video archive
コールハースの住宅の家政婦や西沢立衛の森山邸の施主に注目した映像作品で知られるユニットのベカ&ルモワンヌが、岡啓輔の蟻鱒鳶ルに注目した動画「BUTOHOUSE」の予告編が公開されていました。
In Tokyo, a man builds his house alone, as an improvised Butoh dance.
Somewhere in the gigantic human anthill of Tokyo, a man resists to the infernal machinery of the great metropolis. Alone, for 15 years, he built this resistance in the form of a house. A shell? A cathedral? A folly? The work of Keisuke Oka escapes any simple definition.
We should rather speak of a world, a small universe built and thought in a rare freedom. Trained in butoh dance, an avantgarde choreographic movement born in Japan in the 1960s, Oka makes architecture a performance. Conceived day after day in the mode of improvisation, the space that slowly emerges is a form of moving meditation. A total work of art, the Arimaston building is the imprint in the concrete of a man’s life. This film tells this adventure at a very special moment in its history.
Following new urban regulations, the Arimaston building was recently threatened with destruction by the city of Tokyo for being too close to the street and neighboring buildings. The only solution would be to move it 10 meters back. Pending the outcome of the current trial, the site had to be stopped. Like the building, this film is an improvisation. Beka & Lemoine met Keisuke Oka by chance the day he chose to build, before the total stop of the project, the last 3 steps of the staircase that will lead to the top floor.
BUTOHOUSE is a film about concrete, illumination, perseverance and hope.
コールハースの住宅の家政婦に注目した映像や西沢立衛の森山邸の施主に注目した映像作品で知られるユニットBeka and Lemoine(ベカ&ルモワンヌ)の最新作は、ヴェネチアの洪水に注目した作品で、予告動画が公開されています。ヴェネチアの洪水に関してはこちらのニュース記事などでも取り上げられています。
こちらに2018年に行われたインタビュー(日本語)が掲載されています。またルイジアナ美術館制作の彼らへのインタビュー動画(約30分)はこちらに。
スノヘッタのクレイグ・ダイカース(Craig Dykers)とシェティル・トレーダル・トールセン(Kjetil Trædal Thorsen)が、2019年11月12日に行った講演の動画です。RIBA(王立英国建築家協会)とヴィトラ主催のイベントだそうです。
ディラー・スコフィディオ+レンフロのエリザベス・ディラーが、2019年11月11日にコロンビア大学で行った講演の動画です。
アーティストのオラファー・エリアソンが、2019年4月に東京で行った講演「アートをエコロジーの視点で見直すこと」のダイジェスト版です。日本語字幕付。
いよいよ2020年3月から東京都現代美術館で開催する「オラファー・エリアソン」展の関連プログラムとして、スペシャルトークを開催しました。国際的に活躍するアーティスト自身のこれまでの制作活動と来春の個展に向けての抱負を語ったダイジェスト版です。
「オラファー・エリアソン:アートをエコロジーの視点で見直すこと」
日時:2019年4月23日(火)
会場:東京都現代美術館 講堂
出演:オラファー・エリアソン
聞き手:長谷川祐子(東京都現代美術館 参事)
クリスチャン・ケレツの設計で2009年に完成した、スイスのロイチェンバッハ学校を特集したドキュメンタリー動画「チューリヒの灯台」です。日本語字幕付。建築家と、建物を使っている子どもたちのコメントも収録。こちらのサイトでは写真と図面を見ることができます。
※今のところ第1回目の動画が公開されている状況です。更新され次第随時追加していきます。
※第2・3回目を追加しました。
※第4回目を追加しました。
第1回目
2009年9月、スイス北部チューリヒのロイチェンバッハに新しい学校校舎がオープンした。最上階に体育館が設置され、そのユニークな設計は人目を引く存在だ。校舎を一つの岩のようだという人もいれば、宇宙船のようだという人もいる。建築工事のようすを映した映像と専門家の話を交えながら校舎の完成までを追った建築アーカイブシリーズ。
ギャラリー間での、アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー展を、建築家自身が解説している動画です。日本語字幕付。
MADのマー・ヤンソンのTEDでのプレゼンの動画「Urban architecture inspired by mountains , clouds and volcanoes」です。
へザウィック・スタジオの事務所内の様子を紹介する高クオリティの動画動画です。スタジオのグループリーダーを務めるリサ・フィンレー(Lisa Finlay)のインタビューと代表作の写真・動画も併せて紹介されていて見所が多いです。
メキシコの女性建築家フリーダ・エスコベドが、ハーバード大学で2019年10月に行った講演「Split Subject」の動画です。エスコベドは、2018年のサーペンタインパヴィリオンの設計を手掛けるなど国際的な注目を集めています。
ザハ・ハディド・アーキテクツとコックス・アーキテクチャーがコンペで勝利した、オーストラリアの「ウェスタン・シドニー空港」のCG動画です。2019年9月に完成した、ザハ・ハディド・アーキテクツらによる「北京大興国際空港」も弊サイトで特集して注目を集めました。
保坂猛建築都市設計事務所が設計した、東京の、延べ床約18m2の自邸「LOVE2 HOUSE」の高クオリティな動画です。制作は一条。保坂の解説(日本語)も収録されています。保坂のサイトで写真と図面も見ることができます。保坂は2005年に「LOVE HOUSE」という一件目の自邸を立てており、本作品は2件目の自邸です。
以下は建築家によるコンセプトテキストより。
自邸LOVE HOUSE(JT2006/1号)に10年住んだ。2015年から早稲田大学芸術学校の教員となり設計事務所との両輪の中で、早稲田と横浜の往復は思いのほか時間がかかった。両輪とともに自分自身の生活も気持ちよく駆動させるために、2件目の自邸LOVE2 HOUSEの建設を決めた。希望の場所で予算に合う29.53m2の土地を購入し、直ぐに2階建ての検討が始まったが、丁度その頃、江戸時代の庶民の長屋が9尺2間(9.6m2)で4人家族が生活していたということを本で読んでいた妻が意外にも「6坪は広い」と言い出した。そこから私は延床17.71m2の平屋での計画を始めた。
延床20m2を下回る戸建の参照事例として、鴨長明による方丈庵(一丈四方9.18m2)、ル・コルビュジェによるカップマルタンの小屋(16.85m2)、立原道造によるヒアシンスハウス(15.15m2)などがあり、3つに共通していることは、周辺環境と共にその小屋での生活全体をこよなく愛していたことだと私は思った。
3つの参照事例ではキッチンや浴室がなかったが、そういう要素も「ある」家とすること、さらに住居としての“ある”ことを突き詰めて行く中で、古代ローマ人がヴィラでの生活の理想とした5つの要素(学問、入浴、演劇、音楽、美食)を、この17.71m2の小さな家で実現させたいと考えた。毎日露天風呂に入り、300枚のレコードを十分な音量で楽しみ、土鍋で炊いたご飯を食べ、気に入った本を読む。また方丈庵にもあったように、この家にも宗教の要素(キリスト教)があり、疲れた時には聖書に依り頼む。
土地の購入後すぐに太陽光のシミュレーションを行うと冬の3ヶ月間、直射光が全く得られないことが判明し気落ちした。しかしそれは北欧で見た極夜と似たような光環境であると積極的に考え、冬の天空光を重視した天窓をもつメインの躯体を計画することとした。そして夏は南国を思わせるような直射光が燦々と注ぐようにし、年間を通してみれば地球上の広範囲の緯度の光環境を楽しんでいるような住空間がこの小なるものの中に現れるようにしようと考えた。それを具現化した建築は、軒先を町並みと揃え直線とし、屋根の上端をほんの少し湾曲させた2枚のHPシェルを、高さを違えて擡げかけたRCのシンプルな家型となった。
メインのRCの躯体から派生するサブの小壁7枚により、ダイニング、キッチン、寝室の3つのゾーンを分ける仕切りとし、かつ小壁の表面やエッジに段々を作り、その「段」に木棚板やキッチンカウンターなど乗せ、ペンや付箋など小物類を直に置いたりといった「乗せる」つくりとした。RCの躯体が側(大きなこと)としてだけでなく、生活の細かな設え(小さなこと)まで担ってくれる様が、この家には合うと考えた。
関祐介の設計で2019年5月に公開された、木板と現場打ちコンクリートのミニマルな什器が印象的な、京都でのバング&オルフセンのポップアップストアの写真が7枚公開されています。こちらのページにも本作品に関する日本語での記事が掲載されています。
以下は、本作品のメイキング動画。
B&O Pop up Kyotoの時の映像。 pic.twitter.com/NBxf40ylJi
— Yusuke Seki (@sek03) October 23, 2019





