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デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、アメリカ・ニューヨークの集合住宅「11-19 Jane Street」。周辺環境のコンテクストや内部の住戸タイプとも関連する繊細なデザインのファサードが特徴
photo©James Ewing / JBSA

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architecture|feature
集合住宅ニューヨークアメリカデイヴィッド・チッパーフィールド図面あり
デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、アメリカ・ニューヨークの集合住宅「11-19 Jane Street」。周辺環境のコンテクストや内部の住戸タイプとも関連する繊細なデザインのファサードが特徴It occupies the site of a former garage and completes the streetscape photo©James Ewing / JBSA
デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、アメリカ・ニューヨークの集合住宅「11-19 Jane Street」。周辺環境のコンテクストや内部の住戸タイプとも関連する繊細なデザインのファサードが特徴The south-facing entrance towards Jane Street photo©James Ewing / JBSA

デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツが設計した、アメリカ・ニューヨークの集合住宅「11-19 Jane Street」です。周辺環境のコンテクストや内部の住戸タイプとも関連する繊細なデザインのファサードが特徴的な建築です。

以下は、建築家によるテキストの翻訳です

グリニッジ・ビレッジ歴史地区の北西端に位置するジェーン・ストリートは、主に19世紀と20世紀に建てられた赤レンガのタウンハウスと大きなアパートが混在しているのが特徴です。この新しいアパートメントビルは、1920年代に2階建ての駐車場があった場所に建てられました。6階建てのこの建物は、地下駐車場、メゾネット式タウンハウス、ワンフロアを使用したアパートメント、ペントハウスで構成されています。周囲の構造物の大きさの違いを調整しながら、挿入されたボリュームは、通りのスケールを尊重すると同時に、その建築的背景を反映しています。

通りから見える5階建ての部分は、周辺のレンガ造りのタウンハウスを現代風にアレンジしたもので、ベース、ミドル、クラウンの明確な分節を持っています。エントランスのスケール、窓のリズム、マリオンやストリングコース(建物の外壁にある水平な装飾的な帯)の使用は、ウェストビレッジの豊かでドメスティックな建築を参考にしています。また、ファサードの色や素材にも地元のコンテクストが反映されています。

建物は左右対称の構成で、タウンハウスのエントランスは1階の両端のくぼみにあります。中央にはアパートメントとガレージのための大きなダブルエントランスがあります。窓のデザインは、住宅の構成要素ごとに異なります。例えば、メゾネット式タウンハウスにはバルコニー付きのフランス窓があり、2層あるワンフロアを使用したアパートメントにはコンクリートのマリオンで仕切られた広い開口部があります。
最上階のペントハウスは天井が高く、通りから離れています。柱と梁だけのシンプルな構造で、大きな窓からはプライベートガーデンが見渡せるようになっています。

1階部分には赤い顔料を使ったコンクリートが使用されており、彫刻のような強い存在感を放っています。上階はローマン・ブリックで覆われており、ストリングコース、リンテル(まぐさ)、マリオンは同じ赤のコンクリートで、全体に微妙な色の変化を与えています。通りの正面は、突き出たコーニスで覆われています。このコーニスは、1階と2階の間にある突起したストリングコースに呼応しており、ファサードに特別な影と分節を与えています。

屋外にはブロンズの手すりや窓やドアのフレーム、共用部にはテラゾーの床など、抑制されながらも堅実な素材が随所に使われています。タウンハウスとアパートメントには、カッラーラ大理石とナチュラルオークの床が採用されています。ルーフテラスとリアガーデンは、ベルギーのランドスケープアーキテクトであるピーター・ヴィルツによってデザインされ、すべてのアパートメントが自然とのつながりを持てるようになっています。

以下の写真はクリックで拡大します

デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、アメリカ・ニューヨークの集合住宅「11-19 Jane Street」。周辺環境のコンテクストや内部の住戸タイプとも関連する繊細なデザインのファサードが特徴The six-storey building sits in Greenwich Village Historic District photo©James Ewing / JBSA
デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、アメリカ・ニューヨークの集合住宅「11-19 Jane Street」。周辺環境のコンテクストや内部の住戸タイプとも関連する繊細なデザインのファサードが特徴The colour and materials reflect the local context of West Village photo©James Ewing / JBSA
デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、アメリカ・ニューヨークの集合住宅「11-19 Jane Street」。周辺環境のコンテクストや内部の住戸タイプとも関連する繊細なデザインのファサードが特徴The south-facing entrance towards Jane Street photo©James Ewing / JBSA
デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、アメリカ・ニューヨークの集合住宅「11-19 Jane Street」。周辺環境のコンテクストや内部の住戸タイプとも関連する繊細なデザインのファサードが特徴The elongated handmade brick creates natural colour variations and texture photo©James Ewing / JBSA
デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、アメリカ・ニューヨークの集合住宅「11-19 Jane Street」。周辺環境のコンテクストや内部の住戸タイプとも関連する繊細なデザインのファサードが特徴An apartment interior designed by a local interior designer photo©Evan Joseph
デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、アメリカ・ニューヨークの集合住宅「11-19 Jane Street」。周辺環境のコンテクストや内部の住戸タイプとも関連する繊細なデザインのファサードが特徴An apartment interior designed by a local interior designer photo©Evan Joseph
デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、アメリカ・ニューヨークの集合住宅「11-19 Jane Street」。周辺環境のコンテクストや内部の住戸タイプとも関連する繊細なデザインのファサードが特徴An apartment interior designed by a local interior designer photo©Evan Joseph
デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、アメリカ・ニューヨークの集合住宅「11-19 Jane Street」。周辺環境のコンテクストや内部の住戸タイプとも関連する繊細なデザインのファサードが特徴The garden to the rear is designed by landscape architect Peter Wirtz photo©Evan Joseph
デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、アメリカ・ニューヨークの集合住宅「11-19 Jane Street」。周辺環境のコンテクストや内部の住戸タイプとも関連する繊細なデザインのファサードが特徴The windows and mullions reference the surrounding domestic architecture photo©Evan Joseph
デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、アメリカ・ニューヨークの集合住宅「11-19 Jane Street」。周辺環境のコンテクストや内部の住戸タイプとも関連する繊細なデザインのファサードが特徴It occupies the site of a former garage and completes the streetscape photo©James Ewing / JBSA
デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、アメリカ・ニューヨークの集合住宅「11-19 Jane Street」。周辺環境のコンテクストや内部の住戸タイプとも関連する繊細なデザインのファサードが特徴 image©David Chipperfield Architects
デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、アメリカ・ニューヨークの集合住宅「11-19 Jane Street」。周辺環境のコンテクストや内部の住戸タイプとも関連する繊細なデザインのファサードが特徴 image©David Chipperfield Architects
デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、アメリカ・ニューヨークの集合住宅「11-19 Jane Street」。周辺環境のコンテクストや内部の住戸タイプとも関連する繊細なデザインのファサードが特徴 image©David Chipperfield Architects
デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、アメリカ・ニューヨークの集合住宅「11-19 Jane Street」。周辺環境のコンテクストや内部の住戸タイプとも関連する繊細なデザインのファサードが特徴 image©David Chipperfield Architects

以下、建築家によるテキストです。


On the north-western edge of the Greenwich Village Historic District, Jane Street is characterised by a mix of red brick townhouses and larger apartment blocks, mainly dating from the nineteenth and twentieth centuries respectively. This new apartment building is located on a site previously occupied by a 1920s, two-storey parking garage. The six-storey building comprises basement parking, duplex townhouses, lateral apartments, and a penthouse with its own roof garden. Mediating between the different sizes of the surrounding structures, the inserted volume both respects the scale of the street and reflects its architectural context.

The five storeys that can be seen from street level offer a contemporary interpretation of the surrounding brick townhouses, with a distinct articulation of base, middle and crown. The scale of the entrances as well as the rhythm of the windows, combined with the use of mullions and string courses, reference the rich domestic architecture of the West Village. Local context is also referenced through the colours and materials of the façades.

The building has a symmetrical composition, with the townhouse entrances recessed at either end of the ground floor. In the centre is the larger double entrance for the apartments and the garage. The windows differ in design for each element of the residential scheme. The two-storey townhouses, for example, have balconied French windows, while the lateral apartments on the two storeys above have broader openings divided by concrete mullions. The penthouse at the top, with its higher ceilings, is set back from the street. It can be read as a simple post and beam structure, framing large windows that overlook a private garden.

Red pigmented concrete is used for the ground floor giving it a strong sculptural presence. The upper storeys are clad in Roman brick, with string courses, lintels and mullions in the same red concrete, providing subtle colour variations throughout. The street front is crowned by a projecting cornice, which echoes the projecting string course between ground and first floors and gives extra shadow and articulation to the façade. The structure of the penthouse also uses red concrete.

Restrained but solid materials are used throughout, with bronze railings and window and door frames outside and terrazzo floors in the communal areas. The townhouses and apartments feature Carrara marble and natural oak floors. The roof terrace and a rear garden are designed by Belgian landscape architect Peter Wirtz ensuring that all apartments have a connection to nature.

■建築概要

Project start:2015
Construction start:2017
Completion:2021
Gross floor area:3,500m2
Client:Edward J. Minskoff Equities, Inc.
Architect:David Chipperfield Architects London
Directors in charge:David Chipperfield, Billy Prendergast
Project architect:Gonçalo Baptista, Mattias Kunz, Peter Jurschitzka
Project team:Gabriel Fernandez, Clemens Gerritzen, Johannes Leskien, Mattia Lusignani, Ana Martins, Francis Naydler,Tobias Rabold, Martin Reynolds
Landscape architect:Wirtz International nv
Lighting:Arup Ltd.
Contact architect:Montroy Andersen DeMarco
Structural engineer:Ysrael A. Seinuk P.C.
MEP:Buro Happold Ltd.
Building envelope:Wiss, Janney, Elstner Associates, Inc.
Civil engineer:Philip Habib & Associates, P.E., P.C.
LPC consultant:Higgins Quasebarth & Partners
Construction:Sciame Construction, LLC
Project manager:EJME
Photography:James Ewing / JBSA

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2021.04.09 Fri 21:12
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    小野寺匠吾建築設計事務所による「本棚 [R]」
    photo©三嶋一路

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    architecture|design|feature
    プロダクト金田泰裕小野寺匠吾三嶋一路建材(内装・造作家具)BEAMINGケイモク
    小野寺匠吾建築設計事務所による「本棚 [R]」 photo©三嶋一路
    小野寺匠吾建築設計事務所による「本棚 [R]」 photo©三嶋一路
    小野寺匠吾建築設計事務所による「本棚 [R]」 photo©三嶋一路

    小野寺匠吾建築設計事務所が設計した「本棚 [R]」です。

    友人のオフィスに設置するための本棚を設計した。

    この棚は、棚板・背板梁・側板柱の3つのシンプルな要素で構成されている。それぞれの要素を構造的な観点から丁寧に価値付けしていくことで、市販の棚にはないアプローチで棚を再構築することを目指した。物を置くという行為=負荷と、棚の構成部材のスケールがインタラクティブに関係し合っている。

    特に注意を払ったのが、背板梁を棚の中央部に設置し、スパンに応じて梁せいが最適化されるような方針とすることで、恣意的に設定された側板の間隔に対して形態が応答する、まさに植物の幹や枝の断面径が受けた外力の履歴によって最適化されていくようなシステムと同じ仕組みとなっている。

    建築家と構造家によるテキストより

    撮影においても同様に「荷重の可視化」にトライした。

    雑誌1冊を1単位としてそれぞれの棚板が負担できる荷重を象徴的に表すような構成とした。棚板が担保する荷重があらかじめ設定されていることで、使い手側は可視化された荷重に基づいて棚を使用することになる。言い換えると、軽いものしか置けない場所が意図的に設定されていることで、ぎっしり本を詰め込むだけではなく、自動的に粗密が生まれたり、機能性を伴った感覚的な本棚が生まれたと思っている。

    建築家と構造家によるテキストより
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    プロダクト金田泰裕小野寺匠吾三嶋一路建材(内装・造作家具)BEAMINGケイモク
    2021.04.09 Fri 16:09
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    子浦 中 / シオ建築設計事務所による、東京・台東区の、旧社員寮を改修したオフィスとアートスペース「花園アレイ」。起業家とアーティストによる地域社会の創生拠点を構想
    photo©淺川敏

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    architecture|feature
    solsoタイムアンドスタイルカッシーナ・イクスシービルシステムシオ建築設計事務所杉尾篤照明設計事務所子浦中建材(外装・床)建材(外装・その他)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・家具)建材(内装・その他)台東区図面ありリノベーションコンバージョン事務所コミュニティ施設東京ギャラリー淺川敏
    子浦 中 / シオ建築設計事務所による、東京・台東区の、旧社員寮を改修したオフィスとアートスペース「花園アレイ」。起業家とアーティストによる地域社会の創生拠点を構想正面外観。正面がエントランス、左が花園ガーデン、右がアウトドアラウンジのパーゴラである。 photo©淺川敏
    子浦 中 / シオ建築設計事務所による、東京・台東区の、旧社員寮を改修したオフィスとアートスペース「花園アレイ」。起業家とアーティストによる地域社会の創生拠点を構想花園ガーデンを見る。路地のようにコンクリートベンチや植栽、くつろぐ人などがあふれ出している。1F のオフィスは花園ガーデンからアクセスすることが出来る。 photo©淺川敏
    子浦 中 / シオ建築設計事務所による、東京・台東区の、旧社員寮を改修したオフィスとアートスペース「花園アレイ」。起業家とアーティストによる地域社会の創生拠点を構想オフィス。基本面積 38 m²で4人~6人向けのサイズである。隣を借りて会議室に使ってもいいし、使い方は自由になっている。 photo©淺川敏

    子浦 中 / シオ建築設計事務所が設計した、東京・台東区の、旧社員寮を改修したオフィスとアートスペース「花園アレイ」です。起業家とアーティストによる地域社会の創生拠点を構想されました。施設の公式サイトはこちら。
    また、本建築内のギャラリー「The 5th Floor」にて、東京藝大中山英之研究室の建築展「部屋の中の100倍の世界」が行われています。会期は2021年4月11日まで(要事前予約)。

    東京メトロ根津駅から徒歩で5分ほどの池之端界隈は、昔から路地の多い街である。この地域の路地は、恐ろしく濃い人間関係と他人を意識せざるを得ないコミュニティを生み出し、そして地域の文化を作ってきた。そこにひっそりと馴染みつつ、しかしこの地域には似合わないヴォリュームの築50 年の『花園寮』という名の社員寮があった。花園寮の平面計画を眺めていると、路地に面する長屋式に連結した町家の平面形状に似ていることに気付いた。現地調査をすると生垣、季節の飾り、植栽、段差、電信柱、ブロック塀、マンホールといった路地にある特徴的な要素が見つかった。

    建築家によるテキストより

    本計画では、もう誰も住んでいないこの花園寮をスタートアップ企業向けのオフィスとアートスペースに改修し、地域に新しく受け入れられていくため、地域の特徴である路地を新しく作ることにした。この路地を中心に寮を磨き直すことで新しい地域の一面が外に出ていき、地域の憩いや潤いができる公園のような場所、地域住民と入居者の出会いの場所、入居者同士が親密なコミュニケーションを築け、次のビジネスにつながる場所を目指した。

    建築家によるテキストより

    ここには今後社会にインパクトを与える特出した人が集まり、支える場になるようにスタートアップ企業に優しい家賃設定になっている。そのため内外装とも極めてシンプル、そして築50年の建物を生かすことをコンセプトにしている。
    外装は、ほぼ既存のままで路地を作った。路地には、賑わいが生まれるようにベンチやアウトドアラウンジ、路地や公園のようになるように路地にある植物を植えた。内装は、新しくなっても社員寮だったことがわかるように、間仕切りや押入の跡、浴室のタイルの形のままのモルタル、新築当時のコンクリートの様子などを残すことにした。

    建築家によるテキストより
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    solsoタイムアンドスタイルカッシーナ・イクスシービルシステムシオ建築設計事務所杉尾篤照明設計事務所子浦中建材(外装・床)建材(外装・その他)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・家具)建材(内装・その他)台東区図面ありリノベーションコンバージョン事務所コミュニティ施設東京ギャラリー淺川敏
    2021.04.09 Fri 12:21
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    40歳未満の建築家を対象とする「ARTPLAZA U_40 建築家展」が、全国からの出展者を募集

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    40歳未満の建築家を対象とする「ARTPLAZA U_40 建築家展」が、全国からの出展者を募集
    40歳未満の建築家を対象とする「ARTPLAZA U_40 建築家展」が、全国からの出展者を募集しています
    u40architects2020.wixsite.com

    40歳未満の建築家を対象とする「ARTPLAZA U_40 建築家展」が、全国からの出展者を募集しています。磯崎新が設計した大分のアートプラザ(旧大分県立大分図書館)を会場とし行われる建築展です。募集締切は2021年5月7日まで。過去11回の展覧会のアーカイブはこちらから閲覧可能です。【ap・ad】

    今年で12回目となる「ARTPLAZA U_40 建築家展」

    大分出身で国際的建築家の磯崎新氏設計のアートプラザを会場に40歳未満の若手建築家たちの「表現の場」としてきました。
    この会は2010年に大分にゆかりのある40歳未満の若手建築家により発足し、出展者を更新しながら、毎回それぞれの個性溢れる展覧会となっています。

    これまで、出展者の対象を大分や九州にゆかりのある建築家に限定しておりましたが、今年は全国から公募し、より開かれた展覧会になることを目指しています。

    リリーステキストより

    概要
    ARTPLAZA U_40 建築家展 2021
    会期:2021年11月16日(火)~11月22(月)
    会場:アートプラザ アートホール
    ※新型コロナウイルス感染症の影響により、中止の可能性もあります。

    リリーステキストより
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    チームラボアーキテクツによる、千葉・流山市の保育園「キッズラボ南流山園」
    photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht

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    チームラボアーキテクツによる、千葉・流山市の保育園「キッズラボ南流山園」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht

    チームラボアーキテクツが設計した、千葉・流山市の保育園「キッズラボ南流山園」です。

    情報社会となり働き方は劇的に変化し続けています。情報社会以前のように、働き始めてから定年まで同じ仕事・同じ職業をし続けるというより、職能を変化させながら、異なる職能の人々と共同で何かを実現(共創)する必要性があります。
    そういった時代の中で、幼児期から多様性を肯定し、多様な人々と共に過ごす体験ができる場所が必要だと考えます。

    また、情報社会で必要な能力のひとつとして、空間認識能力があります。例えば、複雑で立体的な森や山のように、視覚だけでは空間全体を把握するのが難しい身体が不安定な場所で、身体と脳を同時に使うと鍛えられると言われています。

    空間とは、その場所にいる人々に変化を与えることができる場所です。
    多様性を肯定する空間であれば、人々は多様性を肯定するようになり、不安定な場所で身体を動かしたくなる空間をつくれば、おのずと空間認識能力が鍛えられます。

    保育園を通じて、情報社会で必要な経験を積むことで、子供たちが情報社会で必要なマインドを持つきっかけになることを願います。

    建築家によるテキストより
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    教育施設千葉ビンセント・エシテチームラボアーキテクツ
    2021.04.09 Fri 07:31
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