに前向きに取り組んでいます。

そんなわたしたちと共に、今後さらなる事業拡大を目指し働いてくださる設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)と、サポートしてくださる設計アシスタント(経験豊富なパートタイマー)を募集します。

ファラによる公開レクチャー「Good housing」が開催。京都工芸繊維大学 KYOTO Design Labの主催で行われるもの
ファラによる公開レクチャー「Good housing」が開催。京都工芸繊維大学 KYOTO Design Labの主催で行われるもの

ファラによる公開レクチャー「Good housing」が開催されます。京都工芸繊維大学 KYOTO Design Labの主催で行われるものです。開催日時は、2025年2⽉14⽇ 16:00–18:00。入場無料、申込不要とのこと。

神谷修平+カミヤアーキテクツによる、福岡・筑紫野市の「ORIBA」。歴史ある織元のショールーム。別棟を転用する要望に対し、“織物を作る光景”に価値を見出して“工房の一角”を改修し“オープンファクトリー”も行う計画を提案。織機を活用したテーブルや織物を用いた家具も開発
神谷修平+カミヤアーキテクツによる、福岡・筑紫野市の「ORIBA」。歴史ある織元のショールーム。別棟を転用する要望に対し、“織物を作る光景”に価値を見出して“工房の一角”を改修し“オープンファクトリー”も行う計画を提案。織機を活用したテーブルや織物を用いた家具も開発外観、エントランス部分を見る。 photo©勝村祐紀
神谷修平+カミヤアーキテクツによる、福岡・筑紫野市の「ORIBA」。歴史ある織元のショールーム。別棟を転用する要望に対し、“織物を作る光景”に価値を見出して“工房の一角”を改修し“オープンファクトリー”も行う計画を提案。織機を活用したテーブルや織物を用いた家具も開発メインエントランスホール photo©勝村祐紀
神谷修平+カミヤアーキテクツによる、福岡・筑紫野市の「ORIBA」。歴史ある織元のショールーム。別棟を転用する要望に対し、“織物を作る光景”に価値を見出して“工房の一角”を改修し“オープンファクトリー”も行う計画を提案。織機を活用したテーブルや織物を用いた家具も開発メインエントランスホール photo©勝村祐紀
神谷修平+カミヤアーキテクツによる、福岡・筑紫野市の「ORIBA」。歴史ある織元のショールーム。別棟を転用する要望に対し、“織物を作る光景”に価値を見出して“工房の一角”を改修し“オープンファクトリー”も行う計画を提案。織機を活用したテーブルや織物を用いた家具も開発ショールームA photo©勝村祐紀

神谷修平+カミヤアーキテクツによる、福岡・筑紫野市の「ORIBA」です。
歴史ある織元のショールームです。建築家は、別棟を転用する要望に対し、“織物を作る光景”に価値を見出して“工房の一角”を改修し“オープンファクトリー”も行う計画を提案しました。そして、織機を活用したテーブルや織物を用いた家具も開発しました。施設の公式ページはこちら

クライアントは、1587年創始の博多織の織元。

従来の呉服領域を超え、アートやインテリアなど織物の可能性に挑戦しています。その魅力を発信し、“織と人が交わる場を作りたい”、という想いからこの計画は始まりました。

建築家によるテキストより

当初、工房とは別棟を改修するという要望でしたが、全長45mの工房と織機で30人以上の職人が織物を作る光景は、彼らのモノづくりの根幹を伝える大きな価値を持っていると感じました。この価値を伝えられるように、工房の一角を改修し、「ショールーム+オープンファクトリー」とする提案をしました。

建築家によるテキストより

①手織り機の昇華
かつて使われていた手織り機を活用。大きな展示テーブルとして生まれ変わりました。
細かい傷や歪みなどの歴史の痕跡を残しながら現代的なガラスと合わせた、このプロジェクトを象徴するアイコンです。

②工房をフレーミングする
エントランスホールからは木建具の連続窓によって工房全体が水平にフレーミングされます。
働く職人ひとりひとり、動く織機のひとつひとつが洗練されたアートのようにも見えます。新旧のコントラストが、フレーミング効果とこの工房の良さを引き立てています。

③織を引き立てる色・什器
織物とサンプル比較を何度も重ね、絹を一番引き立てるグレーを選びました。また、什器は既存と影で縁を切ることで一層抽象性をもたせています。

④オリジナル家具
西村織物のマテリアルを用いて3つの新たな家具プロダクトを開発しました。TANソファ、TANランプ、糸巻きスツールです。特にTANソファは反物を約5倍にした形状で、座ることもできるし、触って博多織の質感の良さを存分に感じられるプロダクトとなっています。

建築家によるテキストより
2025.1.30Thu
【ap job更新】 日本の伝統文化を基に、現代の生活に合わせた提案を行う「SIMPLICITY」が、インテリアデザイナーを募集中
【ap job更新】 日本の伝統文化を基に、現代の生活に合わせた提案を行う「SIMPLICITY」が、インテリアデザイナーを募集中
【ap job更新】 日本の伝統文化を基に、現代の生活に合わせた提案を行う「SIMPLICITY」が、インテリアデザイナーを募集中八雲茶寮 ©Kunihiko NOBUSAWA

日本の伝統文化を基に、現代の生活に合わせた提案を行う「SIMPLICITY」の、インテリアデザイナー募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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日本の伝統文化を受け継ぎ、守ること。
それは、常にその時代に合わせ革新することに他なりません。
SIMPLICITYは、日本が誇る伝統的な手法や感性を基に現代の生活に合わせたものづくりを行い、世界へ向けた上質で豊かな暮らしの提案を通じ次代の文化創造を目指します。

食、茶、菓子、工芸、デザインの5つの事業を展開しており、各事業部門において、幅広く人材を募集しております。

今回はデザイン部門のインテリアデザイナーの募集となります。

【ap job更新】 KIAS イシダアーキテクツスタジオが、建築意匠設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 KIAS イシダアーキテクツスタジオが、建築意匠設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 KIAS イシダアーキテクツスタジオが、建築意匠設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中Moss_Garden_Villa

KIAS イシダアーキテクツスタジオの、建築意匠設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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KIAS イシダアーキテクツスタジオが建築意匠設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中

KIAS イシダアーキテクツスタジオではプロジェクト業務拡大にともない、建築意匠設計スタッフを募集いたします。

イシダアーキテクツスタジオ(KIAS)は建築家、石田建太朗の主宰する建築設計事務所です。2019年に設計した軽井沢の「積葉の家」は英国の建築誌が主催するAR House Award 2020の優秀賞を受賞するなど海外メディアからも高い評価を受けています。日本のみならず海外へと活動の領域を広げていくなか、チームの一員として参加してくれるメンバーを募集します。

建築はその土地の歴史や気候そして環境を丁寧に読みとり、その文脈に呼応したスペシフィックなものでなければならないと考えています。その信念が素材や空間の設えに大きく影響することによって人を豊かにする美しい建築が成立すると信じています。

現在、美術館や企業の本社ビルなどのプロジェクトが進行中です。コンセプトデザインの段階からEnscape、Rhino3D、V-Rayなどのソフトウェアや模型などを使いデザインスタディを進め、デジタルモデリングで得られたデータを実施設計や現場に反映することにより造形力の高い建築作品も実現可能にしています。

30代のスタッフを中心とした明るい職場環境で、助け合いながら知識を吸収することができます。建築設計から監理まで責任を持って誠実に取り組んでいける方、建築の可能性を広げるデザインに挑戦する仲間として参加してくれる方をお待ちしています!

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