



AMO / OMAによる、カタールでの展覧会「カントリーサイド:住む場所、去る場所ではない(Countryside: A Place to Live, Not to Leave)」です。
2020年のNYでの展示の新たな展開として企画されました。建築家は、アフリカからアジアに広がる山岳地形の“アーク”に焦点を当て、都市生活の代替案となるプロトタイプを探索しました。また、展示に加えてワークショップ・講義・実験なども行います。会期は、2026年4月29日まで。展覧会の公式ページはこちら。アーキテクチャーフォトでは、2020年の「カントリーサイド」展も特集記事として紹介しています。
こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)
AMO / OMAによる新しい展覧会「カントリーサイド:住む場所、去る場所ではない(Countryside: A Place to Live, Not to Leave)」が、カタール準備学校とカタール国立博物館で開幕しました。この展覧会は、カタール博物館がカタール開発基金(QFFD)、環境・気候変動省(MoECC)、ハッサド・フード、カラマーとの協力のもとで主催しています。
2020年にニューヨークのグッゲンハイム美術館のために制作された「カントリーサイド、ザ・フューチャー」を基盤としたこの新たなヴァージョンは、「ザ・アーク」に焦点を当てています。これは、世界人口の大半を合わせて有する地域を結びつけている広大な領域であり、南アフリカから東アフリカを経て、カタールおよび中央アジアを通り、東部中国にまで広がっています。主に山岳地形によって形づくられているこのアークは、長らく大規模な都市化に抗い、古くからの伝統が存続することを可能にしてきました。今日、この地域は急速な近代化の過程にあり、技術革新、デジタル・コネクティビティ、そして農業およびエネルギーにおける新たなアプローチによって推進されています。これらの変化は、より持続可能な方法で地球に居住するための手本となる新たなプロトタイプを生み出しており、カントリーサイドを都市生活に代わる、信頼性のある進化し続ける代替案として位置づけています。
この展覧会は、カタール準備学校とカタール国立博物館の二つの会場で構成されています。博物館では、インスタレーションが展覧会の主要なリサーチテーマを紹介し、学校で展開されるコンテンツや活動の予告を提示しています。学校での展示は、能動的な教育環境として機能しており、教室をリサーチ、議論、そして制作のための空間へと変化させています。それは、継続的に発展し続けるプロセスとして機能しており、学生、教師、そして招かれた参加者を巻き込んだワークショップ、講義、共同実験を通じて構成されています。屋外では、学校の敷地が砂漠地での栽培および持続可能な食料生産の実験場として使用されており、灌漑、水耕栽培、温室設計における新たな技術が適用され、観察されています。展覧会の期間を通じて、現地で制作された資料は、生きたドキュメントとしてまとめられ、プロジェクトの終了時に発表されるマニフェストとして結実します。








