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2020.12.04Fri
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安田アトリエの建築設計、内田デザイン研究所の内装設計による、京都市の宿泊施設「MUNI KYOTO」
photo©石黒守

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建材(外装・壁)安田アトリエランドスケープ・プラス熊谷組キルトプランニングオフィス環境トータルシステムイーエスアソシエイツ石黒守ZO設計室金箱温春建材(外装・その他)建材(内装・造作家具)建材(外装・建具)建材(外装・屋根)建材(内装・壁)建材(外装・床)建材(内装・床)安田幸一内田デザイン研究所図面あり淺川敏宿泊施設京都
安田アトリエの建築設計、内田デザイン研究所の内装設計による、京都市の宿泊施設「MUNI KYOTO」 photo©石黒守
安田アトリエの建築設計、内田デザイン研究所の内装設計による、京都市の宿泊施設「MUNI KYOTO」 photo©石黒守
安田アトリエの建築設計、内田デザイン研究所の内装設計による、京都市の宿泊施設「MUNI KYOTO」 photo©淺川敏
安田アトリエの建築設計、内田デザイン研究所の内装設計による、京都市の宿泊施設「MUNI KYOTO」 photo©淺川敏

安田アトリエの建築設計、内田デザイン研究所の内装設計による、京都市の宿泊施設「MUNI KYOTO」です。施設の公式サイトはこちら。

京都における建築と庭の関係は対等であり、庭の延長には借景というかたちで周辺環境と強く連続している。
大堰川の対岸から、あるいは渡月橋の上から敷地周辺の風景を眺めていると、小倉山などの山並みを背景として瓦屋根が重なり合い、水墨画を想起させる。この場所には新しい建築であっても京の長い歴史を継承し現在の風景の中に溶け込むように建つことが大切であると感じた。

また、MUNI KYOTOは、同じ建築主の所有である福田美術館の隣地であるため美術館と同じ勾配屋根と協調して美術館との一体感を保ちながら、嵐山地区の景観との自然な連続感も同じく重要であると認識した。

建築家によるテキストより

元々のイメージは「歴史ある邸宅に招かれたような体験」、「古都の名刹に建つ老舗ホテル」であった。嵐山や渡月橋、庭や樹木、借景は一等である。それらを連続してつなげ、建築とともに室内に取込むこと、その方法の深層にある長い時間に培われた和の美意識と現代、そして洋の東西をどう融和できるのか、ということが課題であった。

表層的にはシンプルでミニマルな現代空間であるが、その構成原理は、日本の伝統空間にあるような建築と一体となった奥行き感、庭と室内、風や視線が融通し、移り行く季節の変化やそれぞれの場面を意図的に取込むことである。日本文化に潜む表現の方法、その歴史と地層の上に静かに佇む現代の日本というイメージである。

デザイナーによるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

安田アトリエの建築設計、内田デザイン研究所の内装設計による、京都市の宿泊施設「MUNI KYOTO」 photo©石黒守
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安田アトリエの建築設計、内田デザイン研究所の内装設計による、京都市の宿泊施設「MUNI KYOTO」 image©安田アトリエ
安田アトリエの建築設計、内田デザイン研究所の内装設計による、京都市の宿泊施設「MUNI KYOTO」 image©安田アトリエ
安田アトリエの建築設計、内田デザイン研究所の内装設計による、京都市の宿泊施設「MUNI KYOTO」 image©安田アトリエ
安田アトリエの建築設計、内田デザイン研究所の内装設計による、京都市の宿泊施設「MUNI KYOTO」 image©安田アトリエ

以下、建築家とデザイナーによるテキストです。


安田アトリエ 安田幸一によるテキスト

京都における建築と庭の関係は対等であり、庭の延長には借景というかたちで周辺環境と強く連続している。
大堰川の対岸から、あるいは渡月橋の上から敷地周辺の風景を眺めていると、小倉山などの山並みを背景として瓦屋根が重なり合い、水墨画を想起させる。この場所には新しい建築であっても京の長い歴史を継承し現在の風景の中に溶け込むように建つことが大切であると感じた。

また、MUNI KYOTOは、同じ建築主の所有である福田美術館の隣地であるため美術館と同じ勾配屋根と協調して美術館との一体感を保ちながら、嵐山地区の景観との自然な連続感も同じく重要であると認識した。

奥行きのある敷地に対して、大堰川と並列に3棟を配置した。大堰川に大きく視界が開くカフェを有する北棟、川からセットバックし庭越しに嵐山を眺望する宿泊棟、敷地奥にはエントランスロビーを有する南棟とし、それぞれの間に特徴のある2つの中庭を設け、外部廊下で連結した。

宿泊棟は圧迫感を軽減するため中央で文節し、雁行させた。それぞれの棟から、クロマツの庭(白の庭)、水景の庭(黒の庭)、そして大堰川越しに嵐山、渡月橋の大パノラマを楽しむことができる。建築、庭、周辺環境のつながりを改めて意識できる構成となっている。

福田美術館前の大堰川上流側は湖面のようは水面であり、美術館の水鏡のような「静的な水」に対して、MUNI KYOTO前では堰を超えた下流側は水しぶきがあがっており、ホテルでは躍動する「動的な水」を表現している。

通常は埋蔵文化財保護のため地下は掘れないのであるが、以前建っていた宿泊施設の地下躯体の範囲を利用して地下にレストランと厨房、サロンおよび機械室などのバックスペースを設けることができカフェ棟と宿泊棟を繋いだ。

南棟の屋根は、金属と瓦の組合せた美術館と同じ仕様で葺き、宿泊棟と北棟は、周辺住宅との合わせた伝統的な銀鼠色の日本瓦で葺いている。嵐山を訪れる人々が、「MUNI KYOTOは昔からすでに建っていた」と錯覚してもらえるならば、それは設計者冥利に尽きると思っている。

 
内田デザイン研究所によるテキスト

新しい時代の百年思考「エッセンシャル・ホテル」−「間」と「余白」の風景

元々のイメージは「歴史ある邸宅に招かれたような体験」、「古都の名刹に建つ老舗ホテル」であった。嵐山や渡月橋、庭や樹木、借景は一等である。それらを連続してつなげ、建築とともに室内に取込むこと、その方法の深層にある長い時間に培われた和の美意識と現代、そして洋の東西をどう融和できるのか、ということが課題であった。

表層的にはシンプルでミニマルな現代空間であるが、その構成原理は、日本の伝統空間にあるような建築と一体となった奥行き感、庭と室内、風や視線が融通し、移り行く季節の変化やそれぞれの場面を意図的に取込むことである。日本文化に潜む表現の方法、その歴史と地層の上に静かに佇む現代の日本というイメージである。

換言するなら「間」と「余白」ということであるが、時間でも空間でもある「間」の両義性と緊張感の詰まった「余白」の構図から生まれる日本的感性の均整、絶妙なバランス感覚ということに集中したデザインことでもある。

ゲストは、その無と全の両方を同時に感じとり、眺めと音と光、細部の表情や手触りの微細な感覚と景色の移ろいに心を写す、そんな小さな発見に、嵐山で体験した忘れ得ぬ記憶を重ねてもらえたらと願う。

■建築概要

MUNI KYOTO
建設地:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3番
用途:ホテル
敷地面積:3,205.39 ㎡ 
建築面積:1,110.74 ㎡
延床面積:2,997.25㎡
構造:鉄筋コンクリート造、鉄骨造 地下1階、地上3階建て
客室数:21室
竣工:2020年05月
建築写真:石黒守 
内装写真:淺川敏
———
設計
建築設計・監理:安田アトリエ
内装設計・監理:内田デザイン研究所
構造:金箱構造設計事務所
設備:イーエスアソシエイツ一級建築士事務所 ZO設計室
電気:環境トータルシステム
ランドスケープ:ランドスケープ・プラス
特殊照明:キルトプランニングオフィス
申請:上野建築事務所
アートワーク:安藤雅信 イイノナホ 五十嵐威暢 稲田宗哉 国松希根太
———
施工
建築:熊谷組
空調・衛生:三晃空調
電気:住友電設
内装:綜合デザイン
客室木製建具・アルミルーバー:ジェネラルハードウェア
庭園:西武造園
庭石・床石:矢橋大理石
擁壁石壁:和泉屋石材店
外周石積:日日石材
水景設備:ベルックス
サイン:フロムトゥ
家具製作:霞工房、B&B Italia

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・床渡り廊下床

花崗岩 t25 J&P(矢橋大理石)

外装・屋根瓦屋根

陶器製瓦棒(ダイナワン)+金属葺 t0.7[銅金]
日本瓦(栄四郎瓦)+金属葺 t0.7[銅金]

外装・その他軒天

ステンレスt2.0 PHL アルミパネルt1.5 焼付塗装(菊川工業)

外装・壁外壁1

湿式外断熱工法漆喰調仕上 t105(東邦レオ)

外装・壁外壁2

アルミパネルt1.5 焼付塗装(菊川工業)

外装・壁擁壁石壁

石積み壁 t60-100(和泉屋石材店)

外装・建具客室建具

アルミクラディング木製引戸(ジェネラルハードウェア)

外装・建具ロビー・カフェ・ショップ・レストラン建具

ステンレスサッシ 焼付塗装(旭ビルウォール)

外装・その他隔て壁

St t4.5溶融亜鉛メッキ リン酸処理(愛和)

外装・その他ルーバー

アルミパイプ特注型押出し材 塗装(ジェネラルハードウェア)

内装・壁ロビー壁面

ビアンコカララ 水磨き仕上げ

内装・床レストラン床

特注品(TMI)

内装・壁レストランレセプション壁

漆風塗装[紅赤]

内装・壁レストラン壁

黒漆喰磨き仕上げ ポリーブル(原田左官工業所)

内装・床ダイニング床

極細ボーダー粗面 / B-ANS(国代耐火工業所)

内装・壁ダイニング壁

極細ボーダー粗面 / JB-GN,JB-GK(国代耐火工業所)

内装・造作家具ダイニングカウンター

積層ガラスカウンター[特注](三保谷硝子店)

内装・造作家具ダイニング造作家具

ナラ材[板目.柾目]うずくり加工染色仕上げ

内装・床レストラン・ダイニング水廻り床

FJORD GREY FJORD / Honed,Slate(アークテック)

内装・床スパ床

ホワイトオーク素地仕上げ(昭和洋樽製作所)

内装・壁スパ・ジム壁

エイジング塗装 ポーターズペイント(NENGO)

内装・床スパシャワー室床

FJORD GREY FJORD / Honed,Slate(アークテック)

内装・壁スパシャワー室壁

FJORD GREY FJORD / Honed,Slate(アークテック)

内装・壁客室壁

漆喰塗装
スタッコ塗装

内装・床客室床

ホワイトオーク素地仕上げ(昭和洋樽製作所)

内装・造作家具客室造作家具

ナラ材[板目.柾目]うずくり加工染色仕上げ

内装・床客室水周り床

FJORD GREY FJORD / Honed,Slate(アークテック)

内装・壁客室水周り壁

FJORD GREY FJORD / Honed,Slate(アークテック)

内装・壁レストラン・ダイニング水廻り壁

FJORD GREY FJORD / Honed,Slate(アークテック)

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2020.12.04 Fri 16:24
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    日程
    2020年12月5日(土)
    –
    12月13日(日)
    architecture|exhibition|remarkable
    青木淳学生建築展澤田航荻野紗齋藤悠太藤井雪乃山田寛太
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    東京藝術大学 青木淳研究室による建築展「シン・マサキキネンカン」が、東京藝術大学構内 正木記念館で開催されます。本展企画は、荻野紗、齋藤悠太、藤井雪乃、山田寛太の4名による(東京藝術大学美術学部建築科教授・青木淳、教育研究助手・澤田航)。
    会期は2020年12月5日~12月13日。入場無料。展覧会詳細は下部に掲載する資料を参照下さい。

    リリーステキストの青木が執筆した部分

    建築で「空間」と言うとき、それはなにもない場所という意味を指していません。建築の世界での「空間」とは、地面や、川や、樹木や、塀や、さてまた壁や床や天井などの、つまりは建築など、複数の事物があって、それらが張り巡らされている場、ということを指しています。その意味では、私たちのまわりには空間が満ちていて、逆に言えば、空間でない場を探す方がむずかしいのです。

    建築とは、そのような空間を扱う行為であり、そして、この世の中という、空間だらけのところでそれを扱うのですから、具体的には、すでにそこに存在しているあるひとつの空間に手を加える、ということになります。
    つまり、すべての建築は、広い意味でのリノベーションなのです。
    東京藝術大学建築科青木淳研究室では、こうした広い意味でのリノベーションに、修士1年生が共同して取り組み、実際にテンポラリーな形ではありますが、実現します。 

    しかし、テンポラリーなリノベーションとは、空間の側から言えば、「展覧会」そのものではないか、というのが、私たちの立場です。なぜなら、展覧会とは、ある空間を作品の配置によって、ある一定の時期に、もともとの場所とは違う空間にする行為であり、もしも「作品」を括弧にくくって見れば、それはテンポラリーなリノベーションとも言えると思われるからです。

    リリーステキストより
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    青木淳学生建築展澤田航荻野紗齋藤悠太藤井雪乃山田寛太
    2020.12.04 Fri 18:37
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    髙橋正嘉+原田小夜子 / ハイランドデザインによる、長野・安曇野市の、アトリエ付きの自邸「穂高有明の住宅」
    photo©西川公朗

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    architecture|feature
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    髙橋正嘉+原田小夜子 / ハイランドデザインによる、長野・安曇野市の、アトリエ付きの自邸「穂高有明の住宅」 photo©西川公朗
    髙橋正嘉+原田小夜子 / ハイランドデザインによる、長野・安曇野市の、アトリエ付きの自邸「穂高有明の住宅」 photo©西川公朗
    髙橋正嘉+原田小夜子 / ハイランドデザインによる、長野・安曇野市の、アトリエ付きの自邸「穂高有明の住宅」 photo©西川公朗

    髙橋正嘉+原田小夜子 / ハイランドデザインによる、長野・安曇野市の、アトリエ付きの自邸「穂高有明の住宅」です。

    日本有数の山々が連なる北アルプスの麓にあるアトリエ付きの自邸です。

    都会での生活よりも自然のなかでの暮らしを求めて、長野県安曇野市に移住したのが約5年前。当初はまだ土地勘もなく、移住先での環境に馴染めなかったことも考慮して賃貸住宅に住みながら自邸を建てるための土地探しを始めました。建物のイメージを最初から持たずに気になる土地を手当たり次第見に行き、やっとのことで気になる土地を見つけ、設計をはじめることにしました。

    建物を構成する要素や納まりはもちろんのこと、住宅としての各機能が主体性をもつのをやめ、極力シンプルにし、それぞれがフラットな関係になることを心がけることで、空間としての自由さを表現できるのではないかと私たちは考えました。

    建築家によるテキストより
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    建材(内装・天井)ハイランドデザインラケンネ原田小夜子建材(内装・設備)建材(外装・建具)建材(内装・水廻り)建材(内装・浴室)建材(内装・キッチン)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・壁)建材(外装・床)建材(内装・床)図面あり髙橋正嘉長野西川公朗住宅
    2020.12.04 Fri 07:06
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    安藤忠雄が、イタリアの歴史あるデザイン・建築誌「domus」のゲストエディターに。2020年はデイビッド・チッパーフィールドが務めたポジション

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    architecture|design
    安藤忠雄
    安藤忠雄が、イタリアの歴史あるデザイン・建築誌「domus」のゲストエディターを務めるそうです
    www.domusweb.it

    安藤忠雄が、イタリアの歴史あるデザイン・建築誌「domus」のゲストエディターを務めるそうです。2020年はデイビッド・チッパーフィールドが務めたポジションです。domusは1928年にジオ・ポンティによって創刊された雑誌だそう。

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    安藤忠雄
    2020.12.04 Fri 06:37
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    2020.12.03Thu
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