佐藤伸也 / 佐藤伸也建築設計事務所による、奈良・生駒の、既存建物の意匠を継承し改修された飲食店「キニナル」

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佐藤伸也 / 佐藤伸也建築設計事務所による、奈良・生駒の、既存建物の意匠を継承し改修された飲食店「キニナル」

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佐藤伸也 / 佐藤伸也建築設計事務所による、奈良・生駒の、既存建物の意匠を継承し改修された飲食店「キニナル」です。

奈良県の近鉄生駒駅から徒歩数分にある既存建物を改修したプロジェクトである。
クライアントは、生駒市内で美容室を経営しており、生まれ育った生駒のまちを盛り上げたいという思いから、コーヒーとコッペパンの店を新規事業としてスタートさせた。

既存建物は、2階部分に連続するアーチのある外観が特徴的な建物で、周辺には市役所・保育園・病院などがある比較的に人通りの多い場所にあり、2~3階建ての住居や店舗が建ち並ぶ中に建っている。

アーチのような意匠は、場所・様式・時代など様々なことを連想しやすいものであるが、この地域に突然現れたものだろう。長年存在し続けたアーチは、この地域に根付き、ある種のランドマークにさえなっているように見えた。そこで、今回の改修では、この「アーチ」を生かす方法を選択した。

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以下、建築家によるテキストです。

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生駒のカフェ「キニナル(kininalu)」

奈良県の近鉄生駒駅から徒歩数分にある既存建物を改修したプロジェクトである。
クライアントは、生駒市内で美容室を経営しており、生まれ育った生駒のまちを盛り上げたいという思いから、コーヒーとコッペパンの店を新規事業としてスタートさせた。

既存建物は、2階部分に連続するアーチのある外観が特徴的な建物で、周辺には市役所・保育園・病院などがある比較的に人通りの多い場所にあり、2~3階建ての住居や店舗が建ち並ぶ中に建っている。

アーチのような意匠は、場所・様式・時代など様々なことを連想しやすいものであるが、この地域に突然現れたものだろう。長年存在し続けたアーチは、この地域に根付き、ある種のランドマークにさえなっているように見えた。そこで、今回の改修では、この「アーチ」を生かす方法を選択した。

□発芽的リノベーション
例えば、どこからか飛んできたタンポポの綿毛は、新たな場所に落ちて根を伸ばす。
やがて葉を増やしながら、どんどん大きくなり、花を咲かせる。
花が咲き終わると、タンポポは綿毛のついたタネをつくり始める。
たくさんのタネが、次々と空に飛び立ち、新たに仲間をふやしていく。

既存建物の「アーチ」が、まるでどこからか飛んできたタンポポの綿毛のように、地域に根を伸ばし、成長するときがやってきた。このリノベーションはいわゆる「発芽」である。
ファサード、照明、ロゴデザインなど、さまざまなところにアーチを展開させた。
この店が大輪の花を咲かし、生駒市を盛り上げるタネをたくさん飛ばすことを願っている。
      
■建築概要
名称:キニナル(kininalu)
用途:飲食店(コーヒー専門店、コッペパン)
所在地:奈良県生駒市
設計期間:2018.3-2018.5
工事期間:2018.5-2018.6
竣工年:2018.6
専有面積:88.70㎡(1階及び地下1階)
設計及びロゴデザイン:佐藤伸也/佐藤伸也建築設計事務所
照明:椋本真由子/むくもと照明設計事務所


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