


ファラが設計した、ポルトガル・ポルトの「stand for circo de ideias」です。
ブックフェアの為の3m×3mのスタンドです。建築家は、24の金属部材を三次元のグリッドとして組み立て、周縁部に配した鏡で“複製され拡張される”空間を考案しました。また、部材の色彩は公園のクジャクとも予期せぬ対応関係を結びます。
こちらは建築家によるテキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)
ブックフェアにある数多くの標準的なスタンドの一つで、3メートル×3メートルの区画は、棚とカウンターを置く程度のためのものでした。予想どおり、予算は限られていました。このほとんど汎用的な設計条件の中で、このプロジェクトは自らの状態をインスタレーションとして受け入れつつも、期待される中立性は拒みます。その代わりに、すでにそこにあるものを活かして構成しています。すなわち、異なる断面の余りの金属プロファイルを、意図的に新鮮で、ほとんど過剰ともいえる色彩で再塗装したものです。
これらの要素は三次元のグリッドとして組み立てられ、わずかにアイゼンマンを想起させますが、彼のような衝突は伴いません。ここでは、同じ色のプロファイル同士が交わることは決してありません。それらは近づき、ためらい、交差ではなく結び目へと収まっていきます。全体で24の要素が、わずかにずらされた中央の柱を中心に配置されることで、全体としては直交的な論理の中に、静かな不安定さがもたらされています。
それ単体では、金属ストラクチャーは十分に機能しています。しかし第二の層がその読みを再定義します。内部の周縁は全面的に鏡で覆われています。24の要素は三方向に複製され拡張されることで、その物理的な限界を超える場を生み出します。本、来訪者、ときおり現れる鳥、そして周囲の公園は、絶えず取り込まれ、投影し返されます。当初は制約されていた箱は、やがてあり得ないような奥行きを示唆し始めます。
これらの色彩は、他のプロジェクトと並行して展開されたものであり、ほとんど偶然のようにも見えますが、この公園に生息するクジャクと予期せぬ対応関係を見出します。人が通り過ぎるとき、このインスタレーションは一瞬そのコンテクストと整合し、あたかも作られたものと偶然のものとがあらかじめ調整されていたかのようです。










