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畑友洋による、神戸の斜面に、木フレームにガラスをはめたボックスが浮遊する住宅「舞多聞の家」の写真

畑友洋のウェブサイトに、神戸の斜面に、木フレームにガラスをはめたボックスが浮遊する住宅「舞多聞の家」の写真が掲載されています

畑友洋のウェブサイトに、神戸の斜面に、木フレームにガラスをはめたボックスが浮遊する住宅「舞多聞の家」の写真が26枚掲載されています。

敷地は開発が進む新興街区の周縁にあたり、開発により丸ごと消えてしまった山の一部が残っている状態であり、その大部分が斜面地で立派な枝振りの樹木がうっそうと茂っている。初めてこの場所を訪れた私たちは、ここに住もうとする家族のみならず、街区全体にとってもこの場所はとても貴重な木立であると感じた。ちょうどその木立の中ほどに、斜面の向こうまで見通せる間口4mほどの隙間を、枝ぶりの間に見つけた私たちは、そこに空間を滑り込ませられないかと考えた。

それは枝ぶりが通り抜けてしまうようなスケールの中で、斜面に浮遊することから、歩を進める度に森の中を通り抜けるような体験と、周囲の木々との高さとの関係も変わり、木々を上り下りするような立体的な体験が生まれる、木立と一体となるような住空間のイメージであった。同時に、この場所に新しい建築が生まれることで、これ以上木立を傷めず、街区全体にとってこの地の木立をこれまで通り風景として共有できるものであって欲しいと考えた。

上部木造空間は、間口3.6mという周囲の木立の枝ぶりが通り抜けてしまうようなスケールで、内外一体となるような透明で自由度の高い内部空間とするため、水平力や水平面剛性を外部のトラス部分で負担させる、面外立体トラスという新しい構造形式を採用した。この言わば木造の籠には浮遊による強風圧及び地震力に対しての安全性が求められ、現代のプレカットと金物による局所に硬く脆い構造ではなく、我が国の伝統的な宮大工の技術による木組による柔らかい構造、つまり大きな外力に対して、ずれたり動いたりすることで柔らかく力を受けながすことが可能な構造によって実現された。
使用する材は、松を原木から宮大工が木取し、反り癖や倒れの向きを見極めて各所に使用しているため、驚くほど変形による暴れが小さいことに驚かされた。正に積み重ねられてきた知恵である。

ミースのバルセロナパヴィリオンを、大理石を白シートで覆うことで、構成を意識させるインスタレーションの写真

ミースのバルセロナパヴィリオンを、大理石を白シートで覆うことで、構成を意識させるインスタレーションの写真が、BIGのビャルケ・インゲルスのインスタグラムに投稿されています

ミース・ファン・デル・ローエのバルセロナパヴィリオンを、大理石を白シートで覆うことで、構成を意識させるインスタレーションの写真が、BIGのビャルケ・インゲルスのインスタグラムに投稿されています。
今回のインスタレーションは、バルセロナの建築家アンナ&ユージェニー・バッハ(Anna and Eugeni Bach)によるものです。
こちらのサイトにも写真が掲載されています。
インスタグラムの「バルセロナパヴィリオンタグ」にも写真がたくさん投稿されています。

ジャン・ヌーベルによる、ルーブル美術館アブダビの約8年の建設プロセスを3分にまとめたタイムラプス動画 ペーター・メルクリとハンス・ヨーゼフソンの、イギリスのハウザー&ワースでの展覧会「Josephsohn / Märkli A Conjunction」の会場写真

ペーター・メルクリとハンス・ヨーゼフソンの、イギリスのハウザー&ワースでの展覧会「Josephsohn / Märkli A Conjunction」の会場写真がwallpaper*に掲載されています

建築家ペーター・メルクリと彫刻家ハンス・ヨーゼフソンの、イギリスのギャラリー ハウザー&ワースでの展覧会「Josephsohn / Märkli A Conjunction」の会場写真が14枚、wallpaper*に掲載されています。
ギャラリーの公式サイトにも会場写真が20枚掲載されています
ハウザー&ワースは2014年に18世紀の農場を改修してオープンしたアート施設です。
以下は、その会場の様子も伝える動画です。

三分一博志のインタビュー動画「One with the Earths Cycle」(日本語) ジャン・ヌーベルによる、アブダビのルーブル美術館のハイクオリティな写真

ジャン・ヌーベルによる、アブダビのルーブル美術館のハイクオリティな写真がarchdailyに掲載されています

ジャン・ヌーベルの設計で完成しオープンした、アブダビのルーブル美術館のハイクオリティな写真が45枚、archdailyに掲載されています。

ピーター・ズントー自身の設計で2016年2月に完成した、スイスの新アトリエの写真

ピーター・ズントー自身の設計で2016年2月に完成した、スイスの新アトリエの写真が、Kuster Frey Fotografieに掲載されています

ピーター・ズントーの自身の設計で2016年2月に完成した、スイスの新らしいズントー事務所のアトリエの写真が11枚、Kuster Frey Fotografieに掲載されています。竣工後に撮影された写真なので事務所内の様子も興味深く見ることができます。こちらのPDFには小さいですが図面も掲載されています。
同事務所に勤務する日本人所員・杉山幸一郎のエッセイに、このアトリエを解説している回があるので、そちらを合わせて読むと理解が深まります。

デザインリサーチャーの木原共が、自身のプロジェクトを紹介して、ネット上で話題になっている記事『「物乞い」の行為をデザインする』

デザインリサーチャーの木原共が、自身のプロジェクトを執筆して、ネット上で話題になっている記事『「物乞い」の行為をデザインする』が、mediumにあります

デザインリサーチャーの木原共が、自身のプロジェクトを紹介して、ネット上で話題になっている記事『「物乞い」の行為をデザインする』が、mediumにあります。
ソーシャルブックマークのはてなブックマークで、約500のユーザーからブックマークされるなどして多くの人たちに閲覧されています。こちらで、そのコメントも読むことができます

ストリート・ディベートは路上で問題提起をし、世論を硬貨で可視化する職業である。これは、路上での「ものごい」に代わる行為でもあり、尊厳を損なわずにお金を稼ぐことができる誰もが出来る方法である。

路上で暮らすことを余儀なくされた人々が、友好的な会話を通して社会へ対等な立場で再接続する最初のステップとなることを目指している。

ロンドンではストリート・ディベートで1時間に平均13.5ポンドを稼ぎ、12.5人を議論に巻き込むことが明らかになっている。

現在もロンドンでは1 人のストリート・ディベーターが、通りすがりの人々にベーシックインカムの是非を問いながら日々の生活費を稼いでいる。

私たちはかつてないほど思想的に分断された社会の中を生きている。SNSがもたらしたエコーチェンバー現象による思想の分断が社会に歪みをもたらし、世界中の国の政治が極端なイデオロギーに傾き始めている。

社会の両極化を是正できるのはデモによる一方的な方法での思想の押し付けではなく、様々な背景から来た人が顔を合わせ、異なる立場を保ちつつ意見の違いを議論することではないだろうか?

ジャン・ヌーベルによる、完成したアブダビのルーブル美術館の内外の写真

ジャン・ヌーベルによる、完成したアブダビのルーブル美術館の内外の写真がdesignboomに掲載されています

ジャン・ヌーベルによる、完成したアブダビのルーブル美術館の内外の写真が12枚、designboomに掲載されています。

『外観の「著作者」は誰?監修者が敗訴』(日経アーキテクチャー)

『外観の「著作者」は誰?監修者が敗訴』という記事が、日経アーキテクチャーに掲載されています

『外観の「著作者」は誰?監修者が敗訴』という記事が、日経アーキテクチャーに掲載されています。こちらの関連記事として「竹中工務店を訴えた監修者、敗戦の弁」という記事も日経アーキテクチャーに掲載されています。
※どちらも閲覧にはログインが必要です。

MVRDVが中国・天津に完成させた、ホールに光る球体が配置され、それを取り巻くように曲面の書庫を配置した図書館の写真

MVRDVが中国・天津に完成させた、ホールに光る球体が配置され、それを取り巻くように曲面の書庫を配置した図書館の写真が、designboomに掲載されています

MVRDVが中国・天津に完成させた、ホールに光る球体が配置され、それを取り巻くように曲面の書庫を配置した図書館の写真が12枚、designboomに掲載されています。

イギリス国内の年間で最も優秀な作品を選ぶスターリング賞を、dRMMによる火災によって焼失した桟橋をオープンスペースとして復活させるプロジェクトが受賞

イギリス国内の年間で最も優秀な作品を選ぶスターリング賞を、dRMM・アーキテクツによる火災によって焼失した桟橋をオープンスペースとして復活させるプロジェクトが受賞しています。
プロジェクトの詳細は建築家のウェブサイトに。主催したRIBA(王立英国建築家協会)のサイトに結果が掲載されています。
以下は作品の動画です。

ピーター・ズントーが設計を進めている、ロサンゼルス郡立美術館(LACMA)の新しい画像

ピーター・ズントーが設計を進めている、ロサンゼルス郡立美術館(LACMA)の新しい画像が、designboomに掲載されています

ピーター・ズントーが設計を進めている、ロサンゼルス郡立美術館(LACMA)の新しい画像が13枚、designboomに掲載されています。
2016年8月8日頃公開されたイメージはこちら
2015年3月25日頃に公開された模型写真はこちら
2013年6月6日頃に公開された模型写真はこちら

OMAが会場構成を手掛けた、建築足場に注目した、NYの建築センターでの展覧会「Scaffolding」の会場写真

OMAが会場構成を手掛けた、建築足場に注目した、NYの建築センターでの展覧会「Scaffolding」の会場写真がdesignboomに掲載されています

OMAが会場構成を手掛けた、建築足場に注目した、NYの建築センターでの展覧会「Scaffolding」の会場写真が12枚、designboomに掲載されています。OMAの重松象平が手掛けた作品です。
会場自体も足場を使用して構成されています。
建築展の公式ページはこちらです。

2017年日本建築学会賞を受賞した小堀哲夫が新しく完成させた、福井の「NICCA INNOVATION CENTER」の内覧会が開催 [2017/11/18]


all photos©新井隆弘
 
2017年日本建築学会賞を受賞した小堀哲夫が新しく完成させた、福井の「NICCA INNOVATION CENTER」の内覧会が開催されます

2017年日本建築学会賞を受賞した小堀哲夫が新しく完成させた、福井の「NICCA INNOVATION CENTER」の内覧会が開催されます。開催日は2017年11月18日。リンク先で要事前申し込みです。
小堀は浜松の「ROKI Global Innovation Center」で2017年日本建築学会賞(作品)を受賞しています。

イノベーションを生むミュージアム
NICCA INNOVATION CENTER

オフィス、実験室、カフェ、役員、研究者、全ての人々の視線が立体的に交差するキューブ空間の連続は、ステージとしてプレゼンテーションの場であり、働き方がそのままミュージアムとなるオープンイノベーションセンターとなります。中央吹抜空間のスリットコンクリートは、太陽光を間接光として内部に取り入れつつも、福井の豊かな井戸水を利用して輻射で熱を取り除き、有効な光のみを収穫し、年間日照時間の短い福井でも一年を通じて明るい自然環境を感じられる空間を生み出しています。

その他の写真と概要を下記に掲載しています。

403architecture [dajiba]とモクチン企画の討議を藤村龍至がモデレートした「都市を変える?都市でつくる?」のtwitterでのレポート・感想・議論のまとめ

403architecture [dajiba]とモクチン企画の討議を藤村龍至がモデレートした「都市を変える?都市でつくる?」のtwitterでのレポート・感想・議論のまとめが、togetterにあります

403architecture [dajiba]モクチン企画の討議を藤村龍至がモデレートした「都市を変える?都市でつくる?」のtwitterでのレポート・感想・議論のまとめが、togetterにあります。
モクチン企画・連勇太朗による、イベント前のdajibaを批評するコメントと、それに応答した403橋本・辻によるモクチンの批評もまとめられており、若い世代の建築に対する姿勢考えが垣間見られるまとめとなっています。
藤村による、問題設定や、イベント後のまとめも興味深いです。
ウェブを活用した建築議論の実例としても興味深いです。

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